00:01
よしやす
理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B、第531回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、
かおり
かおりと、
まさと
まさとです。
よしやす
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はですね、ニセ科学とか、もしかしたら陰謀論的な話もちょっと話すかもしれません。
かおり
陰謀論。面白いよね、結構ね。
面白いですよね。
常に読んじゃうね。
よしやす
で、お深いのお知らせを忘れずにします。
かおり
陰謀的に?陰謀論ですか?どういう陰謀があるの?
よしやす
お深いに陰謀はありません。
えー。
なぜお深いをするかについては。
かおり
陰謀が。
よしやす
じゃあ次回話します。
えー。
えーとですね。
まさと
はい。
博物館イベントのお知らせ
よしやす
10月の15日の日曜日。
まさと
はい。
よしやす
場所は小田原の箱根登山鉄道入宇田という駅から徒歩5分ぐらいのところにある神奈川県立生命の星地球博物館というところで、
みんなで博物館を回りましょうというイベントをやります。
かおり
はい。
よしやす
10月15日13時から15時、午後1時から3時までみんなで回ろうという企画になっていて。
かおり
はい。
よしやす
えーと、さっき少し相談をして。
え?
えーと、12時過ぎぐらいから1時ぐらいまでは、我々も現地に行って個別にお話とかができるかなと思います。
え?
要するに、入場前にお話とかができるんじゃないかと思っています。
一方で、1時から3時まで回って、その後については、たぶん香里さんとか正人さんはそんなに長くその現場におらずに帰ってしまうという予定になっています。
かおり
吉田さんはそのままいるんですか?
よしやす
私は、要望があれば少しいてもいいかなと思っています。
うん。
で、参加の方法は、現場、神奈川県立生命の地球博物館に1時に間に合うように来てください。
10月15日。
で、できれば参加表明やら何やらをしてほしくて、参加表明はメールで参加しますって送っていただくのでもいいんですけれども、
もし皆さんがLINEアカウントがあれば、LINEのオープンチャットというところで参加表明ができたりとか、
私も行きますっていう意見とかが読めたりしますので、
そんなイリカンの時間のオープンチャット。
そんなイリカンの時間、何ていう名前だっけな。ちょっと待ってね。
そんなイリカンの時間、オフ会交流という名前のオープンチャットを開設していますので、
そちらでオープンチャットに参加して参加表明をしてください。
忘れていたんですが、イベントの作成っていうのをやって、イベントに参加します、参加しませんっていうのができるので、
それをやっていただけるといいです。
かおり
なんかさ、適当にさ、あれこれ何だっけって作ったら、残っちゃったね。
よしやす
かおりさんが適当に作った参加表明ができるのかできないのかわかんないイベントもありますけれども。
かおり
え、え、え、え、え、なんか変なの?
見てみてください。
え、いいんでしょあれで。
よしやす
えっと、かおりさんが作ってくれたイベントのお知らせは、イベントのお知らせにはなってるんですが、
時間が終日になってて朝7時からになってるのと、
かおり
適当に作ったらそうだってたの。
よしやす
そうで、あと参加表明ができるっていうチェックがされてないんで、参加しますっていうのが登録できないようになっていたので。
へー。
これに入るにはですね、パスワードというか合言葉が必要なんですが、
そちらは前回の放送で喋っているので前回の放送を聞いてみてください。
かおり
なんかかなりはしょった。
よしやす
えっとね。
え、え、え、え、え。
SNRIKA50、そんないりかごじゅうというのが合言葉ですが、
大文字とか小文字があるので詳しい話は前回のやつを聞いてください。
はい。
はい。で、いりうだという駅の徒歩券ですが、
えっと、小田原にはですね、小田原城があったですね。
かおり
おだわらの、はいだわらの、さんだわらの、すみだわらの、いろいろにもうせども。
よしやす
はい。もうせども。
かおり
いらがなをもいってういろうとしるせしは、おやかたえんさいばかり。
よしやす
お、さすが。ういろうりは小田原が発祥ですか。
かおり
なんかさ、あの、東海道の駅があるじゃない。
はい。
あれを見ると絶対ういろうりが浮かんちゃうんだよね。
よしやす
そうですか。で、えっと、小田原は小田原城があったり、他にもね、えっと、駅のすぐそばに足湯があったりとか、
あと、いりうだの隣の風祭りっていう駅は、知る人ぞ知るじゃないや、結構有名なたまぼこ屋さんが直結だったりするので、
その辺もうまくね、混ぜていくと良いんじゃないかと思っています。
ということで、えっと、私たち3人がお昼前後から1時までは受け入れ用に外に立っていますので、
えっと、おしゃべりとかができます。
へー。
で、早めに来るともしかしたらスタッフとしてコキ使われるかもしれないので。
かおり
よくあるやつだね。
そっからこの人これ配っといてぐらいね。
よしやす
参加をすると、たぶんね、100人は来ないと思うんで、えっと、リストバンド100本分作りました。
あと、冊子をこれから作ります。
あと、まだもらってない人はそんなにかの時間のアクリルキーホルダーを差し上げるということになっておりますので、
お時間ある方は参加してください。
で、えっと、冊子の印刷部数をなんとなく見積もりたいので、参加表明していただけると嬉しいんですが、
どたんば参加、どたんばキャンセル問題ありません。
あと、途中合流はね、探しにくいかもしれないんですけど、途中離脱は問題ないので、
はい。
ご自由にという感じです。
団体料金で入るわけではないので、皆さんはお好きにというか、
例えば、その辺の周遊パスみたいなもので割引で入るとかも、それぞれの方にチケットを買っていただくということにしています。
かおり
周遊パスみたいのもあるんですか?
なんかあるみたいですよ。
かまぽこと一緒に買うと安くなるとか?
