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はい、ということで今日の配信で7回目かな。はい、こんばんは。いつもありがとうございます。
今日はですね、前回からのまた続きものでして、ちょっとツイート、見かけたツイートで気になったものがあったのでそのお話なんですが、どんなツイートだったかというと、ちょっとおさらいをしたいと思います。
こんなツイートなんですね。ファッションコンサルって最近呼ばれている業種があって、私も一般向けのファッションアドバイザー、パーソナルスタリストを名乗ってるんですけど
ファッションコンサルって、こう、界隈で言われると婚活男性、婚活中の男性向けに女性受けするファッションをお金を頂いて指導をして、お買い物同行に行ってっていうことをやっている
女性が多いっぽいんですけど、の職業のことをファッションコンサルって言うらしいんですけど、その方がツイッターでお客様のビフォーアフターの写真を上げていたんですが
洋服が某有名な、そこそこの値段がするセレクトショップのもので、靴は某有名、プチプラっていう、わかりますね、こんだけちょうどレブランドもね、結構プチプラな革靴を合わせたと
これを見たファッション業界とかオシャレを分かっている人は、なんで靴がそれで、洋服がそれで、予算配分おかしいでしょ
こんなのお金とって、アドバイスするもんじゃないでしょ、みたいな話をしてるんですけど、これちょっと旗から見てるとオシャレが苦手な人にとっても
なんで靴にお金かけなきゃいけないの、なんでこんなにディスられてるのって、はてなはてなはてなでしょうし、逆にオシャレを知っている人にとってみたら、なんでこんなスタイリングにお金払ってまで頼むの、はてなはてなはてな
だなって思ったので、その両面からちょっと解説をしていきたいなということで、前回はなんで靴にお金をかけなきゃいけないの、なんで洋服の方を高いセレクトで買って靴プチプラで済ませていけないの、っていう話を靴の原価率とか、あとは着用感の話なんかからちょっと説明をしました
今回はもうちょっと話を進めて、ある程度オシャレを知っている人とか、このスタイリングを見てちょっとファッション的にもよろしくないよねと思っている人にとって、はてなである、なんであんまりファッションが上手じゃないファッションコンサルでもお金を払って頼んでしまうお客さんがいるのか、そういった話をちょっとしていきたいと思います。それではスタートです
はい、ということで、いろんなファッションコンサルさんもちろんいらっしゃると思うんですけども、個人向けにファッションコンサルだけではないですね、パーソナルスタイリストみたいな私が名乗っているような職業をやっている業界の中にもそうですし、イメージコンサルタントにもそうですし、やはりファッションを正直しっかり理論として体系立てて学んでない人が多い
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多いとまで言わないかな、いるのは現実としてあります。このあたりは別に美容師さんとかと違って国家資格ではないので、やっぱり名乗ってしまえば誰でもできるんですよね。
はい、あ、やばい今日の番組タイトルを全然言ってなかったから、初めて聞いた人ははぁって思ったよね。もういいや、このまま続けちゃうね、番組。はい、この番組はオシャレの呪いを解くラジオという番組でございます。
はい、この番組ではですね、私、パーソナルスタイリスト、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙がこんなことを話しています。すいません。
続きなんですけど、そういうふうにファッションがしっかり理論として入ってないコンサルタントアドバイザーがやっぱりいるわけです。それは美容師と違って国家資格があるわけではなくて、名乗ってしまえばお客様が集められれば誰でも開業できてしまうからなんですよね。
でもじゃあ、国家資格があったらこういうことってないかって言うと、なんかこういう構図って結構どの協会にも私あるなって思っていて、特に最近思っているのは、
最近ね、新型コロナウイルスとかがすごく蔓延してしまっているので、その関係の報道とかツイートとか見る機会が多くなっているので、どうしても目についてしまうんですけども、お医者さんもそうだと思うんですよ。
国家資格を取っているからって言って、みんなが理論的に裏付けの取れた、正しいことしか言わないお医者さんがいないかって言ったらそうじゃないですよね。
やっぱりその裏付けがない、よくとんでもいい医者とかね、とんでもいい医学とか言いますけれども、裏付けのない、全然効くっていう証拠が取れてない、エビデンスがない薬を勧めているお医者さんもいたりしますし、そしてそれに騙されてしまう人もいますよね。
そんなふうに決して正しい理論だけが人を惹きつけるわけじゃないっていうことは、どの業界にもあると思うんです。そういう問題が起こった時に、その中にいる人、今回の場合に私まさに個人向けにアドバイスをしている立場なので、その中の人なんですよね。何を考えなきゃいけないかっていうと、もちろん自分自身はしっかり勉強をして、理論にのっとった
スタイリングを提供していくってことはもちろんなんですね。やっぱり理論にのっとったスタイリングをしてないと、こういうふうにおしゃれを知ってる人から見たらおかしいスタイリングになるわけですよ。それは
結局は誰が損するかというとお客様ですよね。お客様は理論を知らないわけですから、知らないのに知らずに自分が変な格好をしてて、それが見る人から見ればわかっているっていう状態はやっぱり避けなければならない
ですよね。ですのでお客様がファッション的におしゃれであることを望んでいるか否かは別として、本当にお客様のニーズを満たしつつ、やはりファッション理論を満たしたしっかりとしたプロとしてのスタイリングを提供しなきゃいけないというのは前提としてあると思います。
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でもその理論が正しければお客様が来てくれてお客様の悩みを解決できるかって言うとやっぱり決してそうじゃないんですよね。
なんでこのスタイリングがあまりうまくないファッションコンサルでもお客様が来るのか?
