独裁キャラ版のインタビュールームへようこそ。
先週はウェスタンステイツでアメリカ、カリフォルニア行われまして、
日本でも、私の周りでは結構盛り上がった先週の夏だったんですけれども、
そこから1週間経った今週末にお話がかかるのは渡辺千春さんです。
千春さんは先週末のウェスタンステイツ出場されて見事完走されました。
この配信を見ていただいている方はご存知の方も多いと思うんですけども、
簡単にご紹介しますと、渡辺千春さんは日本のトレールラーニングの黎明期の頃から、
日本ではレースが少なかった頃からトレールラーニングで活躍されてまして、
2008年のオースティン・ジェイトレールラーニングシリーズ、最初のシーズンですけれども、
そこで年間チャンピオン。これ実は私もちょっと縁が深いというか、
私はその頃トレールラーニング知らなかったんですけど、
今私の妻の人見さんが女子のチャンピオンで、男子のチャンピオンということで、
そういう話もよく聞いて、一緒にこのシーズンは日本を駆け巡ってレースしていたんだという話。
ことあるごとによく思い出話を聞いているんで、身近に感じているんですけども。
あと一方、ビジネスパーソンとしては、国内外資の金融機関で30年以上にわたって活躍された後に、
社会起業家っていう言い方ですかね、このサスケナジーという会社を自ら設立されて、
そのCEOとして、出身地の福島のほうで、風量活然とオーガニックコットンの栽培、
米作りを組み合わせた、二食十の自給というビジネスモデルというか、
新しい社会の形に向けたプロジェクト、事業をがっつり取り組んでらっしゃるという渡辺一春さんです。
すいません、私の話が長くなりました。
一春さんどちらにいらっしゃるのかな。車の中のように見えますけれども。
カリフォルニアのサンフランシスコの近くのレッドウィットシティという街がありまして、
そこに昔の会社の部下が住んでまして、その近くに来てます。駐車場からインタビューを受けてます。
実は先ほど少し車をチラッとカメラで見せていただいたんですけど、かっこいい感じの車で。
ダッチチャレンジャーっていう、アメリカで乗るならこの車、最後ガソリン車乗るならこの車って決めてましたよ。
ということで満喫されてるということなんですけど。
ということは今は、もちろん千原さんは100マイル100キロ、何度も経験されて走って経験が豊富なので、
直前に2週間前に奥シナノの50キロのほうに出てですね。
はい、そうでしたよね。
これも完走できたんで、50キロいけたらもういけんじゃないかと思って、
ショートしましたね。
ああ、そうだったんですね。
50キロ走られたのを見たときも、わりと直前だったから、
チャロさんはピーキングとかそういう準備するみたいな発想から言うと、
ギリギリのタイミングで長い距離かなと思いましたけども。
そこは自分の走力というか、試すような感じだったということですかね。
そうですね。一本道でトレーニングして100マイル走るんだったら、
このステップ踏んでいかなきゃっていうののギリギリのところで50キロのレースがあったんで、
これはまあ乗るか反るかのつもりでやりました。
ピーキングとかそういう、100マイルフィニッシュっていうよりは、
100マイルスタートラインに立つぞってそういう気持ちだったんで、
バレバレとした気持ちで100マイルのスタートラインにつきたいなと思って、
そんな感じで、テーパーリングとかなしに、今回はスタートで爆発しやろうと思った。
すごいね。いろんなことが、今年の6月26日に向けてピッタリあったみたいな。
ありました。でも全て私のほうに幸運の女神が微笑んだ的な。
本当に私今幸せな気持ちです。
今回はレースそのものもそうなんですけれども、
チーム桃太郎のお話だったりとか、いろいろよく考えることがいっぱいあるんですけれども、
一つは、この写真もちょっとちらっと見ましたけれども、
ご自身が今取り組んでらっしゃるオーガニックコットンを使ったウェアで参加されたという、
見た目にも白いランニングウェア、しかも近づいてみたらオーガニックコットンというのは、
今のランニング界ではかなり珍しい存在だし、
多分ウェスタンステイツの会場でも目を引いたんじゃないかなと思うんですけれども、
その辺りの今回、強い思い入れを持ってそういうのを選ばれたと思うんですけれども、
これは何か思いを聞かせていただければと思うんですけれど。
私の事業としてやってるサスケナジーなんですが、福島の原発の近くで、
原発事故があって農業がなかなか難しいというタイミングで、
29時間ずっとコースに行ったんで、
いろんな人にエクスポージャーってか、見てもらえたのすごい良かったなと思ったんですね。
考え方が変われば、より長い時間、人の目に触れ続けたっていうことは確かですよね。
