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かおり
危機感を覚えたわけですね。
よしやす
そう、理科っぽい視点で世の中を見てほしいわけですよ、私は。
なるほど。
ということで本編でこれを話すんですが、
お知らせと補足説明をします。
一つ目、上野の国立科学博物館で、
特別展、氷垣展というのが始まりました。
で、これの有体験というの、小体験というの、
これは5枚私の手元にあるので、リスナープレゼントします。
かおり
わお。
よしやす
で、プレゼントの応募方法については番組の最後の方で喋るので、氷垣展。
かおり
お聞き逃し、最後まで聞いてねえか。
よしやす
氷垣展のチケットをご希望の方は、最後の方をちゃんと聞いてください。
もう一つ、年功の話を何回か前にしました。
年功博物館にも行きましたという話をしたんですが、
なんかね、後で自分で聞くと、
うまく説明できてないんじゃないかというところがありまして、
ちょっとだけ補足説明をさせてください。
水月湖という湖、味方湖という5つの湖の中の1つね。
かおり
福井にある若狭湾の近くの湖ですね。
よしやす
そうです。
味方湖というのと水月湖というのがあって、
説明の中で味方湖と水月湖がごっちゃになっている時があるんですけど、
一番最初、湖底の掘削をしたのが味方湖だったんですね。
で、そこで年功みたいなもの、つまり毎年毎年たまったものが
しましまのようになっているっていうのが少し見つかって、
で、水月湖っていうところで、
かおり
隣なんですね、水月湖と味方湖は。
よしやす
で、水月湖で採った堆積物というのがきれいな年功が見られて、
7万年前までの連続したしましまが採取できたというのが1つ大きいポイントです。
なので採ったのは水月湖ですというのが1つ。
で、もう1つこの年功のすごいところは、
現代から7万年前まで全部が連続して、
ほとんどのところで1年ごとのしましまが読めるという風な
分析結果が出ているということです。
で、そうするとこの層が今から何年前、つまり西暦何年とか、
紀元前何年にたまったかっていうのが分かる算布になっているというのが1つ大きいです。
かおり
結局何年ごろじゃなくて何年っていう風に1つ1つカウントできているので、
そこで本当に数字がドーンと出てくるのね。
で、いくつかあったのが火山の噴火とか何とかの地震とかっていうのが、
あったのは分かると。
あったのは分かるんだけど、だいたい何年ごろって言われてたのが、
正確に何年っていう風に言えるようになったっていうのは、
一番簡単なカウントの結果かなとは思っていて。
よしやす
もう1つのポイントが、
その今から何万年とか何万何千年前に固定に沈んだっていうのが分かっているもののサンプルを取ると、
そこに有機物がある程度以上入っていれば、炭素14測定法っていうのを使うと年代測定ができるのだが、
その当時の炭素14が空気中にどれくらい入ってたかが、
実は揺れているので正確には分かんないっていう問題があったんだけど、
水月湖の年光のところに入っている有機物を引っ張り出してあげれば、
何年前、何万何千何百何十年前ぐらいまでにそこに溜まったものだっていうのが分かるので、
そこの炭素14分析で年代を測定すれば、
そこに溜まったものと炭素14の付き合わせができるんで、
公正ができるっていうのがあるんだけど、
年光をね、一枚一枚入れっていうのができるって話はしたけれども、
その一層だけで炭素14測定ができるわけではないっていうのがちゃんと伝わってたかどうかが一個不安。
かおり
一層だけで炭素14測定ができるわけではないっていうのはどういうこと?
よしやす
炭素14の年代測定するにはある程度まとまった有機物が必要なので、
実際にはそういうところに落ちてきた枯葉とかを使わないといけないんですよ。
だから年光っていうのをズボズボって取って、シマシマが全部見えましたと。
ただ、ある程度の有機物の塊がそこにないと炭素14測定ができないっていうのが一つ問題。
で、その葉っぱは沈んでるところはわかるけど、本当にその年だったのかっていうのは、
1年が0.7ミリしかないから、葉っぱがある程度あれば、
多分プラスマイナス何十年あって、その葉っぱが何年前に死んじゃったのかっていうのが本当にどれだけあってるかっていうのはわかんないじゃないですか。
かおり
えっと、葉っぱじゃなきゃダメなの?
