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2022-08-08 11:52

516.おたより「周りに日本人がいると、いつもできる英会話ができなくなってしまう」 from Radiotalk

リスナーさんのお悩みに回答!いつもならできることなのに、人から注目されているとできなくなる…そういう経験ありませんか?緊張と失敗のメカニズム、そしてそこから脱出する方法を心理学的に解説します。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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今日は、マシュマロからいただいたご相談に回答していきたいと思います。
今日は、心理的なお悩みということで、ちょっとファッションから離れますけれども、読んでいきたいと思います。
初回からずっと聞いています。番組テーマと違って申し訳ないのですが、良ければ悩み相談に乗っていただきたいです。
私は、経歴や資格情報から、職場の中で英語が得意な人と認識されており、
実際に外国人相手であれば、不自由なく英会話ができます。
しかし、周りに日本人が一人でもいる状態だと、ハローすら言えなくなってしまうことがあり、
外国の方と仕事があるたびに、まともに話せなくて、相手にとって感じが悪かったのでは?と、家に帰ってぐるぐると後悔してしまいます。
これは心理的な問題なのだろうと思うのですが、もう何年も同じ後悔を繰り返しており、
何か打開のためのご助言をいただけないでしょうか?ということでね。
ありがとうございます。ちょっとラジオネームがないので、質問者さんと呼びかけさせていただきます。
これは、何かと緊張しやすい人みたいな人にやるカウンセリングのテクニックとか、打開策みたいなものが少しヒントになるかもしれませんし、
それに絡めて、私の経験談なんかも話していけると思いますので、その辺のお話をしていきたいと思います。
ということで、このラジオは本日で516回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールオシャレの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、オシャレを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師の記者のりさです。
本日もよろしくお願いいたします。
さあ、質問者さんどうですかね。結構緊張しやすいタイプですかね。
例えばこのシーン、近くに日本人の方がいて、自分が外国の方に英語を喋らなきゃいけないっていうシーン以外でも、
何かみんなの前で期待を一心に受けてプレゼンをするとか、そういうシーンでも結構緊張しやすい方ですかね。
結構緊張しやすい方って、一般的には完璧主義って言われるような、
成功させなければならない、こうしなければならない、こうするべき、みたいなべき思考が多い方が多かったりするんですけど、
そういうタイプかな、ご自身でここら辺りありますかね。
もしここら辺りがあれば、今日お話しする高井さん君は結構参考になると思います。
メッセージを読んでてね、家に帰ってなんか、あーあれまずかったかなってグルグルと考えちゃったりとか、
人前で何かやる時に固まってしまう人って結構緊張しやすいって言われるようなタイプだったりとか、
ちょっと完璧主義的なところがあったりする方が多いんですよね。
それに対して、私の例を挙げるとわかりやすいかと思うんですけど、私は仕事を始めてからは、あんまり緊張した記憶がないんです。
結構周りのスタッフにも、うちのスタイリッシュスクールの生徒にも、なんで先生そんなに緊張しないんですか。
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心臓に気が入ってるんじゃないですかって、まあ入ってるかもしれないですけど、言われることは結構あるんですよね。
これはでも明確に私、理由がわかっていて、一つは二つ理由があって、一つは、自分でどうこうしたっていうよりも元々の性格の問題がやっぱりあるかなと思うんですけど、
もう一つはでも明らかに私が工夫して緊張しないようにしているっていうこともあるんですね。
なんでその二つをお話しするとちょっと参考になるかなと思うんですけど、一つはその性格の問題です。
