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路地裏クリエイティブの谷口です。
同じく丸山です。
この番組は、事業会社とPR会社という広告クリエイティブの路地裏にルーツを持つ2人が、企画やコピーなどについて自由に語っていく番組です。
決まった台本は特になし、興味のあるテーマについて気の向くまま喋っていきます。
なお、番組内での発言は基本的に個人の考えであり、所属する企業の立場や見解を反映するものではありません。
それでは早速、スタートです。
はい、谷口さん、突然ですが問題です。
ある日、フィリピンでストライプのシャツ、横島模様のシャツですね、を着る動画がSNSで盛り上がった。それはなぜでしょう。
はい、ということでですね、今回は路地裏クリエイティブ、アドフェスと面白広告じれクイズということでですね、やっていきたいと思います。
いきなりなんかぶっこまれたんで、試されてんのかなと思って。
やばいと思ったんですけど、そういう即切り口だった。
導入にキャッチを作ろうと思って。
はい、ということでですね、世界の今面白い広告事例ということで、それを受け手の成果者目線のミニクイズ形式、今みたいな形式でちょっとインプットして楽しく学んでいきたいなというふうに思ってるんですけど。
実は私ですね、丸山ですね、3月末にタイの方に行ってまいりまして。
行かれてましたよね。
タイのパタヤという場所に行ってきましてですね、それがこのアドフェスト2025といういわゆる海外広告賞に参加してきたんです。
今年このアドフェストのツアーのパッケージみたいなのがありまして、ちょうど今31歳でヤングカンヌとかの出場権も失っちゃったんで、海外アワードの大人版をですね、狙ってみたいなという気持ちが芽生えていたところで。
モチベーションを上げにですね、この広告業界の友達に誘われて一緒に行ってまいりました。
これ縁打が直撃してるんで、慈悲で行ってきたんですけど、結構な攻略になっちゃいまして。
ツアーが大体30万円ぐらい。
アドフェストに参加するためのチケットが20万円ぐらいっていうところで、大体50万円ぐらい。
今日は50万円の学びを無料で世界に発信しちゃうってことですか。
おしゃれ通りです。50万円の学びの一環をですね、少しでも元を取ろうと思って頑張ってきたので。
僕ももちろんアドフェスト存在は知ってますけど、実際今年の事例とか受賞作品は正直全然まだチェックしてなかったので。
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ちょうどまねやさんから教えてもらいながら、僕も一知らない側として聞き役で今日はちょっと聞いてみたいなと思いました。
良かったです。それはちょうど良かったというところで。
良かった良かった。
そうですね。ちょっとその面白かった事例っていうところで、いろんなセミナーとか表彰があったんですけど、特にその紹介された、エントリーされた事例のところですね。
その事例の中で、今日はちょっと僕が面白いと思ってセレクトした事例を、ちょっとクイズ形式で紹介して帰ってきたいなと思っております。
ちなみにアドフェストっていろんな部門があると思うんですけど、まねやさんは行かれてどっかの部門を集中的に聞かれてたのか、全部見ましたみたいなことなのか、どういう感じで見られてたんですか。
それと全部見たっていう感じで、全部の表彰式を一遍に夜にバーってやるんですよ。それを聞いてて、これ面白いなと思ったものをまねまね。
じゃあ総合的に受賞式を見て、どの部門関わらず、これ面白いなと思ったものをピックアップいただいて、持ってきてもらったってことですね。
はい。部門関わらず。複数の部門で受賞してるのもあったりするので、基本的には部門関わらず面白いなと思ったものをセレクトして。
まずはちょっとアドフェストという催しの基本情報についてなんですけども、一応その世界的な広告祭っていう意味で言うと、フランスのカンヌ広告祭だったりとか、そのアジアオセアニアリージョンのスパイクスアジアというものが有名かなと思うんですけども、
アドフェストというアワードは、このカンヌ広告祭で審査員をやられていた方、フィルム部門で審査員をやられていた方がインスピレーションを受けてタイで始めた広告祭ということで、スパイクスとか。
