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よしやす
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第632回
かおり
そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
よしやす
今回は8月にいただいたメールを紹介する回なのですが、 まず最初に訂正からですね。
おお、恒例の訂正のコーナーじゃございませんか。 恒例にしたくないんですが、訂正のコーナーです。
631回で日本刀の話をしました。 その時に、日本刀の資料ばっかり読んでて、
西洋ってどうだったんだっけ?みたいな話をした時に、 西洋は結構早い時期から鉄で溶かせてたんじゃないの?みたいな話をしてしまったんですが、
ヨーロッパなどでも、鉄を溶かして鋳造する、流し込んで鋳造するっていうのは、
12世紀以降で、私が喋ったコークスっていう、 石炭を蒸し焼きにした燃料を使った製鉄は18世紀以降のようで、
昔から鉄をドロドロに溶かして、それを型に入れてっていうのが行われていたわけではありませんと、
ということです。
かおり
鉄でもそれなりの硬さのものは作っていて、 だからこそ筆帯とが強かったとかいうのがありましたよね。
筆帯とは製量か?
よしやす
そこでも鉄の製造方法が秘伝として伝えられたと言われているんですけど、
でですね、ラジオネームしゅみじんさんという方からご指摘のメールをいただいております。
まずですね、鋳造の武器についてはさっきも言った鉱炉を使うようになったから、18世紀以降かな。
中世のヨーロッパの武器は当然炭造ですということで、 ちゃんと鉄のことを学んで話せというふうにお叱りを受けました。
でね、その他にもフェンシングの剣の母体になったエイピア、スモールソードは、 血を流させたら勝ちという貴族の血闘勝利のために進化した武器と。
かおり
じゃあいわゆる戦争とはまた別で、スポーツという言い方は変だけど、 ルールにのっとった戦いだったわけね。
よしやす
というようなこともありまして。
かおり
じゃあ殺すのが目的ではないわけか、血を流させたら終わりってことは。
よしやす
そう、だから貴族の血闘を模したスポーツとして、 先っちょが相手の肌にブスってなれば、ちょっとでもブスってなれば勝ち。
今はねポイント制になってますけど、 っていうふうになっているそうです。
かおり
そういうところから始まっているのね。あれはどこで、どういう戦いから 進化したスポーツなんだろうっていうのは常々疑問には思ってたんだけど。
よしやす
武器の会、または鉄の会でまた紹介させていただくかもしれません。
かおり
武器の会、鉄の会がある。
よしやす
鉄はちょっとやってみようかなと思うんですよね。
要はこの前、日本刀の話しましたけど、 そういえば鉄って昔から使われてるけどどうやって作られて、どこの国でいつからどう使われてるか。
かおり
銅じゃなくて鉄鉄。
よしやす
そうで、銅鉱石も出るんだけど、 青銅にすると使いやすいみたいな話とか、
そもそも鉄鉱石をどうすると鉄になるのかみたいな話も全然してないじゃないですか。
そういうところも含めて、 なんで温めると鉄になっちゃうんだっけっていう話もしてないよね。
圧値値。
炭と鉄鉱石を一緒に燃やすというかってやると、
炭から出た一酸化炭素が鉄鉱石は酸化鉄になっている。
酸素を取り去るんで酸化鉄は鉄になるっていうのが基本的な反応でみたいな話とかもしてないので。
そんなところも含めて、 理屈と歴史が両方入ったような話ができるといいかななんて思っています。
かおり
そうよね。今でこそ、
化学反応の状態がわかるっていうのから解明されてはいるけど、
でも昔はわからなかったんだよね。
よしやす
そうで、今度は溶かした鉄で作ると楽ちんになるわけですよ、鋳造で。
でも丈夫なものができなくて悩む時期とかがあるらしくて。
そうなんです。溶けちゃうと炭素が溶けすぎて炭素濃いめ鉄になって、
これはこれ、剣とかに使いにくいとかっていうのがあったりするとかっていうのもあるようで、
やっぱり紐解くと、ちょっとね、何冊か確認しなきゃいけないかなと思っています。
へー。
かおり
フェーか。
よしやす
訂正のコーナーでございました。
フェー。
よしやす
FEですね。
そう、よくわかったね。
ということで、8月にいただいたメールをいくつか紹介していこうと思います。
8月は、色と目の感じ方の回に結構反響がありました。
はい。
色弱とか色毛とか、色格異常とかというふうに言われていた人たちっていうのが、
俗に言うね、健常者っていうのと、どっかで分けられると思っていたけど、
実は健常者と言われる人の中でも、目の中の感度が違うんで、
見えている色、または識別できる色っていうのが微妙に違うかもしれないねって話をしたりとか、
あとは、そんな中でもみんなが識別できる、見分けられる色を使うほうがいいみたいな話をしたんですけど、
それに対していくつか、ふたさんぽびとさんは、
色の話楽しく聞きました。色って面白いですね、という話や、
ほしのひみつさんは、健常者と思っている人でも色の見え方がそれぞれ違うかもしれないという話、
身に覚えがあります、というような話。
あとですね、きあげ葉のいもちゃんは、色のいろんな話、とても面白く拝聴しました。
透明な水の話、人間以外は透明ではないかも、というか、
地球上で光を使った動物には水やガラスは多分透明に見えます、ほとんどね。
なんですけど、他の星だったら違うかもしれないとか、
太陽が今の輝き方じゃなかったらずれていたかもとかっていうのはあるかもしれないですね。
あとはたまごぱんさんも、色についていくつかコメントをいただいています。
色々と言わないようにしていたっていうのを番組の最後に言ったんですけど、
もう一回聞きますというふうにコメントをいただきました。
かおり
色々で大変だったんだよね、火使ってね。
よしやす
はい。あとうしししさんは、ハイリンガーのブラシの話懐かしかったですというね、
かおり
たぶんかおりさんは覚えてないと思うんですけど、
よしやす
光の変更がちょっと白と黄色っぽく見えるんじゃないかっていうやつで、
今だと液晶画面を見ると、このハイリンガーのブラシが見えるんじゃないかというコメントをいただいています。
ただ、方向をぐるぐる変えたいんで、大きいディスプレイだと難しいので、
タブレットぐらいがいいんじゃないかなというふうにコメントもいただきました。
はい。
そんなのが光と色の話のところの反響かな。
あとですね、今回はどこどこに行ってきましたと、コメントちょっと混ぜて紹介したいと思います。
よしやす
はらみさん、東京出張があったので、小木久保三庭園に行ってきました。
門川庭園、大田黒庭園、敵外荘と読む3つの庭園を回って見応えがありましたと。
私行ったことないですね、小木久保三庭園。
かおり
そんなのがあるとは知らなかった。
よしやす
武蔵野って名前だけ聞いてたけど、本当に昔は野山だったな、
あ、三野だったんだなと思いましたというふうなコメントをいただきました。
あの、武蔵野門川ミュージアムっていうのがあって、
かおり
はい。
よしやす
そこでは、
かおり
それ行ったんじゃないの?
