1. サイエントーク
  2. 111. 時計はどう生まれた?ア..

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サマリー

日時計を使って時間の存在に気づく人々や、夜でも使える時計を求めて水時計が発明されるなど、時計の科学と歴史が語られます。2000年間にわたり、水時計や砂時計などが使用されていましたが、13世紀からは砂時計が主流となり、機械式時計の出現まで使用され続けています。また、タワー時計はおもりの引っ張りを利用してエネルギーを得る仕組みで、高い塔に設置することで長いロープを使用し、時間を稼ぐことができました。15世紀にはガリレオ・ガリレイが振り子の原理を発見し、振り子時計を完成させる前に逝去されました。その後、天文学者のホイヘンスが15年後に振り子時計を完成させ、その後にドイツの技術者ペーター・ヘンラインがゼンマイを発明しました。これにより時計は小型化されることが可能になりました。日本の美容室における逆回りの時計は定期的に行われる場所であり、その時計の形状にも影響を与えました。また、初期の時計の開発や船で使用できる時計の需要についても話されています。時計の回り方には特に決まったルールはありませんが、時計走も半時計回りが通例となっています。

目次

日時計と影の動き
スピーカー 1
レンです。
スピーカー 2
エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
スピーカー 1
時計ってさ、なんで右回りなんすかね?
スピーカー 2
確かに。時計右回り。あの、日時計と関係ある。日時計って言うの?影の時計。
スピーカー 1
鋭いね。関係あるんですよ、これ。
スピーカー 2
太陽が東から南に行って、西に行くけど、1日のうち。
太陽が東にあるときは、影は左側にあって、9時の方向にあって、
太陽が南にいるときは、影が12時の方向にあって、
太陽が西にいるときは、3時の方向になるから、時計回り。
スピーカー 1
これはめちゃめちゃ正解に近いんですけど、じゃあね、北半球の話なんですよ、それ。
南半球は、逆じゃない?
スピーカー 2
太陽が北を取るよね。東、北、西って行くから、逆になるね。
スピーカー 1
でも、別に南半球の時計も右回りじゃん。
スピーカー 2
それは、時計を開発した国が北半球にあったからなのかな。
スピーカー 1
いやもう、ほぼほぼ正解に近いぐらい。
これは文明がね、昔発展した文明がだいたい北半球にあったからっていうのが、簡単に言うと答えではあるんだけど。
だいたいね、北半球由来のものが多いけどね。
で、それからずっと慣習的に右回りのものを使ってるんだけど、もう1個じゃあ時計の疑問言っていい?
12時って、なんで0じゃなくて12なんですか?
スピーカー 2
別に0でもよくない?書いてある数字。
でもさ、0って書いちゃったらさ、なんか12時間あるっていう感じしなくない?
実際は12時間あんじゃん。
だけどさ、0から始まったら、11までしか数字がないわけだから、なんか12時間あるっていうのを忘れちゃいそう。
スピーカー 1
でもなんか、それ感覚的な感じじゃん。
でも別に0のやつあってよくないというか、そんな困んなくない?別に。
だって0時っていうぐらいだしさ。
スピーカー 2
いつもさ、なんか午前0時と午後0時どっち?ってなる?私。
スピーカー 1
あーわかる、ちょっと。
でもまあ、これ0じゃない理由もちゃんとあるよね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。もう時計協会みたいなのが作ってんの?そういうルールみたいな。
スピーカー 1
まあ協会というか、もう歴史的にしょうがなかったっていうのがあって。
あ、そうなんだ。
みたいな話とかもあるんですけど、この時計1つ取っても、結構いろいろ疑問は湧いてくるかなと思って。
あと実は、昔の日本である特定の場所だけ左回りの時計を使ってたところとかもあるよね。
あんま聞いたことないと思うけど。
聞いたことないね。
時計の右回り
スピーカー 1
みたいなのがあって、今回からちょっと物理的な話をしていくんですけど、科学史の。
スピーカー 2
おー、物理史になった。楽しそう。
スピーカー 1
時間って物理の大前提であると思うんですよね。
なんで今回は、ちょっと時計の科学みたいな話から入っていきたい。
スピーカー 2
時計の科学が物理史の一番はじめですね。
そう。
スピーカー 1
ちょっと朝ぽきで聞いたんだけどさ、人気の高級時計って、店頭に並ばなくなってきてるらしいよ。
スピーカー 2
へー、なんでなんだろう。やっぱ貴重価値高いから?
