石舞台100のスタート
こんにちは、IBUKI STATIONです。
1月27日土曜日から、今年も石舞台100がスタートしました。
今日、土曜日の11時に133キロの部門がスタートして、
12時に100キロ、12時半に66キロと33キロの部門がスタートしています。
現在、石舞台の周りの周回コースをたくさんの選手が夜も走っているという状況です。
そんな中、33キロの選手がゴールをしました。
優勝したのは、中渕幸喜選手。
なんと、トレランを始めてまだ数ヶ月ということで、
後続に1時間以上の差をつけた断トツの優勝をされています。
今回は、この中渕さんのインタビューと、そして主催者の田口さんのインタビューをお届けします。
それではどうぞ。
30キロの部ですね。第1位の中渕さんに来ていただきました。
この度はおめでとうございます。
ありがとうございます。
今の率直な感想はどうですか?
嬉しいですけど、それよりもほっとしているというか、安心感の方が強いですね。
本当ですか。
地図上を見ますと、まだ2位の方が30分くらい空くかなというくらい、
断トツでの優勝なのかなと思うんですけど、
ご自身の走りとしては今回どうでした?
そうですね。
初っ端ちょっとロストして、いきなり結構出花くじかれて、そこから巻き返そうとして、
オーバーペースでちょっとバッてて抜かれて、そこから1回ちょっと冷静になって1回落として、
そこから結構自分のペースというか、想定通りの走りができたかなと思います。
そしたら最初はトップじゃなくて、何位くらいにいらっしゃったんですか?
最初はロストして、もう何十人前に行かれて、
本当に序盤だったんですか?
そうですね。そこから2番くらいにつき合って、
トップに立ったのはどれくらいからですか?
6、7キロとかですかね。
本当にロストされたのは序盤の序盤だったのかよく分かりました。
そうですね。
そうですね。一緒部隊今回出られるのは初めてですか?
そうですね。初めてで。
なるほどなるほど。
だからちょっと伺ったときには、まだトレランを始めたばっかりだというふうにおっしゃってたんですけど。
そうですね。まだ5ヶ月ぐらい。
5ヶ月ぐらい?
はい。
なるほど。優勝自体は初めて?
優勝は初めてですね。
すごいですね。今までトレランも数回みたいな感じでおっしゃってましたよね?
そうですね。4回とかそれぐらいで。
4回?
はい。
なるほど。もともと陸上とかされてたんですか?
陸上はもう全くしたことなくて野球しか。
じゃあもともと野球されてて、あまり走るとかそういうことは今までされてこなかったんですかね?
まあその野球部の冬練での走り込みぐらいで。
はいはいはい。
まあまあ専門的にタイムとか記録を目指して走るみたいなのはなかったですね。
ああ、そうだった。
いい感じにサボるかを考えながら走りました。
なるほど。そういうこともよくありますよね?
そうですね。
はい。そしたらどういう経緯でまたトレランを始めてみようかなってなったんですか?
そうですね。もともと登山はやってて、
それでトレランやってる仲間から登山とトレランで山仲間みたいな感じで
ちょっとトレーニングがあったら走ってみようよって言われて
そこから走ってちょっとこれ面白いなと思って始めました。
なるほど。初めての大会とかは成績どうだったんですか?
初めてはその友達と出て、ペアってやつだったんで
それが2位にはなったんですけど
そこで結構その博馬国際クラシックに出たんで
本当にトップの選手とか出てそれ見てちょっとかっけえなと思って
もうちょっとマジで頑張ろうって思いましたね。
なるほど。そこからちょっとのめり込んで
今回4回目で初めて優勝。
おめでとうございます。すごい。
インタビュー
ありがとうございます。
今後こういうの出たいなとかそういうのあったりするんですか?
一応今エントリーしてるのが3月末のハセツネと
今年はスカイランニングジャパンシリーズと
ゴールデントレールシリーズはちょっと出たいなと思います。
なるほど。どちらかというと今回みたいな30キロとか
短いスカイランニング系の方で出られていくってことですね。
すごい活躍が期待しております。
どこまで行けるかちょっと頑張りたいですね。
なるほど。
今日は怪我をちょっと気にしてるみたいなことも
先ほどおっしゃってましたけどそのあたりどうだったんですか?
