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よしやす
理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B、第511回。
かおり
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、ヨシアスと、 カオリです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
今日、マサトさんはお休みです。 お休みです。なんかね、いろいろ私事で忙しいらしいです。 そうなんですよ、私事で忙しいらしいんですよ。
よしやす
私事ですけど。 遊びに行かなきゃいけないとか、いろいろあるらしいので。 私事ですけど。
今日はですね。 私も何かやりたいな。 今日の話題は、
かおり
去年の3月ぐらいにも話したかもしれないですけど、 廊下とかね。 あー、走っちゃいけないところだよね。
よしやす
違います。 死なない! 生物はなぜ死ぬのかの方の廊下です。
っていうのを話してみようと思います。 メールをもらってまして、4月16日。
ひでせりさんから、細胞の再生についての質問です。 人の体の細胞は一定サイクルで神経が入れ替わると聞きます。
人の肌の細胞は28日周期で入れ替わるのだそうです。 しかし老人の肌はシワだらけでカサカサのままです。
細胞が再生する際に、わざわざ廊下した細胞を生み出すのでしょうか。 どうせ再生するならツーツーで潤って水を弾くような細胞に再生すればいいのにと思います。
かおり
どういう仕掛けでしょうかといただきました。 ありがとうございます。 ありがとうございます。
それはまあそうなんですけどね。 そりゃまあそうですか。終わり? これメールは終わりなんですけど。
よしやす
で、お肌はどうなっているかというと、皆さんなんとなくご存知の通り、角質っていうところに、
奥さんとの角質。 角質の角は角ね。角質ですけどね。
その角質っていうのがお肌の細胞として作られて、一番多いからか、俗に言う赤として剥がれていくやつが剥がれても新しいものが作られるので、
いつでも赤が出ても皮膚が再生しているという風になっています。
じゃあ皮膚の細胞の老化って何なのよと、つまり同じ細胞が再生しているんだったら、お肌の調子って変わらないはずなのに、
なんで皮膚が老化するんでしょうねっていう話なんですけど、 角質層は古くなると赤として剥がれます。それはいいですよね。
常に新しい角質層と置き換わっている。これもいいですよね。 ただ、
落としをめすと、既定細胞って言って、その角質の下にある角質細胞を作るところの増殖性が低下をします。
03:09
よしやす
つまり新しい細胞が、お肌の細胞ができにくくなるっていうのが一つ。
それと、代謝というかもあまり良くなくなっていくようで、
表皮全体が薄くなっていくんだけど、角質層は厚くなって、角質層が再生する期間が長くなるっていう話と、
かおり
表面に赤がたまっちゃって、いわゆるみずみずしい皮膚が表に出にくくなるってこと?
よしやす
そうです。ゆっくりしか再生されないっていうのと、もう一つは水分を保持する能力というのを角化っていう細胞がね、
皮膚の細胞になるときに変化するんですって。皮膚の内側にあるところから外側に出てくるときに角化っていうのがあるみたいですけど、
その機能が低下するっていう話や、あとは体全体の代謝が悪くなって栄養が先まで送られないっていうのの組み合わせで、
お肌がツルツルなところからやや疲れたような感じ、カサカサ、シワシワになっていくっていうのが内的要因としてのお肌の加齢。
かおり
じゃあ、基底細胞で作られた細胞だけを見てみれば、加齢にはなっていないわけね?
よしやす
ただそれがいわゆる表面的っていうのかな?皮膚全体として見ると、新しい細胞自体もお疲れなやつになってしまっていて、
かおり
え?なんで?疲れるの?頑張ろうよ!
よしやす
ある程度広い範囲で少しいじめてあげると、ガバッと上が剥がれて、もう一回やり直しっていうのがあって、ツルツルなところが発生したりもします。
皮膚科でしっかりやってもらうピーリングっていうの。皮膚の一番上の層を薬剤で溶かすみたいなものとかっていうのをやって、やや厚めに皮膚をいじめてっていうのをやると、ある程度ツルツルなお肌が出てくるっていうのがあります。
あとは表皮のシミみたいなものが剥がれて、その下から新しい皮膚がちゃんと再生する。やりすぎると、火傷のケロイドみたいになっちゃうんですけど。
かおり
やったことある?
よしやす
私はないです。
かおり
やってみたい?
