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Slackのようなチャットツール上でAIエージェントと一緒に仕事をする
2026-08-26 17:49

Slackのようなチャットツール上でAIエージェントと一緒に仕事をする

✍️内容

今回のテーマは「Slackのようなチャットツール上でAIエージェントと一緒に仕事をする」という点について。ChatGPTやGeminiのように1対1で会話する使い方から一歩進んで、SlackのようなチームのチャットルームにAIエージェントを常駐させることが可能になっています。

AIは会話の文脈を読んで、必要なときに自ら発言・作業してもらう。そんな新しいアプローチが登場しています。直近でAnthropicが発表した「Claude Tag」と、Slack(Salesforce)が発表した「Slack Code」を取り上げながら、業務用チャットツールの中でAIエージェントが動くと、仕事の進め方がどう変わるのかを解説します。

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「耳で学ぶAI」はChatGPTやGemini、Claudeなど生成AIを初心者・中級者向けに分かりやすく解説する番組です。

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👨‍💻パーソナリティ: 矢野哲平

「AIを分かりやすく、楽しく」をコンセプトにポッドキャストやnoteでAI情報を発信。株式会社root c代表取締役。⁠

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サマリー

本エピソードでは、Slackのようなチャットツール上でAIエージェントと協働する新しい働き方について解説します。Anthropicの「Claude Tag」やSlack(Salesforce)の「Slack Code」といった最新機能を例に、AIがチームの会話を理解し、自律的に提案や作業を行う可能性を探ります。これにより、人間とAIが混在する「マルチプレイヤーエージェント」チームが構築され、戦略立案を人間が、実行をAIが担うといった、より効率的な業務遂行が期待されます。さらに、タスク管理アプリとAIエージェントを連携させる応用例も紹介し、場所を選ばずに業務を進められる環境構築のヒントを提供します。

