946.どんなにがんばっても子どもがジェンダーロールを持ち帰ってくる理由
2026-03-25 18:55

946.どんなにがんばっても子どもがジェンダーロールを持ち帰ってくる理由

お子さんの入園や進学など、新しい環境を迎えることも多い季節。 家庭でどれだけ「ジェンダーフリー」を心がけていても、子どもが外の世界から「男の子だから」「女の子なのに」といったジェンダーロール(性別役割分業)を持ち帰ってきてしまい、徒労感を覚える親御さんは少なくありません。


なぜ、子どもはあっさりとジェンダーロールに染まってしまうのでしょうか? 実は心理学の視点から紐解くと、そこには人間が複雑な世界を生き抜くために欠かせない、ある「脳の仕組み」が……。


さらに、この仕組み、大人が陥りがちな「服選びの呪い」と全く同じ構造を持っているんです。


【今回のハイライト】

・家庭で頑張っても、子どもがジェンダーロールを学んでくるのはなぜ?

・心理学から見る、世界を理解するための「パターン学習(ビリーフ)」

・似合う服のルール(パターン)が、あなたを苦しめる「呪い」になる時

・思考(地図)と感情(違和感)、どちらを信じて進むべきか?

・【お知らせ】市川紗椰さんのJ-WAVEポッドキャスト「ニッチな学習帳」にゲスト出演!


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サマリー

子どもが家庭でジェンダーフリーを心がけていても、外の世界からジェンダーロールを持ち帰ってくるのは、世界を理解するための脳の仕組みであるパターン学習によるものです。このパターン学習は、服選びのルールにも通じるもので、絶対的なものとしてしまうと苦しみを生む可能性があります。理論と感情の両方をバランス良く見ることが、心地よく生きるために重要です。

