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よしやす
理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B、第622回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。予告どおりというかですね、私もかおりさんに送れて、年縞博物館というところに行ってきたので、
やっと。なので、年縞の話を今日はしようと思いますが、ちょっとだけお知らせ多めで、最初お知らせをさせてください。
まずですね、私たちのところでは、そんないプロジェクトというグループで番組配信を行っておりまして、
ウェブサイトに行っていただくと、私とかはなかなかウェブサイトに行かないんですが、自分のね、
そんないプロジェクトのウェブサイトに行っていただくと、トップページに寄付のご案内っていうのと、新メンバー募集っていうリンクがあります。
はい。ということで、寄付と新メンバー募集しておりますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします?そうなんですか? なんかね、リーダーが、なんかこう停滞してるよね、今ね。
なので、新しい番組とかやりたいけど、新しいメンバーとか来たらいいねって言ってました。
かおり
停滞してるんですか?なんか私は日々進歩してるように感じてますから。
よしやす
停滞してる感じは私もないんですけどね。
かおり
ねえ、もう、あの、ゴンゴンに邁進してる気がしますね。
よしやす
ゴンゴンに邁進してるほどでもないですけどね。
かおり
じゃあ、フニフニ?
よしやす
ということで、もしポッドキャスト作りとかに興味がある方は、メンバー募集の方に応募してみてください。
また、私たちの活動を応援したいという方は寄付もお願いします。
かおり
お願いします。
よしやす
お知らせその2は、デザインフェスタで価格Tシャツ売ります。
期日は7月の5日、6日、もうこの配信があったすぐ後の週末です。
場所は東京ビッグサイトなんですが、ちょっと前からすごいブース数が多くて6,000ブースぐらい出るらしいんですよ。
なので。6,000?
6,000なので、行ったら探せると思ってると探せませんので、ブース番号を。
ちょっとのブースで1分として6,000分?
そうね。
かおり
で、何時間?
わかんないです。
すごい。
もうだって、それってある程度、場所によってジャンル的なものは固まってるんですか?
よしやす
わかります。
ファッションとかアクセサリーとか、小物とか。
かおり
ほんとなく、そういうのが好きな人はそこら辺に集まってはいるけど。
よしやす
そうです。パンフレットをもらうとマップがあって、南館1階のどっちだ、南半分はファッション系とかってなってまして、私が出しているのはJ-247っていうブースです。
かおり
それは何系になるんですか?
よしやす
ファッションのところかな。
かおり
ファッションなんですか?
ファッションなんですね。
よしやす
だから服飾というか着るものが多いですね、その周りは。
かおり
なるほどね。
よしやす
前はね、そこがややごっちゃな時に、かわいい小っちゃいアクセサリーがだーって並んでる横丁みたいなところに、科学Tシャツで、あんまりお客さんが通っても、うちのところに見向くもしないっていう状況があったんですけど。
かおり
なんかふわふわな隣におっさんがいたみたいな?
よしやす
名古屋の時にはお隣はウニのアクセサリーの人でした。
かおり
ウニってトゲトゲの?
よしやす
そうそう。
かおり
ウニアクセサリー、なんかつけたら痛そうですね。
よしやす
ウニのちっちゃいやつが海岸に打ち上げられたりして、ウニ死んじゃうとトゲトゲじゃなくて真ん中の固いところが残るんですけど、ちょっとおまんじゅうみたいな形のやつ。
かおり
トゲなくなっちゃうってこと?
よしやす
トゲトゲなくなっちゃって、そのおまんじゅうっぽいのを使ってアクセサリーを作ってるっていうのがお隣でした。
へー。
かおり
へー。ウニ死んじゃうとあれ取れちゃうの?
よしやす
取れちゃいますよ。
あと、博物館とか行って、昔の化石とかがあって、こっちがウニですねって言ったら、え、これがウニ?って思うとトゲトゲがないのが出てますんで。
かおり
まんじゅうみたいな感じ?
よしやす
そうです。
かおり
まんじゅうこわい?ウニこわい?みたいな?
よしやす
ウニおいしいっていうので、ビーチコーミングって言って、ビーチでいろんなもの拾う中にウニも入ってるかもしれないので、
みなさんよかったらどうぞって店主の人が言ってました。
はい、ということでデザインフェスタに来る方、J-247番ぜひ訪れてください。
遠いんですけどね、入口からは。
かおり
はい。
よしやす
はい、南館1階でございます。
えーと、もう一つお知らせなんですけれども、私は出演しないんですが、名古屋でポッドキャストのイベントがあります。
はい。
イベント名はポッドキャストミキサー。
ん?
ポッドキャスト混ぜ混ぜするんですよね、多分ね。
ほう。
日付は2025年7月の26日、土曜日かな?
午後1時から5時まで、名古屋の名古屋のキャンパスっていうところらしいです。
名古屋駅から徒歩券だそうです。
かおり
はい。
よしやす
入場料は2000円で、いろんなポッドキャスターさんが集まってお話をするというイベントになっているそうです。
えーと、本編の間のCM入りますんで、興味ある方はぜひ行ってみてください。
私は行くかどうかわかりません。
今のところ他の用事は入ってないんですが、また名古屋往復するのは遠征っぽいなと思って。
かおり
ん?
よしやす
ということでお知らせでした。
で、今日は年功の話をします。
かおり
はーい。
よしやす
で、この番組ね、ずーっと聞いていらっしゃる方は年功とか年功博物館のことをある程度ご存知かもしれないんですが、
まずはちょっとね、基礎的な話をすると、
かおり
はい。
よしやす
そもそも年功ってなんだよっていう話なんですが、
えー、ポッドキャストみたいな音声メディアだとですね、年功年功って言ってるけど、
みなさんの頭の中に漢字は思い浮かんでますでしょうか?
