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2021-04-17 35:03

イドコロをつくる。笠もつくる。

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伊藤さんの新刊「イドコロをつくる」の紹介、そして新しいクラウドファンディングプロジェクトについてお話しました。

長山の編集が遅かったので、クラウドファンディングの方はもう終了してしまいましたがオンラインショップでも扱っていくと思うのでチェックしてみてください!

【東京書籍】 一般書籍 文芸 イドコロをつくる

Makuake|現代の笠を麦わらでつくる。SAGYOによる麦稈真田野良笠|マクアケ

交衣室mege | 貸衣、お直し | 宮城県

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SAGYOラジオは、野良毛メーカーSAGYOのメンバーが、製品開発や販売戦略などをザックバラにお届けする公開会議です。
今回もよろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
今回は何の話をしようかと思ってたんですけども、伊藤さんが本を新しく出した。
そうですね、出しました。
イドコロをつくる。乱世で正気を失わないための暮らし方という本を東京組織の方から出されたということで、
ちょっとその話をいきなりしたいなと思ってるんですけども。
はい、よろしくお願いします。
これはどんな本を出したんですか、今回は。
前回の本、知ってる人いらっしゃると思うんですけど、成り前をつくるという仕事の作り方の本を書いたんですけど、
今回は、仕事というよりは精神安定を図る場所やポイントを身の回りでつくろうという話を書いてました。
乱世で正気を失わないためというサブタイトルにしたんですけど、
言ってみると今、すごい陰謀論とか不安を煽って謎に物を買わせる商売とかですね。
たくさんある。もっとひどいのだと個人的に洗脳されてお金取られちゃうみたいな人も多々あると思うんですけど、
そういう病気みたいなもんだと思うんですけど、病原体が社会にたくさんあるので、
それから身を守るための免疫をつけていこうみたいな話。
普通に雑談していると気分が晴れるとかそういうレベルのことをたくさんやっていこうみたいな話なんですけど。
なるほど。僕も予約して買わせてもらって、ちょっとまだ全部埋めてないんですけども。
ありますか。
手元にあるんですけど、そのちっちゃな寄りどころというか、
そう、ちっちゃな場所、自分が自然でいられるとか自分が元気になれる場所を
しかも一箇所に依存しないで、伊藤さんのポリシーがそういう感じだけど、
分散させるみたいなのがたぶんコツなのかな。
そうですね。
一箇所ってなると逆に依存関係になっちゃって、
危ないんです。
毒が生まれるみたいな。
そうです。めちゃくちゃありますね。
だから結構ね、一番怖いのは家族ってよく言いますけど、
家族。
殺人事件のかなりは顔見知りからみたいな。
あるんですけど、体の免疫って、
みんなこの1年で微妙に詳しくなったかもしれないですが、
いろんな白血球にも何種類もあるし、
みんな気になる抗体みたいなのも何種類もあるんですよ。
たくさんあるやつをうまいこと組み合わせて、
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病気のほうもたくさんあるって、
それに対抗してるっていう仕組みでうまくみんな生きてるんですけど、
そういう生き物の戦術というか戦略を参考にしたほうが、
現実に対応できるだろうっていう、そういう考えだから。
一つで無敵というよりも、
いろんなパターンがあって、いろんな状況に対応できるというほうが健全だろうと。
そう、そっちのほうが自然やろうみたいな。
ついつい何かうっかりサードプレースがこれから大事やみたいな、
そんな話に持っていかれがちなんですけど、
言ってもサードプレースだけで生きてる人はいないので。
確かに。
そうですね。
かといって、でも反省もあって、
