1. 研エンの仲
  2. #79 地デジ放送のしくみ・映像..
2022-05-15 1:01:25

#79 地デジ放送のしくみ・映像規格の群雄割拠

「テレビのしくみ」というお題から、地上デジタルテレビ放送で使われている映像圧縮の技術、とくにMPEG-2というコーデック(規格)の仕組みを解説し、H.264など動画配信サービスで使われている次世代のコーデックや、コーデックの特許使用料をめぐる企業連合たちの思惑、オープンなコーデックを目指して開発されているAV1の未来、イメージング研究での動画の活用などについて話しました。

  • 日本の地上デジタルテレビ放送 … 2003年12月1日に導入が開始され、2011年7月24日にアナログ放送からの移行が完了した。
  • アナログ放送の「跡地」 … アナログテレビ放送の停波によって利用可能になった周波数帯の一部は、公共ブロードバンド無線システムとして利用されている。(携帯電話には利用されていないようです)
  • MPEG-2 … 地上デジタル放送やDVDで使われている動画圧縮の規格 (コーデック)。空間方向の圧縮と、時間方向の圧縮両方を利用している。
  • GOP … Group of pictures。MPEG-2で利用されている圧縮の単位。地上デジタル放送では、15フレーム (約0.5秒) をひとまとまりとして動画を圧縮している。
  • Iフレーム … Intra Coded Frame。Iフレームの情報だけで画面を描画できる、いわゆる静止画のようなフレーム。
  • Pフレーム … Predictive Frame。前のフレームからの差分のみを記録する。Iフレームより圧縮率が高い。
  • Bフレーム … Bidirectional Predictive Frame。前と後のフレームからの差分を記録する。Pフレームよりさらに圧縮率が高い。
  • IBBPBBPBBPBB … MPEG-2で利用されているGOPの構成。
  • H.264 (MPEG-4 AVC) … 広く普及した動画コーデック。4K放送や、ブルーレイディスク(一部)などで使われている。
  • VP8/VP9 … On2 Technology が開発した動画コーデック。のちにGoogleに買収され、YouTubeなどで使われている。
  • 特許プール … コーデック必須特許の権利者から特許使用権を取りまとめ、特許使用者からの特許使用料徴収を代行する団体
  • Sisvel (シズベル) … イタリア・トリノを拠点とする特許管理会社。
  • AV1 … AOMediaによって開発された、オープンかつロイヤリティフリーな動画圧縮コーデック。
00:04
今回は久しぶりにちょっとエンジニア寄りの話をしようということで、
はい。
はい、Ayakaさんに質問を持ってきてもらいました。
はい、なんかこう、仕組みが気になっているものある?って聞かれて、
はい。
こう、その辺にこうパッて目に入った、テレビの仕組みってどうなってんの?みたいな、
ふわっとした、あの、よくこうYouTubeとか見るし、
テレビは実はあんまり知事オハは見ないんですけど、
うん。
あの、Netflixとか見てることが多くて、
うんうん。
まあでも、どうなっているのかな?っていうのを気になってたんで、
今度さえ聞けたらなぁと思って質問をしました。
はい。じゃあそういう映像の、まあ大きく言うと配信に使われている技術、
で、まあじゃあ地上デジタル放送って今いわゆる日本のテレビですね、
から始めて、まあなんか最近のそのYouTube、Netflixとか、
はい。
そういうところで使われている映像の技術についても話していこうと思います。
はい、お願いします。
はい。
で、地上デジタル放送、
はい。
で、呼ばれている、まあ、あの、方式なんですけど、
はい。
まあこれは、こう電波使って、
うん。
ね、配信してるわけです。
で、まあ地上デジタル放送っていうのは、まあデジタルなんで、
うん。
こう、データ、その01のデータですね、
うんうん。
を電波の上に、こう、まあ乗せて、こう送るという仕組み、
はいはい。
になってます。
で、その、まあ映像を、その01のデジタルのバイナリデータに変換する方式としては、
MPEG-2っていうコーデックが使われているそうです。
ああ、なんかでも、これパソコンとかで使う、
うん。
なんだっけ、MPEG-4とは別?
そうですね、MP4とか、
MPEG-4。
MPEG-4とか呼ばれているものとは、
まあ、あの、同じ、あの、なんだ、兄弟みたいな感じ。
はいはい。
で、ですけど、まあ世代が結構違って、
ああ、なるほど。
MPEG-4の方が、まあ新しくて、
うん。
かなり性能が良いと。
うーん。
同じ映像を、こう変換するのに、
まあデータの量が、まあ大体半分ぐらいで済むんですね、
うんうん。
MPEG-4の方が。
なるほど。
MPEG-2は、まあ古くて、えー、まあ安定しているというか、
あの、もう特許が切れているんですね、現時点では。
うんうん。
ああ、そのぐらい古い技術なんですけど、
うん。
まあ、あの、テレビ、まあ地上デジタル放送が普及し始めた頃は、
まだまだこう、まあその時最新かどうかわかんない、
うんうん。
家ですけど、まあかなりその、枯れて安定的に、
うんうん。
そのテレビ、えー、みたいなたくさんの数作る機器にも搭載できる、
まあぐらい、あの普及している、まあ技術として選ばれた。
なるほどなるほど。
ふうな経緯があります。
はい。
はい。
で、まあなんかチャンネルごとに周波数帯が決まっていて、
うん。
で、その周波数の、まあなんだろう、こう電波をこう取ると、
まあそこに、まあそうですね、
直行振幅変調という仕組みで、こう、
ほう。
電波を、まあデジタルデータに、
を電波に変換して、まあデータを送っていると。
へー、じゃあ私たちが例えばチャンネル変えるときは、
03:01
はい。
受け取り側のテレビで、
はい。
この周波数を受け取るよっていうのを切り替えてるってことですね。
そうです。そういうことです。
なるほど。
はい。
ちなみにこれはアナログ放送でも一緒です。
うんうん。
ただ、まあアナログ放送は結構効率が悪いというか、
一つのチャンネルの動画を送信するのに、
かなり幅広い周波数帯が必要だったんですね。
隣のバンドと結構空けなきゃいけなかったんですけど、
ああ、なるほど。
デジタルはその点、まあかなり狭い周波数帯でも、
まあ同じ、まあかなりそれ以上の画質のデータを送ることができる。
なるほど、なるほど。
それが、
電波障害もないとか。
ああ、アナログとデジタルの主な違い。
そうですね。
そうですか。
はい。
まあ、あの、もちろん方式はかなり違うんですけど、
使う側から見ると、
メリット。
周波数がすごく狭くても大丈夫、効率的に使うことができる。
だから、地上デジタル、地上アナログ放送ですね、
が終わった後に、その周波数帯は別の用途に使われるようになりました。
ああ、え、今何に使われてるんですか?
今は携帯電話ですね。
ああ、そっかそっか。
それで、空いた周波数帯を携帯電話が使って。
うん。
へえ。
まあ、テレビがかなり、あの、
まあ、携帯電話は当然そのデジタルにかなり効率よくつながれているんですけど、
まあ、テレビはアナログなものがかなり良いというか、
価値の高い周波数帯を独占してたっていう。
はいはいはい。
なるほど。
で、地上デジタルに移行することで、
そこの周波数帯が使えるようになるっていうことで、
まあ、かなり広い帯域が使えるようになったという経緯がありました。
なるほど。じゃあ、携帯が普及しだしてから地デジ移行っていうのがあったんですか?