あんまり提携はしてないんですか?
よしやす
あんまり提携はないです。ただ、箱根周遊パスみたいなやつだと割引になったりするんじゃないかな。
電車と一緒にみたいなやつはあるみたいです。
詳しくはウェブサイトへ。はい。
ゼロポイントフィールドとは関係ない霊的世界
よしやす
今日の本題です。
まさと
偽科学や陰謀論という話をしていこうと思うんですけど、
よしやす
なんでこんな話をしようかと思ったっていうかっていうと、2つゲインがあって、
一つ目は、たまに買う子供の科学っていう雑誌があります。月刊かな。
西文道進行者。これね、なかなか楽しいんですよ。
これに漫画の連載があって。
かおり
たまに買うのに連載を見るの?
よしやす
連載の1話分があるんですけど、お守りは効果があるのかっていう。
この9月号だけ読んでもですね、2023年9月号だけ読んでも、
お守り効果があるかっていう結論出てないんですが。
まさと
連載。
よしやす
なんですが、お守りが科学的に勝負に勝てるっていう効果があるとは思えないわけです。
科学的にっていうポイントですね。
っていう話があって、
そうか、子供の科学っていう本で、お守りの話とかしてるんだって思ったのが一つ。
もう一つが、メールが来まして。
初めてメールします。
聞いてすぐに離れられなくなりました。よろしくお願いいたします。
ゼロポイントフィールドについてお尋ねします。
これはズバリ、科学を超え、霊的世界との融合を証明するものではないでしょうか。
仏教用語に言う、色即是空、空即是色ですね。いかがでしょうか、というメールです。
ゼロポイントフィールドっていうのは、
宇宙ができる前だったり、
または完全なる真空っていうところに、
何もないけれどもそこから短い時間であれば、
物が生じる、またはエネルギーが生じることがあるっていうようなことを指して、
無なんだけれども、量子的には無ではありませんというようなことが量子理論的にはね。
かおり
無が無ではない?
よしやす
何もない。真空っていうのは何もないってことじゃないですか。
物質もエネルギーもないっていうところなんですけれども、
そこに揺らぎが勝手に起きて、
エネルギーが短時間、または物質が短時間生じることができるっていう量子論的理論があって、
というやつなんですが、
こちらについて、あり程に言うとですね、
宇宙のすべてがその中に入っているというふうに言っても過言ではないが、
もしかしたら宇宙の始まりはそんなちっちゃい揺らぎかもしれないという仮説もあるので。
まさと
ビッグバンの一番最初の種がそうだっていう仮説ですね。
よしやす
ですが、たぶん霊的世界との融合は関係ないと思います。
霊的世界は私たちの心の中にあるもので、
ゼロポイントフィールドとは全く関係ないものじゃないかと私は思っています。
まさと
体の外の現象というか物理法則であるそのゼロポイントフィールドの話と、
自分の体の中で思考して思っているもの。
よしやす
体の中というか脳の働きとしてね。
フィクション、つまり作り話というか現実じゃないお話、
あとは例え話みたいなものでいろんなことが語られます。
鬼ヶ島に鬼退治に行った桃太郎。桃から人はだいたい生まれません。
赤ちゃんが入っているような桃が上流から流れていくこともたぶんないでしょう。
え?あの桃は?
それが昔話やおとぎ話、または偶話みたいなものだったり、
不思議なことが起こるっていうのに対して、霊的なものだとか魔法とか、
そういったお話がある中で、
フィクションや例え話、また自分たちにはわからない何か不思議なことがあるというのは、
全く問題ないですし、科学的に証明できないことがまだまだあるというのも事実だと思っています。
私たちを選んで。
まさと
何か嘘かすらもまだ決まってないし、本当なのかもしれないし、嘘かもしれないみたいなものでもある。
よしやす
本当と嘘っていうのがここでは正しい言葉じゃないかもしれないんですけど。
科学的な見方と自由な思考
まさと
本当と嘘っていうのはまさに主観なので。
要は科学的に説明できないことは世の中にあります。
よしやす
私たちに運命はあるのか。お守りには効果があるのか。
お守りもね、もしかしたらお守りを持っている人とお守りを持っていない人の勝率をたくさん集計して、
統計的に比べると、お守りには頑張れる。
自分の実力をより一層発揮できるっていう効果があるのかもしれないですけど、
それは霊的な効果なのか、それとも心理学的効果なのかっていうのも検証しないとわかりません。
まさと
ここで一つ言い訳地味なことを言うんですけど。
何でしょう。
よしやす
何だろうな。
こういうふうな考え方にすべきだっていうお話は結構まゆつばというかですね、疑ってかかったほうがいい。
つまり思想をコントロールしようとするようなお話は嘘だったり、
どこかね、非科学的な理屈だったり、あとはどこか商売につながってたりっていうので、
疑ってかかったほうがいいよっていうアドバイスもあるんですが、
この番組のオープニングでですね、理科っぽい見方で世の中を見ようって言っていて、
これこそ、もしかしたら人の考え方をコントロールしようとしている番組なんじゃないかというのがありまして、
まさと
それもそうですね。
よしやす
何とも言えないなって自分でも思ってるんですが、
一応ね、本編ではこんなのは怪しいんじゃないかっていうふうに気をつけられるような見方をご紹介しようと思っています。
オープニングの最後に一つ大事なことをお話しすると、
今、日本では内心の自由とか思想の自由とかと言われている権利があります。
人はどんなことを心の中で考えても、それを弾圧されたり罪に問われたり、
人から非難されたりすることはありません。
あとはしてはいけないというふうになっています。
偽科学と陰謀論に注意
よしやす
だから、あいつは犯罪を起こしそうなやつだから事前に逮捕しておけというのはできません。
そう思っているかどうかは外からは確かめられないはずだけれども、
