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  2. 第472回 楽しかった工作機械の..
2022-07-22 1:05:29

第472回 楽しかった工作機械の博物館 byそんない理科の時間B

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■オープニング・よしやすとまさとで、ヤマザキマザック工作機械博物館に行きました・たくさんの工作機械があって見どころたくさん ■工作機械・工作機械の博物館・ヤマザキマザック・旋盤・蒸気機器のピストンをシリンダー加工・蒸気機...
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理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか。
そんない理科の時間B、第472回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、
よしやすと、
かおりと、
まさとです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
7月も後半になりまして、
もう?
2回、メール会をやって、
今回は、理科っぽい話題で、
今日はですね、
工作機械のお話をしようと思っています。
工作機械の話?
そうそう。
糊とかハサミとか?
そっちはね、工作用具で、文房具ですけど、
そうではなくて、もう少し大きい機械加工とかね、
金属を削ったり、穴を開けたりする工作機械ですね。
ドリルとか、
そういうやつ、そういうやつ。
削るのって何だろう。
グイーンっていう、ブラインダー。
そういうやつ、そういうやつ。
何作るんですか?
何作るというか、何でも作れるんですけど。
何でも作れる?
そう。
何を作りたいんですか?
まさとさんと、工作機械がたくさん置いてある博物館に行ってきたんで、
えー?
2人で?
そうそう、思い出しながら話をしようかなと思ってます。
何を作ってきたんですか?2人で。
その体験コーナーとかあるの?
体験コーナーあります。
何を体験してきた?
ちょっとね、時間がなくて、体験コーナーでは参加はできなかったんですけど。
そうですね。
何を作れるの?じゃあ。
えっとね、初級、中級、高級。
あ、高級じゃないや。
高級?
初級、中級、上級だって。
分陳が一番めんどくさいやつかな。
えー、分陳って、えっと、なんだっけ、分陳師匠みたいな人いる?
その、ぼけするのに、実在するかとか聞かないでくださいよ。
いそうだけど、いないかな、ちょっと不安になっちゃったんだけど。
かつら分陳ね、それはね。
そうそう、いるよね、やっぱりね。よかった。
それ、全然ぼけになってないっていう。
大丈夫、大丈夫。
あ、やっぱいるんだけど、分陳さん作ってきちゃう。
しゃべり方とか。
えっと、写真盾と。
え、ちょっと待ってね、ちょっと待ってね。
それは何で作った写真盾なわけ?
写真盾なんていくらでもさ、極端なこと言っちゃえばガムテープじゃないな。
ダンボールとかさ、そういうものでも作れるよね。
だから、金属を削ったり磨いたりするとか。
金属で作るわけ。
えっとね、中級が、確かあれだよね、自転車の形に鉄板が切れてるやつを、なんかそういうのやってたよね。
ありましたね。
分陳の上に自転車の切ったやつを、自転車の形に切ったやつをくっつけるっていうやつがありました。
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ずいぶんでかい分陳になるんだね、立体的な分陳。
てか自転車は原寸大ってか、人間が乗れるサイズじゃないよ。
それはわかるけど、ほら分陳って平べったいイメージがあるんだけど、
まあそうですね。
その上に自転車が乗ったらさ、すごい立体的になっちゃう。ない?
あ、そうです。立体的になりますよ。
分陳、だから自転車飾ってるやつは分陳じゃなくて置物ね。
これは置物?あ、ほんとだ。失礼しました。
あ、そう。
そうですよ。自転車がくっついてる分陳ではないです。分陳は分陳。
あ、そう。自転車は自転車。
そうそうそうそう。詳しくは山崎マザック工作機械博物館で検索していただくと。
その分陳とかのデザインは自分で決められるの?それとももう決まってるの?
基本は決まってます。
基本はね。ってことは?基本じゃない人は?
いや、どこまでアレンジができるのかまでは調べてないです。
で、それで体験はしてこなかったけど、楽しい思いをしてきたと。
そう、なんかね、いろんな工作機械が並んでるだけなんで、
まあまあ1時間とか1時間半とかあれば回れるかななんて思っていたんですけど、
なんか8割ぐらい回ったとこで、2時間半ぐらい経ってて、
あれ?ちょっとスケジュールが違うぞって思って。
なんでそんなに時間かかったの?なんかハマったの?
えっと、そんなに無理してたわけでもない気がするけどな。
このドリルのこのフォルムがいいよね。この曲線誘われるねとか。
そもそもすげえたくさんものがあるんですよ。
そうでした。数がとにかく多かったのがありますね。
もともとね、工作機械を作る工場のフロアだったらしく、
中に石炭車までくっついたD51の機関車とか。
機関車まで作っちゃう感じ?
機関車はそこでは作ってないんですけど。
自衛隊で昔々使っていた練習機の飛行機が置いてあったりして。
実物体ってことよね、それは。
それって工作なの?
だから、
工作機械があるからこそ、精密な機械部品が作れるっていう話なわけですよ。
そうそう。
きれいな穴が開けられるから、ぴったりのピスが入るってことね。
産業革命は、
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防石機と蒸気機関があったから産業革命が起きたっていう話があるじゃないですか。
防石機と何?
蒸気機関。
蒸気機関はわかる。防石機ってどういうこと?
防石機っていうのは、綿から糸を作ったりするやつが防石機で。
だからそういう、もともと手でカッコンカッコンって動かしていたのを、蒸気機関がもともとあって、
そこに蒸気という新しい動力が出てきて、それをコラボしたってことでしょ?
石炭が見つかったっていうか、石炭が大量に掘り出されたっていうのも合わせてですけど、
その陰には、工場で動く機械を作る機械が必要だったっていうところなんですよ。
機械を機械で作ってたわけ。
手で作ると大変なんですね。
でも初めは手だよね。
そうですそうです。だから種ヶ島に鉄砲が伝来したとかあるじゃないですか。
1600年代。
あの頃は鉄砲だろうと、例えば日本刀だろうと、職人さんがトンテンカントンテンカンして作ってたわけだ。
タタラ。
タタラ製鉄とかね。
だからこそ一つ一つを細かく作れたっていうか、試しながら作れたんだろうね。
刀はそれでもいいんですけど、銃というか鉄砲とか、あとはその後大砲とかが出てくるんですけど。
大砲。
大砲を。
たまご焼き。
そうそうそうそう。それそれ。
大砲とかってどうやって作ると思います?