携帯が、まあ、あの、どちらが先かっていうと同時に、あの、起こってるので、
うんうん。
あの、なんだろう、携帯に使いたいから地デジ、地上のアナログを開けてくれっていう動きがあったのかどうかはわかんないんですけど、
うんうん。
うん、まあ、あの、だいたい同じぐらいの時期に、あの、進んでったのは、ちょっと記憶にありますよね。
はいはい。
小学校ぐらいの頃。
そうですね。だから、かなり前の話だから私も。
うんうん。
ふふふ。
はい。まあ、ちなみに、まあ、アナログは非常にアナログな方式を使っていて、
うんうん。
電波の強さを、あの、使って、まあ、明るさを表すっていう感じですね。
確かにそれはすごい贅沢な使い方な気がする。
うん。
うん。
で、それを、こう、左上から、まあ、左上からだったかわかんないけど順に操作していくことで、
まあ、ブラウン管のテレビだったら、
うんうん。
えー、その、まあ、明るさの変化っていうのを、こう、位置をずらして、こう、描画していくと、まあ、映像ができるっていう、
うんうん。
まあ、非常にシンプルな仕組みで実装されてました。
はい。
はい。
で、えー、地上デジタル放送の仕組みに戻ると、
うん。
えー、まあ、なんか、いくつかその仕様というのが、こう、あって、
うん。
まあ、解像度は例えば、えー、1080、縦1080×1440ピクセルと。
うんうん。
あの、これはまあ、1080Pって呼ばれるものに、まあ、ほぼ近くて、まあ、YouTubeとかで普通に再生してると、
06:00
まあ、あの、なんだろう、速いWi-Fiだとこのぐらいの画質になるだろうなっていうぐらいの、
あー、なるほど。
画素数があります。
まあ、結構高精細ですね。
うんうん。
え、これって、なんか、地デジだからとか関係あるんですね。
なるほど。
アナログテレビはもっと荒い。
あー、そうですね。
うん。
アナログテレビはかなり荒くて、かつ、まあ、画質もその、なんだろう、放送局のアンテナから遠くれば遠いほど、ちょっと劣化してしまったりとか、
あー、なるほど、なるほど。
こう、山で反射してちょっと遅れて電波が届くと、
はいはいはい。
それが干渉してしまうとか、
なるほど。
いろんな問題がありました。
へー。
すごい物理ですね。
かなり物理。
え、それ地デジだとないんですか?
地デジは、えっと、まあ、そういう、その、同じような、まあ、回り込みだったり、
うん。
電波障害っていうのは起きうるんだけど、
うん。
こう、デジタルなので、誤り訂正符号っていう、まあ、パリティビットとも呼ばれる、あの、まあ、なんだろう、多少、その、間違って受信されても、それを修復できるような、
うんうん。
余分なデータが付与されてるんですよ。
うん。
で、それを使って、まあ、多少その、なんだろう、01が10になっちゃったり、
うん。
っていうのが、こう、稀に発生しても、それを訂正して、え、何事もなかった、このような、あの、再生を続けることができる、
へー。
という仕組みになってます。
なるほど。
で、あとは、なんかちょっと面白いのは、あの、テレビのピクセル、1ピクセルっていうのは正方形ではないんですよね。
うんうん。
あの、横長の長方形になっていると。
あ、1ピクセルが。
1ピクセルが。
おお。
そうですね。
なので、まあ、1440×1080っていう、まあ画素数を聞くと、こう、もしかしたらその、詳しい人があったらちょっとおかしいなって思うかもしれないですね。
これは、なんか4対3の、あの、比率になっていると。
うんうん。
で、え、ただ地デジっていうのは16対9の、あの、横長の、あの、なんだろう、まあ、ワイドな、あの、画像なんですね。
うんうん。
で、え、地デジっていうのは4対3の画素数で、え、16対9の、え、画像を、まあ、あの、画面を埋めるために、え、横長のピクセルを採用している。
へえ。
そうです。まあ、これはなんかどういう理由なのかわかんないんですけど。
うん。
まあ、実はなんか、映像の世界では、こう、正方、ピクセルが正方形とは限らないっていうのは結構よくある話。
ふーん。
らしいですね。
そうなんだ。
はい。
え、だから、地デジ対応テレビっていうのは、それに対応しなきゃいけないっていう。
そうですね。はい。それを、あの、ちゃんと表示できたら、地デジ対応テレビということになってます。
なるほど。
ただ、テレビのピクセルが、一個一個が正方形かどうかは、かなり多分機種によるんじゃないかな。
ふーん。
まあ、実際には正方形のものも多いんじゃないかなと。
へえ。
思います。
なるほど。
まあ、あの、ちょっと引き伸ばして表示してあげればいいかもしれないので。
はいはいはい。あ、なるほどなるほど。その変換ができればいいだけってことですね。
そうですね。はい。ただ、あくまで、その、配信するときには、え、まあ、ちょっと、正方形に、まあ、引き伸ばされる前提で配信している。
はいはいはい。
いうことらしいです。
へえ。
はい。で、じゃあ、ちょっと軽くMPEG-2っていうさっきの企画の仕組みですね。
09:06
はい。
これを紹介しようと。
映像の企画。
はい。
はい。
思うんですけど。
まあ、この仕組み、あの、これから説明する仕組み自体は、なんか、これからのMPEG-2とか他の技術を元に開発された次の世代の企画にも、まあ、ほぼ使われています。
うん。
なので、まあ、コンセプトとしてはずっと引き継がれている、その大元の企画を説明します。
はい。
で、MPEG-2っていうのは、まあ、グループオブイメージですかな。グループオブフレームかな。
まあ、あの、何フレームか、そのフレームっていうのは1枚1枚の、その、絵のことですよね。
うん。
で、まあ、動画は、あの、当然たくさんの絵で、あの、構成されているんですけど。
うん。
えー、そのフレームを、まあ、ひとまとまり15フレーム単位で配信されています。
うん。
で、1秒間には、えー、30フレーム、あの、ありますね。
はい。
そのテレビの放送は、まあ、30fps、フレームパーセカンド。
うんうん。
まあ、実はちょっとインターレースっていう、あの、仕組みがあるんで、まあ、必ず30と呼べないという人もいるかもしれないですけど、まあ、とりあえず30ということでさせてください。
はい。1秒間に30フレーム。
1秒間に30フレーム。
うん。
で、30フレームを、こう、どんどん、あの、送っていくわけですけど、
うん。
その1フレーム1フレームが、こう、同じ大きさのデータで表現されているわけでは実はないですね。
うーん。
一番単純に考えると、例えばJPEGとかあるじゃないですか。
はい。
JPEG画像を1秒間に30回送れば、
うんうん。
動画ができますよね。
そうですね。
で、それでいいじゃんと、
うん。
なるかもしれないですけど、まあ、それは実は非常に、その、圧縮率が悪いというか、
ああ。
あの、非常に非効率なんですね。
はいはい。
まあ、デジタルでいくら効率が良くなったといえど、まあ、そんなに無駄遣いはできないぞと。
うんうん。
で、映像っていうのは、あの、うんと、なんて言えばいいのかな。
なんか、前、時間方向に相関があるというか、なんか、次のフレームは前のフレームから結構予測できる。
はいはい。
そうですね。
うん。
例えば、映像、このカメラがパンしてる、横にこうググってずれているみたいな時には、
うん。
あの、例えば、さっきの30分の1秒前の画像を1ピクセルだけずらした。
はいはいはい。
2ピクセルだけずらしたっていう画素がほとんどなわけです。
うん。
で、画面の端っこにだけ全く新しい画素があるってことですね。
うん。
だから、その動いた情報、そのどのぐらい動いたかっていう情報だけを記録しておけば、