自分できっかけなんですね。
そうなんです。カンヌとかスパイクスとかとはまた独立して存在している広告祭になります。1998年第1回が始まって、今やですね、カンヌとかスパイクスに並ぶような国際的なアワードの筆頭の一つという規模に成長しているというところでございます。
個人的にこのアドフェスト参加してみて改めて感じた独自性というか、と思っているところを解釈しているところとして、かなりそのエントリーしている事例とか広告がある国々のローカルな事情とか監修みたいなものを使った広告、それを踏まえた広告っていうのが結構多く受賞しているっていうようなことが。
国ならではの文脈とかに合わせている、そこのクリエイティビティみたいなことが結構評価されているってことですね。
比較的このカンヌとかスパイクスだと、よりグローバルに世界全体で共有されている問題、大きな問題に対してどれだけ大きくコミットしたかみたいなところが求められているイメージなんですけど、アドフェストはどちらかというとちょっとユニークネスだったりとかローカリズムみたいなものっていうのが結構面白く見られている。
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そんなイメージを私は解釈として持ちました。ということで、各国こういうのインサイトの発掘からその国その事情だからできたスケールした、そんな面白い広告が集まっている印象だったんですけども、とはいえ海外の広告賞なんで、やっぱりこの文化とか言葉を飛び越えて世界中の人が本能的に面白いって思うようなシンプルでボールドな事例がやっぱり多くて、僕はなんかすごくそういうのが好きで海外人を好きでよく見てるんですけど。
ということで基本情報はそんなところで、世界の最先端の広告事例というところで早速ミニマムに紹介をしていって、その後ちょっとサクッと議論できたかなと思っております。
ということで、今から問題出していくんですけど、サクッとディスカッションして、ちょっとその答えのきっかけみたいなところが出てきたら、そういうふうに切り上げて事例のご紹介したいなと思っております。
これで冒頭の問題ですね。冒頭の問題に戻ります。ある日フィリピンでストライプのシャツ横島模様のシャツを着る動画がSNSで盛り上がった。それはなぜでしょう。これはフィリピンの事例なんですけど。いかがですか。
ちょっと今直感で思ったことを勝手に言うと、ストライプってストライキと似てるなと思った。何かしらのストライキを社会表明するための参加キャンペーンとして、TikTokとかInstagramとかでストライプを着て、何かしらのPとKが何かに関わっていて、PをKにするみたいな何かがあって、それでストライプを着ることがソーシャルムーブメントになって、
フィリピンのストライキで労働問題が改善したみたいなことなんじゃないかなと思いましたね。
面白い。結構煙に巻いてる。
ちょっと面白い。
即興です。
確かに。なるほど。さすがですね。ストライプというものをある種のモチーフにして、社会問題の啓発みたいなところにつなげていったんじゃないかというエッセンスを汲み取られている。
何かしらやっぱり、人がアクションするっていうことは、参加したくなる何かフレームが提供されたのではないかなと思ったので、ストライプストライキは思いつきで言っただけですけど。
面白い。
今言葉に意味を求めにきましたけど、白と黒の交互みたいなことで何かそこが関係しているんだろうなと思ったんですけど、そうなるとじゃあ横断歩道かとかそういうことになっちゃうんですけど、
そういうことで飛ばしてみた。
面白い。すごいですね。確かに。こういう企画の側面だけ話して勝手にブレストしてるの、それは面白いです。
課題知らないですもん。課題とそれ言われたらこうかなってあるんですけど、課題知らないから。
そうですね。これは成果者、受け手の目線でこういう受け取りをした時にどういう
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これであれですよ、僕が課題とアイディアを聞いて、そういうことだったか面白いわってなったらそれはやっぱり優れたアイディアってことですよね。