スピーカー 1
そもそも機械式の時計って、時計職人の人が細かい歯車とかゼンマイとか組み合わせて作るっていうイメージあるじゃないですか。
スピーカー 2
あ、機械式。そこの機械ね。
スピーカー 1
え、なんの機械だと思ったの?
スピーカー 2
なんかさ、機械って言ったらさ、電池みたいなイメージもあるじゃん。
そうではなく、歯車とかでっていう、手動だけどは機械っていうことね。
スピーカー 1
機械式に対して電池のやつは電池式っていうらしいよ。
そもそもだから職人さんが細かい作業を経て作ってるんで、供給が少ないと。
で、最近新興国のお金持ちとかが、時計買いたい人が増えてるらしくて、
店に出る前にすぐ買われちゃうんだって。
スピーカー 2
え、でもどうやって買うんだろう?
スピーカー 1
ディーラーみたいな人から買うよね、きっと直接。
もはや供給時計は資産だって言われるレベルらしいんで。
ちなみにね、最初に言った朝ポキって朝日新聞ポッドキャストの略ですけど、
さっきの話も実際時計とかファッションの業界を取材している記者の人が、
テキストに書いてないことも含めて音声で伝えてるっていう、そういうポッドキャストなんですね。
スピーカー 2
今回サイレントークでも時計の話するんですけど、朝ポキさんでも時計の話されてるっていうことで、
関連するエピソードとして聞いてもらってもいいかもしれないですね。
スピーカー 1
朝ポキね、番組が今8個あって、
スピーカー 2
いっぱいあるね。
スピーカー 1
もう1000本以上ね、エピソードがあるんで、何かしらのワードで検索したらね、引っかかってきます。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だいたいね、で、時計って検索したら、僕これ出てきたんで、聞こうと思って聞いたんだけど。
なんで、そういった実際に現場を知ってる記者を通じてリアルな情報を知れるポッドキャストっていうことで、
朝日新聞ポッドキャスト、ニュースの解像度が上がりますと。
スピーカー 2
確かに。今回、今から私たち喋る時計の話は、レン君が調べた内容で、実際にレン君が何か取材したわけではないですからね。
スピーカー 1
取材もね、ちょっとタイムスリップもできないんで。
スピーカー 2
そうか、タイムスリップもできないね。
時計の歴史だもんね、今回。
スピーカー 1
実際、見聞きすることはできないんだけど、やっぱね、専門の記者の人の話のほうがね、深いと思うんでね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
僕も頑張ってやりますけど。
スピーカー 2
頑張ってください、レン君も。
スピーカー 1
こちら、Appleポッドキャスト、Spotify、Amazonミュージックとか、今お聞きいただいてるアプリとかで配信されてますので、
概要欄に朝ポキのURLとか載せてますんで、ぜひ気になるエピソードを検索して聞いてみてください。
ということで、朝日新聞ポッドキャストのご紹介でした。
朝日新聞社さん、スポンサーありがとうございます。
ありがとうございます。
じゃあ、いいすか?
水時計の登場
スピーカー 1
はい。
じゃあ、大前提として、時間の存在に気づいた人ってすごくねっていう。
なんかさ、目に見えないし、僕らの世界にもし時計なかったら、めちゃくちゃじゃん、たぶん。
スピーカー 2
感覚的に生きてるし、なんか待ち合わせもできないし。
そうだね、まあ、なんかなんだろうな、昼ごろみたいな、そういう待ち合わせの仕方できるかもしれないけど、
さすがに朝昼晩があるってことは気づくと思うし、だけど何時何分みたいな、特定はできないよね。
スピーカー 1
そう、すごい感覚的なものだと思うんだけど、だから時計がない世界で一番最初に時間の存在気づくのって、
最初に言った日時計みたいな影の動きとか、太陽の動きとか、そういったものから時間の存在まず気づくっていうのがあるじゃん。
本当の第一ステップね。
スピーカー 2
でも時間の存在はさすがに気づくんじゃない?
