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2022-04-14 22:32

#59 小原将寿 Masatoshi OBARA UTMF 2022 直前インタビュー

3年ぶりの開催となる2022年のウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji。DogsorCaravanでは今年のUTMFに出場する有力選手の皆さんにご出演いただき「UTMF2022直前インタビューシリーズ」をお届けします。このインタビューシリーズはTHE NORTH FACEのご協力でお送りします。

2019年のUTMFで4位、その年の秋のUTMB®︎ Mont-Blancでは8位となって表彰台に上った小原将寿 Masatoshi OBARAさん。2012年の最初の大会から欠かさず出場しているUTMFは、小原さんにとって100マイルのトレイルランニングレースに打ち込むきっかけになった大会だといいます。

とりわけ、2019年は世界のトップ選手と肩を並べるレベルになるために自らの殻を破る努力を重ねた結果を手にすることになりました。それでも「UTMBで8位になった時、自分の前に壁があると感じた」といい、小原さんが努力を止めることはありません。

インタビュー冒頭で、4月になってから新型コロナウィルスに感染して高熱に苦しんだことを話してくれました。インタビューの時点ではまだ息苦しさを感じるとのことですが、「3年ぶりのUTMFを前にコロナに負けたくない」とできるだけいいコンディションでスタートラインに立ちたいと話してくれました。

レビュー・「VERGA100」小原将寿が限界を超えるための2021年の夏(DogsorCaravan)

(2022年4月13日収録)

