00:00
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理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか?
そんない理科の時間B 第565回 そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、
よしやすと、
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かおりです。
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よろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
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今日は、
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今日は、
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動画撮影と記録の歴史をちょっとお話をしていこうと思っています。
動画撮影と記録。
はい。
で、最初にお知らせをいくつか。
まずですね、
5月の18,19に開催されたデザインフェスタ第59回というのがありまして、
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次回は記念すべき60回じゃないですか。
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そう、11月らしいんですけど、それは。
リスナーの方、
5組というか、お2人で来ていただいた方もあったので、
全部で6人来ていただきました。ありがとうございます。
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ありがとうございます。
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Tシャツも買っていただきました。
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まーす。
はい。
どんなTシャツが売れましたか?
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科学テーマのTシャツを作っているんですが、
一番今回売れたのは、
カフェインの構造式のTシャツかな。
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そっか、皆さんやっぱり、
カフェイン好きですね。
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カフェインはね、好きなんですよね。
他にもね、
今まであんまり売れてなかったけど、
急に言ってたらいいんですけど、今回よく売れたのが、
大墨っていう人工衛星の設計図みたいなやつと、
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へー、なんかあったの?
いいことあったの?
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わからないんです。
この売れ筋がね、変わっていくのが全然わからないんです。
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その売れたっていうのは、複数個売れてるってこと?
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複数枚売れてますね。
とか、あとは、
台風進路っていう、
小学校とか中学校のときに、
何月は台風がこのコースを通りますよっていう、
地図にコースがあるやつとかがあったかと思うんですけど、
その辺のやつも、いつになく売れましたね。
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まだ台風の話なんて、まだ一号発生してないよね?
いやいや、発生してるでしょ。
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え、そうなの?
年の初めからだからね。
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日本には関係ないから、報道されないだけで。
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日本には到達してないけど、はい。
ということで、ありがとうございました。
ありがとうございました。
6月の何日だっけな、22日は、
名古屋のクリエイターズマーケット、
クリマというのに行きます。
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クリマ!
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土曜日はたぶん1日いて、
日曜日は夕方だけ、
現場にいるんじゃないかと思っています。
はい。
そこでも、科学Tシャツ売ります。
はーい。
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はい。
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名古屋。
そうです。
あと、6月ぐらいに、
東京にある国立科学博物館で、
ミニオフ会をしようと思っていまして、
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はい。
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こちらの案内は、有料版のおまけでお話をします。
かおりさんも来ます。
03:00
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はい。
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で、今日のお話なんですけど、
前回、フロッピーディスクとかね、
みんなが自分でデータを入れて持ち歩くような、
人がね、やり取りするような記録メディアの話をしました。
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はい。
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で、これは5月の25日の絶滅メディア博物館で、
お話をする内容とほぼ同じです。
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はい。
旅行練習、もしくは来られない方に向けての、
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そうそうそうそう。
解説。
で、すごくね、展示物が多いんで、
いろんな説明をしていると長くなるのもあるし、
同じ人がまた来てくれるようにっていうので、
副館長さんとね、相談して、
シリーズ化して毎回話す内容を変えましょうってことになって、
一応ね、6つぐらいアイディアがあって、
これをやると、月に1回ずつやると半年分ネタができると。
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ふんふんふんふん。
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というので、第2回に話そうと思っていることを、
今日話すということになります。
なので私は練習。
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まだ1回目も終わってないけど。
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1回目はまだ始まってもいないんですけど、
5月25日の解説するのは、
午後2時半から3時半ぐらいまでで、
4時ぐらいまでは現場にいるというつもりでいます。
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はい。
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場所は神田駅側最寄りの絶滅メディア博物館、
一応ね、絶滅メディア博物館大手町っていう名前になってます。
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へー。
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という感じで、
今日はその2回目に話そうと思っている、
動画撮影とその技術ね、の歴史を話しようと思っています。
はい。
はい。
かおりさんが考える、自分で動画を撮って、
それを見るっていうのって、
何が一番こう、なんていうの、
慣れているというか、ですかね。
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うーん、まあ今だったらスマホだけど、
スマホがここまで普及する前はデジカメだったね。
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あ、デジカメで動画を撮る感じね。
そうそうそうそう。
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デジカメで動画は結構早い段階でついてたよね。
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ついてます。デジカメの動画は結構早くて、
というのも、ビデオカメラの方が普及するのが早かったんで、
テープのね。
それの流れでデジカメができたときには、
動画も撮れるものが結構多かったですね。
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うーん。
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はい。で、動画を撮るってどういうことかっていうと、
当たり前なんですけど、
写真みたいなものを1秒間に何枚も撮って、
連続して流せば動画になるっていうのは、
なんとなく理屈としてわかると思うんですよ。
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ま、連写をしてパラパラ漫画的な感じでね。
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そうですそうです。
なので、なんとか連写をする1秒間に何枚も映像を記録して、
それを再生できれば動画っていうふうに言うのはわかると思うんで、
06:00
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それをどうしたかっていうところからお話が始まるんですけど、
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映画の発明者は誰ですかっていうのがあって。
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映画の発明者はエディソン。
エディソン。
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映画の発明はね、実は諸説あるというかですね。
答えがない質問をするのはどうかと思うけどね。
エディソンが発明したっていう話と、
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じゃあ一応合ってんじゃない。
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ルイ・ル・フランスさんっていう人が発明したっていうのとか、
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同じような時期にいろんな人が同じようなことを考えて、
同じようなものを作ったわけね。
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あとはルミエール兄弟っていう人がいたりとか、
そういう感じで。
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やんちゃこいね。
知り合いなの?