よしやす
そう、行きました。
で、そこでね、武蔵野に関係する資料とかってのがあって、
武蔵野っていう名前がどっから来てるかとか、その頃っていうか、江戸時代の地図とかね、
そんなのがあって、武蔵野というエリアはどこなのかと。
まさに、武蔵野国の野っ腹だから武蔵野なんですけど、
かおり
あ、ほう。
よしやす
そうですよ。なんですけど、
ほう。
どんなものかみたいな話があったりもしましたね。
あと、はなみさん行ったのは、ラムセス大王庭に行きましたと。
かおり
おー。
よしやす
私もこれ行きました。
かおり
えー、
よしやす
バカにしてたわけじゃないんですけど、どのくらいの規模か全然わかんないで行ったんですけど、
思ったよりたくさんのものが、それも本物がやってきていて見事ありましたね。
かおり
おー。
よしやす
で、撮影王家なものが増えてきたと思いませんか?というふうにいただいています。
かおり
うん。
よしやす
えっとね、美術展や博物館の展示物って、
かおり
うん。
よしやす
自分の館の所蔵のやつは、撮影王家になるっていうのがどんどん増えていますが、
うん。
借りてきたものとかは、撮影王家じゃないものも結構あります。
かおり
おー、その、えっと、
まず、えっと、
どなたかの質問でありましたよね。
そのフラッシュが文化財に与える、
原見さんが文化財に与える影響って、どんなのがあるんですか?
それがあるからダメっていうのがあるんですよね、一つは。
よしやす
いや、一つはそれがありますけど、
例えば、国立の博物館系は、自分のとこで所蔵しているものは写真OKなパターンが多いです。
かおり
じゃあ、その、なんか、認識としては、
フラッシュが作品に良くないから撮っちゃダメって認識だったんだけど、
実はそういうことはないわけ?
よしやす
いや、フラッシュがダメなのは、そもそもダメで、
えっと、今撮ってもいいってやつのフラッシュはやめてくださいって書いてありますよ。
かおり
あ、なるほど、そっか、フラッシュはダメなのか。
よしやす
フラッシュはそもそもダメで、以前は撮影自体ダメ、要はカメラを取り出すことしかダメっていうのがあって、
借りてきたものの展覧会とかだと、ダメなものは多かったです。
つまり、作品集も売らなきゃいけないとかね、
あとは、所有者がこの会場では撮らせる。
かおり
所蔵権的な感じね。
よしやす
そうなので、自分の美術館とかの持ち物のやつはOKなのが増えています。
ただ、やっぱり最近ね、OKだと、全部写真を撮らないと気が済まない人とかがいて、
かおり
あー、あの、見るよりも写真を撮ることに集中しちゃう人ね。
よしやす
っていう人がいて、そういう人がこう、ペースを崩すのはちょっと気にはなっています。
かおり
あー、そうね、あの。
よしやす
あともったいないなと思う。
かおり
いいところで撮ろうとしちゃってね、なんか。
よしやす
そうそう、真ん中で。
かおり
流れをすごいあれしちゃったりとかね。
よしやす
そうそうそうそう、ぽかっていうのがありまして、増えてると思いますね。
そうね。
一方で、写真OKな展覧会や博物館でも、この作品だけはダメよとか、
テレビに映ってる映像作品はダメよとかっていうのがあったりします。
かおり
あ、それは多いね、なんか映像作品は。
よしやす
そう、映像作品は作者の人がいて、それを有料で貸し出してるわけですから、
その他の使い方をしてくれるなってことでダメだったりします。
で、フラッシュが与える影響は、大したことないんじゃないかって思う人がいるかもしれませんが、
自分でフラッシュを見つめながら写真ばしゃって撮ったら、すっごい眩しいじゃないですか。
目がチカチカするぐらい。
かおり
なんか残像が残る。
よしやす
そう。
かおり
で、特にね、古い美術品とかは、保護のために会場を暗くしてますっていう工夫までして、やってるところありますよね。
よしやす
そう、だから熱とか紫外線とかがなるべく当たらないようにっていう工夫をしてるので、
フラッシュは多分紫外線領域まである程度出てるんじゃないかと思いますし、エネルギーが大きいと。
かおり
それが1人だけじゃないからね、1人1人8人ですね。
よしやす
だから研究のために光を当てなきゃいけないんじゃなくて、
見る人が好き勝手にパシャパシャ撮るのはまずいんじゃないかと思っています。
はい、ありがとうございます。
かおり
あとは昔に比べてデジカメ自体のレンズの性能が良くなって、小さな光でも結構綺麗に撮れるようになったのがありますよね。
よしやす
小さな光って暗いところでもね。
かおり
そうそうそうそう。
よしやす
それはあると思います。昔フィルムの時にはね、今の美術館の明るさだと手ぶれしちゃうとかがありましたけど。
あとですね、ミニラナインJPさんともう1人、どこだったっけな。
スピカ48さんは電子基準展見に行ってきました。
スピカ48さんはミニラナインJPさんのお便りが7月にありまして、電子基準展、家の近くの小中学校に見に行きました。
北九州に小賀というところですね。
で、ミニラナインJPさんは電子基準展に行って写真もつけてくれたっていうのがありまして、
えーっと、つまごいですね。
かおり
お。
よしやす
という感じで、あの標高の測り方がこの4月に変わったんですよ。
かおり
はい。
よしやす
今までは測量で一個一個ね、こう階段を登るように積み上げていって、
よしやす
あとはですね、ハッチさん。初めてメールいただいたのかな。
毎回知的好奇心をくすぐる回で大切に聞いていますということで、ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
あと、行ってきましたもんませてですけど、カプゾーさんは国立科学博物館に行ってきました。
理科に興味のあるおのちが増えればいいなと思いました。
そうなんですよね。
神田まさきさんは推しの八海と富士山レーダードーム館に行ってきました。
推しの八海はどの辺というんだ、川口湖の近く?両方ともあの辺です。
かおり
富士山のふもと辺りね。
よしやす
山梨県側ね、そうそう。
で、富士山レーダードーム館っていうのは、富士山頂で使われていたレーダーが移設してある場所で、観測はしてないんだけど、現物があったりします。
かおり
昔使ってたやつ。
よしやす
そうそうそう、行ったことあります。
あとは、天梨沙さんからは残暑未満を申し上げますということで、なかなか…
かおり
もう残暑か。
よしやす
っていうか、随分経ちますが、少しずつ秋の気配を探さなきゃいけないかなと思っています。
かおり
そう?また夏じゃないの?