よしやす
シミは気になるお年頃になってきたんですけどね。
ふーん。
06:00
よしやす
でもとりあえずいいかなって思っていて。
あともう一つ、それが内的には力がなくなってくる感じなんですけど、一方で外的要因、紫外線とかをたくさん浴びて細胞が変質してしまって、要は元々の細胞がうまく分裂できなかったり、
あとはよくあるお肌の中には紫外線が当たるとメラニンっていうのを作って、紫外線から体を守るっていうのが元々ある。日焼けをするとか。
かおり
いわゆる日焼けね。
よしやす
元々細胞にはメラニンを作るっていう機能があったりして、紫外線の刺激でそれが作られるようになるわけだから、オンオフがしやすくなってるのね。
メラニンを作るぞっていうのが。
そういうのがたくさん紫外線浴びすぎると、暴走してですね。メラニンを多めに作ってやめないっていうのとか。
かおり
何それ。
よしやす
それがシミ的なものになるんですけど。
かおり
迷惑な。
よしやす
深いところのシミはさっきのピーリングみたいなものだとなかなか治らなくて、表にある日焼けしたところがなかなか取れないみたいなやつはうまく再生力を上げるとかっていうのでできたりして、
ニキビ跡は取れないけどシミは取れて、そばかすは取れなくてみたいないくつかのパターンがあるみたいです。
深さによってのシミの種類とかによって。
ということで、お肌の話もあるんですけれども、老化ってしなきゃいけないの?っていうところを。
かおり
そうよね、別にしなくたっていいよね。
よしやす
そう、本編で話していこうと思っています。
かおり
誰に言えばいいのかわからない。誰に言えばいいのか。
よしやす
誰に言えばいいかがわかったら教えてください。
かおり
はい、言いたい感じ?
よしやす
いや、聞いてみたい感じはありますけどね。
ということで、本編の方では老化の話をしようと思っています。
かおり
はい、そこ走らない。
よしやす
昨年に引き続いて、高断者現代心象小林武彦さん、生物はなぜ死ぬのかという本がありまして、本体900円。
かおり
本体900円っていうこと?
よしやす
本なので本体900円で税金がかかって990円じゃないですか。
かおり
税金がかかるっていう意味ね。
なるほどね、そうか。
09:02
よしやす
本は在庫してる期間が長いんで、税率が変わると面倒なので本体に価格の表示になってたりすることもあります。
かおり
そうね、一時は完全税込みになったけど、それがまたどうたらこうたらでっていう風になってたね。
よしやす
さて、なんで動物は死ななきゃいけないのかって話。
かおり
そうだよね、なんで?別にいいじゃん。
でも、死なないといっぱいになっちゃう感じかな?
よしやす
まずですね、昔々の生物はあまり老化もしないし、寿命もないのよ。
かおり
何それ?え?でも死んじゃって今いなくない?
よしやす
だから他の生物に食べられたり、あとは自然災害で死んでしまったりっていうのがあって、植物も品種にもよりますけれども、
草じゃなくて木は季節に関係なく1年中じわじわ育って枯れない限りずっと大きくなり続けてたりして、杉の木は何千年とかっていう話もあるじゃないですか。
かおり
あ、そっか。あれは寿命が来てないんじゃなくて、そもそも寿命がないって言い方もあれだけどないわけ。
環境さえ整っていればいつまででも大きくなれる。
よしやす
そう、だから細菌、菌ね、単細胞みたいなものは分裂というかがうまくいかなければそのまま死んじゃうけど、うまくいったやつは同じものがコピーで作られてっていうのが繰り返されるので、老化をするわけではない。
かおり
老化はしていない、コピー。
よしやす
そこからだんだん生物が進化というか複雑になってきて、我々は今寿命があって放っておいても死んじゃいますよね。
なんですけど、昔々生存競争が厳しい時代の動物っていうのは、死ぬことがプログラムされているかどうかにかかわらず、他の動物に食べられて死んじゃったり、厳しい環境の中で外適要因で死んでしまうっていうのがたくさんあるわけ。
よく魚がたくさん卵を産むじゃないですか。でもオスメス一組から卵がたくさん産まれて稚魚になりますと。
それが最終的に一組分オスメス一匹ずつが残れば数は変わらないわけよ、世代ごとに。
12:00
よしやす
分かります?お父さんお母さん世代が。
かおり
増えもしないし減りもしないってことね。
結局何だっけ、なんとか出生率ってことね。
生涯種?