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ルミエールと言えば有名じゃない?
1890年らしいです。
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そうですか。
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1890年にアメリカの依存がキネとスコープ。
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しかもアメリカなの?
なんかフランスっぽい意味が違って。
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ルミエール兄弟は1895年にフランスのルミエール兄弟が、
シネマトグラフを発明していると。
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フランスじゃん、OK。
ルミエール・ボーやね。
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映画っていうのは、スクリーンに投影する感じがあるじゃないですか。
これはルミエール兄弟がシネマトグラフというので実現したんで、
スクリーンに投影する映画はルミエール兄弟、
エジソンはキネとスコープっていう覗いてみるタイプのものを公開したというか、
作ったっていうのが始まりなんですけど。
これね、これ見る方ね。
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はいはい。
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一般の人はなかなか撮る方はできなくて、
撮影するカメラがとても高いんで。
そもそもがね。
普通の人、家庭で映像を記録するようになったっていうのは、
やっぱり8ミリフィルムで記録するっていうのが、
ある程度普及してからになっています。
これね、1930年代にアメリカのコダックっていう会社が作った
ダブルエイトっていうのが始まりというふうに考えられています。
皆さんが思い浮かべるって、
この番組のリスナーは思い浮かべられるかもしれないですけど、
フィルムっていうとどのくらいの幅ですかっていうのがあって。
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35ミリ。
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写真のフィルムね。
説明すると、
お家でパシャパシャ写真を撮るために使うフィルムっていうのは、
幅が35ミリのテープ状になっているっていうのが一般的です。
映画は16ミリっていう、
09:03
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その約半分ぐらいの幅のものが結構使われていました。
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映写機、今でも映写機にセットするあれの、あれね。
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映画用のやつはまさに35ミリフィルムで、
私たちがフィルムカメラに使っているやつを縦に使ってっていうのが標準サイズで、
もう一つ小さい半分の16ミリフィルムっていうのがある時期一般的だったり、
あとは16ミリに複製して、
例えば地方のちっちゃいところだったり自動館だったりっていうので、
上下するにはその16ミリフィルムっていうのが使われていました。
一番最初、それを家庭用に何とかするために、
KODAKが考えたのがダブルエイトっていう企画で、
16ミリフィルム、その時によく作られてた16ミリフィルムを、
往復で使うっていうちょっと変わった使い方なんですよ。
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16ミリ往復ってことは、また半分ってこと?
一定の段階では、片道では半分ってこと?
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そう。道の右車線と左車線みたいに半分だけを使って、
もう一回裏返して入れ替えると、また半分を使うっていうタイプで、
16ミリフィルムなんだけど、16ミリ使うやつよりもコマを送る間隔を小さくして、
半分ずつ使うっていうのにしました。
フィルムは当たり前なんだけど、一枚一枚映像を撮っていくと、
巻き戻すって言うんだな、片方のリールからもう片方のリールに行くじゃないですか。
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カセットテープの芯が2個あるってことね。
片方についたやつがもう片方に巻き込まれていくってことね。
裏返して半分の方を使えば、全部巻き戻って終わるよね。
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巻き戻しながら撮影するってことね、オーロは。
フィルムの作り方とか、巻き取り軸の作り方で、
この折り返しって言って、現像に出すと半分に切ってやってくるっていうよりは、
8ミリでやってくる、8ミリが2本やってくるっていうのが、
ダブルエイトっていう企画だったんですけど。
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16の半分の8ってことね。
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そうそうそうそう。
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8ミリっていうのはそっから来たわけね。
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っていうのが元祖なんですよ。
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35ミリの半分で16?
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ざっくりね。
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それをダブルで使ったってところから半分で8ミリ?
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そうそうそうそう。
へー。
っていうのがあるんですが、
その時には、16ミリフィルム用のコマ送り用の穴っていうのが結構でかくて、
12:04
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撮れるところがとてもちっちゃかったんですね。
幅の中の何パーセントだろう、
6割ぐらいしか使えなかったのを、
やっぱそれは何としてももう少し大きくしたいよねっていうことで、
その後に違う企画が出てきて、
レギュラー8とかスタンダード8みたいなやつが出てきて、
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みんな8が好き。
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8ミリだからね、幅がね。
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そこが統一企画として変わんないんだ。
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で、そこで新しい企画が実は2種類あって、
スーパー8っていうのとシングル8っていう2つの種類の企画が出てきました。
っていうのが8ミリフィルムの分類になっています。
なので、今その辺のお店で中古の8ミリカメラ、
フィルム用のやつね、
買えるのはスーパー8かシングル8ってやつです。
つまり8ミリ用のフィルムが入っていて、
片方から片方に巻き取ると終わっちゃうっていうタイプで、
今スーパー8の方が現像とかしてくれる、
現像書がまだあるのかな。
そうそう。それはカートリッジになっていて、
売ってるやつをカメラにガチャって入れて撮影して、
現像に出すと、現像されたのがリードで返ってくるっていうタイプが、
スーパー8とかシングル8。
ちなみにシングル8っていうのは、
巻き取りと送り出しが軸が2個あってっていう風な作りになっていて、
要はABCDのBみたいになってるのね。
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それってカメラでもあった?
