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よしやす
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第600回
かおり
そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと、たおりです。よろしくお願いします。よろしくお願いします。
ということで、一応、大台に乗りました。600回です。 大台って言っていいんだよね。600回です。
よしやす
はい。桁は上がってないけど、大台だね。そうですね。はい。 ということで、長い期間、とりあえずお疲れ様でした。これからも頑張りましょう。
お疲れ様でした。何年ぐらいもうやってるの? やってるっていうところで言うと、12年ぐらいですかね。
そんなに? 1年間にだいたい50本なんですよ。
52週あるからね。だから、12年で600回ぐらいだと思います。
かおり
えー、もうじゃあ、配信始まった時に生まれた子どもが、もう小学校卒業するじゃないですか。もしくは中学校受験じゃないですか。
まあまあ、そのくらいですよね。 大変みたいじゃないですか、受験。今、中学受験も。
よしやす
中学校受験は、でもね、場所によってずいぶん中学校受験の熱は違うみたいで。
えー、東京あたりがちょっと過熱してるのかなとは思うけどね。 そんな気はします。
ちなみにですけど、第1回、そんなに時間は、2011年の11月です。
かおり
なんか、11にいいことがあるの?
よしやす
いや、たまたまそんな感じで始めたので、13年ちょいでしたね。
あら。 最初の頃は、2週間に一遍だったので。
そうね、確かにね。満月と新月だっけ? そうです。満月の日と新月の日にお届けするというので始めました。
でね、今日何話そうかと思って、600回振り返ってみようかと思ったんですが。
かおり
もうちょっとめんどくさくなった。 まあ、それも正しいかな。
よしやす
600回あるとね。 それもあるし、ほら、
ここでね、私が600回を振り返っても、みんな楽しくないんじゃないかと思って。
600回、全部聞いてる人いるのかな? まあ、いらっしゃるんじゃないですかね。
で、まず今日話すことは、ちょっと珍しい感じで、私の本業の話をちょっとしようと思ってます。
本業、えーと、ものがきでしたっけ? ものがきじゃないですよ。
あ、違う。じゃあ、お絵かき。 あの、そこに至る脈絡かわかんないですけど。
かおり
ちょっとなんか、いい感じで、お絵かき、ものがき、あ、違った。ものがき、お絵かき。
よしやす
ということで、よしやすの仕事をお話ししようと思うんですが。
はい。丸裸にされちゃう感じ? 全然そんな感じじゃないです。
はい。こんな仕事をしてますよっていうのを、なんだろう、600回を振り返るっていうよりも、私を振り返るっていうのをやってみようかなと思って。
その12年間で、よしやすの仕事はこう変わったぞ。 いや、もっと前からの話をします。
かおり
生まれた時から。 えーと、で、お知らせをいくつか。
よしやす
まずですね、国立科学博物館の常設店チケット。 こちらありますよって言ったら、
欲しいですというメールが何枚もきました。 おー、素晴らしい。
告知してから先着順にしちゃいたいと思うので、
チケットは、
スケケさんかな? このスケケスケケと書いてあるんですけど、スケケさんとリトマス試験士さんと
かおり
BNYさんが追加当選ということにします。 はい。
よしやす
はい、おめでとうございます。 おめでとうございます。 こちらの3名の方は住所を送ってください。
えーと、応募したメールアドレスから、 同じメールアドレスで送ってください。
よしやす
はい、で、ヒゲジーさんとナディチュラルさんは 住所を送っていただいたんで、今週末に送付をします。
はい。 ということでチケットプレゼントはここまで。
えーと、もう一つ、600回記念グッズっていうのを作ろうと思ってというか、
1月24日の星空の、なんていうの? 星空をデザインしたグッズを作ることにしました。
かおり
おー。 ジャカジャン、ジャカジャン、ジャカジャン。
よしやす
で、まあまあ、トートバッグという、 500回の時も400回の時も作ったやつを、
すずりというサービスで作ろうとしているんですが、 もうトートバッグはいらんと。
え? いや、わかんない。
トートバッグはいらないっていう人もいるかもしれないじゃないですか。 だって400回も500回もトートバッグ買わされてる人がいるかもしれないんですよ。
かおり
別に強要はしてないですよ。
よしやす
そうそう。なので、 ちょっとね、ちゃんと綺麗に出るかどうかのお確かめはできてないんですが、
このすずりの中のいろんなアイテムに、
かおり
とりあえずくっつけてみたと。
よしやす
とりあえずというか、悩んでくっつけてみました。
かおり
なるほど。一応厳選したんですね。
よしやす
そうですね。なのでパーカーとかはないですが、Tシャツやバンダナやハンカチや、
かおり
Tシャツとパーカーの違い、パーカーはないけどTシャツがあるのはなぜ?