それ多分ね、お客様、おしゃれが苦手なお客様の多分悩みを聞いてくれるんですよ。
ニーズをバカにせずに聞いてくれるんだと思うんですね。しっかりと。
そしてそのファッションコンサルなりのやり方でちゃんと言葉にして説明してくれると思うんですよ。解説してくれる。
何がいいのかこのスタイリングが。もちろんねその中身が今回の場合には間違ってるんです多分。違うんですけど、でもそれが間違ってるか間違ってないかってお客様には判断がつかないんですよ。
だってお客様はおしゃれが苦手なんだから。この構造がすごくお医者さんと患者さんの構造とすごく似てると思うんですね。
お医者さんがこの薬効くよって言ったらそれを私たち信じるしかないじゃないですか。
どんなに腕として有能なお医者さんでもやっぱり悩み聞いてくれないお医者さん、自分がどこが痛くてどう感じてるんだって聞いてくれないお医者さんって信頼できないと思うんですよね。
怖いと思うんですよ。
じゃあひるがえって私にこれ実感も含めてなんですけど、アパレル業界がそのおしゃれが苦手な人の声を聞いて、そしておしゃれが苦手な人がわかるように説明をしてきたかっていうと、あんまりやってこなかったんじゃないかなって思うんです。
私は正直アパレル業界に行った時はやってなかった。
見ればわかるでしょって思ってたから。
わかんないんですよね見ても。わかんないよ。今はすごいお客様の話をすごくいつも聞けるのでわかるんですけど、見てもわかんないよ。全然わかんないなんですよね。
ですし、例えばさっき値段の話ですよね。この前の配信でしましたが、なんで靴にお金をかけなきゃいけないのか。私が言ったようなこと聞いたことなかったって人多いと思うんですよね。
なんで靴にお金をかけたらどんなリターンがあるのか。服にお金をかけるより靴にお金をかけた方がどれくらいリターンが上がるのか。
ですよね。これもねなんでかわかんないんですけど、アパレル業界ってあんまりお金のことに触れちゃ野望みたいなところも結構あって、特にこう販売の世界でね。
例えば私、某百貨店で個人向けのVIPのお客様を対応する仕事を外部スタリストとして依頼されてお手伝いすること結構あるんですよ。
相手がVIPだからね、そういうVIPだからっていうのもあるのかもしれないんですけども、百貨店の販売員さんはそのお客様に、例えばスーツをお見立てする時とか、もちろん靴もそうですけど、お見立てする時に
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予算を面と向かってはっきり聞かないんですよね。 じゃあどうするんですかって聞いたら、着てるものとか靴から推測するって言うんです。
それどうかなって思うんですよね、正直。 だからスタリストスクールの生徒とかには聞きなって言うんです。はっきり聞きなって。聞かなきゃわかんないよ。
そうじゃないですか。いくらVIPの方でも、今日は予算を抑えたいなって時あると思いますよ。逆にあんまり高くない服着てる人でも、今日はせっかく見立ててもらうからよし奮発しちゃうぞって思ってたのに、いつもと同じように値段のものを持ってこられたら、ちょっとがっかりしてるというか、買えないって思われてるかもって寂しく思ってることあるかもしれないですよ。
人のことは聞かなきゃわかんないんですよね。 だから押し量るってやめた方が良くて、やっぱり聞かなきゃいけない。だけど聞かずにできることがスマートだみたいなものって、どの専門家の業界にも結構はびこっちゃってると思うんですよね。
だからお客様側は聞いてもらえなかった。 もちろんどんな専門家だってニーズ聞かなかったらズレますよ。ズレたことやっちゃう。
そうすると、たとえ専門家としてのレベルが低くても、ちゃんと聞いた結果持ってきてくれてる人、やってくれる人の方を信用しますよ。
だってその結果としてのファッションであればスタイリングが正しいか正しくないかは、お客様には判断できないんだもん。
だったら自分の話を聞いて、ちゃんと聞いた結果選んだものを説明してくれる人の方が信頼できますよね。
だからね、私やっぱりアパレル業界はもっと聞かなきゃいけないし、語った方がいいと思う。
なんでこれがこんなに高いのか。 そして値段をかけたらどんなに素晴らしいことが起こるのか。
もっと語った方がいいと思うんですよね。 あとはなんでこのコーディネートが素晴らしいのか。
なんでこのデザインがいいのか。 見ればわかるでしょって言いたいのはすごくわかるんだけど、見ればわかんない人がたくさんいる。
だからもっともっと語っていく。 ファッション業界もっと盛り上がってほしいと思うし、
オシャレが苦手な人もファッション楽しいと思ってもらいたいので、もっとコミュニケーションをとっていく。
そしてコミュニケーションする最前線の販売員さんとかスタイリストさんとかの、そのためには待遇も上がっていくべきだと思っているので、
やっぱりその辺を私は今後ももっとお話ししていきたいなと思っています。
熱くなっちゃいました。ということで、この番組概要欄に質問を特命で送ることができるマシュマロへのリンクがありますので、こんな話聞きたいとかありましたらどんどんリクエストを送ってください。
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それではまた次回の配信でお会いしましょう。さようなら。