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カメラだとワンテンってやつがありました。
スーパー8っていうのは正方形に近い、
同軸のところに送り出しの巻き取りがあって、
カートリッジは四角っぽいやつで、
これが違ってるとカメラには入らないんですけど、
そんなのがありましたというのがあって、
その後ビデオになりDVDとかになりみたいな話があって、
本編ではちょっと技術的に、
そういうことなのねというのをいくつか説明をしていきたいと思っています。
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はい、よろしくお願いします。
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ではですね、動画を撮る話をします。
ちょっと技術的な話をするんですけど、
動画は一番最初に話した通り、
1枚ずつの絵を1秒間に何枚も撮れば、
パラパラ漫画みたいに動いて見えるっていう仕組みです。
一番最初の8ミリはだいたい1秒間に16コマなんですけれども、
15:04
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今流通しているスーパーエイトとかシングルエイトってやつは、
コマのスピードは1秒間に18コマが普通になっています。
映画、皆さんが映画館で見るやつは24コマが普通です。
そこまでいいですか?
フィルムに画像を写すにはどうすればいいか。
撮影するにはどうすればいいかっていうと、
ピントを合わせてシャッターを開けて、
ある時間フィルムに光を当ててそれを閉じれば絵が映るっていうのが、
写真用のフィルムの仕組みですよね。
はい。
だからフィルムのカメラ、普通の写真を撮るカメラは巻き上げて、
ピントを合わせたりして撮るよって言った時にシャッターをパカって開けると、
外の光がフィルムに当たってシャッターを閉じて1枚撮影ができました。
次にまた巻き上げて、次のコマのところにフィルムを送って、
そこにまた光が当たって露光っていうね、光にさらすって書いて露光ですけど、
っていうのが行われます。
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はい。
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でも1秒間にね、18コマとか24コマを映し込むのって結構大変じゃないですか。
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まあ結局1秒間に24枚写真を撮るってことよね。
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そうですそうです。
で、フィルムカメラは巻き上げの時にシャッターチャージをするというか、
シャッターをパカって開いてすぐ閉まるような機械を準備するんですけど、
またはね、他のものではシャッターチャージをシャッターチャージで、
シャッターがパカって開いて閉まるっていうのを違う機械をセットしたりしてやるんだけど、
この1930年代から、さっきのダブルエイトともっと前か。
あ、違う。1930年代にダブルエイト、スーパーエイトが1965年とかなんで、
その頃に安定して1秒間に18コマとかを光を取り入れて、また隠してっていうのをどうやってやったかっていうのをお話ししていくんですけど、
それだけじゃなくて、さっきのフィルムカメラというか写真のカメラと同じように、
フィルムを1コマ分送って映像を映して、隠して、光がフィルムに当たらないようにして1コマ分送って、
また光を当てて、光を閉じて、フィルムを送ってっていうのを順番にやっていかなきゃいけないわけだよね。
だからフィルムを送る機構は、鍵で引っ掛けるように1枚ずつ送っては止め、送っては止め、送っては止めっていう機械が入っています。
それに合わせてシャッターを、要は光をフィルムを動かしているときには当てないで、
フィルムが止まったらある一定時間だけ光を当てて、また閉じて、フィルムを送ってっていうのをやるためにどういうことをしたかっていうと、
18:07
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ロータリーシャッターっていうのを使います。
わかりやすく言うと、円盤の半分を透明にします。半分は黒く塗ります。
でもいいですし、半円形分度器の180°の黒い板でもいいんですけど、それをぐるぐる回します。
そうすると、円の途中では明るくなって、暗くなって、明るくなって、暗くなって、暗くなって、暗くなってってしますよね。いいですか。
その分度器みたいなやつの円形の片側にフィルムを持っていくのね。当たり前ですけど。
それでぐるぐる回すと、フィルムのところが明るくなったり暗くなったりするっていうのがあります。
もちろんね、そこは丸は結構大きいんだけれども、フィルムのところに映る四角、画面が映る分よりも全部隠せるぐらいの半径の円を使うんですけど、
そうやってやって、そのぐるぐる回すのとフィルム送りを同期させると、フィルムを動かしているときには暗くて、
フィルムが止まってからその円が途切れて光が当たって露光して、それが閉まると次にまたフィルムを送るっていうのができるようになっています。
だから8ミリカメラとか他の映画用のカメラはみんなフィルムを一コマずつ送るっていう機械と、
そのぐるぐる回る半円だったり、送るのが早ければそこは隠すのがすごく短くていいから、
黒い部分を小さくしてもいいんですけど、角度をね、180度じゃなくて、
っていうようなものをぐるぐる回してそれを同期させることによって、露光をするっていう仕組みになっています。
普通のフィルムのカメラは露出、外が明るいときと暗いときで、
フィルムに当たる光を同じぐらいに調整しないと露出オーバーって言うと真っ白になっちゃったり、露出不足って言うと真っ黒になっちゃったりするんで、
それを調整するためにレンズに絞りっていうのと、静止画のカメラを撮るときにはシャッタースピードっていうのを設定するんですよね。
シャッタースピードを速くすると、露光している時間が短くなるっていうのがあるんだけど、
さっき言った回転するやつがぐるぐる回ると、そのシャッタースピードっていうのが変えにくそうじゃないですか。
なので、どういう仕組みになってるかっていうと、まず半分黒い円盤を2枚用意します。
それを重ねてぐるぐるすると、半分開いてて半分閉まってる、半分開いてて半分閉まってる。
その閉まってる間にフィルムを送ればいいんですけど、それを180度ずつのやつをずらしていくと、
光が通る時間が90度分になったりとか60度分になったりって調整できるじゃないですか。