はあ。
効率的に、ちょっと変わったり、新しいピクセルとか、あのところにはデータを使うけれども、
そうじゃないところはデータを節約できるんじゃないかっていう発想があるわけです。
はい。
で、なので、15フレームのうち1枚の画像をそのフレームだけから復元できる。
まあ、JPEGみたいな感じですよね。
うん。
あの、そのデータだけからその1フレームを完全に復元できるフレーム、iフレームっていう特別なフレームは1個しかないです。
うん。
なので、30フレーム毎秒のうち15フレームだから、0.5秒がその1まとまり。
12:04
うん。
1グループなんですけど、そのうち1枚しか、そのiフレームっていうのはない。
それ以外は、そのiフレームからとiフレームの間にあるフレーム。
うん。
で、前後のiフレーム同士からこう、推測してこう作っていくわけです。
ほう。
ほう。
なるほど。
で、その差分の情報、このぐらい動いたよとか。
うん。
こういう新しいピクセルがあったよっていう情報だけは記録してあるんだけど、
うん。
その前後のiフレームがないと再現ができない。
うんうん。
っていうことになってます。
なので、まあテレビ、あの、チャンネルの切り替えをすると、あの、なんだろう、結構ラグがあると思います。
ああ、そうですね。なんか一瞬ね。
うん。
で、アナログのテレビのことを覚えてる人がどこかいるかわかんないですけど、
うん。
あれに比べるとすごく遅くなったって言われる。
はいはいはいはい。
アナログテレビっていうのは、まあ、あの、すべてがiフレームみたいなもんですよ。
うん。
すべて静止画で構成されてる。
そうですね。
うん。
あの、なんならフレームの途中で切り替えができるぐらいかもしれない。
うん。
あの、ぐらい、まあ、あの、なんだろう、どのフレームからでも再生始められたんですけど、
うん。
デジタル放送は次のiフレームを待ってからじゃないと再生始められないし、
はいはいはい。
なるほど。
iフレームと次のiフレームを待たないと、その間のフレームっていうのを再構成できないわけです。
うんうん。
っていう、まあ、あの、欠点というか、
なるほどですね。
まあ、データの圧縮のための工夫がされている。
はいはいはい。
ですね。
なので、地上デジタル放送っていうのは、まあ、大体、まあ、あの、アナログ放送に比べるとかなりディレイがある。
うん。
まあ、1秒2秒とか。
チャンネル切り替えの時の。
そうですね。
チャンネル切り替えもディレイがあるし、
うん。
まあ、あの、なんだろう、同時配信みたいな感じで、
うん。
例えば、サッカーの中継をしてますって時に、
うんうん。
まあ、テレビの画像を、まあ、スタジアムに持って行ってみると、
はいはいはい。
まあ、結構遅れていると思います。
うん。
で、その、まあ、その要因はたくさんあるんですけど、
うん。
その間に、あの、挟んである機器だったり、電波の設備だったりもあるんですけど、
うん。
まあ、そういう単純に、そのiフレーム、次のiフレームを待たないと、
うん。
こう、デコードできないと。
はいはいはい。
で、デコードするのにも当然時間がかかる。
うん。
っていう風な、まあ、事情もあります。
うん。
なるほどです。
はい。
で、えー、ちなみに、iフレームの間に何が入っているかっていうと、
BフレームとBフレームっていうのがあります。
はい。
で、これなんか3段構えになっていて、
Bフレームっていうのは、まあ、10くらいのデータサイズ。
うん。
で、Bフレームっていうのは、まあ、一番データが少なくて済むようなタイプの、まあ、圧縮方法を使っていると。
はい。
で、まあ、i、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B、B。
なんで言ってるのかわかんない。
順番で、iフレームが1個挟まったら、Bが2つ来て、
はいはいはい。
Bが来て、Bが2つ来て、みたいな感じの、
あーーー。
順番が決められているということですね。
なるほど、なるほど。
え、じゃあ1秒当たりにiフレームは2つしかない。
2つしかないです。
ほお、そうなんだ。
まあ例えば、巻き戻しとか早送りとかを、
その録画したNenpeg2のファイルに対して行うときには、
15:02
このiフレームが基本的にはキーフレームになります。
で、バカバカ飛ばしていきます。
あれは、基本的にはiフレームだけを抽出して、
お再生してるわけです。
なるほど、なるほど。
なので、DVD、DVDはNenpeg2ですね、そうですね。
だから、早送りしたときにはiフレームだけが、
基本的には、そうですね、再生されているということになっています。
なるほど。
ちょっと機器によっては、
なんかPフレームもついでにデコードしちゃうってのもあるかもしれないですね。
はい。
ちなみにiフレーム、キーフレームとも呼ばれるんですけど、
これは、静止画のJPEGとかと同じような仕組みを使ってコーディングされています。
中では、離散個彩変換っていう仕組みを使っているそうです。
へー、そうなんだ。
はい。
というのがNenpeg2の仕組みです。
いや、考えたこともなかった。
はい、年版に載せてやっているということですね。
なるほど。
で、これはもう事前に決めて、もう変えられないわけですね。
テレビを出荷した以上は、
じゃあNenpeg2の、じゃなくて4にしますっていうのは、
機器が更新されない限り実践できなくなってるわけで、
そういうことはできないと。
ということで、地上デジタル放送の今まで説明した仕組みっていうのは、
基本的に多分放送の最初、地上デジタル放送が始まった時から変わってないはずです。
2000何年ぐらいかな、4年、7年とかそのぐらいだったと思いますけど。
はい。
はい。
で、まぁちょっとじゃあYouTubeとか、ネットフリックスの話が出てたので、
そこで使われている、次の世代の企画についても話したいと思うんですけど。
はい、はい。
なんかちなみにここまでで質問はありますか?
ここまでで質問ですか?
えー、なんか、そうですね、なんか映画との違いとかも知りたいなと思ったんですけど、はい。
映画はその、なんだろう、フィルムだった時代に関しては、
全部がiフレームなわけですよ、当然ですけど。
そのフィルムって、一枚一枚光を通してパッて投影すると、静止画だった。
はい、はい、はい。
かつ、写真と同じぐらいの解像度があるので、テレビよりは遥かに、アナログのテレビよりは遥かに、
解像度が高いというか、画質が高いですと。
はい。
ただ、映像、その映画の規格っていうのは、24fpsだと決まっていると。
24フレーム毎秒なんですね。
で、テレビの約30フレーム毎秒に比べると、ちょっとその画の数は少ないというのがあって、
まあ、なんかそれが結構映画っぽさっていうのを作っているとも言われているというか、
実際にその24フレームの動画と、例えばYouTubeとかに上がってるような60fps、60フレーム毎秒の動画と見比べると、
なんか映画っぽいなって感じるのは、24fpsの方だったりもします。
18:00
なるほど、なるほど、はい。
あとなんか、Pフレーム、Bフレームってのはもちろんないので、
まあ、当然画質はいいですよね。
ああ、なるほど。
それって、あの、なんだろう、例えば映画をテレビでやるときは、変換してるってことなんですか?
ああ、そうですね。はい。
24フレームを30フレームに、まあ、何らかの方法を使って変換してるわけです。
うんうん、なるほど。
あ、そういえばその、なんか画素とか言うので、4Kとか言うじゃないですか、あれはまた話が別なんですか?