スピーカー 1
他にどうやって気づく?
スピーカー 2
だって普通にさ、朝昼晩ってあって、
スピーカー 1
それ太陽の動きじゃん。
スピーカー 2
太陽の動きがあって、過去には戻れないでしょ?
うん。
それはわかるじゃん。
スピーカー 1
それはわかる。
何がわかんないの?
時間が流れてるなっていう感じを。
スピーカー 2
あー、今1時間過ぎたとか2時間過ぎたとか、そういう感覚が昔の人にはなかったっていうこと?
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
それはそうだね。
スピーカー 1
で、周期があるとかもさ、季節とかも。
そういうのから、なんか時間って流れてるっぽいみたいな感じになるじゃん。
なんで時間が気になったかっていうと、農業やってたの。昔から。
農業って季節大事じゃないですか。
いつ種まいて、いつ収穫してとか、冬いつくんのかとか、
スピーカー 2
そういったことをちゃんと推測するために、人間はそもそも時を記録するみたいなことをやり始めたと言われてるよね。
スピーカー 1
月の形とかもね。昔はその形がこういう周期だっていうのがわかってて、
スピーカー 2
30日をだいたい1ヶ月みたいな小読みを作ったっていう話ありますけど。
スピーカー 1
そもそも最初に作られた日時計って、エジプトで作られてるんですけど、
エジプトでは影、右回りなんですよね。
スピーカー 2
影は右回り。
スピーカー 1
っていうのも、エジプト北半球にあるんで、だから右回りで、
当時、昔の古代文明ってだいたい北半球にあって、その日時計が右回りだから、
それがずっと伝わって、機械式の時計が作られた時も、
まあ時計って右回りだよねみたいな感じで、機械の時計もそれで右回りになったと言われてるんだけど。
日時計ってでも欠点がある。
スピーカー 2
日時計は、そもそも太陽が出てないとっていうか、曇りだったらわかんない。
スピーカー 1
そう、だし、夜全く使えない。
スピーカー 2
ああ、確かに確かに。
スピーカー 1
それ大問題じゃない?
夜の長さはわかんないですよね。
だから、夜でも使える時計が欲しいってなった。
これいろんな説があるけど、夜の間にどっかの見張り板をしてる人がいて、
これぐらいの時間で交代したいみたいなのを時間を測る必要があるんだけど、
日時計だけだとそれができないから、困ったなってなる。
じゃあ次に何を使ったでしょう?
スピーカー 2
何を使ったか?
スピーカー 1
夜でも使える時計を作るために。
スピーカー 2
日時計の時代だよね、その時代は。
スピーカー 1
日時計の時代。
日時計の次に発明された時計は何でしょう?って感じ。
スピーカー 2
次に発明された時計?
もうなんかさ、ゼンマイとかでくるくる巻いてっていう。
スピーカー 1
まあ、だいぶ進化してた。
スピーカー 2
そういうのではないか、まだ。
そういうのではない。
もうちょっと原始的?
超原始的。
でも月は関係ないから、月は一月のやつだもんね。
星、星のさ、あの動き。
スピーカー 1
いやでも、星をここって言って時間細かいの測るの無理じゃないかな。
結構難しいんじゃない?