わかります?2枚の分度器をぐるぐるぐるって回すと、分度器で隠れてるところが最初は180度なんだけど、
それを大きくしていくと、分度器が開いている、見えるところが減らしていきますよね。
21:02
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180度回すと見えなくなっちゃうね、全部。
っていうのをやって、フィルムに光が当たってる時間を短くするっていうことができるんですね。
それが動画のカメラというかフィルムの映像のカメラ、映画用のカメラの露出を決めるところで、
シャッタースピードの代わりにシャッターの角度、開いてる角度を変えるっていうので露出の調整をするってことでやります。
なので映画用のカメラはね、シャッタースピードっていう設定はなくて、
シャッター回開く、回角度調整っていうのがあって、何度っていう調整をして光の量を調整するっていうのをやったりします。
もちろんね、レンズを明るいものにしたり、レンズに絞りを入れて暗くするとかっていうので調整もできるんですけど、
普通の1枚ずつ撮るカメラとそこが結構違います。
映写するときも同じように、ただ単に縦にビューって送ってるだけだと流れている画面しか見えないんで、
実際の映写機の中では1コマずつ送っては止め、送っては止め、送っては止めっていうのをやって、
1秒間に8ミリだったら16コマ、映画だったら24コマ分送るっていうのをやって映画の映写を行っています。
なんとなくね、カセットテープとか音頭のテープみたいにずっとテープは一定速度で動いていると思っている人もいるかもしれないですけど、
映画用のものは止まっては映しっていうのと、映写するときにも止めて、すぐ動かしてしばらく止めて、すぐ動かしてしばらく止めてっていうのを繰り返すっていうような仕組みになっていて、
動画が作られています。
だから、昔のというか、8ミリには音が入らないのね、基本的にはね。
後から音を入れることもできるんですけど、音は動かして止めて動かして止めてじゃうまく記録ができないんで、
音を入れるところは映像と何センチか離れたところに音を入れて、そこはそこで一定速度で記録とか再生をするっていう仕組みになっています。
なんですよ。
ちなみに映画のようなフィルムは音を磁石のテープでやるんじゃなくて、そこに白い線を細い線を入れて、その線が太くなったり細くなったりすることで音の大きさを表現して、
っていうので光学的光で複製ができるような音声トラックになってたりします。
っていうのがありまして、音のトラックと映像はずれたところにあって音は連続的画面は一枚一枚になっているというのが一つ映画用のフィルムの特徴です。
24:00
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はい。
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だからカタカタカタカタって音がするんだよね。
撮影の時も再生というか映写の時も。
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映写の時はなんとなくイメージつくけど、撮影の時も。
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一枚送っては録音して、一枚送っては録音して、送る時にはその半円の暗いところが回ってきて光が入らないようになっていてっていうのが繰り返されるっていう風になっています。
で、これがしばらく続くんですが、家庭で映像を楽しむのがこういった8ミリの映写からまたは映画からテレビになる時代がやってきます。
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ほう。
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で、テレビ放送。
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うん。
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テレビ放送は日本だとテレビ放送は1953年。
で、テレビの実験自体はもっと前から、戦前昭和40年ぐらいから実験はしているんですけど、実際に放送されたのは1953年、昭和28年からです。
なのでテレビが普及するまでは多くの人は映画しか見られなかったね、動画のエンターテイメントとしては。
で、今日話すのは動画の記録と放送とかの技術の話をするんですけど、一番最初テレビ放送が始まったときはビデオの録画っていうのはできませんでした。
つまりテレビで放送されてるやつはほとんど生放送か、あとはフィルムに撮ったやつをテレビカメラで写して流すっていうことをしてました。
つまりテレビっていうのは放送するのは得意だけど、実は記録するとかっていうのは得意ではなかったんです。
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まあ別の機構になってますよね、今でも。
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ビデオカメラ、違うの。放送、違う。録画、ん?もう一回言って。
だからビデオは放送するのは得意だけど、
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放送って要は再生ってことね。
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電波に乗せて映像を送って、届けてその場で見るのは実は得意だけど、
記録して撮っておくのはなかなか大変で、
結局は映画のフィルムに撮ってあるやつをもう一回テレビカメラで撮って流すようなことができても、ビデオ信号を撮っておくのは実はとても難しかったんですよ。
なので、ビデオカメラというのが実用化されるのはテレビ放送よりも結構後なんですね。
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テレビ放送は昔からあったけどっていうか、朝ドラとかで大抵テレビの該当放送があったっていうような時代背景があるじゃないですか。
27:00
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そこでビデオカメラを持っている人はさすがにいないですもんね。
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1953年、昭和28年に日本でテレビがスタートしたという話をしましたけれども、ビデオとしてテレビ放送のような信号が記録できるようになったのは1956年。