よしやす
いや、やっぱ秋っぽいこと探さないとね。
トンボはいるよね、最近ね。
ダムマスターさんは…
かおり
いやー、まだあんま見ないな。
よしやす
ダムマスターさんは、行ってきましたじゃなくて、行きますっていうメールで、仕事の都合で海外扮人することになりました。
かおり
おー、行きます。もう行ったかな?
よしやす
もう行ったんですが、8月26日のメールです。
国籍は台湾ですが、猫村もあるので、ぜひとも旅行で訪れてみてください。
猫村っていうのがあるらしいよ。
いやでもね、ほら、自分のうちの猫にさ、申し訳ないじゃないよ、その猫を可愛がってきてしまうと。
かおり
別に可愛がらなくてもいいんじゃない?視察だけ行けば。
いやいやいや、猫がその場にいるのに可愛がらないって訳じゃないから。
よしやす
じゃあ、そんな人は外で猫なんか見なきゃいいさ。
かおり
見えてしまうのよ。わかる?
よしやす
はい、ということで台湾の猫村があるらしいですよ。
かおり
やばいって。だから猫カフェにも行かないようにしてるのね。
台湾でも頑張ってください。
頑張ってください。
よしやす
理科系の仏像さんは、北アルプスの白馬岳に登ってきました。
かおり
はい。
よしやす
下山途中で止まった白馬ヤリ温泉小屋という山小屋で、
夜明け前に見た2つの星がとても明るく見えたので、写真を送ります。
金星と木星でしょうか?というふうに送っていただきました。
多分金星と木星なんですが、この高さだと、時間はね、8月15日の午前2時20分頃とありますけれども、
3時20分頃じゃないかと思います。ちょっと見てみました。
はい、写真もありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
BNYさんは、リスナープレゼントでいただいた国立科学博物館の常設展チケットで、科学に行きました。
大学生の息子1人が同校、息子は自腹で入りましたというので、面白かったのは、今回考え深かったこととしては、
大学生の息子さんが、私の見たいものに合わせて一緒に回ってくれたということです。
今から10年以上前、当時小学生の息子2人を連れてあちらこちらに行きました。
科学にも一度来ましたし、比較的近くから近い恐竜博物館へは、メンパスを通年3年ぐらい購入して通いました。
しかし、その頃は小学生の興味のままに脈絡なくあっち行きこっち行きして、
私の見たい展示をじっくり見ることはとてもできなかったことを思うと、
覚醒の間で、そんなことで息子の成長を感じてしまいましたと。
ええ話や。
かおり
じっくり見るだけじゃなく、それに今度は逆に息子さんが付き合ってくれたと。
よしやす
そうそうそうそう。
あとですね、お一人なんですけども、年功博物館にも行きましたと。
かおり
おお、いいですね、年功博物館ね。
今、たぶんもう掘削が今年のは終わって、いろいろ分析が始まって、
そこからまた結果が出るって言い方は変だけど、それは何年か後とかにはなってしまうんでしょうけど、
またこれでいろんな情報が世に広まっていくと嬉しいですね。
あとなんか、年功博物館の掘削チームの中の一人が、
マヤ文明、マヤの遺跡で、またなんか結構同じような掘削技術を利用して、
よしやす
結構な今までの常識を覆すような大発見をしたらしいし、
かおり
ちょっとそこら辺も目が離せないなと思ってます。
よしやす
中川先生チームね。
かおり
そうそうそう。だからまたなんか、とりあえずは一旦落ち着くとは思うんだけどね、
表に見える掘削っていう大きな動きがなくなっちゃったからね、終わったからね。
よしやす
でもまたなんか講演会とかあるかな、行きたいなって。
科学では、期間かな、要は。
1年に4回、見る知るっていう雑誌を出してるんですよ。
で、それの最新号が年功の話なんで。
かおり
あ、ほんと。
よしやす
はい。興味がある方は見てみると、軽く書いてある、薄っぺらい雑誌。
なので、小冊子に近い感じなんで、気軽に読みたい方はいいかもしれないなと思いました。
ほら、参助会なんで送られてくるんですよ。
かおり
えー、じゃあ今度見せて。
よしやす
もちろん。はい、ということでありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
アックス家の父さんはいつもあっちこっちに行ってらっしゃるんですが、
お盆休みには息子を連れて練馬の実家に帰りましたと。
その途中で所沢桜タウン、さっき私が言った武蔵の門川ミュージアムね、があるんですね。
所沢桜タウンっていうエリアに、パンダコパンダ展を見ましたと。
あとは、キティ・ジョージやら、ご実家の近くを回ったり、
あとは今住んでらっしゃる松本の、これは松本の科学かな、の保室裏プログラミングに行ってきました、という感じで。
あと、教育文化センターか、松本のね、では映画の撮影もあったようですとか、というのをいただきました。
はい。で、ヒルアンドンさんは、筑波の植物園、実験植物園ね、に家族で行ってきました、というふうにいただきました。
えっとね、私は国立科学博物館の年パスを持っているんですけど、
この筑波実験植物園っていうのは、国立科学博物館の施設なんで、ここも一緒に入れるんですよ、確か。
かおり
へー。筑波にあるけど。
よしやす
筑波にあります。で、休めるところもあり、冷房もきいていて、普段だと空いているらしいので、おすすめですと。
ただ、駅からはちょっと遠いです。
かおり
おう。
よしやす
はい。あの、なんとか、植大葉こんにゃく、花が咲くと臭いっていうやつで、今年も咲いたよっていうのがニュースになっていたところだと思います。
かおり
はい。
よしやす
はい。あと、ミニラナインJPさんは、延山の国立天文台ね、宇宙電波観測所の特別公開日に行ってきました、
というふうにいただきました。今年の名探偵コナンで、舞台になっている場所なんですよね。
かおり
みたいですね。
よしやす
そう。なので、映画に登場するものをチェックしてきましたと。
あと、この特別公開日は、45メートルのパラボラアンテナを一番下まで下げてくれるんで、来場者が触れるっていうのがあります。
かおり
おー。
よしやす
はい。ということで、あとはですね、ねこのてさん。
かおり
はい。
よしやす
8月は結局どこへも出かけずに、勤勉に仕事をして過ごしましたといただきました。
かおり
お疲れ様でございます。
よしやす
はい。ありがとうございます。ということで、本編では質問を中心に取り上げて、そちらにお答えしていきたいと思います。
よしやす