かおり
あー、確かに。
よしやす
そう。
1年2年。
かおり
でもまあ、年、そうね、年は年だろうね、はい。
よしやす
功は島です。島島の島。で、音読みすると年功ですね。
かおり
訓読みすると?
よしやす
えーと、
かおり
年島。
よしやす
年島ですね。
かおり
ふふふ、はい。
よしやす
はい。
福井県の三方湖というところのほとりに年功博物館という博物館があります。
かおり
はい。
よしやす
そこでは年功が飾られているんですが、まだ年功ってなんだよって話になってないんですけど、
えーとですね、年功っていうのは、
かおり
はい。
よしやす
えー、湖の底、まあ別のところでもいいんですけど、
えー、いろんなところに、えーと、堆積物がじわじわとたまっていって、
それが島々のように、えー、積もっているっていう状態が、えー、まあ年功と呼ばれるもので、
えーとね、三方湖の場合は、夏と冬で積もるものが少し、少し違うんで、
えーと、白黒の島々に1年に、えー、島が1個できるという形で、
地層のように、えーと、湖の底に、堆積物がどんどんどんどんたまってきているっていうのがありまして、
そこを縦に、えー、ずぼっと掘り抜いて、開けてみると、
えー、1年に、えーと、島が1つできる、白黒のね、っていうのが、ずーっと積み上がっているっていうサンプルが取れますよっていうのが、まあ、年功というやつです。
で、えー、この三方湖のほとりが、
かおり
あれとは違うんですか?
よしやす
お?
かおり
年功と、あのー、地層とは?
よしやす
えっとね、地層も、あのー、
かおり
しましまですよね。
よしやす
考古学の人が、たとえば縄文遺跡を掘り回すとかっていったときに、
この地層は何年前のものだから、えーと、そっから何々が出たから、この遺跡は何年前のものですっていうのに、考え方は近いんですけど、
かおり
うん。
よしやす
地層は、えーと、あ、地層もね、えっとね、多くのところでは、あのー、放っておくと、あっちこっちから風で飛ばされてきた砂とか土が積もっていって、
えっと、どんどんどんどん土地は、えーと、上がってくるっていうことが起こるんです。
何にもしてないと。
もちろん、そのためには削られてくるところもあるらしいんですけど、
かおり
うん。
よしやす
平地ではそういうことが起こって、それが地層になってきたり、えーと、なんだろうな、川底みたいなところでも、上流からね、土砂が運ばれてきて、それが溜まっていくっていうのがあるんですけど、
年功の面白いところは、えー、湖の底とかに、えっと、たとえば植物プランクトンは夏にたくさん、えーと、発生して死んでいって、
かおり
うん。
よしやす
冬は違う生き物だったりが落ちてきてみたいなのがあって、1年に層が1つできるっていうのは繰り返し起こっているっていうのに特徴があって、
要はバームクーヘンみたいなものを1枚1枚剥いでいくと、毎年の内容が見えてくるっていうのが見えているのがまあ年功と呼ばれるやつで、地層は1年1年が見えるものはほとんどありません。
ざっくりとここは何センチほどどのくらいの古さの、えーと、ものが出てくるっていう感じであるんですけど、
年功っていうのは、今みたいに、まあ1年に、えー、島が1つっていうのがまあ基本なんですけども、そういったものが取れるのがまあ年功というやつで、えー、私今、湖の底って言いましたけれども、湖の底だけではなくて、
たとえばそれが溜まって、えー、干上がってしまった湖だと陸地じゃないですか、元湖だったところからも取れたり、あと、えーっと、氷床、氷の床と書いて氷床っていうのがあるんですけど、
かおり
うんうんうん。
よしやす
そういうところも雪が積もってっていうのが、毎年毎年、えー、ちょっとずつ、なんとかな、押し固められて、それがシマシマになるっていうところもあったりするようで、その年功博物館っていうところでは、えー、三方湖の奥の水月湖っていうところの、えー、湖底の泥なんですけど、
うんうん。
シマシマと並べてですね、えーっとね、氷床のサンプルも置いてあるんですね。これグリーンランドの、えーっとね、グリーンランドには1年ごとの雪がつくる年功が12万年分、厚さ3キロも積み重なっていますというのがあります。
はい。
それの写真が並べて展示してあります。
かおり
うん。
よしやす
そう、なので、ただ単に湖の底っていうだけではなくて、いろんなものがね、えー、毎年毎年重なっていくっていうのが、確実にわかるものが、えー、シマシマになって、それが観察できるのをまあ、年功というふうに言っています。
なので、えー、この年功博物館はね、まさに年功で有名というか、なんですが、えー、実は日本の他の湖や、世界の他の場所でもこの年功っていうのは見られるようになっていて、
よしやす
湖の底にある泥から引っ張り出されてきて、横にずっと並んでますと。
で、シマシマが1ミリの間に1個とか、一番細かいところ、もっともっと狭いところに、
白黒白黒が並んでいるというのがずっと続いていて、
ところどころになんか変わったものが挟まってるっていう感じのものが年項になっていまして、
年項、これね、国際的に有名になっているんですけど、
かおり
その三方湖の年項がですか?