そうですね。
成果者視点で。
そこはちょっと僕の選択が、選挙がにもなれられてるっていうところで。
ということで、今ちょっと僕の中ではそのきっかけになりそうというか、ちょっと事例に即しているポイントが出たのでちょっとお話をさせていただきます。
この事例はですね、フィリピンのストライプスフィットチェックという事例になります。
フィットチェック。
この企画はですね、実はスコリオサスフィリピンという団体の疾患啓発なんです。
医療的なニュアンスってことですね。
医療的なニュアンスです。これは側腕症というですね、背骨が左右に曲がったりねじれてしまったりする病気。
なるほどな。だんだんわかってきたかもしれない。
これをフィリピンでは、軽度重度を含めて5人に1人が抱えているっていう、ちょっと社会問題的な状況になりましたと。
これの啓発を進めているのがこのスコリオサスフィリピンという団体なんですけども、
この側腕症は発見が遅れて、重症化した状態で病院に運び込まれちゃうというケースがほとんどで、早期発見がものすごく大切な病気であると。
その早期発見のためにこのストライプスフィットチェックというキャンペーンを立ち上げたんですけど、
このキャンペーンではボーダーのシャツ、家の中にあるボーダーのシャツを着て、このラインを外れているとあなたの骨格が揺らんでいますよっていう、
簡易なチェックができるよということで、ボーダーシャツを使って体の微妙な歪み、
ある種この側腕症の兆候になる可能性があるポイントっていうのを確認して、軽度の症状発生の早期発見の可能性を高めることができるというアイデア。
これをモデルのインフルエンサーさんが最初やって、このキャンペーンの火付け役になって、その後このマクドナルドのボーダーのキャラクターいるじゃないですか。
はいはいはいはいはい。いますねいますね。
ああいうちょっとボーダー、ストライプのシャツのキャラクターとかも活動で参加していって、結果的に何千人ものフィリピン人が同じようにチェックを行っていって、
ついにはフィリピン政府も賛同してナショナルストライプスで全国ボーダーの日っていう記念日の制定にも至ったという事例になります。
これ面白いですよね。
なるほどなと思いました。いい企画です。
よかった。お目軽に叶ったという事で。
だから僕の安直な答えとは程遠いあれですけど、要はあれですよね。
体型チェックにボーダーとかストライプとかが役に立つっていう、体型チェックという言い方はちょっと異量とは遠いですけど、
フック、日常着るもので簡単に誰しもそこは歪んでるかどうかわかる、可視化させるツールとして洋服を使ったっていう事で、
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みんながソーシャルに参加しやすい設計の中で、医療啓蒙に役に立ったっていう、まさにでも海外ショップっぽいっていうか、
身近にあるモチーフと社会的な啓蒙を掛け合わせて、具体的な行動、アクティベーション的なものまでもワークさせちゃってるというところで、
すごいいい企画なんじゃないかな。
そうですね。いい企画という事で。
僕もこれすごくこの会場で見て、ビジュアルがすごい明快だったんですよ。
ちょっと歪んでる背中にシャツを着ている人がいて、その背中が映ってて、横の点線が書いてあるみたいな。
で、疾患癌発です。ストレップチェックですって書いてある。これはいい企画だなと思って。
それで伝わりますもんね。
だからやっぱワンビジュアルワンコピー的な象徴的なキービジュアルがもうはっきりある感じしますね。
そうですね。やっぱこうボード映えするというか、海外の高校生って。
プレゼンボードを使わなきゃいけないですもんね。
プレゼンボードで、1枚のボードでこの事例を紹介するビジュアルがあるんですけど、やっぱそこでもすごい目立ってたというか、
これは面白いし、やっぱこのアイデアの力でコストをかけずに。
そこですよね。
そうですね。そこですね、まさに。
その身近にあるものを今取り出してきて使うっていう。
この生活者の参加コストも低ければ、キャンペーンに使うコストも低い。
それをアイデアでそのコストカットを実現してるっていう、そこの秀逸さを感じた事例でしたね。
