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はい、それでは今日はですね、いただきましたご感想メッセージからはじめに読んでいきたいと思います。
まずはですね、第834回と第835回の連続ものなんですけども、この配信についていただいたご感想メッセージですね。
心理学の似合うっていうことを研究した論文を見てみると、実はその顔立ちによって似合う服の幅が変わってくるよ。
単純に言うと、中性的で若々しい、男性的で若々しい顔の人が一番似合う服の幅が広いよってことがわかったので、
イメコン診断、似合う服の診断ですね、そのタイプ分けだけを重視してしまうと、実は似合う服の幅がそれで決まってしまうので、
それだけを信じすぎるのもどうなんだろうね、というお話をした回なので、興味ある方は見ていただければと思うんですけども、その回に向けてのご感想メッセージいただきましたので読んでいきます。
久野先生、こんにちは。
ポッドキャストの834、835回の感想です。
私はネットなどでパーソナルカラーや骨格診断の会員診断を複数行って、ブルベ夏のウェーブが当てはまり、似合う色や素材とデザインも好みにあっていて、診断結果は納得できました。
しかし、肌や骨格に合う色と形の服でも私の顔には合わないなとずっと思っていて、結局似合う、似合わないは顔で決まるのでは?と思うようになっていました。
ポッドキャストのお話で、顔と似合う服は関係していることが分かり、少しすっきりしました。
と同時に、人の顔ってセンサー判別すぎて似合う服を見つけるのはますます難しいと感じました。
救いだったのは、メイクと髪型を変えることは私にもできるので、いろいろ実験してみようと前向きになれたことです。
まだ暑い日が続きますので、どうぞお体を大事になさってくださいということで。
ありがとうございます。
実際には、うちも顔の診断と体型の診断とパーソナルカラー診断を教えてますし、サービスでも提供してますけれども、実際にはこのリスナーさんにとっては、顔立ちが似合う、似合わないに与える影響が強かっただけで、それすら個人差が大きいんですよね。
体型で一番左右されちゃう人もいれば、似合う自分の色素でこの色が似合わないというのが一番左右しちゃう人もいれば、そこもまたセンサー判別なので、必ずしも顔立ちだけで決まるわけでもないシーンというところがあるんですよね。
ただでさえそういうことも絡んできて、似合う服を選ぶということは難しいんですけど、そこにさらに顔立ちって変えることもできたりするので、メイクとか髪型とかで。
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だからあくまで持って生まれたもので、自分の服とかメイクの当然ベースになるものではあるので、外見というのは大事は大事なんだけど、それだけを基準に選ぼうとすると、とても難しかったり、あとは全然自分の思い通りにならなかったりすることの方が多かったりするので、
基本的にはまずはじめにこういう服が着たいなとか、こういう自分でありたいなみたいなことを固めてから、そうなれるように服をくっつけていくっていうのかなっていうやり方のほうが、しっくり納得できることが多いんじゃないかなと思いますね。
だからもちろん似合う服の診断を受けて、すごく納得してオシャレが楽しくなった人もたくさんいると思うんですけども、だからといってみんながそうではないので、そう思えない人は、その感覚はその感覚で全然おかしくないので、大事にしてほしいななんて思いますね。
はい、ありがとうございます。
さあ今日はもう一個、今度はご質問っていうのかなをいただいたんですが、こちらでも完全に心理学、心理面での話題なんですけども、ちょっとこれを取り上げていきたいと思いますね。
ファッションに関係がない上に、大変変な質問なのでスルーしていただいても全然大丈夫です。
失礼します。
以前、メンタルが追い詰められていた時期に、頭の中にやたら真っ赤な色のイメージが広がっていました。
実際見えるわけではなくて、あくまでイメージなんですが、朝起きたときなどぼんやりしているときに多かったです。
インターネットで同じことを言っている方を見たことが2度あり、もし心理学で何か科学的に認められている現象であったりするのか、何かあれば教えていただきたいです。
これ、すごく冒頭にスルーしていただいても大丈夫です。気遣いいただいてありがとうございます。
でもこういう話も興味深いですよね、と思って取り上げさせていただきましてありがとうございます。
ということで今日はこの話をしていきます。
おしゃれの呪いとこラジオ、本日で838回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあファッションで色といえば、それこそ冒頭にお話ししたようなパーソナルカラー、何が似合うかとか、そういう話になることが結構、あとはトレンドカラーか、何が今年、どの色が今年流行かみたいな話になることが
割と多かったりはするんですが、ただこの色っていろんなものを表すんですよね。
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で、その自分の外見の色素に似合う似合わないとか関係なく、なんとなく私ってキャラクター的に赤だと思ってるんですとか、
で、あの私の同僚のAさんは緑なんです、Bさんは青なんですっていうふうに、人それぞれに色がついてる人っていうのも中にはいるんですよ。
あとは文字に色がついて感じる人、Aといえば赤であるとか、Bといえば青であるみたいに、
その文字が何色で書かれているかどうかとは全く別に関係なく、その文字に色がついて感じる人、あるいは音に色がついて感じる人、この音楽はなんとなくこのるとこのるとこのるだなみたいな風にイメージとして浮かんでくる人っていうのもいる。
こういう何らかの刺激って言うんですけど、ここで文字とか音とか今の例で言うと、本来であれば文字とか音しか感じないはずなんだけど、別の感覚も一緒に生じさせるような、そういう知覚のことを共感覚って言うんですが、
