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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で874回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻き付くファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバスタバス解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで、高年心理師の日産のりさです。本日もよろしくお願いいたします。
さあ、ちょっと最近更新頻度、空き気味なんですけどね、今日は、今回は1週間ぐらい空いちゃって、何かっていうとね、風邪をひいてました。
あの酷くなったのはね、日曜日、月曜日ぐらいからなんですけど、酷くなったって言っても、熱は全然出なくて、あの、鼻水がすごくて、今もちょっとね、鼻声でお聞き苦しかったら申し訳ないんですけど、
なんで初め、え、花粉症が早めに来たかな、なんて思ってたんですけど、ちょっと倦怠感も出だして、昨日あたりから倦怠感がすごくて、えーっていうのと、あとは、なんかね、謎に朝方ぐらいに、ものすごい寒気で目が覚めて、ガタガタ、それこそもう歯がガタガタ、カチカチ音鳴らしちゃうぐらいの寒気で目が覚めて、
毛布団に毛布かけたんですけど、その上に毛布2枚かけて、で、電気毛布、スイッチオンして、で、やっと寝れるかなぐらいの寒気で、これも絶対高温熱出ると思うじゃないですか。出なかったんですよ、全然で。
で、一応病院行って、コロナとインフルエンザの検査したんですけど、やっぱり陰性で、まあ熱でないんでね、本当に検査するんですか、とか言われちゃったんですけど、一応なんて言って。
で、まあよくよく考えてみたら、多分ね、貧血と風邪のダブルパンチかなっていうのが、最終的な私なりの結論であって。貧血はね、ずーっと貧血なんですよ、もう子供を産んで以来。
だから、ずーっと血剤飲んじゃ胃腸壊し。やっぱり胃腸に負担かかるんですよね。ちょっと休み休みでいいよって、貧血治療の方の主治医の先生に言ってもらってるんで、休みつつ飲んじゃ休みみたいな感じなんで。
一向にそんなに良くなってないんですね、多分ね。低値安定みたいな感じになっちゃってるんで。最近ちょっと胃腸の調子が気になってて飲んでなかったんですよね。だから、まあそれもあったんだろうなっていうことで。
貧血だとね、免疫も下がりやすいらしいので、ちょっとした風邪をひいたのが、ちょっと後出しちゃったというかね、あったのかななんていうふうに思っておりますけれども、無事解放に向かっておりますのでね、またここから待ちに向けて、しっかりラジオを更新していきたいなと思ってます。
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本当はね、1週間も開くはずじゃなかったんです。なぜかというと、今日874回目ですけど、これね収録してたんです。私はそのつもりだったんだけど、久々に撮れてなかったっていう現象が起こって、だから今日どうしようかなって考えたんですけど、やっぱり悔しいので、その時にお話した内容を話そうと思うんですけど、微妙にどうなんだろう。微妙に旬が過ぎちゃったネタかもしれないんですけど。
ちょっと一言申しておきたいネタではあったので、再び同じ熱浪で語れるかわかんないんですけど、再びそのテーマでいこうかなと思うんですけど、何かというと、おじさんパーカー、パーカーおじさん?どっちだかわかんないけど、問題。おじさんパーカー、パーカーおじさん問題。
ちょっと前にね、主にX、旧ツイッターですよ。情を賑わせていまして、それについてちょっと話をしておきたいなと思いまして、これね知ってる方知らない方いらっしゃると思うんで、ちょっと経緯をお話しすると、もともとは新R25っていうネット媒体があって、そこである作家インフルエンサーっていう肩書きの方だったかな。
私あんまり存じ上げなかった方なんですけど、その方女性がね、その40以上、40にもなって、パーカーを着てるおじさんはおかしいと思うっていう発言をしたようなんですよね。
これに、この発言だけが一人歩きしてしまったような状態で、これに対して普段からパーカーを着てらっしゃる企業家の方とかね、いろんな方が反論して、人の着てるものにどやかというなんて、みたいな感じで反論して、台までいかないかな、炎上してたんですね。
そのインフルエンサーの方が、その後に同じ媒体で追いインタビューみたいなのされてて、その初めの記事ではどうやらカットされてしまったようなんですけど、そのTPOの話をしたと、ビジネスの場でパーカーを着ている、40にもなってパーカーを着ているおじさんはおかしいって言っただけであって、