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UTMF 2022直前インタビューシリーズということで
次々お送りしておりますけれども今回は小原正利さんです。小原さんどうもお越しをお願いいたします。
よろしくお願いします。
元気ですか?
そうですね。これ最初にいきなりあれなんですけど
ちょっとしがつかったのに。やみあがりって聞きましたけど。
ちょっとコロナにしまい、やっといろいろ開けてっていう状態ですね。
スポーツ界もそうですし身の回りでもそういう話聞くことが増えてきたので。
大会には出れそうなんですよね。だからそういう意味では、一応幸いだったかなってことですね。
あと1週間とかあったら、本当に色々規定とかの問題もあってちょっと危なかったなと思うんですけど。
一応クリアできるタイミングで。
ただ、ちょっと検証のはいえ、結構39度の熱が見つかるぐらいだったりとか言って
正直今まだ肺にものすごくかかってるみたいな状態っていうか
呼吸を深く、今時点ではですけど、正直できないんですよ。
なのでまだ1週間あるんで、ちょっとなんとかなんとかします。
けど、ご自身の体のことだから、無理は気持ちですよね。先のことも考えればね。
ETMFは2年連続コロナで中止になって、今度僕個人としてコロナにいってなってるんで、正直もう負けてられないっていうか
あんな回連続コロナでETMFを走れないっていうのは、ちょっと僕個人としてもそこは負けてられないなっていう
たくさん今感染者がコロナにかかってる方もいらっしゃると思うので
その思いを背負うと言ったらちょっとあれですけど、そんな僕は大切なことはあれですけど
まあかかっても100マイル走れるんだぞって言うと、負けてられないなって、負けてなるものかというか
小原さんらしいガッツですね。
負けてられないと思うかと思って、スタートラインに立ちますから。
とはいうものの無理は気持ちなので、僕はやめずにかけるつもりはないんですけども
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スタートラインに立つ姿が見ることができたらすごく嬉しいというか
やっぱりUTMF小原さんなしでは始まらないだろうと思いますので
そういうことで不確定な要素というか、体調次第というところはあるのかと思うんですけども
今のところスタートラインに立つというつもりで準備を進めてらっしゃるということなので
それを前にしてお話し聞ければなと思っているんですけれども
小原さんにとって今年のUTMFは負けてられないという話もありましたけれども
多少の無理はしても出たいぐらいの気持ちでしょうかね。
やっぱり第1回から欠かさず出てらっしゃいますもんね。
UTMFは本当に第1回から欠かさず出てほんとに僕の100マイルをはまるきっかけとなったレースですので
変な人に話したら興奮があるというか、もう感じているというか
本当に素晴らしいものに出会わせてくれたというレースですので
やっぱりまた1回盛り上げるという側面ももしかしたら僕が出ることで少し見慣れるのであればそういう思いもありますし
どれだけ続けられるかわかりませんけど、ずっとできれば今後も続けていきたいなと思っていますし
覚えているんですけれども、前回2019年のUTMFは4位でフィニッシュされて
トップ3も追いつ追われずというね、すごく激しい展開だったことを覚えています。
その時にパラさんもおっしゃっていて、実際そういうレースでしたけれども
今までの、それまでの前半にペース、自分のペースを守って後半に力を残しておくというか
力を出し切れるように、そういう展開というところから一歩抜け出して
世界と戦うためにはやっぱりもっと自分の殻を破って、前半からもっとペースを上げていくとか
そういうことをしていかなければいけないと思って、その結果につながった
4位という結果につながった、またそのUTMBの8位、その年の8位という結果につながった
あと、今年、去年、去年の夏、秋ぐらいでしたかね
公開された、Beyond the Limitというね、アンサーフォーの小橋さんが作られたMVの中でも
あえて山とかでいいんじゃなくて周回コースの100マイルで、タイムを目標にして
どこまで行けるかという設定が、かなり苦しいというか大変なことだと思うんですけれども
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今も、そういう形で自分をもっと高いところに持っていこうという気持ち
そういう取り組みは、やっぱり今も変わらないって感じなんでしょうか
そうですね、特に、今年、何とかUTMBに出ようと思って準備を進めていまして
やっぱり今年、僕も、あのBeyond the Limitの中で皆さんもそう言っていただいているんですけど
40歳になりまして、まさに田村祐さんが2009年に、なんとしていいのになった、確か40歳ぐらいになったと思うんですよね
やっぱり、今年、僕の40歳の、ある意味、お年寄りの、という風に僕も感じていることもありますし
前回、UTMBでミートを出せたんですけど、もう一歩上に行くための壁というのも感じたんですね
それを打ち破るために、この2年間、本当にさらにちょっと厳しい練習をやってきた事故がありますし
昨年というか、1月末、2月ぐらいの時点で、僕のトレーニング状況で、今回のUTMBは正直相当自信があったんで
今年の1月ぐらいの時点でということですか
はい。去年、僕が4位になった2019年、ちょうど21時間。その時に、トレーニング、真っ白いトレーニングが下位になった