多分できると思うんですけど、世の中の音を聞き分けるのには、1つのものから出た音の高さと音色を聞き分けるっていうのが便利なので、今の感じ方が一番、一番というか、実際の世界に合ってる聞き方なんじゃないかと思います。
もともとね、魚の耳って三半器官っていうのがあって、水平とかね、そういうどっちに頭が傾いてるかっていうのを感知することができるじゃないですか。
それの派生として、耳の器官が発達したというふうにも考えられていて、魚自体は人間の耳と同じようなところで、音の周波数で聞くっていうのは、多分人間というか哺乳類よりもずっと弱いはずです。
水の中で聞こえる音って周波数限られてるんで、陸に上がった後、耳結構進化して低い音から高い音まで聞こえるようになったっていうのと、どんな音で聞こえると効率がいいかっていうのに最適化されてきたんじゃないかと思います。
一方で光はグラデーションで感じるっていうのは、いくつかのセンサーの出力の比率で感じるっていうふうに、目とその感覚器官というか認知する脳の仕組みは発達してきたんで、グラデーションに見えるようにも描けるんですけれども、
センサー自体は人間の場合には4つね、3色プラス明るさだけ見える細胞の区別合わせで見てたりするっていうのがありまして、外界を捉えるっていうときには、脳の中ではどんなセンサーを使ってるかっていうのは気にならなくなっているんで、どう捉えたいかっていうところの練習をすると何かできるようになるかもしれません。
ちょっとうまく答えになってるかどうかわかりませんが、という感じで、虹の7色も細かく見るとお隣と全然色が違ってないけど、しばらくすると違っているっていうような微細なところで拡大すると、そういうのは連続性を感じるように見えると思います。
はい、ということでメールありがとうございました。
かおり
メールありがとうございました。
よしやす
はい。
かおり
では次のメールです。
真鶴さんからいただきました。
自転車で走っているときは風も心地よく、爽快までいかないまでも気持ちよく走っていましたが、駅に着いて自転車を降りた瞬間から汗がドバーッと吹き出してきました。
降りた瞬間に汗がドバーッと出るのはなぜでしょうか?といただきました。
よしやす
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
これはね、自転車に乗っている時間も関わってくると思うんですけど、汗が出てくるのは運動し始めてからすぐじゃないじゃないですか。
数分たってからですよね。
かおり
うん。
よしやす
っていうのと、検証するには同じ距離に乗って、自転車を降りずにゆっくりゆっくり走ってみる?自転車で。
かおり
はい。
よしやす
まず、風も心地よく爽快じゃない状態にするわけよ。
かおり
うん。
よしやす
ただ、自転車には乗ってゆるゆるとこぐってなった時に、やっぱり汗がドバーッて出るんだったら、風が体を駆け抜けていくような時には汗がある程度蒸発して爽快に感じていたけど、その時に実は汗もかいていた。
で、走っているか止まっているかで汗の感じ方が違うっていうのがあるし、あとはちょっとだけ走って止まって自転車を降りてみる。
もう少し長く走って自転車を降りてみる。で、どっから汗が出始めるのか?で、さっきも言ったとおり、運動し始めて汗かくまで時間がかかるのと同じように、運動をやめたからって急に汗が止まるわけじゃないじゃないですか。しばらく汗出てますよね。
かおり
うん。
よしやす
だから、そこの時間差で余計に止まった時に急に汗が出たように感じるっていうのもあるんじゃないかと思ってまして、ちょっと実験するといいんじゃないかと思いますが、
私の推理だと自転車を漕いでいる間にだんだん汗が出てきて、風を感じている時には涼しくなっていて汗もある程度蒸発しています。
ですが汗はかいていて止まるとその蒸発が急に、つまり風が吹かなくなるので急に止まるんで急にドバッと出たように感じるっていうのは傾向としてあるんじゃないかと思いますし、
あとは走る時間、例えば1時間走った時には走っていても汗かいているっていうのが実感できると思うんですよ。
で、止まるとその汗が冷えなくなるっていう感じがあると思いますけど、駅までの自転車だと10分とか15分でちょうど汗の方が本気を出してきた時に止まっちゃうっていうのがこの急にドバッと出た感じになっているんじゃないかと思います。
よろしいですか。
かおり
はい。
よしやす
メールありがとうございます。
かおり
ありがとうございました。
では次のメールです。
かおり
はい。きやげ葉のいもちゃんさんからいただきました。
蛍光灯が使えなくなってくると黒ずんできますよね。あれってなぜ黒くなるのでしょうか?といただきました。
よしやす
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
蛍光灯の端っこのところですよね。直感というかまっすぐなやつだと。
これパナソニックのページに載ってまして、なんかね、最初に点けた時に黒くなる現象っていうのがまずあるらしい。
っていうのと、使ってるうちに黒ずんでくるっていうのがあって、使ってるうちに黒ずむのは、使用していると口金付近が黒くなるのは異常ですか?というのがありまして、新品のランプを初めて点灯したと直後に黒ずみが発生した場合は、なくなるので異常ではありません。
使用している間にスポット状の黒ずみが発生した場合というのがありまして、これが多分黒ずみで電極コイルに充填しているエミッタ、電子放出物質が点灯中に少しずつ飛散して電極付近の間壁、間の壁に付着することによりスポット状の黒ずみが発生します。
これがたくさん続くと、このエミッタっていう電子を放出する物質がなくなっちゃうんで、これがなくなるとランプが点きにくくなります。
古くなると、つまりこのコイルっていう電極が消費されて、消費されたものが黒く蛍光灯の中に落ちてくると思って間違いないと思います。
で、これが大きくなってくるとだんだん点かれてくる証拠で、点きにくくなったら交換しましょうということです。
ただ、このスポットが使い始めてそんなに気感がないのに出るときには蛍光灯の本体の方が不調だったりするので、後は本体と蛍光灯の組み合わせが悪かったりするかもしれないので気をつけてくださいというふうに書いてあります。
パナソニックのページにあります。ページのタイトルは、「使用していると口金付近が黒くなるのは異常ですか?」というページです。
ということで、メールありがとうございました。
かおり
ありがとうございました。
では次のメールです。
ひよこさんからいただきました。
遠征風はなぜ緯度30度から60度付近に発生するのですか?
