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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いトークラジオ。本日で628回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、公認心理師の久野里奈です。本日もよろしくお願いいたします。
ということで、最近ずっとバタバタしてて、久々に今日いろいろラジオを聞いてたら、
4月なんで新生活じゃないですか。新生活で生活スタイルが変わると、新しくラジオを聞き始めたりとかする人もいるよねっていうことで、
新番組のラジオもあったりしたらもちろんなんですけど、新番組じゃない継続の番組でも結構ちゃんと番組紹介をしていて、
なるほどと、確かに私も去年ぐらい、一昨年か去年か4月に1回ちゃんと改めて自己紹介というか番組紹介というかやったなと思いまして、
どうなんですかね。新しく新生活になって聞き始めてくださってる方もいるかもしれないし、なんかなんとなくしばらく聞いてるけど、
そういえばこのポッドキャスト何なんだろうって思ってる方もいるかもしれないので、改めて自己紹介、番組紹介した方がいいのかなと思いまして、
パーソナルスタイリスト、個人向けのスタイリストで起業してもう17年目ですか、になりますね。個人のお客様向けにニア服を診断したり、ファッションの基礎的な知識を伝えたり、
具体的にファッションを見立てたりみたいな仕事を、そういうパーソナルスタイリストと言われる人が日本にまだ数名しかいない頃からやっている子さんでございますけれども、ちょっと変わっているのが、公認心理師という国家資格の心理職でもありまして、その両方の顔を持っていまして、
なので、服装心理学ということで、服装を生かして自分の心を知るきっかけにしたり、相手に与える印象を変えたり、またその自分の心を変えるきっかけにしたりといったことの知識というかノウハウというかをお伝えする仕事をやっているという感じですね。
なので具体的な仕事としては、一般の方にスタリングするということなんですけど、私自身が担当しているのは、どちらかというと一般の方と芸能人とか、そういう公の方と中間の方が多くて、政治家さんも多いので、そういう方たちは公の方ですけど、あとは企業家さんとか、専門家の方たちとか、
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人前に出ることが多い方たちのスタリングをやってまして、会社としてはスタリストたちに所属してもらって、そういった人前に出る仕事じゃない人たちもファッションに悩んでいる方なら、誰でも受けていただけるようなサービス、ニヤ服を診断したり、お買い物同行に行ったりというサービスをやっているという感じです。
あとは、オンラインサロンをやってまして、服装心理学を活用して、もっとおしゃれを楽しめるよりとか、おしゃれを通じて自分らしさを見つけるとか、といったことができるような情報を提供したりとか、交流ができたりというオンラインサロンをやっているのと、
あとは、そういう仕事に就きたいという人のために、フォースタイルパーソナルスタリストスクールというスタリスト養成スクールなんですけども、唯一、服装心理学も学べるスクールということで、そこの代表もやっているという感じでございます。
なのでね、ライフワークとしては、一人でも多くの人に単純に私がファッション好きなので、おしゃれを楽しんでほしいなというのと同時に、おしゃれを通じておしゃれも好きになってほしいし、自分のことも好きになってほしいなと思っているんですけども、ただそのおしゃれの情報を受け取るうちに、その逆のことが起こってしまうことが多いんですよね。
おしゃれはこうすべきだとか、自分にはこれが似合わないとか、おしゃれは難しいとかということで、どんどん自分に対する自信もなくしてしまうみたいなことも結構多くて、そういったことをおしゃれの呪いとかって呼んでるんですけども、このラジオではそういった呪いを解いて、おしゃれを楽しめるようなあれこれをお伝えしたりとか、
あと私が心理師なので、心理に関するお悩みを解決できるような考え方もヒントをお届けしたりという感じでお届けしておりますので、よろしければ引き続きご愛聴いただけると嬉しいなと思います。
うちの息子が新小学生に小学校に入学しまして、息子との会話から気づいたことも残り時間でお話ししようかなと思うんですけど、
小学校になると噂には聞いてましたけど、保育園って毎日毎日お迎えに行って先生と直接話す機会があるんですよ。なので今日こんな感じでした息子君はみたいなことを聞けるんですけど、小学校ってそうじゃないんですよね。先生と直接話せるのって面談、個人面談のときぐらいで、基本的には毎日話を聞けるもんじゃないと。となると本人に様子を聞くしかないわけですよ。
私としてはもちろん本人が楽しかった話も聞きたいんですが、やはりその嫌な話もカウンセラーなので一応、息子のカウンセリングはね、身内のカウンセリングって基本的に難しい、できないんですよ。カウンセラーの立場よりも母親立場が勝ってしまうのでできないんですけど、それでもやっぱり嫌なことをちゃんと吐き出せる場所があることが大事だということは、
