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2024-04-18 12:00

794.おたより「権威のある人に意見されると途端に自信を失う私。謙虚さと自信の良いバランスって?」 from Radiotalk

リスナーさんのお悩みに回答!

職歴もそれなりに長いのに、自分の仕事に権威ある人から意見されると自信を失ってしまう…。かといってまったく人の意見を聞き入れられない自分にはなりたくない。謙虚さと自信を良いバランスで持つにはどうしたら?

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで今日は、マシュマロからいただいたお悩みに回答する回ということでやっていきたいと思います。
今日はですね、心理学のお悩みですね。早速読んでいきたいと思います。
ひさのさん、はじめまして。いつも楽しく拝聴しています。
仕事において自分が権威にすこぶる弱いことが分かってきて困っています。どうしたら冷静に物事を見極められるでしょうか。
私はある分野のデザイナーです。業界歴も十数年とそれなりに長く、自分なりにベストなデザインを常に模索しています。
ただ、人からもっとこうした方がと的確なフィードバックをもらったり、自分は違うと思うという切れ味鋭い意見をもらったりすると、途端に自信を失います。
特に美大卒の人、私は専門卒です、や立派な経歴のある人の言葉には強く影響されてしまい、冷静に判断できなくなってしまいます。
その人たちのデザインや発言を見ると、すごいな、きっとそれが正しいんだろうな、と盲目的に信じてしまうのです。
こうやって文章にしてみると、我ながらアホなのか?と思います。笑い。
自分を信じて任せてくれる上司やクライアントのためにも、プロとして自信を持たねば、と思うのですが、同時に人のアドバイスを聞き入れられる柔軟な心を持っていたい、とも思います。
どうしたらちょうどいい塩梅で、自信と謙虚さを持ち合わせられるのでしょうか。また、権威の弱さというのは克服できるのでしょうか。
久野さんのご意見を伺いたいです。ありがとうございます。
リスナーさんの名前がないので、リスナーさん、質問者さんという感じで、また今回も呼びかけさせてもらおうかと思うんですけど、
まあね、何でしょうね、わかるんですよ、すっごい気持ちが。何かっていうと、デザインとかスタイリングっていう分野って、明確な正解がない。
結構、何だろうな、慣性なものなので、慣性というのは別にロジックにできないということではなくて、
要は他のジャンルに比べて、切り口によって良い悪いが大きく変わっちゃうっていう、これっていう絶対的な正解がないっていうジャンルなので、
まあ難しい、こういう問題って結構お金少なから皆さん悩んでるんじゃないかと思うんですよね。
特に職業デザイナーとかで呼ばれる人たちっていうのは、作品を作ってね、例えば絵を描いて自分の思うままに絵を描いて表現するっていう仕事ではなく、
なぜかからオーダーをいただきデザインをするっていう方たちは特に難しいと思うんですよね。
なので私もスタイリストとしては同じような条件にはありますので、私なりにどう考えてるかみたいなことも含めて、
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ちょっとお伝えできればなというふうに思っております。それではスタートです。
はい、ということで始まりましたおしゃれ呪いとくらじお、本日で794回目の配信です。
今回が794回目なんだけど、もしかしたら前回ずっと794回って言ってたかもしれない口頭で失礼しました。
今回が794回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれ呪いをわさわさ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の日産のりさです。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今日はね、また午後からアトミ学園女子大学に行って授業の日なんですけど、
だから本来授業の後にラジオ収録した方が口は回ってるんだろうなと思うんですけど、
結構遠いので授業終わって帰ってきたら私の2ラウンド目、育児が始まってしまうので、
なかなかちょっとその後に収録難しいなということで、今日は前の時間に収録をしてみております。どうぞよろしくお願いいたします。
さっき冒頭にもお話したんですけど、間違いない正解って、そもそもデザインとかスタイリング以外にも仕事の分野で間違いない正解ってなかなかないものなのかもしれないんですけどね。
さっきスタイリングもデザインも近いから気持ちわかると言いつつ、
パーソナルスタイリングにおいては比較的まだ質問者さんよりも楽だと思うんです。
なぜかというとお客様が一人しかいないから、とにかくその方がご満足いただければいいわけです。
ひとまずはその方にご満足いただける、その方の目的に合ったスタイリングを出せばいいからまだいいんですけど、
デザインってさ、今回もクライアントさんの話も出てますし、クライアントさんもいる。
クライアントさんとそのデザインを見る、もしくは買うお客様が違ったりするじゃないですか。
お客さんが二人いるみたいな、二方向にいるっていう難しさもあったり、
あとは社内推進みたいなのもあるじゃない?やっぱり。
どっちかっていうと、私ずっとアパレルメーカーにいて、
マーチャンダイザーっていうデザイナーさんに依頼してデザインを起こしてもらってっていう、
ブランドの経営者みたいな仕事をずっとやってたので、
そっちの方を思い出したってね、デザイナーさん大変そうだなみたいなことをよく思っていて、
そこをちゃんと私が交通整理する仕事だよなと思ってたんですけど、