これはアンペックスっていうアメリカの会社が作ったビデオレコーダーになります。
テレビ放送は映画とか8ミリは写真が何枚もあるから、それを記録すればいいって話をしたと思うんですけど、パラパラ漫画のように。
テレビはどうやって映像を送っているかっていう話をここでしなきゃいけないんですよ。
テレビの放送は1枚1枚絵を撮って、それを1枚1枚送るっていうのとちょっと違って、
電波に乗せるっていう話と技術的な話で、実は映像の左上から一番上に1行分の明るさを記録して、
次にほんの少し2行目の明るさを記録してっていうのを1秒間に60枚分。
だから、1つの画面をいっぺんにパッて撮るんじゃなくて、1行1行描いて500本ぐらい描いてっていうのを送るので画面を作ってるのね。
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はい。
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これはね、いくつか理由があるんですけど、電波に乗せるには2次元のものは乗せられないんで、
明るさがどう変化するだけは乗せるのが得意だっていう話と、実際にその頃、絵を出す機械はブラウン管って言われてるやつで、
そいつも2次元、面を出すっていうのは不得意で、1つの点の明るさを制御するのと、その点をどこに向けるかっていうのができるから、
送るほうも、再生するほうも、画面の左上から1本分の明るさを、明るいくらい明るい明るいくらいみたいなやつを撮って、それを電波に乗せて、
それをお家で同じように左上から右上まで1本描いて、ちょっと下げてもう1本描いて、ちょっと下げてもう1本描いてっていうふうに描く位置。
要は明るさをコントロールする場所をずらしながら明るさを変えていくと、1枚絵ができるっていうタイプの絵の作り方をしてるのね。
なので、昔のテレビは、いっぺんにパッてついてなくて、順番に明るさが上から下に描かれていくっていうのをやってたんで、
テレビの前で手をね、パーにして揺らすと、影がチカチカするっていうのが起きたわけ。
1点だけ見てると、60分の1秒に1回だけしか光ってないわけ。
光って、次に明るくなるまでぼんやりと暗くなっていって、また明るさがピッてきて光ってっていうのがあるんで、
30:01
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ちらつきが少しあるんですけど、何はともあれ、その1秒間に60枚分の映像を順番に信号に寄せて送るっていうのをやっていたんで、
その信号を記録できれば、ビデオが記録できるってことになりました。
で、その記録は実は、皆さんが聞いている音に比べて何百倍も高い周波数、情報量がすごく多いわけです。
それまでもね、オープンリールのテープに音の記録はできていたんだけれども、
そこにビデオの記録をするには、使用として足りないんで、テープをすごく早く送らなきゃいけないってことになったわけ。
もし記録するんだったら。
だからテープが1秒間に30センチぐらいビューって動くっていうのが高級なテープだったんですけど、
1秒間に正確に38センチかっていうのがあったんですけど、
ビデオではそれでは足りなくて、もっともっと相対的なスピードを上げなきゃいけなくて、
どうやったかっていうと、テープを早く動かすのすごい大変なんで、
記録する、これヘッドって言うんですけど、磁石いないとこね、あと磁石いないとこね、
それを丸いものにくっつけて、円盤にくっつけてぐるぐる回します。
で、テープをアマドイみたいに、アマドイわかります?半円形になってる。
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半円形になってる?
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半円形になってる。
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はいはいはい。屋根の端っこのところにある。
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雨を受けるやつね、アマドイ。
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うん。
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あれって竹を半分に割ったような、円筒を半分に割ったようになってますよね。
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なってます。
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で、テープを円筒の半分みたいにぐるりって巻いて、竹筒に沿わせて送るようにするとするじゃないですか。
はい。
で、そっち方向はスピードがあんま上げられないんですけど、そこに隙間を作って、さっき言った円盤の先っぽに記録再生ヘッドをつけて、
それをすごい速さでぐるぐる回して、テープに対して進行方向に90度傾いた方向に記録をするっていうのをやって、スピードアップを図るっていうのをやったっていうのが、
アンペックスっていうところが作った一番最初のビデオデッキ、ビデオの記録再生機の仕組みなんです。
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へー。
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だから、ビデオテープが片方のリールに巻いちゃって、それが竹筒じゃないけど、途中で湾曲して雨どいみたいな形になって、
その円筒に沿いながら動いていく途中で、縦方向にぐるぐる回る円盤の先についたヘッドが、そのテープにすごく速いスピードで絵を描いていくというか、
33:12
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信号を記録していくっていうのをやったっていうのが、最初のビデオデッキの始まりです。
テープの幅は2インチ、だいたい5センチぐらい。
ヘッドを4個使って、90度ずつ入って、それを1秒間じゃなくて、1分に14400回だから、
1秒間にいくつになるんだ?60ではなきゃいけないんだよな。
1秒間に240回回して、だから1秒間に4個のヘッドがくっつくんで、240の4倍、960ポン。
1秒間に縦に線を書くように、ビデオ信号を記録するっていう風になっています。
はい。
っていうのがあって、これが長く使われます。