例えば著作とかに、俺はこれから戦争を起こすぞっていうふうに書いて、
それが実害的に世の中の何かを乱したということであれば、
もしかしたら何かしらの罪になるかもしれませんけども、
少なくとも自分で頭の中で何かを考えているっていうのは、
何を考えても問題はありません。
妄想を考えてもいいですし、科学的なことで悩んでもいいですし、
科学的とは関係ないことを悩んでも全然構いません。
この世の中はどうやってできているのかとか、
私たちは死んだらどうなるのかっていうのは、
いろんな考え方もあると思います。
死んじゃった後のことはほとんど分かっていません。
体組織、体の組織がどうなるかについては分かっていますけれども、
心がどこへ行ってしまうのかについては、
多分解決とか見つかるというのはないと思っていて、
要は脳の活動が消えてしまうわけですから、
その時に魂はどうなるのかっていう話は、
私には想像の域を出ないし、今信じている確固たる理論もありません。
でも、それがどうなるかっていうのは、
皆さんの中で好きなことを考えていいと思っています。
だし、科学者がみんな宗教的なことを考えないかというと、
そんなこともありません。
まさと
そうですね。
よしやす
はい。なので、いろんな考え方があるのは問題ないと思っていますけれども、
科学的な論説の話、科学的用語みたいなもので、
科学的ではないものを説明したり、
そこに論理の飛躍があってっていうことは、
やめてほしいと私は思っています。
うん。
これは、科学的な議論をするときに誤解のもとになったり、
また、他にもいろんな副作用があるというのがあるので、
皆さんが何を信じるかについては、
科学的な用語の誤使用
よしやす
とにかく言うつもりはないですけれども、
ぜひ、科学用語みたいなものを使うときには、
なるべく科学の文脈で使っていただきたいなと思っています。
はい。で、本編ではですね、
こういうのはまずいんじゃないかというのをいくつか取り上げて、
お話をできるといいかなと思っております。
はい。
はい。さて、オープニングでお守りの話が出ましたが、
お守りを持っていると自信がついて、
試験が緊張せずに受けられる。
まさと
うんうん。
よしやす
効果があるからいいんじゃないか。
で、それはいいんじゃないかと思います。
まさと
うんうん。いいことですね。
よしやす
そう、それが効果がある人もいるし、
信じない人にはお守りを持っていても、
成績が上がらないかもしれません。
うん。
あと、昔ながらのグーはこんなことをしてはいけませんよっていうのが、
なんていうの、おとぎ話のようなものの中で、
悪いことをしちゃいけませんよというのが語られるのも否定しません。
かおり
うん。
よしやす
ただ、いくつか科学的にこんなことが起こるから、
あなたは道徳的にこんなことをしなければいけないっていう話が出てくることがたまにあります。
うんうんうん。
そういうのは気をつけなきゃいけないです。
私が覚えているのは、自らの伝言っていう本がありまして、
これで炎上はしたくないんですけど、
水を凍らせるときに優しい言葉をかけてあげると、きれいな結晶になって、
っていうようなことが実験で証明されました。
また、実験でそういうことが起こりましたという本です。
うんうんうん。
で、これはね、何がいけないかっていうと、
科学的な水が凍るときの結晶の形は、
いろんな条件で決まってくるけれども、
それが人の言葉を解釈して結晶の形が変わるというのは、
非現実的なんじゃないかと思っています。
うん。
で、最終的には水かけ論になってしまうかもしれないけれども、
何語であるかっていうのが問題なのかとか、
いろいろ突き詰めていくと、たくさん矛盾があるんじゃないかと思っています。
かおり
何語っていうのは、言語的な?
よしやす
言語的な話で、日本語がわかるのか、英語がわかるのか、
それとも他の言葉がわかるのか。
で、いやいや、水はね、上辺だけの話じゃなくて、
あなたの心がわかるのよっていうんだったら、
じゃあ、しゃべらなくてもいいんじゃないかとかね。
いい言葉をかけるっていうのを実験でやるのでもいいのかとかね。
これいろいろ出てくるわけですよ。
でも、これが昔話またはフィクションとしての偶話で、
こんなことをしたらこんなバチが当たりますよっていうことがあるっていうのは、
みなさんなんとなくわかりますよねっていう話や、
まだルールやマナーの理屈がわかっていない小さい頃に、
おとぎ話としてお話をする。
いいことをしなきゃいけませんよというのと違って、
科学のようなフリをして科学ではないことを語るというのは、
やってはいけないんじゃないかと思っています。
実害がなければいいんじゃないかっていうようなお話もあります。
要は、水に優しい言葉をかけたらきれいな結晶になるっていうのは、
別に誰に迷惑をかけるわけでもないでしょっていうのはあるんですけれども、
一方で科学的な考え方っていうのを歪ませることがあるんじゃないか。
また、先ほども言った何がどう影響して水の結晶がきれいな形になるのかというのを、
いろんな人が検証して、やっぱり優しい言葉をかけたらきれいな結晶になる。
きれいなってなんだよっていうところまで含めてなんですが、
まるで科学的に何かが起こるというのが、
そうではないっていうのがたくさん出てしまうと、
それの延長線上に病気が悪くなってしまうのは、
あなたがお祈りが少なかったからですよみたいな話になってくるわけです。
で、それが宗教的か科学的かっていう話で、
思い込みだったら、あなたの思い込みなんだからそんなの関係ないって言うけど、
科学的に証明されてますっていうのを、科学的ではないものに使ってしまうというのは危険ですし、
いろんな人がね、でも科学にはわかんないことがあって、
昔と今で常識が違うんだったら、今と未来でも常識が違うでしょうっていう話もあります。
例えば医療とかでも、昔間違った治療というのがたくさんされていて、
不老不死の薬に水銀がいいとかね、