そのプライベートの服に関してどうこういったわけじゃありませんっていう、まあ、釈明というか説明をなさっていたんですよね。
なので、まあそれを受けてですよ。一応ビジネスファッションメインにね、お客様のスタイリングしている側だし、企業研修でね、特に去年ぐらいからはビジネスカジュアルの研修かなりやってる。
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衣装が相手にどういう印象を与えるのかっていうことを専門的に研究している身でもあるので、どうなのっていうところをお話ししておきたいなというのは、やっぱりこういうことが何か特定のファッションアイテムだったりファッションジャンルがやり玉にあげられることって、本当に毎秒に板間がない。
過去にたくさんあって、ちょっと前にはね、確かロックTシャツをおばさんが着るのはダメだみたいなこともあったじゃないですか、そういう炎上案件も。
そういうときって、やっぱり気のいい人ほどというか、気にしちゃうんですよ、そういう人ほどね。気にしなくていい人ほど気にしちゃうっていうかさ、気遣いいな人ほど、あの時パーカー着てたの良くなかったのかなとかね、気にしちゃうんで。
そこは何ていうのか、ちゃんと正しておかないといけないなって思うし、今後絶対パーカー着ちゃいけないのかなって思ってしまうことで、不利益をこう思う人も少なからずいると思うので、そこはしっかり否定をしなきゃいけないなっていうのがあるのでね、ちょっとお話ししておきたいなと思うんですけど。
まず、発言元のインフルエンサーさんもプライベートで何着ようが勝手だと思うっておっしゃってたので、そこはプライベートでのパーカーは否定されてないっていうことは前提のようですけども、それは当たり前の話ですよね。
プライベートで何着ようが、別に誰かにどうやら隠れる筋は全然ないわけで、でも私のような職業があるのはなぜかというと、人にどう見られるかっていうのが気になる人、あるいは気になるシーンっていうのがやっぱりあるわけで、そういう時に何着たらいいのかなって悩むわけじゃないですか。
人に与える印象としてどうなのっていうところで、今度絞って考えると、特にビジネスシーンですよね。ビジネスシーンはどうなのって、このインフルエンサーさんおっしゃったようなんですけど、
まずビジネスファッションに対する解像度があまりに雑すぎて、そんなに雑にくくってビジネスシーン全般パーカー着てる人どうなのって、パーカーなんかNGだよって言えるほどビジネスファッションは簡単ではないです。
パーカーの方がむしろ好印象の場面も全然あるし、だから戦略的にパーカーを着てるビジネスシーンでね、パーカーを着てる人も多い。これを聞いてパーカーは一日ダメなんだって思っちゃうとまずいかなって思います。
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大事なのはビジネスシーンではね、着てる服も含めて、その人の立ち振る舞いだったり顔出しだったりも全部含めてですけどもちろん服だけじゃなくて、全部含めてその人が相手に与える印象って決まっていくんですけど、やっぱりどういう印象を与えたいかによって正解の服って当たり前ですけど変わっていくはずなんですよね。
やっぱりパーカーっていうのはカジュアルな服装で、昔ながらのビジネスフォーマルのアイテムではない。だからこそ着ていることで与えられる良いインパクトもあれば悪いインパクトもあるっていう話なんですよ。
もちろん昔ながらのビジネスフォーマルの服装ではないから、それが求められるシーンでパーカーを着ていれば、このインフルエンサーさんが言う通り良くない印象につながることは容易に考えられるんですけど、その昔ながらのビジネスフォーマルが必ずしも良いわけではないっていうところが問題であって、
確かに無難かもしれないけど、でもビジネスフォーマルを着ている方が逆に良くないシーンも出てきているのが、昨今のビジネス。それぐらい難しいんですよね。ビジネスシーンでの印象コントロールって今は。
例えば、クライアントさんがビジネスカジュアルの事業向け研修をするときに、ビジネスカジュアルを導入する意義を話してもらいたいって言われることが多いので、社員の皆さんにお話しする内容なんですけど、服装って信頼感を与える効果があるのもよく知られていますが、親近感を与える効果もあるんですよ。
どういう時に親近感、親しみやすい、この人は仲間だなって思えるような印象を与えるかっていうと、簡単に言うと、自分と同じ格好、同じような格好の人が来た時なんですよね。
服装ってやっぱり記号なので、どこに属しているかとか、どういう属性か、どういう人かっていうのを簡単に表せるものでもあるし、嫌でも見た時にそこから推測しちゃうわけですよ。