スピーカー 2
なんとなくこの高さに来た時、これぐらいだなみたいな。
スピーカー 1
ああ、そういうのやってたかもしれないけど、
ていうかそれも季節によって変わったりするしね。
スピーカー 2
うん、確かに。
スピーカー 1
これめっちゃシンプル。
スピーカー 2
砂時計。
スピーカー 1
ああ、惜しい。
まあ、砂時計もこの後ぐらいにできたとは言われてるけど、
砂じゃないんだよね、使ってるものが。
スピーカー 2
水。
スピーカー 1
そう、水。
次ね、水時計。
ていうのが出てくる。
これは本当に簡単に言うと、コップみたいなやつに水入れといて、
ちっちゃい穴開けて、ちょっとずつ水減っていくじゃん。
それで時間測る。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
どれぐらい水が出たかっていう。
スピーカー 2
じゃあそれをさ、夜やるだけじゃなくて、日が出てる時に、
日時計で1時間分だと水はどれぐらい出るよね、みたいなことをあらかじめ理解しておいて、
で、夜に同じことをやって、
じゃあ日時計での1時間分、夜、今時間たったな、みたいな感じで使ってたのかな。
スピーカー 1
そうそう。
時みたいなやつに水入れて、水出して、
この時点はここまで水の高さあったっていう目盛りをつけていく。
そしたら、日時計でいう1時間みたいなやつが、水だとこれぐらいの目盛りになるっていうのができて、
で、夜になる前に水溜めといて、日没とともに水ちょろちょろ出す、みたいな。
これ、紀元前1400年頃からやられてたらしくて、
実際に土器の底に穴開いて、内側に目盛りついてる土器とか出てきてる。
すごいよね、これ。
スピーカー 2
でも、それぐらいしかないよね、当時だったら。
スピーカー 1
ない。
でも、これもめっちゃデメリットある。
スピーカー 2
そうだね、なんか蒸発したりすると、そもそも水出てくる量とか変わったりしそうだし、汚いよね、水。
スピーカー 1
そう、それもある。
スピーカー 2
そういう問題でもない。
スピーカー 1
いや、それもね、大事大事。
てか、そもそも水補充しないといけないし、穴詰まったりしたらもう機能しない、みたいな。
しかも、その水時計単体だと時刻はわかんないわけじゃん。
ある時点から経過した時間はわかるけど。
スピーカー 2
使いようによってはわかるかも。
ある時点からっていうところからスタート必ずさせて。
スピーカー 1
そうそう、ストップウォッチみたいな感じじゃん。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
でも、だから結局今の時間を知るためには日時計と組み合わせなきゃいけないっていうデメリット。
これもデメリットだよね。
今みたいにパッて今何時ってわからない状態なんで。
だから、本当にストップウォッチみたいに使われてて、
例えば裁判するときに、
検事と弁護人の持ち時間を平等にするために水時計使われてたって言われてる。
スピーカー 2
チョロチョロチョロチョロって音が聞こえる中で裁判やってたのかな。
スピーカー 1
ちょっとね、音まで聞こえたかわかんないけど、裁判用の水時計があったらしくて。
水時計から砂時計の時代へ
スピーカー 1
だけど、悪い弁護士とかが誰かに買収されてたりしたら、
水時計の中にわざと泥入れて、意図的に水の流れを遅くしたりとか、そういう不正もされてたらしいけど。
スピーカー 2
でも、それだけ水時計に手間かかるじゃん。
だから、水時計専門の職とかもありそうだよね。
スピーカー 1
時計職人みたいなのはいたと思いますよ、当時から。
スピーカー 2
時計職人っていうほどじゃないけど、水時計をひっくり返す役割の人とかね。
スピーカー 1
いるいるいる。
めっちゃ暇だよね、でも。
この辺から時間を知るっていうのって、人間みんな知りたいわけじゃん。
だからそれを専門にする職業の人とか、時計作り専門の人がいっぱい出てきたりして、
その時点で作った時計がどれだけ正確ですかっていうのを審査する人とかも後の時代に出てくるんだけど。
これ今、ヨーロッパとかエジプトの方の話ね。
中国は日時計できてなかったらしいんよ。
独自に水時計ができてる。
スピーカー 2
水をひっくり返してちょろちょろするやつ。
スピーカー 1
ていうかね、もうちょっと凝ってんだけど、水の中に人形を浮かせて、
そっから水が減ってったりするのは一緒なんだけど、
その人形が目盛りをさすと。
スピーカー 2
わざわざ人形を使ってる意味はよくわかんないけど。
スピーカー 1
人形とか、あと羽とかを浮かせてたらしいんだけど。
それで時間を測ってたと言われてて。
スピーカー 2
もしかしたら見やすいようにとかかもしんないけどね。
スピーカー 1
ていうのがされてたんだけど、
中国って時計めっちゃ発達してて、昔から。
世界で初めて機械時計作ったんじゃないかって言われてるのが中国で。
すごい。
その機械時計の前なんだけど、水運偽証台っていう、
12メートルぐらいの高さの時計を生み出してたよね、中国で。
もう天文観測施設付き時計みたいな。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
そこで星も見て、その季節とかもわかるし、
で、その水で水車回して、その水車を使って時間を測るみたいなのをやってる。
スピーカー 2
どういうふうに時間を測るの?