よしやす
パーカーは…。
かおり
ないのにTシャツはあるの。
よしやす
私、パーカーは、あのジップアップのやつがパーカーっぽいなと思っていて。
パーカーってあのフードがついてるやつじゃないの? そうです。そうですそうです。
かおり
ジップアップしてなくても。 そう。つっかぶりのやつもあるんですけどね。
で、えーと、なので、クッションとかね、ステッカーとか。 クッション!
よしやす
アクリルブロックとか、クリアキーホルダーとかも同じデザインで作ってみました。
はい。私もこれから買おうと思うんですが、キーホルダーとかは納期が長いんだよね。
はい。で、3月いっぱいまで600回記念グッズ売ります。
リンクはこの番組の概要欄に貼ります。
で、有料で聞いてる方はどうやって探してもらうのがいいのかな?
えっと、ポッドキャストじゃなくて、私たちのウェブサイトから600回のね、エピソードの中の概要欄に書いてありますので。
かおり
数ずりから、例えばソンライリカとかで検索で引っかかってこないんですか?
よしやす
えーとですね、ソンライリカの時間600回記念グッズっていうので見つかるんじゃないかと思います。
かおり
ほう。 じゃあもう直接そっちの方で調べていって探してもらっちゃってもOK?
そうですね。 数ずりはなんだっけ?アルファベットだっけ?
よしやす
えー、カタカナかアルファベットでSUZURI。はい。
という感じでですね。 ちょっと今検索かけていいですか?
よいしょ。 ソンライリカの時間600回記念グッズ。
上の方には出てこないので、えっと、SUZURIって入れます。SUZURI。
かおり
あ、今はその、えっと、普通のグーグルか何かで検索してるってことね?
そうです。 数ずりのサイトから行ってるんじゃなくて?
よしやす
じゃないです。数ずりのサイト行けばありますよ。ソンライリカの時間ショップが。
ほう。 はい。なので、探し当ててみてください。
ちょっとね、以前よりも割高になってるかもしれませんが勘弁してください。
あ、もう1個だけ。えっと、どなたが買ったかとか私はわかりません。
で、買っていただくと多少利益が私のところに入ってくるようになっていますが、
無理して、私たちのためにって買わないでください。欲しいものがあったら買ってください。
はい。 で、欲しいものがあり、ある、ん?欲しいものが見つかる可能性が高いようにと思って、
いろんなグッズに展開をしましたが、どれがどんだけかっこいいかは、
PCの画面でしか私もチェックしていません。はい。
はい。ということで、そちらもよろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
で、本題に入っていくんですけど、私今、すごい難しいんだよな。
かおり
えっとね、人間中心設計っていう。ん?仕事、いきなり本題の仕事に入るわけね。
よしやす
そうです、そうです。はい。
人間中心設計っていう設計方法のことをやっているんですけど、
かおり
設計をしてるの?
よしやす
ではないんですよ。
かおり
何をしてるの?
よしやす
わかりにくいでしょ?だから説明しないといけないんですけど、
えっと、人間中心設計っていう考え方があるんですよ。
かおり
えっと、それ以外は何があるの?
よしやす
やっぱり物中心設計じゃないですかね。
かおり
あ、じゃあ簡単に作れるっていうことね。
よしやす
うんとね、いろんなものを作るときに、こんなものを作るっていうのが明確なときには作りゃいいんですけど、
新しいものを考えよう、要はデザインしようって思ったときに、
デザインでは形だけじゃなくて機能も含めてね、
どんなものを作ったらいいだろうって考えるじゃないですか。
そのときにこんなことができるといいなとか、
これとこれがこういうふうに組み合わさっているといいなみたいなのを考えるのが商品企画とか、商品設計っていうことじゃないですかね。
そこまでいいですか?