これすごく面白いなと思いました。
こんなのがいっぱい出てくるんですか。
こんな感じで何問か。
次はもうちょっとクリティカルなこと言いたいですね。
クリティカルなこと。これはどうかな。いきます。
じゃあ2問目。
でございます。
こちらタイの事例です。
タイの焼肉チェーン店、バーベキュープラザというチェーン店があります。
ここではとあるかまぼこの食材がトレードマークでした。
はい、かまぼこね。
このかまぼこの話は消しちゃうんですけど、このかまぼこはニコちゃんマークみたいな笑った顔が面にプリントされてる。
笑顔がプリントされてるかまぼこが。
はい、笑顔がプリントされてるかまぼこ。
有名な焼肉チェーンってことですね。
これがトレードマークのお店だったんですけど、このかまちゃん、このかまぼこがかまちゃん。
かまちゃん。
知られてるんですけど、ある日、このかまちゃんにある変化が起こりました。それは何でしょうかっていうことなんですけども。
ちょっと1週間ぐらい考えさせてもらいます。
1週間かけて。これもう瞬発的に出てくる。瞬発的に出てくることで全然構わないです。
かまちゃんが変わった、何が変わったか。
かまちゃんが変わりました。
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でも今回はね、企業が、課題がちょっとわかったから。
そうですね。
考えやすいなって。
焼肉店ということで。
笑顔だから何か変わるってなると悲しい顔になるんだろうなとは思ったんですね。
はいはいはい。
悲しい顔にじゃあ変わった理由は何なんだろうっていうところがアンサーになるんじゃないかなとは思ったんですけど。
素晴らしい。
それが何かはちょっと文脈によるし、その単位の状況によるんでわかんないですけど。
チェーン店のトレードマークという意味で言うと、
従業員の何かとか、会社の何かがどうなっていることをお客さんに伝えるみたいなことなのか、
あとはお客さんが参加してもらうとこれが笑顔に戻ることによって何かを行動させようとしているのか、
まあそんなところかなと思いました。
素晴らしい動作でございます。
結構いいところまで踏み込まれていたので、お話ししてしまいましたね。
やった。
こちらがですね、このバビキュープラザのカマちゃんというかまぼこにどんな変化が起こったかというと、
まさにこのカマちゃんの表情が笑顔から悲しい顔になるのしか見つからなかった。
そこは当たったってことですね。
そうでございます。
その理由ですね。その理由はこのバーベキュープラザというチェーンの売り上げが落ちたからということでございます。
シンプルなんだ。
シンプルです。ここはかなり。
これは結構ですね、コミュニケーションの流れがすごく秀逸だなと思ったんですけど、
まずこのお店側が勝手に突然カマちゃんの表情を悲しい顔に変えちゃうんですね。
ティザーみたいなもんですよ。
ティザーみたいなもんですね。このお店に来て、いつもの可愛いカマちゃんが突然悲しい顔になっていることでお客さんはSNSにあげるわけです。
何事だと。
愛されてるカマちゃんなわけですね。
愛されてるカマちゃんが。これを投稿して話題になったところで、
会社から実は今このバーベキュープラザ売り上げが落ちていて、カマちゃんが悲しんでいますと。
売り上げが戻れば元の笑顔に戻りますっていうふうな種明かしのリリースがあって、
これで一気に話題化していったと。
結果来店も伸びて売り上げ回復したのだったというタイのサッとカマちゃんという事例です。
サッとカマちゃんいいね。名前がいいね。そこに巧妙な名前入れそうだけど、サッとカマちゃんね。
シンプルに。この企画はですね、アドフェストで全ての受賞者のシャワーを浴びていて、
僕は一番好きなシンプルらしい人が動いたってこと。
でもめっちゃすごいなって思いましたね。売り上げ下がってます。だから来てくださいっていうことを解決するってことですよね。
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それで、その解決方法確かにあるなっていうところのアクションとしての明快さもあるし、
人がそこに対してなんか人間らしいじゃないですか。キャラクターのアイコンを使ってそれを助けるために、