2010年前後くらいって結構そういう風潮だったんですよ。
ありました。
なんかインターネットのゆるいつながりで、
やっていければ家族などいらないみたいな感じで、
ワイワイしてたんですけど、
やってみるとバテるっていう問題とか、
なるほど。
常に炎上し続けないとアテンションが維持できないとか、
そういうことがすごい増えてきて、
不健全な状況になって、
というのが分かってきたっていうのが、
ちょうど2020年前後くらいだと思うんですよ。
これは割と作業の活動にも似てるというか、
ほんまに一気に物を売りたいって言ったら、
いくらでも汚い技あるわけなんですよ。
ありますね。
今って。
本とかも10冊買おうみたいな、
なんで10冊買わなあかんねんみたいな話もあるんですけど、
悪く言えば信者商売みたいなのも多いし、
ファッション系とかでも、
スーパーインフルエンサーがブランドやるみたいなのが多いわけなんですよ。
でも中身は結構真面目にやってるメーカーのデザイン、
バンバン盗んでいくみたいなことをやる人が増えてきて、
これは不健全なので、
こういうやばいのに巻き込まれないようにしようっていう、
そういうのを地道にやらないといけないという本なんですよ。
だから、これすごく組み合わせがなくて、
いきなりこれで世の中変わらないんですけど、
こういうことを10年単位で考えていかないと、
まともな仕事をしたい人が、
すごいやりにくい世の中になっていくっていう危惧があるんですね。
そのために書いたというところもあるんですね。
なるほど。
なので、結構たくさんの種類の居所について、
勝手に考えてこう説明しました。
その居所の中で、
僕が実は関わりのある居所もいくつか出てる研究があって、
和歌山ですね。
和歌山でいくつか居所を作るっていうところで、
僕も与崎さんも参加していて、
その辺の話も書いて、
和歌山の話は、
熊野っていうすごい山奥に、
06:00
基本的にみんな都会に住んでるんですけど、
京都、和歌山、和歌山は大都会です。
東京都。
田舎に一つの拠点を作るっていうのが、
いろんな意味でいいやって言うので、
空き家をみんなで直して、
たまに行けるようにしようみたいなことをやってましたね。
そうですね。
僕もそれに参加して、
解体したり床張ったりみたいなのをしたんですけど、
ちょうど僕、会社を辞めて独立しようっていうタイミングで、
そこに参加するっていうのがあって、
そうですね。
たまたまやっぱり同じような境遇というか、
ちょっと行き詰まりを感じるとか、
自分で独立するとか起業するのを考えて、
そういうタイミングでしたね。
面白かったですね、あれは。
そう、だから関西からも東京からもいろんなとこから人が来てるんだけど、
みんなたまたま転職、会社1回辞めて、
次の展開を考えてるみたいなタイミングとかが。
そうそう、何かしら次のステップを考えてるみたいな人たちが揃ってたから、
結構、夜遅くまでそういう話をしたりとか、
いろんな人が集まってきて、
たまたま会社を辞めて、
そういう人たちが揃ってたから、
結構、夜遅くまでそういう話をしたりとか、
口を聞いたりもしたし、
未来のことを話したりとかしたりとか。
本当にですね。
冒頭に言った雑談をするっていうことなんだけど、
ただ一つ普通の雑談と違うのは、
みんな何かを求めて山奥に来てたっていう条件があったから、
みんなそれなりに深く考えた上でみんな来てるっていうことがあって。
それはちょっと熊野の良さで、遠すぎて、
ある意味、簡単に来れないっていう。
すごい選抜を勝ち抜いてきた人みたいな感じになってるから、自動的に。
だから、みんな今でも交流あるし、
結構、自分自身にも影響を与えられたなって気がして。
ああいう居所っていうのは、
大事なのは別にかっこいいものでもないし、
すごいオシャレってわけでもないし、
けども、素朴に素直に自分の話ができたなっていう部分では、
すごく良かったなと思うんですよね。
伊藤さんは本で、
価値観がちょっと似ているとか、倫理観が、
近しい仲間が集まるみたいなことを書いてたんですけど、
私は熊野の家とかは、
新しい価値観を浴びた場所みたいな感じで、
もう目からウロコが落ちまくって、