どうやって作るか?
鉄溶かして型に入れる?
そこまではいい。
それは筒状のものを作るじゃないですか。
当たり前だけど。
筒状のものを作る作り方って、板みたいなやつを丸めると筒状になりますよね、一つは。
なるほどね。はいはいはい。
あとは円柱を彫っても筒になりますよね。
っていうようなことがありまして、何が大事かっていうと、まんまるな円がずっと続いてないといけないんだよね。
わかる?言ってること。
その壁みたいなところってことね、円柱の。
そう、円柱の壁が。
重心?
そこがデコボコだと、玉が詰まったり、あとは横からスカッと何か抜けてっちゃったりするでしょ?
だから、きれいに深円で、玉もちゃんと大きさ作んなきゃいけないけど、っていうのを作らなきゃいけないっていうことは、
09:06
大砲の方針を作るのに、細かい加工技術が必要だったっていうことが起きるわけですよ。
はい。
そんな話を。
なるほどなるほど。大きくなれば、なるほど、より精密に作んなきゃいけないわけね。
相対的に精密に作るっていう話と、手で作りにくくなるわけですよ。
重たいもんね。
重たいし、たとえば掘っていくにしろ、曲げるにしろ。
疲れちゃうもんね。
そうそう、そういうことです。
でも確か、日本が銃を輸入してた頃も、日本で改良するぞって言ったときの銃身、銃頭のやつは鉄板から丸めてったのに対して、ネジがどうしても作れなかった。
日本国内ではネジを作るのがすごい大変だと。
なんか聞いたことある、それ。
結局、円筒の筒は曲げて作れるけど、鉄砲を作るには、爆発したものが前だけに出ていって、後ろをふさがなきゃいけないんだよね。
そうですね。
で、丸い筒の後ろをふさぐのに、やっぱりネジが一番いいんだけど、ネジを掘るには、ネジ穴とネジを作んなきゃいけなくて、
螺旋状に掘るのと、螺旋状に筋が切ってあるネジを組み合わせて、ボルトとナットの仕組みで組み合わせなきゃいけないんだけど、そこがとても大変っていうね。
それは誰がどういうふうにしたんですか。
なので、ネジを掘る機械が必要なわけですよ。
職人さんが、日本だとさ、木組みだったら、ピッピッピッて線引いて、のみでコンコンコンコンってやっていくわけじゃないですか。
で、がんばれば、のみを使ってネジ切りして、おネジとネジを作って、
できそうだね、そういう細かな作業好きな人っていうか、やってた人はね。
そういえばできそうですけど、金属加工でそれをするのは無理で、日本では職人さんが手でするのはできなくて、ネジ切りがとても大きい課題になっていたっていうのがあります。
その課題はどうやって克服したんですか。
日本では克服できなかったんです、ずっと。
じゃあそれは海外のものを入れてたってこと?
まず、お雇い外国人にしっかりそこら辺の技術と、たぶんものもそうなのかな、工作機械もかもしれないですけども、
海外からそこら辺の技術をしっかり輸入しないと、それが実現できなかったっていうのがありましたね。
じゃあ本当にできなかったんだ。
そうだから、ひなわじゅう自体は見よう見まねで作れたけど、ネジのパーツだけはご指導いただいたというか。
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そんな話も。
お雇い外国人ってことは、本当に明治時代ってこと?
いや、江戸時代からお雇い外国人結構あちこちいるんで。
そうなの。
そうなんですよ。
ということで、一月ぐらい前に、まさとさんと私で山崎マザック工作機械博物館に行ったので。
ゲットしてきたわけね。
そうです。
そこの展示物をちょっと思い出しながらお話をしようかななんて思っています。
ということで、今日は工作機械の話をするんですけど、
かおりさんと一緒に国立科学博物館行きましたよね。
行きましたね。
上野の。
上野でしたっけ?あそこは。
そこにも工作機械が展示してあったのって覚えてます?
あの怖い部屋でしょ?違う?
怖い部屋はどの部屋だろう?
私あの部屋、あそこら辺の部屋怖いから好きじゃないのよ。
私が好きな時計がある部屋。
フロアとしては、フロアの入り口のところに。
万年時計があって。
精密な万年時計があって。
右側が江戸時代のそういう。
日本の技術の紹介のところがあって、一番奥のほうに骨で。
木で作った骨の模型というか、大骨格があって。
そこをキュッて曲がると、工業の発展の少し広いところに出るとこね。
そこら辺怖くてね、怖い。ちょっと私苦手。
何が怖かったんですか?
なんとなくね、何だろう、時代かな?
江戸時代っていうのがすごく私は怖い。
江戸時代中期がですか?
違う違う、江戸から江戸の後。
だからやっぱ昭和の初期?
明治の初期じゃないの?
明治よりも昭和初期。
だから戦争が色濃くなるぐらいの時代の展示とかって結構ね、怖い。
ああ、そうですか。
精神的に怖い。
工作機械系は発電機とか電球と並んで展示がしてあって、
明治の初期とか江戸の終わりぐらいなタイミングですよね。
要は国立科学博物館でも、
工作機械っていうのが重要なアイテムでしたよっていう展示があるんですけど、
他の博物館に行くとそんなにたくさん初期の工作機械がどうこうっていうのはなくて。
15:06
出来上がったものは展示はあるでしょうけど、
それを作るためのものってなかなか見過ごすというかスルーされちゃうような感じがありますね。
そうなんですよね。
一方で、今回行った山崎マザック工作機械博物館と。
マザックって何?
マザックは山崎っていう会社の工作機械のブランドが多分山崎のマザキから取って、
マザックっていう、マザック何々っていうブランドで。
マキタみたいなイメージのわけね。
マキタはそのままなんじゃないですか?