あとはいろんな治療で、血をとると血を抜く、
砂血っていう血を抜くと病気が治るみたいな話とかね、
間違った治療、間違った薬というのもたくさんありました。
で、それは誤解だったけれども、科学的にそうだったのかっていうのか、
それとも経験則でそうなったのかっていう話で、
軽い病気の多くはほっとくと自分自身の回復能力、免疫だとか、
治癒能力で治ります。
なので、おまじないをかけてもおまじないをかけなくても、
3日後に風邪は治ったりします。
なので、おまじないや毒にも薬にもならないものの処方が、
効くというふうに言われてきたこともありますけれども、
それしか治療方法がないんだったら、
おまじない、寄託みたいなものもいいかもしれませんけれども、
今、いろんな病気に統計的に効果がある。
また、副作用がここからここまでの副作用があるってわかっていて、
心の準備ができるというような治療方法がたくさんある中で、
怪しげな治療に進んでしまうっていうのは、
やはり害がとっても大きいんですよね。
よく言われているのは、がんの治療の話で、
今、日本では標準治療というので、
何かのがんになったら標準治療っていう段取りをもって、
一番成功率が高かった治療方法が保険適用になって、
使えるというのが多くのがんであります。
一方で、そうじゃなくて、他の人には知らないとか、
本当はこれとか、真実はっていうので、
違う治療方法があるというようなこともたまに流れてきて、
高いお金を払ったり、また命を縮めてしまう。
毒にも薬もならないっていうのだったら問題ないかもしれないけど、
標準治療をやめてしまう人が出てくるっていうので、
赤を早めてしまうというのがあったりします。
これはね、誰でも引っかかるっていうことを言ったらなんだな。
誤解をして信じ込むことがあったりするんですよ。
スティーブ・ジョブスっていう人がいて、
この方はいくつ亡くなったっけ、50代後半かな。
結構若くして亡くなってしまった。
かおり
そうなんだ。
よしやす
そうなんだ、56歳か。
水蔵がんに対して早期手術をするのを拒否して、
いくつかの食事療法や、
俗乳、民間治療的なもので治そうとして、
結局死期を早めてしまったと言われています。
水蔵がんで、ある種のものは進行がそんな早くないんで、
早期治療で治るものっていう手術で治るというものもあるんですけども、
結局手遅れになるまで標準的な治療をしなかったというような実績があります。
つまり、頭がいいからとか、
普段科学的に考えられるからというところではないところで、
やっぱり間違った医療を選んでしまうことがあったりします。
やっぱり何を疑って何を信じるかっていうのはなかなか難しい問題で、
もう死期が近い人も手を尽くしたけれどもどうにもならない人が、
何を信じて心穏やかになくなるっていうのを受け入れるかみたいなところは、
まだまだというか、科学で解決できることは少ないんじゃないかと思います。
一方で治療できる病気、または治療で良くなるというものについては、
標準的な多くの医療機関が行っている治療の方がいいんじゃないか。
話を戻すと、そういうところに偽科学的なものというのが入ってきてしまうというのがあるので、
治療方法の選択
よしやす
ぜひ科学のようなことと科学のようなふりをしているもの、
また一般的に言われていることと真実はこうだっていう話のどっちを信じるかというのは、
落ち着いて考えた方がいいと思います。
特に体を治療するとか、そういったこと、人生の大きな決断をするといったときには、
落ち着いて考えるのが必要だと思っています。
かおり
冷静に考えてみるとおかしいよねと思っても、
やっぱり例えば病気とかだと、結構切羽詰まっているというか、
自分自身に余裕がないときに、科学的っぽく書かれるじゃない。
って言うと結構厳しいなーって気がする。
騙されちゃうというか、信じちゃう。
よしやす
そうですね。
かおり
例えば、騙すというかそれをやっている人たちが、
悪意を持ってやっているならともかく、
やっている人たちも善意でやる人もいるじゃない。
よしやす
難しいのは、善意・悪意って話と、
儲け話か儲け話じゃないかって話と、
それが効果がちゃんとあるかないかって話と、
っていうのが絡まっているのでなかなか難しいんですよね。
かおり
そう、それを普通の人が全て冷静に判断して、
これはおかしい、これはおかしくないっていうのって難しいよなーってかといって、
いろんなことをガッタミガタするのも、
あんまり気分よいものでもないし、
でも騙されたくもないしっていう。
よしやす
そうですね。私は代替医療と呼ばれている、代替は代わりになるね。
かおり
代替やってるのかな。
よしやす
で、それが代替よくないっていう話がありまして。
かおり
代替よくないのか。
よしやす
10年くらい前に出た代替医療解剖っていう、
これはね、サイモンシンさんっていう方が書いた本なんですけれども、
代替医療の問題点
よしやす
いろんな代替医療と言われている標準的な治療ではない医療を選んでいるのに対して、
どうよくないのかというのをたくさん書いてある本で、
結構長くて、それぞれのものについて細かく書いてあるんですけど、
読みました。
もちろん、科学的に書いてあると私は考えていて、
で、代替医療のどこがよくないかというのが永遠書いてあるんで、
もし興味があったら、文庫なんでね、
990円かな、今、本屋さんで買っても。
そのくらいなので、いいかもしれないなと思っています。
で、実は海外でも代替医療はたくさん流行っていて、
というのは、日本に比べて医療費が高い。
保険に入ってないと劇的に高い。
かおり
じゃあ、チョイスしてるっていうよりも、
それしか選べないっていう代替医療もあると。
よしやす
そうです。だから民間療法しか受けられない。
医者にかかるのができないっていう人が使うっていうための代替医療が、
日本だとこれが真実。
医者は嘘をついているので、こっちの治療法のほうがいいって言って、
