エスノグラフィーと行動観察
よしやす
理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか?
そんない理科の時間B、第515回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、
よしやすと、
かおり
かおりです。
よしやす
よろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
まさとさんは、なんだかアメリカ大陸のどっかにいるらしいです。
かおり
アメリカ大陸だけど、アメリカじゃないところだよね。
よしやす
今はどこかわかんないです。
かおり
アラスカかな?
よしやす
アラスカはアメリカですけどね。
え?
ということでですね、
お知らせをいくつか。
かおり
いくつか。
よしやす
はい、一つ目が。
かおり
一つ目。
よしやす
あ、その前だ。
かおり
お知らせゼロ個前。
今日は観察というので、
お、もうネタバレ。
よしやす
お話をします。
かおり
はい。
よしやす
で、申し訳ありません。
ここで録音ファイルが壊れてしまいまして、
この後のオープニングのデータというか音声がですね、
どうしても復旧できないという状況で、
後から私一人で録ったものをここから続けます。
オープニングではですね、
いくつかお知らせをしておりまして、
一つ目、この番組というかこの回は、
科学系ポッドキャストの共通テーマである観察というのを
テーマにしてお話をしています。
科学系ポッドキャストたくさんあるんですけれども、
毎月10日を科学ポッドキャストの日ということで、
Appleポッドキャストで特集を組んでいただいているので、
毎月10日を、10日前後ですね、
に共通テーマで話してみましょうというのをやってまして、
2023年6月のテーマが観察ということで、
観察のお話をしています。
あとですね、科学系ポッドキャスト、
こちらの奏でる細胞という番組がありまして、
こちらの紹介を少しさせてください。
こちらはですね、アメリカのインディアナ州から、
科学教室の先生、タツさんとユカリさん、ユリカさんが、
語り合う番組になっています。
いろいろですね、ゲストを呼ぶ回があったり、
雑談の回があったり、テーマを決めての回があったりというので、
なかなか面白いです。
結構ね、漫才っぽい回とかもあって、
ぜひ聴いてみてください。
オープニングの後にCM入れますので、
そちらをよく聴いて、お、いいぞって思ったら、
ぜひ奏でる細胞を聴いてみてください。
よろしくお願いします。
あと、お知らせというかですね、お礼を一つ。
私はですね、毎年デザインフェスタというイベントで、
科学Tシャツを売っています。
私がデザインしているわけではなくて、
相棒というか、元同僚がデザインして発注したやつを、
私は売り子で手伝っているんですけれども、
毎年ね、夏と冬、
このくらいの時期と11月ぐらいにあるデザインフェスタというイベントで、
それを皆さんに販売するというのをやってるんですけれども、
この前の5月のデザインフェスタで、
ポッドキャスト聴いてますと言って来てくれた方が2組3名いらっしゃいました。
記念にですね、そんな入りかの時間、アクリルキーホルダーを渡したんですけれども、
秋?冬?
今度の11月ぐらいのデザインフェスタにも出そうとは思っております。
科学Tシャツで検索していただくと、いくつかサイトとか出るんですけれども、
ドリーミングイズフリーという名前で検索していただくと、
私たちのTシャツ屋さんが出てくると思うので、
ちょっとね、理科っぽいというか科学っぽいというかのデザインですので、
気になったら買ってみてくださいって言ってもですね、
通販は微妙なんで、ぜひデザインフェスタなどのイベントにお越しください。
あと、オープニングでしゃべらなきゃいけないのは、後半につなげるための行動観察の話ですね。
今日、観察というテーマでお話をするんですけれども、
私がいつもお仕事でしているのは、実は行動観察という名前の観察です。
観察っていうのは、何かをしっかり見て、それを論理的に捉えるというのが観察なんですけれども、
お客さんを調査するという手法の一つに行動観察っていうのがあります。
もともとね、行動観察っていう手法は、なんて言ったんだろうな、
エスノグラフィーというのが発端というか、元祖としてありまして、
エスノグラフィーは民族史学、民族に雑誌、いわゆるマガジンですね、
学問の学で、民族史学になります。
民族史学というのは、自分たちとは違う、ここで言うと西洋の文明と違う人たちの民族をどうやって記録するかというやつで、
行動観察、エスノグラフィーというのは、その集団の中に入っていって、
ただ単にインタビューして、あなたはどんなライフスタイルをしてますか、ではなくて、
一緒に生活をする、参与観察ということも言うんですけれども、
そういったもので、同じような暮らしをして、同じような視点で暮らしをしてみて、
なるほど、この人たちはこういう動機でこんな行動をしてるんだというようなことを、
自己認識の限界
よしやす
の気づきをメモって記述していくというのが、本当のエスノグラフィーという学問がありまして、
それをビジネスに応用したビジネスエスノグラフィー、また行動観察調査というんですけれども、
そういったものがここ何十年かな、やられていて、観察という名前なんですけれども、
何か商売をしている人がお客さんを理解するため、お客さんに共感するために行う調査になっています。
行動観察するっていうのが何で必要かっていう話で、本編でどこまで喋ってるかな。
まずですね、さっきのエスノグラフィーは何で必要かって話なんですけれども、
自分たちが知らない文化を記述するのに、あなた方は何でこんなことをやってるんですかというふうに聞いても、
本人たちも無意識で答えられないってことがあります。
なぜ皆さんは朝すれ違うときにおはようございますって挨拶するんですか?