いやわかんない、だからそういうブランドの名前ってことか。
ブランドの名前です。
知らなかった、それ有名なわけ今でも。
山崎マザックっていうのは工作機械メーカーとしてはある程度大手じゃないですかね。
このくらいしかないのかなと思ったら、その後調べたら産協製機産協機械、どっちだ。
産協製作所。
産協製作所っていうところでも、工作機械の博物館をやってるようです。
じゃあいろんなメーカーが、要は自分たちが昔使ってたものを展示してるってことかな。
作っていたものね、とか。
山崎マザックは日本国内で、ほぼ一番最初と言っていいんじゃないかな、
千万とかっていう。
千万?
そう、っていう名前の工作機械を作っている会社。
今も何軸になるんだ。
何軸?
そうなんですよ、マシニングセンターっていう名前の。
マシニングセンター?
っていう名前のやつを作ってるんですけど、ちょっと後で出てくるんで。
っていうのを作っているところなんですけど、
工作機械っていつ頃からあったと思います?
でも江戸時代にはそういったものは当然物としてはあったんじゃない?
今みたいなすごいものではないと思うけど、
当然いろんなものは作られ始めたわけですよね。
江戸。
山崎マザック工作機械博物館で年表とか出てるんですけど、
一番昔のやつは弓旋盤、木工用っていうのがあって。
木工用ボンドみたいな感じだよね。
弓旋盤、弓ってあの、
弓やの、弓。
弓。旋盤って何?
旋盤はぐるぐる回すものっていう感じで。
螺旋の線ですね。
弓旋盤、弓を旋盤するってこと?弓をぐるぐる回す?
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弓を使って火起こしするやつって思い浮かびます?
手でぐるぐる回すやつを。
上下に、紐につながって上下にプッシュするようなやつ?
火を起こすときって、
尖ったものを穴に押し当てて、
その尖った方をぐるぐる回して、
そこの摩擦で熱を起こすっていうのがあるじゃないですか。
両手で擦るように回すタイプもあるんですけど、
そのぐるぐる回すやつに弓の弦をひと巻きして引っ掛けて、
その弓を前後に動かすとぐるぐる回るじゃないですか。
それで火を起こすっていうの見たことないですかね。
左右に動かしてもいいんですけど。
ということで、弓に糸を張って、
それをくるって掛けて丸いものに巻き付けると、
ぐるぐる回すっていうのができますと。
それを使ってぐるぐる回したものにのみを当てれば、
丸いものが削れますと。棒のようにね。
っていうのが一番古いやつが古代エジプト時代。
あれ日本から飛び出してるよね、もう。
だから歴史の一番古いやつは、
古代エジプトで使われていた弓旋盤っていうのが一番古いらしいと。
そういう記録に残っている機械としてはね。
世界最古の旋盤、復生、紀元前3世紀と推定される
エジプト王朝の墓のレリーフ彫刻に、
二人で向き合って作業する旋盤のようなものが記されていますと。
要は一人の人がぐるぐる回るようなものに木を、木の棒をくっつけて、
それをさっき言った弓の糸を絡めてぐるぐる回して、
もう一人の人がのみを使ってそれを当てると、
それが加工できるというのがあるんですけど、
まあまあそんなことで、ぐるぐる回してそれにのみを当てて、
木を加工するっていうのはずいぶん昔からやられていて、
日本でもね、ろくろっていうのありますよね。
おー、はい。ぐるぐる回しながらツボを作るやつね。
茶碗だったりツボだったりね、陶芸をするときに使うろくろっていうやつを、
木の塊がそこにくっつけられるようにして、
軸を真上にするやつもあれば横向きにしてぐるぐる回って、
そこにのみを当てて、こけし作りとか思い浮かべていただけるとわかりやすいんですけど。
時々ネットとかで見るね、回ってるやつに刃物を当てて、
刃物を当てて、ぐわーって削ってるっていうシーン。
あとは、お椀とかもそれで作れそうでしょ。
21:00
あとは、長いものの形を整えるとなると、野球のバットとかね。
なんとなく皆さん、リスナーの方も頭に思い浮かんだかもしれないですけど、
ああやってものをぐるぐる回して、そこに刃物を当てて加工するってやつを千番って言います。
千番。
そうなんですよ。
一千番、二千番、三千番。
千番の千は、螺旋の旋、旋回するの旋。
番は、何々の基板になっていますっていう板状のでかいものっていう番ね。
土台みたいなやつですね。
千番って言います。
17世紀ぐらいになると、糸を巻きつけてぐるぐる回すっていうのを、
例えば、長い釣竿の先に糸をくっつけて垂らして、
それをさっき言ったぐるぐる回るやつに一回巻いて足元まで引っ張ってきて、
その糸をペダルで上下できるようにするってやって、
足で踏むとぐるぐるって回って、そのときに削って、
足を離すと釣竿の反動で反対側にぐるぐるって回って戻るとかっていうのを作ったりして、
一人でぐるぐる回しながら削れるようになるっていうのができます。
一応ね、レオナルド・ダ・ビンチさんが1500年代にいろんな機械の設計をしてるんですけど、
その中には木とかにネジを切る、
だから、螺旋状に水を掘るっていう機械の設計図とかもあったりします。
へー。
ということで、いろんな機械加工をするものっていうのが開発されていて、
それまでは基本的には木、木工用のものが多かったんですけど、
だんだんそれを金属加工に使うようなものが出てきて、
一番古い金属を加工するものでは、
時計の歯車を加工するようなものとか、
時計の軸を加工するようなものが出てきたっていうのが最初の頃のようです。
時計はやっぱり重要だったってこと?