かおり
はい。
よしやす
で、それを、例えばヘッドホンを作るのにノイズキャンセリングっていう技術があるらしいから、
ノイズキャンセリングっていう機能がついたヘッドホンを作ったらみんな買ってくれるだろうって言って作るのが、
機能を元にした設計になるわけ。
で、人間中心設計っていうのは、そのときにこんな人がこんな使い方をするとこういうふうに満足するよねっていうのを考えて作るっていうのが人間中心設計なんですよ。
かおり
通勤電車の中では雑音がうるさいから雑音を抑えるようなものが欲しいんじゃないかなと思って、
機能を探してみたらノイズキャンセリングっていう機能があるからつけようってな。
よしやす
そっちでもいいですし、こんな機能があるときにこんな使い方でこういうふうに満足がいくんじゃないかっていうアイデアが先でもいいんですけど、
そのときに人間中心設計、ヒューマンセンタードデザイン。
かおり
センタード。
よしやす
そう、中心はセンタードですよ。
なのでHCDと略されることもあります。
で、それをやるのにこんな人がこんなふうに使えばいいのになっていうのを考えながら設計すればいいんだけれど、
どんな人がいるかとかターゲットにしてる人はどんなことで喜ぶかみたいなことを知らないとできないわけじゃないですか。
自分が欲しいものだったらまだいいんですけど、自分じゃない人がこんなものが欲しいんじゃないかっていうのを考えるのはやっぱ大変で、
そのためにどんな人かっていう話と、この人はどんなものに魅力を感じるのかみたいな話とか、
今どんなライフスタイルでいてどこで困ってるのかみたいなものを調べるっていう仕事があって、それが私のメインの仕事になっていると。
かおり
じゃあ吉橋さんは設計をしてるわけではなくて、設計をするための情報を集める仕事をしてるってことですね。
よしやす
そうですね。
かおり
基盤となる情報。
よしやす
上流にある情報を作るっていう感じかな。
かおり
上流って何?
よしやす
上流下流は川の上下?
そうそうそうそう。
かおり
上流にある。
よしやす
そう。っていう感じのことをやっています。
で、本編ではどんなことやってるかって話と、何でそうなっちゃったのって話の両方をしていこうと思っています。
よしやす
なんでかっていうと、工場の設備を作るっていうのをやるときには、どんなものが欲しいかは思ったよりすぐにわかっちゃうのよ。
悩みがないわけ、そこにあんまり。いいですか?
かおり
ん?
よしやす
要は、
かおり
工場の、まあ実際に働いてる人にアンケートを取れば、こういうふうにしたいっていうのがすぐわかるっていうこと?
よしやす
というかね、働いてる人ってよりも、ものを作るための機械だから、こういうものがこういうふうに測れなければいけないとかってなってるわけですよ。
人が使うところってすごく少ないんで、工場の設備はものを作るための設備だから、人が触るところが少なくて、あんまり悩みがないんですが、
その後、その本はしばらく本棚にあって、自分はそこから、設備を作る仕事はもううちの中にはいらないんで、
外注するから、君たちは自分で仕事を探しなさいみたいなことになって、
かおり
仕事探しなさい?