いかない、俺たちのカマちゃんが集まったわけでしょ。それがもうソーシャル的にハッピーな絵すぎて、めちゃくちゃいいなって思いました。
これ面白いですよね。もうカマちゃんの笑顔もすごいシンプルなんですよ。
いわゆるもう海外の絵文字みたいな。
このカッコを下にしたこの笑顔の広角を逆向きにするという。
それもいいっすね。その記号性がいいですね。複雑なキャラクターの表情とかになってくると、
なんかあんまり鮮やかなアイデアに見えない気もするんですけど。
まさに。この広角を描いている曲線が逆向きに変わったっていう。
これデザインの線が変わっただけじゃないですか。デザインの線が変わっただけでここまでのストーリーが生まれて、
SNSの話題化があって、報道が爆発的に増えて、来店にしっかり着地するっていうこんな鮮やかなアイデアないなと思って、めちゃくちゃ好きでしたね。
なんか話してて流通×事件を起こす×ティザーっぽい案件なんかあった気すると思って、今脳内検索かけたんですけど、
消えたカニ道楽と同じじゃないですか。フォーマット的に。なんか流通っていうのも近いし。
なんかもう事件として実際に何かキャラクターのモチーフを何かする。で、消えたカニ道楽がまさに谷山さんのお仕事だと思うんですけど、
カニがトレードマークになってカニがいなくなってみんな何事ってなってから、もうカニがいろんなところに行きますよっていうことで、
社会的なその敬語が伝えたいニュースを伝えていくっていうことと、なんか構造的には一緒だなと思って、それをキャラクターマークの感情、それに感情が乗っかってきていることによって、
人がこう感情的に動きやすいから、よりなんかそこがこう、なんか人を巻き込むっていう意味においては、さらに強いものになっている感じがしましたね。
はい。
悲しいカマちゃんでしたっけ。
サッドカマちゃん。
カマちゃん。
いやそうなんです。いや本当にこれ面白いなと思って。これはぜひですね、紹介したかった事例でした。
なんかキャラクター、企業が持っている財産が認知されていればされているほど、それを変えるということだけのアイディアで何か起こせる可能性があるって、
めちゃくちゃ事業にいる人間としては希望的だなと思います。新しいことをやるんじゃなくて、今いる何かを変えることで違和感を作って、そこに何か企業のメッセージを載せていくっていうのは、
真似しやすいし、企業的にはその勇気がいることだったりするんですけど、そこが社会的な大義とかも重なってくる場合は、何かお客さんを巻き込んで何かをやっていくっていう意味ではすごい良いフレームだなというか。
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そうですね。
どこかストックしていきたいなと思いました。
なんかシンプルであるからこそ横展開もできそうな、とても良い事例だなというふうに思います。
シンプルが一番強いんだな。
いやもうこういうシンプル&ボールな仕掛けがこう海外多くて良いですね。
筋肉質な感じ。
筋肉質な感じ。
何かごちゃごちゃうるせえんだよって言うので、何かもうグーパンだけで何か全てをぶち壊していく。
そうそうそう、本当にパンチ力の強さだけで超もぎ取っていっちゃうみたいな。いやこれはめっちゃ良いなと思いましたね。
素晴らしい。
素晴らしい。では次の事例のお話いきたいと思います。こちらもタイの話です。
ある時タイのサッカーチームの選手名がおかしな名前に改名されました。その名前はスーパースイート、スイートアロマ、スイートアロマ、
イージートゥードリンク、シルバーウルフといった元々の選手名とは関係ない脈絡のない名前なんですけども、それはなぜでしょう。
なんかスイートスイート言ってたから、なんかデザートの何かなのかなと思ったけど、
ああなるほど。
シルバーウルフっていうのが今おっしゃいました。
シルバーウルフもありますね。
それでいきなりわかんなくなりましたね。プレイヤー名が変わる。
プレイヤー名が変わったということですね。選手名が変わることで何が話題化したのかっていうのがこの事例の面白いポイントだったんですけど、
まずはなんかこの選手名がおかしな名前に変わっていったということが、成果者にとって一番最初にヒットする。