変な設け方をしている人が使ったりもしているので、
それは気をつけていただいたほうがいいんじゃないかと思います。
ほにゃららに聞くっていうお薬的な何かを、
高いお金で買わなきゃいけないっていうふうになってしまうかもしれません。
もう一つ、いくつかダメなこと。
陰謀論の話みたいな方がありますけれども、
誰かを悪者にしようという結果が、
すごく比重が高いような理屈は、科学的ではないことが多いです。
あいつは悪者で、本当は悪いことを考えているんだから、
これが正しいはずがないっていうふうなところに落ち込んでいくような議論は、
それは科学的ではないですよね。
結論ありきで、そっちのほうに持っていこうとしちゃってる。
それに科学的な理由みたいなものがくっついている。
信じるほうは、こういうふうに科学的なんだから、
あいつは嘘を言ってるに違いない、また間違ったことをしてるに違いない。
だからあいつは悪いやつだっていうふうに思ってもらえるように、
科学を使うというのは、やっぱり良くないというか、
見分けるコツは、最終的にあいつが悪いとか、
誰かを悪者にするっていう結論になっているときには、
ちょっと戻って考えてみると、無理矢理なところがあったり、
どこか科学的ではない、または検証がされてないこととか、
よくあるのは、科学的な論文の一部だけを切り取って
引用するようなことが行われていることがあります。
もちろんね、世の中にはいい人も悪い人もいるので、
全員がいい人です、なんていうつもりはありませんけれども、
でも、科学的なことが積み重なって、
誰が誰が悪いことをしていて、
それには我々の知らない裏の力が働いているみたいな話になったときには、
ちょっと気をつけて一歩引いて考えるのが大事じゃないかと思っています。
科学はね、誰かを悪者にするとか、
誰かがいいものだというのを証明するためのものではありません。
なので、
例えばね、政府は我々の知らないところで情報を隠している。
本当は悪いことをしているのに、それを隠しているんだみたいな話は、
分かりやすい、といえば分かりやすいし、
小説的には面白いかもしれませんけれども、本当にそうなのか。
隠しているというときに、公開された情報はないのかというのを
自分で探してみるというのをやってみて、
やっぱり見つからない、または真実ではない情報ばかりが出てくるというのを
うまく検証しなければいけないんですが、
ここで最近問題になってくるのが、
エコーチャンバー、またはエコーチェンバーと呼ばれている現象がありまして、
人々は自分の信じたいものを読みたがるんです。
特にSNSだったり、動画配信だったりするときに、
自分が信じたいことを語ってくれる文章や動画や本を集めると、
どんどんどんどんそこに確信が深まっていっちゃうね。
エコーチャンバーっていうのは、閉じられた部屋の中で自分の声が響くような、
陰謀論に注意
よしやす
あいつは悪いやつだっていうふうに言うと、
周りからもそうだそうだ、あいつは悪いやつだっていうのがたくさん返ってくるような
エコーチャンバー効果っていうんですけど、
自分と同じように思っている人の情報しかピックアップしないっていうのを続けていくと、
ついついこういう陰謀論とか、あとは自分たちしか知らない真実みたいなところを
知っているというふうになりがちに落ちてしまうことがあるんですけれども、
それに価格で立証したとかがくっついていると、
ああ、やだなって思うんですよね。
あいつは顔が気に入らないからダメに決まってるっていう話をするのは、
そりゃああなたの考え方でしょうっていいんですけど、
価格的にこれとこれはこうで、
それはどこどこで証明されているはずで、
彼はそんなことを考慮していないから間違ってるに違いない。
で、それはみんなが思っていることと違うんだが、
それは陰謀であるみたいな話とつながってしまうと、
いろいろ副作用、悪いことが起こっていたりするし、
ある人を悪者にしたっていう副作用でいろんなことが信じられなくなったり、
なんていうんだろうな、
誰かを意味なく、理由なく責めるということにつながりがちです。
政治家みたいな人は責められるのが仕事みたいなものもあるんで、
いいだ悪いだ言われるものですけれども、
いまやSNSみたいなところで非難される、
または侮辱されるというところに話が行ってしまったり、
最近だと放射線を研究している科学者だったり、
あとはウイルスとかワクチンを研究したり、
または分析している人たちに心ない言葉を投げかけるっていうことが
SNSで行われるみたいなことがありますけれども、
そうなんですよ。
そういうことにならないようにしないといけないなと思っています。
もちろんね、さっきから言っている何を信じるかは個人の自由です。
ただ、その信じていることで誰かが悪いなって思ったときに、
悪いって思うことも問題ありません。
ただ、あることないことをあげつらって誰かを責める、
またはそれを公のところで責めるということはいいことではありませんし、
どがすぎると罪に問われます。
なので、そこまで行く人はこの番組のリスナーには少ないと思いますけれども、
あとはいないと思いますけれども、
そういったことに気をつけなければいけないんじゃないかなと思っています。
あと、ちょっと似てるんですけれども、
他の人が知らない真実みたいな話と近いワードで、
真理っていうワードがあります。
科学的な説明と真理っていうのが出てきたら疑ってかかったほうがいいです。
かおり
なるほど。
まさと
結局、たぶん真理という単語があっているからあれですけれども、
本当の真正しい事柄をちゃんと科学的に立証する、証明するってすごい難しいはず。
いろんなアプローチ、いろんな方向からいろんな情報も集めて実験もしたりして、
すごい大変なことを頑張ってやってようやくたどり着けるような、
もしかしたらそれでもたどり着けないかもしれない。
よしやす
科学者の人はだいたい絶対ってあまり言わないんだよね。
かおり
そうですね。
よしやす