よしやす
まあ仕事探しなさいって。
かおり
この仕事をやりなさいじゃなくて。
よしやす
なくなっちゃって、関連会社に出向するっていうね、外注するっていうのがチョイス1。
チョイス2は、自分で探すっていうのがチョイス2。社内を駆けずり回ったりしてね。
かおり
ああ、その頃身の振り方ね。
よしやす
そう。で、チョイス3は、両方嫌だって言ったら、じゃあ必要そうなところを人事に紹介してもらうっていうのがチョイス3ね。
で、私はこれを機に違う仕事をしようと思って、違う仕事をしてとかっていうのをいくつか渡り歩いて、
で、会社の中にあった使いやすさを評価しましょうっていう部署に移動したんです。
すぐにじゃないんですけどね。1カ所2カ所移動して、
その時にはもう工場用の設備を作るものではなくて、人が使うものを考えるっていうところだったんで、
そこで使いやすさを評価しましょうっていうことを、なんていうのかな、やんなきゃいけなくなったんですが、
よくよく思い返してみると、どんなものが欲しいかっていうのを明確にしましょうっていう中に、
より使いやすいものが欲しいっていう話はわかりやすいじゃないですか。
なんですが、より使いやすいものってどんなものだろうっていうのを書かないと、
ものの設計ができないわけ。っていうことをやるっていうのを体験して。
で、大変なのは、私が使いやすいかどうかはまだわかるけど、私じゃない人、つまり電気回路とかを知らないとか、
別に工学的な知識がないような人が新しいものを使った時に楽々使えるっていうのは、その人の気持ちになるとわかんないじゃないですか。
だし、私なんかわかんなくなったらマニュアルのこの辺読めば出てるだろうなっていうのが当てがつくけど、
そんなのわかんないよってマニュアル読んだってどこ読んでいいかさえわかんないんだよって人もたくさんいるわけじゃないですか。
というので、私じゃない人がどんな時に使いやすくてどんな時に使いにくいかっていうのをいろいろ調べるっていう仕事がその時にやってきたわけです。
そうすると、いくつか手法があるんですけど、実際にものを使ってもらうっていうのを目の前でやってもらって、
例えばね、何でもいいんですけど、スマホで新しいアプリをインストールして、最初に使う時になんだか途中まで行くけど設定が終わんねえぞとか、ぐるぐる回ってっぞみたいな時があるじゃないですか。
そういうのが起きないかどうかっていうのを実際の人を呼んでというか、目の前でやってもらうのを記録したりしてっていう、
ユーザビリティ評価、使いやすさ評価っていうのをやったりしたんですよ。
かおり
実際には不特定多数の人の意見までは聞いてないの?
よしやす
不特定多数って何百万人も聞けないわけですから、結局は5人とか10人の方を順番にやってもらって、ここまではできた、このタスクはうまくできなかった。
それは何でかっていうと、ここで本当はここに押さなきゃいけないボタンがあるはずのが見つからなかったり、この文言で誤解してこっちのやつを押しちゃったので、設計者の意図通りに操作しなかったからできなかったとかっていうのを見つけるっていう仕事をしばらくやることになりました。
よしやす
で、それをちょっとずつやっていったときに、ちょっと前に言った要求仕様の探検学の本を思い出して、途中まで作ってこれって使いやすいですかっていうのはテストはできるけど、多くの場合設計者に直してくださいっていうと直せないって言われるんですよ。
かおり
それはもう設計が進んでいて、これで出荷するっていう風に進んでるんだから、ここで作り直しとか仕様変更とかできないって言われちゃうわけ。
よしやす
なので、これはどうしなきゃいけないかって思うと、要求仕様の探検学にあった通り、そもそも作り始める前に間違ってたんじゃないかと。
もっともっとセットアップは簡単にするとか、あとは使いたいように使っていくとすんなり使えるとかっていうのをやらなきゃいけないんじゃないかとかっていうのがあって、ちょっとできたやつを評価するんじゃなくて、設計図のときに評価するみたいなことをできるようにしなきゃいけないっていう話で、
実は使いやすさの評価っていうのは実際の人に使ってもらうだけじゃなくて、専門家が仕様書、つまりこんな画面でこんな風に押すとこんな風にいきますよっていう設計図を書くじゃないですか、最初に。
それを見て、ここは使いにくいって指摘ができるようになるっていうスキルがあるんですよ。
っていうので、使いやすさの専門家として、もう設計するときから、要はプログラムはまだ書いてないのね。画面がこういうのがあって、ここにボタンがあってっていうのを作るときに、いやこれは使いにくいですよって言えば、そんなの作り直せませんよっていうのが簡単じゃん。
戻る手間がすごく少ないし、みんなが一生懸命作ったっていうのをやる前だからね。っていうので、だんだん上流に、さっき言った設計の上流に関わるようになるっていうのをやって、その辺のことをやっていって気がついたら、人間中心設計っていう名前がついてる仕事と同じようなことをやるっていう風になってたんですよ。