まあ何だろう、何かが始まったぞとは思いますね。
何かが始まったなと思いますよね。
全然わかんないですけど、それがちょっとどういうシチュエーションで変わったのかにもよるなと思うんで、
それがわからないですけど、このターンは好き勝手ターンだと思って、
もちろんです。
なんか試合に行った会場の選手のパネルの名前がもし仮に変わっているんだとしたら、なんかパネルを取りたくなる気がしたなと思って、
なんかその名前が変わって、もう何でもいいんですけど、何かに変わっていることでパネルをお客さんがスタジアムで取りたくなって、
その写真の中に実は何かを訴求したい企業のロゴが入っていて、そのロゴがSNSに大量拡散されたみたいな、なんか海外っぽいなと思って。
なるほど。
好き勝手予想。
確かに。この短時間でちゃんとロゴにヒットポイントがあって、それが成果者の行動をどう呼んでみたいな。
実は変えた名前は何でもよかった。
なるほど、なるほど。
そのパネルのところにある企業スポンサー名が露出しました。
なるほど、なるほど。ありがとうございます。それなんかブレスとして欲しいなと思って聞いてたんですけど。
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じゃあこの事例の答えをお話ししたいと思います。
こちらはですね、ウイスキーの新製品の反則キャンペーンでございます。
それじゃあ全然わかんない、まだ。
そうですね。ここに一個タイの事情が重なります。タイはアルコールの広告が禁止されております。
なるほどね。
新製品がシェアを広げるのがとても難しいという状態があると。
で、このウイスキーの新製品の名前こそがシルバーウルフでございます。
で、これでこのシルバーウルフの会社が何をやったかというと、まずサッカーチームの、地元のサッカーチームのスポンサーになりました。
で、スーパースイート、スイートアロマ、イージートゥドリンク、このあたりは甘い口当たりとか、甘く心地いい香りとか、飲みやすいみたいなことですね。
そこにはすごい統一感を感じて、お、なんか甘い系の何かがやった。
急にシルバーウルフ。
何それ。
そうなんでございます。こういうお酒のセールスポイント特徴だったり、お酒そのものの名前を選手名につけました。
これによって何が起こったかというと、サッカーの実況をハックしたんですね。
サッカーの実況が、甘い口当たり、甘い口当たりとか、飲みやすいシルバーウルフっていうふうに叫ぶということが起こると。
これによって規制をかいくぐって、合法的にウイスキーの良いところを宣伝したのだったという施策が、このタイのシルバーウルフウイスキーザマッチザットセールスという施策になります。
面白い。
面白いですよね。
僕のやつもいやいや面白かったかもしれないですけど、まあこっちの方が面白かった。
この海外賞あるあるって、あるあるとかじゃないな。海外賞の評価されるものって社会的にすごい意義を評価するじゃないですか。
一個あるのは規制をかいくぐるって確実にあるじゃないですか。
それの巧妙なやつだなと思います。
ただ選手名変えるってスポンサーであったとしてもできるんかなって。
そこに若干の懸念というか疑惑が思ったんですけど、対話できるんだなと思って聞いてたんですけど。
このマッチョな感じが海外賞っぽいですね。
そうですね。確かに広告できないものを何かで言わせたいってなったときに審判の実況というのに着目をして、
だとしたら選手名を変えちゃえば 行け行け行け行け何々選手何々
だとかっていうところをハック しちゃうんですよね
飲みやすい飲みやすい連呼 してもらえるということでそんな
感じでですねシルバーウルフという ウイスキーの搬送キャンペーン
でございましたこれめちゃくちゃ 面白いなと思ったところでございます
では他にもいくつかあるんです けども次オーストラリアの広告
事例というところでこれも面白い なと思ったことです問題あるとき
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オーストラリアで高速のインターネット 回線を歌うウェブ広告が流れ
ましたしかしその広告のどれも が6.24秒の広告だったり22.93秒
の広告だったり中には2時間35秒 の広告だったりと中途半端な時間