うん。だし、精密なものを作って、
なおかつ加工が手の力とかでできる大きさだったんですけど、
これがさっきというか、オープニングで言った蒸気機関ができてっていう時期になると、
実は大きいもの、大きい金属を加工したくなるというニーズが出てくるわけですよ。
で、17世紀ぐらいになると、
その辺の大きいものを精密に加工するっていうニーズが高まってきて、
24:00
だんだん機械加工機も豪華になってくるという流れになってきます。
で、さっき言った旋盤っていう、ぐるぐる回して加工するっていうのが、
その機械加工機の元の方にはあって、というのもやっぱりね、
ベースなわけね。
えっとね、塊を作るのは簡単なんですけど、
それを丸く削るとか、丸くして精度高く加工するっていうのがやっぱりなかなか大変で、
一方で木材の旋盤っていうのは昔からあるから、
それを応用して、これを使えばいいんだっていうので、
丸いものを削る、または丸い穴を開けるっていうのが、
一番最初はたくさん作られました。
で、何が大事かっていうと、さっき言った大砲の内側を掘りたいと。
やっぱり大砲。
これはね、やっぱりお金かけても作りたいものの一つが大砲の中身になったんですよね。
もう一つが、1700年代、18世紀に出てくる蒸気機関なんですけど、
蒸気機関ってどうやって動くかわかります?
水をすごい高熱にすることによって空気を圧縮して、
水蒸気が出ます。
それを動力にするにはどうすればいいか。
ピストンにして横方向の動きを車輪みたいなものにつなげて、
回転方向に向きを変える。
ということで、車輪みたいなやつは鋳造でできるよね。
要は溶かしたものを型に入れてできるけど、
精度が必要なやつは、さっき言ったピストンって言ったよね。
ピストン。
それは煙筒の内側を丸い板が蒸気に押されて動くわけですよね、前後に。
だから、動くけどスカスカにならないぐらいぴったりである必要があるってこと?
そう。
なので、深淵に近くて内側をきれいに掘り進むっていうものが必要で、
っていうのと、それに合った大きさのピストンとして、
丸いもので深淵で外側がある程度ツルツルで、
最後の最後ね、ツルツルに磨くのは手で磨いてもいいけど、
やっぱり円形に掘る、筒状に掘るとか、
円形に加工するっていうのに対しては、なかなか大変だったのを作っていくっていうのに、
この工作機械っていうのが使われたわけです。
なので、大砲と蒸気機関のシリンダーの製造、シリンダーっていうのがあるね。
27:03
煙筒のピストンの中が動くやつがシリンダーね。
っていうのを掘り進むっていう機械が必要とされて、
最初はそれを水車で動かしたりしてたのが、
だんだんだんだん蒸気機関がしっかり作られるようになると、
それも蒸気機関で動くようになって、
で、細かいものの加工ができるようになると、
回転部品が精度よく作れて、
回転部品が精度よく作れると、
棒石機って言っていた面下の綿々から糸を作るやつだったり、
食器っていう折り機ですよね。
っていうものができてたりして、
この山崎マザック工作機械博物館の後に、
マサトさんと一緒に行ったトヨタ歴史産業記念館。
二人でどこ行ったの?
もうちょっとデートするんだったらさ、
いろけのあるところにしなさいよ。
いろけたっぷりの場所じゃないですか。
知ってるんだか。
で、そっちではですね、
トヨタ佐吉さんっていう人が、
折り機ね。
折り機とか棒石機を作って、
一大産業にしたっていうのが展示してあるんですけど、
初期の折り機っていうのは、
大半が木で作ってあるんですよ。
本当に、初期っていうのは産業化した後もってことね。
もともとだって。
まずは木で作った折り機ね。
パタパタするやつね。
旗折り機ですよ、旗折り機。
おじいさん見ないでくださいって言っていた旗折り機を、
足踏みでパタパタする折り機ももちろん木でできてるんですけど。
もともとだってね、いろんな家にあるやつだもんね。
それを重要なところだけ金属にして、
例えば歯車みたいなところとかを金属にしたり、
一番ためになりそうなところね。
強度が必要なところだったり、
耐久性が必要なところだったりっていうところが金属になって、
いうのとかが進んでいて、
工作機械も一部が木でできていて、
加工する先っぽだけ金属になってるような、
足踏みの加工機とかっていうのも、
17世紀ぐらいには結構作られたようです。
という感じで、山崎マザック工作機械博物館で、
デコイチ、蒸気機関車がドーンって置いてあるのは、
そうそう、デコイチなんだよね。デゴイチじゃないんだよね。
デゴイチが正式、デ51がね。
そうなの?デコイチ?デゴイチ?デゴ?
デゴイチだけど言いにくいんで、デコイチって発音してる場合が多い。
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でもデゴイチのほうが言いやすいよね。
デコイチって聞いて、すごい言いづらいって思ったんだけど。
そうですか。D51ね。
ABCDのDに数字で51。
デコイチ、デコデコ、デコピン。
なぜそれが置いてあるかっていうと、
蒸気機関のシリンダーの加工がねっていうところが、
一つ大きい見せ場のはずなんですけど、
あんまり蒸気機関車に、ここがシリンダーですよとかっていうのって、
大々的に展示してなかったよね。
そうですね。デコイチのインパクトがとにかくでかいだけで。
そこが産業革命の肝じゃないですか。
その前に産業革命の肝としてシリンダーが加工されたみたいな、
展示というかパネルはあるんだけど。
それをもっとわかりやすく、簡単にした場所に行きたい。
今はもう完成されちゃってるからわかるけど、
初めはだってそこを誰かが気づいたわけじゃん。
これってっていうところで、この蒸気を使って動きを回転方向にすれば、
もっといわゆる火を起こすっていうだけで、
いろんなものが動くようになるっていう、
すごく大きな発想の転換をしたけど、
そこにそういうピストン的なものを利用してっていうところが、
すごく重要なところ、発想だと思うんだよね。
そうですそうです。
それをもっとわかりやすく、模式化した展示が欲しい。
一応、蒸気機関の歴史っていうのがありまして、
一番最初はニューコメンの蒸気機関っていうのがあるんですよ。
これはポンポとかに使われていて、
これをワットさんっていう人が改造して、
ワットの蒸気機関っていうのにして、
このワットさんの名前が電力とかね、
仕事の単位になってるワットの元になってるんですけど、
ニューコメンの蒸気機関とワットの蒸気機関がどう違うかっていう話とか、
ニューコメンの蒸気機関はポンプとかに使うことがあったけど、
ワットの蒸気機関で効率が良くなって、みたいな話とか、
そういうのがあるんですよ。
子ども向けとかにもあるんですけど、本がね、
33:00
思ったより、蒸気機関の発展とか模式図とか、
モデルになったのが展示されてるところってどこにあったかな。
そういうところ、もしくは簡単な実験?