スピーカー 1
ほんとね、こん時ね、歯車がもう発明されてて、
水車が回って、水車が何回回ったら、この歯車が1回回りますみたいな。
のをちゃんと設計して、
で、1日に正確に100回転する歯車みたいなの作るの。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
水車でエネルギー得て。
スピーカー 2
でもさ、そのためにはさ、相当水をその12メートルの高いところからさ、
常に下ろし続ければいけないでしょ。
スピーカー 1
うん、水はね、結構汲み上げてたらしいね。
スピーカー 2
いや、それもじゃあ、それ専門の職業がいそうだね。
スピーカー 1
いや、これめっちゃ大変だと思うよ。
スピーカー 2
めっちゃ大変だ。
スピーカー 1
水溜める場所はあったと思うけど、さすがに。
スピーカー 2
でも常に補充しなきゃいけないもんね。
スピーカー 1
補充はしないといけない。
だからエネルギーを何とかして得るっていうのは絶対必要になるからね。
で、ちゃんとその歯車が100回回ったら金がなりますみたいな機構もついてたらしい。
すごい。
スピーカー 2
結構すごいよね。
ちょっとピタゴラスイッチみたいだね。
スピーカー 1
ピタゴラスイッチみたいかもしれない、確かに。
で、この中国で作られたもの、今もう破壊されちゃってないんだけど、
スピーカー 2
それは文献でわかったってこと?
スピーカー 1
文献でわかってて、設計書が残ってた。
ちなみにこれね、日本の長野県に今ね、その設計書から再現した水運儀章台あるらしいですよ。
スピーカー 2
へー、行ってみたい。
でも日本なんだ。中国にもないんかな?
スピーカー 1
中国にあるかはちょっとわかんない。でもなんか日本にあるっていうのを見た。
で、っていうのも中国のその水時計とかそういうものが日本に輸入されてるよね。
だから日本も日時計ってほとんど作られてなくて、水時計からスタートしてる。
スピーカー 2
じゃあもうその時代の時は、エジプトと中国、日本とかのアジアはあんまり時計関係で交流がなかったのかな?
独自にそれぞれ発展していったみたいな。
そうそう。で、もうだって世界に時計ないってことは、いろんな地域でいろんな測り方してるの、時間を。
水運儀章台ができたのはいつ?
スピーカー 1
西暦1000年ぐらい。
スピーカー 2
結構あとね、だってさっきのエジプトの紀元前何年だっけ?
スピーカー 1
エジプトの水時計が紀元前1400年ぐらい。
スピーカー 2
2000年後。
スピーカー 1
2000年後ぐらい。
で、日本に初めて中国から時計伝わってんのは、660年ごろに中野大江の王子って、たぶん授業で習うやつですけど。
なんか聞いたことある。
スピーカー 2
作った水時計。日本最古のやつ。これ中国から持ち込まれてる。
それは水時計は普通に水運儀章台ではないよね。
スピーカー 1
水運儀章台ではないね。もっとちっちゃいやつだと思う。
みたいな感じで、水時計は一応アジアでは結構広まっていくんだけど、中国からね。
一旦この1000年ぐらい、紀元前1000年ぐらいから西暦1000年ぐらいの間って、いろんな時計生まれてて。
スピーカー 2
2000年の間だよね、じゃあ。
砂時計の流行と検定制度
スピーカー 1
例えば砂時計よね。
砂時計もね、めちゃめちゃ流行る。
だっていつでも使えるし。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
でも結構作るの難しいから、ガラスでさ、加工して作るとか。
そういうのはあって、砂時計の専門の技術士みたいな人いて、もともと鍵を作ってた技術者が作ったらしいんだけど、砂時計って。
城前氏。
最初は誰でも砂時計作ってOKだったんだけど、いろんな砂時計みんな作っちゃうから、もうこれカオスだから、検定作りますって言って、途中から。
これに検定、砂時計検定に合格しないと、砂時計作っちゃダメですみたいなルール作ったりとか。
スピーカー 2
でもそうだよね、だって時間を測るものでさ、みんなが適当に作ってたら、本当にその時間で正しいのかみたいな。
スピーカー 1
砂時計だったらたぶん、もともとのやつがあって、それに合わせてちゃんと時間合うかみたいな、確認しなきゃいけないよね、たぶん。