何この世界みたいな。
今までやっぱ会社員で普通に暮らしてたもんですから、
伊藤さんの考え方とかにもびっくりだし、
自由な働き方とか暮らし方してる人たちがいっぱいいるっていうのも
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びっくりだしみたいな。
本当に忘れられない経験でしたね。
その上でも一定の倫理観は共有されてるから、
初対面だけど、あんまりストレスなく話できる。
そうですね。そもそもその前に、伊藤さんと喋ったり、
なりわいを作るを読んでるんで、
その辺は粗次はあったみたいなことだと思うんですけど、
それにしてもすごかったっていう感じですね。
すごい楽しかったですよね、単純に。
いやー、なんか貴重な経験。
なんか不思議なもんで、
岩崎さんと僕は、全然伊藤さんのなりわい活動とか熊野とか関係せずに、
京都で飲み屋で何度かばっかり会ってるみたいな感じなんですよね。
そうですよね、本当。全然関係ないとこで。
ココボンゴっていう超バス絵のバーで、
僕が入り浸っていたときに、
岩崎さんも何度か来てお話ししてみたいなので。
そうですね、共通の知り合いがいてね、彼女を連れてきてもらったみたいな。
まさか、岩崎さん独立するって話を、フリーランスになるって話を聞いて、
頑張ってほしいな、岡山行くんだ寂しいなっていうふうなのをちょっと思ってたんですけども、
まさかそこから伊藤さんと繋がり、
岡山に来て作業が始まるなんていうのは、当時は全く思ってなかったので。
本当に本当に。
あれ、永山さんもこのグループチャットにいるみたいな。
なんでみたいな。
そうそう。
なんか、はてなはてな。
ほんまに。
で、たまたま行きの車が一緒になったりとか、
そういう話の中で、作業の目というか。
最初何でしたっけ、エコカップかなんかの話してたんでしたっけ。
僕はそこはあんまり知らないんだけど。
そうですね。
最初に、もう今はない、環境省のデザインコンペみたいなのに、
ある種作業の文献になる野良木をもう一回デザインし直そうみたいなプランを出して、
なんかそれが賞金もらえたりしたんですね。
そうですそうです。
でも賞金もらえたのでありがたいことに一応試作品が作れるので、
試作品を作り、みたいなことをやっている中で、
なんか最初は、それとは別に、なんかキャンプ場を熊野でやろうみたいな話があったんですよ。
キャンプ場経営に参画できないかと思って、プレゼン資料を作ったりとかいろいろやったんだけど、
結局なかなか外からは関与するのは難しそうだって感じで。
12:00
指定管理者ですよね。
そうそう。
一応公募があったので応募したんですけど、
これはそれ自体は審査が通らなかったので、残念って感じだったんですが、
その流れの中で、なんとなく3社でいい感じの連携が取れたので、
作業を立ち上げるにあたってどうしても、
僕はあんまり服を作って売るという業界はいないので問題点はそこまではっきりしなかったんですけど、
どうしても一般的には小売店に売っていただくみたいなことにメーカーがなって、
それで追い込まれるというケースがすごく多いから、
自分たちでオンラインとかで売れるようにならないと、
いいものづくりもできるぞみたいな問題意識を岩崎さんが持っておられて、
そしたら長山さんに参加してもらったらいいのではないかみたいな話になったんです。
今でこそD2Cとか言ってるけど、相当早い段階でそういう話だったっていうことなのかな。
2014年ぐらいですよね、たぶん。2013年とか14年とか。
そうですね。
立ち上げが15年なんで、その前から喋ってましたもんね。
D2Cっていう言葉自体が、今そんなことを言っているのかという気もしたのだが、
そういう業界が大きくなったっていうことなんでしょうけど。
大手にも響いてきてるということだと思うんですけどね。
必然的にでも小規模からやろうと思ったら、そういうことを考えるのは当然。
僕らは逆に生き残るためにみたいな感じ。
そうですね。
いきなり取り残しね。
一般的に誰か個人がやってるように見えても、
後ろにオーナーがいて、ちゃんと出資したりとかっていうケースも多いんですけど、
多いです、多いです。