子どもがジェンダーロールを持ち帰ってくる理由
はい、ということで始まりました。次の自分に着替えるラジオ。本日で946回目の配信でございます。この番組では、服を着替えるように自分も丸ごとアップデート。
ファッションと心理学の力で、あなたの次の一歩を軽やかに後押しします。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もどうぞよろしくお願いいたします。
さあ、もう間もなく4月ということで、いろんな天気を迎えている方が多いと思うんですけど、特にお子さんを保育園とか幼稚園とか小学校、中学校、入園、進学っていうタイミングの方が結構いらっしゃるんじゃないかと思うんですけど、
そういう時に、特に保育園とか幼稚園とか、初めて外という社会に出す時に、結構何を学んでくるんだろうな、みたいな。それが必ずしも自分の教育方針とか、そこまで固いもんじゃなくても、こういうことを意識して生きていってもらいたいみたいな方針と、
やっぱり完全に一致するとは限らなくて、その辺の不安が結構大きい方もいらっしゃるんじゃないかと思うんです。ちょうどこの間、こんなあるツイートを見つけて、今からお話しする内容って、この人に限らず、結構3月によく見るなっていうのは、今言ったような事情があるんだと思うんですけど、
要は保育園入園とかのタイミングがあったりとかもあると思うんですけど、要はどういうことかっていうと、保育園とか外で、極力自分としては触れさせたくない、持ってほしくないジェンダーロールを学んでくると、要は男の子はこうだよね、女の子はこうだよね、みたいな偏った考え方を学んできてしまうと、
どんなに家でジェンダーフリーに、そういう偏ったジェンダーロールを、旧来的なね、を学ばないようにこう守っていても、外の世界に触れた途端に持ち帰ってくるよね、例えば、男の子がピンク着るなんておかしいよねとか、女の子なのに誰々ちゃんより強くておかしいよねとか、
男の子なのに、〇〇ちゃんっていう女の子に泣かされて泣いてたんだよ、変だよねとか、そういったようなことを学んでくると。
男だって自信持ってピンク好きなら着てほしいし、女の子だって強くて戦いたかったら戦ってほしいしっていう、その願いを虚しくジェンダーロールを持って帰ってくるという、こう愕然としたみたいな話をよく聞くんですよ。
恨みしく思うのも分かるんですよね。こんなに家庭内で頑張って、そういうのを植え付けないようにしたのにね、外に持って帰ってきたって。
だけど、これね、しょうがない部分もあるし、流されてしまった、まじで流されてしまった子どもが悪いなんていうふうには絶対思わないで欲しくて。
逆に言えば、ジェンダーロールを植え付けないのはもう心理学的に無理というか、植え付けないようにする行為もやりすぎると帰って良くないというか、っていうこともあるので、
今日はそのあたりの理由、どんなに頑張ったところで子どもはジェンダーロールを持って帰ってくるもんなんだっていう理由をですね、ちょっと福選びにもすごい関係してくる話なので、そのあたりも含めて解説していこうかなと思います。
世界を理解するためのパターン学習(ビリーフ)
まずね、なんでこういうジェンダーロールを持って帰ってくるか。ジェンダーロールに限らずなんですけど、要は特定のステレオタイプとか、偏見、思い込みみたいなもので、絶対に誰一人として逃れられないんですよ。
何かっていうと、偏見とかジェンダーロールって言っちゃうと悪いことのように聞こえるんですけど、要はそれらって世界を理解するための、世界をわかりやすく端的に理解するためのパターンなんですね。パターン学習なんですよ。
こういう思い込みとか信念みたいなものって、信念学用語ではbeliefって呼ばれるんですけど、要はさっき言ったような、男の子は強いものだ、女の子、ピンクは女の子の色だみたいなものもあるしbeliefの一つなんですけど、信念学用語でbeliefっていうよりは、今日の話で言うとパターンって言った方が多分直感的に理解しやすいと思うので、今日はパターンっていう言葉を使っていくんですけど。
これパターンなんですよ。男の子見たら強いとか、女の子見たらピンク好きかもしれないとか、とりあえず何色にしようかなって考えたときに、女の子だからじゃあピンクのこれあげようみたいにパターンがあった方が思考が楽じゃないですか。考えるのがスムーズ。
世界ってものすごく複雑で、子どもにとって。でもそれを理解しないと生きていけないですよね。大人の皆さんは全くルールも何もわからないゲームの世界に突っ込まれたと思ってください。もう何をしたらダメージを受けるのかわからないし、何が起こるかもわからないってときに、ゲームルール説明してくるんだけどさっぱりわからないですよね。
だからどんなゲームでも、初めに練習みたいなやつ。練習ってもっとかっこいい言い方あったよな。思い出したら言いますけど、初めに必ずゲームルールってこういうもんですよっていうのがあって、ちょっとやらせてもらってからゲーム始まるんですよね。