よしやす
レイク、三方湖というか、水月湖ね。
かおり
レイク水月湖の年項が、単に年項があるよ、ヤッホーじゃなくて、
世界的にレイク水月湖って言って有名なわけですね。
よしやす
そう、7万年分のやつが一括で取れるっていうところは、ここが一番長いのかな。
現在から7万年前までのやつが連続して取れているっていうのが一つポイントです。
炭素14年代測定法っていうのがあって、
あちこちで聞きますね。
かおり
あちこちで聞きますよ、私も。
よしやす
泥の中に埋まっている有機物、葉っぱとかね、
あとは動物の残骸とかっていうやつから、
それがいつ頃死んでしまったかっていうのが割り出せるっていう年代測定法が、
大体6万年ぐらい、5万年ぐらいまでかなっていうのが測定範囲です。
もう一つ、人類がアフリカを出て、世界のあちこちに回り始めたのも、
5万年、6万年、万年前ということで、
そこからの層というか地層、年項がずっと揃っているっていうのはとても大きいことで、
一枚一枚数えていけば、何年前にどんなことが起こったかがある程度わかるっていうのが一つポイントなんですが、
炭素14年代測定法っていうのが研究されている中で、
この炭素14年代測定法って、
空気中にある程度炭素14っていう放射性物質が入っているっていうのが前提になっていて、
それを動物や植物は取り込んで排出しているんだけど、
死んでしまうと取り込みとか排出が止まってしまうので、
体の中に入っている炭素が、炭素14っていうのがだんだん崩壊して窒素になっちゃうんですけど。
かおり
もともとその炭素14っていうのは、崩壊する性質があるのね。
よしやす
炭素は炭素14っていうのは放射性といって、
時間が経つと窒素に変わってしまうっていう性質があって、これは誰にも覆せないんですけど。
地球では窒素を炭素14に変えるっていうのがいつでも行われていて、
これは太陽が主に紫外線とか宇宙線が高いところの空気に当たって、
窒素を炭素14に変えるということをやっているんで、
毎年毎年というか毎日毎日作られていて、
空気中とか皆さんが生きている中での炭素14と炭素12っていうのの比率はある程度保たれていて、
それが動物の体の中に入って、また植物の体の中に入って、炭素14だけがなくなっていくんで、
比率を求めるとその動物が外界と隔絶したタイミングがわかるっていうのが炭素14年代測定法なんですが、
今言ったみたいに、本当に空気中とか世の中に炭素14の割合って今と同じだけあったのっていうのは誰も保証してないわけ。
これを構成しなきゃいけなくて、そのためには何が必要かっていうと、
昔この時にあった炭素だよっていうのがわかるものを測定すれば指標になるわけですよね。
これまで使われてきたのは木の年輪。
木の年輪は毎年毎年木は太っていくんで、その年に外から隔絶されたっていうのがわかっているんで、
そこのサンプルをとって炭素14年代測定をすると、何年前または何百年前、何千年前は炭素14の濃度は今よりもちょっと高めだった、
今よりも低めだったっていうのがそこから類推できるっていう風になっています。
炭素14年代測定っていうのは以前はリニアというか減ってったら年代が古いっていうのが一本線だったのが、
大きい木の年輪を分析することで、だんだん濃かった時期とか薄かった時期で構成ができるようになりました。
そうするとどこかで出た動物や植物の埋蔵物っていうのがいつ頃だったかっていうのが、
今までよりも誤差が少なく推計ができるっていうのがポイントになってきます。
で、次に出てくるのが年輪でできることは実は限りがあって、今生きている木で一番古いのは1000年分ぐらいしかないわけですよ。
かおり
なるほど。
よしやす
物によっては2000年ぐらい。縄文杉ってやつで1500年とかね。
かおり
あー、すごい長生きしてる。でも縄文杉は成長がすごいゆっくりなんでしたっけ、長生きはすると。
よしやす
そうそうそう。ということで今から追っかけられるやつは1000年分ぐらいなんですけど、
考古学者は考えまして、もっと昔の木で、もっと昔に切り倒されちゃった2000年前から1500年前まで500年生きてた木が見つかったら、
そこのやつで取れるよねとかっていうので、あっちこっちから古い木を探してきて、それを測定すると、なんとなく途中に目盛りがつくわけ。
で、年輪のね、増え方とかそういうのを位置合わせをすると、いろんな木に残った年輪をつなげ合わせることで、
1万年ぐらい前まで遡る炭素重量の年代補正っていうのができるようになってましたっていうのが20世紀だったんですよ。
で、それよりも前のところはなかなか補正の情報がなかったのを、この年項っていうのが出てくると、
何年前までっていうのがある程度わかって、だってこの層に積もったのって、数えれば一応1年単位では出てくるじゃないですか。
で、そこにある有機物を測定すると、何年前の有機物は炭素重量がこのくらいだったに違いないっていうのが出てきてっていう構成に使えるっていう風になっていて、
国際的な炭素重量の構成のための情報っていうのが、インとカルっていう名前で情報が流通していて、
ことあることに更新されるんですけど、それの1万年前から5万年前ぐらいのところは、この水月湖の年項ってやつが精度を上げたっていうので、世界的に有名になったっていう流れになっています。
でね、今気軽に言いましたけど、実は年項博物館に行って聞いてみたら、そう簡単じゃないんですよって説明の人が言ってくれて、
よしやす
なんでかっていうと、有機物があればいいって言ったんですけど、年項をずぼって掘っても炭素重量の測定に使える有機物ってそんなに入ってないんですって。
例えば葉っぱとかが入っていると分析ができるんだけど、そういうのがないとまとまった量の炭素を含んだものが取れないんで、分析に使えないっていうのが長年の懸案で。
だから、実は年項博物館にあるというか年項の研究をしている人たちが7万年分持っているんだけど、ところどころに有機物があって、この辺は何千何百年前とかっていうので測っていったっていうのがあるんですけど、
結構とびとびにメモリに、何年前プラスマイナスいくつ、何年前プラスマイナスいくつっていうのがついていくっていう状況だったらしいんです。
なので、7万年分あるけど1年1年をしっかり追っかけられるっていうほど正確ではないっていうのが20世紀だったんですが、
最近、新しく地層の中に入っている花粉を使った年代測定ができるようになりましたっていうのが画期的で。
で、花粉はね、昔からどんな植物がそこに育っていたかとかっていうので、花粉が見つかればどんな木だったか、どんな草だったかっていうのがわかるっていうので、