うちは作業の場合はまるでないので、そういうのが。
完全に自己資金で何とかしてるっていう感じなので、
通常のやり方では全然ハマらないんですよ。
そうですね。
そうですよね。だからもう私も創業補助金とエコジャパンカップの賞金、
また別の、伊藤さんとのペアで出したものとはまた別で出して、
そこで賞金をもらったりとかしてとか、
あとはクラウドファンディングで最初からプロトタイプを販売したりとかで、
無借金で今までずっと来ているっていうのが、それもすごいですよね。
雪だるまみたいな感じ、わらしべ長座みたいな感じで、
ちょっとずつ種を大きくしていってっていう感じ。
多くの人がそこでお金がないとっていうところでお金を借り入れてやるっていう選択を取るけども、
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そうではなくて、できることを積み上げていって形にしてきたっていうスタイル。
その分ちょっと時間はかかっているけど、
その場その場で得るものもあったので、
全然無駄になるかというとそういうわけでもないですからね。
それはそれぞれ分野が分かれているので、
ほとんどお互いのやる仕事にはお任せしているという。
でも確かにな、僕とかその居所の話は、
エンジニアコミュニティってエンジニアにもいろんなコミュニティがあるんですね。
言語だったりとか開発のスタイルだったりとか。
僕もいろんなところに顔を出したりとかして、
そこでいろんな人とお知り合いになるっていう、
自分の専門領域でのコミュニティ活動みたいのもあるし、
かたや別に作業とか、さっきの和歌山の話とか、
全く別な、全然かすりもしないようなところにも場所があるっていうのは、
振り返ってみると、今ここに書かれている本で言われていることを、
自然にやってたなっていうところもあるし、
それが結構自分の、やっぱり寄りどころを分散していたのが、
自分にとっても良かったなって今でも思いますね。
なるほど。どの辺が実感するところですか?
良かったと。
さっき岩崎さんが言ってた、価値観、目から鱗が落ちるみたいなやつあるじゃないですか。
それですよね。片方に寄らないという。
片方に寄ることがないので、自分で自立できて依存を防げるみたいな、
多面的にものを見れるっていうと、ちょっと一般的な話になりますけども、
それが場所からも得られるみたいなのはあったなっていう気はします。
例えば、ともすると、移住者コミュニティでギュッとなっちゃうと、
そこでなんかやっぱり、例えば反ワクチンみたいな方向に行っちゃったりとかして。
それはそれで偏っちゃったみたいな感じになっちゃうし、
逆にエンジニアでもすごい強いコミュニティとかだと、
ちょっと排斥的になっちゃったりとかいうことがあったりとか、
そういう問題があったりとかするけど、
その辺をニュートラルにできたなっていうのは良かったな。
確かにそれは健康的かもしれないですね、精神的にも。
本の話になって恐縮ですけど、
その居所作るってのはあくまで仕事の話ではなく、
単純に気分とか考え方がスカッとできるような場所を持っていこうみたいな話なんですけど、
それが意図しない形で仕事につながることが割とあるのは確かなんですよね。
この作業も実際そんなところで。
こういう特段目的なく空き家をみんなで直そうやって集まっていたところで、
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たまたま得意分野がうまく相性が良くそれぞれ違う人がいたので、
何回やるかみたいなので仕事ができたっていう感じなんですけど、
これがもしこういうのなくて、
仕事的に真面目にやってれば検索して専門家を探して見積もりをいただいてお願いしますみたいな感じになると思うんですけど、
それはそれでいいんですが、
特に作業みたいなチャレンジャー企画だとすごいやりにくいっていうのはあるんですよね。
そうですね、融通が効かなくなりますからね、正面玄関から行くと。
ちょっと追加料金がかかります、これはみたいなとかがどんどん増えていって、
じゃあやめとこうかみたいなので、チャレンジしにくくなっていくという。