よしやす
出生率はすごいあるわけですよ。何万個って卵を産むわけ。
かおり
ほらほら、1、2を切ると二人口は減るって言うじゃん。
よしやす
そうだから哺乳動物は特に人間は生まれて寿命が来るまで生きる人が多いんであれですけど魚みたいなものは稚魚の時にたくさん食われちゃうわけ。
または自然環境にやられて死んでしまうわけ。
親の世代から生まれた子どもが親として2匹残れば数は変わらなくてそれが1.9いくつだったり1.8いくつだったりそれが2が3になったりしてっていうのが世代間で繰り返されると生物の量が増えたり減ったりっていうのが起こるっていう感じですよね。
魚、よく鮭とかが蘇生してきてってありますよね。
いくつかの生物は卵を産むと寿命というかそこで命尽きちゃうっていうタイプの生物もいます。
それは寿命っていう言い方もあるけれどもある意味次の世代が巣だったら親はいらないっていう。
これをもったいないって思うのか。
かおり
新陳代謝ってことか。
よしやす
そうそう。次の世代の多様性があることがまた次の世代を作るっていうことで言うと実は子育てをしない動物は子どもを産んだらまた卵を産んだらもう生きてなくても大丈夫なわけ。
かおり
ということは逆に言えば人間は人間とか哺乳全てかどうかわかんないけど生涯に何回か子どもを産むチャンスというか機会があるわけじゃないですか。
だけど鮭は生涯に1回しか子どもを産むチャンスがない。
卵ね。
卵を産むチャンスがないわけね。
1回が終わればもう役割というか次世代に命をつなぐっていう役割はもう果たしたと。
ただそこに余計な植物を食べられるぐらいならお前たちはもう終わりだと。
死地づけということになっちゃうわけね。
よしやす
それを誰かがプランしたって思うから残酷になるわけですよ。
そうではなくてその鮭はあるライフスタイルでどんどん子孫を残してきて成功したから今いるわけね。
15:01
よしやす
失敗してたら毒乳絶滅になってしまう。
絶滅しなかったっていうのは進化の過程でうまくやった、うまい戦略で対応できたっていうやつなので。
かおり
その戦略の一つがさっさと死ぬってことなの?
そうです。
そこも含めたものが戦略だったと。
よしやす
魚も群れになって大きくなるまで群れの中で生きるようなやつとか。
あとはタツノオトシゴみたいに卵をオスのお腹の中に入れてオスの中からチギョがピュピュって出てくるとか。
それが何回、一世代に対して複数回できたり、卵を産むと死んでしまったりっていうのがあって。
いくつか戦略がある中で一番ポイントだったのは次の世代を残してっていうのをやるのが動物が取ってきた戦略なわけ。
それも多細胞生物ね。
だから多細胞生物は細胞たくさんあるんだけど、結局は次の世代に子孫を残すっていうのが絶滅しないかの鍵で。
それができた生物が絶滅してなくて、それができなかった生物が絶滅してると。
ということはどういうことかっていうと、次の世代をサポートするのに邪魔な個体は死んじゃった方が効率がいいかもしれない。
餌を取り合うわけでしょ、ある意味。
一方で餌が豊富にあったり、実際にはそれで寿命が決まってんじゃなくて、草食動物だったら他の動物に食われちゃったりするわけですよ。
だから子孫を残して食われないようにするとか、群れになって食われないようにするっていう方法を頑張って進化をしているわけね。
よしやす
だから子供を産んで父をあげて大きくなるまで面倒を見て、大きくなっても群れでいることで、つまり世代が2世代3世代一緒にいることで、他の動物から食われないみたいな。
その中に多様性があって病気が流行ったり何かがあった時にも全滅しないとかっていうのがポイントで。
全滅しないためには常にバリエーションをしっかり持っておくっていうのが大事、多様性を持っておくっていうのが大事っていう風な戦略になっているわけね。
なので、死んじゃった方がいいっていう面もあるんだけど、ずっと長い期間多くの生物は死んじゃった方がいいっていうよりは頑張って次の世代を生きることに最適化して、
18:03
よしやす
次の世代を残せるようになった後のことはあまり構わないっていう進化の仕方をしてきたはずなんですよ。
例えば、生物によっては動物なのに食われちゃうまではずっと成長し続けるっていう種もいるよね。
なんだっけ、広角類とかは種類によっては死んじゃうのの原因は小さい頃は食べられちゃう。
大きくなると脱皮に失敗するっていうので死んじゃうっていう。
かおり
何脱皮に失敗って、うまく抜け殻から出れないってこと?
