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2024-02-28 12:00

781.プロが服をチェックするときの頭の中身を言語化してみた from Radiotalk

我々「ファッションのプロ」と呼ばれるような職種は、洋服を見るときの視点がかなり細かく、それが買い物の失敗を防いだり、多様なスタイリングを生むことに繋がっています。つまり、この細かい視点が得られれば、誰でもプロ並みの服選びができる、ということ。そこで今回は、23日に発売されたばかりのUNIQLO:Cのある商品を例に、どんな風に服をチェックしているのか言語化してみました。スタイリストの頭の中身を覗いてもらいます!

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で781回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いを場さまず解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、後妊娠主のヒサノリサです。本日もよろしくお願いいたします。
スタイリストが、私もスタイリストなんですけど、洋服を見るときって、いろんなアプローチがあると思うんですけど、間違いなく言えることは、一般の方が普通に洋服を見るときの目線よりも、遥かに細かいところを瞬時にチェックしているなというふうには思うんですよね。
お客様にこの洋服についてどんな風に見てますかっていうのを言語化してもらうと、やっぱり見てるようで細かいところまで見切れてないんだな、それがおしゃれが苦手だったり、洋服選びを時々失敗しちゃったりする原因なんだなっていうのはすごく感じるので、
そういうときにはやっぱりお客様に、こういうふうに私は見てますよって、私がちなみに見てるポイントどこかって言うと、バーってお伝えすると、そこまで見るんですね。確かにこここうなってますねみたいな感じで、私の見えてる世界っていうのを共有させてもらうと、もっと細かく見れますねって。
ここに気づけてると確かに、買った後にこういうコーディネートできないみたいなことに事前に気づけますねとか、やっぱりすごく理解してもらえるんですよね。だからプロが服をどう見てるかっていうのを知るっていうことが、やっぱり上手な洋服選びの第一歩だなっていうふうに思ってるんですよ。
なので、でも結構洋服のプロってどうしても感覚的な人が多いので、自分がどう見てるかっていうのを言語化できないんですね。だからなかなかその技術が伝わっていかないっていうところがあって、私はそれを言語化して、パーソナルスタイリングのサービスだったり、あとはオンラインサロン服装新ラボみたいなね、ああいうところだったりレッスンだったりでお伝えしてるっていうことなんですけど。
その服装新ラボの方では、毎月それを月ごとにテーマを決めて、テーマを掲げることでね、より今回はここを見るんだな、ここを学ぶんだなって意識が向くから、より理解しやすくなるっていうことで、毎月テーマを決めてテキストでレッスン書いて読んでもらったり、ライブ配信で直接口で説明したり、皆さんにワークをやってもらって理解度確認したりっていう形で進めてるんですけど、
ちょうど2月の月のテーマが、洋服をコーディネートを形からね、自分の洋服とかコーディネートを形っていう要素から振り返っていこうっていうテーマだったんです。
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で、この間ライブ配信の講義も終了して、そのアーカイブ動画も今日公開して、それを見たメンバーさんがまた自分のね、したいコーディネートとかの写真をあげて、いろんな書き込んだりとかして、分析したのを結構会員チャットにあげてくれて、それまたすごく私見るの楽しみなんです。
ちょうどね、先ほどある会員さんが会員チャットに気になったコーディネートを分析してくれたものをあげてくれたので、チャットでお答えしてもいいかなと思ったんですけど、ちょっと余談になるというか、なのでこちらでラジオでお話しして、ラジオのリンクをお伝えしてちょっと話してみましたっていう感じでお答えしようかなと思ってるんですけど、
何かというと、そのメンバーさんがあげた写真の中にね、23日に発売されたユニクロCのボリュームチェックブラウスが使われてたんです。
なのでそのメンバーさんがあげたコーデというよりは、そのボリュームチェックブラウスっていうアイテムを例にとって、私がその特に今回のテーマである形っていう要素において、このチェックブラウスをどんな風に分析してるかっていうのをお話しようかなと思って。
これがどれぐらい洋服を細かく見てるかっていうのをね、きっと分かっていただけるんじゃないかなと思って。
まずこのボリュームチェックブラウスなんですけど、ポッドキャストなので商品こちらですってお見せすることができないので、まずそのデザインをざっくりとコートで説明しますがね。
チェックできる方は番組概要欄にリンク貼っておきますので、まず写真見たいよって方はそちら見ていただければと思うんですけども。
色はね、今回テーマじゃないんですけど、一応お伝えしておくと、白黒のギンガムチェックのバージョンと、白とベージュのギンガムチェックのバージョン2種類あるんですね。
柄はギンガムチェックって言って、細かいチェック柄ですよね。細かいチェック柄が入っていて、尖っている襟がそんなに大きくない襟がついていて、前がボタンで全部開けられるようになってます。
身頃、体の部分は比較的ゆったりとしていて、出して着るとちょっとふんわりと風をはらんで揺れるぐらいの、ちょっとゆったりとした感じ。
素材はちょっと薄めですね。風をはらんでフワフワとはためくぐらいの薄さ、軽さがあるタイプ。
袖が特徴的で、ボリュームチェックブラウスっていう商品名のボリュームは袖のデザインから来ていると思うんですけど、