よしやす
葉っぱじゃなくてもある程度まとまってればいい。
かおり
花粉は?
よしやす
で、これまでは花粉の分析はできなかった。
なんでかっていうと、花粉は有機物の量が少ないんで。
かおり
ちっちゃいからね。
よしやす
そう、花粉だけをしっかり取ればいいんだけど、花粉以外のものと一緒に分析しちゃうと、他の炭素も入ってきちゃうじゃないですか。
花粉だけをきれいに取り分けられればいいけど、で、他の有機物が入ってきてしまえば誤差が出るわけね。
横から入ってきた有機物のC14っていうのは、その年に空気中から取り込まれたものではないかもしれないっていうので、これまでは実は年項の中のとびとびで点が打てたのね。
C14の補正をするための値っていうのは、とびとびだったのが、ここ数年で花粉だけをより分けるっていう技術ができてきたんで。
かおり
何ですと?
よしやす
っていう話を前回もしたんですけど。
かおり
あれ?え?あ、そうなの?
よしやす
そうするとね、じゃあ1年ごとに分かりそうなもんだって話があるんだけど、実は1年分の花粉では足りなくて、10年とか20年分のサンプルを取らないと、花粉の量が足りないそうです。
かおり
あー、そんなに花粉だけをより分けたとしても。
そうそうそうそう。っていうのとかがあって、最近は大きい葉っぱがあったとかじゃないところでも、年代の補正用の値が取れるようになりましたっていうことで。
実は少なくともイントカルっていう年代補正の世界標準に水月湖のデータが利用されてるけど、そのときに提出したときの値っていうのかな?
は、その葉っぱ、時々落ちてる葉っぱとかを利用したけど、今はもっとより別の方法で、より細かなデータが取れるようになったわけだよね。
そうです。
またその同じ水月湖のサンプルを利用しても、より正確なというか、より細かなデータが得られているってこと?今は。
よしやす
水月湖の上から下までの綺麗なサンプルっていうのは、何回かは取られてるけど、分析に使うとだんだん少なくなってっちゃうじゃないですか。
とりあえず博物館に展示するのにある程度取っちゃったでしょ。
で、その他にも違う分析をしたいからって言って、抜けていくわけよ、葉抜けに。
さっき言ったみたいに、1層分、10年とか20年の層をなるべく多めに取るっていうのがなかなかできないとかっていうので、
今回最後の、最後っていうか中川先生的には最後の掘削をしてるっていうのは、新しい分析方法をたくさん試せるとか、
他の分析方法でもデータが取れるっていうために取ってる話で、
要は、今まで取った水月湖の年項のサンプルだけで分析が済んじゃうんだったら、新しくお金をかけて掘削する必要ないじゃないですか。
1本分取って5000万円ぐらいとか、もう1本掘るとまた数千万円プラスみたいな感じの、今言ってるのはあれよ、外産な話でピッタリ取るぐらいって聞いたわけじゃないよ。
よしやす
さて、これね、今の高校生が悪いわけじゃないと思うのよ。
かおり
前の高校生が悪い?