そういうものと比較して、どう考えたって1時間以上早く走れるな、という実感というか
確実に時間が早くなっているという、もう震度があったので
今年はやっぱり、UTMBで2019年にガブリエが優勝した19時間関係で
その前の年に、グランボーマンとパーカペルが最後、ペットヒートした19時間21分、24分のタイムを彼らに残しているので
そこをターゲットとずっと思ってやってきていまして
19時間の前半でという点設定で、正直僕の感覚だと、6.4で19時間30分はいけるだろうな、というぐらいの手応えまでいっていました
で、今、こんな状態でちょっと正直僕は分からなくなってしまったんですけど
ただ、やっぱりそこまで積み上げてきたものっていうのが僕の中でやっぱりありますし
そのタイム設定で、やっぱり僕は挑戦したいんですよね
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UTMBでやっぱりとっつりに入るためには、いわくともこのUTMFで19時間前半というタイムで走り切らないと
その総力がないと、やっぱりちょっとお話にならないという感覚なのかなと、MBでとっつり狙うんですが
やっぱりそこは試したいというふうに、僕の中での思いがあるので
やっぱり今年のUTMFというのはちょっと強い気持ちで、第4、5モークスと思っていたので
やっぱりちょっと後、10日間本当にちょっと体調を何とか戻して
ちょっとより高い目標、高い深みを目指せるためのステップにしたいというふうに思っています
ちなみに前回の2019年のMFRの方はですね
20時間59分24秒ということで、21時間を切っているというところなので
今、小林さんのおっしゃった19時間半というところは、8節目コースのすごいない月、すごい練習してると聞きますけど
そこでのいろいろな自分のタイムとか見ると、1時間半縮めてもできるという
そういう手応えを持っていらっしゃるということですよね
そうですね、1時間は硬いけど、残り30分どう削るかという感覚だったり
僕の中では
ここまでのところ順位みたいな話あんまり出てきてないんですけれど
何位を大きくしますかみたいな話あんまり出てこないんですけど
その辺はもうあんまり意識していらっしゃらないという感じなんですかね
このUTMFに関しては
正直僕が今目標としている19時間30分というタイムで走ることができれば
やっぱりグラディエとかパーカッシュのタイムと並ぶということになるので
そのタイムで走って負けるんだったらそれは考えにくいのかなと正直思うので
今回僕が本当に強気で思っていたのは
優勝を目指すんだったら設定台にて20時間とか20時間半になるかなと思うんですよね
日本人の中での優勝を目指すのであれば
でもそこじゃなくて
潰れれば潰れないかギリギリのラインの19時間30分、19時間半というのを僕は目標にしたいなと思っています
例えばですけど、キララのルールで報道局と結構差が空いていると
で、行った時に優勝を目指すんだったらそこから安定運転で低速して潰れないようにするという
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検索指示になると思うんですけど
それは走りじゃなくて、あくまでタイムを作る走りを使い切るかと思っていまして
例えばそこで落とさずにガッと上げることで潰れてしまって順位を落とすっていうのも
選択肢として僕は仕方ないかなと思うんですね
あくまでタイムを目標にするのであれば
やっぱりそれはU.N.D.につなげたいというのがあるので
U.N.D.の前回その3ペコ以降やっぱ潰れてしまったというか
ペコ上げられなかったというところを何とかしたいというのがあるので
最後の最後までペースを落とさずにどこまで行けるのかというのを
ちょっと自分自身に話したいという思いがあるので
あまり順位には拒まらずに自分の頂点というのを
一体的に人間性というか体重をものぐして位置づけて走りたいなと
なるほど
高いね、あえて高みを目指すということですよね
言えるんですけど、実際は平田さんが「もうダメだ」ってなっちゃったんですか
もちろん実際にはそこまでいろんな要素があるわけですから
体調のこともあるし
安全運転ではなくてというのは
やっぱり2019年の時に僕も春にそういう話を直接小原さんから聞いて
驚いた、それまでの小原さんのスタイルとは
180度とは言わないけれどもかなり踏み込んだ発言
というか強い決意をそこに感じたんですけど
今もやっぱりそこは変わってないっていうところに
自覚的に今目指すところだったんですけど
覚悟をしないと届かないところだろうなと思って
やっぱり強い気持ちでここは
そういうアスリートとして難しい道をあえて行くという小原さんなんですけれども
私生活というか家庭というか
そういうもんでもこの3年間でいろいろ変化とか大変なこととか
あったのかなと思うんですけれども
どうですかそういうもんではやっぱりいろいろ
トレーニングとかトレーニングランナーとしての生活とか
いろいろ難しいこともあったのかなと思うんですけれども
どうでしょうこの3年間のプライベート
詳しいこと聞かせてほしいわけじゃないんですけれども
いかがでしたか
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そうですねやっぱりレースがなくなってしまって
レースにあまり出らなくなったりというので
やっぱりモチベーション自体はそんなに低下するってことはなかったんですけど
自分がやってることが大事な話しいのかなみたいなところが
よく分からなくなっちゃう時がありまして