そうなんですよ。
そうか。
もう一つね、私も含めて、今やランニング界でウェアアパレルとかって言えば、
ポリエステルは当然だし、その中でもいろんな素材のこと、
いろんなリサイクルとかっていうことも言われてるけど、
コットンというところまでは、なかなかみんなそういうふうに思う人は少ない。
そういうブランドとかも少ないと思いますけど、そういう中ではすごい挑戦というか、チャレンジだし。
おっしゃるように、
僕も、誰だったかな、香港の千明さんとかにお話したときも、
それこそ2000年より前とかに走り始めたときとか、
当然コットンのTシャツで走ってたとかいう話も聞くし、
その意味では、ポリエステルのTシャツで走るっていうのは、
今は当然のように思ってるけど、それは割と最近のことであって、
いろんな可能性があり得るし、コットンもこれからいろんなチャレンジさんの取り組みによって進化して、
もっと着やすかったり、汗びれにも多少もう少し、
チャレンジさんほど鍛えてなくても十分耐えられる、100マイルに耐えられる、
私なんかでも耐えられるような、いいものになっていくかもしれないし、
そういう意味では、今回は一つ大きな反響を呼ぶ結果だったと思うんですけど、
そこで今ちょうどお揃いのTシャツということで、
チーム桃太郎というので組んで、内坂さん、カメラマンの内巻さんとがご一緒されたということを伺ったんですけれども、
ノートとかを伺うと、ご自身の挑戦をもっとみんなに広げていこうというようなことも、
すごい取り組んでらっしゃったと思うんですけども、
チーム桃太郎の狙いというか、どんなものなのかというようなこととか、
集まりとかについてご紹介していただければと思うんですけれども。
なかなかウェスタンステージって、走りたくても走れないレースで、
山田くん、大瀬くん、なかなか応募しても走れません。
ペーサーっていうこともあるよね。
今回私走って、身に染みて感じたんですが、
やっぱりペーサーついてるとみんなめっちゃ元気なんですよ。
とにかく、例えばボストンマラソンで走ったときに、レースの観客、エンド70万人。
アメリカでワンデーで一番客を動員するイベントだって言われてますけれども、スポーツ競技だって言われてますけれども、
その人たちが本当にレースを知ってるなって感じたんですね。
それでまた走りたくなって3年連続で走ったことがあるんですけども。
ボストン3年連続で走られたんですか。すごいですね。
ボストンは走りました。2003年から4年、5年。
そうだったんですね。ちなみにクオリファイするのが大変だなんて、有名なレースなんで、出るというだけでもすごい名誉なことって言われてるんですよね。
そうですね。フルで3時間15分ぐらいだったと思いますけども。
僕はだいたいサブスリーとか2時間40分ぐらいまで走れるぐらいになってた時期なんで、
クオリファイされるのはそんなに問題じゃなくて、
そのレースの雰囲気がすごいんですよ。
70万人が、みんなが熱が伝わってくるっていうか。
そういうレースで走りながらすげー鳥肌立ちっぱなしで、
また走りたいってやりながら思ったんですけども、
例えて言うとそれに近い経験で、
要はエイドステーションに行くたびに、
ものすごい圧倒的にホスピタリティーで攻めてくるみたいな。
アップルが桃に攻めてきたぞみたいな。
でも本当すごいんですよ。
朝方着いたエイドステーション。
ここはクルーンのサポート受けられないところなんですけども、
入口でスコット・フェレックが立って待ってるんですよ。
あー、そうだったんですね。
「どうだ、元気か?お前ソロか?」みたいな。
「水汲んでやるぞ」みたいな。「ここいらないか?」みたいな。
それは一つのエイドステーションで、
スコット・フェレックっていうランナーがそこまでやってるってことなんですけども。
スコット・フェレックって、ちょっとご解説しておくと、
スコット・フェレックってウェスターンステーションで7回だったかな。連続で優勝した伝説のすごいランナーということで。
今もそうやって、レース走らないまでもボランティアというかそういう形でかかって、
チャルさんもそこで会う機会があったってことですよね。
昔、シャモニーで話したの覚えてる?みたいな感じの会話も、
すごいランナーを盛り上げるためにいろいろ合わせて話してくれて。
あと、どこのエイドステーションもそうなんですよ。
かつ、なんとか村へようこそみたいな感じで迎えてくれるんですよね。
やっぱり地元の人が圧倒的にランナーのケアをしてくれて。
走るのもこれでおしまいとかってことではなくて、
やっぱりまた面白いアドベンチャーをしたいなっていう気持ちになって、
レース中からそんなふうに思い出してて。