よしやす
前の高校生が悪いわけでもない。
やっぱり、そのように、
社会がというか、環境がなっちゃってるんじゃないかと思っていて、
役に立つ役に立たないという話と、
面白い面白くないという話があると思うのね。
一つは、私が思うに、
最近は、科学技術の話をしなくても、
いろんなことができちゃう。
私が小さい頃は、いろんなことができなかったけど、
だんだんできるようになったっていうのを体験してるわけよ。
今夏で、
かおり
テレビは白黒だったのがカラーになったとかね。
よしやす
もう少し、
かおり
赤いテレビが家庭に来たとか。
よしやす
それよりは遅いんだけど。
かおり
テレビが叩くと治るとか。
よしやす
地下鉄にエアコンがなかったのがエアコンがつくとかね。
かおり
扇風機があった気がする。
写真で見てたけどね。
よしやす
この前乗った越前鉄道は扇風機でした、まだ。
で、それってね、
そんなにハイテクな話じゃないじゃないですか。
でも、技術みたいなものが進むと、
生活が楽になったり、便利になったりするっていうのを、
やっぱり、私とかは実感しているところがあって、
家に。
かおり
なかった時を知ってるからこそ、
あることの恩恵を受けている実感があるわけね。
よしやす
そう、一つ一つだけど、例えば、
ウォークマンを買ってもらったっていう記憶があって。
かおり
なるほど。
よしやす
それまでは自分の中でカセットテープは、
モノラルのいとこからのお下がりのラジカセだったのが、
ウォークマンでステレオでいい音で聴けるとかがあったりとか、
それがね、今はスマホ買うと全部入っているんだよね。
かおり
確かにね、
ウォークマン、いわゆる音楽メディア、
音楽専用のものを持ち歩くっていうのがだいぶなくなった。
ゼロではないけど、だいぶなくなっちゃったね。
よしやす
で、スマホ買ってもらった時には、
技術ってすごいって思うかもしれないけど、
当たり前になっちゃった途端、
これがあればいいんじゃないの?っていう感じだし、
なんていうかな、今更社会に出て、
新しいスマホの次のものを開発しようっていう意気込みも、
ないんじゃないかとか思っちゃうよね。
もちろんゼロじゃないよ。
っていう子たちに、どうすれば、
少なくとも技術の話は難しいとなった時に、
理科の話が面白い、または理科の話が役に立つって思ってもらえるのかなっていうのは、
難しいなと思う。
一方で、役に立つ方は何とも言えないけど、
面白い方は何とかしたいっていう気持ちもあって、
何か新しいことを知るっていうのが、
見方が広がる、世界の見方が広がると面白いっていうのって、
これは別にスマホになろうと、何になろうと変わらないはずだと思うのに、
これも下がっちゃってるとか、日本は他の国に比べて低いっていうのは、
これは何なんですかねっていうのはちょっと話してみたくて、
私が結論を持ってるわけではないんですけど、
何でも検索した先に正解があるって思うから、
新しいこと、新しい見方っていうのが面白くないんですかね。
かおり
そうね、例えば実験とかも、
昔は実験してどうなるかワクワクしながら実験をした。
けど、実験の答えが分かって実験をすることが多いような気がする。
それが一つは、そういうもう、
お勉強動画もたくさん上がってるじゃない。
で、実験とかの動画も結構上がっているので、
そういうのをもうあらかじめ見て知っているであったりとか、
あとすごく何だろう、例えば本、図鑑とかも今すごくたくさんあって、
そういうところでもう知っちゃってるっていうのかな、
知識としてもう入っちゃってるのを、
実験で調べるではなくて、目の前で確かめにしかなってない。
いわゆるワクワク感は少ないのかな。
よしやす
あとあれなんだろうね、今聞いてて思うのは、
学校の勉強は正解を教えてもらうって思っちゃうと、
そりゃあ社会に出てから役に立つって思えないんじゃないかと思うけど、
やっぱりこう、これって何だろうっていうのに不思議さを感じて、
分かると嬉しいっていう体験をうまく提供できてないのかもね。
学校の勉強で成績を上げるために酸素と炭素を反応させたら、
一酸化炭素または二酸化炭素が出て、
それはくっついててこのくらいの重さでみたいな話を覚えるために
実験をしているように感じてしまう子が多いのかもね。
かおり
そうね、だからそうすると実験する必要ないじゃんと思ってるかもしれないね。
もう知ってるんだから。
よしやす
外で校庭参集するのと同じように実験をしてるかもしれないわけよね。
かおり
ごめん、よく分かんない、校庭参集が。
よしやす
何々やりなさいって言われてやってるだけで。
かおり
自主的に走ってるわけではないと。
よしやす
というか、自主的に走るのももちろん構わないんだけど、
参集こなすことが目的じゃない。
例えば体育で走りなさいって言われたら。
理科の実験はこういう順番に何とかやりなさいって言ったときに、
その順番に手を動かすのが目的じゃないはずじゃん。
かおり
そうね、場合によってはなんでって適当に順番変えてみて、
よしやす
まあうまくいくこともあるだろうし、
かおり
うまくいかないこともあるだろうけど、
うまくいかないならうまくいかないで、
順番に意味があるっていうことがそこで気づけるわけだよね。
よしやす
だからその辺がね。
かおり
そういうのに楽しさを。楽しさ?