自分が決まったところを決まった世界をプレイにする気持ちにしてるので
そのタイミングとかを見れば
なんとなくちょっと早くなってきてるのかなとかっていう感覚はあるんですけど
でもそれが僕が目指したいところにたどり着けるようなものになってるのかどうなのかっていうところって
やっぱりレースとかで試してみないとわからないとかっていう部分があったので
そういったところがちょっとなかなか信じ切れるかみたいなところが
自分自身をやってることを信じれるかっていうところで
ちょっと多少迷いがあったりっていうのがあったりしました
やっぱり子どもも成長してきて
ちょっとなく僕がやってることがわかるようになってくれていて
なぜならやっぱりいいとこを見せたいっていう意味がないんですけど
これは僕の中でも大きなモチベーションというか
やっぱり大きな子どもにいいとこ見せたいというものがやっぱりあるので
小原さんっていうとこの話も何回も出てるのかもしれませんけど
あんまりこういうSMSとかインスタグラムとか
ああいうのはあんまり露出がないから
みんな小原さんどうしてるのかなとか
っていうことを知りたい人が多いと思うんですけども
そういうのはあんまり雑音を増やしたくないとかっていうことなのかね
僕5年くらい前までは結構Facebookをかなりやってたんですけど
高校もかなりしてたりしてたんですけど
その時はそれが当たり前だったんですけど
練習中にも景色がいいなとか思ったら
立ち止まって写真撮ってとか
そういうのを普通にやってたんですよね
その時に
でも2019年にもう1回FBに行って
なんか練習とかを自分の中で見直されて
練習中に立ち止まってそういうことをやっていることって
どうなんだろうって自分で思うことがありまして
やっぱり写真撮るのもそうですし
1回写真撮って投稿したらいいねがついたかどうかなって
ずっとスマホを気になったんですけど
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それで練習にどれだけ僕は集中してるのかなって思った時があって
僕気になっちゃうんですね
結構好きなんですよね
なんかいいねって言ってくれたりするっていうのも好きで
各変身とかもすごい人と人との間でしっかり練習したいというので
やるとちょっと遠いでやっちゃうので
僕は中学生の時期にも練習時間なので
プロの海外の練習生たちと立ち向かうためには
短い時間で3つトップしなきゃいけない
やっぱりこれをやってる時間は僕にはないなって思いまして
僕がやっぱり目指したいものやりたいものを立てするには
これは僕には合わないなって思ったので
スマホはやめちゃったんで
本当はSNS大好きおばあさんなんだけど
あえてストイックに大きな目標に向けてということで
僕がもっと大事にして始めたら
ストイックじゃなくなった
夢を果たしたのか破れたのか
破れることはないと思いますけど
またいつかそういう
でもやっぱり僕もいろいろと溜め込んでいるものもある
溜め込むことって言うかさ
蓄積しているものもある
皆さんに知ってほしいとか
こういうやり方あるんだとか
普及の方法だとか
練習の方法だとか
多分お伝えした方がいいんだろうなって思うときもあったりするので
やっぱりどこかでそういうのって
どういう形になるか分からないけど
やっぱり僕はもう若い人で
500万人を打ち切っていくときに
何か手助けになるような情報も
僕はもしかして持っているかもしれないので
そういうのはどこかで皆さんにお伝えしていかなきゃいけないかなとは思って
どういう形になるか分からないけど
SNSでこういうのを展開しているのか
こうしていたいみたいな形でお伝えしていったくらいのか
いいじゃないですか
大原さんの書いたテキスト
教科書というか100マイルの絵の道みたいな
教科書あるいはラーニングチームとか
できたらちょっとどんな感じなのか
興味あるなという人を私は含めて多いと思います
まだその辺は具体的な形にはなっていないと思うんですけど
そうですね、まだまだ
またそういうニュースが大原さんから出てくるかもしれないということを
期待していただければと思います
僕が一人ごと的に言うと
大原さんのこういう今伺ったようなスタイルと
一方で土井さんが割とクラシックなというか
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自分のペースで
その話19年のストラバカフェで
トークイベント大原さんも入ってやった時に
やり方違うなみたいなお互いのやり方
考え方がこうでこうでという話題がありましたけれども
ちょうどこの今年のUTMFで
2人が揃ってスタートラインに立って
どんな風になるのか
個人的には見どころというか
皆さんにとっても注目していただいたら面白いんじゃないかな
面白いというか見どころがあるなと思います
そうですね
とはいうものの大原さんはね
体調本当にまだ先もありますからね
感想する姿は見たいけれども
無理のない簡易の
この夏に向けて
あるいは来年先に向けて
無理のないレースにしていただければと思います
スタートラインでは多分お見受けできると思うので
皆さんぜひ応援していただければと思います
お願いします
ありがとうございました
NBシリーズ小原雅敏さんでした
ありがとうございました
会場でお会いにかかりますありがとうございました
(字幕視聴ありがとうございました)
(字幕視聴ありがとうございました)
((( ゚Д゚)))
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