何故かというと、仮説をみんなで検証していくっていう形のアプローチなんで、
なかなか絶対って言わない。
ただ、一方で気軽に絶対とか真理とかっていうふうなものについては、
ちょっと本当に絶対なのか、本当に真理なのかっていうのは疑ってかかってもいいんじゃないかと思います。
なので、特に道徳的なことを科学っぽい理屈で語って、
真理って書いてあるようなときには気をつけたほうがいいんじゃないかと思います。
あとは道徳と科学がどこまでリンクしてるかってなかなか難しい話で、
さっきのね、自らの伝言だけではなくて、
例えば、動物の行動として、
ある一定のエリアの中の個体、ある種の等数、引数が多くなると、
子供が少なくなるっていうような現象があって、
これは、種の存続を考えて抑制しているんじゃないかみたいなことがあって、
動物にも道徳的なところがあるみたいな話がある一方で、
群等多と言われるグループの等多ね、セレクションみたいなものは、
実はもう少し単純な話で、
食料が少ないときには卵を少なく産んだほうが、
ヒナの生き延びる確率が高くなるっていうふうに、
要は、ダサン的に行動することが理論的に得だっていうようなことがあったりして、
科学的な話と道徳的な話がくっつきたいときには、
ちょっと注意してあげなければいけなくて、
科学と道徳の関係
よしやす
多くの場合、科学的なことと道徳的なことは結びつかないことが多いです。
すごい進化ラジオっていうポッドキャスト番組があって、
去年の2022年の年末から今年の2023年の初めにかけて、
リチャード・ドーキンスの理工的な遺伝子について説明するっていう回がありまして、
そこがね、結構面白いんでおすすめなんですけど、
ただその1からその8ぐらいまであんのかな。
かおり
なるほど。
まさと
超大作。
よしやす
で、道徳的なことを科学的に説明するものについては、
気をつけなければいけないと思っています。
ただ、車の前に飛び出すと車がスピードを上げていると止まれないんだよっていうのは、
科学的に説明したほうがいいかもしれないんですが、
人との関係みたいなものを何かのね、
科学として説明するのはなかなか、
前打つ場、騙されないようにしなければいけないんじゃないかと思っています。
一方で、科学的ではないことを楽しんではいけないかというと、
そんなことはないと私も思っていて、
おみくじだとかお守りだとか占い、
特にね、星占いっていうのは、星の運行はまさに科学なんですよね。
まさと
そうですね。
よしやす
で、星の運行を考えたとかたくさん観測した人は、
実は科学をやろうと思ってるんじゃなくて、
人々の運命、国の運命を見出そうとして測定していたこともあります。
一方で、それは科学的な、
惑星がどうやって並んでいて、どのくらいの距離で、どのくらいのスピードで回っているのか、
円運動しているのか、楕円運動しているのか、
いつ日食が起きるのかっていうのは科学的ではあるんですけれども、
それが自分の運勢、家族の運勢、誰かとの相性みたいなものに、
どれだけ関係しているかっていうのは、多くの場合、ほとんどの場合関係していません。
はい。
日食が起こると不吉なことが起こるっていうのは、
もちろん変わった天文現象ではありますけれども、
また、天空の中で彗星が逆行しますと、
この前までこっちに住んでいたのが反対向きに行きますというのは、
何かしら悪いことが起こるとかっていうのは、
エンターテイメントとして楽しむのは全然問題ないと思っています。
また、たまに自分が気をつけなきゃいけないことが、
もう一回気をつけなきゃって思うようなことっていうのもいいと思いますけれども、
それを信じて、何かしらに大きい状況判断、
人生を左右するような判断に結びつけるのは、
ちょっと考えたほうがいいんじゃないかななんて思っています。
で、最後にというか、科学的な説明がしてあるけど、
実は詐欺的商品っていうのがあります。
これもね、見分けのはなかなか大変なんですよね。
プラシーボ効果とかって言って、
何かをどこかに貼ると、とても体が軽くなるみたいな話も、
科学的と非科学的の判断基準
よしやす
思い込みの効果もあるというふうに言われているので、
何が科学的で何が非科学的かっていう話と、
何が効果があるかっていうののところが、
バッチリは合わないこともありますけれども、
ただ、何かに効果があるって言って、
実は効果がないものっていう詐欺的なものがあったりします。
ぺけぺけっていう機械をこの水道管につけると、
水道管が錆びませんとかね。
へー、いいなそれ。
で、難しいなと思うのは、
実は地中の水道管が錆びないように、
微弱な電気を流して錆びないようにするっていうものとか、
あとは船の船体の水に浸かるところにある金属を張ると、
船自体が錆びにくくなるとかっていうのは実はあるんですよ。
防食、腐食を防ぐっていう防食っていうやつで、
何かの金属を張るとか、
あとは電気、ちっちゃい電気を流すと錆びにくいとか、
電気防食って言うんですけど、
そんなのがあったりするので、
同じようにこれをつければ水道管が錆びにくくなりますよみたいなものの、
嘘商品が出てきたりしています。
かおり
うーん、なんかよくね、
人を騙すときには、
その中に少しだけ真実を入れると、
いい、騙されやすい。
よしやす
そう、だからそれが科学的と非科学的なところのやつで、
科学っぽいワードとか、
あとは似ている現象があるっていうのを使って、
こっちもそうですよっていうとかっていうのは、
なかなかね、防衛するのは難しいなと思っています。
かおり
なんか三段論法的な感じよね、だから。
よしやす
とかね、ここに磁力が発生するので、みたいな話を聞くと、
そもそも電気防食とか、
船のところに金属を貼ると錆びにくくなるっていうのが、
わかんない人に同じに見えちゃうんだよね。
で、これね、防衛する方法がなかなか難しくて。
かおり
正しい知識っていったって、結構専門的になっちゃうと、
何が正しくて何が正しくないかなんて、