よしやす
好奇心とそれを満足させるっていう体験ね。
本当は、本当はって言っちゃいけないんだな。
お料理も農業も科学実験じゃないですか。
だと思うし、あとは、それであれなのかね。
かおり
それが将来何かに役に立つかっていうと、その数字そのものは役に立たないよね。
よしやす
具体的には役に立たないよね。
かおり
だけど、例えばそんなに昔からどうこうっていう話題に上がったりとか、
じゃあっていう派生した話題というか、派生したところではいくらでも役に立つと思うけど、
ただそういう聞き方、将来役に立つかって言い方をされれば、
確かにその数字は役に立たないっていうふうな答え方にはなっちゃうのかなと思うし。
その聞き方もよろしくないな。
よしやす
今回というか、今回ではないな。
半年ぐらい前から、あなたは理科が好きですか得意ですかとか、
どうやったら理科を好きになりますかっていう質問してるじゃないですか。
かおり
っていうか一回話題に取り上げたら非常に反応が良かった話題ね。
よく結構メールでそのこと、他の話題を書きつつそのことについて一言触れてくれる人が多いね。
よしやす
そうなので、やっぱりそれ見てると別に学研の科学がとても良いっていう話を、
学研の科学を復活させればいいんだっていうつもりはないんだけど、
やっぱり学校で暗記科目って思う前に、
自然のことをどうなってるんだろうとか、実験したらどうなるんだろうっていう目で見るっていうのを、
もっともっと幼い頃から体験するっていうのが大事なのかななんて思いました。
花を摘んで、その花で洋服が汚れるっていうのも。
クワの実食べて家帰ってバレるみたいなね。
かおり
わかんないそれ。
よしやす
クワの実は結構ね紫色のつゆでですね、口の周りとか手とか服とかがすげえ汚れるんです。
かおり
なるほど。ただ物によってその色に染まらないものがあったりするじゃない。
例えば赤い花を触ったけど洋服には赤ではなくちょっと変わった色になるものとか、
よしやす
赤だったのに選択したら黄色になっちゃうやつとかね。
かおり
でも変わらないやつもあるし、落ちるのもあれば落ちないやつもあるっていうのも、
一種の、よく考えれば科学だよね。
よしやす
というかだから、まさに今かべさんが言った将来役に立つかっていう話は、
かおり
立つね、その選択するときにさ、これはダメ。
よしやす
料理選択とかはそうじゃん。まるで理科だよね。
かおり
理科ね。
よしやす
そういう生活を、地に足のついた生活を今の子はしてないのかもしれないね。
かおり
ふわふわしてる?
よしやす
だから、管理された中で食事をこぼさずに、花を摘んで服を汚さずに過ごしてきてるのかもしれないし、
私が小さい頃は舗装してないところで靴をぐちゃぐちゃにして帰ってきて怒られるみたいなことをよくやってましたが、
今は水たまりさえない?