はじめに:AIエージェントとチャットツールの新しい関係
皆さんこんにちは、矢野 哲平です。この番組は、耳で学ぶAIをコンセプトに、初心者・中級者向けにAIを分かりやすく解説する番組です。
今回のテーマは、Slackのようなチャットツール上でAIと一緒に仕事をする、について話していきます。はい、ということで今日は、AIエージェントとSlackのようなチャットツールの文脈を話していきます。
普段私たち、ChatGPTやGeminiと1対1で会話をしています。 ですが、近年その使い方は変わってきています。
例えば、クロードコードやコーデックスのように、ターミナル上で開発エージェントとして動かす使い方。 そして、Googleワークスペース上でGeminiを呼び出すような使い方。
今回話すのは、これまでとはちょっと違ったアプローチの使い方です。 それは何かというと、Slackのような業務で使うチャットツール上でAIエージェントを動かすようなアプローチです。
今回なぜこのトピックを取り上げようかと思ったのかというと、 直近でアンソロピックとSlackの会社が新しい機能を発表したからです。
クロードコードとSlackコード。 今回はこの新しいトピックを掘り下げるとともに、業務で使うチャットツールの中でAIエージェントが動作をする。
こうなると、どのような仕事の進め方が可能になるのか。 こちらの点についても深掘りしていきます。
チャットツールにおけるAI活用の現状と課題
今日話すポイントは主に3つです。 1つ目に、アンソロピックが発表したクロードタグについて。
2つ目に、チャットツールのSlackが発表したSlackコードについて。 そして3点目、チャットツールの中でAIエージェントが動作をすると、どのようなことが可能になるのか。
これら3点を中心に話していきます。 はい、では早速話していきましょう。
先にクロードタグやSlackコード、こうしたトピックを話すよりも、 今回のポッドキャストで一番お伝えしたいことからちょっと話していきます。
業務で社員や外部の人と連絡を取るためにチャットツールを使っている会社多いと思います。
例えばテック系の会社であればSlack。 あとは会社でGoogleワークスペースを使っている方であればGoogleチャット。
あと国内で言うとチャットワークとか、あとはLINEワークス。 業務で使えるLINEのチャットツールです。
このように会社でチャットツールを使っている企業ですね多いと思います。 うちはメールでやり取りしているよという会社もあれば
チャットツールを連絡手段のメインとして使っている会社も多いと思います。 このように現在業務を進めていく上でチャットツールは必要不可欠なツールの位置づけになっていると思います。
チャットツール業務に深く関わっているツールである一方で、じゃあこのチャットツールがAIが使えるように最適化されているのかといえばそうではないという側面もあります。
APIを使って外部からAIモデルを呼び出すようなそういった機能を提供しているチャットツールやプラグインもあります。
でもまだまだ改善の余地はあると感じている人は多いのではないでしょうか。 例えばチームのチャットのやり取りをすべて背景情報として
AIが記憶をして、質問すれば何でも回答してくれるようなチャットエージェント。 チャット上から仕事を振ることができる
まさに人間のようなメンバーとして振る舞ってくれるエージェント。 よりイメージを膨らませるためにちょっと具体例を交えて話していきます。
Claude Tag:AIが自律的に会話に参加する機能
例えばある開発チームのメンバーがやり取りをするチャットのチャンネルがあったとします。 そこでAさんが発生しているバグに対して仮説を投稿したと
現在確認できているこのバグ、もしかするとこれが原因じゃないですかねと。 で同僚のBさんはログのデータを提示したと
この時AさんとBさんは特に何かをやり取りしたっていうわけではないんですよね。 とりあえずバグが発生していることに対して今自分が持っている情報や仮説
これをとりあえずチャットに書き込んだと。 この時にこのチャットルームの中にAIエージェントが稼働しているとこのようなことが起こります
Aさんの仮説とBさんの実際のデータ、これを取得して今回のこのバグの原因ってこうじゃないんですかと。自発的にバグの対処に関する提案をしてくれると
それこそ人間のようにAさんとBさんの会話に割って入って自律的に解決策を提示してくれる このような使い方が可能になります
つまりAIエージェントがまるで人間のようにそのチャットルームに常駐をして必要がある時には自ら挙手をして発言する
この仕事私やっておきましょうかとか この仮説ってこれこれこういったデータがあるので正しいんじゃないでしょうか
とか間違ってるんじゃないでしょうかと。このようなイメージです いやいやそんなこと可能なんですかと思う方もいるかもしれません
ですが先ほど私が出したAさんとBさんのバグのやり取り これはクロードを開発する会社アンソロピックがAIの使い方として紹介した内容です
具体的にはクロードタグという新しい機能の文脈で紹介されました このクロードタグについて説明するとクロードをスラックというチャットツール
このチャンネルに追加をしてチームメンバーとして作業させることができる機能です あのチャットツールって
アットマークで宛先をつけることができるじゃないですか アットマークで矢野さんに通知をしたり鈴木さん田中さんに通知をしたり
これと同じような形でクロードをアットマークをつけて呼び出すことができると ちょうど人間に通知するのと同じように