近所の人だったら普段喋らない人でも挨拶ぐらいするというのをやってますけど、何でですかって聞いても、
本人たちはその場で思いついたことは喋るかもしれませんけれども、
実際にその集団の中に入って行動すると、こういうことで挨拶するんだなというのが実感としてわかってくるということがあると思います。
特にね、日本と例えばアメリカで知らない人ににっこりするかどうかっていうのが違っていたりして、
なぜかみたいなところは聞いても、そんなの当たり前じゃないか普通じゃないかと言われるだけかもしれませんけれども、
私が出張に行ってホテルのエレベーターとかに乗ると、知らない人が周りにいるんですけれども、乗ったときににっこりすると。
だから日本でいうと、挨拶するに近い感覚でにっこりするというのをやることが多いです。
また挨拶するというか知らない人でも朝エレベーターとか乗ると、おはようとかっていう声をかけられたりするんですけれども、
なんとなく個人主義で挨拶なんかしなくてもいいだろうというようなところがある一方で、
人に話を聞くと、自分は危ない人ではありませんというのをコミュニケーションで主張しないと警戒されると。
いつどこに悪い人がいるかわからないという中で、自分がいい人というのを明示的にするために挨拶をするというような話を聞いたり、
また一方でフランスのお店とかで、お店に入るときに人がいたら必ず挨拶をするというのをやってくださいって、
それは最初にパリに行ったときに一緒に行った同僚の先輩から言われて、挨拶もできないような奴は人間として扱ってもらえないんだよここはって言われて、
なのでお店に入るときにボンジュールっていうようなことを心がけるとかですね、そういったことがなんでっていうのを聞くんじゃなくて、
観察して行動して一緒に生活の中に入ってっていうのがとても重要だっていうのが元々のエスノグラフィーで、
ビジネスってもう本人が無意識のうちにやっている行動、また言葉では言い表せないようなことを観察や共感をする、
一緒に生活をするというところから調査をするというのが行動観察調査という調査になっています。
これってどんなときにするかっていうと、自分たちが知らない人たちに向けて商品を開発するときに、
この人たちこんなことに困っているんだなというのは、実はヒアリングしてもわからないというのがあるので、
一緒に見る、生活の中に入っていくというのがポイントですよというので、残りは本編で喋っていると思います。
ファイルを壊したというか壊れてしまったのはどうやっても戻らなかったので、中途半端な感じの録音になってしまいましたが、
本編はちゃんと録音できているので、本編の方に行ってみたいと思います。
CM入ります。
かおり
奏でる細胞。
よしやす
ミュージック&サイエンスポーツケース。
かおり
奏でる細胞は、サイエンスと音楽を愛する2人がアメリカ、インディアナから楽しく奏でるようにおしゃべりする番組です。
よしやす
この番組は科学教室の先生をやっている2人がですね、話しする番組となっておりますので、
そんな入り館の時間Bをお聞きのリスナーの皆さん、そしてヨシアスさん、カオリさんもですね、ぜひ一度お聞きに来ていただけると嬉しいです。
今日は行動観察の話をするんですが。
かおり
観察っていうからには、物理的にやっぱり目の前で行われているもの?
よしやす
そういう感じもあるんですけど、お客さんにどんなものが欲しいかっていうアンケートを取ったりするじゃないですか。
新しいものを開発しようとかって思った時に。
で、なんでそれじゃいけなくて、顧客調査をする時にアンケートとかインタビューじゃなくて、観察をしなきゃいけないかっていう話からします。
かおり
はい。
よしやす
簡単に言うと、欲しいものは自分で答えられない人が多いです。
うん。
かおり
はい。
よしやす
多くの人は自分が欲しいものを知らないんです。
なんでかっていうと、普段の生活で欲しいものばかりの人ってたまにはいますけど、
多くの人は今の生活にそこそこ満足してるんで、課題を感じてばかりいても疲れるだけだから、
まあこんなもんだろうって生活しているんで、
なので、何か欲しいものありませんか?って言うと、間に合ってますってついつい言う。
かおり
えっ?くれるならぜひ。
よしやす
くれるなら何でも欲しいっていう人もいるし、でもそうすると全然調査にならないわけ。
かおり
なるほど。
よしやす
何が欲しいですか?くれるもんだったら何でももらえますっていう風に。
かおり
くれるものが欲しいものです。
よしやす
だと、新しいものを開発する意義とかゼロなわけですよ。
かおり
はい。
よしやす
で、今までにないものを例えば作んなきゃいけないとか作ろうとしたときに、
新しいビジネス領域を切り開こうと思ったときに、聞いてもわかんない。
昔からよく言われるのは、フォードっていう人が車を作ってたくさんの人に売り始めましたと。
かおり
はい。
よしやす
で、そのときにフォードは、自分が車を作って売るときに、
お客さんに何が欲しいかを聞いて、これを作ったわけじゃないっていう話をしたんです。
何が言ったかというと、車がこの世の中にない、または自分の生活とかけ離れたところにしかないって思ってる人は、
どんな風に移動したいですかって言われたら、もっと速い馬車が欲しいとか言うわけですよ。
誰も車なんて。
かおり
走るとかね。
よしやす
そうそうそうそう。
かおり
自分が少なくとも、現時点で知っているものを選ぶのね。
知らないものは当然だけど、選ばない、選べない。
よしやす
そう。なので、まず自分の欲しいもの、課題意識がない。