なんなら2回連続1回目のウェスタンステップもありえるかなと。
一番上の位置の確率で。
いや、十分ありえますよ。
ありえます。
あと、パッションで取り組むのがレースなのか何なのか、まだ具体的には決めてないですけども、
やっぱりコットンの、
例えばコットンってどうしても子どもとか女性用とかって、オガニックコットンってそういうイメージあるんですけども、
ヤンチャーな親父が来なかったらコットンなんて普及しないよというふうに思ってるところもあって。
パッション戦も悪くないと思ってて、
そんなことを広めるためにも、今回みたいなみんなに見てもらえるような場で、
自分が来てやるっていうのもありだなって思ってるんで。
具体的ではないですけども、まだまだ凸凹もない冒険したいと思ってますし。
ここでコットンをみんなに広くしてもらえるような取り組みもしたいなって思ってます。
千原さん自身のモチベーションもさることながら、
コットンの可能性もそこでもっといろんなことができるんじゃないかって考えていくと、
それが掛け合わさってまた面白いお話が来るかもしれないですよね。
結局走る前もそうだったんですけども、
「コットン来て、こんな耐久レースで走り終わって全然問題ないぞ」と言うんだっていう気持ちが走るエネルギーになってたんですよね。
いざ出てみたら周りの人に「お前それなんだ」って言うと、「コットンマジかよ」みたいな。
そういう話し合い掛け合いでまたエネルギーもらって、
だからやっぱりこういう場でコットンのジャージを着て走るっていうのは悪くないコンセプトだなって自分でも改めて思ってるところなんですね。
それでまた何か冒険したいですね。
なるほど。
これ見ていただいている方は僕とかチャルさんとか同世代がいない方多いと思いますけど、
なかなかこうそういうチャレンジというか、なかなか見つけていくのは難しいというか、
世代的に難しいなんて言うと僕だけの話なんじゃないかもしれないですけど、
そういう中では本当に羨ましいというか、すごく輝いて見えるというか、
自分も描く割りたいというか、本当そういう気持ちにさせられるな。
昨日改めて、実は僕が過言にして、ノートのその辺の思いを綴られてる、見つけた時に、
「ああ、そうなんだ」と思って、ちょっと大げさに言うと打たれたというか、打ちしがれた気持ちになったというか、やっぱすごい人なんだなと思って。
まあ月並みの話で教師感ですけど。
いやいや、大事。とか言いながら今ポリエスプレー着てます。
もちろんそれは段階的にやっていかなきゃいけないことだと思うんで。
生きる上ではガソリン車も乗らなきゃいけないし、飛行機にも乗らなきゃいけないわけですから。
それは当然だと思うんですけども、それを一歩踏み出すか踏み出さないかっていうのは大きな差だと思うんで。
でもね、みなさん私が作ったタンクトップとかTシャツとかタンパンとかを購入してくださって、
やっぱりこういうものはなかっただけで、あれば興味持ってもらえるし、
身近な人で良さを聞いて興味持ってもらった人もたくさんいると思いますし、
やっぱりそういうものを着てみるとかっていうのもチャレンジの一つだと思うんですよ。
セビエとか心配だけど、渡邊千鶴という人がそう言ってるんで着てみるかっていう。
だからそうやってみんな、大小いろいろあると思わずに、
知らない世界に興味を持って飛び込んでみるとか、そういうものに触れてみるとか、それも一つのチャレンジですよね。
常識にとらわれずにという。
そうですね。
分かりました。ありがとうございます。
今度また千春さん自身のレースの再建もそうだし、またオーガニックコットンで、
それとつながっている風量活性化だったり、米作り農業の再開というか、
そういうお話とかもこれからますます大きくなっていくと思いますので、
またその機会に俺に触れて、また聞かせていただきたい。
皆さんにお伝えできたらいいなと思ってます。どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございます。
今はカイフォルニアに出らっしゃるんですけど、もうしばらくドイツに行かれたりとか、
日本に戻られるのはもう少し先という感じなんですかね。
そうですね。7月の最終週ぐらいに戻ります。
なるほど。というわけなので、お仕事もプライベートも満喫していただいて、
また直接みんないろんな方にお話し聞かせていただく機会がこれからあると思いますので、
ぜひ楽しみにしていただければと思います。
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。では締めくらわさせていただきます。
ドクターキャラバンのインタビュールーム、今回お越しいただきましたのは、