よしやす
そう、外骨格じゃないですか。
カニとかね。
だから、大きくなるには成長するには脱皮するしかないんですよ。
なので脱皮に失敗しなければ死なないんじゃないかっていうのもあるぐらいで。
確か脱皮に失敗するっていうのが大きいカニの最大の寿命を決めてるんじゃなかったっけな。
今、脱皮を何回かすると親カニになるんですけど、親カニになったら脱皮をしなくなる。
親カニになったら脱皮をしなくなる。
そうするともう最後っていうタイプと、ずっと脱皮をする。
で、脱皮に失敗すると死んじゃうっていう種類もいて、なかなか難しいらしいですよ。
人間にちょっと話を戻すと、また大きい哺乳類に話を戻すと、
哺乳類はつまり、一つの体は次の世代に効率よく子孫を残すっていうのに成功したから今も続いているっていう話ね。
そのためにはぐんぐん育って、次の世代を作って、次の世代がぐんぐん育つようにして、外敵から守ってっていうのにどんどん特化してきたわけです。
そうすると、細胞が老化をしてしまうっていう特徴があるっていうことに関しては、別にそれはそれでいいんじゃないのっていうふうに進化してきたんじゃないかと。
要は、なぜ老化するのかっていう話をすると、仕組みはいくつかあるのね。
テロメアっていう細胞の遺伝子の中の端っこにくっついたやつが細胞分裂すると減っていくっていうのがあって、
それが少なくなると細胞分裂ができなくなっても、新しい細胞ができなくなるから成長が止まってしまって、あとは死ぬだけっていうタイプね。
でも、テロメアを延長すれば生きていけるわけじゃないですか。
かおり
それがテロメアが原因だとすればね。
よしやす
そう。だからテロメアを延長するっていう構想は実はあって。
21:04
よしやす
だってなければ子孫残せないじゃないですか。細胞分裂ゼロ回ってわけにいかないんだから。
なんですけど、体細胞にはテロメアを延長するっていうのは使われないわけ。
かおり
体の中にテロメアを延長する機能ってあるわけ?外から作ったわけではなく体の中にあるわけ?
よしやす
台を重ねるごとに、卵子を作るときにテロメアはフルサイズにしておきたいわけですよ。
かおり
次世代に行くときに可能性をいっぱい持ってたり。
よしやす
そう。だからテロメアを延長するというかフルサイズにしておくっていうのはできるんですけど、
それはやってない。やってないのです。
かおり
その生殖細胞ではやってはいるけど、体細胞は別にいいだろうと。
お前らは今の性を全うせいと次世代に託してるわけね。
よしやす
そうです。あとは体を作るやつはそれぞれの皮膚だとか、何かの組織になったらお前らは使い捨てだって言って、
幹細胞っていう各体組織の元を作る細胞はテロメアが延長されるというか付け足すっていう構想が少し働くんで、
なのでテロメラーゼっていう構想はある程度働きます。
ただ幹細胞もだんだん疲れていくらしいです。
何が言いたいかと言うと、受精卵からだんだん細胞が増えていくじゃないですか。
各臓器や各組織っていうものは幹細胞っていう親玉がいてそいつがたくさん子供を作るっていうのをやって、
子、孫、非孫っていうふうになるべくならないようにするわけね。
幹細胞はテロメアを戻す仕組みがあったり、その地域の親玉になってるんで、それで寿命はある程度以上長く持つことができるのね。
もう一つ細胞が劣化するのにはコピーミスって言って、
細胞が分裂するときにコピーのミスがあって子供の細胞がうまく働けないっていうのがあります。
これは単細胞生物だったらコピー失敗してうまく働けないやつは残念ですが、天女まとうできずに。
一方で環境により適応したやつは子供の細胞が劣化するときに、
長くその場にいられたり、より分裂をたくさんできたりするっていうふうになっていって、
つまりコピーミスは多様性なんだけど、多細胞生物、我々みたいな大きい生物はコピーミスが起きたやつがその次の世代に伝わるわけじゃないから、
24:02
よしやす
コピーミスが増えてくると、何となくダメな子が生まれて、
その先増えないとか、間違ってメラニンたくさん作っちゃうとか、髪の毛の黒い色を入れるの忘れちゃうとか、
それちょっとどうにかしてほしいね。
そういうのが起こると弱い。そういうのが増えてくると白髪になったりとか、シミができたりみたいなことがあって。
かおり
ちなみにテロメラーゼが、
よしやす
そういうのが起こると弱い。そういうのが増えてくると白髪になったりとか、シミができたりみたいなことがあって。
ちなみにテロメラーゼが働くもう一つの細胞があって、実はガン細胞っていうのがあって。