15キロぐらいからちょっとずつ痛くなってきて
頼むって思いながら持ってくれと思いながら走って
もう第二エイド着いた時点で痛いのは痛かったですけど
最後は下り基調なんでもう行けるなと思って
もう後続もちょっといないかなと思って流したのもあって
そこまで悪化はしてないようにゴールできたかなとは思います。
なるほど。よかったです。
コース自体はどうでしたか?この石部対100
そうですね。第一エイドまではその上り
結構この大会の肝っていうかだったのかなと思って
あと下りですよね。下りの休憩車を
そこで変にこけたりせずにスムーズに行けたのは今回大きかったかなと思います。
気持ちよく走れましたか?
そうですね。これまでは怪我もあって
この大会走れるようにちょっと制限かけながら走ってて
今日だけは自由に走ろうと思って
そうか。怪我の怖さもあったりして抑えてたんですけど
今日は全力で行かれたんですね。
本当に今後の活躍を期待しております。
今回おめでとうございました。
中渕さんでした。ありがとうございました。
よろしくお願いします。
じゃあ、IBUKIステーション、レースディレクターのタクシーさんにお話を伺っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今回石部対100、3回目ですかね?
3回目ですね。
今年はどうですか?レースとか天候とか全体的に教えていただいてますか?
天候は最高じゃないですかね。過去一番いいんじゃないですかね。
なるほど。去年すごかったですね。
去年がやっぱり30センチ雪があってっていう状況だったんで
それに比べると相当コンディションはいいですね。
暖かい。雪もあっても1センチか2センチ上の方だけっていう感じなんですけど
逆にこのコースは硬い方が、路面が硬い方が走りやすいので
ちょうどいいですね。
なるほど。1回目と比べてもさらに走りやすい感じですかね。
そうですね。1回目より今日の方がいいんじゃないですかね。
なるほど。そうなると結構乾燥率というかそういうのも高くなりそうなんですかね。
そうですね。乾燥率上がると思ってるんですけど、そんなに上がんないかもしれないですね。
そうなんですか。その要因は何かあるんですか?
やっぱりコースがきついんじゃないですかね。
距離が今回伸びたんでしたっけ?
実はね、あれ発表してるだけで去年とコース全く同じなんです。
去年言ってないだけなんですね。
そうなったですね。今年変わったんだなと思って見てたんですけど。
変わった風になってますけど、去年とは変わってないですね。
なるほど。
ちょっとだけ工事の関係とかで伸びているところはあるんですけれども、
意図的に変えたところはないですね。
そうなると難易度的には去年よりも天候が良くて走りやすいだろうというところで、
乾燥率ちょっと下がるかもっていうところはどういったところですか?
そうですね。8割ぐらいしてほしいなと思うんですけど、やっぱり8割は乾燥しないかなと思うんで、
やっぱり6割ぐらいなのかなというふうには思いますね。
なるほど。コース的な特徴みたいなのは今回、去年と一緒っていうことでしたけど、何かありますか?
やはり最初14キロ、CP1までの14キロが、山が2つなんですけど、獲得標高が1200ぐらい。
14キロって1200なので、だいぶありますね。
そこまででかなりきついというのと、そこからもう1回、2回登るんですね。
登って、CP2が25キロで2100か200ぐらいになると思うんですけど、それぐらいの獲得標高になるんで、だIBUKIついなっていう感じ。
最後、ロードとか走れるコースがあって、35キロの獲得標高2400ぐらいなんですけれども、最後の最後で距離が伸びてくるっていう感じなんで、
やっぱり前半から常に獲得標高がきついなっていう感じだと思うんですけど。
なるほど。結構、路面というか下の方は、山の方は雪とか積もってる感じですかね?今回はそうでもないですか?