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職業から知っているので、ちゃんと聞きたいなと思って、楽しい話と同時に、なんか困ったなってこととか、怖かったなってこととか、嫌なこととかあったって聞くようにしてるんですけど、
今日から本格的に授業が始まっているので、そういう話を聞いたらですね、そういう嫌なことは思い出すのと嫌な気持ちになるから話したくないっていうようなことを息子に言われたんですよ。
なるほどなと。ふむふむと。確かにそうだよなと。これね、大人の心理カウンセリングも同じなんですよね、全く。私常々このラジオでもね、ポッドキャストでもオンラインサロンの服装診療でも、ちゃんと悩みと向き合ってその時の気持ちを言語化しておこうってよく言うんですよね。
それはやっぱり気持ちって言語化することで整理されるし、癒される効果もあるし、なんでそれが嫌だったのかっていうのは、自分を知るためにすごく大事だし、また嫌な思いをしないためにも大事だし、だから言語化しようって言ってるんですけど、確かにその時の気持ちを思い出しちゃうからちょっとうまく言語化できないっていうことを言われたり、心理カウンセリングでもちょっとまだこの出来事と向き合うのには時間が必要そうなので、
今ちょっとこれに詳しく掘り下げて話をしていくのはきついですって言われることは確かにあるんですよ。で、そういう時ってどういう状態かっていうと、その嫌な思いとか出来事にまだ自分が飲み込まれてしまっている状態なんですね。
なのでそこでやっぱり言語化は確かに大人でも難しいんですよ。じゃあ何するかっていうと、まずその嫌な思いとか出来事と距離を取るっていうステップをまず踏むんですね。だから子どもはまだそのやり方を知らない、大人も知らない人はそのやり方を知らない人多いですけど、子どもなんてなおさら話してしまえばその思うに飲み込まれてしまうので、やっぱりまずはその距離の取り方から教えなきゃいけないんだよななんて改めて思ったんですよね。
なのでうちがその距離を取るために以前からやってる方法としてはですね、どういう方法があるかっていうと、嫌なことあったってさっきはわかりやすくそういう言い方で話したんですけど、嫌なことあったって具体的にはそういう聞き方はしてないんですね。
どういう聞き方してるかっていうと、今日の事件教えてって言ってるんです。事件って呼び方をしてるんです。で、嫌なことあったとか困ったことあったって聞くと気持ちの言葉、感情がついてますよね。そうするとやっぱりその感情がブワーって甦りすぎてしまって距離が取りづらくなるし、言いづらくなることもあります。
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また、子どもって何かをされてこれが自分にとって嫌なことだっていうのまでまだ理解できないこともあって、もやもやしちゃったまま終わっちゃうこともあるんだけど、それも含めて聞きたいとなると、嫌なことって気持ちを指定してしまうと、あれは僕にとって嫌なことだったかわかんないから言うのやめとこうってなっちゃうんですよ。それも良くない。
で、これを事件っていう言葉に変えると、まずすごく客観的になる感じしません?感情の言葉が入っていないので、別に自分に起こった事件じゃなくてもいいし、人に起こったものでもいいし、何か気になったこと、自分にとっては印象的なことだけど、それが別に悪いことでなくてもいい。
けど事件っていう言葉の互換から、そんなに良いことでもないよなみたいな、そういうフィーリングだけは伝わるっていう。事件と呼ぶことで客観的に距離を取って語れるようになる。こんな事件があったんだよっていう言葉からスタートするとね、そうすると話しているうちに少しずつ少しずつまた距離を取れるようになるので整理されていくっていうのがあるんですね。
なのでその出来事を、もしこれを大人が応用するのであれば、事件という文にプラスして、これも心理療法であるんですけど、自分を主語にして人に語るのではなく、自分じゃなくてまるで第三者がそういう目にあったかのように小説とかのような感じで語っていく。
問題を外在化するとかってよく言うんですけど、語っていくようにするとちょっと冷静になりたり、距離を取れたりするんですね。これを人に語るのがもちろん一番、人に聞いてもらう効果って実際なので、できれば人、さらに言えば心理カウンセラー、私みたいな心理カウンセラーに語ってもらうのが一番いいんですけども、でも自分に日記帳とかノートとか何でもいいので、そこに小説を書くみたいな感じで書いてもらっても大丈夫です。
なんかちょっと嫌な気持ちに飲み込まれちゃって、ドキドキしちゃって、今日眠れなそうとかね、そういう方がいたら、ちょっと距離を取るためにその第三者に起こったこととして書いてみる。話してみる。ちょっとね、これぜひやってみていただきたいなと思います。
服装審議ラボでは専用チャットでおたきあげっていうチャットがあって、そこで自分に起こった嫌なこととか何でも書けるっていうのがあって、つい最近も入ってきた新入会員さんに、こういうふうに服装以外の話もチャットでしていいんですねって驚かれたり喜ばれたりしてるんですけど、
やっぱりね、距離をとって言語化するっていう中で心は癒されていくので、ぜひラボでもいいですし、そういう場所を皆さんに持ってほしいなというふうに思っております。ということでまた明日。