その時に、自分が例えばパーカーであったり、Tシャツであったり、トレーナーであったり、デニムであったりっていうカジュアルを着て働いている場合に、そこにビシッとしたスーツの人が来ると、仲間っていう感覚は初対面では受けないわけです。
やっぱり異質な人が来た、異業種の人が来たってなるわけですよね。
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でも、自分と同じようなカジュアルを着た人が来ると、同じ属性かな、同じような色紙の人かな、仲間かなっていうのは、やっぱりどうしても感じてしまうわけで、それが親近感。
ですから、フォーマルウェアっていうのはすごく信頼感、きちんとしてそうだなって印象を与えるメリットがあることは間違いないんですが、
親しみやすさ、仲間だ、心を開けたいっていう印象を必ずしも与えるかというとそうではなくて、相手がスーツじゃなければ、そういう親近感っていうメリットは得られないわけですね。
そういう意味で、お相手がパーカーに代表されるようなカジュアルな服を着ている場合には、こちらもそれで行ったほうがいい。
そのほうがメリットがあるシーンはいくらでもあるって考えると、ビジネスカジュアルでパーカー一律NGっていうのは全くの間違いだということがありますよね。
あるいは、例えば採用のシーンで言うと、働いている人がパーカーを着ていることで、この会社は自由な社風なんだなっていうことをその就活性に伝えるっていう役割もあるかもしれないし、
あるいは、相手がスーツを着ているクライアントであったとしても、こちらが何か創造性とか革新性とか新しさを感じさせるために、あえて相手の服装とは違う服装、パーカーで行くっていうことも意図して戦略的に行われてきた過去もあるわけで、
この辺はね、いわゆるシリコンバレー文化的な反スーツっていうね、そういうカウンターカルチャーとしてのシンボルみたいなものも、パーカージーンズ、Tシャツジーンズで働く人たちっていうのはあるわけで、
そういうメリットもありますよね。新しいもの、新しいビジネス、新しいカルチャーを体現するものとしてのパーカーっていうメリットもあるわけなので、そういう意味ではやっぱり、職種全部、業種全部ひっくるめて、この格好でいればOK、この格好はNGであるっていう文章は何にしても脱すすぎるので、
そういう限定せずにね、あまりにも大きな括りで、今回言うとおじさんっていうあまりにも広い括りで、これはいい、これはダメって言っている発言は、ファッションに限らず私は信用しちゃいけないと思います。
でも、そういう発言ほどバズるんですよね、やっぱりね。この問題はずっとこのポッドキャストで話してますけど、やっぱりみんな忙しいからちょろっとしか見ないじゃない?動画も、ツイッターの投稿も。
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そうすると、雑にくくって一頭両談みたいな話の方が、短時間で理解しやすいから、拡散されやすいんですよね。
だけど、そんな分かりやすくない社会ってね、この時期ちょうど来年度に向けて、それこそ起業研修だったり、新しいお客様のご依頼が多くて、新しい、これから起業しますとか転職しますとか、新しい自由なポジションにつきますということで、個人のね、ビジュアルブランディングのご依頼もすごく多いんですけど、めちゃめちゃ寝るんですよ。
めちゃめちゃ寝る。何を着るか。とりあえずスーツ着てればOKですよ、パーカーNGですよなんて話、できない。
し、必ず全てのお客様にお伝えするのは、寝たところで全員に、絶対に万人受けする。一人もアンチが出ない格好、ファッションはないですよってお話も同時に必ずするんですよ。
だから、パーカーもね、さっき言ったようなメリットはもちろんあるんですけど、方や今回発言されたインフルエンサーの女性のように、どんな背景であれ、どんな狙いであれ、ビジネスにパーカーは一律無理っていう人がいるのも確か。
いるのも確か。そういう人の指示は確かに得られないかもしれない。
それはでもね、どの格好をしても同じことなんですよ。
だから、自分が好印象を与えたい集団に、確率論ですよね。できるだけたくさん、その中のできるだけたくさんの人に、好印象を与えるにはどうしたらいいかを考えるしかないんですよね。
もしくは、もう記憶に残さないかどっちかなんですよ。
記憶に残さないってこともできます。ただ、本当に記憶に残らないので、それでいいのかっていうと、なかなかそれはそれでビジネスにでも難しい。
特に起業するとか、何かアピールする立場の営業マンとかね、なかなか難しいので、記憶に残さないっていう選択肢は普通は取らない。
そうなると、万人に受けるのは難しいけど、過半数は取れるようにしましょうっていう作戦になりますよね。
人の記憶に強くさせればさせるほど、アンチも絶対出るので、そこはしょうがないと割り切っていくしかないですね。
