前回のエピソードの最後に、【孤食】について話したいという話をしたいと思うんですけど、今回のテーマは、【孤食】
孤食、あの孤独に食べるで孤食。 孤独の、そう、孤独に食べるで孤食。これについて話したいなと思ってます。
なんで孤食なの? いや、なんかあの、一人旅の話を前回したじゃないですか。一人旅だと、まずご飯が一人になるんだよね。
で、これがね、嫌だ。寂しいとかっていう人が結構いると思うんだ。 で、俺も確かに一人旅の時のご飯は寂しく感じる。
ただ、それがなんかもたらす、その、食変があるんじゃないかと思って、【孤食】をテーマに話したいなと思っていました。
なるほど。はい。それが起こす食変。 そうだね。この孤食っていうのを楽しめたら、だいぶ食変すんじゃないかな。普段のご飯食変すんじゃないかって。
食変すんじゃないか。普通に食変って言葉を、今聞いてくれてる人だったらもうね、慣れてると思うんだけど。
なんか食べて価値観変わったり、なんかこう、何か行動変化起きることみたいな。 うん、じゃないかなと思って、あの久しぶりに食変させたいなと思っています。
なるほど。【孤食】食変ね。 はい。ちなみにソーマは一人でご飯食べるのはどう?
一人で食べるのめちゃめちゃ好きなタイプだと思う。 めっちゃ好きなんだ。好き同士集まっちゃった。
じゃあ、あのー。 回避できない。 じゃあ普通に、そうだね、好きな人たちの話を。 ああ、そうなんだ。何が好き?
何、あ、その【孤食】の何が好き? いやなんか自分が好きなものを好きなように頼んで好きなだけ食べられるっていう状況が好きかも。
自由な状態が好きなの。 そうだね。寂しくない? 寂しい時ももちろんあるけど、なんか自由に食べたい時もあるじゃん、たまに。
自由に食べたいって何かどういうこと? え、なんかさ、向こうの気分じゃない時に、向こうの気分じゃないレストランに行くのって、やっぱなかなか難しいじゃん。
あーそうだね、なんか、うわー今日は焼肉じゃないだろうみたいな。 そうそうそうそう。今日はそばなんだけどなーみたいなのあるよね。
っていう気兼ねが一切ない。 はいはい。あーじゃあ好きなものを好きなように食べれば。 あーそうそうそう。
プラスやっぱちょっと変食がたまに過ぎる時があるから。 付き合わすのも申し訳ないなみたいな。
たまに過ぎるって何食べてんの? やばい時って。 まああの、ごまとご飯みたいな。 いつも言ってるやつね。変食。
それが食べたいってこと? あーそれが食べたいだね。 あーそうなんだ。 なんかもうおかずとかもとにかくいらないみたいな。 へー、え、なんか、ごま塩とかじゃなくてごまなの? ごまだね。黒、むみの。 黒。 あ、え、白。 白。 白。 白なんだ。 白。
一回やってみようかな、なんかそんなに好きなんだったら俺もやってみたいな。 へー、なるほど。
ソンは固食用語派。 用語派。 固食派ね。 ひなつくんは? 俺もなんかね、あの、固食ある時からよさに気づいたんだけど、いつだろうな、4年前、2020年ぐらいの時にニートの期間があって、
で、その時に俺、たぶん初めてぐらいかな、一人旅に出たんだよ。 へー。 愛媛に行って、で、まあ道後温泉に入ろうと思って、まあ道後に行くみたいな旅だったんだけど、一人旅って、あ、ご飯一人で食べなきゃいけないじゃんみたいな。 はいはいはい。
で、俺、あのー、あれなんだよね、家族と暮らしてるからさ、まあ、それなりに人と食べる機会の方が多い。 そうだよね。家族とね、暮らしてたらそうなるよね。 そうそうそう。
で、初めてぐらいしか外でさ、かといって、一人で食べるの寂しいし、で、お店一人で行くのもちょっと恥ずかしいし、ただ、一人でなんかコンビニで買ってホテルで食べるのも、せっかく旅に来てるから、
たしかに。 うん。地元のものを食べたいな、思って、えっと、愛媛のなんていうの、なんか、普通の居酒屋に入ったんだよね。 へー。居酒屋に入って、一人で? 一人で。鶏皮を焼いたやつなのかな?
