選手として、自分がランナーとして走るために来たのが最初ですけれども、それ以来UTMBを中心に毎年来ていたりして、
マラソン・デュ・モンブランの2014年にスカイランニングの世界選手権が当時行われて。
その頃って上がゴールですもんね。
その時も下がですね。
多分その上だった年もありますよね。
ちょっと年によって少しフォーマットが違う時があるんですけれども。
そんな感じで、毎年シャモニーには来ていて、ここ2年くらい来ていなかったんですけれども、
やっぱりシャモニーってトレイルランニングにとっては特別な場所だなっていう。
そうですね。私もそう聞いてはいたものの、全然行ったこともなく。
一名だけ、それこそシャンペとかトリエントでしたっけ?
名前聞くけど、はってどこ?みたいな感じだったのが、
今回来て、あそこのこと言ってたんだとかっていうのはすごくわかって、
走ってみたいなって気持ちにもなりました。
高村さんであれば、あの選手、聞いたことある選手、
神戸の時も来てましたけれども、そういった選手が集まってくるし、
僕とかの視点から言うと業界関係者というか、いろんなブランドの
トレイルランニングの芯を引っ張っているようなブランドで、
そこで大きな役割をしている人たちとか、
あと大会会場でも、昨日90キロのレースがあって、
ちょっと写真とかもらったかもしれないですけど、
久々に取材っていうんですかね、
フィニッシュラインの後ろ側に雛壇みたいなのがあって、
あそこにカメラマンが陣取ってるんですけど、
私も今回そこに陣取ってですね、
フォトグラファー用のビブをいただいて、
座って、
UTMBの取材の時とかは、毎回こうやって選手を待つというのが定番だったんですけど、
それが何年ぶり、5年ぶり、
コロナ前以来って感じですかね。
7年ぶりぐらいですかね。
そこに座って、そこからのシーンを見ていると、
知っている人もいますし、久々に会った人もいて、
ということで、やっぱりシャモニーというのは特別な場所だなと思いました。
モンブランマラソンは、ある意味このシャモニーバレーっていうんですかね、
谷の中をぐるっと回ってくるようなコースなんですけど、
試走とかもできましたか。
試走はいけました。
すごく走れるって聞いていて、私の走れるって日本的な走れるって意味だったんですけど、
走れるけどめちゃめちゃきついぞみたいな、こんなコース日本じゃ見たことないみたいな感じのコースで、
最初の13キロが走れるパートなんですけど、その後ガツンってバーチカルがあって、
それで終わりかと思いきや、またその後も何回も登ってっていうのがあるので、
走れると言うけど、ものすごくきついコースだなと思いました。
試走だけで筋肉痛になっちゃうぐらい、やっぱりきつかったですね。
僕も部分的にあそこはちょっと走ったことあるなっていうぐらいの知識で、
全体を通してとかちょっと経験がないんですけれども、
前半は川沿い、アルブ川沿いに少し緩やかに登っていくようなイメージ。
バイクパスというか、マウンテンバイクとかそういった人が普段は走る、
たくさん走った人たちもいるようなコースですけれども、
ポセットとかルトゥールを越えて、そこからはガツンと登っていってテクニカルなセクション。
でも下りがテクニカルなとこがありつつ、その後ゲレンデの下りなので、
足を使ってからのさらに足を使うみたいな感じがすごく、
もう明日、たぶん過去一きついレースになるのかなって思ってます。
スピード、登り、バラエティというか、一気にギアを変えないといけないような難しさ。
でもペース配分が鍵を握るのかなと思って、今ちょっと作戦を立てている最中です。
高村さんの場合、今回はいつもいろんなチームメイトというか、
世界日本代表チームとか、そういったことで来ることも多いと思うんですけれども、
今回はわりと落ち着いて、そういう意味では。
そうですね。フランスのシャモニーに遠い親戚が住んでいるということもあって、
親も遊びに行くというのも兼ねて、家族で来ているので、
たぶん家族旅行じゃないですけど、そういう感じなので、
そういう意味で親戚のお家に行ってご飯を食べたりとかして、
この村に馴染ませてもらってというのは、今回は大きいかなと思っています。
それはいいですね。そういうことですか。
それは素晴らしい。親方向をしていますね。
親はめちゃめちゃ楽しいんですが、私は緊張してきて。
じゃあ今回もご両親が応援してくださって。
そうですね。
父親がもともとフランスに住んでいたこともあって、フランスのことはすごく詳しいので、
それもあって、通訳兼案内というか、という感じでやってもらっています。
じゃあなおさら、ちょっといいところも。
ちょっと見せたいですね。
そうですね。親戚の人も応援に来てくれるみたいなので、
ちょっと印象に残せたらいいなと思うんですけど、ベストを尽くします。
今シーズンは神戸からゴールデントレイルワールドシリーズに参戦して、今回は2回目のレースだと思うんですけれども、
ゴールデントレイルワールドシリーズのレースは今シーズン初めてだと思うんですけれども、
ご自身でモチベーションというか、かなりワクワクする感じはありますか?