これも気候学とか昔の植生とか、例えばね、恐竜博物館とかでもそうなんですけど、どんなものを食べてたんだ、どんな感じの森、林だったんだみたいなのを類推するにはとても大事だったんですけど、
年代測定に使うには何万個って必要なんですよ、実は個数として。
で、なおかつ他の有機物が入っているとダメなんです。つまり炭素を含むものが一緒に入っていると、そいつらのC14に降られちゃうから、純粋に花粉だけ何万個か集めるっていうのができればいいのにってみんなが思っていたんですが、
それが最近できるようになりましたっていうので、さっき言った年古の中で、1年分だと足りないそうなんですよ。10年分ぐらいのサンプルをズボって取って、その中の花粉を分析するっていうのをやることで、
さっき言った所々にある程度何千何百年前、プラスマイナス何年って書いてあるやつがあちこちにメモリがつくようになったっていうのが最近の新しいことで、そのためにセルソーターっていう機械が使われているそうです。
セルソーターは、セルは細胞ね。ソーとは並べ替えなんですけど、もともとは薬とかね、あとは人の組織の細胞をより分けるための機械です。
例えば、ある組織に薬を作用させてとか、ある組織の病気になっているものだけとかをより分けるために、まず細胞をバラバラにする薬で細胞を一個一個にバラバラにした後、流路に流して一個ずつ光を当てて、
こいつは使い物になる、こいつは実験には要らないとかっていう話とか、こいつは反応した、こいつは反応してないとかっていうのをより分けて、こっちの試験管とあっちの試験管により分けるっていうのができるのがセルソーターなんですね。
そもそも細胞をより分けてやったやつを、花粉だったらこっちの試験管、そうじゃないやつは反対ってやっていくと、試験管の中にすごい花粉だけが溜められて、そうすると10年分ぐらいのところから土を取って、それをセルソーターにかけて、ほぼ花粉だけにするってやると年代測定ができるようになるんで、
それをもってC14年代測定でいくと何千何百年前っていう風に類推できるっていうのが、あっちこっちにメモリが振られるっていうことになります。
っていうので、年項っていうのは補正をするための情報でもあるし、この年項のこの辺りは今から何年前に溜まったものかっていうのも明確になるようにだんだんなってきているっていうのが最近の動きという風に説明してもらいました。
ということでですね、まずまだ皆さんの中では役に立っている感じがしないと思うんだよね。研究者の中でC14測定方法の年代測定が補正がうまく効くようになったっていうところまでなんですけど、そもそも中川先生は高期小学をやってるんで、
よしやす
本当に研究したいのは、その頃どんな気候だったかっていうのを知りたいっていうのが元々の使い道なんです。有名になったのはそのC14測定法のきれいな基準として世界に認められたっていうのがすごく大きいところではあるんですけど、
中川先生自体は昔気候がどうなっていたかっていうのを年代を追って確かめる。そこからこれから気象の気候変動があって温暖がするとか、一方で私が小さい頃はもうすぐ氷河期が来るっていう風に言われてたんですよ。
そんなのとか、これからどうなるの、どんな兆しを見つけたら次に気候がどう変わるかがわかるんだろうっていう話と、昔どんな風な気候が地球上、大きい話だとそうですけど、福井県あたりのところではどんな気候だったかっていうのがわかるような研究をするっていうのが中川先生の研究なんで、
そうするとまさにね、さっきの年項っていうのが7万年分取れると、途中途中で積もっている中の花粉が違っていると木が違っている。これは熱帯によく生えている木だとか、これは寒いところに生えている木だっていう木の話、木というか気候の話がわかったりして、
他の情報から出てきた何千万年前に氷季があって、それがいつ頃に終わって、いつ頃から暖かくなりましたみたいな話が、その年項のある部分を分析すると気候がわかるっていうのがあったりするっていうのが一つ大きい使い方です。
もう一つね、物質によってはその頃の平均温度がわかるものとかもあって、気候と植生、つまりどんな木が生えてたかみたいなものが年項を分析することで7万年分わかりますよっていう話。これが一番大きい使われ方です。
中川先生の本ね、私今手元にあるのは人類と気候の10万年史、ブルーバックスっていう本ですけど、これには中川先生が高気象学ね、古い気象学っていうところでどんなことを分析していて、これから気候予想はどうなっていくかみたいなことが書いてあるんですけど、そういうところには直接役に立つっていうサンプルになっています。
今私たちはね、地球温暖化で100年で2度上がって問題だみたいな話をしている一方で、昔々、味方湖、味方湖湖がある福井県のあたりはすごく寒くて、今のね、北海道とかそれよりもう少し北ぐらいの木が生えていて、たぶん冬には湖の表面が凍ったぐらい寒くなった時期があったりとか、
一方でずっとずっと暖かい時期があったりとかっていうのがグラフで書けるというようなところまで分析はできていて、あるところを取ればそれがどんな色性だったかとかっていうのが分かりますっていうのがあったりします。
で、中川先生はその研究をしているので、それを突き詰めていて、あっちこっちでね、同じように高気象学、古いところでの気象がどうなっているか、また場所によってはね、人間が住むところの近くだと人が排出したものとかがその中に入っていると、どんな人がどんな暮らしをしていたかとかが分かったりとかっていうので、
この水月湖だけじゃなくて、世界のあっちこっちでね、この年光っていうのを取って気象学だったり考古学だったりっていうのに生かしているっていうのがあります。
で、いくつかね、他にも分かることがあるんだよって話をしていて、鉄分、鉄を含んだものが一緒に積もっている、ほとんどのところでは一緒に積もるらしいんですけど、あの年光っていうのをね、取り出して、パカッて開けて、空気に触れると酸化が始まって、開けた時の色としばらく経った時で色がね、赤っぽくなるって話をしていました。
で、鉄分があると何が分かるかっていうと、その鉄分が固定に溜まった時、水中をゆらゆら降りて、そこに溜まった時に地球の磁石の方向がどうだったのかというのが、あるエリアを抜き出して磁石の方向を見るっていうことができるらしいんですよ。
だって、すごいちっちゃい、目には見えないぐらいの砂鉄よりもちっちゃい鉄分の磁石の方向を測るっていうのは大変だと思うんですけど、何だって。
かおり
しかもそもそも、その体積してる厚さが0.7ミリ?