かおり
じゃり道でね、自転車乗って急カーブをして滑るっていうの、横滑りして転ぶっていうのも、
今舗装された道が多いからあんまないのかね。
よしやす
わかんないけど。
かおり
結構だからじゃり道怖いけど、今でも自転車乗るとき。
よしやす
なんかワイルドな経験ってちょっと役に立つのかな。
役に立つっていうか、理科っぽい考え方が将来役に立つっていうところに影響してるのかもしれないな。
で、裏を返すとあんまりワイルドに生きてない子供が多いんじゃないか。
もう一つ、特に都会で成績がいいと中学受験をさせられて、
そうすると理科が暗記科目にどんどん変わっていくのかもしれないなっていう気もする。
とか言って、ちょっとだけ話がそれるんですけど、私そろそろ定年で、
将来どうやって稼ぐかを考えたときに、国立科学博物館を案内するっていうのって、案内してお金をもらうっていいんじゃないかって思っていて、
それがメインな仕事になるかどうかわかんないけど、
で、いろんな人とお話をして、2時間とか案内したらいくらぐらい払いますかみたいな話をしたときに、
あるご家庭から、中学受験する小学校、高学年の子たちは、理科がどうしても暗記科目っぽくなってリアルじゃない。
で、中学受験をさせたいし、実は中学校でもそういったリアルな理科の知識体験っていうのが求められてるっていう中で、
博物館とか案内してくれるとすごい嬉しいんだよねっていう声を聞いたのよ。
で、稼ぐ話をすると、小学校、高学年のお子さんとそのご家族を一緒にご案内するっていうのって、
結構お金払ってくれそうだなって思ったっていう話があるんですが、
逆の言い方をすると、やっぱり小学生時代に、このアンケートは高校生ですけどね。
小学生時代に、世の中、まさに自然科学っていうものって、ちょっと面白いかもって思える体験が少なくなって、
理科っていうのは暗記科目で、花びらの数が大事だったり、図の中に名称を入れるのが大事だったりするっていうテストばっかで、
どうなってるんだろうとかっていうのが少なくなったり、ワイルドな体験が少なくなるっていう風なところもあるのかもしれないね。
かおり
もしくは出てこないかっていうのは、今現時点ですぐに結果が出るものではないし。
結果が出ないかもしれないけど、少なくとも何らかの差があるんではないかっていうような問題意識は持たれてるよね。
よしやす
今役に立つ方の話をメインにしてきた気がするんだけど。
興味があるか楽しいの話をちょっとだけすると。
この報告書の4番には、日本の高校生は動物や植物に関することや天文に関することにとても興味がある。
まあ興味があると回答した割合は6割を超えている。いいですか。
植物、動物、天文は半分以上の子供たちが興味があるが、一方で星や岩、花や野鳥など自然を観察したり調べたりすること、
自然の中で生き物や植物を摂って食べたり加工したりすることなどの自然体験については何度もしたまたは少ししたという経験を回答した人は、
いずれも米中間に比べて最も低かった。つまり興味はあるけど体験をさせてもらえてないんじゃないか。
私が思うにそれが高校生になる前のもっと小さい頃にしないといけないんじゃないかっていう気がちょっとする。
さて大人がやるべきことは何なんだろうね。
私が思う一つは、かおりさんも前言ってたかもしれないですけど、ちょっと変わったことを面白がる大人が増えなきゃいけないって話をした気がするよね。
話の内容はわかんないけど面白そうに話してるなっていうのを聞くのが楽しいっていう人が結構いると。
特にね、ポッドキャストを聞くような人は、内容はよくわからないですが面白そうですっていう反応をもらうこともあって、
この体験とかも大人も面白がって子どもも一緒にできるっていう体験だったらより良いんじゃないかと思うのよ。
かおり
どうですかね。
むしろ大人が楽しんだ方がいいのかなと。
よしやす
子どもを置いてでも。
かおり
置いてでも。
子どもって大人がやることに興味を持つじゃない。
いいことでも悪いことでも。
よしやす
あとは大人が楽しんでやっちゃダメって言うと、やらせろよってなるパターン多いけどね。
かおり
そこで別に子どもに強要しないで大人が楽しんでたら、興味は持つんじゃないかなと。
やってみたくはなるんじゃないかなと。
実際にそれをやらされるよりかはいいのかなと思うし。
よしやす
もしかしたら。
かおり
そうは思うんだけどね。
よしやす
そういうと言っている大人が、理科勉強なんだからちゃんと成績上げなさい。
ただ楽しくなんかないわよって言ってるのかもね。
かおり
かもしれないね。
だから結局勉強ってなっちゃうときに、やっぱり苦手意識を持ってる人は一定数いるのはしょうがないとしてね。
その成績が良くなかったからって意味でね。
だけど苦手意識を持ってる手で相手に勉強しろって言うと、
ネガティブな感覚が伝わっちゃう可能性はあるのかなと。
よしやす
大人に理系のものの苦手意識がある。
なるほど。
かおり
それはある気がする。
よしやす
小説や物語を楽しむように理科っぽいことを楽しんでくれてもいいと思うんですけどね。
かおり
そうそう。だから大人の視点を変えるのも大切かなと。
よしやす
なんで。
かおり
特に。
よしやす
よくわかんないんだけど、私文系って苦手なんですっていう人いないけど、私理系って苦手なんですっていう人がいるじゃないですか。
かおり
私文系苦手だけど。
よしやす
文系苦手って何が苦手なの?