尺の広告が流れておりましたそれは なぜでしょうという広告の事例
です
全然わかんないですけど 最初に聞いたのは30秒でも通信
に遅れがあるとそこにデータの 距離ができて回線が遅いと単純
に届けたい情報がタグができちゃう みたいなことなのかなと思った
んですけどそれだと簡単すぎる というかいろんな尺があるっていう
のもどういうことなんだろうっていう のは思ったんですけど単純にそういう
ことの何かなのかなとは思ったん ですけど違うんでしょうか
そうですね一個ヒントとして こういう尺のCMも流れておりました
ということで9秒58の尺のCMも流れて おりました
9秒589.58みたいな何か 意味があるのかな
9.58秒ということですね他も 6.24秒とか22.93秒とか中途半端
なんですけどもこれが何だろう その数字に僕の人生で
全然馴染みないな
ちょっとどちらかというと 樽井さん馴染みないかもしれない
なと僕も思ってますけどでもこれは 多分わかると思いますじゃあちょっと
回答のほうお話しさせてもらいます ね
このクエッションをビックリ マークに書いてください
この会社スーパーループという インターネット回線を提供している
事業者なんですけどもこの高速 のインターネットを訴求するという
広告である時期にこの訴求を行い ましたその時期とはオリンピック
の時期でございますね世界で最も 早い記録すなわちオリンピック
の各領域の世界記録と同じ秒数 だけ広告を流すという広告が
広告の尺をハックする手法 で速さを印象付けて
9.84 100メートルかじゃあ
そうなんです9.58これはサイン ボルトの記録ですねこの広告は
オリンピックの期間中に流されて その時々の競技をテーマにした
内容で水泳の競技だったら水泳 のCMみたいな感じでテーマを作って
世界記録の尺で流されたということで このユニークなアイデアでブランド
選考が約1.5倍も向上した契約も 増えたということでオーストラリア
のアズアットレコードスピード という企画でございます
アズアットレコードスピード なるほどなるほど
面白い面白い
尺ハック型もなんか新しい したまになんかある気もします
けどレコードを広告尺にするっていう のは聞いたことないからニューネス
30:04
な気がしますね
ニューネスですよねこれなんか ありそうじゃなかったというか確かに
広告尺っていうものをメッセージ に使うっていうのって新しいし
面白い
なんか尺が余ったからこう とかこれだけの尺を2倍速でとか
尺自体を遊ぶっていうのは結構 日本の広告でも面白いものたまに
ありますけどなんかその尺自体 に何かを掛け合わせて意味を付与
するっていうのはあんまりなんか 見たことないから新しいのかな
しかもそれオリンピックの記録と やっぱ速いで掛け合わせてそれも
なんかキンニックスじゃないですか 速いんだから速いものと組み合わせ
とけばいいじゃんってことです もんねそれくらいなんか振り切
れるやっぱアイデアが強いんだ な
確かに
速いんだから速いでいい じゃん速いの記録と広告尺合わせ
その広告尺の中で何を流したか っていうのはもうその尺に合わせて
自由に作ってたってことなんですか 自由に作ってたってことみたい
です
2時間のじゃあなんか広告 も何かしら作ったってこと
だと思います2時間の尺は確かに この長距離走とかの
そうですよねマラソン とかの
マラソンの尺ですね
マラソンの尺ですけど
その時にはマラソンをテーマ にしてこのマラソンをしてる選手
というかモデルさんを描きながら 広告のことをインターネットのこと
を訴求するっていうような
じゃあそこのクリエイティブ の具体的な内容もそのスポーツ
と何かしら
スポーツをリンクして
広告を合わせてるんだそれは 面白いな
ということで世界記録の尺 っていうメッセージこれすごい
シンプルでボールドでユニーク ですよね
それでも世界的に世界ナンバー 1最速みたいなのがその企業のネットワーク
で言えてるんでしたっけ
どうでしょうそれは
それなんか日本だとそこ課題 になりそうじゃないですか企業無視
視点だとちょっとうちはナンバーワン って言えないんですけどそれなんか
大丈夫ですかねってちょっとそういう 記念もなんか感じつつ