僕もちょっと前まで自分の事務所をオープンにして自分たちで直しながらやってたんですけど、
ちょっと処置所あって閉じちゃったんですけど、
その時もやっぱり人の出入りあって、そこから人との交流もあったし、
単純に仕事以外のことにみんなで打ち込むと、単純にすっきりするみたいなのがありますよね。
なんか、ペンキをみんなで塗って塗り終わったら、良かったねみたいな。
あるんですね、それは結構重要な話ですね。
特に僕の業界とかみんな机に座ってるから、みんなペンキ塗れると嬉しいみたいな。
それは確かに。仕事の健康上重要かもしれないですね。
実際不調が出ますからね、ずっと同じことしてると。
僕も去年とかずっと家にいるから、ちょっと不調気味だししたからね。
そうなんですよ。結構一般的なんですよね、この1年間。
割と1年中元気でしたっていう人そんなにいないんじゃないですかね。
そんな気がする。やっぱり浮き沈みはあったと思うし、それが例年より大きかったと思いますね。
だいたいみんな自分だけ調子悪いんかなと思っておるけど、
なんか久しぶりに友人に連絡取ったら、最近調子が気分的になんか、
いまいち浮き沈みがあってみたいな。
この人元気やと思ってたけど、イメージに近いんですけどね。
それをもうちょっと自覚的に回復していこうっていう、そういう作戦の話です。
作業を着たところで別に精神的に元気になるわけではないような気もするが、
基本的に外に出ていこうやっていう道具なんで、
農家の人はもちろん日常の仕事として使うでしょうけど、
そこまでたまに作業するよっていう人も、服があるとやろうかって気になっていただければ、
そりゃ最高です。
そうですね、その服を着たらちょっと外出ようかみたいな感じの気持ちになれると嬉しいですね。
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もうありがたいことですね。
一応今度やるクラウドファンディングで、かぶる方の傘をやるんですけど、
去年ちょうど1年前は別の和紙で畳める帽子を作ったんですけど、
あの辺も天気がめっちゃいい日にいい感じの帽子というか傘があったら出かけたくなっていただければ最高やなと思っておるところなんですよね。
じゃあちょうどクラウドファンディングの話になったんで、クラウドファンディングのお知らせを先にしましょうか。
そうですね。
いくつか今までもクラウドファンディング、幕開けさんでとさせてもらって、また新商品もクラウドファンディングで出していこうと今準備中なんですよね。
そうです。今ちょうど原稿を書いたりしています。
次は何を。
次はまたかぶり物で、先ほど伊藤さんが言った傘の、2年前に出していたものの改良版という形でデザインし直して。
傘っていうのは、いわゆる雨の日に差す傘じゃなくて、あれですよね、なんていうんですかね。
かぶる方の傘。
かぶる方の傘、丈辺に立つの傘ですね。
これが英語にできないんじゃないかな。
英語に無理矢理しても、せいでバンブーハットぐらいしか出てこないですね。
日本独自でもないな。アジアではないですよね。
アジア圏ですね。たぶん竹とかで編まれたやつを見てバンブーハットって書くぐらいで、ハットに近いのか向こうから見ると。
そうですね、ハットでいいのかというと。
またちょっと違いますけどね。
該当するものはないという感じでしょうね。
これはまた、なんでこの商品を今回出そうと。
これはもう単純に、傘のポテンシャルが高すぎるというか。
今まで私は全く使うシーンに出会ったことがなかったんですけど。
何だったかな、何かのきっかけで、傘をかぶるタイミングがあって。
何だったかな、忘れたんですけど、ちょっときっかけは。
その時に竹で作った傘と、あとはこの土台、針金に竹をぐるぐる巻いて、傘と頭の間に置くような土台みたいなのを紐で顎に縛るんですね。
それで傘を固定するっていうやつを体験して。
とにかく頭をどんだけ振っても傘が落ちることないし。
涼しいし、風にも煽られないし、もちろん日焼けにもなるし、めっちゃ最高やと思ったんですけど。
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ただそのままだともうなんせ頭が痛いんですよね。