だからガン細胞は増殖することだけに特化して死ななくなったっていうのとかがあって、
じゃあ多細胞生物はどんな細胞でもコントロールさずにたくさん増えればいいっていうわけじゃないっていうのがわかると思うんですね、このガン細胞を見ても。
つまり制御されて分裂をするのが正しくて。
その中でテロメラーゼっていうのが効きすぎると各細胞がバランスよく大きくなれないんで。
ぐんぐんとバランスよく大きくなるためにもテロメラーゼは控えめでガン細胞、ガン細胞をコントロールで子孫ができたらその後はまあいいかっていう戦略がたまたま当たったっていうことなんじゃないかと思うんだよね。
だから一般的にはテロメラーゼっていうのがもうちょっとだけ細胞の中で働くと死ににくいっていうのがあるかもしれないけど、
そこの調節っていうのはうまくいくわけじゃないし、自分であんまコントローラできない。
で、もう一つがさっきかおりさんもちょっと言った、増えすぎたら困るじゃんっていう話があって。
なので増えないところに特化したっていうトータもあったんじゃないか、要は増えすぎてしまうっていう死なない生物っていうのがもし出たとしたらその辺の食べ物を食い尽くして自滅したのかもしれないっていうのは可能性としてはゼロじゃないわけ。
かおり
今はだからもういなくなっちゃったけどもしかしたらいたのかもしれないと。
よしやす
例えば一番最初に光合成をして酸素をたくさん出すっていう植物になる生物ができたときに地球上にあった鉄を全部サビにして海から鉄がなくなってサビになって地面に積もっちゃったとかっていうのがある一方で、
酸素が濃くなりすぎて自分たちも生きにくい状態で細々と生きるみたいなことになっちゃったりするわけ。
光合成が大得意な植物はやや二酸化炭素が濃いぐらいのほうがよく成長できるんだけど、寿命なくてもたくさん増えられない状況に自分を追い込んじゃったわけね。
27:06
よしやす
いろんなバランスで生物の進化っていうのがあるんだけれども、そんな感じでなぜ死ぬのかじゃなくて死ぬと結構ラッキーなことがある。
または子育てが終わったら死んじゃったほうがその生物の集団の代謝、要は新しい世代が伸び伸びと生きられるっていう風になるっていうのもあって、
多細胞生物、動物はある程度の寿命があって放っておいても死んでしまうっていうものが生存戦略として外れじゃないっていうので生き残ってるっていう感じなんですね。
異論はあるかもしれないですけど。
かおり
人生としては死ななければ大変なことになっちゃう。地球上に人が増えすぎちゃうからね。
だから人生に終わりがあるのは認めるしかないかなと思うけど、シミが増えたりとか死に方になったりとか、皮膚がカサカサになるのは別になくてもいいんじゃね?
よしやす
そこが大きくまた論点が2個あるんだけど、つまり次の世代を育てるのに役に立たなくなった体は、体全体が同じくらいのタイミングでボロボロになるっていうのが一番いいわけですよ。
職家だけ元気っていうのはバランスが取れて弱っていくっていうのが良くて。
なので私今55歳ですけど、このくらいからいろんなところの細胞がコピーミスがあったり、あとはテロメアがなくなって分裂ができなくなって新しい細胞ができなくなったり、
あとは栄養を割り振るっていう方の機能も悪くなったり、あとは内分泌系みたいなホルモンを出す方の細胞も弱ってきたりっていうので、じわじわと弱っていくっていうのが起こります。
どのくらいの歳がいいのかっていう話は、昔の劣悪な環境で子どもを社会的に育てるっていうところまで頑張るっていう体を作ったわけですよ。
だから江戸時代は50歳ぐらいまで生きられれば、いろんな影響で死んじゃうわけじゃないですか。
ってことは、いい環境になれば80歳とか90歳ぐらいまで動けるような体だったのを、劣悪な環境で50年で死んじゃってたっていうのが環境がどんどん良くなってきて、
あちこちの臓器だったり働きっていうのが壊れなければ70歳、80歳、90歳まで生きられるっていうのが今の状況なんじゃないかと思ってるよね。
30:10
よしやす
それまでのここ100年、200年よりももっと前は病気になったら死んじゃう。
けがをしたらそこから菌が入って長く生きられないみたいなこともたくさん起こったわけで、そんな中での最適解っていうのが、たぶん50歳ぐらいっていう時代が長かったんじゃないかと思うし、
あと平均寿命としては、この生物はなぜ死ぬのかを見ると、昔の人間の平均寿命は15歳。
2500年前まで人の寿命は15歳。
15?