かおり
お、そこまで飛ぶ。
よしやす
もう一つが、自分が何が可能なのか、どんなものが実現できるかを知らない。
から、そんな車なんていうもので自分で運転できることができるなんて知らなかったって。
けど、出てみたら欲しくなっちゃったっていうものがあるわけね。
それは、事前に人に聞いてもわからない。
つまり何が言いたいかっていうと、顧客調査で欲しいものを調べるには、
顧客に聞いてもわからないことが往々にしてある。
かおり
じゃあどうするんですか。
よしやす
そこで出てくるのが行動観察なんですよ。
つまり、何が欲しいですかって聞かれても答えられないけど、
行動を見ていると、これって使いにくいような感じがするぞっていうのが見えたりするわけ。
洗濯物を洗濯機から取り出すときにみたいな。
実は、結構腰を曲げて、奥の方に手をつくのが大変そうに見えたりするじゃないですか。
実際大変だけど、それって仕方ないってみんな思ってるよね。
かおり
だからいちいち、なんでこれは大変なんだよって思う人もいるだろうけど、
流しちゃってるというか、そういうものだからっていう、
よしやす
何の感情の起伏もないものに対して、うむむと。
だから、例えば水道が整備されていない途上国に行くと、
行動観察の基本
かおり
家の水はどこかの井戸から汲んで持ってこなきゃいけないわけじゃないですか。
よしやす
これ当たり前にしてるんだけど、
なんで水道とかあれは便利なのに、大変だと思いませんかって言ったときに、
だって水道がなくて、桶があるんだから、水飲むには汲んでこなきゃいけないでしょっていう話は、
外から見ればわかるけど、本人に聞いても、水道が欲しいですとは言わないわけ。
でも、話を聞いて、または観察していって、
どのくらいこのお仕事に時間をかけてますかっていう話とかを聞いていったり、
実際観察っていうのをすると、それが見えてくるっていうのがあって、
行動観察調査っていう、ビジネスセスモグラフィーっていうのは、
そういう本人もわからないけれども、実は欲しいもの、
実は課題に感じてることを見つけ出すっていうところで使われるんです。
かおり
うん。
よしやす
そうそうそう。
で、実は、そんなの見りゃわかるから簡単じゃないかっておっしゃるかもしれませんけど、
カルチャーが違う人のやつは結構見つかりやすいのよ。
さっきの水汲みしてる人に対して、
私たちは水汲みをしていたところから、水道で楽に体験をしてるから見つけるのは簡単なのね。
うん。
なんだけれども、自分と同じような生活をしている人と話をすると、
その面倒くささは見つからない。
自分の中でも当たり前だと思っちゃうから。
あとは、自分の暮らしてる社会の中でちょっととっぴなことを言うような人は、
あいつは変わってるからって言って、常識はずれだと思って無視してしまうところがあって、
何が言いたいかというと、実は観察をするっていうのも大変なのよっていう話で、
潜入感があると課題が見えない。
でも、潜入感を全くゼロにすると何も見えないっていうジレンマがありまして、
要は気づくってすごい大変なのよ。
テレビのリモコンを操作しているところを横から見るとしましょう。
はい。
かおり
で、テレビのリモコンでチャンネル変えます。
よしやす
はい。
1とか押したり、2とか押したりしますよね。
で、それを例えば観察していると、本人は意識してなくても、1って押した後、指が2に出たりする時があるわけ。
押してないけど。
で、本人は自分の中で明示的には意識してないけど、次のチャンネルに変える気満々なわけですよ。
つまり、今、チャンネル1に変えたけど、つまんなかったら2に変えてやるぞっていうのがやる気満々なわけね。
よしやす
そういうのに気がつくっていうのが大事で、で、それだけだとつまんないことなんですけど、
それを観察をした後、行動についてお話を聞いたりすると、実はこんな価値があったんだっていうのが見つけられたりする。
例えば、なんでチャンネル変えたのにすぐ変えたくなるんですかって話を聞くと、
チャンネル変えたけどつまんないかもしんないじゃんって、まあ言うよねみんなね。
要は辻褄合わせ的に言うけど、本当にあなたがしたいことって何ですかっていう話を少しずつ紐解いていくと、
裏番組で面白いのがあったとしたらそれを見逃すのが悔しいっていう人と、
あとはテレビをつけた時に、なんていうのかな、CMとかは絶対見たくないからCMになったら変えるんだっていうので、
CMを長く見ていたくないから、違うチャンネルのボタンに手をかけてるんだっていうのが観察と小さいインタビューというかから出てきたりするっていうのがあって、
そういうの積み重ねていくと、どんなサービスがいいのか。
例えば、チャンネルを切り替えるのを明日話題になるような番組を見逃したくない、
要は世の中でみんな何を見ているかと同じものが見たいっていう人がいたとしたら、
チャンネルパチパチ変えるっていうのは少し無駄なわけじゃないですか。
何がいいかっていうと、チャンネル変えても何をみんなが見ているかわかんないでしょ。
で、そういったテレビを見る行動を見ていると、
Twitterで今一番つぶやかれている、トレンドに乗っているテレビ番組は明日職場で、明日学校で話題になるかもしれないっていうような情報がもしかしたらその人に一番合ってるのかもしれない。
ライブで見るんじゃなくて、1時間後、さっき一番見られた番組はどれかっていうのはどっかの情報にあるかもしれないから、それを後置いてみるっていうのもいいかもしれないし、