それは心理学で今科学的に解明されつつあるというか、研究されている現象としてはあります。
すごくよくあるのは、さっきの例で言うと文字に色がついて見える、文字に色を感じるっていうのは結構多くて、これもはっきり書かれているわけではないんですけども、だいたい100人から200人に1人はいるとは言われているんですよね。
だから結構割と、そこまですごく珍しいわけでもない感覚なんですね。
で、同じように自分の感情に色を感じるっていう人も共感覚の人でいたりはするので、もしかしたらこのリスナーさんの追い詰められたときに頭の中に赤を感じたっていうのは共感覚の一種かもしれないですよね。
これが単なるイメージと共感覚とはまた違うので、そこの区別が必要になってくるんですけど、例えばね、文字とか人に色を感じる人っていうのは、本当にその人、その文字にその色がついているかのようにかなり細かく具体的に色が浮かんでいる、感じられているんですよ。
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単にAって赤っぽいよねみたいな話じゃなくて、Aはこれぐらいの濃さの赤であるとか、Bはこれぐらいの薄さの水色であるみたいなのがすごく具体的にあって、もうそれは感じるものだから、記憶するものではないので忘れることがないわけですよ。
常に感じているから。だから何回聞いても同じ色を答えられるし、忘れることがないしっていうことが共感覚なんですね。
イメージはもうちょっと赤っぽい感じとか、どういう赤じゃなくて、なんとなく赤っぽいよねとか、この人なんとなく緑っぽいよねみたいな、それこそメンバーカラーじゃないですけど、そういうね、なんとなくこの人緑っぽいよねみたいなのは、それは単純に想像というかイメージでしかなくて共感覚とは言わないですよね。
だから、このリスナーさんの感じている、追い詰められたときの感情にもし色がついていて、それが共感覚的な現象だとしたら、その真っ赤っていうのもいつも必ず同じ赤であるはずだし、その同じ感情になったら毎回同じ色が頭の中に感じられるはずなので、その辺りどうだったかなっていうのをちょっと思い出してもらうと、共感覚かなと。
どうかっていうのは考えられるかなと思いますね。
もし、確かに毎回同じ色だったし、共感覚かもしれないと思った場合には、共感覚って調べればすごくたくさんいろんな論文とか、説明されているページとか見つけられるので、ぜひよければちょっと見てみていただければ。
どうしてそういう感覚が起こるかっていうのが完全に解明されているわけではないんですけど、特に文字に色を感じるっていう現象に関しては、数字の処理に関わる脳の部分と色の処理に関わる部分が隣同士なんです、脳の中で。
だから関係してきちゃう人が多いんじゃないかみたいなことも一つの理由として言われてはいるんですけども、ただそれだと数字に色がついて見えるっていうのの説明しかつかないので、やっぱりまだまだ全然解明されていないところではあるんですけど、それでも今どこまで研究が進んでいるかみたいなことは結構調べて出てくるので、ぜひよければ見てみていただきたいなと思います。
ただ共感覚じゃない場合にも、やっぱり感情に色のイメージを感じるっていうのは、これは色彩心理的なことであるんですよね。
例えばその赤を見たら温かく感じるとか、青を見たら冷たく感じるみたいなのはみんな持っている感覚なので、そういうイメージである可能性もある。
だとすると逆にですよ、その追い詰められた時に赤みたいなイメージが浮かんでくるのであれば、もしかするとその色を使って自分の感情をコントロールすることもできたりするかもしれない、そういうタイプかもしれないですよね。
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例えば青を追い詰められた時に赤が思い浮かぶんだったら、逆に青を思い浮かべることで自分の気持ちがリラックスするみたいなことはないかとか、そういうことを自分の中で試してみても結構面白いんじゃないかなと。
自分の感情コントロールの手段として色が使えるのかな、感情と色が結構結びついているのであればそういうことができるのかなみたいなことも試してみるといいんじゃないかなと。
そういう自分の感覚っていうのを、今回は感情と色の話ですけど、その感情とかその感情に伴う自分の体の動きとか、他の感覚が呼び起こされることとか、そういうのを掘り下げるのって私すごい大事だと思っていて、大事な自己理解だと思うんですよね。
だからそれを掘り下げていくと、今度は自分とよりよく付き合うきっかけにもなったり、よりよく付き合うための方法を見つけるヒントになったりすると思うので、すごい大事。だから結構心理カウンセリングでもそういう話って結構するんですよね。
だから全然変な話でも何でもないので、そこから広げて自分の感情、何か特定の感情が浮かぶときに同時に出てくる体の感じとかには、ぜひ引き続き意識を向けていただけるといいんじゃないかなと思いますしね。
そういう話も人にするとまたいろんな発見があったりするので、そういう話ができる場所っていうのがノートのメンバーシップである服装心理ラボでもあったりするので、ファッションの話もありますけど結構心理の話もよくできる場所なのでね、そういうところに入って他の方といろいろ情報交換してもまた面白いと思いますので、ぜひよろしければノートのメンバーシップ服装心理ラボもご検討していただけると嬉しいです。
ということで、まだまだ皆さんからのご質問とか、興味のあるトークテーマとか何でもお待ちしておりますので、ぜひお気軽にお寄せください。
番組概要欄にありますマシュマロからお送りいただくか、もしくはSpotifyでお聞きの方はコメント欄からでもお気軽にお寄せください。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。