これ2インチのビデオっていうやつで、アンペックス社っていうのが作ったビデオテープになります。
はい。
だからテープには縦方向にトラックっていう書いた線が並ぶっていう風になっていて、
テレビの1画面を記録するのに、16トラック分を使って、いわゆる4回転して、これを記録するっていう風になっていました。
これだと結構でかいし、大変なんで、放送局でしか使われてません。
ただ、何はともあれ、このテープに映像信号を記録するには、相対速度を速くしないといけないっていうのがずっと課題なわけね。
テープ送りはいいんですけど、細いトラックを相対的に速く動かすっていうので、さっき言った丸いところにヘッドを4つつけて、縦にビュンビュンビュンビュンっていうのでもいいんですけど、
それを工夫した人たちがいて、今言った円筒にディスクを入れて、その頭にヘッドをくっつけて記録再生するっていうのは同じにしましょうと。
さっき言ったのは、天鳥みたいにテープを曲げてつければいいやって言ったのを、ちょっと発想を変えて、ヘッドが出てくる円筒にテープを斜めに巻きつけるんです。いいですか。
円筒にテープを斜めに巻きつけると、さっき言った丸い円盤がぐるぐるって回るとテープには斜めに読み書きができるようになっていて、これをヘリカルスキャンって言って、
テープを送り側のリールから出した後、縦になっている円筒に巻きつけて、それを巻き取りリールに送って、真ん中の円筒には隙間があって、そこに記録再生ヘッドのついた円盤があって、そこがぐるぐる回っていて、
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テープを少しずつ送るときに、その円盤をぐるぐる回せば、斜めにビュンビュンビュンビュン信号がかけるだろうっていうヘリカルスキャンっていうのが考えられました。
で、これも放送局でしか使われません。なんでかっていうと、供給リールからテープを出して、円筒に巻きつけて、巻き取りリールに持っていかなきゃいけないっていう風になってるんで。
で、さっきのアンペックスのタイプも、こちらのヘリカルスキャンも放送局では使われるんだけど、家庭にはなかなか普及しませんでした。
おうちでね、大きいビデオテープを巻きつけてっていうのは、なかなか現実的じゃなかったんで。で、実は東京のあたご山っていうところにあるNHK放送博物館っていうところに行くと、昔の取材風景っていうのがあって、大きさ30センチぐらいのリールにテープが巻きつけてあるやつのビデオデッキを背中に背負ってですね。
で、たぶんバッテリーと一緒だったんじゃないかと思うんだけど、あと録音機器の人とカメラマンとディレクターと5人ぐらいいないと機器が運べないっていう状態で、取材をするっていう写真が載ってたりします。
もうね、あれですよ。段ボール箱1箱背中に背負ってるぐらいのやつで、テープも2インチ幅から1インチぐらいになって、でもやっぱり巻き取りリールと送り出しリールは大きいリールでっていうのがやってきます。
で、おうちにそれがやってくるのは、ユーマチックっていうタイプのものがやってくるまでおうちにビデオの録再生、記録再生はやってきません。
で、何がポイントかっていうと、ユーマチックになったら、それをカセットの中に入れて送り出しカセットと巻き取り、送り出しと巻き取りのリールが1つになっているカセットで扱えるようになったっていうのが大きくて。
一応ね、家庭用にも使えるビデオデッキっていうのがあったらしいんだけど、まあまあ普通の人は使わない感じでですね。途中に円筒があってぐるって巻き付けなきゃいけないようなやつがあるんですけど、これが初めてユーマチックっていう形になって、
ユー企画っていうやつで、4分の3インチの幅のテープをカセットの中に入れて、カセットテープと同じようにね、片方に送り出し、片方に巻き取りっていうのがあって、それをさっきのように円筒に巻き付ける状態で記録再生をするっていうのは始めました。
39:19
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これね、説明するのすごい大変なんですけど、円筒にね、斜めに巻き付けるって話しましたよね。そうしないと斜めに書けないから。そうすると送り出し側と巻き取り側のリールの高さが変わってくるんですよ、本来。高さが違わないといけないでしょ。
一巻き分上に上がるわけだから。なので、オープンリールのビデオは送り出し側と巻き取り側のリールの高さが違うっていうのがありまして、それはカセットテープにしにくいでしょ。
どうしたかっていうと、途中の巻き付けを一周にしないで半分にしたり、あとは巻き付ける筒自体を斜めに置くことでテープ自体は同じ高さなんだけど、巻き付けは斜めに巻き付けるようにしたりっていう傾いた回転ヘッドを作って、そこに巻き付けるっていう風にしてビデオが成り立つようになってきます。
ユーマチックっていうのは、さっき言った4分の3インチの幅に、さっきからいくつか言っているテープとヘッドの相対速度が速くないといけないって話をしましたよね。
音声のテープで速いやつは1秒間に38センチっていう話をしたと思います。
なんですけど、その何十倍も周波数の高い信号を入れなきゃいけないんで、このユーマチックでは相対速度は1秒間に10.26メーター。
ビュンビュン回っているヘッドがテープの上を擦ってくるんで、1秒間に10メーターぐらいのスピードね。さっきの38センチに比べると30倍ぐらい速い。
それを回転ヘッドで成り立たせるようにしたっていうのが、ビデオの技術のポイントなんです。
さっきも言った通り、1枚の絵を頭からお尻までスキャンして、1行、2行、3行、4行っていって500行分ぐらいの明るさを時系列でずっと並べて送るっていうのを記録するっていうのがずっと続きます。
逆に言うと、この頭からお尻までの信号が記録できさえすれば何でもいいから、その巻き方を工夫したり、同じ相対スピードなんだけど高い周波数まで記録できるようにテープの材質を変えたり、ヘッドの工夫をしたりっていうので、
テープが小さくなったり、カセットが小さくなったり、同じテープの長さなのに長く記録できるようになったりするっていうのが技術革新が進んで、
42:03
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VHSとかβっていうカセットができてきます。
これは両方とも1インチの幅のテープを使って、手に乗るサイズのカセットの中に1時間とか2時間の記録ができるようになってきました。
なんですが、まだ家では撮れません。家でというか、8ミリだったらお父さんが家族のビデオを撮るっていうのができたんだけど、まだテレビでやってくる放送を撮るには使えたんだけど、
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テレビでやってくる?