4Kっていうのは、その解像度の話なんで、さっき言った1080×1140みたいなものと、まあ同じです。
なので、NPEG2で4Kの動画っていうのはあり得ます。
なるほど。
NPEG2は、そのコーディックというか、あの、どう映像をデータに変換するかっていう方式のことを言ってるだけで、
はいはい。
解像度がこれじゃなきゃNPEG2じゃないっていうのはないわけですね。
なるほど、なるほど。
なので、まあ大きい動画っていうのもNPEG2だったり、他の方式でデータにすることはできます。
はい、ありがとうございます。
ただ、まあやっぱりNPEG2っていうのは古い規格なので、まあ4Kをこれで、あの、デコードすると、まあ結構データが大きくなってしまうということで、まああんまり使われない。
なるほどですね。
ですね。
あ、ちなみに4K放送っていうのも今あるらしいです。
へー。
あの、多分衛星、普通のなんかBSとか、
はいはい。
そういうので使われている仕組み、あ、BSなのかな?衛星放送だから違うかもしれない。
まあとにかく4KにはNPEG2は使われてなくて、これから説明する、まあH.264、もしくはNPEG4 AVCという規格が使われている。
はい、はい。じゃあお願いします。
じゃあそっちに行きましょうか。
はい。
はい。で、NPEG2っていうのもまあ非常に成功したわけですね。
テレビでも使われるようになったし、たとえばDVDみたいな規格にも採用されたと。
ただ、もっといろんな技術、新しい技術を使って、まあ小データ、データが小さくできるような仕組みもこれから作っていきたいなということで、開発が進んでいったんですね。
で、NPEG2の次は当然NPEG3なんで、まあ3も開発されたんですけど、結局2に統合されたらしくて、3は欠番になってます。
で、その次に出てきたNPEG4なんですけど、NPEG4自体はまあ今普及しているとは言い方く、
その発展版、NPEG4 AVCって呼ばれる、まあNPEG4の発展版っていうのが、まあ今かなり広く使われているH.264という規格になります。
で、これはNPEG2に比べると同じ画質でも半分ぐらいのデータで済むと。
へー、足引率が。
そうですね。なので、インターネット経由の動画の配信とかに、まあすごく広く使われてました。
で、まあだんだん次の世代への移行が進んでいるんですけど、まあそれでもまだ、例えばiPhoneとかにはH.264の再生に特化したチップが載っていたりとかもしますし、
21:02
まあまだまだ現役として広く使われている規格ですね。
うんうん、なるほどですね。
はい。
え、これって今YouTubeで使われてるんですか?
えーと、それは良い質問ですね。
はい。
YouTubeは、まあGoogleが運営してるんですけど、まあGoogleはH.264、それからその次の世代の、まあその次に説明しようと思ったH.265っていう規格があるんですけど、
はい。
えー、これはまあ避けて。
あ、そうなんですか。
別のコーデックを使って、あの、まあ別のコーデックを開発した会社を買収して作ったVP7、VP8、VP9というコーデックを、まあ主には採用してます。
で、H.264しか対応してないブラウザだったり端末だったりにはH.265を配信するし、まあ対応するコーデックを端末ごとに分けて配信しているので、まあYouTubeはこれを使っているっていうのは実は一つじゃないんですけど、
まあ推している規格としては今はVP9という規格になってます。
なるほど、いや全然知らなかったっていうか、なんか考えたことなかったの、その辺。
まあ、今、まあYouTubeに限らずネットフリーもまあほぼすべての動画配信サービスっていうのは、あの、一つの規格だけで映像を配信するとか、一つの解像度だけで映像を配信するっていうのは実はやってないんですね。
うーん、なるほど。
まあというのはなんか地下鉄とかでなんかTwitterとかYouTubeの動画とか見ると荒くなったりしてますよね。
あー、あんまない、見たことないですけど。
なんか実はその動的に、その、まあ利用できる帯域、あのデータの速さで通信の速さですね。に応じて、まあ方式だったり、その解像度だったりを変えて配信していることになります。
あー、なるほど、なるほど。スムーズに流れるようにっていうところを優先してっていうことですね。
そうですね。なので、まあちょっとそのデータの流れが悪くて回線が遅くてちょっと途切れるようだったらちょっと低い解像度の。
あー、なるほど。
配信に切り替えるっていうことをしています。まあこれはなんかインターネットならでは。
そうですね。
ですよね。
うん。
その放送だと、まあテレビみたいな放送だと、まあそもそも機器が対応してないといけないし、まあ電波っていう公共の一つしかないものに乗せて配信してるのでなかなかそういうことはできないと。
うんうん。
まあ正確には1セグとかありますけど。
なるほど。
あのちょっと解像度が悪いものを配信するっていう仕組みがありますよね。
ありますね、うん。
ですけどまあ基本的にはそういうことはできないけど、インターネットに関してはまあいろんなコーデックを選んで最適なものを配信するってことができるようになっています。
なるほどですね。
いやなんかYouTubeとかあのNetflixとかもそうですけど、そういう動画配信サービスってある程度1回枠組みを作っちゃえば、その後はそんなになんかいろいろいじるとこ、エンジニアがいじるところがそんなにないのかなってイメージを勝手に持ってたんですけど、
結構そうやってその企画の変更とか、あの状況に合わせるとか結構こうエンジニアリング的にも頑張らなきゃいけないところがあるんですかね。
そうですね、はい。企画はこう結構どんどん変わっていかないと、あの逆にちょっと情勢的にあのついていけないみたいなところもあるし、
24:06
うんうん。
非常に、これから説明することはちょっとややセンシティブな話も含むんですけど、はい、あのいろんな事情があって、逆に動的に変化していかないといけないという状況になってます。
そうなんですね。
はい、これはなぜセンシティブかっていうと、結構お金が絡んでくる話なんですよね。
はいはい。
エンペグツーっていうのは非常に広く普及しました。で、普及した、あのなんだろう、こう立役者としていろんな企業があるわけですね。
日本からはNTTだったり、パナソニック松下かな、前身となった企業ですけどが参画していたり、まあアメリカからももちろんいろんな企業がエンペグツーの策定に関わったと。
で、それと同時に各社が持っている特許っていうのを元に、特許で保護されている技術を使ったりもするわけですね。
で、ただテレビっていうのは普及しないと意味がない。
し、まあエンペグツーはテレビのために開発されたわけじゃなくて、それをパソコンとかいろんな機器で使えるようになったんですけど、その機器一つ一つにも、エンペグツーを再生できる機器が普及しないと意味がないわけですね。
なので、いろんな会社が特許を持っていますと。
で、そういう状況でエンペグツーを再生する機器を作るっていうのは非常に大変なわけです。
確かに。
それぞれの特許を持っている会社に、なんだろう、ライセンスをもらわなきゃいけないと。
で、そういうのは大変なので、まあなんか多分そのいろんな他の技術、例えばJPEGとかはすでにこの時点で策定されていたわけですし、