かおり
漢字。
よしやす
そうだけど、漢字の読み書きが苦手なわけで、漢字があることが苦手じゃないし。
かおり
漢字そのものが科学的には面白いとすごくやっぱ思う。
科学的って言い方変だけど、記編っていうものの中にすごく記関係のものが揃ってるわけじゃない。
よしやす
そうですけどね。
かおり
面白いなって思うし、
宝編なんて言ったら魚見全部追うくらいいっぱいやるわけじゃん。
よしやす
分かる人って分かんない人いますけどね。
かおり
しかもそれが音だけで漢字を当ててる魚もあれば、その性質っていうのかな。
その魚の性質から漢字を当ててるものも。
弱いとかね。春とかね。
そうそう。いわしとかね、そういうのもあって。
よしやす
よくわかんない。ボラとかね。
かおり
それ全然思いつかないけどね。
でもさ、そういうふうにして見てみると漢字も面白いなと思うの。
覚えられる覚えられるは別としてね。
テストになっちゃうと全然点数取れないから好きじゃないし。
よしやす
やっぱりそれなんですかね。
かおり
面白いなとは思う?
よしやす
実はこの調査は科学について話をしてるけど、
日本の高校生は受験用の勉強は受験用の勉強、学校の勉強は学校の勉強、
社会に出て役に立つことは社会に出て役に立つことって言って、
バラバラに考えてるのかもね。
だからこの調査はね、科学って考えてるけど、
よしやす
ありました。なので、そこは良かったなって思う。
かおり
これよく言うね、子供に本を読ませたいんだったら、
まず親が読めとか、本がたくさんある環境を。
よしやす
だからこんまりさんっていう人が、
本なんていつでも買えるんだから、
読んだら捨てればいいのよっていう話をしているのが、
ゲセナイ。
かおり
大人はいいよ。大人は本っていうものを、
電子書籍で買って物体が伴わなくてもいいんじゃないかなとは思う?
よしやす
だからさっきも言った通り、
子供と一緒に過ごすっていう中で、
子供が読める本を、
子供も手が届くときに本があるっていうのが大事かなと思って。
あとは好きな本を買ってあげるっていうのもあって、
そうなんですよね。
ちょっと前にちっていうアニメがあって、
原作漫画ですけど、
あれに知識が文章になって、
世代を越えて繋がっていくっていうのの重要さが入っていると思っているんですよ。
それは裏を返すと異端の考え方が繋がっているっていう、
または布教されるっていうので、
途中で印刷っていうものの力の話が出てくるんですけど、
100年前、200年前の人たちと比べて、
私たちは情報に触れられる質も量も劇的に多くなっていると思うのね。
そこでどうやって将来楽しいかとか、
人生が負に落ちて暮らせるかっていうところは、
本っていうのはすごく便利なんじゃないかと思ってるんですよね。
最近は動画も多いじゃないですか。
新しい知識を得るっていったときに。
でも動画が向いてるやつと本が向いてるやつは違うなって実感をしてるんですよね。
かおり
そうね。ベースがあった上での動画は非常にいいけど、
ベースがなくてベースを動画で出るのはお勧めしないなっていう。
よしやす
ハウツーというか、やっぱり動画だと分かりやすいものってたくさんあるけど、
一方でどういうふうに物事を考えるかみたいな話は、
やっぱりね、ちょっと言語に振ったほうがいいんじゃないかって気がするんだよね。
ということで、取り留めもなく話してきましたが、
かおり
やっぱりじゃあ大人が科学に興味を持とうぜって。
よしやす
ということでですね、皆さまお知り合いに、
お子様がいるときにはお父様やお母様、またその家族の方がですね、
科学や技術、もしかしたら外国語もそうかもしれないし、
社会のお勉強もそうかもしれないし、
そういったものに興味を持って楽しむというのを率先してやっていただく。
そのためには、本や動画、そしてポッドキャストなども大事なので、
お勧めしてみてください。または実践してみてください。
かおり
はい。
よしやす