袖が特徴的で、袖口に向かって大きくバルーンスリーブって言って、こう描いて膨らむような形の袖になっています。
後ろを見てみると、後ろヨークって言ってね、後ろの肩甲骨あたり横一直線切り替えが入っていて、そこにバーっとギャザーが入ってますよっていう、この辺もちょっと面白みがあるデザイン。
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後ろがよりちょっと膨らむ感じになっているデザインのチェックシャツでございます。
こういう形を見た時に、まず私が感じるのは、ミックス感を出してデザインしたんだなっていうのを見るわけですよ。
何がミックスされているか、今回形がテーマなので形の面でミックス感があるんですけど、何がミックスされているかというと、真逆の要素が混在しているんですね。
一つは直線っていう要素と曲線っていう要素。
直線要素はギンガムチェックっていう柄ですよね。まず縦線と横線、まっすぐな線が交差している。これ直線の要素ですよね。
で、プラス襟。ギンガムチェックのシャツなんか結構丸襟のデザインなんかも結構ありますけど、このシャツに関しては先が尖ったレギュラーカラーの直線の襟になってます。
そこを袖口に向かったバルーンシルエット。これは曲線ですよね。大きくこう描いた曲線ですよね。
で、プラス背中とか前の洋服部分に入っているギャザーで素材が波打ちますから、これも曲線なわけです。
で、それらを零音メインな柔らかくて薄手の素材っていうのが、より曲線感を柔らかさで強調してるんですよね。
そういうその直線、柄は直線だけど全体のシルエットとかディティールにも曲線が入っているっていうこのミックス感。
これがあると何が起こるかっていうと、直線ってかっこよかったりボーイッシュだったり中性的な印象が出るんですよね。
一方曲線って女性らしい柔らかい印象が出るんです。これがミックスされますので、いわゆるアパレル的な表現で言うと甘さと辛さがちょうどいいとか言ったりするんですけど、
甘いやわらかい可愛らしい感じとかっこいいキリッとした感じとがちょうど同程度ぐらい入っているので、
要はどっちのスタイリングにも触れるって言い方は我々すること多いですけど、これに甘い曲線を強調したスカートを合わせれば、
そのシャツの持っている曲線要素とのほうと調和してそちらが引き立てられて全体的に甘いスタイリングで仕上げることもできるし、
パンツでキリッとまとめたらキンガムチェックと襟の直線との調和が生まれてそちらが引き立てられてちょっとかっこいいスタイリングできるし、
どっちにも触れるよねって言い方しますけど、そういう良さがあるっていうところなんですよねポイントとしては。
もう一方、でもただこの直線と曲線のミックスって結構パッと見わかりやすいんです誰でも気づきやすいんですけど、
実はもう一個ミックスされているデザインだってことに気づけるかどうかっていうところで、また一個ちょっと解像度が上がるんですよね。
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この商品もう一個ミックス感があって何かっていうと、大きいものと小さいものとのミックスになってるんですね。
デザインポイントに大きさと小ささがあるんです。
これどういうことかっていうと、まずギンガムチェックっていう柄がパッと目に飛び込んでくるんですけど、
ギンガムチェックってチェックの中ではすごく小さい種類のチェックですよね。
タータンチェックとか太くて大きい線で大きく区切ったチェック柄とかブロックチェックとかもそうですけど、
そういうものに比べるとギンガムチェックってすごく細かいチェック柄ですよね。
これは小さい要素なんです。
小さい要素っていうのは洋服に幼さを生むんですね。
なのでもしここでもう1個2個小さいデザインディティールが入ってくると、結構この商品幼くなっちゃうんですよ。
なんですけど、このふわーっと膨らんでる袖の形が大きくこう描いてるんですね。
なのでここで大きさが入ってくることで、その幼くなりすぎず絶妙に大人っぽさも出るっていう、
この大人っぽくも若々しくもフレッシュにも着れるっていうそのミックス感も実はあるっていうところが結構この商品のポイントなんですよね。
そうすると大人っぽいスタイリング、大人っぽいディティールは割と綺麗めに着やすいっていう言い方をしますね。
そのきちんとした格好にも使えるし、でもギンガムチェックっていう小ささもあることでジーンズとかコンパースのスニーカーみたいなカジュアルにも似合うっていう、
綺麗めカジュアルどっちにもいけるっていうことにもつながってくるわけです。
曲線と直線のミックスは女性っぽくも中性的にもできる。
大きいものと小さなもののミックスは綺麗めにもカジュアルにも触れるっていう、
この2つのミックス感があることでかなり守備範囲の広いアイテムだよね。
じゃあ今回はどういう感じでスタイリングしようかなっていう思考回路で私なんかはこうスタイリングをしていったり、
お客様にご説明をして着こなしを一緒に考えたりっていうことをやっていくわけです。
こんな風に一つ一つの服を形だけじゃなくて色とか質感においても分析できるようになっていくと、
もっと服に対しての解像度が上がるので本当に雑な買い物をしなくなります。
すごく買い物が楽しくなりますので、こういう分析を服装診療後で実際に皆さんにもやっていただいて、
私がもっとこんな風に細かく見れますよってフィードバックを渡ししてどんどん皆さんスキル上がってますので、
ぜひ興味のある方はご入会いただければと思います。
来月は今度質感にフォーカスをしてまた洋服をしっかり分析していきますので、
また好きな方は結構楽しめると思いますし、質感は垢抜けにつながりますので、
ぜひ番組概要欄のリンクからご入会検討してみてください。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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