そうです。やっぱり神戸で初めてゴールデントレイルワールドシリーズに出て、
やっぱり今までとレベルが違うというか、雰囲気も全然違って、すごく自分にとっては刺激的で、
やっぱりこのゴールデントレイルワールドシリーズでいい走りができたら、すごい思い出が残るんだなというのもあって、
やっぱりここで活躍したいという思いが、この前の神戸からずっと続いている感じで、できれば転戦していきたいなと思っています。
ハセツネカップとかでは、ある意味頂点に立って見えたというところがあると思うんですけど、
そこからさらに高村さんがワールドシリーズで上を目指していくという時に、
例えばどんな課題があるとか、どういう強みをもっと伸ばす、あるいは弱みを克服するというふうに考えるかとか、
ちょっとこう話して頂けることがあるかと思ったんですけど。
神戸の下りだったからというのはあるかもしれないですけど、下りはまだ立ち入りできるのかなと思ったんですけど、
やっぱり上りとかスピードとかは圧倒的にまだ自分にはないというか、つけないといけない部分だなというのを思っていて、
なので余計に今回の走れるコースのどれぐらいで行けるのかというのが未知なのと、逆にちょっと不安でもあるなというのもあるので、
ちょっと今回思想した段階で、やっぱりもうちょっと日本でやるべきことがあったなとかって思うことがあったので、
明日は明日で全力を尽くすんですけど、次に向けてはちょっとそこを考えながらトレーニングしていきたいなと思っています。
けど下りが得意というか、自信あるというのはやっぱりいいことじゃないかというのは、
特に日本の選手の場合って、ヨーロッパの選手に比べると下りが苦手な感覚というか、
ヨーロッパの選手の下りの慣れているというか、リビットの外し方がちょっと尋常じゃないなと思うことがあるんですけど。
今回のルトゥールから登って下る急な下りも、やっぱり日本とは全然違うので、やっぱりまだ慣れていないというか、ちょっと怖さはあるなと思います。
日本の方が多分道幅が狭くて、多分自分が道幅が狭いところの方が走りやすいなと思うんですけど、
もし冬できるのであればやるのはいいんじゃないかなと思います。
なるほどね。
謙遜なのが実は聞かれるかもしれないですけど、
このシャモリンでは冬のスキー、
スキーマウンテン、スキーモーとか、
クロスカウントリースとかやりながら、
レミィもさっき一緒だったというレミィ・ボネ。
そうですね。さっき撮影で会ってテンション上がってました。
優勝候補の東角のレミィ・ボネ選手も今回男子の選手ですけれども。
このシャモリンだとエキュードミリってあるじゃないですか、
あそこって往復すると高いじゃないですか、
でもスキーだと下ってくれば片道でいいよって言われて、
あそこまで見えてますからね。
今ちょっと曇ってますけど。
安く済ましたかったらスキーの時においでみたいに言われて。
フランス人はぶっ飛んでるなって。
下りだけ片道安くなるよって。
外国人は基本的にネジがぶっ飛んでるんだと思います。
日本の感覚。
高村さんも北海道で鍛えられてるんで、その辺はだいぶ鍛えられてると思いますけれども。
急なところに行くのがおすすめです。とにかく。
なるほど。
明日はいよいよレース本番ですので、また新しい視点というか。
そうです。新しい世界が見えたらいいなと思ってます。
まだちょっと話は早いですけれども、
8月にはUTMBもあったりして、シャモニーはトレードラーニングのイベントもたくさんありますけれども。
例えばUTMBのOCCとか。
出てみたいなってすごく思いました。本当に。
やっぱり海外に来て何が楽しい。やっぱり強い選手と一緒に走れるっていうことがすごく楽しいというか、
ワクワクするので、そこで自分がどれだけ戦えるのか、そして上位に行けるのかっていうのがやっぱり自分の目標というかモチベーションになっているので、
そういう世界では戦いたいなって思ってます。
そういうことで、いろいろ充実した猫両親もご一緒で本番も安心して臨めることもありますし、
充実したシャモニーでのレース前の日々を過ごしていらっしゃるということなので、
皆さん楽しみにしていただけたらと思います。どちらキャラバンでも、できればレース中どこかで。
あとフィニッシュ後は何とかして、結果がどうあっても一言いただきたいと思ってますので。
結果がどうであっても取材してください。
もちろんです。もちろんです。
見せないでください。
見つけでマイクを差し出します。
お願いします。
ということでシャモニー、トレイルランニングに慣れている人でいえばシャモニーに行ったことあるよとか、
UTMBで見慣れているよという方ももしかしたらいらっしゃるのかもしれないけど、
僕もそういうことは思わないでもなかったけど、やっぱり来てみるとそれぞれの季節というか、
この6月は6月でまた素晴らしいし、ここで受ける刺激というか、
トレイルランニングファンの方、あるいは私なりにトレイルランニングに関わっている業界関係者の方にとっては、
必ず得るものが大きい場所だなと改めて思います。
今回も90キロもいろんな選手が来ていましたので、すごく世界的なレースだなと思いました。
90キロのレースもハイレベルの高いレースですし。
逆に90キロ走ってみたいなと思いました。
逆に面白そう。
90キロはエンボッソンというダムのあるところまで行って、また雪がまだ残っているような設計のセクションの場所なんですね。
モンブランマラソンで良い走りをしたいけど、90キロも出てみたいみたいな。
いろんな欲が出てくる場所ですね。
ということですので、皆さんもぜひ来年のモンブランマラソン。
ぜひ6月のモンブランに。
今日はカジュアルな感じで、私の話もお聞かせしてしまいましたが、ありがとうございました。
高村さん、明日お会いしています。頑張ってください。
ありがとうございます。頑張ります。
ご視聴ありがとうございました。