うん、わかるわかる。
昔、たぶん、私が子どもの頃の竹橋の科学技術館とかだったらあった気がするけど、
戦争で焼けちゃった?
戦争で焼けちゃったかじゃなくて、結構中が変わっていて、そうなんですよ。
蒸気機関あんま流行んないんだよね。
流行んないかもしれないけど、でもそこってすごく重要じゃない?
そう、で、まさとさんに、だから、蒸気機関がニューコメンからワットになって、
その後、蒸気機関車になるんだけど、
ここの蒸気機関車のシリンダーとピストンの動きっていうのはここが大事なんだよねっていうのを熱弁してしまったんですよ、私は。
そう、言っていただきました。
で、ちょっと眠くなったわけね、まさとさんが。
ふわーって、まだ話が続く。
で、山崎マザック工作機械博物館は、なんかね、案内してくれる人がついてくれるのよ。
劇コミじゃないときにはずっと回ってくれるらしいんだけど、私たち二人にもう一人。
あら、ぴっちりと、モンツーマンで。
元技術屋さんっぽいおじさんがついてくれて。
じゃあ楽しい時間を過ごせたわけね。
楽しい時間を過ごせたんですけど。
もう吉安さんはもう、もうよだれだらだらもんだね。
で、蒸気機関車のピストンの話は、そのおじさんが黙ったっていう。
そうですね、そして吉安さんが説明し終わった後に、そのおじさんに詳しいですねと言わせたという。
そのおじさんは蒸気機関系の仕事ではなかったと。
もちろん工作機械を作る仕事をずっとしてる方で。
でもほら、そんなこと言ったってね、今はいろんなところ、工作機械って言ったっていろいろやるから、少なくとも蒸気機関とかそこらへんではなかったらしい。
そう、でもちろんね、説明はしてくれるし、展示しているものの説明は一通りわかってるとか覚えてるというかなんですけど、蒸気機関車の細かい話まではあまりね。
興味ないと、俺は徹夜じゃないと。
いや、多分ね、わかってるんですけど、それ用の説明としては準備してなかったんじゃないかな。
そうなんですよ。
吉安さんが取って変わったと。
そうそうそうそう。
スカウトされた?
スカウトはされてないです。
残念。
たくさん、たくさんあの、えー、何、候補生はいるっぽいんで。
ああ、そういう人ね、たまたま今日は、今日はっていうかその日はその人だったけど。
うん、だって他にも何人もいたもん。
36:02
そうですね。
え、その人はもう引退した人なの?それとも今現在で仕事をまだしてる人なの?
えっとですね、私たちを案内してくれた人は多分定年直後ぐらいな人で。
ああ、なるほど。ちょっと前までそこにいたけどっていう人ね。
そうで、途中のレーザー加工機とかにいたおじさんは、多分まだ現役なんじゃないかな。
今バリバリやってるぜ。
だからそれが博物館系に専属の人なのか、
今日は博物館なのか。
そうそう、なのかわかんない。
そうなんです。
そういう仕事があるとまた面白そうですね。
技術者としても。
なかなかそういうところって表に出ないところだから、
でもそこって、それって面白いよね。
それがあるからいろいろなものがある。
でもなかなか人目につかないところではあるよね。
そうなんですよね。
そうなんですよ。だから蒸気機関の説明を、
展示してあるちっちゃいビデオにマウント取るように説明をしちゃうっていうね。
だから蒸気機関はもう前から言ってたじゃない。
ちょっと前から吉橋さんにいいとこないって。
蒸気機関を学ぶいいところがありそうでないんですよ。
いいとこあったら知りたい、蒸気機関。
もっと頭の中でなんとなくイメージはできるけど、
それをより模式的に体感できるような施設を求む。
ワットさんがこの往復運動をクランクっていうので回転運動に変えるっていうのもワットさんの功績です。
功績なわけですね。
っていうのと、
あと滑り弁っていうのがありまして、
これがクランクで回るやつにくっついていて、
これの動きで大きいシリンダーに入る蒸気の動きをコントロールするっていうのとかも含めて、
蒸気機関としてすごい大事なんですけど、
っていう話とかがありそうでなかったんで、そうなんですよ。
若干ややこしい話になっちゃうから、説明しづらいポイントではありますもんね。
そう、ややこしいです。
いやー、ややこしいな。
そうなんです、ややこしい。
でもややこしいところこそ、
あ、そうそう。
ややこしいところが負に落ちるとやっぱり楽しいじゃないですか。
うん。
ややこしいのがややこしいよねっていうんじゃ全然。
芸がない。
芸がないって言っちゃうとあれですけど、体験としてふーんって終わっちゃうじゃないですか。
やっぱなるほどが欲しいよね。
39:00
そうですね。
そういうところだから、理屈じゃなくて体感してほうと思ったらいいよね。
とか、そういう。
じゃあ次回の課題ということで。
次回の課題ということで。なので。
会社の人聞いてたら改善求む。
そうでね、また上野の国立科学博物館の話に戻るんですけど。
あれどこから戻ったんだろう。
上野の国立科学博物館にも入り口のとこにデー51が置いてあるんですよ。
いるいるいる、鎮座してるね。
で横から見ると、大きいシリンダーと、
あれはタイヤって言わないんだよね。
車輪?