あと人によっては、みんながつぶやいているのと同じ番組を見たいから、ライブでつぶやきたいっていう人はそんな情報とつなげなきゃいけないとかっていう話で、
ただ単にパチパチチャンネルを変えるっていうのにもいろんな価値があって、どう自分は行動したいかっていうのを本人が、
後で聞いてもわかんないけど、いざやってる時に、ちょっと変わった行動してるなっていうのを発見して、それをメモって、その時の心理状況を聞いたり、達成したいことを聞いたりするっていうのの組み合わせで、
その人がなぜそんな行動をとるか、またその裏にはどんな価値があるかっていうのが見出せるっていうのが行動観察っていう手法なんですね。
人の行動の観察
よしやす
仕事でこんなことをやっていると、普段からめんどくさい、あんまり気にしなくてもいいことが気になったりして嫌なんですけど、
なんでこの人はこんな行動をとってるんだろうっていうのをついつい考えちゃったりしてね。
で、いろんな人の行動をそうやってみると、面白いこともあって、本当の価値ってなかなか難しいなと思っていて、カメラあるじゃないですか。
かおり
はい。
よしやす
で、今はスマホにカメラ機能が入っているけど、写真を撮る価値って何なんだろうっていうのとか、みんな意識しないで写真パチパチ撮るじゃないですか。
かおり
うん。
よしやす
で、思い出を残そうっていうのはわかりやすいけど、そうじゃない写真もいくつかあって、写真ごとに価値が違ったりする。
例えば、初めて降りたバス停でバス停の時刻表の写真を撮っておくのは、情報で自分が帰りに乗るバス停の時刻がわかるように撮っておくっていうための写真かもしれないし、情報の記録だよね。
で、写真を作品として残して、誰かに見てもらって、あ、いい写真だねって言ってもらえるのが嬉しいっていう人もいるよね。
かおり
うん。
よしやす
で、高校生ぐらいの若者が友達と写真を撮るって何ででしょうって考えると、若い時の記録?それともかっこよく撮れたのの自慢?とか考えると、実は友情の確認なんじゃないかとか思っていて、
一緒に写真を撮るぐらい仲がいいっていう関係性を証明するものが、写真を撮るっていう行為なのかもしれない。
若い人たちの写真は実は、友情の確認のための写真なんじゃないか。私はこの人と一緒に写真を撮るような関係性を確認するために、一緒に写真に写る。
かおり
それ、なんか前もよく聞いたね。
よしやす
うん、前も話したかもしれない。
で、そういったものを、
かおり
プリクラとか?
よしやす
そうそう、プリクラもそういう面があって、
かおり
初めのうちは記録的なものだったけど、そのうち、なんかそういうふうになったっていうようなのを、吉田さんからプリクラ団議をされた気がする。
よしやす
うん、言ったかもしれない。そんな感じですね。
観察っていうと、なんとなくね、対象物が植物とか、そういったまた科学のものみたいな感じもあるけど、私がお仕事でやってる観察は実は行動の観察で、
行動の観察をすれば新しいアイデアが生まれるかっていう話が次に待ってるんですけど、そんなことはないわけですよ。
かおり
あと、なんだろう、特に人、でも人にも限らないんだろうけど、観察を、だから客観的に見ようとしても、結構その見方によって得られる情報が変わってくるじゃないですか。
よしやす
そうです。
特にあのね、極端に言っちゃえば、植物を見ました、花を見ましたって言ったって、そこから花びらが5枚なのは何でだろうと思う人もいれば、この色の黄色い花の黄色はなぜだろうと思う人もいるだろうし、というふうになるけど、それ以上に人の場合。
そうそう、植物を分類するのでさえ、葉っぱにギザギザがありますかとか、いっぺんに2枚ずつ出てますか、それとも交互に葉っぱが出てますか、茎の高さはどのくらいですか、花は大きさはどのくらいで何枚花びらがあって、花びらと花びらがくっついてる、離れてる、みたいな話を観察して記録していかないと、他のものと区別がつかないっていうのよりも、
面倒くさく人の行動はメモるのが大変で。
かおり
ですよね、だからそれを、例えば動画を記録するならまだそれでもいいんですけど、そうではなくて、自分の言葉で置き換えるとなると、見てる人の視観とまでは違和感ないけど、その人の見方がすごく色濃く反映されるし、
よしやす
そこから、結局何のための観察っていうと、次にステップがあるわけじゃないですか、それは、例えば商品開発だったり、人の誘導だったりっていうところに、うまくつながる観察の仕方と、つながらない観察の仕方と、つながっても人によって変わっちゃう、見方がっていうのがあるから、難しそう。
ビジネスエスノグラフィー
よしやす
そもそもの民族史学、エスノグラフィーは、文化、カルチャー、人々の価値観の違いを明確にするっていうのが目的なわけ。だから何々国の何々村の住民は、こんな感じで挨拶をして、我々にとっても挨拶に見えるけどっていうのとかがあって、そこの違いを記録していくのがエスノグラフィー。
かおり
よく最近は見たのが、どことこは長寿の人が多いと、この何とか村は。で、ここの村ではこういったものがたくさん食べられてるとか、そういうのをよく見た人はあるけど。
よしやす
それはね、行動観察じゃなくても、食べ物だけでもいいかもしれないけど、生活習慣まで見るには行動観察しなきゃいけないんだよね。
で、一方でビジネスエスノグラフィーっていうのは、自分たちの会社が作れるもののヒントを見なきゃいけないっていうのが観察のポイントなので、そうすると何をしなきゃいけないかっていうと、視点を持つっていうのをやらなきゃいけないわけ。
かおり
視点、力点、作用点?