気温に影響されて気圧に差異が生まれて風が吹くことと、コリ寄りの力で東西に触れるのだろうと理解していますが、
北から南、南から北に風が吹く境目がなぜ緯度0から30、30から60、60から90度付近なのか気になって夜も眠れません。
といただきました。
よしやす
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
寝てください。
ということでですね、まず大気の…
かおり
寝てください。私に言ったのかと思った。寝ていいのかと思って、今固まっちゃった。
よしやす
ひよこさんは寝てくださいね。
地球って赤道のほうがたくさん太陽で温められて、北極と南極は冷たいままです。
かおり
違う、寒い寒い寒い。
よしやす
なのでハドレーさんという人が、あったかいところから冷たいところに空気は流れるはずだと。
だから赤道付近で上昇気流が起きて、それがぐーっと極、北極とか南極ね、極のほうまで行って、そこで冷たくなって降りて、地表を極から赤道のほうに行ってぐるぐる回るっていうモデルを考えました。
かおり
まず一番単純なモデルってことね。
この人はね、実は…
よしやす
一つ一つだけ。
この人実は気象学者じゃなくて、アマチュア科学者だったそうです。
なんですが、循環パターンを科学的に理論化した人です。
これに対してコリオリの力っていうのがあって、赤道からね、たとえば北にものが動くと、物体は東にずれる。
逆に北極側から赤道側にものが動くと、西側にずれるっていうのはコリオリの力というふうに言われています。
でね、実際にはこのハドレーさんが考えた、赤道で上がってずっと上を極のほうに行って、北極と南極で空気が降りてきて、地表を伝って赤道に行くっていう、このぐるぐるっていう大きい循環はちょっと違っていて、
本当は赤道あたりで温められて上昇気流になったやつは、
かおり
そこまでは合ってるわけね。
よしやす
ハドレー循環っていう名前で今も呼ばれてるんですけど、
かおり
ハドレー循環。
よしやす
北位30度ぐらいでいっぺん下がっちゃいます。
かおり
あら、途中で泣いちゃうわけね。
よしやす
いろんな要因が重なってるんですけど、
一つはさっき言ったコリオリの力っていうのがあって、
上昇気流が起きて極のほうに向かうやつと、極側には北位30度から赤道に吹く風っていうのがあって、
つまり北極側から赤道のほうに吹く風が30度から赤道までのところに吹いてるわけ。
そうするとこれはコリオリの力で東から西にずれる風になるわけね。
これが貿易風じゃないや。
貿易風と呼ばれている風です。
かおり
本当だったら、もし地球が自転していなかったら、
地球の表面にある網網に沿って上に上がって降りて、網網に沿って赤道のほうにぐるっと循環するのが、
自転しているからそれがちょっと引っ張られて、引っ張られるっていうのかな?
よしやす
ちょっと斜めになるわけね。
かおり
斜めになって少し角度がつくと。ぐるぐるにね、まず。
よしやす
これが起こるんですけど、コリオリの力で曲がってしまうっていう影響と、
あとはそれに対して、現在のハドレ循環ね。
さっき言った赤道から極まで1ループしかしないのは、ハドレの大気大循環ね。
かおり
ハドレが考えた大気輸出の循環っていうのは、
1個の大きな上がって下がってっていう動きだと、まずハドレは考えたんだけど、
よしやす
それは現実と違っていて。
かおり
現実は?
よしやす
現実は30度ぐらいで一変降りて、
かおり
疲れちゃうわけね。そんな上昇、上がってなんかいられないよって言って、一旦休憩で降りていくわけだ。
よしやす
実際には3つに分かれているんです。
ハドレ循環っていう赤道から30度までのやつと、
フェレル循環っていう30度から60度まで、これは逆に地上では赤道側から極の方に向かって、
上空では極から赤道に向かってっていうフェレル循環があって、
もう1個極循環っていう、北極南極の極ね、極循環っていうのがあって、
これは極から降りてきた空気が地表を赤道側に行って、
さっき言った60度ぐらいのところで上昇気流になって、
上空で極の方に行くっていう循環の3つが組み合わさって、
赤道付近のあったかい空気を順番に運んでいるっていう風になっています。
これはコリオリの力で途中で曲がっちゃうんで、
空気の移動が妨げられて途中で降りてきちゃうんじゃないかっていう話とか、
地球の時点のスピードとかっていうのも関係してくるんで、
時点のスピードがもっと速かったり遅かったりしたら、
これが3つじゃなくて、1つで済んだり5つになったりするかもしれませんが、
少なくとも今の観測では、このハドレー循環っていう30度までの地上では30度から赤道、
フェレル循環っていう地上では30度から60度、極の方に向かうやつね。
極循環っていう極から60度のところまで来るやつっていう3つの循環がそれぞれ相互に干渉しあって、
このハドレー循環も夏と冬で太陽が一番温める場所って変わるじゃないですか。
なのでこの循環する場所もずれてたりするんですけどね、北とか南に。
かおり
一応だから、ただ3つに分けて一番赤道側のことをハドレー循環っていうのは変わらないんだけど、
実際に何度ぐらいでぐるっと回るかっていう位置はちょっとずれるわけね。
よしやす
話を一個戻すと、ハドレー循環は地表面で30度から赤道の方、つまりコリオリの力で行くと、
西にずれる、つまり東風が吹くのね。
一方で途中のフェレル循環っていう北位30度から60度までのところは、
基本的に地表面では空気が赤道側から極の方に移動するんで、