よしやす
1年でね。1年では0.7ミリです。
かおり
その年の鉄、細かな砂鉄だよね。
よしやす
そう、砂鉄よりもちっちゃいぐらいの、磁石の方向を測定することができるんだそうです。
だから混ぜちゃいかんのですよ。
なおかつ丸いか半分に切ってあったら半月型のやつが、湖の底でどっち向きだったかっていう、両方もつけないといけないんですけど。
かおり
じゃあ取るときにギネッと取っちゃいけないってこと?
よしやす
少なくともズボッと刺したときに、その管がどっち向きだったかってマークをつけるっていう話と、
引っ張り上げたときにそのマークの通りにちゃんと取れてるかっていうのと、
切った後、その管から外したときに、この円柱型のやつのどっち向きが水の中では北向きだったかとか、方角がわかるようにチェックしとかなきゃいけないんですけどね。
っていうのがまず1個。
で、その丸い状態、また半月状の状態のコースターというか薄い、10年分だか100年分だか入っている塊があるとするじゃないですか。
10年で7ミリ、100年だと7センチくらいね。
かおり
10年でも7センチ。
よしやす
100年でも7センチ。
で、10年分7ミリ分のエリアを取って、それを向きを意識しながら、水で溶かしちゃうと、今の地域の方にぴゅって向いちゃうわけですよ。
かおり
なるほど、なるほど、なるほど。
よしやす
なので、それを測るっていうのができると。
そこをね、どうやればそのちっちゃいものを分析できるのかっていうのまで聞けなかったんですけど、
何やともあれ、土の中、砂の中に天然磁石っていうのができて、それはゆっくり固定に沈んでいくんで、磁気を持ったものはその方向に向いて沈んでいくっていうのがあると。
なので、水月湖の年項を調べると、地域の方向がこの時代にどうだったかというのが分かる。
で、さっき話したC14年代測定と他のところから持ってくると、それが何万年前、プラスマイナス何十年または何百年っていうふうに特定ができるというふうになります。
かおり
だから、細かな変化までは記録できてないわけね。
よしやす
できてないはず。
だし、分析は難しいんですけど、この年項っていうのは1年ごとにメモリがついてるわけですから、そうすると細かく地域の方向が変わったところとか、あとは。
かおり
そんなに地域って細かく変わるんですか?
よしやす
で、この水月湖の年項を調べると、今まで見つかってなかったエクスカーションって言って、地域の方向が変化するっていうのがエクスカーションって言うんですね。
かおり
その地域が反転するまでいかないことってこと?
よしやす
いや、地域が一時的に大きく変化してまた戻っちゃったりするっていう、一瞬だけピュって変わるっていうのがエクスカーションっていうものがあって、要は分析が細かくできるとそれが見つかりやすいわけですよ。
雑にしかできないと、一瞬変わって戻ったっていうのが見つかりにくいんですけど。
水月湖の年項からエクスカーションっていう、行ったり来たりしたっていうのが連続して起こったり、また一回だけ起こったりっていうのが分かりやすいっていうのがあって、今まで見つかってなかった地域の反転または弱まりっていうのが発見されるようになりましたっていうのが一つ、この年項を分析して分かることなんですって。
なので、ある時期地域がとても弱かった時代があるんじゃないかとかっていうのが、これまで以上にはっきりと分かるようになってるというのが、年項で役に立つことだというふうに私はお話しいただきました。
かおり
それ自体がまだ、だからどうっていうのはまた別の研究なわけか。
よしやす
これがいくつかのところに波及していって、他のところでもこれが起きているとすると、そこの年代がぴったり合うから、こっちの年項とあっちの年項のこことここはぴったり合うよねみたいな話とか、この前後に何かが起こってるから、いついつだと思っていたことはこれよりも後だよね前だよねみたいなのが見えたりするっていうのと、もう一つは本質的なところでは、地域が弱くなった時代っていうのがあったよねっていうのが明確に分かったりすると、
地域が弱くなるとどうなるかっていうと、宇宙船、宇宙から飛んでくるエネルギーを持った粒子を、宇宙船とか言うんですけど、それが今は地球に磁場があるから、途中で曲がって北極とか南極の方にビューンって飛んでいって、直接私たちのところに降ってきにくいっていうふうになってます。
つまり地域が動物や植物に悪影響を与える宇宙からのエネルギーを持った粒子をバリアになってくれているというのが、今起こっていることです。
ということで、その弱まると、地上の生物にたくさん宇宙からのエネルギーを持った粒子、宇宙船が降ってきたんじゃないかっていうふうな仮説を持って、それが例えば大量絶滅とかね、あとは進化的に急に変わったことと関係があるんじゃないかって研究している人もいるそうです。
かおり
少なくともただ水月湖でわかるのは、地域が弱まった時期がいつ頃にあるっていうのが水月湖でわかることであり、それと他のデータというか他の研究が結びつくとまたちょっと別の話になってくるというか、
別の研究と結びつかせることができるわけね。
よしやす
そうそう。年古博物館に行ったら、昨年やった特別展の冊子っていうのをもらいまして。
かおり
ネアンデルタール人の見たオーロラだっけ?