ただクロードタグが違うのは人間が明示的にクロードを呼び出す以外にもこのチャット上で 自分が役に立つと判断した時に積極的に発言をする
このような機能が盛り込まれています まさにAIが自律的に判断をして業務を遂行していく
AIエージェントのような振る舞いをスラックのチャット上で行うことができます よくよく考えるとあのチャットのルームって情報の宝庫なんですよね
例えばプロジェクトに関するチャットルームであれば プロジェクトの進捗や現在抱えている問題
次にすべきアクションそういったものが豊富に情報として記載されています そしてAIはこうした背景情報をもとに会話をしたり
タスクを遂行するのが得意です イメージとしてはそうですね
普段私たちがChatGPTやGeminiとやり取りをしているじゃないですか あれは言い換えると人間とAIが1対1で会話をしている
チャットルームのようなものだと思います 今回私が話しているのは1対1のチャットルームの垣根を超えて
複数の人間がやり取りしているチャットルームにAIエージェントを常駐させると こういった使い方ができますよというそういった話です
こうした使い方ができるツールとしてスラック上で機能する Cloud Tagというツールがあります
Cloud Tagが出る前からこうした使い方をしている人はいました スラックからChatGPTを呼び出すとか
でも今回のCloud Tagではそれをさらに強化しているようなイメージです AIエージェントがチャットルームの会話の文脈を理解して必要に応じて発言をする
ここまで聞くとAIエージェントがチャットルームに常駐して自律的に作業するみたいな そういった動きをされると人間のやり取りが邪魔されてしまうのではと
感じる人もいるかもしれません 人間がやり取りしている時にいきなり会話に割り込んでくるAIエージェント
体験としては悪いですよね このCloud Tagの面白いところが AIがあえて発言しないような設計も組み込んでいるところです
ちょっとCloudの説明を引用します 迷惑なAIエージェントは役に立たないAIエージェントよりも立ちが悪い
Cloud Tagは本当に必要な時だけ発言するように設計されています とこのように説明しています
複数の人間がやり取りするチャットルームにAIエージェントを組み込めると ただそれも単に組み込んで人間の発言を阻害するような
そういった設計にするのではなくて発言をしない謙虚さも設計として組み込むと このアプローチ面白いと思います
もちろん人間が明示的に呼び出した場合はすぐさま対応してくれます ちなみにこのCloud Tag現在ベータ版で
Cloudのチームプランとエンタープライズプランで利用することができます これらのプランに加入している組織の人かつ普段のやり取りにスラックを利用している人は
チェックしてみてはいかがでしょうか これを聞くとまだベータ版ですし 使える人も限られているので一般的にはまだ浸透していません
私たちからするとあまり関係のない話かなとは思うんですけど とはいえチャットルームにAIエージェントが常駐してスタッフのように振る舞う
そうした使い方を提供する企業が出てきたと そしてそれを導入する企業も出てきた
この流れは情報を先取りする意味でも抑えておいて損はないと思います Cloud Tagに関する内容は概要欄にリンクを貼っておきます
こうしたCloud Tagが発表されたのが8月の前半です そして先週8月の後半にスラックコードというものも発表されました
Slack Code:チャットからコーディングを行う機能
これもCloud Tagと似たようなものです スラック上でAIエージェントを呼び出すことができると
ただこれはスラックの公式が提供する機能です スラックコードと名前にあるようにスラック上のチャットから
コーディングエージェントを呼び出すことができる機能です これによりエンジニアでもエンジニアでない人でもチーム全体でチャット上で開発を行うことができます
このスラックコードに関するプレスリリース Salesforceが案内しているんですけどちょっと引用します
ちなみにチャットツールのスラックはSalesforceが買収しています ではちょっと読んでいきます
例えばプロダクトマネージャーがチャンネルでバグ報告を発見したとします エンジニアの対応を待つ代わりにプロダクトマネージャーはコーディングエージェントに修正案の設計を依頼します
変更はエンジニアに通知をしてエンジニアが確認して本番環境に実装します チケットも会議も待ち時間も一切不要ですと
以上です このSalesforceのプレスリリースも概要欄にリンクを添付しておきます
こうしたチャットルーム上にAIエージェントを常駐させるというのは新しい取り組みなので まだ運用方法とか定まってない部分は多いです
例えば先ほど紹介したスラックコードではチャットルームに在籍するエンジニアも エンジニアでない人でもコーディングエージェントを呼び出して開発ができると話をしました
でもこれってあの運用方法をしっかり決めておかないと開発環境がむちゃくちゃになりますよね
誰でも機能の追加ができたり削除ができると現場が混乱するのは想像できます なのでこうしたチャットルームの外での運用ルールはしっかり決めておく方が良いと思います
でこれはチャットルームに限らず会社でAIを運用していくには AIの外側で人間がしっかりルールを決めていく
これも見逃せないポイントです ちなみにこうしたチャットルーム上でAIエージェントを動かすアプローチ