こいつは風としては北側に吹いてるわけだから、東にずれる、つまり西風が起きるわけ。
なので赤道付近には貿易風っていうのが吹きまして、中緯度では編成風っていうのが吹いて、
極のところでは極偏東風っていうのが吹くという風になっています。
これを上手く使うと、行きと帰りでこの風を上手く使って、コロンブスがヨーロッパからアメリカに行って、
行きも帰りも追い風で船の運航ができるっていう風になってるわけ。
これを貿易風と編成風って言います。
これを上手く使うと、逆に言うとコロンブスの前の人たちは上手く使えなくてたどり着けなかったんじゃないかという風にも言われている。
経路が悪かったんじゃないかという風な考察もある。
ということでですね、メールである編成風がない30から60度、これフェレル循環っていうのがあって、
1個の大きいハドレーの大循環ではなくて、小っちゃい循環が3つ組み合わさって地球上で起きていて、
これは地球の地点の速さとこりおりの力と地表の空気の厚さの関係で3つに落ち着いてっていう状態になってるんだと思います。
もしかしたら1つでも済むかもしれないし、5つの可能性もあるんですが、
3つで落ち着いていて、フェレル循環がハドレー循環と逆向きに空気が動くので編成風が吹きますよということです。
境目は0から30、30から60、60から90は基本的にはこの辺ですけど、太陽が温めるところでずれたりするっていうのもチェックしてみるといいんじゃないかと思います。
はい。
ありがとうございました。
かおり
ありがとうございました。
では次のメールです。
緑茶21さんからいただきました。
かおり
私の部屋は携帯電話の電波塔からの角度が悪いのか、表示的にも電波が弱いようです。
それでも通話をしていて、相手の声はよく聞こえます。しかし、相手の側からは、電波が良くないのであなたの声が聞こえません、というようなことを時々言われます。
外に出て通話すればあまり問題はないです。
電波の上りと下りで状況が違うということは、スマホから発する電波が弱いので、電波の方で捕まえにくいということでしょうか。
逆に、電波塔から出ている電波は比較的強いので、多少の障害物があっても大丈夫ということでしょうか。
ネットで往々にして下りの速度の方が速いですが、スマホなどの電波でも下りが優先になっているのでしょうか、といただきました。
よしやす
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
ちょっと電波の調子が悪くて、かおりさんの声がモニモニしてしまったかもしれませんが、お聞きを許してごめんなさい。
本当?
本当です。
かおり
電波の話をすると電波が悪くなるというジンクスだね。
よしやす
ジンクスというわけでもないですけど、不調だとよくないなと思っています。
まずですね、携帯電話の、今みなさんが使っているやつは、上りと下りで容量を変えています。
かおり
スピードね。
よしやす
スピードというのが容量を変えています。
どれくらい運べるか。
かおり
時間当たりのデータ。
よしやす
そうそう、データ量。
スコップ、バケツで運ぶとすると、下り側のバケツの方がたくさん準備してあります。
これ難しいんですよ。電波が早く届くわけじゃないからね。
スピードというのは、データのスピードは速いんですけど、
転送できるデータ量が、下り用の方がたくさん準備してあるというのが正しいかなと思うんですけど、
なので電波が弱くなってくると、下りはある程度通るけど、上りがきつくなるということが起こるんで、
多分全体的に電波が弱めで、こっちから話す言葉の方が影響が大きいというのがあるんじゃないかと思います。
メールにあるように、基地局の方が電波が強いけど、スマホの方は、
なんていう言い方をするのかな。
基地局は声も大きいけど耳もいいんです。
説明大きくていいからね。
だからスマホくんは強い電波がやってきて、それを捉えて、
スマホはそんなに大きい出力では出せないけど、
基地局の耳がいい、感度が高いアンテナで拾ってくれるから、
基地局は電力も使うし大きいアンテナで、
スマホとかはちっちゃい筐体で電池の持ちもある程度考慮しながら電波が出せるっていうことになっていて、
行きと帰りで電波の減衰度は変わらないはずですし、
それなりに基地局のアンテナの動きも同じなので、
一般的にはさっき言った、下りの方が太い分を用意していて、
上りの方が細いのしかないんで、
全体的に電波が届きにくくなると、
上りの方から影響があるっていうのが起こっていることじゃないかと思いますが、
一方で、お部屋の方に向いている基地局の耳を傍立てる、聞く方のアンテナが少し不調とか、
そこの効率が悪いっていうこともあるかもしれません。
という感じで、今ね、スマホとかは、もしもしはいはいっていう音声よりも、
データをたくさん使うっていう方が電波の使用量多いじゃないですか。
かおり
椿雷郎さんからいただきました。質問です。
よしやす
628回。
かおり
質問です。
628回を聞いていると、燃えるの説明で、継続というキーワードが出てきました。
そこで思ったのですが、瞬間的な発火みたいなもの、
例えば火打ち牛から散る火花のようなものは、
燃えるとか燃焼には該当しないことになりますか?
火花の場合は、もしかしたら6章規模な爆発なのかなとも思いました。
よかったら燃焼と爆発の違いについても教えてください。
といただきました。
ありがとうございます。
燃えると燃焼と爆発。
燃えると燃焼は同じ?