よしやす
ナウマン像やネアンデルタール人が見た夜空っていう。
かおり
だいたいあって。
よしやす
令和6年度特別展の複読本っていうのを一緒にもらったというか。
かおり
ぜひ読んでって。
よしやす
年古博物館の図録みたいなやつを買ったんですよ。
そしたらおまけでもらったんですけど、バッチと一緒にね。
バッチもらってもらった。
それに元祖ラシャンエクスカーションっていうのがあって、フランスのラシャン溶岩から見つかったもので、
4万年前ぐらいに噴火した溶岩の地磁気の方向が、その前後とずれてるっていうのがあって、
このあたりにエクスカーション、つまり地磁気反転が起こってまた戻るみたいな。
これ反転して戻るだけじゃなくて、弱まった時期があったとも考えられていて、っていうのがあるのが4万年前にあるんだけど、
それと比較してポストラシャンエクスカーション、つまり4万年よりももう少し後、つまり現在に近いところにエクスカーションがあったんじゃないかっていうのを
水月エクスカーションというふうに言って見つかっていたり、そういうのが見つかってきましたよというのがあって、
このラシャンエクスカーションは約4万年前なんだけど、水月エクスカーションっていうのはもっともっと細かく、
ラシャンエクスカーションっていうのが、例えば水月後の年項だと、4万2千年を中心に前後何百年の間に誤解を起こったとかが見つかるわけ。
かおり
地層からラシャンエクスカーションっていうのが大体4万年くらい前にあったよっていうのは言われてたんだけど、
それとは別の水月エクスカーションっていうのがまず水月後の地層年項の分析でわかったし、
もともと知られていたラシャンエクスカーションそのものも、より4万年っていうアバウトな数字だけじゃなくて、より細かな数字で、
しかもそこが実は1回の変化ではなくて5回ぐらいの変化であったっていうのが水月後の分析でわかったってことね。
よしやす
そうです。なのでラシャンエクスカーションっていうのは、同じことが地球の中で起こってるはずなんで、約4万年前ではなくて、
4万2千年前に5回ぐらい地域が反転してっていうことが起こったんだろうと。
で、しばらくして3万9千年前にも2回ぐらいポストラシャンエクスカーションっていうのが起こったんだろうということがわかって、
そうするとその時代に地域が弱ったんで何かが起こったんじゃないかっていう仮説があって、
そこでどこかの大きい動物が絶滅しやすいというか、
宇宙船の影響を受けやすい動植物が絶滅とかね、あとは急に品種が変わったりっていうのが起きやすいっていうのがあって、
例えばホラーの中に住んでいる動物は助かったけど、外に出ている大きい動物が影響があったんじゃないかとかっていうのを研究している人もいるというふうに話してました。
かおり
じゃあそれとは全然別の研究だったものが、その時期っていうのが例えばエクスカーションの時期だとすると、一つの要因になり得る可能性として挙げられるようになったわけね。
よしやす
その仮説で研究している人もいるよって言ってました。
かおり
しかもその年代が余計に細かくできたわけね。
よしやす
そうそうそう。そうすると、例えばヨーロッパ地方で4万2千年前に起こった何かと付き合わせができるかもしれない。
かおり
おーっと、あ、そうか。地球規模の話なのか。
よしやす
そう。もともとはフランスで見つかったラシャンっていう溶岩が約4万年前で、その時に弱い時期があったけど、1回だったのか2回だったかは分かってない。何だって溶岩が固まった年代が分かんないから。
よしやす
でも4万年前ぐらいだっていうのが分かってる。
それに比べて水月湖のものは、メモリがついたものの中にイベントの証拠が残るっていうのがあって、そこから何が分かるかで何万年前、何万何千年前に何が起こったかっていうので、地球規模のもの、または当時の日本の近くで起こったことっていうのが分かって、
アイラ火山っていうのが噴火しましたよっていうので、カゴシマの方のバカでかい火山が噴火した時に火山灰が降って、この水月湖の辺りでは30センチ積もったとかっていうのがあるそうです。
アイラカルデアの、私写真を撮ってきたんですけど、アイラカルデアの火山灰。
水月湖の燃光に含まれる一番熱い火山灰層、2万2千年前、2万5千年前、2万8千年前など、噴火時代に諸説あったが、水月湖の燃光により正確な年代が判明した。
3万78年プラスマイナス48年。
かおり
ね、そのプラスマイナスの数字がすごい狭いよね。
よしやす
急に48年、そうそう。
とか、大戦の活動期とかね、そういうのがあって、アイラカルデラは30センチ分ぐらいあります。
原寸で展示がされているので、キカイカルデラ、7253年プラスマイナス23年前とかが3センチぐらい。
キカイカルデラも鹿児島と種ヶ島の間ぐらいの噴火ですね。
そんなのもあったりして、地球規模の火山灰が飛んだイベントとかだと、他の国で観測された火山灰と合わせることで、
あ、これって同じイベントだよねっていうので、メモリの合わせ込みができたりするとかっていうのもあったりします。
もちろん、そもそものことで気候変動について、この時期は寒かった、暑かったっていうのの記述がすごく細かくなったっていうのもポイントで、