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テレビ放送の録画はできたけど、ビデオ撮り、つまり撮影するっていうのはできなかったんですよ。
なんでかっていうと、デッキがコンセントでしか動かないから。
カメラはカメラで作れるけど、カメラ信号をビデオに入れるのにビデオデッキがコンセントでしか動かないから、旅行先で撮影とかできないでしょ。
さっき言ったバッテリーも一緒に積んだ背中にショイコみたいなのを積めばいいけど、お家でそんなのやらないから。
っていうので、カメラ一体型のVTRっていうビデオテープレコーダーができたのはなんと1981年。
なので1981年まではビデオカメラで撮影するっていうのはなかなか大変でした。
でもこれも業務用ね。
こちらは2分の1インチテープで相対速度が6メーターぐらいに小さくなっているタイプのフォーマットになっていて、
カメラ一体型のVTR、業務用というのが1980年代に開発をされます。
家庭用VTRになるのは、その後でやっとこさ、家庭で録画ができる。
っていうのは、1980年代の後半になると、カメラとデッキが別体になったタイプ。
肩からバッテリーで動くビデオデッキを下げて、でかいカバンみたいなやつね。
それとケーブルでつないだテレビカメラを使って記録するっていうのが始まります。
家庭に大きく普及するようになるのは、それが一体型になって1箱の中に入って、最初のやつは肩に乗せるとかっていうので、
ベータとかVHSのテープが入って肩に乗せるカメラができたのはその後で、
一番最初に家庭用に作られたのはベータムービーと言われるやつで、
ベータムービーの1号機は1983年、家庭用のベータのビデオカセットを使って、一体型になったカメラで撮れるようになりました。
なので1983年までは、ほぼお家で動画を撮ろうと思ったら8ミリカメラぐらいしかないっていう状況でした。
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もちろん高い機材を使ったり、別体のデッキとカメラが別体になったものを使ってもよかったんですけれども、
ここからやっと肩に乗せられるようなカメラができて、これで撮ったやつをお家でデッキにかけると、そこで再生ができるという風になってきました。
さっきも言った通り、ビデオ信号っていうのが記録できれば、実はメディアは何でもいいんだけど、
この当時は回転ヘッドを使って、テープとヘッドの相対速度が5メーターぐらい、1秒間に5メーターぐらいあるものじゃないと、
ビデオ信号が撮れなかったっていうのが、いくつかの確信を経て、例えば小さいテープでも撮れるようにしましょうとか。
なぜかというと、VHSとかベータのカセットはそこそこ大きいので、カメラは肩に乗せられるようにして撮っていましたが、
もっと小さくして軽くなれば手に持てるカメラができるかもしれないので、そこからいくつかのビデオテープのフォーマット競争が起きます。
おうちで見るカセットはVHSがほとんどを占めて、貸しビデオ屋さんというのでもVHSを貸してくれて、おうちでテレビ録画をそのVHSのテープで撮っていたと思うんですけれども、
それがビデオ録画に限っては小さくした方がいいよねっていうので、その後いくつかのビデオフォーマット、つまり違う形のカセットで、
違う記録方式なんだけど、結局記録するのは、さっきから言っている画面の左上から右下までを1秒間に60枚分記録するっていうのを、
どんなものに突っ込むか、どんなものに記録しておくかっていうので、いくつかのフォーマットが出てきます。
その後出てくるのは8ミリビデオと言われるやつで、テープの幅を8ミリにして、カセットを今のスマホぐらいの大きさにして、
カセット自体を。
カセットテープね。ビデオカセットテープの大きさを。
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8ミリビデオってそんなサイズだったっけ?
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皆さんのスマホの大きさもあれですけど、そんな感じのサイズです。
そうでしたっけ。
よく売れたのがハンディカムってやつで、パスポートサイズっていう、パスポートと同じぐらいのサイズのカメラが作れましたよっていうのがあったんですけど、
実は悲しいことにこの後パスポートのサイズが小さくなるっていうのがあって、このパスポートサイズが出たのは1989年なんですけど、その後90年前半にパスポートが小さくなっちゃう問題がありまして。
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それって某ソニーでしたっけ?パスポートサイズね。
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そうです、パスポートサイズ。朝野篤子さんがCMしてました。
48:02
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国から嫌われてる感じ?
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いや、よくわかんないけど。
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国から挑戦状を叩きつけられた感じ?
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で、もうカセットテープの大きさが、カセット自体がこれより小さくならなければ、カメラ本体も小さくならないんで、いくつかのフォーマット競争が出てきたんですけど、
ある時からちょっとだけ変化をします。
一つは、一番大きい変化はデジタル化というやつです。
今まではテレビの信号と同じようなものをテープ上に記録するっていうのをやってたんですけど、
デジタルビデオっていって、テレビの一本一本の明るさの変化を、そのままの明るさの変化をテープに記録するんじゃなくて、
数字に直してから記録するっていう風に変えたっていうのがデジタルビデオです。
デジタルビデオ方式っていうのに変えた時に、テープを小さくしましょうって言って、8ミリビデオの半分ぐらいのカセットサイズにして出しました。
これがDV企画ってやつです。
ちなみにDV企画になってやっと、シンパスポートサイズハンディカムっていうのができるようになりました。
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なるほど、一応挑戦状に、また某ソニーの話?