よしやす
ビューポイントですね、視点ね。
かおり
おー、ビューポイント。
よしやす
例えば、スマホのアプリを作ってる人を作りたいって思っていて、自分たちの得意な分野が位置情報を利用した技術だとすると、人々は位置情報とどこで触れてるんだろうっていうのを観察したいわけ。
っていうのを観察するには、お家に訪問してもダメで、街中でキョロキョロしてる人とか、どこか住んでるところと違うところに出かけてる人がどういう行動をとってるかとかっていうところに対して、どんな行動をとっているかっていうのをメモったあと、それが位置情報と結びつくかどうかとかっていうのを確認しながらメモをするというか、記録をとっていくっていうことをやらなきゃいけない。
で、もうちょっと引くと、我々の新しい商品を今まで買ってくれなかった若い人に訴求していきたい。
または、男性がたくさん使ってるのを女性にも買ってほしい。
私たちが作ってるもののどこかを変更して何々をしたいみたいなときには、そこに関わる人や場所や行動をある程度ふるいにかけて、こんなところを見ましょうっていうのと、こんな視点で見ましょうっていうのを準備してみなきゃいけないっていうのが一つ難しいところで、そこが行動観察、調査を計画するっていうことになるんですよね。
かおり
そうすると誰を見ようとか。
いきなりやるんじゃなくて、なんとなく方向性を決めるというか、こういう目的があるからこういうことに注視してくださいみたいな。
よしやす
そうなんです。
かおり
一人でやるにしても。
よしやす
だいたい複数人でやらないとダメなんですけど。
かおり
分かった、複数人。
よしやす
ビューポイントを決めて、ビューポイントは共有するんだけど、先入観を持たないでみましょうとかってやらなきゃいけない。
そういうのをやって、いろんな現象が見つかるじゃないですか。
で、こんなことがありましたよっていうのと、この人はこんな思考でこの行動をとっているに違いないっていう話と、その裏にはこんな課題やこんな価値観があるっていうふうにするっていうのに、分析とか考察とか洞察っていうのが必要で。
さっきのね、例えば高校生が友達とよく写真を撮っているよっていうのを見ただけだと、友情の確認のためかわかんないじゃないですか。
なんだけど、いくつかのシーンを見ると、後から見返すでもなく、撮ったときに満足感があるように見えるみたいな、ってことは、これは記録ではなさそうだと。
で、話を具体的に聞くと、これっていつ見るのって言ったときに、その子ともう一回一緒になったときに見るとか、っていうような話をしていくと、これは記録では、ボケが始まって、あなたとこの前いつ会いましたっけねっていうのを思い出すんじゃなくて。
かおり
おー、ちょっと待ってね、ここに写真があるわ。
よしやす
そうそうそうそう。っていうのじゃなくて。
かおり
この前にね、あら写真なんか撮ったかしらになるけどね。
よしやす
とか、写真なんか撮ったのかしらまで、いければまだいい。
かおり
お?
よしやす
ね、どなたでしたっけねって。
かおり
あなた誰?
そうそうそうそう。
はい。
行動観察の重要性
よしやす
っていうようなところを観察して、ちょっと聞いてみて、体験をして、体験を見て、もしかしたら自分たちと同じような体験をして、みたいなことをやって、課題を確認していくっていうのをやって、
次の間に結びつけるには、それを直接解決するとつまんないんですよ、実は。
何が言いたいかというと、馬車ばっかりの時代に、あなた何が欲しいですかって言ったら、もっともっと早い馬車が欲しいって言った時に、じゃあ南東建ての馬車を作りましょうって言うのだと、車は生まれないでしょ?
かおり
生まれないね。
よしやす
その時に。
かおり
力強い馬が生まれそうだね。
よしやす
その時に、自分で御車を頼まずに好きなところに行けるっていうことがしたいっていう欲求があったり、もしかしたら自分でハンドルを握って運転するってことが楽しいみたいな話をどこかから引っ張り出してこないと、自動車の魅力って新しいものが作りにくいわけ。
だからそこには仮説もあるけれども、人々はこんなところに課題を感じていて、こんな価値を提供されると喜ぶんじゃないかっていうふうにいっぺんね、ギューって絞ってエキスにして、そこから発想を広げるってやらないと、ただ単に使いにくいところを直しましたみたいになっちゃうわけ。
そこがね、新しいものを。
かおり
改良になっちゃうわけね、その。
よしやす
そうそうそうそう。イノベーションになるわけ。
かおり
新しいものは?