例えば、石というか噴火した溶岩から測定したこの頃の酸素濃度みたいなやつもあったりするじゃないですか。
そういうのに比べて、年代がとてもはっきりしているものだと、何年かの間にどのくらい寒い時と暑い時があったかみたいな変化は、
岩みたいなものはわかんないわけですよ。なんですけど、この年項で見ると、とても暑い年ととても寒い年が交互に来たみたいな話まで頑張れば見えるところがあったり、
バタバタした時期と平均的に暖かくなった、寒くなったみたいなものがすごく細かく取れるっていうのもすごいポイントで、
何がポイントかっていうと、これから気候変動が起きたときに、その兆しっていうのがあるのかどうかみたいな話は細かく、
なおかつ、上下の温度の動きだけじゃなくて、毎年変わったとか、そういう方の細かさもわかっていた方が予測がしやすかったり、
あるモデルを作るときにとても役に立つっていうのがあるので、その辺もとても大きい情報だそうです。
話をちょっと戻すと、水月湖以外にもたくさん年項っていうのは取れるんで、そういうところはそれなりに、
それぞれのところで気候変動の話とか地域の話とかそれぞれで確認ができる一方で、現在から7万年前までが全部続きで層が取れるっていうのは、
今のところこの水月湖だけなので、とても貴重で、世界的にも認められた貴重な湖ですよということになっています。
年項博物館に行くとですね、40メーター分の7万年分のサンプルというか、現物がどうっと廊下のようなところの壁に並んでまして、
かおり
すごいだから、この博物館自体がすごい長っぽそい博物館ですよね。
よしやす
そうです。廊下が長いというか、長い廊下の博物館になっています。
かおり
だから基本その片面に年項がバーッと展示してあって、まず行って年項見ながら奥まで行って、
よしやす
年項まで奥まで行くっていうのは、現代から7万年前まで遡る感じ、一方で湖の中を掘っていく感じのイメージでどんどん掘っていく感じで進んでいって、
裏面に行くとそれに対応したイベントが書いてあるっていうのがあるんで、今度は7万年前から現代に向かって時間が進むっていう順論になっているんですよね。
それぞれのところで、この辺で何々がありましたよとかっていうのがあったり、あとは人間が濃厚を始めたので、
それまでに比べて、どこだっけな、メモったかな、濃厚を始めたのでメタン濃度が上昇し始めたのが、
次の氷器、寒冷な気候になるのを妨げたんじゃないかみたいなところのタイミングが5000年前にあったりしてね、とかっていう展示もあったりします。
これね5000年前、メタン濃度が上昇し始める。待機中のメタンの濃度は地球と太陽の位置関係によって概ね決定されている。
しかし、この法則を破って目立った増加が始まるのが5000年前で、原因は濃厚かもとか書いてあるんですよね。
無自覚に氷器を回避したのではないか、みたいなところがあって、そんな説もありますよとか書いてあって、
このメタン濃度が上昇し始める上にピラミッドとかあるんだけど、これってもう何て言うかな、7万年前からいくとずいぶん後の方なんだよね。
よしやす
何万年前っていうやつから、いきなり5000年前って最近じゃんみたいな感じになるんですけど、
文明史としては5000年前くらいからやっと文明が始まるので、その前は本当に地学の発見みたいなものがすごく多いです。
あとはね、どこどこで何々が噴火したよとか、この噴火は火山灰は他の地域でも観測されているので、
ここで他の国の年項と位置合わせができるとかっていうのもあったりします。
という感じで、古い方はさすがにね、プラスマイナス何百年ってあるんですけど、
さっき言ったアイラカルデラの話とかダイセンの火山灰みたいなところの3万年前くらいだと、
ここの博物館では3万78年プラスマイナス48年前とかっていうものになっているんで、
もしかしたら10年くらいしたらこの展示も3万78年前を3万88年前プラスマイナスに変えなきゃいけないかもしれないですね。
かおり
確かにそうか。
よしやす
こういうところって何年まで出ることってないじゃん、あんまり。
約4万年前だけどさ。
かおり
4万1年だろうが4万100年だろうがあんまり変わらないのか。
よしやす
変わらないんだけど、ここは今から3万78年プラスマイナス48年前とか書いてあって、
もちろんね、この年代はいついつじてのものですって小っちゃく書いておいてもいいんだけど、
10年に1回くらいは修正したいんじゃないですか。
かおり
確かにそうね、きっとでもそれは予定に入っているでしょうね。
よしやす
入っていると思います。
途中からの展示は西暦何年っていう風になっています。
例えば朝鮮半島の白桃山っていう山が噴火したのは西暦946年ですとかあって、
微量の火山灰なんだけど、グリーンランドの氷の燃光からも同じ火山灰が検出されたことから、
水月湖とグリーンランドの燃光の年代を直接対応させることが可能になったとかっていうのが、
この白桃山の火山灰だったりして。
かおり
そうか、当然水月湖っていうある特定の場所での燃光だから、
その地域での影響っていうのを強くやってるけど、
ものによってはもうちょっと広い範囲の影響を受けていることもあるわけか。
そう。
そうするとそういうのをちょっとずつちょっとずつ世界的につなげていくと、