よしやす
燃えると燃焼は基本的に同じですね。
一般的に燃えるっていうのは、何かのものが酸化して燃えるものっていうのがあって、
それが酸素と結びついて温度が上がります。
その温度が上がったことで、次の燃えるものが酸素と結びつきやすくするっていうのが起こるんで、
燃え続けるわけですよね。
酸素と結びつきやすいものをただ単に置いておいて、
だんだん酸化していくっていうのが進むだけは燃えるとは通常言いません。
いわゆるサビみたいなものね。
使い捨て回路がそんな感じね。
あるいは燃えてはないけど酸化してる。
かおり
なんか炎が出るとも違うわけ。
よしやす
燃えるっていうのは一般的に炎が出ることが多いですが、
炎が出ずにくすぶってるというか、
炭とかだと炎が出ないまま燃えてたりとか、炎が見えない状態で燃えたりします。
かおり
炎は必須ではないのか。
よしやす
酸化することで熱が上がって、その熱で次の燃えるものが酸化しやすくなるっていうのが継続しているから燃え続けるわけ。
だから温度を下げると消えますよね。
かおり
水ひっかけたりとかね。
よしやす
水かけたり、冷やす。
かおり
これは酸素の供給を一時経って温度が下がると燃焼が止まる。
よしやす
よく炭とかをバケツか何かに入れて蓋をするってやつね。
そうそう、蓋しちゃうとか。
炭をかけちゃって酸素が入らない。
いくつかパターンがあるんですけど、酸素を経ったり温度を下げたりする。
あとは燃え尽きちゃうと炎がなくなる。
だから燃焼が止まるっていうことです。
火打ち石みたいなものは、金属がちっちゃい粒になって、なおかつ高温。石と擦ることによって高温になって、
ちっちゃいちっちゃい金属のカスみたいなやつが、その金属の小さい塊が燃え尽きるまで燃えてるわけ。
かおり
あれは火花だけがパンと飛んでるというよりも、そこには打ちつけた時に飛び散った破片が燃えてるのね。
よしやす
破片こそが火花の正体だからね。
かおり
そうか、確かにそうね。火花が何もないとこにひょいっていくんじゃないのか。
よしやす
あれは炎が飛んでるわけじゃないんです。火花は燃えている破片です。
かおり
ほうほう。
よしやす
そうそうそう。
爆発は一般的には連続的に起こるんだけど、ごく短い時間に次の酸化が始まって、連鎖が起こって、
人間の目で見ると一瞬にして燃焼が終わってしまうというのが爆発ですよね。
それは個体でも一体でも。
かおり
起きてることは同じなわけね。
よしやす
まあまあ同じ。
かおり
ただそれのスピード、いくつかある物体の塊としての燃焼のスピードが違うわけね。
ちょっとずつちょっとずつ広がっていくか、全部がほぼごく短時間でバッと同じ反応を起こすか。
よしやす
そうです。ごく短時間で同じ反応を起こすんで爆発的になるんですけど、
それはお隣さんに火がつくっていうのがすぐに起きて、それが順番に短時間で伝わっていくっていうのが爆発です。
例えば個体みたいなものを燃やすときに爆発させるには、酸素の供給が個体の中までなんとかしなきゃいけないじゃないですか。
だから個体で爆発するものは、火がつくと自分で酸素と結びつくのもそうなんだけど、それに追加して酸素を出すようなものが使われるのよ。
かおり
結びつくってことは結局酸素を取り込むんだけど、それだけじゃなくて酸素を出すの?
よしやす
もともと酸素とくっついているんだけど、高温になると新しい酸素とくっついた後、酸素を出してお隣さんが高温に酸素を供給するっていうのが順番に行われて、一変に爆発するっていうのがあったりする。
なので、燃焼と爆発の違いはなんていう言い方をするのがいいのかな。燃焼は状況が順次燃えるものが供給され、それが燃えてないところと燃えつつあるところと燃え切っちゃったところが一回の動機をしているのね。
じわじわとこれから燃えるものが酸素について燃える。
かおり
列を出して待っているわけね。
よしやす
そうそうそうそう。
かおり
で、順番に燃える、はい次、はい次燃える、はい次燃えるって言っているのは対して爆発はわしゃーっと揺れているわけだ。
よしやす
そうそうそう。というのが爆発と燃焼の違いかなと思います。
ニトログリゼリンとかは1個がC3H5N3O9、だから酸素が9個、窒素が3個とかっていうものなんで、1つの分子がニトログリゼリンね。
なので火がつき始めると分かれて、でも酸素も出してお隣さんに酸素を供給して爆発的に燃えるっていう現象が起こりやすいわけ。
そうなんですよ。というのがありまして、
薬で飲むやつは何かで薄めてあるんじゃなかったっけな。血管拡張のやつね。
火薬、爆薬用に使うやつはNとOがくっついているやつが3種類ぐらいがばっとまとまっているっていう感じか。
ということで、爆発と燃焼の違いと火花も燃焼だというのがお分かりいただけましたでしょうか。
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。では次のメールです。
かおり
浮屋氏さんからいただきました。
629回の五感センサーの会を拝聴し、以前から疑問に思っていたことを思い出しました。
それは目が慣れる、耳が慣れる、鼻が慣れるという言葉です。目が慣れる。
ジェームス・タレールさんというアーティストの作品で、真っ暗な部屋に入ってしばらく経って目が慣れてくると、
照明に僅かに光るスクリーンがあるのがだんだんと見えてくるという体験型の不思議なアートがあります。
耳が慣れる。
中学生の頃、みんなが寝静まった深夜に布団に潜ってイヤホンでラジオを聞いていると、
耳が慣れてくるにつれて、ボリュームが上がっているように感じてきて、音がピチッとこぼったことがあります。
鼻が慣れる。
臭い部屋に入ってしばらくすると、鼻が慣れてしまい、その匂いが気にならなくなることがあります。
最近、鴎外という言葉を聞きますが、原因は本人の鼻が慣れてしまうせいなのかもしれません。
同じ慣れるという言葉なのに、目と耳はセンサー感度が上がっていくのに対し、鼻はセンサー感度が鈍くなっていくことを指しています。
改めて考えると、なんとも不思議な気がしませんか?
匂いに関しては、情報を鈍らせないとストレスが溜まってしまうので、臭いけれどそれほど危険性のないと判断した者に関しては、脳が無視するような処理をしているのでしょうか?
といただきました。
よしやす
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
耳に関しては、耳の奥、聴診経があるようなところのすぐ近くに動脈が走っていて、その動脈は迫動してるから、本当はドックンドックンと音が聞こえるんだけど、耳が慣れて、その音をキャンセルしてるっていうのは聞いたことあるんだよね。
よしやす
というか、すごく静かになると耳の中で流れてる血液の音が聞こえますけどね。
かおり
ジーンケツ?