車輪ね。
動輪っていうクランクにつながっている動輪がDだから4つあるんだよね。
ABCDなんだっけ。
なんかね、CとかDとかで車輪の数だったり、そういうのを表してたよね。
動輪の数が4つだとDで、動輪の数が3つだとCなんですよね。
D51っていうのは51番目に開発されて、
D51のなんとかってなってるのが、
D51の何番目の車両。
そうそうそう。
でっていうのは動輪が4つあるんで、
動輪要は後ろに動力を伝える車輪が多いんで、
貨物用というか、重いものを引っ張るのに向いてるのね。
だから力がある感じ。
で、Cっていう方は動輪が3つなんですよ。
だから動輪が3つだと何がいいかっていうのを考えなきゃいけなくて、
何がいいと思いますか。
寄付陣じゃなかったC。
Cは旅客というか、人を運ぶのにCが使われることが多かったんです。
Dは貨物とかが多かったんです。
で、Dは重いものが引っ張れる。
Cの利点は何でしょう。
鋳造しやすいじゃなくて、作りやすい。
価格は安い。他に利点がないかな。
力に割り振っていた分、Cの方が早く動かせる。
なんで早く動かせるか。
軽い。
回さなきゃいけない車輪の数が少ないから、
その分3つに集中して回せるようになるから。
なんとなくあれなんですけど、導輪をでかくできるんですよ。
同じところを4つ入れるか3つ入れるかというと、3つの方が大きくできると。
その分、8回転での距離が稼げるわけね。
スピードが速くできるんで、特急みたいなやつについてはC62とかが多いのかな。
たくさん作られたやつだと。
42:02
なのでスピードを出すにはCで。
どんどん動的保存が難しくなってるみたいなので、
蒸気機関車ね。
ぜひ乗りに行きましょ。
乗ることでそこにお金を落としてあげて、
そういう技術を残す。
確かに今必要な技術かって言われたら必要ないのかもしれないけど、
でも残しとくべき技術よねと思うのでね。
難しいですけどね。
環境破壊とかそういう話が始まっちゃうと本当にそれがいいのかっていうのはあるけど、
やっぱり勇ましいよね。
私はどこだっけ。
秩父鉄道の秩父から熊谷は乗ったことがあるかな。
大井川はまた行くよ。
大井川はどんどん動かなくなっちゃってるんだよ。
引退していってんの。
壊れちゃって直せなくて、
見た目同じだけど実は違うっていう風になってるみたいで。
関東だとあと上越線に走ることがあって、
そこに走ってるやつが私が小学生の頃に近くの公園に置いてあったC62なんですよ。
今まで静的保存だったやつを手を入れて動的に改装したりとか、
部品取りに使ったりとかそういうこともやってはいるみたいね。
雨晒しだったんだけど運転席に人を入れなかったんで、
そこの部品がいたずらされなかったっていうのが大きかったみたい。
話をぐーって戻すんですけど、
どこまで戻る?
国立科学博物館の蒸気機関車は進行方向に対して右側が見えんだよね。
こっち向いてて我々は、
その脇を通るよね。
脇を通るんですけど、機関車を右に見ていくんですけど、
蒸気機関のピストンを説明するには左側の機構を見ないといけないんですよ。
そうなの?
そうなんですよ。
さっきの滑り弁とピストンというのがあって、
それは蒸気機関車の左側についてるんですよね。
あれ、どっかで左側に。
あれ、名古屋の鉄道。
リニア鉄道館は両側見られるんじゃないかな。
あとは、D51だと大宮の鉄柏区にもあるかな。
一番有名というか、いっぱい頑張ったからね。
基本的には蒸気の圧力をピストンの中に送って、
ピストンが動くと車輪が動くっていう仕組みだけど、
でも、車輪が前に回転するとか後ろに回転するのをどうやってコントロールするかが分かると、
より面白いはず。
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そこもね、間違えると逆いっちゃうもんね。
間違えると逆いくのはそうだけど、
更新もいけないといけないわけじゃない。
だけどそれを制御できないと間違えちゃうもんね。
正しくコントロールしたいわけ。
そこの機構も見たい。
その話を熱弁したんですよ。
で、眠くなったわけ。
なるほどが来ました。
今日の本題の工作機械の話に行くんですけど、
ということで、旋盤っていうぐるぐる回して削るっていうものがいろいろたくさん作られました。
今も旋盤っていう工作機械はたくさん使われていて、
筒状のもの、要はぐるぐる回して削るようなものについては、
旋盤を使って人が加工しているものもあれば、
あとはコンピューターでコントロールして削っていくようなものもあります。
それが旋盤っていうやつで、丸いものを回しながら削るっていうタイプね。
あと皆さんがよく知っているドリルとか言われてるやつは、
一般的に工作機械だとボール盤と言われてるやつで、
なんでボール盤っていうかよくわかんないんだけど。
なんかあれらしいですよ。土を掘るボーリング作業のボールから。
穴を掘るからね。
えー、素晴らしい。
えー、素晴らしい。
ドリルが上から降りてきて、穴を開けるっていうタイプが皆さんよく知ってると思うんですけど、
そういうボール盤、旋盤っていうものと、
あとは削るっていうので、
工作機械だとフライスって呼ばれるやつなんですけど、
回転する刃を面に当てて削っていくっていうタイプがフライスと呼ばれてるやつで、
平面が削れたりします。
一個一個削って作るような、とても精度が要求されるやつに、
なんかね、円形の擦れ傷みたいなやつというか、
加工跡が残ってるようなやつはフライスで削ってあるやつですね。
どこで見るっけ?なんか見たことはあるけど、どこであったかって言われると思いつかないね。
そうそうそう。
っていうのがあって、
滑り台とかそうかな。
滑り台とかはフライスで作ってないと思います。
えー、どこで見るのあれ。なんか見る見る見る。
表面がなんか、なみなみというか、わかんないけど。
ノートタイプのマッキントッシュのパカって開けて、
筐体の裏側とかはそんな状態になってると思います。
知らんわ。
アルミの削り出し加工みたいなやつ。
アルミの削り出し加工っていうのだと。
その削り出しっていうのはだいたいフライスで削ってるパターンが多いんですけど、
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目に見えるところはその削ったあともう一回磨いて、
だから穴を開ける、丸いものを加工する、削る、あとは磨くっていうのもあって、
グラインダーとか磨き器っていうのがあったりして、
あとはネジを切るっていうちょっと特殊なタイプ、
歯車を作るっていうような一定間隔に歯を移動させながら加工するっていうタイプのもので、
ネジを作ったり、あとは歯車を作ったりするっていう機械もあります。
歯車もね、昔々はね、手で一個一個掘っていた、
日本のからくりみたいなものにも歯車は使われてるんですけど、
あれは設計図で歯車の形に木を、線を入れてのみで削っていくっていうタイプの歯車の作り方なんですけど、
だんだん進んでくると、いくつの歯をここの周りには作るから、
何度送ってどれだけ削ってっていうのを自動的にやってくれるっていうようなものができて、
歯車の精度が上がったり、ネジの精度が上がったりするっていうことがだんだんできてきました。
歯車といえば時計だよね。
だからね、時計用の部品用の旋盤っていう、本当に机の上で手でくるくる回すような旋盤だったり、歯車加工機だったりっていうの展示もあります。
あと、歯車が大量生産されてよかったのがやっぱり自動車の生産。
それまで蒸気機関はそれなりにたくさん作られてるとはいえ、みんなの家にあるってわけじゃないじゃないですか。
やっぱり工場の中とか、そういう工業製品としての蒸気機関があったし、
蒸気機関車といっても、やっぱり毎日毎日何台も作るっていうのはなかったんですけど、
フォードが大量生産を始めた自動車では、毎日毎日ネジだったり、
あとは特殊な加工の部品だったり、
あとはたくさん使われている歯車をたくさんたくさん作らないと生産が間に合わないっていうことで、
歯車の溝を自動的に加工するっていう加工機とかがたくさん開発されて、
そういったもので大量生産をするというのが可能になったということで、
T型フォードだっけな、フォードの初期の頃の自動車も展示としては置いてありました。
その横に確か歯車の展示もあったんじゃないかな。
ということで、機械加工の展示をなんとなく思い出しながら行って、
ここら辺で山崎マザック工作機械博物館の加工機の前半が終わるんですよ。
え、まだ前半?