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これもシンパスポートサイズは、1996年でソニーから出たカムコーナーなんですが、
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なるほど、そこで挑戦に勝ったと。
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勝った負けたは置いておいて、ここからいろんなフォーマットだったりカメラが出てきたりします。
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会社によってってことね。
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会社によってもありますけれども、
あとはカメラの形状も350ミリリットルの缶みたいなものを構えるタイプのものが増えてきたりとか、
そういう感じでいろんなもの出てくるんですけど、
ここからはなんだかんだ言って、さっき言ったビデオ信号をデジタルにしたやつを何かで記録すればいいわけですから、
もうテープじゃなくてもいいわけですよ。
ただ、テープが一番メディアが安くてたくさん入るっていうのでしばらく使われるんですけど、
だんだんね、これってどうせデータなんだからメモリーでもいいんじゃないのって言って、
メモリーに記録するものが出てきたりっていうので、メモリーカードになってきたり、
メモリーカードに記録しなくてもスマホとかにとりあえず記録して、
必要だったら友達にネットワーク系で送ればいいんじゃないのって言って、
メディアが事実上なくなったりっていうのが変わっていって、
ビデオっていうものはデジタルで撮って、いつでもどこでも誰にでも送れるっていうものにだんだん変わってきたっていう変遷があります。
一番最初の頃はね、一枚一枚の写真をどうやって早く撮って、それをなめらかに動かすかっていう機械的技術だったのが、
51:04
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だんだん電気で信号処理をするようになって、テープっていう磁気記録の技術にそれが移っていって、
実はね、実際にテレビを撮るときには明るさを電気信号に変えるっていう撮像感っていう技術も必要だったんで、
それがカメラの中に入っていって、撮像感っていう真空管で作ったものから半導体のCCDになったりCMOSになったりっていう、
そっちの技術各種もあるんですけれども、何はともあれ昔の写真を何枚も撮ったところから、
ビデオ信号っていう明るさを順番に撮っているのを信号にして、それを記録するっていう話。
それをデジタルにして、もうどんなものでも記録しちゃえばいいじゃないのって言って、記録する話っていうふうに時代が移ってきています。
一方で、皆さんが撮るものっていうのはちょっとずつ変わっていっていると思っていて、
8ミリは今でもね、フィルムを使うと1巻で3分半ぐらいしか撮れません。
3分半撮ると終わっちゃいます。
次の8ミリのフィルムをガチャって入れ替えて撮らなきゃいけません。
現像まで時間がかかります。見るのも大変です。
それがテープになって気軽に長く撮れるようになったり、その場で再生ができるようになったりっていうのがあって、
今や撮ってすぐに、こんなのいらないやって捨てて、いるわって思ったらチョキチョキして、それを誰かに送るっていうのも簡単になってきています。
だから、TikTokとかYouTubeみたいなほんのちょっと手軽にビデオを撮って、すぐに誰かに共有するっていうのは本当にここ10年ぐらいの動きなんですけれども、
その前には大事な大事な動画を苦労して撮って記録するっていうのをあちこち模索したっていうのがずっとあるんですよね。
今、今日は技術の話をしてきて、結局電気信号をデジタルにしちゃえばどうにでもなるでしょっていう、あまり楽しくないオチになったんですけれども、
別の機会に人々がなぜ写真を撮るか、なぜビデオを撮るかっていう、ちょっと文化的なほうのお話もしたいと思っています。
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なぜって。そこにカメラがあるからですよ。
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月曜日に映像の世紀っていう番組を見て。
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NHKの、NHKデータベースの中からどうたらこうたらってやつ?
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世界にある20世紀はね、歴史が映像で記録された世紀だと言われていて、フィルムも含めてね。
それまでは絵を描いてあったり、誰かがさらさらさらって記録をしたり、何年何月に流れ星が現れたっていうのがあったりするんだけど、
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映像で記録された世紀が20世紀で、その時に何が起こったかっていうので、残っているのは、戦争とかねっていうのは大きい事件が多いんだけれども、
まさに事件の目撃者のための映像っていうやつから、だんだん記録するっていう映像じゃない楽しみ方もできてるんじゃないかと思っていて、
そんな変化の話ができるといいかななんて思っています。
今日のところは技術の話。どうやって動画が撮れるようになったか。どうやって記録できるようになったかっていうのを、ちょっとね、かいつまんでお話をしました。
もちろんこの中には、もっともっと細かいどうやって映像信号を送るんだとか、白黒をカラーにした時にどうしたかとか、あとは高精細にするにはどうしたかみたいな話もあるんですけども、
そのようにちょっと端折って、全体の流れが見られるようなお話だけしてきたんですけれども、それぞれについて細かいお話もできるんじゃないかと思っています。
ということで、絶滅メディア博物館6月の出し物の漢字用のリハーサルも兼ねてお話をしてきました。
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絶滅メディア博物館にはですね、今言ったようなものの現物が置いてありまして、業務用のビデオはないんですけれども、8ミリビデオ、8ミリ映写機。
パスポートサイズですか?
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パスポートサイズもありますし、ベータムービーもありますし、その後のいろんなサイズのカセットのテープとかもあったりします。
ということで、今日のお話はこの辺にしたいと思います。
ソンライリーカの時間では、皆様からのメールメッセージをお待ちしております。
メールの宛先は、rika.jp、rika.jpです。
私たちソンライプロジェクトでは、sonnai.comというウェブサイトを運営しておりまして、そちらで過去の音源も聞けるようになっておりますし、
ソンライリーカの時間が一覧されているページの右側に投稿フォームがありまして、そちらからメールを送っていただくこともできます。
また、ソンライプロジェクトでは、この番組のほか、そんなことないっしょ、そんなに雑貨店などの番組も配信をしております。
過去には他の番組もあって、ウェブサイトのほうに来ていただくと、過去に配信していた別の番組とかも聞けるようになっておりますので、そちらも興味があったら聞いてみてください。
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よろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
あと、メンバーはスタンドFMとかラジオトークとかで配信なども行っておりますので、興味があったらそちらも聞いてみてください。
また、この番組とそのほかの番組もaudiobook.jpというサービスで有料版の配信も行っております。
それぞれについておまけのコーナーがくっついて配信を行っております。
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この番組のおまけは、内容はそんなに厚くはありませんが、もしよかったらそちらで聞いていただけると、我々に報酬が入るようになっていますので、そちらもよろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
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ということで、通常版の方はここでさようなら、有料版の方はこの先にもうちょっとということになっておりますが、
そんないりかの時間、第565回、お送りいたしましたのは、よしやすと、
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かおりでした。
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それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
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ごきげんよう。