その土台が針金でできてるんで。
かつ頭って楕円形なんですけど、その土台は正円柱っていうか丸なんですよね。
だからフィットしづらくて、頭巾とかかぶってたんですけど、なんか痛いからずっとかぶれないなみたいな。
それだったら作業で作ったらいいんじゃないかなみたいな。
そういうきっかけでしたね。
じゃあ結構日差しが強かったりする中で屋外で作業するときの過疎な威力を洋崎さん感じて、それを作業で出したいな。
そうです。しみじみいいなと思った。
なんかなんで日本でもう廃れてしまったんだろうって不思議な気持ちになるぐらい。
確かに一時期、日本の夏がどんどん暑くなってるし、日差しもガンガン厳しくなってるから、男の人でも日傘使おうみたいなムーブメントがあったりもするけど。
この傘確かにいいですね。風にあおられにくいし、両手使えるし。
そうです。
2年前に一番最初のヨケ傘っていうファーストプロダクトを出したときは、にもすでにアウトドアメーカーさんとかが布でポリエステルの防水、撥水系の生地とかで傘の形をした帽子とかを作ってるところもあったんですけど、
それはそこまで帽子と変わらないというか、そこまでしっかり形を保てるものでもないし、生地にも通気性がない分ちょっと蒸れやすいみたいなところもあったりして。
言っても傘をモチーフにしたアウトドアの帽子みたいな感じなんです。
これが作られるようになっただけではまだ大分マシなんですけど。
今回僕らが作るのはこの素材は。
素材はバッカンサナダっていう麦わらですね。
麦わらを手で組んでブレード状にしたものを円を描くようにぐるぐるぐるぐるぐると縫っていくって形を作るんですけど、
小野道の富士製帽さんっていう帽子の製造メーカーさんにお願いしてるんですけど、彼らも今まで作ったことがないって言ってましたね。
なるほど。傘自体は作ったことある?
いや、ないって言ってました。
傘も初めてで。
本来は竹で作ることが多いから、素材がもともと違うっていうのもあると思うんですけど。
だからどこにもないかもしれない、もしかしたらと思って。
よく見ると、この放送、このポッドキャストが公開される時には多分きっとリンク貼れると思うので、皆様にも見ていただきたいんですけども。
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帽子といわゆる傘の中間というか、めちゃめちゃガチの固い竹で編んだ傘でもなく、かといって麦わら帽でもないみたいな、僕も初めて見るような感じの形状ですね。
そうですね。麦わら帽子って大正時代ぐらいに日本に登場したんですけど、その頃には多分急速に傘文化が日本で近代化の中で失われて、
たぶんおしゃれ用品だったと思うんで、当時も。よもやそんな農具に麦わら使うかみたいな発想を考える人はいなかったということなんじゃないかなと私は推測してるんですけど。
なるほどね。
やっぱり麦わらの唯一の欠点は雨に弱いんですよね。
はいはいはい。
竹だと多少は雨は大丈夫なんでしょうけど、だから麦わらは傘に使われなかったんじゃないかなと思うんですけどね。
この製品は撥水性とかは。
天然の素材なので、あるのはあるんですけど、たぶん日本のそういう規格としては、雨に濡れないようにしてくださいっていう注意書きをかかざるを得ない感じではありますけど。
そうですね。いきなりね、ちょっと雨に濡れてぶっ壊れることはないんですけど、たぶんカビが入ってクレームが出るのが嫌だからそういうふうに年越しをするんやと思います。
防腐剤のコーティングとかはしてないんですよ。
天然なんですね。
天然麦わらなんで、だからその辺の管理とかお手入れみたいなのはちょっと必要っていう感じですね。
そう、だから濡れてほったらかししてるとカビ生えちゃうんで、ちゃんと乾かすとかやってればそんなに致命傷が。
もちろんね、だって自然界で生えてる麦だから、濡れると即死ってことはないと思うんですけど。
でもなかなか推奨はできない。
個人的にはチャレンジャーが隠し部自分で塗ってみたりとか、雨でも使えないかってやってくれると面白いですけど。
なるほど、自分で改良して。
そうそう、自分で改良して。実際雨に使えたら結構便利で。