過去から学んでですね、特許プールっていうのを作ろうと。
特許プールっていうのは、エンペグツーの開発に貢献した企業っていうのが入る、企業連合みたいなもんですよ。
で、特許プールに特許を預けるような形で、一つの特許の束ねたものを作るわけですね。
エンペグツーの実装には、この特許プールから許可を受ければ作れるよっていう風な仕組みを作るわけです。
で、そこで集まったお金は、そのエンペグツーの特許プールっていうのはいろんな機器を作る会社、例えばテレビを作る会社にライセンスをして、そこから1台いくらとかお金を取っていくわけです。
で、その結果集まったお金を、貢献の割合、特許の数だとか重量さんに応じて配分するっていう仕組みに大まかにはなっていると。
それって結構、数はまだしも貢献度って結構難しい。誰が決めるのって感じ。
それはどうやってっていうのはありますよね。
ただ、例えば強きすぎる価格設定をしたりする会社がもしあったら、その特許は避けて実装しましょうねみたいな話になるし、その中で交渉っていうのはあったんだとは思います。
27:01
なるほど。結構、その価格設定とかって、なんて言ったらいいんだろう。結構ゲーム理論的な面白さがある。
そうですね。まさに、あなたには抜けてほしくないけど、でも自分は最大限の利益を得たいっていうのがあるし、そこで欠裂しちゃうと、誰もエンペグのツーの技術を使えなくなっちゃうっていうのは、もしかしたらあり得たかもしれない。
確かに確かに。
少なくとも使えなくはならないけど、使うためにはちょっと訴訟を起こされるかもしれないっていうリスクが、追ったままやんなきゃいけないという状況があり得た。
これは結構なんだろう。間に入るのって弁護士、弁理士の人たちですかね。
はい。弁護士だったり、特許を担当する弁理士だったり、資材担当と言われている各会社の人たちが交渉したり、もちろん政府とかも絡んでくる話にはなってます。
なるほど。面白そうって言ったらだけど、なんか大変そうですね。
でも、LINEを防ぐ仕組みっていうのはあるらしくて、ちょっとそこは調べきれなかったんですけど、他の企業が1ドルでいいよって言ってるのに、いや俺は100ドル請求するみたいな。
とか、あとはお前はいいけど、あなたはダメみたいな、そういう差別的な取扱いをそういう企画に関わる特許でしちゃいけませんよみたいな。
そういう仕組みは各国とか企業とかを協調のもと、そういう仕組みが整備はされていたみたいではあります。
なるほど。
その中でも、やっぱりenpeg2の特許プールが分裂しちゃったら、例えばその2つの特許のライセンスをもらわなきゃいけないって状況になり得たんですけど、
enpeg2っていうのは非常に成功した理由はその統一に成功したっていうか。
なるほど。
1つのenpegLAという会社、会社じゃないのかな、特許プールからライセンスをもらえば、実装することができたということになってます。
なるほど、それは素晴らしい。
はい。
結局だからこういうのって前も、なんかJavaだっけ、JavaScriptの時にもあったけど、一番いいものっていうよりは、ちゃんと何だろう、合意を得られたものが広まるみたいなのはありますよね。
そうですね。
なんか結構、多分他の技術に比べても迷路を描いてというか、変な他の全然聞いてもなかった企業が実は特許持ってましたみたいなトラブルが少ないし、
なるほど。
エンコードするなら1台につき何ドルとか、デコードするなら1台につき何ドルとかっていう価格設定も非常に分かりやすかったっていうふうに言われています。
はい。
で、この単一の特許プールって性質は次のH.264ですね。
はい。
NPEG-4 AVCという企画でもなんと引き継がれます。
ちょっと実際にはいろいろあったみたいなんですけど、でも最終的にはNPEG-LAという会社が特許のプールを管理するということになっています。
30:09
ここだけからライセンスをもらえば大丈夫だよと。
で、かつNPEG-2の時にあったのかわかんないですけど、H.264に関しては、例えば無料で配信するコンテンツであればお金払わなくていいよと。
うんうん。
例えばYouTube、初期のYouTubeとか分かりやすいですね。無料で見れる動画だったら別にライセンス料払わなくていいよとか。
あとNPEG-4でレコードした動画を個人間で受け渡しする、メールで受け渡しするとかに関してももちろん無料ですよというふうなライセンス。
非常にちょっと緩めのライセンスを適用してくれたので、これも普及した一輪になったんじゃないかというふうに言われています。
はい。
はい。なんですが、ここまで単一の特許プールっていいよねっていう話をしたんですが、実際にはこれ以降に開発された動画のコーデックっていうのはそのようなことにはならないというか、戦国時代みたいなことが起こってしまうんですよね。
なるほど。
残念ながら。はい。で、NPEG-2、NPEG-4 AVCっていうのは非常に普及して、結果的には普及したから成功したわけですね。
で、薄く広くお金を取るってモデルではあったんですけど、やっぱりチャリンチャリンっていうかお金が入ってくるっていうのはかなり大きかった。
たぶんここまでインターネットの動画の配信が普及するとは思ってなかったでしょうから、それもあって当初の想定以上のお金が得られることになった。
特許っていうのは基本的には実はそんなにお金にならない分野ですけど、他の会社からの訴訟から身を守ったりとかっていうことになるわけですけど、こんなにその知財がお金になる日が来るとは思ってなかった。各社。
なるほどですね。
で、これはいいぞっていうことに気づいてしまったですね。
欲が出てきてしまう。
で、特許プール、そうですね。次の世代の動画の配信の仕組みについて話しましょうか。
H.265っていうのがH.264ってさっき説明したものの正当進化として提案されて、それがどんどん企画の策定が進んでいくっていうのが2010年代にありました。
で、2020年代の今に関しては、例えばiPhoneとかのチップにはH.265もH.264も高速に再生できるようなチップが載ってますので、これもすでに幅広く普及した技術、コーデックではあるんですけど、
これに関してはNPEG LAだけではなく、なんかHEVC ADVANCE、それからVELOS、MEDIAとか、インターデジタルとか、パテントプール3つプラス一つの会社、インターデジタルっていうのがプールじゃないけど一つの会社として、
33:00
これを使うため、この技術を使うためには僕たちの持ってる特許は避けては通れないよねってことで、特許料請求し始めた。
あ、じゃあ4つの団体がここにロヤリティ払ってねって言ってるってこと。
そうですね。で、かつ、まだ権利を行使してない会社っていうのがあると。これどういうことかっていうと、HEVC、H.265、これは2つの同じ企画のことを指すんですけど、を再生するために必要な特許を持ってるけど、どう使うかはまだ決めてないなーっていうことですね。
だから、どれかのパテントプールに入って、そのチャリンチャリンお金をもらいたいかもしれないし、無料で配信してもいいかもしれないし、どうしようかなっていう会社がいるわけです。
そういう人たちが、例えば後からお金をドカンって請求してくる可能性もある?