なんだけど、じゃあ子供がもっと小さい時に生めたかっていうとそうではなくて、
そうだよね。
ちっちゃい頃に死んじゃう子が多いんで、平均にすると。
かおり
なるほど。
よしやす
だから生まれてすぐ死んじゃう。幼年期に大きくなれない。
大きくなれるとしばらく生きられて、またそんなに長生きしないで死んでいくので、平均すると15歳なんだけど。
かおり
今生きてる人たちの中で見れば、20,30歳ぐらいにはなってるのかね。
よしやす
子孫を残して家族が作れてっていうのは、率は低いけど、たくさんある程度いたんで集団大きくなってるし、
幼年期になくなっちゃう子が多いわけ。
薬もワクチンもないし、自分で自分をコントロールできないというか、育てられないというか、餌を取ってくるのもできないからね。
そのために社会生活をするんだけど。
っていうのが大きくなって、たぶんベストなことをやると、人間の最大寿命は115歳ぐらいじゃないかと考えられています。
かおり
へー。でも115歳ぐらいなの?
でも115歳っているよね?
よしやす
そうそう。
かおり
いた?いる?わかんないけど。
よしやす
112歳とか113歳ぐらいが最高齢じゃないですかね。
かおり
じゃあその人たちは逆を言えば、人間という個体が長生きする良い条件の中でぬくぬくってたってこと?
よしやす
ある意味そう。
かおり
でもさ、県民120歳前後の人っていうのは戦争時代とかそういうのに経験してるわけでしょ?
よしやす
生き抜いてきた。
かおり
その時代が裕福だった方がもっともっと長生きしそうだけどね。
でもやっぱりそこでマイナスになってた方がぐんとその後伸びるのかな?
よしやす
いや、それはあんま関係ないじゃないですか。
かおり
あ、そうですか。
よしやす
運の問題と弱る問題の話で。
そう。なので、動物っていうのは寿命もあるけど、人間としては2500年前ぐらいまでは幼年期から成年期までどんどんどんどんじわじわと死んでいっちゃうけど、それでも子孫が残せる。
33:14
よしやす
さっき最初の方に言った親世代が2人なのが、子供世代が2人分生き残ってその子孫が作れれば集団の大きさはキープできるわけじゃないですか。
ってことは、女性は出産適齢期っていう生物学的な出産適齢期になったら子供を産んで8人とか10人とかね、産んでその中の2人ぐらいは次の世代が残せるように成人するっていう感じの生き方。
それが3人になればどんどんどんどん人が増えていくわけじゃないですか。
で、そういうのに最適化した体は条件が良くなってきて、子供の頃死ななくなって、病気をしなくなってまた病気が治るっていう風になると、100年分とか110年分ぐらいの実力があるという風に考えられています。
かおり
でも、
よしやす
実力ね。
そのくらいのことにすることによって、それを長く伸ばす方にエネルギーを使うってことはどっかに無理が来るわけですよ今度は。改造するわけですからね。
かおり
長く使えるようにするためにはどっかで投資をしなきゃいけないでしょ。
よしやす
そういうことはないな。
要は壊れにくい仕組みを作るわけだから、それが悪影響を与えるというか、大きくなるときの阻害要因になるかもしれないし、たくさん食べないと、もっともっとたくさん食べないといけないっていうので、バランスをずらした。
要は自分を150歳の体にするには多分何十世代ってかかると思うんですよね。
もしなるとしたら。
ということで話を戻すと。
40歳とか50歳でいろんなところが疲れてくる感じはある程度仕方がないです。
で、さっき言ったテロメアを長生きさせるとか、あとは眼科を防ぐっていうのは一般的には代謝が低い。
要は細々と一生懸命じゃなく生きるっていう方が長持ちするっていうのが一般的です。
よしやす
でも、やっぱり滑舌といろんなことをして生きると傷がついたり、細胞というかDNAに傷がついたり、分裂をたくさんしたりっていうので、寿命を縮めることになるはずで。
どんなふうな人生が送りたいかって考えるのは人間だけで、動物は明日死ぬかもしれないって怖がらないわけですよ。
もう一つは、特にお肌とかは、別にシミができたりシワができても、そんなに命に別情ないですよね。