よしやす
ドックンドックンよりもザーに近い感じかな。
目が慣れる、もう感度が上がるっておっしゃってますけど、明順脳・暗順脳っていうのがあって、暗いところから明るいところ、明るいところから暗いところに行くと、その明るさに目が慣れるっていうのがありますよね。
つまり目は、暗いところでは感度が良くなって、明るいところでは感度が下がる。
それで足りないときには瞳孔を開け閉めして、ちょうど良く見えるようにするっていうのをやっています。
つまり目が慣れるのは、感度が高くなるのも、低くなるのも目が慣れるって言います。
一方で耳が慣れる。耳は実はあんま慣れません。
もともと小さい音が感度が高いっていうところで、周りの音があるとそれが消されて聞こえなくなっていたのが覚えるようになるという感じで、
これは耳が慣れるっていうよりも、この小さい音量のまま聞こうと思うっていう方で、慣れるって言っていいのかもしれないですけど、
センサーの感度が上がったり下がるっていうよりも、脳の処理の方で小さい音を聞き出そうってするかっていう方の変化で、
かおり
耳のセンサーの感度が上がったり下がったりするっていうのはほとんどないです。
脳の中での処理の仕方、処理の工夫みたいな感じかな。
よしやす
鼻が慣れる。これは何にもないところではほんの少しの匂いの変化に気が付くけど、薄い匂いがしているところにしばらくいると全然匂いが感じられなくなるっていうのは、
これは変化に対して敏感でっていうのが人間は全般的にあります。
これは耳も目も鼻もそうなんですけれども、変化には敏感だけど定常的なものには鈍感になるっていうのがありまして、
それがあるんで、ちょっと匂いの成分が変わったときには変化に気が付くけれども、
同じ刺激が続くと鼻から脳にあまり刺激がいかなくなる、つまり慣れちゃう。
刺激に慣れて鈍感になるっていうのは鼻はあります。
敏感にするには、どの鼻の匂いセンサーも感じないように匂いっぽい物質をなるべく避けて、
どのセンサーも素の状態にして匂いを嗅ぐっていうぐらいしかないですね。
という感じで、実はメールでは目と耳のセンサー感度が上がっていくというふうにありましたけれども、
目は上がる方も下がる方も結構ダイナミックにコントロールするっていうのがやられています。
まさに、暗順脳はゆっくり、明順脳は早くっていう特性もあって、
暗いところに入るとしばらく見えないけど、明るいところに行くと眩しいのは一瞬ですぐに目が慣れるっていうのはあります。
その辺もね、明順脳、暗順脳で検索していただくとわかるんですけど、よく言うのは星を見に行くじゃないですか。
そうすると、暗い星は暗い状況で20分とかいないと暗い星が見えてこない。
暗順脳には時間がかかるから。
そこで星図、星の図を見たりして、そこで懐中電灯が取り出してパッて点けると、
急に目は明順脳して、感度が落ちて、さっきまで見えた星見えねえよっていうようになったりします。
で、刺激を少なくするために赤いセルファンで覆って、それもあまり明るくない光でやると、
この明順脳のために目が感度を落とすっていうのが起こりにくいので、赤い光でやりましょうっていう風になってたりするんですよね。
かおり
目が感度を落とす。
よしやす
という感じで、それぞれの感覚器でどうやってダイナミックレンジがあるものに対応するか、
または定常状態の変化にどう対応するかっていうのが変わっているというのを意識していただくといいんじゃないかと思います。
かおり
日本語としてね、目が慣れる、耳が慣れる、鼻が慣れる、言われてみれば確かに慣れてるけど、
特に鼻においになれる感じのって、気づかないなって気がしていて、
臭い部屋に入っても、しばらくすると全然気にならなくなって、結局慣れてるのね。
だけどそれを気にならなくなっているとも気づいてない?
かおり
手持ちのモバイルバッテリーの最大出力は30Wとあります。
定格電圧が5Vとして、その時の電流は6Aと計算されます。
端末に接続するケーブルは決して太くなく、本当に6Aなのか疑問です。
私の計算は正しいですか?といただきました。
よしやす
ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
よしやす
このね、細いのに6A流れるって不思議っていうセンスはすごいですね。
普通はこれ何Aくらい流れるケーブルだなっていうの意識しない人が多いんですけど、
うん。全然わからん。
そのセンスはとても素晴らしいと思います。
そうですか。
かおり
はい。
センスがいいと。
よしやす
はい。でね、
かおり
はい。はい。
よしやす
5Vで30W出すには6A、正しいですが、
多分そのモバイルバッテリーの口は四角いやつじゃなくて、
USB-Cっていうタイプだと思います。
USB-Aっていう細長い四角のやつね、昔から使われてる。
うん。
あれは5Vで、規格としては0.5Aまたは0.9Aっていうのが規格です。
かおり
はい。
よしやす
だから0.9Aで4.5Wしか遅れないっていうのが元々の規格です。
かおり
うん。
よしやす
なのでそのタイプでは30Wの電力は遅れません。
で、以前も紹介したかもしれませんけど、
PD、パワーデリバリーっていう規格があって、
これはUSB-Cっていう最近のスマホの電源はそうなってるんですけど、
あとはパソコンにも使われたりするのね。
で、こいつは定格電圧が5Vとしてって書いてありますけど、
これはね、出力側と入力側とケーブルそれぞれに小っちゃい識別用のデバイスが載ってて、
結構あなたって高い電圧でも平気?とか電流どれくらい流せる?っていうので、
会話してるわけ?
会話というか確認をします。
で、これがうまくいくと、
かおり
見るといけないくらいな。
よしやす
これがうまくいくと、パワーデリバリーの高電圧モードになってですね、
電圧を上げます。
PD、パワーデリバリーだと、
5Vから9V、15V、20Vっていうのがあって、
最近のUSBパワーデリバリー3.1規格では48Vまでの電圧が供給できて、
そうすると電流自体は30Wとすると、
例えば36Vだったら、
900mA、0.9Aとか流れれば30W遅れますよね。
とかっていうので、
多分USB-Cのパワーデリバリーの対応している機器をつなぐと、
電圧を上げて電流を下げて30Wを送るというのができますが、
昔ながらのUSB-Aっていう細長い四角のコネクターのものでは、
5V、0.9A、4.5Wが最高のはずです。
ということで、
PD、パワーデリバリーで検索して、
よくよく出し側と受け側の仕様とケーブルをちゃんと揃えると、
1Wとかもっと高い最大3.1Wだと240Wかな、
とかっていうのが遅れるようになります。
ちょっと古いやつだと20Vまで、
それでも30何Wまで遅れるのかなっていう風になっています。
ということで、
最近はあっちこっちにちっちゃい識別用のチップが入っていて、
パワーデリバリー君のネゴシエーションっていって、
ご相談に使われています。
ということで、ご理解いただけましたでしょうか。
ありがとうございました。
かおり
ケーブル同士の密談があったということで。
よしやす
密談というか、堂々と話してますけどね。
かおり
そうなんですか。でも私聞いたことないですよ。
よしやす
それはカオリさんの聞き耳が弱いからじゃないですか。
かおり
耳が慣れちゃったかな。
では次のメールです。
サイクルマンさんからいただきました。