なかなか判断できないですよね。
よしやす
一つは、中学校とかの理科をちゃんと学ぼうっていう話と、
できれば高校ぐらいの理科みたいなものを、
かおり
ちゃんと学ぼう。
よしやす
もうちょっと学ぼうっていうのがすごく大きくてですね。
まさと
基礎のところをしっかり固めようっていうことですね。
よしやす
そうそうそうそう。
っていうのがある一方で、
昔から言われている、よくできたテクノロジーは魔法と変わらないっていうね。
まさと
そうですね。
よしやす
そう、だってあれですよ。
電卓ができた頃は、うちの親父はソロ版で建山してましたからね。
まさと
電卓の答えを。
よしやす
そうそうそうそう。
かおり
なるほど。
よしやす
で、しばらくして信じられそうだって使ってましたからね。
かおり
でも、その電卓の便利さは知ったってことだよね。
知ったけど、まだ信用できないから建山したのであって、
信用できるようになったらもう任せたってことだよね。
よしやす
まあね、理屈をもう少し言うと、掛け算は電卓が得意なんだけど、
足し算はソロ版のほうが得意だったりすることがあって。
そういうのに気がついた電卓屋さんが掛け算でイコールを押すと、
それを積算してくれるっていう機能をつけたりしてたんですよ。
だいたいさ、AかけBを小計、CかけDを小計ってやって、
最後に小計を全部やった合計、グランドトータルっていうのを出すのが多いじゃないですか。
その掛け算をやって足し込んでいくときに、掛け算は電卓が得意で、
それは難しいというか手間がかかるし間違いやすい。
でもソロ版、そこそこやってる人は今ある数字に何かを足せっていうのはもう考えずにできるってなってる人は、
何とかかける何とかはってやって小計書いて、それを今ある数にソロ版で足し込んで、
次に何とかかける何とかはって小計やってソロ版に足し込んでってやると、
最後にソロ版の上に全体の合計が残ってるっていうのとかにやるときには、
実は両方使ったほうが楽ちんだったりするっていうのがありまして。
なるほど。
まあまあそれはいいんですけれども、話を戻すと、
やっぱり科学とか技術とかの話題に普段から触れておく、
あとは中学とか高校で習った理科とか科学の話をある程度覚えておくっていうのが、
なんとなくこいつ怪しいぞっていうところの判断基準になってくるんじゃないかと私は思っています。
私はね、技術系の学校に行ったんで、そんなに詳しく化け学、化ける法の化学とかを詳しくはやってないですけれども、
科学的な話を知っておくことの重要性
よしやす
とか、あと生物もしっかりやってないですけど、
なんとなくニンニクエキスを注射すると元気が出るみたいな話は、
なんかまずいんじゃないかとか思っちゃったりするんだよね。
いろいろあるんですよ。
注射でホニャララエキスを直接入れると元気が出るみたいなやつとか。
で、やっぱり食べ物は消化して腸で吸収されてっていうのが正常な流れで、
腸から吸収されるものと同じようなものを入れるにはいいけど、
そうじゃないとホニャララエキスみたいなものはあんまり血液中に直接入れないほうがいいんじゃないかっていう話と、
もう一方で薬みたいに効能がわかっているものは腸から入れると肝臓で分解されちゃうから、
直接血液に入れたほうが効くんじゃないかとかね、みたいな話とかってあるじゃないですか。
で、ホニャララを食べるといいみたいな話も、
でも小学校の5年生ぐらいに食べ物はバランスよく食べるのが一番健康にいって習ったよなとか思うわけですよ。
で、何々がいいって言ってそればっか食べるっていうのは偏った食事じゃないかとかっていう、
なんかすごい基本の基本みたいなところがあると思うんだよね。
かおり
なんかね、結構思うのが、世の中結構複雑じゃないよって思う?
よしやす
どういうと?
かおり
例えば、なんとかダイエットみたいのがあって、いろいろへりくつこねるって言い方がいいんだけど、いろいろやってるじゃないですか。
よしやす
よくあるこれさえやればってやつね。
かおり
そうそう。だけど、でももっとシンプルに、昔習ったバランスよく摂るのが実は一番よかったとか。
よしやす
筋肉量が増えるような運動をしましょうとかね。
かおり
そうそうそうそう。結局は何かをやったらダイエットで痩せるわけではなくて、収支バランス。
その収支はいろいろあるけど、入ってくるものと出てくるものの差だよね、要は。
っていうのが、いわゆる一番単純というか、一番簡単な答えであり、それが真実であり、それだけだよなって言い方が変だけど、それだよねっていうところかなと。
希望と不思議なことに対する考え方
かおり
思うんだけど、知ってるんだけど、飲めば痩せる薬が欲しい。
まさと
飲まれるものはあると嬉しいですね。
かおり
どっかにない。
よしやす
いや、わかんないですけど、痩せるのは難しくて、痩せるのとやつれるのは間違っちゃいけないんでね。
かおり
やつれてもいいから痩せてみたい。
よしやす
それはいろんな薬ありますよ。やつれる薬たくさんあるんで。
でね、人間の心っていうのは実は奇跡を信じたいとか、不思議なことっていうのがあったほうが楽しいとか、希望を持ちたいっていうのはもともと備わっている性質だと思っています。
で、それが希望を持つ、やる気が出る、前向きな気持ちになれる。
多分それはいろんなことで、科学的ではないこと、または科学的なことでね、希望を持つ前向きになるってことはあるかと思います。
ただ、こうやったら必ず奇跡が起こるみたいなものについては、ちょっと気をつけたほうがいいです。
なぜかというと、なかなか起こらないのが奇跡なんで。
そうね。
奇跡が起こる条件がわかっていると、それも既に奇跡じゃありません。
かおり
そうね。
よしやす
で、これとこれとこれさえやれば奇跡が起こるっていう説明は、だいたいどこか矛盾がありますし、みんなが成功したっていうのは本当なのかどうか、やっぱり検証が行われてないものが多いです。
なんでかっていうと、奇跡なんだから。
かおり
はい。