つまり、これを使うと、使った人はどう満足するのか不満なのかっていうのを考えましょうと。それを出来上がった後、お店に並んだ後じゃなくて、一番最初にものを企画するときからやりましょうっていうことをやりましょうって話になったっていうのが流れで。
で、じゃあ具体的に何やってんのっていう話なんですけど、さっき言ったみたいに、企画があるときに、または新しい商品やサービスを作るときに、こんなことがあれば人々は満足するよねとか不満だよねっていうのが思いつかないといけないんで、そのために人を調べるっていうのをやってます。
要は調査をする。で、アンケートを取ったりインタビューをしたりっていう調査をするんですけど、そのときに欲しいものは何ですかって聞いてもなかなかうまくいかないっていうのとかで、欲しいものは何ですかって聞かないけど欲しそうなものが分かる質問をするっていうテクニックとかね、そういうのをいろいろ考えてインタビューをするっていうのが私の仕事です。
で、コツっていうわけじゃないんですけど、欲しいものを探してもらうというか話してもらうときには、多くの場合、今どんなことしてますかっていうようなことを結構ダラダラ聞くっていうところから始めるんですよ。
例えばスマホのアプリを作るとするじゃないですか。私たちが新しく作るスマホのアプリ、どんな便利なことにしようかな。何でもいいんですけど、例えば忘れ物を防ぐようなアプリを作ろうとするじゃないですか。
例えばね、そうすると人々が忘れ物をするときにいつ忘れ物をするのかっていうのと、忘れ物をしてしまうとどんな嫌なことになるかっていう話と、忘れ物をしないようにどんな工夫をしてるかっていう話とかを聞くのね。
で、そのときに忘れ物をしないようにするにはどうしたらいいと思いますかって聞いてしまってはダメなんですよ。そんなの分かってたらやってるわいってなるじゃないですか。そうではなくて、忘れ物の体験の話を聞いたり、忘れ物が出てこなかったときの体験の話を聞いたり、忘れ物が見つかったときの体験を聞いたり、忘れ物をしないようにどんな工夫をしてるかみたいな話を聞いたりっていうのをいろいろ聞いて、
で、その中からなんでそんなことになるかとか、どうして満足なのかとかどうして不満なのかとかっていうのを聞いていくっていうのがユーザ調査的なインタビューのポイントで、
雑誌で新曲を出したミュージシャンにインタビューするっていうインタビューとかと違って、どんなことを考えているか教えてくださいとか、あなたの満足はどこから来るのか教えてくださいみたいな話をたくさんするっていうタイプのちょっと変わったカテゴリーのインタビューをするっていうのが一つ仕事になってます。
で、付随してね、人を集めるとか、こんな人がいいよねとかそういうのをやったりとか、そんなのもしていたりするんですけど、で、この人間中心設計っていう考え方は手法とかセオリーがいくつかあって、誰々さんにインタビューしましたっていうと、たとえば5人インタビューすると5人分の気持ちが出てくるわけじゃないですか。
それを寄せ集めて一つの仮キャラクターを作るっていうのをやったり、名前はペルソナっていうんですけど、ペルソナを作るっていうんですけど、そういうのを作ったり、あとは典型的なライフスタイルでこんなことをこんな風にやってこんな風にお困り事がありますよっていうのを物語風に書いたりとか、そういうのを作って資料にするとかっていうのが仕事なんです。
よしやす
すぐ初対面の人とすぐ仲良くなれるみたいな話をする人もいるんですけど、私の持論では、人と会ってすぐに仲良くなれちゃう人は、私がやってるようなインタビューにはそんなに向いてないんじゃないかと思っていて。
なんでかっていうと、ちょっとぐらい人見知りな人の方が、この人、私がこんなこと言ったらどう思うんだろうって考えながら喋るのね。人見知りの人はね。
かおり
まあそうね。
よしやす
そう。で、そうすると、どんなふうに質問を組み立てればいいのかっていうのを考えてできるようになるわけですよ。
ただ、いつでもすぐに誰とでも仲良くなれちゃう人は、そこが考えてなくてフィーリングでやってるわけじゃないですか。そういう人はうまくいかないというか、仲良くなれなかった場合に次の手がなかなか出ないんですよ。
ほら、インタビューで参加しますって言ったとするじゃないですか。私が被験者としてね。その時に慣れ慣れしくいきなり話しかけられたら、この人とあんま話したくないなって思っちゃったりすると、そうするとその後リカバリーが効かないわけ。
一方で、人見知りな人はこんなこと話したら嫌われるかもって思いながら普段生活しているので、ここでこんなふうな質問をこんなふうにしようっていうのを組み立てながらインタビューできるんで、私はインタビューに向いてるんじゃないかと思うし伸びしろも大きいんじゃないかと思ってるし、人に教えるのが教えやすいんだよね。そういう人の方が。
私は人見知りだと思っていて、だからインタビューのコツみたいなのを教えるときに、なんでそう考えるのかとかが説明できるわけ。初めて会ったらニコニコしながら、すぐ仲良くなればいいのよとかは言わないわけ。
かおり
なんでこの人は喋ってくれないのかな?