よしやす
イノベーションっていって、革新的サービスまたは商品の提供だったりするんですけど、そういうのにならないんですよ。
実は私、講習というか、講義というか、そういうのを受けたこともありまして。
かおり
イノベーションとはってこと?
よしやす
イノベーションを作るためのワークショップっていうので、すごい大変だったんですよ。
かおり
ゼロからっていうか、ゼロから生み出すわけ。新しいところを作る。ゼロからじゃないにしても、人々が。
よしやす
どっかの大学でやってる講座で、毎週水曜日の夜2時間ぐらい行って、講義受けた後グループワークして、みたいなやつを10週間やるんですけど。
かおり
10週間!?2ヶ月半?
よしやす
で、その途中にターゲットの人にインタビューしてきなさいとかっていうのがあって、家事のイノベーションするみたいな、要は。
かおり
家事?家の家事ね。
よしやす
家の家事ね。で、ちょっと変わった家事をやってる人に聞きに行きなさいみたいなやつで。
かおり
変わった家事って何、そもそも。
よしやす
だから、例えば、お坊さんがお寺を掃除するところにお話を聞きに行く人がいたり、
私のチームはキャンピングカーで旅行をするっていう家族のとこにお話を聞きに行ったわけ。
そうすると、すごい究極の環境での家事が出てくるじゃないですか。
かおり
狭いとか、もう物が限られてるとか。
よしやす
そうそうそう。水が少ないとかね。
そんな中で、家事の本質は何かみたいな話とかを見つけるヒントを得て、それをまとめてみたいなことをやったんですけど。
かおり
で、何か新しい商品開発への手がかりはつかめたんですか?
よしやす
またそれが、だから何ていうの、講義の一環だから、アイデア出しても、はい、よくできましたって先生に言われて終わっちゃうっていうね。
かおり
なるほど。
よしやす
で、なので、ちょっともう一回頭から言うと、自分たちが何か開発したいって言ったときに、
アイデアを先行させるだけではなくて、人々の観察をしましょうっていうのが一個ポイントで。
で、観察で見つけたことをそのまま改良するんではなくて、その裏にある人々の価値を見つけ出すっていうのが行動観察と分析っていうふうになって。
そこから新しいアイデアを作っていくと、お店になるまたは何かのサービスが、
あ、これって自分では思いつかなかったけど、私が欲しかったものはこれなのよって言って買ってくれるっていうものが初めてできるっていうことなんですよね。
かおり
うん、なるほど、そうか、まあそうね、知らない人にしてみればそこにあるものは、そんなものが存在するというか、知らなかったけど、目の前に現れることに時に、
よしやす
あ、これこれそうそうっていうふうになるわけね。
そう、スマートフォンなんて出たときには、みんなメール送るのにボタンがなくてポチポチできないやつなんて、メール送るのが不便だから使うわけないじゃんってみんな言ったわけ、二つ折りにもならないし、
とか、あんな板みたいなでかいものを耳に当てて電話するとかってカッコ悪いとかって言ってたけど、
よしやす
カッコ悪い。
ね、で、カッコ悪いのはどうなったかっていうと、別にみんなヘッドセットで持たずに話しゃいいんじゃねえのとか、
あと、耳に当てるのが不自然だから、なんかスピーカーフォンにして、顔の前にこう、なんていうの、かざしてしゃべってる人もいるよね、スマホを。
かおり
へえ。
そうそうそうそう。あれを多分行動観察すると、それは本当に話しやすいのとか思っちゃうんだけど。
あー、なるほど、なんかの癖というか、なんとなく、あーうんうん。
あ、なんか、違う違う違う、あのね、なんか水平に持って話してる人はいるなと思ったのね。
よしやす
いるでしょ。
かおり
そう、だけどあれはスピーカーがそこにあるんだよ。あ、違う、マイクがそこにあるんだよ。
よしやす
マイクがそこにあって、みなさんは口の近くにマイクがないと声がうまく向こうに届かないんじゃないかって思ってるからそうなっちゃうんだよね。
で、マイクを重視して、スピーカーは耳につけないと見えないんだけど、スピーカーフォンってやると、えーと、音もそっから出てくるから、周りに音が聞こえながら、水平にスマホを持って口の前でしゃべってる人がいたりするわけ。
かおり
そうそうそうそう、それよく見る。
よしやす
そう、で、行動観察は、そういうのを見たときに、変な人がいるな、じゃなくて、なぜあの人はああやってるんだろう。最初どうやってやったのか、どうしてあのしゃべり方、電話のかけ方になったんだろう。
で、その裏には、実はマイクが口の近くに置かなきゃ聞こえにくい、相手に聞こえにくいっていう先入観があの人にあるからじゃないかとかっていうふうに考えていく中で、人がどうしてその行動をとっているかっていうのの仮説が出てくるっていうのが行動観察なんです。
で、すごい難しいこともあって、10代女子、女子高生ぐらいの人が、どんなデザインが好きかみたいなものを調べましょうとかっていうのをやったことがあったんだけど、すごい大変だったんです。
行動観察の方法
よしやす
なんでかっていうと、実は大半の人が流行ってるものが好きって言ったり、クラスのファッションリーダーみたいな子がいて、その子がやってるの真似するとかって話になると、新しいもの作ってもさ、わかんないわけじゃん。
その人たちに聞いてもわかんないから、誰に聞こうかっていうので、クラスのファッションリーダーに聞こうっていう話になったわけ。
