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埼玉県には63の市町村があります。
これは北海道・長野県について全国3位の数です。
市の数だけで言えば40市あって、これは日本の都道府県で最多のお数です。
そんな埼玉県では、ちょっと移動するだけでもすぐ別の市区町村に突入してしまいます。
私は今、埼玉県の北東部・羽生市・和羽生駅にいます。
すぐ北は利根川を挟んで群馬県、東に向かえば栃木県や茨城県の県境も近いです。
ここから埼玉県内を通って東京に向かうと、果たしてどれだけの市境・町境をまたぐことになるのでしょうか。
そこで今回は、できるだけ市区町村の境をまたがずに、最短で羽生から東京に向かうにはどうすれば良いかを検証してみることにしました。
ルールはこんな感じで設定してみました。
市区町村の境をまたぐために60分を加算。
羽生駅からスタートして東京都の千代分までのタイムに、この時間を追加した合計時間が最終結果となります。
自分の足と公共交通機関以外の利用は禁止。
有料特急新幹線の利用は禁止としました。
事前の調査の結果、これなら最短タイムでいけそうだなというものが出てきたので、実際にこれが可能なのか検証してみることにしました。
まずは最初羽生駅の方から南に南下して行っていきたいなと思ったんですが、この境のところ、かの人の境のところがなんやら複雑になっているので、これをどうやって回帰すればいいかというようなところが最初の疑問になってくるかと思います。
では早速改札を通過して、この9時51分東部動物公園駅ですね、こちらの方に乗り込んでいきたいなと思います。
乗り込むのは東部伊勢崎線。方面的には北千住・浅草の都内の方に向かっていくことができる、そういった路線になっています。
窓は電車に揺られて南の方へとどんどん向かっていきます。
やっぱり外の風景は田んぼだったり畑だったりそういった風景が中心になってくる、そういったところが県の北の辺り、県北部の風景といったところでしょうか。
埼玉県は川も多くて平地も大きく広がっているということがあって、こういった水田、田んぼというような土地の利用の仕方が結構盛んに見られるところかなというふうに思います。
走行しているとすぐにお隣の駅ですね、南羽生駅へと到着しました。
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さてここで一旦ですね、私は電車を降りることにします。
というのも先ほどの地図でも見た鹿児島の境の部分ですね。
あそこをこのまま電車に乗ってしまうと複雑な足境によって羽生市と鹿児島を何回も行ったり来たりしてしまうと、そういうことになるということで今回南羽生駅からは徒歩で鹿児島の方に向かっていきたいと思います。
南羽生駅初めて降り立ちましたが、果たして駅前の様子はどんな感じなんでしょうかということで様子を見てみますと、こじんまりとした駅舎があって、その駅前にですねロータリーみたいなものが多少広がっているのかなといったところですかね。
ターミナル駅の隣の駅ということで住宅街みたいなのが広がっているのかなというようなイメージですね。
まずはここから線路沿いに進んでいって、一路、鹿児島方面に向かって進んでまいります。
羽生市って結構難読と言われることがあったイメージがあります。
というのも自分が小さい時は将棋の羽生義晴さんが同じ羽に生まれるという字を書いていて、これが羽生なのか羽生なのかというのがよく本題として取り立てていたイメージがあります。
ただちょっと前にフィギュアスケートの羽生勇太郎君が登場して、羽生という読みがぶれづらくなったんじゃないかなと思っています。
羽生市にある神社に羽生勇太郎君が願掛けに集まってくるとかそういう話もあったりするので、羽生市は羽生勇太郎様様ですね。
歩いているとバス停を見つけました。アイアイバスというコミュニティバスですね。運行は平日の1日2本のみということで、今回はちょっと利用を見送らせていただきました。
国道125号の方に入っていきます。国道125号は千葉の香取市から茨城県を経由して、埼玉県の鎌原市まで延びる国道ですね。
というわけで国道を歩いていると、カゾ市の境に到達することができました。ここまで長かった羽生市とはお別れして、カゾ市の方にここからは入っていきます。
ちなみにカゾではなくカゾが新しい発音らしいです。
田んぼの中にシラサギですかね。がいます。2匹いましたね。
埼玉県の県の鳥はシラコバトなんですが、川とか田んぼが埼玉県多いこともあって、こういったサギの方がよく見かける気がします。
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県の鳥はシラサギとかでいいんじゃないかなと思っています。
集落の合間に小さな神社がありました。
ツーデン神社とかツードノ神社とか言うらしいんですが、もともとザオウゴンゲンが祀られていて、ザオウドノ、ゾウドノ、ズドノ、ツードノというようにどんどん生まれていった結果、今の神社の名前がついたと言われています。