いやー、それはいい質問ですね。まあ実際にはあり得ると思います。
他のH.265でどのくらいそれが起こってるのかっていうのはちょっとわかんないですけど、実際に他の技術、他のコーデックに関しては起こってます。
で、今H.265に関しては、結構もう普及しきったというか、し始めている段階ですよね。
特にアップルとか、アンドロイドもそうかもしれないですけど、端末にハードウェアのチップとして、このH.265をデコードしたりエンコードしたりするチップを載せているってなると、ソフトウェアでデコードするのと違ってもう変えられないわけですね。
回避するのは難しいということなので、それが起こってしまった後に、幅広く普及した後に、そういえば俺特許持ってたんだよねって言い出せば、めちゃめちゃ強気な立場に取れるわけですから。
で、それまでにその前段階ですね、チップとかに搭載されてない、ソフトウェアだけでデコードしてる時だったら、例えばアップデートすることで、じゃあお前の特許を使わないソフトに変えといたから、その特許の裁判は無効だよっていうことを言うことができるんですけど、
ハードウェアとして実装した後だと非常に有利な立場で交渉することができるっていうふうな、難しいところですね。そういう標準化された規格につきまとう問題っていうのが、現世代のデフォガのコーデックでは結構起こってしまっている。
そう考えるとMPEG-2の時よくみんなまとまれましたね。
まあそうですね、多分多いよ曲折はあったんだろうけど、まだインターネットとかもまだ盛んではない時代なので、本当になんだろう、そんな普及するの?そんな儲かるの?みたいな、っていう感じだったんじゃないですかね。
でもじゃあ今も結局、これがしばらくすると統合されていくのか、それともしばらくこの安定な状態が続くのかっていうのはどうなんですかね。
使う側とか、実際にユーザーに届ける機器を作る側、例えばAppleとかAndroid、Googleとかだったら一つに統合されてほしいっていうのは思うんですけど、パテントプール3社に関しては統合しない方が高いお金を取れたりもするわけですね。
36:13
確かに。
他のことをしてもらうための交渉条件としても使えるわけです。
例えばこの技術をここにライセンス、僕たちの会社にライセンスしてくれたら、こういうことを考えなくもないよ、みたいなことが言えるようになってしまう。
なるほどな。
あとインターデジタルってさっき言った3つのプールと1つの会社。
インターデジタルだけは1つの会社なんですけど、これはたぶんかつては権利を行使してなかった会社から特許だけを買い取ってマネタイズするための会社ですよね。
なるほど。
で、そういう会社も現れ始めると、そういう会社はあなたの会社に眠っている特許、実はお金になるんですってことをおそらく言うわけですよね。
なるほどね。
で、むむむってなってそういう会社に重要な特許売っちゃったりすると、それが増えてしまうと。
だってその団体的には自分たちの技術が必須だったら絶対手放さないわけじゃないですか。
だってもうそれしか収入源ないんでしょう。
まあ、その会社、そういう会社に関してはそうですね。
なるほどな。
インターデジタルに関してはテクニカラーっていう会社からそのHGVCの企画をもらったんですけど、
そういう特許プール、いろんな技術に必要な特許っていうのをまとめてマネタイズする会社っていうのは実は結構いくつか他にも有名なのがあって、
一番多分大きい、まあこの分野で一番大きいのはシズベルっていうイタリアの会社です。
これは2G、3G、4Gという携帯の通信企画ですね。
これに関する特許プールも持ってる。
おー、強い。
Wi-Fiも持ってますと。
へー。
MP3も実は持ってますと。
へー、すごい。
持ってますっていうのはもちろん主張をしているっていうことで、
すべてのMP3とかそういう技術を使っている会社がライセンスのお金を払ってるかっていうと、
実際どうなのか調べきれてないんですけど、
そういう幅広い技術に対して、いろんな特許を買い集めてきたのか、
多分自分では開発してないのか、いろんな会社と提携して特許をサブライセンスしてもらって、
プールを展開しているっていう会社があります。
へー。
で、こういう会社もいるぐらいなので、なかなか統一っていうのは難しいですよと。
で、何か回避できてるつもりでも実はこの特許ありましたっていう、後から分かるっていうパターンも。
やだー。
あったりするので、非常にちょっと戦国時代ですね。
戦国時代ですね。
はい。
いやー、でもだってこういうのって多分調べようと思っても調べきれないぐらい複雑ですよね、きっと。
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特許に定職してないっていうことを証明するのは非常に難しいですからね。
そうですね。
で、何かこういう状況があって、ちょっと気のくさいぞということで、ロイヤリティフリーの動画のコーデックを作ろうっていう。
はいはい。それオープンってことですか?
そうですね。オープンソースでかつ無料で利用できるような動画コーデックを作ろうっていう試みがいくつか立ち上がりました。
で、そのうちの一つがAmazon、Cisco、Google、Intel、Microsoft、Modula、ModulaっていうのはFirefoxのブランドを作ってるところですね。
あとNetflixが立ち上げたAV1。
すごい大きいですね。
AOメディア、アライアンスオブメディア、オープンメディアかな。
はいはい。
というアライアンス連合、企業連合を設立して開発されているAV1という企画がありますと。
これは非常に面白くて、差し止め請求とか損害賠償とかを起こされるかもしれないと。
自分たちが関与してない、知らなかった特許とかがあって、そういう訴訟を起こされるかもしれないけど、
そういう時にはその特許プールだったり、その会社にAV1の提供をやめるっていうことを各社合意してから作り始めているそうなんですね。
実はこのAV1にもシズベルが対抗していて、
AV1を使うためにはこの特許、僕たちが持っているこの特許を使わなきゃいけないよね。
だからライセンス払ってねっていうようなことを宣言されているんですよ。
なんですけども、もし実際に裁判、まだ多分起こってないんですけど、実際に裁判が起こったら、
AV1連合はそのシズベルの特許プールに参加している会社には、
その特許プールに参加している企業にはAV1のライセンスを止めるからねっていうふうに抑止力として働かせようとしてるわけですね。
これはかなり現在進行形の話で、どうなるかわからないっていう感じで、実際そのようなことを認められるのかっていうのはわからない。
本当にあれみたいな国際連合みたいな感じ。
そうですね。
で、もしNPEG2みたいに派遣を取れればかなり大きいわけなので、もちろんそういう鋭利の企業っていうのは狙ってくるっていうのは分かる。
ただ、例えば映像を作る会社だとかウェブラウドを作る会社は、フリーなものが欲しいと。
で、そういうふうな戦いが進んでいるっていう。
なるほどですね。
になりますね。
勉強になりました。
なかなか映像ってのは難しいんだな。
まあ、というかやっぱりね、多分開発した頃にはここまでお金になるとは思っていなかったものが、いつの間にかあれからお金になるんじゃねってなって、っていう感じですよね。
42:05
まあ、なんかそのちょっと特許プールを悪者として語りすぎたような気がしますけど、知的財産保護という意味では、
そうですね。
でもやっぱ特許は守られて欲しいっていうのはあるわけじゃないですか。
で、実際に発明をして、それが実際に役に立っているのであれば、その発明者っていうのは保護されて欲しいし、経済的に報われて欲しいっていうのはあるわけですよね。
それもなんかね、JavaScript会の時にずっと言ってましたよね。
なんか作った人報われてくれみたいな。
そうそう。で、まあ、プログラムと違って、MPEGみたいな企画っていうのは特許が取りやすい領域だと言われているんですね。
なので、なんだろう、こう、モネタリザーしやすい反面、まあそういうふうなオープンな企画っていうのは生まれにくい仕組みでもあるわけです。
なるほど。
はい。
なんかその特許料の取り方なんですけど、配信ごとに取られるんですか、MP2例えば。
MP2に関しては、多分配信っていうのが当初は想定されてなかったんじゃないかな。
なので、エンコード、デコード、そのエンコードする機器を作るなら、0.1ドルとか0.2ドルとか、そのぐらいの単価の価格設定でした。
それはテレビを作る側が1台作るごとに何円みたいな。
はい。
で、配信側というかテレビ局も払う必要があるんですか。
テレビ局も多分払う必要があったのかな。