今回は1センチか2センチ、昨日の状況で1センチか2センチあるところがあるぐらいの感じで、ほとんどないと思います。
そうするとランナーにとってはかなり走りやすい状態ですね。
前回は133キロのチャレンジノブが完走者なしみたいな状態だったと思うんですけど、今回は完走いそうですか?
一人するかしないかじゃないですかね。
それはタイム的なところで?
精神的なところもやっぱり4っていう数字はあんまり良くないんでしょうね。
なるほど。
3周ぐらいでみんなやっぱりとどめたいと思うんじゃないですかね。
そこで気持ちが切れるかそのままいけるかどうかっていうところですね。
そうですね。
今回中谷選手がまた1時間ぐらい遅れてスタートされてましたけど。
50何分ね、遅れてましたね。
かなりペースを上げて、追いついてそうに今途中ですけれども、見えましたね。
今回練習してるみたいなんで、もしかしたら50分遅れて25時間で完走するって言ってたんで、
26時間は最終関門は間に合うんじゃないかなと思うんですけど、
途中の最終周に足切りがあるんで、
4周目の朝6時に関門に出れるかどうかでしょうね。
なるほど。ゴールタイムというよりかはそこなんですね。
やっぱり4周目の関門が1エイドずつ閉まっていくっていうここにやっぱりきつさがありますよね。
なるほど。そこをクリアできるかどうかが今回のポイントになるってことですね。
なるほど。
あと他には、今回特徴的だなと思ったのが義援金。
義援金、はい。
受付で募集されてましたね。そこはどういった経緯で?
あれはですね、もともとうちで働いてた松治くんっていうのがいて、
彼がもともと石部隊を走るって言ってたんですよね。
石舞台100のメッセージ支援
来るって言ってたんですけど、1月1日ののと半島沖地震の関係で、
やっぱりちょっと出るの難しいねっていう話をやっぱりそうだよなっていうことで、
出れないなっていう話をしてたんですけど、やっぱり本人が走るということで、
僕たちも何かできないかなということがあって、
何かどういう形がいいのかっていうのは見えてなかったんですけど、
一番はボランティア活動に行ったりっていうのはちょっと、
行ったところでそんなに役に立たないっていうのが分かって、
やっぱり経済を動かした方がいいなっていうことで、
やっぱりお金もそうだし、
あとは個別に本人にメッセージを伝えるっていう、ここが大事なのかなと思ったので、
その2つをやりたいなということで、大会でも何かできないかなということで、
今回参加賞の手袋を作ってるんですけど、
それが今回の参加賞で、
66キロ、100キロ、133キロの選手は参加賞で配ってるんですけど、
これが120層ぐらいを販売に回せるということで、
もともと販売するつもりだったんですけど、
それを1層売れるごとに500円、
障子君に現金として、
ちなみに税込み1800円の本体と180円の消費税で、
1980円の商品なんですけど、500円現金をお支払いしたいということで、
大会とは別に払いたいなということで、
それを本人に話したわけなんですけど、
それもするということで、
それはネットとか?
ネット通販ですね、うちのサイトで、
昨日の詳しくは夜のボイシーでお話したんですけど、
もう一晩で50層ぐらい売れたんですよ。
そうなんですか、そんなに?