なので、それがないとなかなか動けない。どうにも動けないですよね。子どもも初めはそのルールとかパターンを知らないから、全部1から総当たり線で考えていくんだけど、厳しいと。なのでできる限り多くのパターンを理解していこうとするんですよね。
だからジェンダーロールもその一つなんですよ。男の子はこう、女の子はこうって考えた方が、じゃあ自分は男の子だからこういう行動をしとけば、とりあえず正解かなっていう安心感につながるんですよね。これは本当に脳の正常な発達、働きであり、むしろこのパターンをたくさん理解していればしているほど、基本的には賢いと褒められるわけですよ。
まずパターン通りやってみる。稀に違うことがあるから、その例外を覚えて、例外だった場合には個別にそれに対して1から考え直して対応する方が対応もスムーズだし、賢いと言われるわけですよ。だからジェンダーロール持ち帰ってきちゃいます。これはしょうがない。
さっき、こういったパターンのことを心理学では、ビリーフというとお話をしましたが、そもそも親の教育もこのビリーフの植え付けです。質系と称するものも全部パターン学習ですから、ジェンダーロールだけを持って帰ってこないというのは無理です。
このパターンは覚えてもいいけど、このパターンは覚えないでねという話をしたら、とても子供は混乱するので、基本的にはジェンダーロールを植え付けないように頑張るのは、もう少し後でいいと思います。植え付けてしまったことによってよる弊害が理解できるようになってからの方がいいです。
教育って何でもそうだと思うんですけど、やっぱりタイミングで、能力が全然無駄とは言わないけど、その能力に対してその見返りが、効果が全然ないってことは結構ある。
質系的なものもしながら、でもジェンダーロールにはとられないでほしいっていうのはすごく大変なことなので、まずは一旦パターンで覚えちゃって、もちろん植え付けたくないのに、こちらからじゃあって植え付ける必要はないですけど、持ち帰ってくるものはしょうがないなということで一旦スルーしておきつつ、
そのジェンダーロールにはまってしまうことの苦しみとか不都合とかが本人も理解できたり、本人も間接的であれ直接的であれ体験したときに伝えたほうがはるかに効率っていう面でもいいし、子どもを混乱させなくて済むと思うんですよね。
で、その上でこれ実は不空に関しても同じことなんですよね。ずっとこのラジオの前身はオシャレな呪いを解くラジオってことで、呪いよくないよくない、呪いはこのパターン学習の中のパターンが自分に対して悪さをしたときにね、それが呪いになるんだよって話して、なるべくこう呪いを解こう解こうというお話をしてきて、
服選びのルールと「呪い」
この気持ちは未だに変わってないんですけど、その勘違いされがちなのがすべてのパターン、すべてのビリーフが呪いなわけではないっていうことです。
これ多分もともとオシャレが苦手でパターンを知りたくて似合う服の診断、イメコン診断的なものを受けて、すごい楽になったっていう経験がある人にとってはとってもよくわかることだと思うんですけど、
パターンって楽ですよね。私はこれを選べばいい、私はこの色の中から選べばいいとかね、私がここに行くときはこの服を着ればいいってめちゃめちゃ楽じゃないですか。
こういうルール、いわゆる型がないと毎日毎朝クローゼットの前でフリーズすることになるわけですから、パターンっていうのはその良いものであれば確実に自分を楽にするんですよ。
本当にゲームのルールとかゲーム内の地図みたいなもので、それがあることで行きたい目的地に素早く迷わず行けると。
問題はそのパターン、型、地図とかではなくてまた別のところにあるっていうことなんですよね。
何かっていうと、正解、型を絶対としてしまうこと自体です。その型とかパターンが得られたときに、自分もしくは自分の身近な人とか誰かが苦しくなる可能性のあるものっていうのはやっぱり手放していかなきゃいけない。
なので、そのシグナルとして使ってほしいのが感情なんですね。感情。特にジェンダーロールに苦しめ、自分が苦しめられちゃうのがかわいそうだから、そんなことになってほしくないから、親御さんも一生懸命子供にジェンダーロールを植え付けないように。
もちろんね、友達を傷つけないようにももちろんあると思うんですけど、まず一番は本人が傷つかないように。男だからこうしなきゃ、女だからこうしなきゃっていう思いに、いつか本人が潰されることないように頑張ってジェンダーロールを植え付けないようにしてるわけですよね。
それはジェンダーロールに限らず全てのパターンに言えることで、となるとそのパターンを持って生きていく人間としてはですね、パターンのことを考えたり、そのパターンを使って行動しようとしたときに、なんか落ち着かないなとか、なんか苦しいなとか、なんか変だなっていう気持ちを同時に見失わないように。
敏感になっててほしいんですよね。パターンも地図として握りしめつつも、ただその地図に違和感を感じたら、その違和感の方を信じてほしいっていうことです。地図を全く持たないのも違うし、地図一回持ったらそれを妄信しちゃうのも違うっていうことです。