テレビ局が直接払ってるのか、それとも製作をするための機械を買うときにもうそこに含まれてるみたいな仕組みだったのかは、ちょっと調べきれてないですし。
実際に多分MPEG-LAと各社の契約だったはずなので、オープンに実際どのぐらい統一した価格設定だったのかっていうのはわかんないんですけど。
他に比べると良心的なというかリーズナブルな価格だったというのは言われているところですね。
なるほどですね。だからこそこうやって広まったっていうのはすごい何というか面白いなって思います。
H.264に関してはエンコードは0.25ドル、デコードは0.15ドルとかさっき言った個人可能受け渡しであれば免除とか、
小規模なデバイスを作る会社向けに5万台までは1つの会社だったら免除でいいとか、
1社から払われる金額はこのぐらいがマックスだよとかっていう上限とかもあって非常にお手頃みたいな、そういう売り目であったみたいです。
H.264は振り返ってみればこの同じ世代の中で一番成功したコーデックであったんですけど、当然その他のコーデックも同世代に存在したんですね。
多分それに対抗してというか、それを意識してより採用しやすいような価格形態を狙ったんじゃないかなと、今から振り返ると思います。
45:02
そうやって企業同士の何というか、パワーバランスというか、どうやって一緒に1つの企画を作って広めるかっていうのは面白いし難しい問題ですね。
DVDの次の世代の企画で、今はブルーレイってありますけど、あれも結構揉めていて、古くはVHSベータっていう、僕らは現役の話じゃないので、本で読んだみたいな話ですけど、ビデオっていうのは結構そういう揉め事が多いんですよね。
VHSもビデオテープのあの形に決まるまでに対抗馬がいて、どっちが広まるか分からないっていう状況だったわけです。
で、今例えば権利を行使してない会社が、HEVC、H265に関しているって言ったように、ベータ、VHSに関してもどっちにしようかなと。
例えば映画を作る会社、ディズニーとかですね、例えばは結構強い立場にいるわけです。自分がこっちって言ったら業界はそっちに固まるかもしれないから、いろんなどちらの陣営からもいい条件を引き出すみたいな人がいるわけですよ。
で、結果的にはVHSに固まって、ビデオが普及した、ビデオテープがVHSという企画が普及したわけです。
で、DVDがあって、その次の世代のブルーレイとHDDVDっていう、聞いたことあるか分からないですけど。
いや、分かんない。
大変、争いがあったと言われてます。
で、ブルーレイが勝つって決まるまでは、なかなか普及は進まなかった。
確かになんか微妙でしたよね。じわじわ広まっていきましたよね、ブルーレイ。
それはブルーレイが多分マジョリティを取るなって分かってから、だんだん例えばレンタル屋さんとかでも広く扱われるようになったけれども、それまではデバイス作る側もどっち作ればいいのか分からない。
そうですよね。難しい。そういうので誰が仕様名を読む。
そういう人が会社の中にいる。どっちに傾きそうかみたいな。
まあ、そうですよね、きっと。なんか企業のトップ同士が、お前こっち陣営だ。あいつは実は影ではこっちにたなびいているらしいみたいな。
そういう三国志みたいな感じで怒ってるんじゃないかね、きっと。
なんか例えばそれがお菓子メーカーとかだったら、なんかまあそれの中でも企画とかあるのかもしれないですけど、まあ多様なものが売れても別にいいというか、なんか種類があることがそれなりに大事だったりしますけど、こういう企画とかってなんかバラバラにされると困るみたいな。
で、なんかこう一つの企画のものが出回らないとハードもそれで統一されないし、みたいな感じだから、そういう意味ではなんかより派遣争いって感じですよね。
そうですね。まあなんか動画配信サービスとかも今結構乱立って言っていいのかな、たくさんあるわけですけど、まあ一個にしてくれたら消費者側は良かったりするかもしれないけど、
48:06
まあ確かに。
こう独自サービスを展開する側の理屈もわかるわけですね。
まあもちろんもちろん。
参加しちゃうと交渉力が弱まってしまうので、まあどっか最終的に例えば九州合併する店を独自で持っておいた方が交渉力が高まるんじゃないかっていう見方もできるわけです。
まあというか動画配信サービスについてはそのハードがない分合意形成する意義をあまり感じないってところはあるんじゃないですかね。
まあどちらにせよ消費者からしたら全部対応してるから、別に一個にまとまってなくてもいいっていうのが。
いやまあ面倒だし一緒になってくれたら嬉しいけど、でもまあそのなんだろう普及しなくて困るとか、なんかハードを作る予算がどうのとかそういうところはないから、
配信プラットフォームって意味ではなんかね、まだ多様なものが残り得るんじゃないかなと思います。
いや動画のコーデックはどうなることやなという感じ。
そうですね、いやなんかちょっと予想外の方向に話が行ったけどめっちゃ面白かったです。
テレビの仕組み。
はい。
まあなのでまとめると地上デジタルはENPEG2。
はい。
で、まあ今の動画配信サービスは結構乱立というかそれぞれの一番強い企画を使って作っているよという感じですね。
なるほど。はい。
はい。
面白い。
というわけで今回はテレビの仕組みについて話して。
テレビの仕組みっていうかなんかそれより企画をどう作るかみたいな話の方がメインだったり。
そうですね、企画戦争みたいな話は、まあ多分なんかそこだけ掘っていくとさらにもっと面白い話がきっと出てくると思うんですけど。
はい。
なんか他に仕組みを知りたいものはありますか?
テレビの仕組みを本当に知りたかったのかはわからないけど。
えーなんだろう。
なんか調べてて、なんか結構面白く話せる気がするなと思ったんで話してみました。
いや、めっちゃ面白かったです。
動画とかね、私も結局イメージングとか神経科学の分野でもめちゃめちゃイメージングの研究ってそれこそすごい早い時間解像度で動画を撮ってっていうことをやってるんで。
めちゃめちゃでかい容量になるんじゃないですか。
そうですね、今はもうなんか多分そういうイメージングのラボとかはものすごいデータ量を扱わなきゃいけないんで、そういう意味でこうなんだろう、サーバーをそれぞれなんか整備しなきゃいけなかったりとか。
いろいろそういう、あのあれですね、動画について企画とかまでは考えなくてもいいのかもしれないけど、まあ顕微鏡ごとにそれぞれちょっと違うんで、顕微鏡メーカーごとにそれに合わせてまあこっちは合わせるだけって感じだから。
でもなんか顕微鏡を自分たちで開発する人たちとか、そうやって圧縮効率を上げたいよとか、なんかそういうのがあるのであればまたなんかちょっとね、あの関係あるのかなと思うので。
いやなんか思った以上に、なんか思いつきでテレビってどうなってんのみたいな話をしてましたけど、まあ動画の企画っていう意味ではまあなんか私も全然仕事的に無関係じゃないなと思ったので、とても面白かったです。
51:12
なんかイメージングの話で気になったのは、そのGOPさっき言った15フレーム単位、MPEG2では、あの地上デジタルでは15フレーム単位で配信されているわけですね。
iフレームが一番画像、画質が良くて、PとBは低いわけじゃないですか。
で、科学のデータ、その顕微鏡から取ったデータを保存するのに、果たしてその仕組みでいいのかっていうのは。
そうですね。だから基本的には、あの全部iフレームというか静止画を、あるフリーケンシー波、えーと何て言ったらいいの。
周波数で。
周波数で、時間周波数で取るっていうことになります。
だから、ただ、そのそれをより早くするために、そうやってそのちょっと変化があったところだけにするみたいなスキャン方式っていうのも出てきてて、実際そういう、はい、顕微鏡もありますね。
面白い。
なんか、多分そうやって使われている規格っていうのが、サイエンティフィックな文脈でも使われてきてて、っていうのはあると思います。
まあ、私が知らないだけでもっと多分いろんな、光の光学的なものであったり、そういう情報コーディングの部分で、より良くしていくっていう工夫はあると思いますね。
ただまあその、我々って結局静止画1枚1枚をこうある意味そこから情報を抽出したりしているので、それが実際なんかどういう形でエンコーディングされているかっていうのはそこまで検証したことなかったんですけど、確かに全部静止画を本当に撮っているのかって、その差分だけ検出しても別にいいのではないかっていうのは確かにありそうですね。
まあどのぐらいその解像度が落ちちゃうのか、精度が落ちちゃうのかっていうのは用途によっても決まるし、まあ当然その大きくなるとハンドリングはしにくかったり、拡大にくかったり、それから転送する帯域がボトルネックになったら、それが顕微鏡の解像度をキャップしてしまうというか。
それ時間解像度ってことでしょ?
