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陸上中毒。この放送は、しんどいしなんだか地味、もはや何が楽しいのかわからない、そう言われがちな陸上競技の本当の魅力を、独りよがりな視点で自由に話す、そんな番組です。
話し手は、ランニングエンターテインメント合同会社、通称ランタメ代表の山口雄也、ことぐってぃーです。
陸上競技を盛り上げる、を目的に同社を創業した山口が、直近にあった陸上競技の話題やトレンド、そして陸上競技の本当の魅力、また、どんびきすほどローカルな話題、ただの山口の自分語り競技報告、ランタメの直近の動き、など、ザックバランに台本なしでお送りいたします。
はい、今週末は日本選手権1万メートルが行われているということで、1万メートルっていう種目ね、トップレベルが27分前後とか、我々のレベルでも30分、31分、32分とかね、結構長きに渡るというか、ある意味似ていて、
一番退屈かもしれないですね、タラック競技の中で。
まあ、そんな1万メートルの魅力というか、見てて面白いところをお話できたらなという感じです、今日は。
手抜きではないです。
で、1万メートル、僕は大学の10キロのロードとかは走ったことあるんですけども、
タラックの1万メートルというのは、多分記憶があるうちで、高2かなんかで1回やったのか、1回走りました。
ただもうその時は、ペースも何もわからずに、とりあえず当時のロードで僕1年生の時に、33分20秒くらいかな。
3分20秒ペースでは走れてはいたので、3分10とか15でええんかなという形で入ると、
なんかどうしようもなくしんどくて、どうしようもなく長くて、で、どうしようもなく絶望した覚えしかありません。
で、大学1年目になって、一応32分を切ったりして、当時のチームでは多分一番早かったので、チヤホヤされてはいたんですけども、
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それでもうね、前年に5,014分台達してたぐらいなので、あんまりペースとかそんなんもわからず、3分5とか31分切るぐらいのペースで最初走るんです。
で、2,000とか3,000くらいだと全く問題なくいけるんですよ。
問題ないというのが、ちょっとしんどいなあ、頑張らなあかんなあではなくて、本当に全くしんどくない状態でいけるんですけど、
ふとあと8,000あるなと思った時に急にしんどくなったりとか、普段の5,000のレースであれば通ってないところでキツッという場面が出てきて、
1回ずるっと落ちて残り18周とか、経験も浅ければ、大学1年生とかなのでほぼほぼ1万メーターの経験もないですし、そんな状況でキツッって思ってしまうと立て直し方もわからない。
今でこそ2,3周ちょっと抑えて走って心身を整えてもう一度ね、刻み直すとか、あるいはもう抑えずにいけるところまで行って最後の5周まで粘り倒すとか、そんなことは考えられるんですけども、
なかなかほとんど経験のない1万メートルではそんなこともできずにただただ死にそうになって、32分切りで滑り込みをした覚えしかありません。
基本的に1万メートルあんまり得意じゃなくて、大学の4年生の時に何回かうまく走れて最終的には30分29秒とまでタイムは伸びたんですけども、結局こんなに長くてしんどいものはやるかと思ってたんですが、
社会人になってなんだかんだ何本か走ってまして、意外とちゃんと走れると1万って面白いんですね、実は。
本当に繰り返しになるんですけども、ペースの配分は非常に難しいですというより、思っているよりゆっくり入っても全然いいぐらい。
なんだか後半ちょっと上がるかなぐらい。
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特にやっぱり5000とか、僕の場合は1500とかやってると、速いスピードで余裕を持って走ることができてしまうので、1万メートルのレースペースというのは、すごく本当にジョグみたいな動きから始まっちゃうんですね、最初。
スパイク入ってなかなかその動きをするというのが難しくて、でも本当に1周1秒とか0.5秒単位でのペースが噛み合う噛み合わないだけで、ものすごく結果が振り回されるというか。
足が止まった瞬間に平気で1周2秒3秒ずるっと落ちるんで、1万の垂れた時って本当に想定の1分とかじゃ済まないぐらい遅くなることだって、ざらにあるんですよ。
そんなところをプレイヤーとしてはすごく半分楽しみながら半分苦しみながらやるような競技でして。
本来でもないんですけども、今度の日本選手権、日本のトップレベルの選手が集って走ると、最近1万メートルはかなり日本記録が更新されてきて、いよいよ27分切りが見られるんじゃないかという話もあったりするんですけども。
個人的には選手権レースとしてはあまりやってほしくない気持ちもあるんですけども、今のペーシングライトで選手が一定ペースで刻むのをアシストしてくれるので、
そういった意味ではそこについて、どれだけの選手が27分切りに近づけるのか、そのペースでいけるのかというところを1つ観戦の楽しみにおけますし、
27分を切って、一応1番になれば今度の世界陸上東京大会内定というところで獲得できるので、そういったものを目指して走る選手がどういった展開でいくのか、
一周目から先頭でペーシングライトだけを見て走るのか、終段の中の方、あるいは大丈夫かというぐらい後ろからスタートすることもあるかもしれない。
じゃあ誰がどこで仕掛けて、誰がどこでペースを上げてきてみたいな展開が見れるのか、そういったところが本当に面白さだと思っています。
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一応、僕の中で今回の注目選手は鈴木芽吹選手でございます。
実績タイムの部分はまだ他の選手とちょっとまだ一段足りないかなと思っている部分もあるんですけども、
おそらく優勝候補という文脈では太田智樹選手が一歩リードかなという気はしてますが、
鈴木芽吹選手、大江戸監督が率いるGゴートというところで、
アメリカかどこかに合宿も行かれて、本当に世界を肌で感じてトレーニングをしているという選手です。
しっかりとスピードの方も磨きながら取り組んでいるように、勝手ながら見受けられるので、
そういったところの走りだったりとか、あとは鈴木選手の大変な局面での粘り強さとかを、
駅伝とかでも本当に負けん気の強い選手だなという印象なので、
そういったところを楽しみに、週末は日本選手権の完成をしようかなと思っています。
今回は以上になります。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
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