ナンバーあのうちがナンバーワン
って言ってないですからね
ただダンテ氏言ってないです からねそこもある意味規制を買い
くぐってるとか
21になってて
一位って言ってないんだけど 一位と思わせてるところの手法
としてなんかそのインターネット 会社も世界で最速のように思わせ
たっていうところが評価されてる というかアイデアとしてこう良かった
ところなのかもしれないですね
まさにですまさにですはいいや
そうまあそんな感じですねまあ この企画もものすごく転換着眼
が面白い上にものすごくボールド なメッセージとかつなぎ方っていう
ところでなんかとっても海外的で マッチョでしかもクリエイティビティ
があってただただウェブ広告流 してるだけなのにこんなに話題
化するこんなにこうアワードを 否憲するような企画になっていく
っていうことで企画の可能性みたいな ものもものすごく感じたとても
33:00
いい事例だなと思いましたねはい まあそんな感じでですねアドフェス
と海外国書いろんな面白い事例 があるんですけど
めっちゃ面白いですね
はい良かったです
いやこれなんか自分が企画 をするときのブレストとしてこれ
やるとめちゃくちゃその会議が 飛躍しそうじゃないですかなんか
アイデア出しの持ち合わせが2時間 ぐらいあったとして持ち寄るから
あれか初回のキックオフのみんな がまず考えてアイデアを持ち寄る
前の段階でなんか1時間ぐらいこういう ことをやった後でみんなアイデア
考えてこいってなって次のアイデア を見せ合うときのなんかしざ合わせ
にの脳のリミッター外すというか そういうのにめっちゃいいんじゃない
かなと思ったので番組的にもそういう ときになんか聞いてもらってなんか
刺激になったらめっちゃいいん じゃないかなと思いますね
いいですね確かにでも やってるかもしれないです僕も
そういうのリズムでアイデア出す 前とか
やりますよね今回作らなきゃ いけないゴールをなんかある種
リファレンスとして大量にインプット する期間みたいなのって結構それは
それでやっぱやったりしますよね
ありますねその中でも 類似の事例とか課題に近い事例
とか過去の受賞作みたいなもの 今編やるとしたら過去の受賞作
みたいなものを見るっていうこと 以上にそのスケールを大幅にド
カーンと超えちゃったこういう 海外の受賞作を見てそのシャワー
を浴びるっていうのはもう一歩 先に踏み越えられる感じがする
というかそんなふうに見てみる そんなタイミングで見てみるって
面白いかもしれないですね
もう一回ねそのパワーの筋肉 グーパンチを一回くらった上で
考え始めるみたいなね
これと同じ威力のパンチ これ今出せてるかなみたいな
一回くらっとくかみたいな 感じでねいやいいっす
まさにまさにということで もう僕はこういうことでですね
海外広告賞が大好きなんでございます この腕力の強さというか他にも
いろいろですねご紹介したい面白い 事例たくさんあるんですけども
ぜひぜひまた別の機会 でもいくらでもできそうな気
しましたし
そうですねまたもし好評だったら 続編だったりとかあるいはスパイクス
とかカンヌとかっていうところ も今後あると思うのでちょっと
話したいことは尽きないですが 盛り上がっておりましたけれども
今日はここら辺にして
ぜひ番組聞いていただ いてる方でも海外のこのショー
のこれめっちゃ面白いよとか紹介 してもらえたらね僕らもし見落として
るのとかだったらそれについて はこれいいねってなったりする
かもしれないのでぜひそういう のも思いついた方はぜひDMやら
メールやらいただけたら僕らも 喜びますので
はいですね メッセージとかコメント
も
楽しみにしております
お待ちしておりますという ところではい今回はそんなところ
で終わりにしたいと思いますお 聞きくださりありがとうございました
36:00
はいアドフェスト会でした
ありがとうございました
アドフェスト会でした ありがとうございました
ロジウラクリエイティブ 今回の 配信はここまで番組の感想はぜ
ひハッシュタグロジウラクリエイティブ をつけてSNSに投稿してください
番組内で取り上げてほしいテーマ や2人への質問などもいつでもメール
やXのDMで募集しています それでは 次回の配信もお楽しみに