例えば何でしょうね、両手塞がる人、あんまないでしょうけど、雨の日にベビーカを押さなければいけないみたいな人とか、めっちゃ役立ちますよ。
確かにね。
ベビーカはよくお母さんやお父さんがベビーカを片手で押しながら自分の肩で持ってるので結構大変そうやなっていう感じで見てるので。
雨じゃなくても日傘とかもやっぱりベビーカ押してると日傘させないし。
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難しい。
それこそ自分は子供に日が当たらないように日傘もベビーカの方にかけて押したりすることもあるから、その時に自分の両手、日傘はしてるけどさらに自分も守れるとかっていうことにも使えるかもしれないですね。
結構素晴らしいですよね、両手が使えるのって。
それはやっぱ大きいよな。
結構ね、暮らしやすくする道具ってもうすでにある程度生み出されてるんですけど、何でか知らんけど使わなくなっちゃってるみたいな、空気感、ただ痛みの問題とかそういうイメージだけの話で捨ててるものが多いので、
作業としてはそういうのを一個一個拾っていきたいという意気込みですね。
なんか都市生活の風景に合わないっていう感じですよね、傘とかは。
そういう理由。
時代劇化って思われるというパワーがあって、アウトドアブロガーの人ですら、まだ流行るのは先の話かなみたいなことを言い終わって書いちゃうぐらいなので。
なるほど。皆さんもぜひクラウドファンディングのほうをチェックしてみてください、ぜひ。
これうまくいけば、今の時代に傘を作るならこれが一つの形だっていうのができると面白いなと。
頭が痛いっていうのは本当に問題で、昔はたぶん身近にそういう傘職人というか作ってる人がいて、なんか俺の頭のサイズこんなんやからこういうの作ってくれやって直接対話しながらものを作ってたから、いいんでしょうけど、今は別にそんなんできないから。
そうでしょうね。お百姓さんは自分で調整したりとかね、いろいろ各自で工夫したりとかもしてたかもしれないですもんね。
買った後自分で調節とかもできた人が多いので、理想はそこまで行けばいいんですけど、それは今現代社会は難しいって、ある程度フリーサイズでもみんなが被れていいとするっていう素材を考えれば、
反響が楽しみですね。
そうですね、ぜひ被って新たな傘の形をみんなで開拓していければ最高ですね。
あとはお知らせとしては、宮城の工医室、先ほどのお洋服を扱うイベントが3月26日から4月28日まであると。
ついにシーズンが始まりますので、販売会シーズンが。
この後もいくつか販売会は?
そうですね、もう定期的に、でもゴールデンウィークぐらいまでは入っている感じで、
あとはまたいきなり飛んで、秋ぐらいに、もうほぼ11月とか、なんか埋まりそうみたいな。
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飛び飛びなんで、まだまだ販売会してみたいというところがあれば、法人法人店舗限らず募集したいと思っております。
これメゲさんって、菓子商業さんなんですよね。
そうみたいですね。
菓子商業さんですね。そういう婚礼衣装とかって言ってましたよね。
婚礼衣装の菓子衣装なんだけど、いわゆる昔からあるような、街の菓子衣装とは全然違う。めちゃめちゃ古い。
今回の企画は野良木店っていう括りで、作業だけじゃなくて、
作業の拒否っていうのは、裏利監督の方ですよね。
裏利監督、そういう裏利監督、作業責任なんですか。
作業責任。
裏利監督の方でしたら、それは裏利監督なんですよね。
そうですねここは 今回の企画は野良木店っていう括りで
作業だけじゃなくて あと2つとの2つのブランドさんとの合同店みたいな感じになるみたいなので
作業以外にも野良木が見れるという そういう感じだそうです
ぜひ足を運べる方はぜひ足を運んでみてください
では今回はこんな感じかな では作業ラジオ第4回お届けしました
皆さんまた感想などあればぜひお寄せください それでは次回お会いしましょうさようなら
さようなら ありがとうございました
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