恋と人形という看板が出てきました。
車通りも大きくなってきた道に出てきました。
実は今歩いている道は直接カゾウ駅に向かうのではなくて、少し遠回りをしてある場所を目的地に向かっているものになっています。
その目的地というのがこちら。
いろんなバスが並んでいますが、こちらバスの車庫になっています。
奥の方に見えるカラフルなバスは先ほどのバス停にあったコミュニティバスのアイアイバスですね。
歩く時間が長くなってしまうとどうしても時間が読めないということがあったので、今回少しでも距離を短くしようということで、途中にあったこのカゾウ車庫からバスに乗ってカゾウ駅方面に向かうことにしました。
ちゃんとカゾウ駅、北口駅ありますね。
そして本日は土日祝日、今10時45分なので次が10時52分がありそうです。
念には念を入れて、アプリで実際に次のバスがいつかというのを確認してみると、ありましたね。
10時52分発は5分後に発車予定。ちょうどいいですね。
徒歩していると停留所の方にバスがやってきました。
駅までそんなに遠くないですから乗客も私一人だけで悠々と出発しております。
遠くないといっても1キロほどはありますので、やっぱりここはバスに乗った方が体力的にも時間的にも節約につながるというわけですね。
そして誰一人乗客を新たに乗せないまま、カゾウ駅北口の停留所の方へと向かっていきます。
カゾウ駅前のロータリーに差し掛かってくると、遠くにはコインの盛りが流れているのがわかりますね。
カゾウ市ではシーズンでもないのにコインの盛りが街中のいたるところにあったり、また街中のいろんなところにコインの盛りのイラストを見ることができます。
というのもカゾウ市はコインの盛りの生産量が日本一の市区町村なんです。
明治の初め、笠や蝶賃の職人だった人たちが復興でコインの盛り作りを始めたのですが、
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次第にその品質が良いということが認められ始めて、一大産地となっていったというのでです。
次の電車は11時17分発、久喜行きですね。
ちょっと時間は空いてしまいますが、こちらの電車の方に乗っていきたいと思います。
もっと乗り継ぎがスムーズにできる時間帯などを選べば、より短い時間で移動することができるかもしれませんね。
そしてカド市から久喜市へはこの電車の中での越境となります。
この田園風景が広がる中で小さい水路を今通過しました。
江戸時代初期に整備された農業用の水路である6号堀側で久喜市に到着します。
これでようやく2つ目の越境ですね。
走行していると久喜駅に到着します。
ここで電車の乗り換えを行います。
久喜駅は毎年7月になると調鎮祭りという祭りを駅前でやることでも有名です。
だしの上に400個もの調鎮が並べられて、それが複数同時に回転するというのが非常に見物で面白いです。
急行の中央臨漢行きの電車に乗っていきます。
そして久喜駅を出てすぐ国道468号こと県王堂と交差する部分で次の宮城町へ入っていきます。
進行方向変わりましたが同じ電車です。
宮城町といえば東武動物公園で有名な町です。
関東地方の動物園ではなかなか見られないホワイトタイガーが象徴的な動物園です。
そんな宮城町と次の勝壁市との境は早戸堀川の手前での越境となります。
この早戸堀川は江戸時代に整備された農業用の排水路です。
これで4越境目。
竹里団地が見えてくるとそろそろ仙玄大駅。
この仙玄大駅の手前、新潟川で串林に越境します。
この新潟川は長さが16キロあり、その長さの象徴として仙玄尾の長さがあるということで仙玄堀とも呼ばれていました。
仙玄大の仙玄はこの川の名前から来ています。
だんだん東京が近づいてくると仙の向こう側の場所が多くなってきます。
そして越谷市から早戸市に突入するところも、鴨尾駅と神殿駅の間で綾瀬川で越境します。
東京都足立区にある綾瀬の町の名前の由来にもなっている川です。
そして早戸市から東京都足立区への越境は八塚駅と竹野塚駅の間を、毛永川を越えてついに東京都に到達です。
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東京都に入って一番最初の駅は本来であれば竹野塚駅なんですけれども、今乗っている急行は止まらないので西新井駅で降りることにします。
改札を出て外に出たのが12時15分。ここで計測終了とします。
ということで今回の移動の所要時間は2時間24分。
そしてその間に7つの境界をまたぎました。
このペナルティーを換算して最終結果は9時間24分。これが私の結果となりました。
さていかがだったでしょうか。
見ていただいた皆さんの中にももっと良いルートがあるんじゃないかとか、ここのレギュレーション怪しくないかみたいなものがあれば、ぜひコメントなどで突っ込み入れていただければと思います。
ではまた埼玉ニャクスでお会いしましょう。さようなら。