36:06
かおり
いやいやいや、なんていうのかな。精神的苦痛によりストレスマックスで寿命が縮む可能性がありますよ。
よしやす
そう、それ真面目な話なんですけど、なんでお肌がツルツルピカピカじゃないと精神的に弱るんでしょう。
かおり
それを美しくないと思うから。
よしやす
なんで美しくなきゃいけないんでしょう。
かおり
鏡を見て幸せな気分になりたいから。
よしやす
鏡を見て若い感じがすると幸せな気分になるっていうのは誰がどうプログラムしたんでしょう。
かおり
でもほら、元気ハツラツになりたいじゃん。
よしやす
結局ね、生殖に適している子孫を残せる体であるっていうのが魅力で、その時期の養子をとどめたいっていうのが、
本来は外見ではなくて、子供を産み育てるっていう実力の方が大事なはずなんだけど、
異性に対して、または社会集団の中で生殖に生物的に適例であるっていうのがやっぱり大事にされるとか魅力っていう風になってきたので、
そこをキープすると集団の中で有用にされた、または次の世代が残しやすかったっていう流れの中で、
俗に言う若い、若者の養子っていうのを求めてしまうし、それが長く続くことを求める人ほど魅力があったんじゃないかと。
そこで、養子なんて関係ないよとか、歳をとった感じでも容認するっていう人たちは子孫の数が少なかったんじゃないかと。
つまり、脳がそう考えているっていうのは、教わったからじゃなくて、そういうふうに感じるような特徴を持った遺伝子の人たちが残ってるのかもしれないなっていうことですね。
かおり
なんと。
よしやす
で、そこまで考えたときに、お肌をどこまで気をつけたほうがいいんだろうってもう一回考えなきゃいけないと思っていて、
で、結局、自分の満足のためにお化粧したり、お肌をきれいにしたり、外見を気にしたりするっていうのは、それはそれでありなんじゃないかと思うんですけど。
一方で、生物的に衰えるってどういうことかみたいな話とか、
あとは、社会的に魅力ってどういうことかしらみたいなものをちょっと冷めて考えると、落ち着いて考えられるかもしれません。
そんな私も鏡を見てシミがあったり、おでこが広くなったりすると、なんか嫌だなって思ってしまいます。
39:05
かおり
でしょ?でしょ?
よしやす
はい。ということで、今日は老化の話をしました。
かおり
知ってはいけません。
よしやす
はい。ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
そんない理科の時間では、皆様からのメッセージをお待ちしております。
メールの宛先は、
また、そんない.com、sonnai.comのウェブサイトでは、私たちの番組のほか、そんなことないショー、そんなに雑貨店などの番組を配信しています。
皆様が普段お使いのポッドキャスト、視聴アプリやaudiobook.jpで視聴ができます。
そちらもちょっと聞いてみてみてください。
はい。
あとですね、そんないプロジェクトのメンバーは、ラジオトーク、あとはスタンドFM、あとはたまにYouTubeとかも出してるのかな、みたいなところでも活躍してる方がいらっしゃるので、そちらもぜひチェックしてみてください。よろしくお願いします。
かおり
はい。よろしくお願いします。
よしやす
ということで、5月は金曜日4回しかないので、普通にあれですね、次回がメールの回、その後が何かの話題の回、最終週は翌月のオシスロ案内というふうになっています。
かおり
はい。
よしやす
結構あれですかね、次の世代を残すっていう話も生物学的に話すのも面白いのかもしれないですね。
かおり
まあね、あれでも、前に何だっけ、遺伝子の云々ってところでちょっとそこら辺絡めて話はしてたよね。
よしやす
ということで、また質問などもお待ちしておりますので、メールを寄せください。よろしくお願いします。
かおり
はい。よろしくお願いします。
よしやす
ということで、お送りしてきましたのは、よしやすと、
かおり
かおりでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
かおり
ごきげんよう。