地図とそれを見て進むときの自分の気持ちを両方しっかり見つめることっていうのが大事なんですよね。特にパターンを重視する人、地図を大事にする人、正解とかね、そういうものを大事にする人って、結構その理論的なところとかを大事にしすぎちゃって、感情を軽視するんですよね。
だってこの地図が合ってるに決まってるんだから、この地図通りに行くことを苦しいなって思ってる私がなんかおかしいんじゃないかとかね、っていうふうに感情を無視しがちなんだけど、でも感情って本当に正しいんですよ、自分にとって。どんな感情でも自分にとっては正しいんです。
理論と感情のバランス
それはもう間違いないことで。なので、苦しくなったら疑うっていうことは絶対に覚えておけば、逆に言えばパターンを学ぶことは何ら恐れる必要はないっていうこと。もちろんね、握りしめたパターンが手放し辛いっていうのはあるんですよ。
だってパターン無くなるってことは地図無くなるってことだから、どうやって歩いたらいいのとはなるんだけど、それはまた別の話で、手放した後起こることはあるとはいえ、苦しくなったらパターンを手放す、手放していいんだっていうことは絶対覚えておいてほしくて。
だから、おかしいな似合うって言われた服だけど、何か着てると苦しいとか、全然自分らしく感じないとか楽しくないとか、逆にこの服はやめた方がいいって言われたけど、この服着てる時の方が楽しい。それは正しい。
なので、疑わないでほしい。結局、パターン、型と自由のバランスを取ってうまく、うまくっていうのかな、心地よく生きていけてる人っていうのは、この理論、頭で考えてるところと、あとは感情の両方をしっかり見られている人、バランスが取れてる人だと思うんですよね。
この両方がないと、やっぱり行きたいところにたどり着けないので、そのパターンを植え付けられることを恐れずに、植え付けてしまうことも恐れずに、それはなくては人間はいけないものなんだなってことは理解しつつ、
ただ、自分が感覚的に感情的におかしいなと思うパターンは、その感覚的におかしいと思ったっていうその理由1点だけで手放していいということを、自分に許してあげてほしいなっていうふうに思います。
ということで、ぜひ皆さんには、服選びということで、これを覚えたら楽になった服のルール、思い浮かべてみてください。逆に、これを考えると、守ろうと思うと苦しくなる服のルール、パターン、ぜひ考えてみてください。
その楽になったパターンと苦しくなったパターンの違い、この違いの中にあなたがいます。自分がどういう人間かは、この楽になったパターンと苦しくなってしまうパターンの違いの中にこそあるので、ぜひ両方思い浮かべてみて比較してみていただけるとね、自己理解深まっていくんじゃないかなっていうふうに思います。
ぜひやってみてください。やってみてわかったこと、もしくは感想はぜひぜひお気軽にお寄せください。番組概要欄にありますマシュマロからお送りいただくか、スポティファイでお聞きの方はコメント機能もね、使ってぜひお知らせください。また皆さんからのお悩みご質問も引き続きお待ちしております。
さてここでお知らせなんですけども、あるポッドキャストにゲストで出ました。いちかわさやさんという方、ご存知でしょうね。皆さんね、有名だね。あの方がですね、やっているポッドキャストに実はですね、ゲスト出演というか、専門家として開設の出演をさせていただいておりまして、
その回が24日から配信されているはずです。ちょっと私もね、まだこれ収録時点では確認できてないんですけれども、
えーとですね、なんだっけな。名前をちょっと確認しよう。日知名学習長だったかな。はい、というタイトルのいちかわさやさんですねが、あのゲストを招いてね、いろんなテーマに沿ってなんか掘り下げていくような番組があって、すごいなんていうのかな、高学心がくすぐられる番組なんですけれども、
そちらのね、あのJWaveのポッドキャストですね、日知名学習長というあのポッドキャストがあるんですけども、そちらでテーマがですね、先の尖った靴っていうテーマで、3月、週に1編ずつ公開されてるんですけども、その後半の24日配信会と、あともう1週私のコメントが使われているようでして、
31日配信会でも引き続き私のコメントが使われているということで、それを聞いてね、あのラジオもしかしてお越し、私のラジオをお越しくださった方もいらっしゃるかもしれません。ありがとうございます。いらっしゃいませということですね。はい、あのもともと私のリスナーさんでまだ、えーいちかわさやさんの日知名学習長JWaveのポッドキャストお聞きでない方は、ぜひぜひ各種ポッドキャストのプラットフォームでお聞きになれるかと思いますので、ぜひそちらも聞いてみてください。
ということで、また次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。
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