それを確認して、ちゃんとした砂時計を作れる人っていう、まず認定をもらう必要があるとか、もう大変なんよね、砂時計作るだけで。
あとね、日本だと日時計って、日じゃないくて、ファイヤーの方の日時計とかもできてて、
線香って、あれ燃やしたらちいちい上からいくじゃん。
あれを時計代わりにしてたっていうところもあったみたいな。
スピーカー 2
でもそれもなんか標準が必要だよね、たぶん。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
どうなんだろう。
スピーカー 1
でも同じ長さの線香作れば、だいたい。
スピーカー 2
そうだね、たしかにたしかに。
スピーカー 1
1本40分とか、それくらいだったらしいけど。
水時計よりはちょっと楽かなっていう。
スピーカー 2
そうだね。
でもなんか線香によって減るスピードとか違ったりしそう、材質によって。
スピーカー 1
まあね、気温とかで変わっているかもしれない。
スピーカー 2
たしかにたしかに。
スピーカー 1
あと、これちょっと歴史下った後なんだけど、鼻時計ってあって。
スピーカー 2
え、フラワーの鼻それともノーズの鼻。
スピーカー 1
フラワー。
スピーカー 2
フラワーか。
スピーカー 1
ノーズの鼻時計ってなんだよ。
スピーカー 2
おかしい、鼻水で測るとか。
スピーカー 1
きたね。
絶対測れない人するな。
ぼーちゃんみたいな感じで測るでしょ。
それはやばい。
違う違う違う、フラワーのほうの鼻時計。
で、これ、前あの大輝博士の話したとこで出てきたりんねさんが作ったのが鼻時計なんですけど、
これね、すごいよ。
鼻を時計みたいに輪っかにして12個並べて、
それぞれの開花時期と閉花時期、
だから、花が開いたり閉じたりするっていうのを指標にした時計なの。
スピーカー 2
時期っていうのは時間だよね。
スピーカー 1
時間、そうそう。
スピーカー 2
1日の中での時間。
例えば1時はこの花、2時はこの花みたいな感じで花を植えていくと。
スピーカー 1
したらその花が開く閉じるで、時間わかったっていう。
スピーカー 2
へー、面白い。
それは、でもさ、なんかそんな夜9時に咲く花とか、夜10時に咲く花とかはあんまなさそうな気がするけどね。
なんか昼しか咲いてなさそう。
スピーカー 1
植物って花開いたり閉じたりするのに、別に光感じるわけじゃなくて、体内時計で行われてるんで。
スピーカー 2
結構正確なの?
スピーカー 1
でもね、12時間分だよね、だから。
スピーカー 2
へー、じゃあちゃんと揃えられるんだ。
スピーカー 1
うん、揃ってたらしい。で、誤差30分以内だったらしい。
スピーカー 2
すごいね。
すごい。
30分以内か。
スピーカー 1
うん、まあざっくりだけどね。
タワー時計の登場
スピーカー 2
だいぶざっくりだな、だって。
スピーカー 1
それはそうじゃない?でも、そもそも植物だからっていう。
スピーカー 2
まあね、だって私たちの体内時計だってあんまりあてになんないもんね。
スピーカー 1
なんないなんない。
よく今何時かわかんなくなる。
スピーカー 2
わかんない。
スピーカー 1
みたいな時計とか、いろんな時計ができてくるんですよ。
てか、そもそもシンプルにロウソクに目盛り付けただけのロウソク時計とかね。
あって、で、結構流行るのがさっき言った砂時計。
で、これはもう水とかいらないし、なんか蒸発したりも特にないんで、
13世紀ぐらいからは結構砂時計が使われてる。
なんなら機械式の時計ができてからも砂時計使ってる地域とかもあったらしいよ。
スピーカー 2
まあでも、今でもさ、サウナとかにあるよね、普通に。
スピーカー 1
まあサウナはな、サウナぐらいしか見ないから逆に。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
そうだね。
なんかね、昔の時計はね、歯車ゴリゴリ回ったりするんで、めっちゃうるさいんだよ、機械の時計でも。
だから教会とかにあんま置けないみたいな、あったらしい。
スピーカー 2
そういう神聖な場所で、静かな場所ではあんまり置けないんだ。
スピーカー 1
そう、静かにしなきゃいけないとかね。
そういうとこでは砂時計使うみたいなのもあったらしいね。
スピーカー 2
でも、13世紀ごろに砂時計がめっちゃ流行ったって言った?