でも、クラスのファッションリーダーにインタビューに来てもらうのがすごい大変なわけですよ、とかっていう苦労もあったりしました。
そう。で、そういうのをやっていると、あとね、使いにくいか使いやすいかみたいな評価もすることがあって、そういうのをやってると、誰かがどこかでちょっとした困りごとがあるときに、
あ、あれが使いにくくて、あそこで困ってるんだ、これを助けてあげればいいのになっていうのに気がついたりして。
かおり
気のつく男になったわけね。
よしやす
そう、気がつく人になる一方で、面倒くさいこともあったりする。
かおり
そこに自分が結局突っ込んじゃうわけね、手を出してしまう。どうしても気になって手を出してしまう。
よしやす
手を出してしまうなのかと、いちいち気になるのもやだなって思っていて。
そうすると商品が使いやすい、使いにくいとかが気になってくると、エレベーターに乗ると、このエレベーターのメーカーのこのボタンは低すぎるなとか。
かおり
でもエレベーターのボタン、吉田さん好きじゃないですか。
よしやす
エレベーターのボタン、ついつい写真撮っちゃうんですよね。
かおり
ねえ。
よしやす
あ、この開けるようなボタンが大きくなってるぞとか。
かおり
もう、そういう行動観察的なところから趣味に変わったってこと?
よしやす
うーん、というか、エレベーターのボタンってみんな同じようなんだけど、たまにこう違うのがあったりとか、新しくなってたりして、そうそう。
かおり
そこに萌え、萌え、萌える。
よしやす
まあ気になっちゃう感じかな。
あの、10年以上前ぐらいからですけど、あるメーカーは開けるのボタンの方が大きくなってたりとか、
あと開ける閉めるが開閉の漢字から開ける閉めるって開かないようになってたりとか。
かおり
そうね、開閉はちょっとね、ぱっと見わかりづらいものね。
よしやす
そうそうそうそう。
で、急いで使わなきゃいけないのは開けるの方が多いわけじゃない。
うーん。
閉めるは、閉めるボタンを探すのがあるけど、開けるのやつは誰かが挟まれそうとか、「すいません、乗せてください。」って時に、探す間もなく押したいわけじゃん。
かおり
うんうんうんうん。
行動観察の活用例
よしやす
もちろんね、誰かから逃げていて、10歩もたった奴らに追いかけられてる時に閉める閉めるってあるかもしれないけど、それは日常少ないんで。
かおり
少ない、そうね。
よしやす
開けると閉めるの、表現だとか大きさが違うとかが気になったりとか、
あと、すごい階が多いエレベーターのボタンの並びが横並びで立てないベンツがあったりとか、いろいろあるんですよ。
かおり
なんかね、私マンションに住んでるんですよ。
よしやす
はい。
かおり
で、エレベーターが2個あるのね。
よしやす
うん。
かおり
で、1畳ぐらいのちっちゃいエレベーターと、2、3畳ぐらいある大きいエレベーターがあるのね。
よしやす
あー、荷物もオッケーみたいなやつね。
かおり
そうそうそうそう。
で、大きいエレベーターは入って、扉のすぐ左側っていうのかな。
扉の右側っていうのかな。
とりあえずすぐに1個ボタンがわっとあるのね。
で、まあいいでしょうって。
大きい3畳ぐらいのエレベーターね。
1畳ぐらいのちっこいエレベーターは、同じような扉のすぐ横のところに1個ボタンの群があるわけですよ。
で、そこの1畳ぐらいだから、要は幅は1メートルぐらいしかないわけよね。
だけど、その1メートルの幅の横にも横並びのボタンの列があるんですよ。
よしやす
あ、ありますね。
かおり
反対側にもあるわけですよ。
よしやす
ありますね。
かおり
その1畳に3つのボタンセットがあるわけですよ。
よしやす
はいはい、そう思います。
かおり
3畳には1個しかないんです。
よしやす
うん。
かおり
なんで?
よしやす
えーとね、1畳の方は、ちっちゃい方は車椅子対応だからですね。
かおり
へー、へー。
よしやす
だから1階で、普通のやつは車椅子用で下にもボタンがあると思っていて、
下のやつを押すと並んでいても車椅子対応のやつしか来ない。
かおり
もう一回言って、もう一回言って。
よしやす
えーと、車椅子用の呼び出しボタンと、そうじゃない呼び出しボタンが上と下、または1階だと上だけで2種類あったりして、
で、車椅子対応のやつを、あるやつは横に2つ並んでいたときに車椅子対応のやつを押すと車椅子対応のカゴがやってくる。
かおり
へー。
よしやす
で、多くの場合、車椅子用の横のボタンを押すと、ある階に着いたときにドアが開く前に、しっかり止まってからドアが開くんだけど、そうじゃないときにはドアが開くのと、止まるのが同時に行われる。
かおり
はー、はー、はー。
よしやす
だから横のボタンだけたくさん押すと、止まって、ちょっと待ってから開いてっていう、いくつかの動作に時間がかかるようになってる。
かおり
ほんと。
よしやす
それは自分でも、あ、なんかあくまで遅いなって思って、なんでだろうなって思ったら、あ、車椅子用のボタンを押すとしっかりフロアの高さが揃ってからじゃないとドアが開かないようになってるんだって。
それは感覚で気がついて、なるほどなるほどって思ったんですけど。
かおり
へー。
よしやす
そう。
いろいろ工夫があるんです。
世の中のものは、工業製品はだいたい誰かが何かの工夫をしてあるので、そこに何かがあるには理由がある。
だから、なくなくそこにあるっていうのもあるんですけど、仕方なくね。
かおり
でも1メートルの幅の前と後ろに両方あるのもちょっとありすぎじゃない?