さっきその質問者さんはもしかして結構べき思考が強かったり、完璧主義ですかって話したんですけど、
私はその思考があんまりないというか、そもそも自分に期待してないんですよ。
自分なんてこんなもんだとしか思ってないので、成功させなきゃ、成功できるともあんまり思ってないというか、
まあできるレベルしかできないだろうとしか思ってないので、そういう意味で緊張があんまりないのかなと。
人からよく見られようともあんまり思ってないっていうのがあるんですね。
これは決して自分を諦めてるっていう意味ではないんですよ。
結構そのこれ自己需要感覚が強いっていう人の特有の感覚なので、そうでない人にはちょっと実感として湧きづらいと思うんですけど、
期待してないっていうのは決して自分を諦めてるわけじゃないんですよ。
何かっていうと、いいアクションができなくても、成功しなくても、失敗しようが成功しようが、私には価値があると思ってるんですね。
なので成功とか失敗があんまり意味を出さないというか、成功したら嬉しいんだけど、でもそれで自分の価値がどうこうなるとあんまり思ってないんですよね。
自分の根底に成功とか失敗とかとは別次元の価値があって、それは何がどうあっても揺るがないと思っているので、
なのでその期待してないんですよ自分に。
わかりますかね。だからその期待する必要がないっていうかな。
自分は決してできてもできなくても素晴らしいのでって思ってるんですよね。
なのでそうなっていると、そうなると人からは別によく見られる必要はあんまりなくて、
人からよく見られなくても自分には価値があるって自分で思っているからどうでもいいんですよ。正直。
ちゃんとお仕事をやりますよ。期待していただくのはありがたいのでちゃんとお仕事をやりますよ。
適当にやるってことじゃないんですけど、やるんですけどどうでもいいんですね。
奥底レベルではどうでもいいんですよ。
だからやっぱりね、そうすると失敗したらどうしようとか思わなくなるんですねあんまりね。
結局は失敗への恐怖って、自分は上手くできなきゃ価値がないんじゃないかとか、
上手くできなかったらどうなっちゃうんだろうみたいなことから生まれると思うんですよね。
だから、別に失敗しようがしまいが自分の価値はわからないし大丈夫って思っていると、
大丈夫って感覚はない。まあまあ大丈夫だよ。何があってもって感覚だと、
まあどうせ失敗するんでしょって。
例えば自分のレベルに対して難しそうな仕事であれば、まあ頑張るけどある程度失敗するだろうなって。
手を抜くってことじゃないですよ。繰り返すけどね。
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って思うし、自分ができるレベルでしかできないよとしか思ってないので、
そうすると変な、ある意味自分のレベル以下になってしまうような失敗はある意味しないですよね。
ああ、こういう失敗だと思った。やっぱりここで勘だわみたいな失敗はあるけどね。
っていうことなんですよね。
だから質問者さんの場合には、外国の方との会話だけであれば、周りに日本人がいなければ普通に会話できるわけですよね。
それは多分、外国の方しか相手がいなくて、その相手が自分に過剰な期待を抱いていないのが分かっているからと思うんですよ。
だから、その過剰な期待を抱いていない。つまり向こうは母国語だったとして、
で、こっちが質問者さんがネイティブじゃないことを分かっているから、自分ほど上手く喋れるわけないって思ってくれてるじゃないですか。
だからリラックスして喋れるんですよね。
お互いにネイティブじゃなかったとしたら、それはそれでお互いネイティブじゃないしね、伝わればいいよねっていうムードなので、それもまた気楽ですよね。
だけど周りに日本人がいると質問者さんのことをできるんでしょ?ってキラキラ見るわけですよね。
だからそのプレッシャーにやられちゃってる状態なんじゃないかなと。
そのプレッシャーを浴びた時に、私のように、そんなプレッシャーかけられても私失敗する時は失敗するよって思えればいいんだと思うんですけど、
そうじゃなくて質問者さんはそのプレッシャーをストレートに受け止めて、この人が期待の答えなきゃってなっちゃってるから固くなっちゃうんじゃないかなっていうふうには思いますよね。
ただそれをね、家に帰って外国の方に悪かったかなって後悔に繋がっちゃうのは、今度は外国の方は上手く喋るってことは期待してないのは分かってるんだけど、
ちゃんとコミュニケーションを取ろうとしてきてくれてるのに、自分が固まっちゃったせいでコミュニケーションが取れなかった。それに対する後悔。