よしやす
もう少し進んで、一番最初の5分で信頼を得るためにはこういうふうに話しましょうっていうところを。
かおり
もっと具体的なわけね。
よしやす
そうですね。会社でインタビューするときには守らなきゃいけないルールとかね、自己紹介する話とか目的を話す話とか、あとは個人情報の管理の話をするとかっていうのもあったりして、そういうのもある上に、
信頼を得るっていうのはこんなふうにするのはどうでしょうっていう話とか、そのためにインタビュースクリプト、要はインタビューのこんなふうに質問するっていう質問表みたいなものを作って、
それをこんなふうに作ってくださいみたいな話とか、そんな話を更新の育成としてやったりもしています。
で、その説明する力っていうのがこのポッドキャストに役に立ってるのかどうかわからないんですけど、理科っぽい視点って前から何回も言ってるんですけど、
物を見てね、なんでこうなってるんだろう、不思議だなって思う話と、それをちょっと調べてみたい、どうなってるかわかると嬉しいっていう根源的なところが一個あるんじゃないかと思ってるのね。
空はなんで青いのっていう話は、それだけだとなんかあれだけど、晴れてると青くて、曇ってると白くて、日が暮れるときに赤くなるのはなんでってなると、やっぱり自然科学っぽい謎じゃないですか。色が変わるのはなんでかとか。
っていうのと、もう一つ理系っていうと、正しい囲みなのかわかんないけど、こうなっているのを良くするにはどうすればいいんだろうっていうのが、やっぱり工業系の人が考えることね。
こんなことができたらこんなふうなことができる。だとすると、こんな幸せなことがみんなに起こるはずに違いないっていうね。だから理科的アプローチは、理学的つまり、物はどうなっているんだろう、仕組みや構造や世の中をより深く知るっていう話と、
工学的、こういうふうなものをこういうふうに作ったら、こんなふうにうまくいくはずだ。だから今までにないものを作ろうっていう、両方のアプローチがあって、この人間中心設計っていうのは、一つは人がどう思ってるかを知ろうっていう話で、ちょっと面白いのは、心理学を学んでる人とかね。
そういう人たちもやってくるし、あとは物作り系の人もやってくるし、私みたいにそもそも工業系のことをやっていた人たちもいたりとか、そういう人たちが混じっている感じ。
だけど、根本的なところは、私たちのお客さんになる人はどんなところに魅力を感じるんだろうかっていうのを紐解こうっていう気持ちで、これは文系っぽいけど理系っぽいなと思ってるんですよね。
人があるものに対して魅力を感じる、または満足をする、また不満になるっていうところを他の人に説明できるように紐解いていくっていうのがお仕事です。
よしやす
もちろん途中で言ったみたいに、使いやすさを自分で見ながら、これはこういうふうに使いにくいですっていう話とか、ユーザーテストっつって、実際の人を呼んで使ってもらって、
なんか上手くいきませんねとか上手くいきますねみたいなことをやるとかっていうのもやってるんですけど、一番特徴的なのは、その人にあなたにとってこれはどんなものなんでしょうっていうのを、あっちの視点こっちの視点から聞くっていうのが一番特徴的な仕事かななんて思ってます。
ということで、私のお仕事、人間中心設計の話をしてきたんですけど、これ面白いのがね、やっぱり今までみたいに理科っぽい話にしようね、次回からね。
かおり
でも、パッとその理科っぽい見方をしても、よくわかんない人にとってはよくわかんないことじゃないですか。
よしやす
よくわかんない人にとってはよくわかんない、はい。
かおり
ちょっと待って、今言いたいことが3万になっちゃった。
よしやす
なんかね、どっか自分の中では、これってどうなってるんだろうっていうのの延長線に今の仕事もあるのかなーなんて思っていたりするんですよね。
かおり
理科っぽい見方で人を見てるってことですか?