はい。っていう結論でいいですか。
かおり
まあ、それじゃないかね。
で、なんでもだから科学よ。さっき言った国語の漢字だって。
よしやす
あ、そうそう。だから。
かおり
科学的って言うと、サイエンスって言い方するとちょっと違うかもしれないけど、
分類って言い方をすれば科学的な分類のことだよね。
よしやす
そう。世の中のことに不思議だと思って、なんでそうなってるんだろうっていうのと、
こういうふうにしたらどうだろうっていうのが、科学的な見方だとすると、
それが別にサイエンスじゃなくてもいいわけですよね。人文科学って言い方もあるし、
人はどうしてこう思うんだろうっていう話や、
今の社会はどうしてこういうふうにできているんだろうっていうのを含めて、
科学的見方だと思っていいんじゃないかと思うんですよね。
ということで、これ以上話しても取り留めがなくなる度が高くなるばっかりだと思うので、
お話はこの辺にしたいと思います。皆さんのメールというか、感想をお待ちしております。
かおり
はい。
よしやす
で、国立科学博物館氷河祈展。今手元にチケットがありますが、
会期は2025年7月12日から10月13日です。
10月13日までやっているので、今回の氷河祈展の無料観覧券については、
7月いっぱいプレゼントの募集をします。
なので、締め切りは7月の31日に発信されたメールというふうに締め切りをします。
で、応募方法は、この番組宛てにメールをくれる、
またはメールのフォームを使ってメッセージを送るということをやっていただきたいと思います。
メールのフォームはですね、私たちのウェブサイトそんない.コムというところから
そんない理科の時間のアイコンをクリックしていただくと、
番組の一覧が出ている画面の右側にあるのがメールのフォームです。
そして、そちらまたは直接メールアドレス
理科atmark0438.jp宛てに、いつも私が手で信用を開けているんですが、
検索しやすいようにキーワードを入れたいと思います。
そのキーワードを教えていただけますか?
最初はマンモスとかにしようと思ったんですけど、
私のところに氷河起点に来たらどう?というメールがたくさん来ていて、
マンモスとかってたくさん入ってるんで、氷河起点で見たちょっと変わった動物の名前。
ホラアナライオン。全部カタカナ。ホラアナライオン。
かおり
ホラフキライオン。
よしやす
ということで、このカタカナのホラアナライオンというのが
メッセージの中に入っている方を応募してきた方というふうに
こっちでカウントして、抽選をした後、
当選した方に送り先の住所を送っていただくというふうにしたいと思っています。
なので最初の応募の時には送り先の住所とかは書かないでください。
ということで整理すると、この配信から7月の31日のタイムスタンプで
メールまたは私たちのウェブサイトのメールフォームから
氷河起点のチケットが欲しい旨とキーワードホラアナライオンを
本文かタイトルに書いて送ってください。
8月1日の配信ではちょっと間に合わないんで、
その次のあたりの配信で当選者の発表をします。
当選された方については送り先をご連絡いただければ、
その住所にこの無料観覧券をお送りします。
無料観覧券は5枚あるので、5人の方1人1枚ずつプレゼントします。
今までこの無料観覧券、招待券には
私が作った国立科学博物館の案内が入っているガイドブックというのかな。
小さい小さいガイドブックを同封して送っていたんですが、
最近noteっていうところでこのガイドブック公開をし始めまして、
PDFでいつでもダウンロードできるようになっているので、
そちらから入手してみてください。
なので今回はおまけでは冊子についてはお送りしないつもりでいます。
どうしても紙に印刷した冊子が欲しいという方はそのまま書いてください。
当選した時に、当選した方がそういうふうにメッセージがあったら
印刷して送れるんじゃないかと思っています。
ということでお知らせでございました。