12月13日に開催されたIZU TRAIL Journeyは新型コロナウィルスによりトレイルランニング大会の多くが中止となる中で、例年と同じ規模で開催された数少ない大会となりました。来年2021年11月にタイ・チェンマイで開催されることが決まったマウンテンランニング・トレイルランニング世界選手権の日本代表選考レースともなっていたこともあって、今年のITJには数多くの有力選手が集まりました。
秋山穂乃果 Akiyama Honokaさんは今年のITJの女子のレースを制しました。レース終盤まで先頭を競い合ったのは、かつて秋山さんが初めて走ったトレイルのレースで優勝した吉住友里選手。初めて一緒にレースで走った時から吉住さんの力に圧倒されていたという秋山さんは、今回必死で吉住さんの背中を追いかけて、ついに優勝を手にしました。
このインタビューでは秋山穂乃果さんの経験した今回のITJのレースの展開について聞いた後、初めてトレイルのレースに出てから半年でSTYに出て3位となったこと、それからまもなく当時勤務していた会社を辞めて長野県警の警察官に転身することになった経緯について聞いています。
27歳の若さながら自らが信じた道を突き進む秋山穂乃果さんに、当サイトでは初めてインタビューすることができました。
今回の秋山さんのインタビューに続いて、次回のエピソードではITJ男子優勝の川崎雄哉選手のインタビューをお送りします。
今回のエピソードには次のようにチャプターをつけています。
オープニング
秋山穂乃果さんを紹介
今年のITJを振り返る
憧れの吉住選手とレースで競えるのが夢だった
オーバーペースかもと思いながらも思い切って吉住さんについて行った
仁科峠を過ぎたところでハンガーノックに
残りは下りだけとなったところで歩いている吉住さんに思いがけず追いつく
岩佐が秋山選手の名前を知ったきっかけ
山も陸上もどちらも好き、登りが得意なことに気づく
社会人になってしばらく走ることから離れていたところでトレイルランニングを知る
初めてのレースで吉住さんのすごさを実感
2018年のSTYはぶっつけ本番
もっとトレイルを走りたい、と転職を決断
長野県警の警察官に転身、山岳救助の仕事を目指す
2019年のトレイル世界選手権に日本代表で出場
退路を断って長野県に来たのだから頂点を極めたい
警察学校の敷地内をぐるぐる走ってトレーニング
警察官として山岳救助に携わりたい
2019年の世界選手権で世界の選手のたくましさを知る
2021世界選手権で入賞を目指す
好きなことのためにキャリアチェンジしても大丈夫、と示したい
距離や種目にこだわらないでいろいろ挑戦したい
年末年始の予定
(2020年12月20日収録)