それがまた、なのであと50層60層ぐらいだと思うんですけれども、
言っても100層売れたところで5万円ぐらいにしかならないんですけど、
たぶん金額の問題というよりかは、
みんなが応援してるよっていうこういう繋がりを、
一つの数字に表したものだと思うので、
金額どうこうっていうことでは僕はないと思うんですよね。
ただ、5万円になるということは、
100人の方が自分たちに気を配ってくれて、
応援してくれたということを本人が感じてくれたら、
僕はそれでいいと思うんですよ。
ただそういう形で何か届けたいなということで、
できることは非常に限られてるんですけれども、
そういうことをやりたいなということで、今回企画させてもらってます。
そうですね、将司さんご本人も受付の横で現金、
結構最初にいじられてたというかあれですけど、
募金箱が結構ちっちゃい。
もっとでかいの持ってこいよみたいな。
でかいの持ってきたらやらしいじゃないですかみたいな。
もっと弁当箱みたいなやつ持って。
弁当箱って甲子園の売り子さんみたいな。
弁当を売る肩から下げるようなやつ。
首から下げるようなやつか。
これぐらいの持ってこいよみたいな。
っていうふうに言ったんですけどね。
販売されてるものの他にご本人たちが直接受け取られてるっていうので、
結構な方いらしてましたね。
そうですね、もうみんな小銭じゃなくて大きいのを入れてましたね。
ですね。
すごいやっぱりこういうレースに集まる、
トレイルランですごい温かいんだなって感じました。
そうですね、事前にフェイスブックとかでもお話しさせてもらったりとか、
昨日ですかね、それも投稿は。
実際に本人から写真をもらったりとかして、
地震の状況であったりとか、
全く地震でも石川県の中でも、
地震の影響を受けなかった方っていうのもいらっしゃるし、
今回はもうもろに影響を受ける地域、
鈴市なんですけど、
ということでお風呂もね、
年始から1週間入れなかったりとかっていうことがあったらしいんですよ。
なるほど。
そういうので何ができないかなっていうことだったんですけども。
すごいいい光景だなと思って見てました。
本当にご本人たちは本当に大変だと思いますけど、
ランナーの温かさというかすごい感じました。
そうですね、やっぱりそういうので繋がりを一人一人が感じて、
これ別に今は庄司くんですけど、
また別の人がなった時は、
その人のために別の人が助け合うっていう、
こういう文化だと思うんですけど、
こういうのは非常にいいなっていうふうに僕は思いましたし、
これからもやっていきたいなっていうふうに思ってますね。
そうですね、本当にいい取り組みだなと思いました。
ありがとうございます。
話が戻るんですけども、
またレースのところで、
注目の選手みたいなのはどういった方いらっしゃったりするのかな?
注目選手はですね、
中谷くんももちろんそうなんですけれども、
チャレンジの部に出る選手はみんな注目ですよね。
あそこですよね。
6人しか来てはせんし、
それぞれが各大会の優勝者のような方たちが来てますし、
全員注目で、
ゼッケン番号ではなくて、
名前でゼッケンを作らせていただいてますし、
あとはそうですね、
66キロが結構、
昨年よりも人数が増えたなっていうのはありまして、
京都グレートラウンド2位だった大畑選手が引き続き参加してくれていたりとか、
あとはタンバー優勝した板垣選手が参加してくれていたりということで、
やっぱり強い選手が出てくださっているなということですね。
そのあたりは100キロの分もあるわけじゃないですか。
100キロじゃなくて66キロ、
選手たちが選ばれている理由みたいなのがあったりするんですか?
多分キツすぎるんじゃないですかね。
この時期にこのコースで100キロ3周走るっていうのがやっぱりキツいんだと思います。
やっぱり1月のトレランってキツいですか?
そんなことないと思うんですけどね。イメージじゃないですかね。
大会はそもそもそんなに多くない時期ですもんね。
運営側が大変ですよね。寒いんじゃないですか。
僕は特に寒いとかあんまり考えてない。やってみて後悔するっていうのはありますけど。
なるほど。それが去年の大雪につながるのかなと思いますね。
ただ僕はどういう国書だろうが、大雪だろうが、何がどういう状況であろうが、
開催することを前提に物事を考えるということなんで。
コロナでもそうですけど。
もうできないじゃなくて、どうやったらできるかをベースに物事を考えたいなと思っているので。
1月でも全然テントの囲いを強化しなきゃいけないとか、いろんな考えないことはいけないことはたくさんあるんですけど、
全然できると思いますよ。
今テントの中で撮ってますけれども、寒さ対策をしっかり。
スタッフさんもそうですし、選手が寒くないかっていうのを皆さんで考えながら運営されてますもんね。
だんだんこの辺も強化して、少しずつですけどやってますね。
本当にスタッフの方々の努力というかすごいなと思います。
そうですね。
そういうところにも注目しながら、引き続きレースを追っていきたいと思います。
どうもたくさんありがとうございました。
ありがとうございました。