マルチプレイヤーエージェントと混合チーム
アンソロピックはマルチプレイヤーエージェントと名付けています 今まで私たちはAIと人間で1対1の閉じた環境で
あのチャットルームで会話をしていました でそこから発展してクロードコードやコーデックスのように一人の人間が複数のAIエージェントを
従えて業務を進めていく このような方向にシフトしています
でそこからさらに踏み込んでこれからは複数の人間と複数のエージェントによる 混合チームこれを構築して仕事を進めていく
そんな選択肢も取れるようになっているという話です アンソロピックはこのように説明しています
クロードタグのようなツールの登場により状況は変わりつつありますと 今では人間とエージェントが同じワークスペースで協力をして目標達成のために
連携をして作業を行うことができますと 人間のチームが戦略を立ててAIエージェントのチームが作業を実行する形へ変化していますと
このように説明しています 人間とエージェントによる混合チーム
マルチプレイヤーエージェント ちなみにスラックコードもクロードタグもチャット上でプログラミングを行うみたいなイメージがありますけど
実はコーディングエージェントは通常の業務にも転用することができます つまりこれらのツールはエンジニアソフトウェアの開発だけのユーザーを対象としているのではなくて
ユーザーのアイデア次第では他の業務にも応用が効くわけです 例えばスラックの最高製品責任者
ジェイミー・デラング氏は次のようにスラックとクロードの組み合わせを使っているそうです 月曜日の朝AIエージェントが準備したブリーフィングから仕事を始めると
つまり直近の状況をまとめたブリーフィングをAIエージェントが自動で作成をして チャットで共有をしてくれていると
その他にも現在進めているプロジェクトの動向レポートや その日の会議の事前資料
これもAIエージェントが用意をしておいてチャットで共有してくれると あとはジェイミー氏のチームではスラックのやり取りのアクション
これをトリガーとして設定しているそうです チャンネル上の会話に対してスラックでは絵文字のリアクションをつけることができますよね
その絵文字のリアクションに応じてAIエージェントを動かすトリガーを設定していると これによって複数のツールを行き来することなく
チャットルーム上だけでAIエージェントを動かすことができるようにしていると こんな感じで開発の文脈以外でも日常業務でAIエージェントを動かすことで
業務を円滑に進めることができます そしてその業務を進めていくのは従来の閉じた
一対一のチャットではなくて スラックのような社内に開かれた場所でやるともっといいんじゃないですかというのが今回の話です
応用例:タスク管理アプリとの連携
現在会社でチャットツールを使ってやり取りをしている会社 いきなりクロードタグとかスラックコード
こうしたAIエージェントを常駐させてマルチプレイヤーエージェントのような使い方に切り替える これはなかなか難しいことだと思います
ですが来年もしくは今年の後半 このマルチプレイヤーエージェントの有用性が浸透していけば
うちも導入してみようかなと そういった選択肢を取るのも面白いと思います ちなみに全然話変わるんですけど
今回チャットツールにAIエージェントを組み合わせるみたいな話をしました ですがその他のツールでAIエージェントを組み合わせる
これも面白いと思います 実際私やっているんですけどタスク管理アプリあるじゃないですか
あれにAIエージェントを連携させる そういった使い方もおすすめです 具体的にどういうことをしているのかというと
ToDoistというタスク管理アプリがあります あのAPIを使ってタスク管理アプリからAIエージェントにメッセージを送ったり
逆にAIエージェントからのメッセージを受信する そのような環境を構築しています
タスク管理アプリってあの看板ボードみたいなものがあると思うんですけど このタスクをこの看板に置いたら
AIエージェントにはこう動いてもらうみたいな そうした設定をしています
不具合や問題が起きたらAIエージェントから私にタスクを振ってもらう そういった使い方もできます
これ構築すると何が嬉しいのかっていうと スマホ一つで業務を進めるような環境が構築できます
普段仕事ってあのパソコンを開いて進めることが多いんですけど やっぱりスマホ一つで完結できるような環境を構築しておくと
結構仕事が進めやすいです 例えば信号の待ち時間とかそういった少し空いた時間にパッとタスク管理アプリを開いて
仕事の進捗を確認すると 場合によってはエージェントに仕事を振る
そういった使い方も可能です 興味がある方はこちらもぜひ試してみてください
本日のまとめ
はいそれでは今日のポイントをまとめます 一つ目にクロードタグやスラックコードはチャットルームの中に
AIエージェントが常駐するようなツールです 二つ目クロードタグでは人間が呼び出す以外にも
AIエージェントが自発的に会話を読み取り タスクを遂行することも可能です
最後3つ目もともとチャット上からAIエージェントを操作するというのは 個別で実装している人はいました
ですがクロードやスラックのような会社が機能として提供し始めたのは 大きな動きではないでしょうか
はい今日はこの辺ということで本日もお付き合いいただきありがとうございました 番組ではこのように耳で学べるAIを毎週発信しています
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