車椅子乗ったって両方せるよ。
よしやす
あ、でも、片方の手が不自由な人もいるかもしれない。
かおり
うおー。
よしやす
で、中でぐるって回れないときには、後ろを振り向けないから、上を向くと出口が見えるっていう鏡がついたりすることも多い。
かおり
うーん。
うん。
よしやす
というように、いろんな工夫があって、それをさっき言った、視点があれば見つかるけれども、潜入感があると見つからないっていうのはそういうとこなんですよね。
かおり
私の目は曇ってましたね。
よしやす
そう、自分の高さは。
かおり
ちょっとあの、眼鏡だからさ、よく曇るんですよ。
えー、なんか。
これからまた梅雨の季節になるとね。
そうなんだ。
大変なんですよ。はい。
行動観察についての話
よしやす
次の収録のときには、布団の中で半分、腰まで布団がかかっていて、眼鏡外して収録してるんじゃないかと思ってたんですけど。
かおり
ちゃんとテーブルの前の椅子に座ってますよ。
よしやす
眼鏡もかけてますか?
かおり
眼鏡は外してます。
よしやす
あ、そうですか。
はい。
ということで、今日は行動観察の話をしてきました。
科学系ポッドキャストね。他にも毎月10日ぐらいには、共通テーマで話してるのが結構あったりします。
今月、2023年の6月は、科学系ポッドキャストで、いろんな番組が観察というテーマで番組をやってると思うので、ぜひ聞いてみてください。
聞いてみてください。
かおり
はい。
あなたは何を観察したいですか?
よしやす
とか、何が観察できると役に立つと思いますか?
かおり
役に立たなくてもいいんじゃない?
よしやす
いいんじゃないですかね。雲の形でも全然構わないですし、道端の何かもあるかもしれません。
はい。
ということで、この辺にしたいと思います。
番組やメディアの紹介
よしやす
この番組、損ない理科の時間では、皆さまからのメッセージをお待ちしております。
メールで送っていただくには、
rika.jp
また、この番組は、損ないポルジェクトというグループで配信している番組の一つです。
損ない.com
s-o-n-a-i.comのウェブサイトから、
この番組の他にも、
損なこと内緒、損ない雑貨店などの番組を配信しております。
また、過去に配信していた番組も、
ウェブサイトの方に行けば見られるようになってますので、
そちらにも遊びに来てください。
あとですね、皆さんが使ってらっしゃるポッドキャストアプリ、またオーディオブックなどで、
損ないポルジェクト、または損ないなどで検索すると、
いろんな番組が見つかると思うので、そちらも聞いてみてください。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
あとですね、損ないポルジェクトのメンバーは、
ラジオトークやスタンドFMなどでも配信をしておりますので、
そちらもよろしければどうぞっていうのと、
私はたまに科学Tシャツ売ってるので、
今後は忘れずに番組で告知します。
かおり
告知忘れたとしてもいるかもしれません。
声をかけると何かもらえるかもしれません。
よしやす
ちなみにブランド名はDreaming is Freeっていうので、
科学Tシャツで、ちょっと20世紀タイプのウェブサイトがあるので、
かおり
ホームページビルダーで作ったふうの?
よしやす
それもそうなんですけど、気に入ったTシャツがあったときには、
担当者へ連絡するフォームがあるだけっていうね。
つまり、そこで。
買えるわけじゃないってこと?
そこでクレジットカードで買えるわけじゃなくて、
デザインフェスタで見たJKフリップフロップのTシャツのLサイズはありますかって聞いて、
あります。住所教えてくださいって言って、
お金振り込んでもらうと、それが届くっていうね。
かおり
とても先進的なシステムですね。
よしやす
前時代的な感じの、ハートフルな、手作業が多い感じのものになっておりますので、
気になったら調べてみてください。
かおり
できれば現地で買っていただくのが。
よしやす
そうなんです。デザインフェスタは毎回多分出展してると思うので、
6月にね、去年は出展した名古屋クリエイターズマーケットっていうのが、
ポートメッセ名古屋っていうところで開催されるんですが、
そこに出展するかは決まっていません。
というのは、一時募集のときに線に漏れまして、キャンセル待ちの状態です。
なんと。
かおり
はい。
やっぱ人気というか、みんな絶対。
よしやす
その話もあるんですけど、
じゃあその話はおまけで。
はい。
ということで、そんなエリカの時間515回、こんなふうにしたいと思います。
お送りいたしましたのは、ヨシアスと、
かおり
カオリでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
かおり
ごきげんよう。