そこで前半で飛行機とコックピットがあって、時計の加工用のやつがあって、
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いろいろあったなって思って、ドアを抜けるともう一部屋ドーンってあって、
そこにはなんと20世紀の機械加工用の工作機械がバンバン並んでるっていうとになって、
ここはね、そんなに細かく話はしません。
もう時間が経っちゃったから。
一つは、基本的なシステムは変わらないのに、それがコンピューター制御できるようになったっていうのが一つ大きいところ。
より精密に、より複雑に。
それまでのやつは手でやるか、あとはカムっていって、
機械の中にぐるぐる回って、次はどの部品が出てとかっていうのをコントロールするやつが、
機械の制御で順番に物事が進むやつが多いんですけど、
だからマニュアルの自動車みたいに、一足から二足には手でガチャガチャって変えるような感じのやつが多いんですけど、
それをモーターで何点何ミリ動かして、どこどこどれくらい削ってっていうのが、
コンピュータープログラミングでできるようになるようなものがたくさん並んでるのと、
加工機が巨大化して、10メートルぐらいの部品を作れるようなものがあったりとかっていうのがあって、
っていう巨大化とコンピューター化っていうエリアがどどどどってありまして、
最後に出てくるのがマシニングセンターとレーザー加工機ってやつが出てきます。
で、そこがポイントなのは、さっき言っていた旋盤とかフライスとかボール盤っていうのがあったじゃないですか。
そういうのは1回で加工できる加工の仕方っていうのは単調なわけですよ、できることが。
なんですけれども、それに対して部品をつかんでぐるぐる回したりするっていう、その軸を自由に動かせるようにする。
あと工具、削ったりする工具のほうもぐるぐる回るものを、手でね、爪をさ、きれいにするときに、
先がぐるぐる回るやつできれいにしたり、あと削ったりっていうのができるって想像つきます?
やったことあるの?
私はね、爪はないかな、爪は手でしかぐるぐるやったことないけど、ぐるぐる回る砥石みたいなやつを使って。
歯医者さんで最後に本を書くときにそれ使う、ポリッシュとかなんか言いながら使ってる気がする。
だし、あと掘るときも使うじゃないですか、歯医者さんで。
あー、みーってやつね、歯医者さんで。
そうそうそうそう。
いかなきゃ。
あれは歯医者の先生が細かく、あーでもない、こうでもないって言いながら削っていくのを、
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あれをコンピューターで制御して、いろんな先っぽを付け替えて、部品をいろんな形に自由に削っていくっていうのがマシニングセンターっていうのがあって、
それは加工用の歯が10種類あって、部品、工作するものをつかんで、XYZに動かし、またぐるぐる回転させ、みたいなのが全部コンピューター制御でできて、
複雑なものを一遍に塊からどんどんどんどん複雑な形に削り出していくっていうタイプのものがマシニングセンターっていうのでできたり、
あとはレーザー加工機って言って、レーザーで板を切っていく。
で、板と言っても一番出力が大きいと2センチぐらいの板まで切れるんで、鉄の。
幅が。
厚みがね。
あー厚みか。
そう、それを0.1mmよりも細い線で切っていけるわけ。レーザー光線なんで。
で、レーザー光線なんで形は自由なんで、そういったこれまでにない形に削れる、加工できる、または早く加工できるっていうのがだんだんできてきたよっていうのが展示の最後にあります。
で、今ね、部品の加工っていうのは今みたいな削っていったりするっていうタイプと、あとは一方で3Dプリンターとかというやつで削るんではなくて、足していくっていうタイプね。
っていうので形を作っていくっていう方もだんだんできてきて、
皆さんがね、図画工作でやった時の粘土細工って、塊を作って、大きい部品を作って組み合わせて、だんだんいい形にしたら、その後少し削って、竹ベラで削ったとか覚えてないですか。
竹じゃなかったね、プラスチックだったね、もうね。
そうです。
そうでした。
私の頃は竹ベラでしたけど、で、削って最後指でこううまくならして仕上げてみた。
最後水をつけてちょっと表面ツルツルにしたっけ、お服は。
そうそう。つまり、あれは足すっていう作業と削るっていう作業と磨くっていう作業みたいなものを手でやっていたんだけれども、そういったもので鉄や他の材料を削って作るっていうのがずっと作られてきて、
その前にね、鋳造って言って型に入れて形を作るっていうのももちろんあったけど、それを削るタイプと、今度は完成した形に足していくっていう3Dプリンタみたいなものが今組み合わさっていろんなものができているっていうのが新しいものの作り方になってるんじゃないかなと思っています。
それぞれ利点欠点、強度であったりとか価格であったりとか時間とかそういうのがあるので、それをうまく組み合わせて使ってるってことね。
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そうですね。型に入れてものを作るっていうやつとか、プレス型って言って加工するときに上下の型を押し付けて形を作っていくものとか、いくつも加工の仕方があって。
で、まさとさんと一緒に行ったトヨタ歴史産業記念館の後半では、車の部品を作るっていうプレス機があって、鉄の塊を温めて柔らかくしたやつをプレス機で形を作って打ち抜いてっていうやつがあって。
ガシャンってね。
そうそうそう。
モネットができるわけね。
それはね、クランクシャフトかな、ができたりいろいろしてましたけど。
そんな感じでですね、いろんなものの作り方っていうのを見に行ったデートでしたね。