だから二重の相手と見る人に対する自分にかかってる期待感を浴びてしまって、それをなんとか達成しなきゃって思うからこそ、身動きが取れなくなっちゃって後悔しちゃうっていう構造なのかなと思います。
2つ目は、私が緊張しないように工夫してることとして、正確な問題じゃなくて工夫の問題なんですけど、これは正解を作らないってことです。正解が存在するから失敗も生まれるんですよね。
さっき冒頭、私は仕事を始めてからは緊張することはあまりないって言ったんですけど、実はそれ以前には緊張することは、正確な問題で人より少ないですけどありました。
それを思い出して、そういう場面を避けるように仕事の上ではずっとしてきたんですね。どういう場面かっていうと、例えばピアノの発表会。
ずっとピアノがあったんですけど、結構発表会で失敗しちゃうことが多かったんですよ。ピアノができるからって言って、例えば中学校の時に合唱コンクールで伴奏をやらされたんですけど、その時も肝心の本番で伴奏が一瞬止まってしまうっていう、みんなアカペラみたいなそういうことも結構あったんですよ。ガチガチに緊張したってね。
あとは仕事を始めてからも、僕、起業当初に一回だけ失敗したことがあって、それは衆議院議員の先生のパーティーの司会を付き合いであった時に失敗しちゃった。これ共通項はどっちも正解があることなんですよ。正解っていうのはピアノの発表会の時は譜面だし、先生の司会っていうのは台本です。
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この譜面とか台本があるから、譜面通り台本通りにできないことが失敗、失敗が生まれるんですよ。譜面がなくアドリブで弾いて、台本がなくアドリブで喋ってたら、正解か不正解か周りがわかんないんですよ。自分すらわかんない。結果的に盛り上がらなかったからなんとなく失敗かなっていうようなムードはあるかもしれないですけど、明確な不正解、失敗は生まれないじゃないですか。
あれもあのしらけたムードも狙ってあったんですよとも言えなくはないので、明確な正解がなければ明確な失敗も生まれないんですよね。なので私はそれ以降、講演会とか研修とかでも台本一切作らないです。カリキュラムの流れだけはもちろん作りますけれども、何をここで喋るみたいなのは一切決めないです。そうすると失敗が生まれないから緊張しないし、次何喋ろうって思うことだけでいっぱいなので緊張する暇を作らないっていうのもあります。
質問者さんどうでしょうかね。質問に書いてくださった外国の方と喋るってシチュエーション以外にも、自分がうまくできなくなってしまう場面があれば、今私が話したようにその場面の共通項を探る。その共通項を潰していくっていうことで固まってしまうのを防ぐっていう方法はあるので、ぜひそういうやり方でちょっと自己分析深めていっていただければいいんじゃないかなと思います。
そして自分の周りの期待に応えなきゃと思う気持ちで緊張しちゃって失敗するんだったら、まずはその瞬間にそれを自覚するだけでも全然変わってきます。
あ、今私またこの隣にいる日本人女性の期待に応えようとして緊張している、固まっているって思うだけで、その期待に応えようとして緊張している自分とはまた別のそこの自分からキャリを取った冷静にそんな自分を見ている自分が生まれるんですよ。
そうするとその冷静に見ている自分の存在を大きくしていくことでどんどん自分が冷静になっていきます。セルフモニタリングって言いますけどね。
なのでそういうことをやっていく。あとはその周りの日本人の方にも会話する外国人の方にもできれば自分がそういう性格であるってことをカミングアウトするだけでより冷静になれるっていうのもあるのでぜひちょっとやってみてください。
これまで何年も同じだったっていうことでかなり悩んでいらっしゃるようにお見受けしましたが、これまで何年も同じことを繰り返してしまったのは治らないからではなくてその後悔を止めるような方向に出会えていなかっただけですから。
新しいアクションを取ればこれまで何回も続いた後悔失敗でも止めることは絶対できるのでね。ぜひいろいろ今お話ししたこともヒントに挑戦してみていただきたいなと思います。
ご質問ありがとうございました。ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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