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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で706回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバラバラ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師のリサ・ノリサです。本日もよろしくお願いします。
さあ今日はですね、まずは以前放送した回へのご感想メッセージから読んでいきたいと思うんですけどもですね。
第701回で配信したSNSであるブログがバズっていて、それがアメカジー、アメリカンカジュアルですね。
アメカジー批判のブログが突如彗星のごとく現れてですね、すごくそれがかなり厳しい批判だったので、
SNSでバズったんですよね、一瞬ね。そのに対してのヒサノの感想が聞きたいよっていうリクエストをいただきまして、
私はそのブログに関してはアメカジーに限らないんですけど、ファッションジャンルにおいて何かこう、何だろうな、
序列ができてしまったり、マウントの取り合いになってしまったり、いかにそのアメカジーならアメカジーを理解して実現できているかみたいなところで争いが起こってしまったりっていうジャンルがあって、
それに疲れてしまった方のブログかね、なんて話をしたんですけども、それに対してそのリクエストを下さったリスナーさんから聞いたご感想をいただきましたので読んでいきたいと思います。
先日アメカジーのブログの件をリクエストしたものです。採用してもらえて嬉しかったです。とても面白かったです。ありがとうございます。
ファッションは詳しくなっても詳しくなくても、自分が身につけているアイテムは意味がわかる人から見てどんな記号なのかということが気になって、
振り回されてしまう宿命なのかなというのがブログを読んだ自分の感想でした。お話を聞いて、業界の人から見てもジャンルの中の体系化・経緯化はあり、そのバランスについて考えるところがあるということで興味深かったです。
個人的には精通した上でこだわることを手放した教知は、よくわからないままにジャッジされている不安からも、理解している同士からの競争からも
解放されて一番リラックスして自分のちょうど良い服との付き合い方ができるのでしょうし、羨ましいなぁと感じました。
ブログが更新停止したのは私も驚きでした。重ね重ねですが取り上げていただいてありがとうございましたということで、そうなんですよねこのアメカジー批判のブログがちょうどリクエストいただいて私がその配信を収録する直前に
更新停止しますという宣言が出ましてね。アメカジー批判したもののアメカジー自体がそんなに悪く言われるのはアホを言いじゃなかったのかなぁなんて私も思いましたけれども。
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いろんなジャンル、ジャンルってそもそも体系化するからジャンルとして成立するわけなんですよね。
なんですけれどもそのじゃあその体系化したジャンルのその体系化自体をルールにしてしまうとそこに正解不正解が生まれてしまったり
それがまたこうなんていうのかなせっかくもともとは純粋に楽しんでいたオシャレが楽しくなくなっちゃったり数芸にもなったりっていう感じで難しいですよね。
でまぁ一つ言えることはやっぱり日本って特にアメカジーとかアメリカのファッションについてはかなり輸入して研究しているんですね。
アメリカのファッションは日本人の方がしっかり研究してるっていうぐらい研究されていてまあそもそも日本人っていうのが結構そういう物事の体系化
マニュアル化みたいなのが、あとはキュレーションみたいなのが好きなのかなっていうのはありますよね。そんなことを説明した本があってこの回でちょっと紹介するの忘れてたのでお伝えすると
アメトラっていうタイトルでこれはアメリカ人の方が書いた本なんですけどもあの私はあのまだ訳される前に読んでたんですけども
2017年にね訳されたものも発売されていますので読みやすくなってますね。アメトラサブタイトルが日本がアメリカンスタイルを救った物語
日本人はどのようにメンズファッション文化を創造したのかというタイトルでまあ要はねこれで言ってることはまあ日本のねあの戦後のファッション史について
アメリカ人の方が研究して書いた本なんですけれどもいかにこうアメリカのファッションを日本人が輸入して細かく分析してこうジャンルとして仕上げていったか
今ではそのアメリカンカジュアルとかアメトラと呼ばれるねアメリカントラットこれアメリカアメトラっていうのも日本人の和製英語でさあね
って呼ばれるぐらいのジャンルになっているっていうのはあのなんだろうなそれぐらいその 日本がアメリカンカジュアルアメリカのファッションを輸入してあの研究し尽くしてだから今はその
アメリカ人が昔のねアメリカのファッションを 研究しようと思って文献を探しても全然ないと
で日本内で探すとあるとだから日本の方日本の方にむしろ アメリカンファッションの貴重な文献だったり研究だったりがたくさん残ってるんだっていうね
そういうことも書いてある本なんですけどもそれぐらいに党のそのね出身の地である アメリカでは実はそんなにアメカ人ってそのなんていうのが体系化されてないんだけど
日本の方で交代経過しちゃってるっていうところはねあるんだっていう面白そのなんか 不思議さというかあの面白さっていうのもこの本読んでみるとわかると思うので番組概要欄に