そうでしたね、はい。
なんか想像してきたわけですね。
クリエイトね。
想像行為。
そうなので、美濃鴨市。これね、前回か前々回愛知県って言ったかもしれませんけども、岐阜県美濃鴨市の山崎マザック工作機械博物館と、名古屋市内のトヨタ歴史産業記念館の防石機と食器、折り機ね、と車の部品を作る加工機。
で、あと余裕があれば、名古屋市立科学館の工学館の3階か4階ぐらいにもちょっとだけものを作るっていうのの展示があります。
壁一面削って作るとか、鋳造して作るとかっていうパネルがあるんで、そこを見るといろんなものの作り方が出ています。
はい、ありましたありました。
鋳造、炭造、鋳造。
炭造、鋳造ね、さっき調べたのよくわかんなくなってさ。焼造とかさ。
いろいろあります。
焼造さん、炭造、鋳造、焼造、鋳造、銅造。
鋳造のやつにはマンホールの蓋も置いてあるはずなので、見に行ってみてください。
マンホールの蓋ね、今マンホーラーがいるからね。
そうそう、そんな感じでですね、今日は工作機械を中心にお話をしてきたんですけれども、
ものづくり、どうやってものを加工して作るかっていう視点で、いろんな博物館とかを見るのも楽しいんじゃないかなって思っていますし、楽しかったです。
そういうことね、そこが一番言いたいことね。楽しかったーって。
それは大きいですよね。
ということで、まさとさんずっと私が喋っちゃいましたけど補足情報どうぞ。
補足長ーく。
1:00:01
こんだけしっかり網羅された説明の後に補足できることなんて。
この工作機械博物館ではやっぱり大きな機械が実際に動いて加工していく様子とかを見れるので、
そういうふうな視覚的に理解できるというか、単純に動いてるだけでワクワクするっていうのも楽しむポイントだと思います。
それは実際にものを作ってるの?それとも展示用に動いてるの?
ほとんどは展示用に動いてるだけ。
展示用に動いてるの?じゃあ別に車は作ってはいないと。
さすがに作ってはないですね。
でも、博物館にあるような本当は動いてないけど、外からモーターで動かしてるようなタイプじゃなくて、実際の加工機のプログラムとして動いてます。
ただ、現物の製品があると粉が飛んだりとか熱が出たりとか、そういうのもあるんで、こんな感じで動きますっていうのが実際に動くっていうのはすごい良かったなと思って。
デモスタートのボタンがあるわけよ。
展示に。
でも、係員の人じゃないと押しちゃダメよって書いてあるの。
あれ押したい、あれ押したいって。
手伸ばして押したくて仕方がなかった。
なるほどね。
前も言ったかもしれないけど、説明員のおじさんが、ほらほら、レーザー格好のデモが始まるよって呼んでくれたりして。
そうでした。
めっちゃフレンドリーな感じで。
まさとさんはどこが楽しかったですか?
吉安さんのコロコロ回る表情が楽しかったです。
そこも楽しいですね。
確かに、本来は工作機械を楽しむのがベストなんですけど、その前の蒸気機関の滑り弁とかの話で吉安さんが解説いただいたのは印象にすごく残ってます。
私も一個一個の工作機械ももちろん楽しいんだけど、その前の歴史となんで工作機械が必要になったかのところで、再認識したかなと思っていて。
ということで、産業革命の裏には工作機械が蒸気機関を作れるようになったっていうのも隠れていて、その辺も並行して考えると面白いし、
実は私は印刷機にも近いものがあると思っていて、出版がたくさんできたっていうのは実は活版印刷ができたからっていうのがあるじゃないですか。
活版印刷は三大発明とかに名を連ねているんだけど、なぜか工作機器は活版印刷と同じような効果を持っているにもかかわらず、あまり取り上げられていないなぁなんて思っているんで。
そうね。裏方よね。それで作ったものっていうのはもてはやされるけど、何でそれを作ったかってところはとりあえずするというか。
1:03:04
はい。という感じで、いろいろね脱線はしてきたんですけれども、工作機械やものづくりっていうもののところを今日はお話してきました。
はい。
ということで、そんなエリカの時間では皆様からのメッセージをお待ちしております。
メールの宛先はrika.jpまたですね、sonnai.comのウェブサイトからフォームを使ってメッセージを送っていただくこともできます。
そんなエリカの時間のエピソードがたくさん並んでいるところの右側にメールフォームがありますのでそちらをご利用ください。
メッセージの内容は何でも構いません。
こんな博物館に行ってきたよとか、こんなところに行きたいとか、日々見ているところでリカっぽい見方をしてみましたとか、こんな面白いことがありましたみたいなものから番組の感想やコメントなどもぜひ送ってください。
よろしくお願いします。
はい。あと、そんないプロジェクトというグループではこの番組のほか、そんなことないっしょ、そんない雑貨店などの番組を配信しております。
そちらも皆さんが使っているポッドキャストアプリやオーディオブックのサービスから聞いてみてください。
そんない美術の時間はしばらくすると聞けなくなるかもしれないので聞きたい方はお急ぎください。
そうなの?
ホームページ上には残るけれども、ポッドキャスト上からは聞けなくなるかもしれないって話でしたっけ?
なので、お急ぎください。
はい。ということで、そんない理科の時間第472回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、
たおりと、
まさどでした。
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
また今度。ごきげんよう。
01:05:29

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