地球規模の何かも分かってくることもあるし、
でもローカルの話であることもあるしっていう。
そうそう。
よしやす
例えば小さい火山というかすぐ近くの火山の噴火はここでしか分からないけど、
地球全部に火山灰が飛ぶようなものだったり、
あとはさっきもあった地磁気の変化みたいなやつは、
あっちでもこっちでも一緒に起こるので、
そんなのでも分かるんじゃないかとかっていう風になっています。
ということで、そもそものポイントとしては、
この燃光っていうのは昔の気候、
どんな木が老いしげってどのくらいの温度だったのかみたいなものが想像できるというところで、
それももしかしたら一年単位ね、一番細かいのはね。
で、チェックができるっていうのが一番役に立つところで、
それを狙って中川先生は掘削をしています。
よしやす
で、なんでこの時期にかおりさんと私が前後していったかっていうと、
中川先生と初代、燃光掘りのプロフェッショナルなボーリング屋さんね、穴を掘る人ね。
かおり
実際に技術、穴を掘る人ね、はい。
よしやす
そう。が、タックを組んで掘るのは今回が最後だろうと。
技術者も引退するし、中川先生もいい年なんで。
っていうのが実際に6月末から7月いっぱいぐらいまで行われるというのが予定されていたので、
そこの見学も兼ねていこうっていうので、ちょっと重い腰を挙げて行ってみました。
これからもね、もしかしたらこの番組配信後でも参加できる燃光の掘削現場の見学会とか、
実際にね、燃光が入っている土を空けているところを見るとかっていうのがあるかもしれませんけれども、
燃光博物館自体はずっとやってますので、ぜひ見に行ってみてください。
確かね、休館日が月曜じゃないんだよね、あそこね。
かおり
そうね、あれ吉田さん月曜日見に行ったんだもんね。
よしやす
私が行ったのは月曜日なんで。
なので、ちょっとね、その辺も休館日をちゃんと確かめていきましょうっていうのが1個ポイントです。
今ちょっと見ちゃうと。
かおり
しかもなんかね、1ヶ月に1回ぐらい。
よしやす
第3日曜日の無料デーがあるんだよね。
かおり
無料デーがあって、私行ったときたまたまその日で、
知識がないで行ったら、さーっと10分、15分で見終わってしまうような。
そう思います。
知識があって行くと、なんていうのかな、すごいあちこちで引っかかるっていうのかな。
ちょっと見ては引っかかり、ちょっと見ては引っかかり、なかなか先に進めない。
私結局2時間弱だったかな、行ったのは。
よしやす
うん、通ったりね。
はい、ただ1回、そうなのですが、
で、やって戻ってきて、20分か30分ぐらい見てたんですけど、
そこで追い抜かれて何組かの人が帰ってきました。
なので、ささっと見るんだったら本当に、
えー、これ年項って言うんだ、いろんなことわかるんだねって言って、
えーと、年表を止まらずにね、見ちゃう。
うんうんうん。
で、その時にね、
その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
かおり
で、その時にね、
よしやす
で、その時にね、
で、その時にね、
で、その時にね、
っていう、異住院ヒカルさんが、
えーと、
施設の博物館観に行くってやつで、
この資料の閲覧スピードが時速何キロってのが短く、
遅ければ遅いほど、濃いものが詰まっているって話をしていて、
えーと、10メートルしか展示がないところでも、
時速2メートルしか進まない展示だったら 5時間かかるよね みたいなのを知ってたんですけど そんなところでも ちょっと面白いし
今 香美さんの話を聞いて われわれは こう 1万年を何分かけてみるんだろう とか思ったんだよね
あそこではね 1メートルは 1万4千年? 違う? 1400年? 1400年か とかっていうので
言ってるわけですから 1歩進むと千年単位で進んじゃうわけだよね っていうのを どうゆっくり またはサササッと見るかっていうのも面白いかと思います
ちなみに 今 年功博物館のウェブサイトで 9巻目見れますけど 7月はね 1・8・16がお休みなんですけど
その他 8月まではバッテンの日がないんで ずっとやってるかもしれません
かおり
夏休みっていう時期でもあるしね
よしやす
場所はですね 福井県三方神田川郡若狭町っていうところで 縄文ロマンパークっていう公園というかね
になっているところの一部に年功博物館っていうのがあります すぐ隣に縄文博物館があるのかな そっちの方が古いはずなんですけど
とか いくつか関連施設があって すぐ隣というか隣の隣ぐらいに道の駅があったりしました
その道の駅との間に立穴式住居の復元が… 遺跡があってね
かおり
遺跡復元というか 3つぐらいあって
よしやす
あ 過ぎてからだよ
かおり
うん 過ぎてない 過ぎてない
よしやす
まあいいや はい
かおり
だって私歩いてったもん
よしやす
あ そうなのね
かおり
そう 歩いてったら道の駅出ちゃって あれって
よしやす
そんな感じで近隣なところもうまく探してですね 楽しめるといいかなと思っています
かおり
はい
よしやす
はい ということで今日は年功博物館に行ってきて 年功とは何ぞやというのを勉強してきましたよというお話でした