へー。 なんかね、名物があるんだよ。 あ、あるんだ。 なんていう、言ったか忘れたけど、はい。 今治焼きかな?今治焼き?
あ、今、今治焼きですか? タオルはあるよね? あるあるある。今治タオル有名だね。 あ、そうそう。今治焼きみたいなやつがあったはず。 へー。
で、一人で食べるとさ、でかいんだよね、ひと皿が。 そう、でかいんだ。 そう、一人用に出てこないじゃん。なんか、な、一人前の今治焼きって、普通になんか、3人、2、3人でシェアするぐらいのボリュームだから。
すごい、今なんか写真見たけどさ、もう大皿にまんまこう、鶏皮いっぱい乗ってる。 鶏皮焼いたやつが。 あ、そうそうそうそう。 あ、それそれ、タレの味がついててね。で、串に刺さない焼き鳥みたいなイメージ。
あー、すごい鉄板でじゅーってこう、押し付けながら焼くんだね。 あ、そうなんだ。 えー、あ、ほんとだ。そう、でこれをまあ、頼んだ、初めての固食体験です、これが。 へー。で、なんか、食べるじゃん。はい。 美味しいの?はい。
美味しいっていうことを、この、アウトプットする対象がいない。 あー、そこで、なんか一人だってことをさらに感じる。 感じる。 あ、美味しいんだけど、美味しいねとも言えないし、なんか美味しそうに、美味しそうに食べ、美味しいなと思うんだけど、一人でこうニヤニヤするのもなーとか思って、自分の中でこの美味しいっていうのを消化しなきゃいけないっていう。
なるほど。 結構初めてぐらいの、なんか体験だったんだよね。 家でまあ、なんていうのかな、えっと、家で普通に一人でご飯食べることあるじゃん。 あるある。 インスタントラーメン作るとか、そうじゃなくて、お店に行って美味しいもの食べて、あ、共有したいけど共有できないみたいなのが初めてで、で、すごい孤独を感じたんだよね。 はいはい。
でも、向ける場所がないから、この美味しさを。 自分の中で味わうしかない。 今治焼肉を向き合って、これはこのタレの辛み具合がいいなーとか、あ、この日本酒がめちゃくちゃ合うなーとか、ひたすらその目の前の食に向き合うみたいなのが、新鮮な体験で、これがなんか寂しんだけど、まだ普段味わえないんだよね、これを。 はいはい。
こんなにご飯ってこんな味してたんだって思うことってあんまなかったんだよ、自分の中で。 結構話しながら飲み会でもさ、飲み会って味わわないじゃん。 そんなの食べるから、そういう体験をして、味わったら、全然その食材に向き合えるし、こんな味するんだって気づけるし、なんか、普段見えてなかった自分の感覚と向き合えるっていうのに気づいて、なんか、そこからちょっと固食いいかもなって。
そっからなんだ。 そっからだね。
ほんとに食と自分みたいな時間をこう、贅沢にとったの? 贅沢。めっちゃ贅沢だよ。
なんか、寂しいと思うんだけど、一回やってみてほしいね、やったことない人に。なんか、寂しいと思いながら食べるのがいい。
なるほど。むしろそこを思いながら食と向き合う時間が良い。
そう。あれが結構、また相対化の話なんだけど、寂しいと思いながらご飯食べた後に、他の人と食べてみる。うまいぞ。うまいよ、そりゃ。分かち合えるんだもん。
確かに。あれ、なんか分かち合いながらさ、わいわい楽しんで食べる時の美味しさって何なんだろうね。
あれは、何なんだろうね。共有できてることが気持ち、何て言うのかな。
グルーミングって言うの?
なんかあるよね。
ある。これ美味しいね、美味しいねって言ったりとか。
逆もしっかりだけどね、なんかこう雰囲気悪い中で食べるとなんかさ、まずくなるってよく言うじゃん。
まずくなる、まずくなる。めっちゃまずくなる。
あれ何なんだろうね。
最悪だよね、あれなんか。空気悪い中で食べたくないよね。