ね あの貼っておきますのでよろしければ聞きも興味のある方ははい見てみていただければというふうに
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思います はいでね今日はちょっと残りの時間どれぐらいしゃべれるかわかんないんですけど
あのちょっとねここ最近とあるあの某記者会見をおきっかけに あの sns よでもトーンポリシングって言葉が結構
目にする機会が増えてるんじゃないかなと思うんですよ ちょっとこれについて語りたいなと思っていて
トーンポリシングってあのまあこれまでもねいろんなこう特に社会運動の中で あのよく問題になってきた論点ずらし
論点をすり替える手法のこと商法の一つのことをトーンポリシングって言うんですね どういうことかというと何かを主張するために発言している人の発言内容ではなくて
その発言している人の話し方とか 態度といったこの外側
いわば外側だけを批判することで肝心の中身 発言内容には向き合わないで話を反らしていくっていうそういう手法のことでトーンポリシング
っていうわけです 具体的には何かこう相手がね被害を訴えてきたりとか例えば会社でさ
上司はパラパラですとかセクハラしないでくださいとかって訴えた時に まあまあ落ち着いてあなたがそんなに怒った言い方をした話は聞けないよとか
そんなねそんな言い方したら誰もあなたの話を聞いてくれないよ みたいなこういう発言があのまあど真ん中のトーンポリシングなわけです
でこれをねまああのしたんじゃないかみたいなことであの ここ数日 sns 上でトーンポリシングって言葉が結構出ていて
特に私はねその外側まあトーンポリシングの場合には話し方ですけれども まあ態度とかも時にはねその論点ずらしに使われることがあってそんな態度で話し
たったらも聞いてくれないよみたいなね なのでその外側の話なのでまあそのファッションっていうはもう本当に外側
をあの仕事にしつつも一方でその公認心理師としてその中身もその仕事の 対象にしている私としてはですね
その両方外側土地が両方扱ってね仕事にしているのでその相手の外側を理由に言い逃れ をしたり論点ずらしをしたりするこういうトーンポリシングみたいなやり方には特に敏感なって
おかなきゃいけないなって思ってるんです だから昨日ちょうどねあの私が言ってるオンラインサロン服装心理ラボのあのテキストレッスンの
配信日だったので あのが通常ねあのいつもファッションのあのいろんなテーマをもとにあのいろんな知識を
お伝えしてるんですけどちょっとその中の スペースを使ってあの番外編っていう感じでね
トーンポリシングについても解説させてもらったんですけど で
まあずっとね 私はよりよく相手とコミュニケーションを取るためにそのコミュニケーションツールとして
ファッションも増税に使っていこうって伝え続けてるんですけど でもそれは決してそのファッションをちゃんとしていない人の話を聞く価値はない
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っていうことで絶対ないんですよ そこだけは絶対に違うそのではトーンポリシングっていうのは言い方を主に批判する論調
ですけれども ファッションを批判してその論点トラッシュをされる可能性もあるわけですよね
もっとそんな主張したいなったらもっと皆様気をつけなさいよみたいなね それだけは絶対ちゃいけないしその
ファッションをちゃんとしてない人の話は聞く価値がないなんてことは絶対ないので これは
私だからこそ言い続けなければいけないなって思ってるんですよね ただその一方でこういうふうにトーンポリシングをかましてくる人への防御としてね
またそのコミュニケーションを円滑にするためのその武器としてというか ツールとして外側つまりファッションを使って主張するやり方
もうしっかり伝えていきたいと思うんです もちろんこのやり方を知らないからって言ってその人の話を聞かなくていいわけではない
ことはさっきから何回も言ってる通りなんですけどでも それとねその外側をコントロールできてない
ことを理由に 相手を責めないとか主張を拒否しちゃいけないよっていうことと
トーンポリシングはいけないよっていうことと 自分がうまく主張するためにうまくコミュニケーションを取るために外側話し方だったり
見た目だったりを磨いていこう っていうことは
私は無存なく両立すると思ってるし両立させたいんですよ なんか時にね私がその身だしなみをファッションコミュニケーションツールとして使っていこうって話を
すると じゃあ身だしなみができてない人の話は聞く価値はないのかとか
ねその見た目より中身が大事なんだろうっていうことを言われることがあるんです けどそれは当たり前の話ででもやっぱりより良く
主張する側としてはより良く聞いてもらうために見た目も上手に使っていく ただ聞く側に立った時にはその何だろうな見た目を理由に拒否しない
これはね私両立すると思ってるんですよね だから
そこは両立できるってことを私が示していくしかないなと思ってるし っていうのをね改めて感じましただからこそトーンポリシングがダメだっていうのもねちゃんと
言っていかなきゃいけないなぁなんて 思っておりました皆さんどう思いますか主張する時の外側と内側
何かね感じたことがあればぜひぜひまたラジオあてにメッセージを送っていただければと思います 番組が裏にあります
マシュマロからですよね匿名でお気軽にお送りいただくことができますのでぜひご利用ください それではまた次回の配信でお会いしましょう
おやすみなさい