時間解像度もあり得ますよね。っていうのはあるかもしれないので、実は結構なんだろう、面白い話かもしれない。
そうですね。だからなんかそっち方向も調べてみたらきっと面白いんだろうなと思います。その時間空間解像度をどうやって上げるかっていうこととか、あるいはこう、まあそうですね、いろんな、そもそもイメージングできれいな絵を撮るためにどういう画像処理をしているかとか、その辺もいろいろ多分あると思うんで。
そうですね。なんか結構最近は用途によって同じMP4とかH.264といえど、こう、なんだろうな、セッティングを変えることでいろんな組み合わせ、まあ例えばわかりやすいのはIBBPBBとか言ってたわけですけど、そのiフレームの感覚を変えることができる。
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だから、i pp ippみたいな感じで、こう、iをたくさん入れることによって動きが早い動画に最適なものを作ったりとか、あとまあ、シーンが切り替わるところにiを持ってきたいわけですね。シーンが変わるところは前後からの予測ができない。
確かに確かにそういうのもありますよね。
全然相関がない時期が来るので、そこにiを持ってくるためには先読みをしておいて、最適なところにiを起こさせるための前段階の、デコーディングする前の解析っていうのは大事になったりもするわけです。
それって、例えばカメラで撮った画像っていうのは全部静止画な。
カメラで記録されるのは、そのカメラの設定に実はよります。iPhoneとかだとどうなるのかな。でもなんか、そのいわゆるデジタル一眼だったら設定できる機種はありますね。全部iフレームするっていう設定もできます。
一時的には当然センサーからやってきた情報っていうのは、全部iフレームみたいな静止画、静止画、静止画みたいな組み合わせのデータが一時的に蓄えるんだけど、それ全部記録するとSDカードいっぱいになっちゃうから、
PとかBも混ぜてから圧縮してから保存するっていう方式もあります。設定に変えられるし、スマートフォンとかでどうなってるのかとかはちょっと調べきれてないですけど、多分それは圧縮してるんじゃないかな。
結構用途によって変えることもできるし、実際に多分現代のソフトウェアでデコーディングするような動画を扱う機器であれば、動的に変えてるんじゃないかなと思います。
いや、そのさっき言ってたiを持ってくるタイミングっていうのはどこで決められるのかなと思って、それがその保存するタイミングでっていうことなんですか?
多分そうかな。多分保存するタイミングでこの動画を解析してどのぐらい、IPBの比率だけじゃなくていろんなそのパラメーターがあるので、そこも含めて最適化して保存してるってこと。
いや、現代のカメラってめちゃめちゃ頭いいですね。
いや、めちゃめちゃ賢いし、逆に言うとすごく時間のかかる処理をしてるんですね。昔のカメラとかに比べると。なので保存に時間かかるし、
例えばテレビとかは逆にその圧縮された動画を回答してるわけですね。チャンネル切り替えに時間かかっちゃったりするみたいな。
なるほどな、面白い。いや、なんかもっと私自分の顕微鏡についてるカメラについて学びたいなと思いました。実際どうなってるんだろうと思って。
どのような方式が使われているのかって、僕も興味ありますね。そういうちょっと特殊なカメラでどのような方式が使われているのか。
そうですね。カメラ自体が特殊なわけでは多分どうなんだろう。ちょっと調べてみたいと思います。
カメラというよりはそこに載ってるソフトウェアが特殊なわけですね。
ソフトウェアのことですね。
57:00
ちなみに実は研究と動画っていうのは、特に医療系の研究とかは切っても切り離せない関係にあって、
NPEG2だったかな、JPEGだったかな。JPEGは元々は当然そのウェブブラウザとかない時代に作られた。
で、主なユーザーはお医者さんというか医療イメージングだったんです。
ああ、そうだったんですね。
そのデータを保存するための企画っていうのが需要として一番大きかった、そうです。
で、それ以外に実際にコンシューマー、僕たちみたいな消費者がこんなデジタルの画像を爆発化消費するような区切りが来るとは夢にも思わなかった。
例えばEカメラの映像とかってことですか?
例えばそういうことだと思います。
MRIとかあったのかな、どうなんだろう。CTとかあったのかな。
分かんないですけど、なんか医療のイメージングっていうのはかなり大きな需要だったっていうふうに読んだ資料には書かれていました。
なのでもしかしたら次の世代の、分かんない。
なんかコネクトウォームの記録に適したフォーマットとかできる。
コネクトウォームデータ用のフォーマット。
まあそうですね、ニューラルネットワークのこう、ウェイトとかがいろいろあってっていう。
それこそ今私扱ってるんで、なんかいいデータ形式があったら知りたいですけど。
いやそれこそ、例えばそれをあるそのウェブサイトからCSVでダウンロードしようとしたときに、なんかすごい量で。
すごいデカいからね。
そうそうそうそう。
CSVが来るとは思わなかった。
まあ少なくとも今ウェブに上がってんのはそんな感じなんですよね。
もちろんなんかもっと圧縮した別のやり方で直接ダウンロードするってやり方もあるんですけど、
ウェブベースでこことここを接続してるサーキットだけ取ってきてくださいみたいなふうに設定するとCSVで落とすことができてっていう感じです。
なるほど。
もしかしたら今後あるかもしれないですね。
そういう企画ができるかもしれない。
そうですね。ただまあなんかそういう、ああいうテーブルデータをどういう形でやるのが一番解析しやすくていいんだろうっていうのはわかんないです私は。
もしかしたらアニメって普通の映像と結構違うじゃないですか。
アニメに特化したMPEGのデコーディング方式とかもあるんじゃないかなっていうのはちょっと思いました。
役割に特化したデコーディング方式っていうのから連想しての話ですね。
はいはいはい。
実際にどうやって使われてるんだろうな。
それこそCGとかは。
確かにCGも多分実際の映像と違う。
あ、そうだ。H.264で聞いたことあるのはMPEG-2の頃には使われてなかったいろんな映像の編集技術が使われるようになって。
具体的にはボケとかリゾルブみたいな。
一つ二つの画像をフワーって入れ替えるような。
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今でいうとそんなシンプルなって思いますけど、
それまではなかったわけですね。
アナログの時代にはなかったようなディゾルブの技術を効率よく圧縮するためにこんな技術が使われました。
ロールにされましたみたいな話もあったみたいですね。
なのでその映像、連想される映像のデータの質が変わるとそういうコーディングが変わってくるっていうのは
すでに僕が調べたMPEG-2からH.264にもあったみたいです。
なので現代のコーディングがもっともっとたくさんあるんじゃないかな。
面白いな。なかなかあまり考えたことなかったですけど、でも意外と身近な話だなと思いました。
そうですね。
というわけでちょっと締めようと思ったけど話したい話が出てきちゃって締められなかったのでこんなことを締めようと思います。
ということで今日はテレビの仕組みから始まって映像のコーディングの話をしましたが、
またこんなものの仕組みを解説してほしいとかあればできる範囲で調べますので教えてください。
それではまた次回も聞いてください。さよなら。
さよなら。
01:01:25

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