いろんな方向を向かなきゃいけなくて、どこをメインに正面向くかで正解が変わってくるんだと思うんですよ。
だから悩むのも無理ないし、悩んでるデザイナーさんはすごい多いと思う。
洋服のデザイナーさんと働いた経験から言わせてもらうと、
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やっぱりこういうことで悩まないデザイナーさんって少なくて、もうどっちかですよ。
一つはもう誰にも文句を言われないような立場になっちゃってる人?
もしくはやる気のない人かどっちかだと思うんです。
こういう問題に悩まないなんて。
それぐらいほとんどの人が多分、多かれ少なかれ悩んでると思うんです。
その上でなんですけど、質問者さんのメッセージの言葉を借りると、
的確なとか切れ味するといいフィードバックや意見に惑わされるというか、
それ自体を受け入れたくなるっていうのは全然いいと思うんです。
それはそのフィードバックの内容に共感したり、気づきを得たりしているわけだから。
でも問題は質問者さん自身が書いてらっしゃるように、
何を言われたかではなくて、誰が言ったか、誰に言われたかだけで揺れ動いちゃうこと。
それはちょっと問題かなって思うんですよ。
やっぱり本来何か成果物に対する意見とか評価っていうのは、
誰が言ったかではなく、その評価とか意見の内容がどうかっていうところが本質だと思うので、
そうじゃなくて、内容はともあれこの人が言ったんだからってなっちゃうのはちょっと良くないんじゃないかなと。
そう考えると、やっぱり言った人と内容を切り離して考える特訓をするべきなんじゃないかなっていうのは思うんですよね。
私もスタイリングとか企画とかをいろいろ提案する立場なんですけど、
私がやってるのは提案する際に、いろんなネガティブなフィードバックとか反対意見、ツッコミみたいなものをある程度できる限りたくさん想定しておくっていうこと。
想定した上で、それに自分でツッコミにまたセルフツッコミみたいな感じで、自分の中で会話をしておく感じです。
あらゆるツッコミを自分内に考えた上で、それでもやっぱりこれがいいんだって思うスタイリングとか企画を提案するようにしているし、
だとしたら、いろんな反対意見に対するまたさらなる反論とかもあると思うので、その意見もちゃんと整理しておくと。
こうしておくことで、もし同じような意見を言われたとしても、それが自分の想定していた意見の中に含まれているようであれば、
いや、それはあの時考えてそれでもこれがいいって思ったんだから、これでいいんだって思えると思うんですよ。
もし揺らいじゃったとしたら、あれ想定してた意見なのに、あの人が言ったことで揺らいでるぞっていうのは、それは言われた内容じゃなくて、
言われた相手に揺らいじゃってるってことなので、やっぱり冷静になって、自分がデザインをするときに考えた反対意見をやっぱり冷静に伝えるってことだと思うんですよね。
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ただ、事前にそういう反対意見とかネガティブフィードバックを想定しきることはできないじゃないですか。
絶対自分の想定外のことも出てくるわけなので、じゃあそういった想定外のことを言われた後にできることってなんだろうって考えると、やっぱりこれ他の人に言われたとしても揺らいだかなって想像してみることかなと思うんですよね。
失礼な話ですけど、質問者さんが権威とは思ってない人のことを想像して、あの人が言ったとしても、私はここまでその意見を聞こうと思っただろうか、みたいなのを想像してみる。
やっぱりなんか嫌なこと言われたりしたときに、これはその仕事に関してだけじゃなくてね、凹んじゃったりすることあるじゃないですか。そのときにこれ別の人に言われても凹んだかなみたいなことを考えるのって結構大事だと思うんですよ。
その人のことをどう思ってるか、その意見に凹んでるのか、その人に言われたことに凹んでるのか、この原因の切り分けってすごい大事で、これって自分の凹んだっていうネガティブな感情との付き合い方でもあると思うんですけど、だからちゃんと切り分けて、他の人、あなたにとって舐めてる相手。
絶対言っちゃダメよ、そんなの絶対口には出したらダメだけど、頭の中だけね。頭の中は自由だから、頭の中だけで、あの人に言われてもこんなに私イライラかしらってちょっと考えてみるっていう癖をつける。そうするとだんだん言われた内容とそれを言った相手とを切り分けて考えられるようになる。
それがおそらく現実的なその権威に揺らぎすぎない方法っていうのかな。誰しもそもそも権威ってさ、実力があったりするから培われてきたケースが多い。たまにいるけどね。運一つみたいな人もいるけどさ。
だけど基本的には実力があってのものなので、当然その権威と内容の良さっていうのは比例してるはずではあるんだけど、過剰に意見を飲み込みすぎちゃうってことは権威のせいであると思うので、誰が言ったかと何を言ったかっていうのを切り離す練習みたいなのは今言ったことでできるんじゃないかなっていうふうに思います。
あとはね、私4スタイルパーソナルスタイルスクールでスタイリストを育ててて、生徒さんにもよくお話ししてるんだけど、やっぱりその企画を考える上での優先順位が決まってない人ってすごい多くて、それを決めておこうっていうのもいいんじゃないかなと思うんですよね。
いろんな切り口で優先順位があって、違うそれ優先順位をつければそっちの意見が正解なんだけど、私はその切り口としてこういう優先順位をつけたからこのデザインなんだよっていうのが分かってるとまた一つスッキリすると思うので、その辺も考えてみるっていうのも一つなのかなというふうに思います。
はい、ぜひ参考にしてみてください。それではまた。
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