ただ、このファッションアイテムは、どんなシーンでもどんな業種でもどんな職種でも8割型アンチになっちゃうなんて格好はほぼほぼ存在しない。
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もちろん不潔だとかそういうことは別ですよ。不潔な格好とかはもちろんダメだけど、何か特定のファッションアイテム、特定のファッションジャンルが万人受けする、あるいはその逆で万人に受けないなんてことはやっぱりないわけで。
だからこういうのってやっぱりそうあったらいいなっていう、何かいろんな人の多くの人の願望を反映しちゃってる記事でもあって、これ着なきゃ、これ着ちゃダメだよっていうことって、
ひっくり返し裏を返せば、これ着なきゃじゃあいいんだってことになるじゃないですか。
それってある種救いになっちゃうんですよね。あ、じゃあパーカーダメなんだ、パーカー着なければ大丈夫なんだって思わせちゃうんだけど、
そうだったらいいよね、だけどそういうわけじゃないんだよねっていう、そういう意味でもすごい私こういう記事は罪深いなって思っちゃうんですよね。
これはこのポッドキャストでも何度も話しているので、昔からのリスナーさんはもう聞き飽きたよって方もいらっしゃるかもしれないんですけど、
やっぱりこういうNGファッション的なコンテンツってバズるのは、今言った内容ですよ。
要はこれを着ちゃダメだよっていうのは、それを着ている人を傷つける一方で、あ、これを着なければ大丈夫なんだっていう救われた気持ちになっちゃう人がたくさんいる。
だからバズる、みんな飛びつく、しがみつくんですよね。
だけど実際はそうではないわけなので、特に私がこの仕事を始めて18年ですけど、年を追うごとに複雑になっています。
それはなぜかというと、個人の価値観が多様化しているからすごく複雑になっている。
なのでこれを着なきゃOK、これを着ればOKなんてことは本当に言えない。
これはビジネス意外にも、例えば婚活もしっかりですね。
だからそんな簡単な話ないんですよ、残念ながら。
だから私も企業当初はこういう案件を受けていた。
今のR25は動画コンテンツに変わったようですけど、私も企業当初はR25、今は新R25ですけど、昔のR25のフリーペーパー時代、
すごくたくさんインタビューしてもらったし、コンテンツも書いてた。
その時にNGファッションみたいなコンテンツがあったのも事実です。
その時はまだ言えた。
でも言えても言うべきではなかったのかなと今なっては思うし、すごく反省している。
こういうのはダメだよって、NGだよなんてことはね。
だけど昔からその当時からR25っていうのはそういうNGファッションみたいなものがお家芸なんですよね。
NGファッション、NG行動みたいなね。
なのでコンテンツを見てね、あるいは炎上して話題になって見た人もね、不安になった人も、
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そういう芸なんだなって思って見た方がいいと思う。
あの媒体に関しては。
たぶんインフルエンサーさんも依頼されてなのか、すごく空気が読める方で、
そういうことが求められているなと感じていたのか、言ったなと思います。
だからね、ビジネスファッションってそんなに簡単ではないから、
そういう意味ではパーカー避ければ大丈夫って言ってくれた方がまだまだしたかって思う方もいるかもしれないけど、
でも逆にパーカー着てたら全然NGじゃないっていうことにも、
ちょっと救いを感じてくれる人がいたらいいなと思って話をしてますけどね。
あんまり一律これ着てればOK、これ着たらダメなのか、
一律これ着てればOK、これ着たらダメって思考停止にならないでほしいなって思います。
ファッションは自分を表現する手段なので、
こういうことを伝えないなと思って着た洋服は必ず誰かには伝わるし、
すごく考えて考えて着た服は絶対相手には伝わるので、
一回一回考えて、特に仕事の場では考えて、
相手へのメッセージを伝える気持ちで選んで着れば、
それはきっと伝わると思いますのでね。
考えることを諦めずに洋服を選んでほしいなって思いますね。
そうは言っても考えるのがめんどくさいよって方は、
私に頼んでいただいて、そしたら私が一生懸命考えますので、
考えれば込めたメッセージは必ず伝わるから、
そこは疑わずにファッションの力として着てほしいなって思います。
ということで、おじさんパーカー、パーカーおじさんどうでしょうかね、皆さん。
皆さんの周りにいるでしょうか、皆さん自体はそうでしょうかね。
この件に関して気がついたこと、気になることがあればぜひ教えてください。
番組概要欄のマシュマロからでしたら匿名でお気軽に送っていただけますので、
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ということで、また次回の話にてお会いしましょう。おやすみなさい。