よしやす
で、不思議なことに憧れる、不思議なことが楽しいなって思う気持ち、これもいいと思います。
はい。
それはフィクションとして楽しむのか。また、偶話やおとぎ話として楽しむのかっていう話と、それを信じて本当はやってはいけないことをやってしまうに結びつかないか。
また、科学的な考え方というところで、本当は科学的じゃないことをやってしまうのは、本当の科学的なものが信じられなくなるっていうものの裏返しになってくるので、ぜひ気をつけていただきたいなと思っています。
かおり
はーい。
よしやす
最近だと、やっぱり処理水の話とか、ずっと続いているがんの話、あとはホニャララっていう万能薬があるからこれが何でも効くっていう話みたいなところで、やっぱり科学的と称して科学ではないものが蔓延しているというか、そういうものがあちこちで見られるっていうのはあると思っています。
一個一個について反論をしていく元気がないので、なんとも言えませんけれども、難しいのは、やっぱり奇跡が起こらないっていうのを証明するのはとても大変なんです。
で、研究者の方々は自分の研究をすることで、それを仕事にしている方々は、自分の研究が直接否定されれば、それは頑張ってお仕事するかもしれませんけれども、一般的なものでちょっとした誤解を解きほぐすために力を使える人はなかなかたくさんいません。
だから、科学者だったら全部説明しろみたいな話は他の仕事が全部なくて、なおかつその説明のための資金提供と時間提供があるんだったらやってくれるかもしれませんけれども、片手間でなかなか対話できないっていうのも大きいと思います。
一方で、陰謀的なこと、また詐欺的なことをして儲けている人がもしいると、その人たちは死活問題なので、嘘を広げる、または科学的な、皮をかぶった非科学的なことを広げるというところで、金儲けをしている人たちは、それが広がることが金儲けにつながるので、やっぱりすごく一生懸命です。
その辺もね、気をつけて世の中が見られるといいんじゃないかと思っています。
最後にもう一個だけ、いろんな方がどう考えるかについては、外からコントロールされるものではないですし、それで処罰もされません。
なので、今日聞いた話を全部信じるか全部信じないかっていうのは、皆さんの心の中で決めて構わないと思っています。
一方で、非科学的なこと、または陰謀論、または詐欺的商品みたいなものは、実際の生活を悪くすることがあります。
陰謀論みたいなものでイライラして生きるのではなくて、やっぱり希望を持つとか、そういったことに気持ちが触れるような考え方のほうがいいんじゃないかと私は思っているし、
ぜひ、私が言っている理科っぽい見方で世の中を見るというのが、皆さんの考え方の新しい視点と発展的な考え方につながるといいかなと思っております。
ということで、言いたいことがうまく伝わったかわからないですけれども、信じるものは救われるときもありますが、科学的なところに根拠を持って何が起こっているかというのは、しっかり考えたほうがいいというお話でした。
ということで、ご意見のメールとかお待ちしております。あとは、炎上とかするんでしょうかね。
かおり
炎上?どこが炎上するの?
よしやす
詐欺的な商品を作っているところから、こんなポッドキャスターは嘘に決まっているっていうメールが何百通も届くかもしれないじゃないですか。
かおり
なるほど、メールが届くイコール。でもさ、メールはさ、吉谷さんのフォルダを炎上するかもしれないけどさ、そこしか被害こないから大丈夫じゃない?
よしやす
あとは集団で番組の評価を下げる行為がされるとか、言われのない抽象されるコメントがつくとか、あとは良くないのは個人的なことであることないことを書かれるとか、とりあえずメールの宛先。
かおり
そこでメールを言ってかなり。
よしやす
ちょっと文脈が違ってた?
かおり
メールでいたずらされるかもしれないって言ったいや、先にメールアドレスを渡す。
よしやす
励ましのメールをお待ちしております。
かおり
励ましの。
番組へのフィードバックと他の配信番組の紹介
よしやす
メールの宛先はですね、rika.jpです。
皆様からのご意見、ご感想などお待ちしております。
いつも喋ってますけども、こんな風に聞いてますというのを送っていただけると、私たちPodcastを配信している側では、リスナーさんこうやって聞いてるんだなという風に思いを馳せることができるので、ぜひそんなのも送ってください。
またですね、そんないプロジェクトというグループで、この番組のほか、そんなことないでしょ!そんない雑貨店などの番組を配信しております。
そんない.com、sonnai.comというサイトで、そんないプロジェクトで配信していた番組の過去回も聞くことができるようになっておりますので、ぜひよろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
あとですね、audiobook.jpでは有料ですけれども、番組の配信をしておりますので、そちらを聞きいただけると聞いていただいた時間に応じて我々のところに収入が入りますので、そちらで聞いていただけると嬉しいです。
あとメンバーはですね、ラジオトークやスタンドFMなどで音声配信を行っておりますので、もし興味があればそちらも聞きに行ってください。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、今回の配信はここまでにしたいと思います。
6月は次回が最後の回で、来月の天文現象の方をお話ししようと思っております。
はい。
はい。ということで、そんない理科の時間第531回、この辺にしたいと思います。
ラジオトークやスタンドFMの配信
よしやす
お送りいたしましたのは、よしやすと。
かおり
かおりと。
まさと
まさとでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
まさと
また今度。
かおり
ごきげんよう。