よしやす
どうなんだろうね。
かおり
ニュアンス的に、人っていうのではなくて、そこから出てきたものに注視してるっていうのかな。
だから人を見ちゃうと結構いろいろもっと一人一人全部違うわけだし、難しいけど、それを性質的なものに注視することによってカテゴライズみたいなのもできるし、全体的にどういうふうに見ていくとかできるから、そういう意味ではちょっと理科っぽいのかな。
よしやす
ほら、理科とかだといろんなものを調べて法則を考えようとかするわけじゃないですか。
それと同じように、私たちが今やってる仕事では、実際にお話を聞いた後、一個一個のエピソードはあるよね。
何がすごくよかったんですよとか、何々失望しましたよっていうのを聞くじゃないですか。
それって人ごとにまちまちだったりするけど、それを法則っぽくするために、価値とは何ぞやっていうのを書くっていうのをやるんですよ。
かおり
価値とは何ぞや。
よしやす
この人にとってどんな価値があるかっていうのを考えるっていうのをやると、結構収束できるというか、複数の人の意見がまとめられるというのがあって。
よく話をするのは、高校生ぐらいのときにお友達と一緒に写真を撮るっていうのをやって、
例えばプリクラ機でもいいし、スマホでもいいし、旅行先でもいいんだけど、そのときに写真の価値って何だろうっていう話を考えたら、
あなたにとって写真の価値は何ですかって聞くのではなくて、どんなときに写真撮るの?誰と撮るの?どんな写真が撮れたらやったって思うの?っていう話とかをやっぱり聞くわけ。
そうすると、新しく友達になった子と一緒に写真を撮ると、本当の友達になったんだなって思いますとかっていう人がいるかもしれないじゃないですか。
ということは何かっていうと、そういうのをいくつか集めると、高校生ぐらいの年の子にとって写真っていうのは友情がある程度以上ある。
つまり一緒に写真を撮ってもいい仲になったっていうのの証明のために、写真カメラっていうのを使ってそこに価値があるんじゃないか。
だとすると、その人たちが欲しいのは超高精細で画質がいいって言われている写真じゃないよね。
かおり
いわゆるプリクラ的でもいい。
プリクラでも全然問題ない。
気軽に撮れるっていうか。
よしやす
気軽にというか、そうだよねって言って一緒に写真撮りたいよねって言ったらすぐ撮れるっていうのが大事。
あとは、友達だっていうことをより一層高める機能は魅力があるわけじゃないですか。
そう考えると。
だとすると、背景どうするとか、何か描いちゃうとかっていう話と、その時の一瞬だけしかできない体験がそこに入っているとかって大事で、
そういうのをギューってやったのがプリクラマシンになっちゃったわけですよ。
だから、例えばカメラを作るメーカーが、高校生がうちのカメラを買ってくれない。こんなに画質がいいのに。
写真って言ったら画質が命じゃないですかっていうのは、それは価値を間違って取られてるからうまく作れないんじゃないか。
かおり
ニーズに合ってないわけね。
だから、例えば女子高生に、あなたにとって写真は何ですかって言った時に、友達との友情を確かめ合う解決方法ですっていうふうに、なかなか答えてくれる人は少ないと思うわけ。
よしやす
そういうのを、私がやってるのは、さっき言ったみたいに、いつ写真を撮るの?どんな人とどんなふうに撮るの?どんな時に写真を撮りたくなっちゃうの?
成功した写真体験って何?失敗した写真体験って何?っていう話を聞いたり、っていうことをやるのがお仕事だって思うと、分かってもらいやすいのかななんて思うんですけどね。
で、価値っていうのに言い換えると、それ分かるってなるじゃないですか、他の人も。
そう言われてみると、友達と友達感が深まるっていうのがあると、写真撮るっていうのとすごい体験が合うっていう人も結構たくさんいて。
そうなると、さっきかおりさんの言っていた、何人も何人も話を聞くと、みんなエピソードはちょっとずつ違うけど、実際に感じている価値は似てるところがあるんじゃないかっていうところに、
分析と解釈をしなければいけないし、そこが腕の見せどころでもあるんですけどね。
かおり
そんなことをやってます。
でも今、吉田さん自体が今はやってるのは、個人に会ってインタビューをしてるってことだよね。
よしやす
毎日毎日やってるわけじゃないけど、そういう仕事がプロジェクトとしてやってきたりして。
かおり
その後ろに、実際やってるのは個人へのインタビューかもしれないけど、その後ろには、こういう情報が欲しいからっていうのがあるわけで。