なんか、もっと前からさ、今私たちが使ってるような時計、ゼンマイの時計とかってありそうだなってイメージだったけど、
13世紀でも、砂時計がメジャーなんだ。
スピーカー 1
そうだね、ゼンマイ式の時計はね、もっと後の時代。
スピーカー 2
結構最近なんだね。
スピーカー 1
だから言うように、もうちょっとゼンマイとか、あとはフリコとかの時計って出てくるんですけど、
スピーカー 2
それってもう1300年以降の話で。
スピーカー 1
一応、世界最古の機械式の時計って、フランスで塔時計っていうのがある、タワー。
スピーカー 2
タワー時計ね。
スピーカー 1
タワー時計。
で、これ、なんかさ、時計って時計台とかさ、高い塔に作るイメージじゃないですか。
ある。
あれってちゃんと理由ある。
なんだと思います。
スピーカー 2
でも、さっきの水のさ、中国のやつはさ、高いとこにある必要があるっていう感じはするよね。
スピーカー 1
でもね、同じように、エネルギーをどう生み出してるかっていうのがヒントかな。
スピーカー 2
でも、落下?なんかが落下するエネルギー使ってんのかな。
スピーカー 1
そう、おもりが下に落ちるって、引っ張られるって力あるじゃん。
あれを使ってる。
だから、ひもとかに先端におもりつけて、200キログラムぐらいのおもりを使って、塔の上から垂らすじゃん。
したら、ずっと下に引っ張る力がかかって、それをエネルギーにして、針が回るっていう。
だから、定期的にそれを巻き上げなきゃいけない。
だから、長ければ長いほど、巻き上げるまでの時間を稼げるんで、だから、どんどん上に作ると。
で、長いロープを使ってたっていうのが、塔土系。
スピーカー 2
え、でも200キロなんだ。大変だね。
スピーカー 1
めっちゃ大変だと思うよ。これ、人力だったんかな?
スピーカー 2
もうちょっと軽いのでできないのかな?
スピーカー 1
軽いと、エネルギーないもん、全然。
スピーカー 2
そうだね。ちゃんと歯車いっぱい重なってるやつを回すためには、それなりのエネルギーが必要だから、大きいやっちゃなきゃいけないんだ。
スピーカー 1
そうそう。でさ、こんな200キロのおもりついて、わざわざ塔は建てなきゃいけないから、むちゃくちゃお金はかかるんですよね。
ヨーロッパのでっかい時計って、めっちゃガシャガシャうるさくて、しかも1日に結構誤差も出ちゃうらしいんだよね。
で、今の価格でいうと、1億円以上すると。
スピーカー 2
そんだけ作るの大変だし高いんで、だからみんな水時計とか砂時計とか、安い時計も一応使ってたっていう状態が結構続く。
なるほどね。でもさ、誤差が生じるっていうのは、どうやってわかるんだろう?
当時の人にとって、12時間はこれぐらいですっていうのは、さすがにちゃんと決まってたんかな?
スピーカー 1
でも、そのきっちりした時計、誰も持ってないから。
スピーカー 2
じゃあ、全く標準がないってこと?
ないないない。
じゃあもう感覚的に、これ1時間ずれてるわみたいな、そういうことが起きてたっていうことね。
スピーカー 1
今の基準でいうと1時間ぐらいずれてたけど、当時の人よくわかってなかったからね。
当時の人は、そのでっかい時計の金になったら、何時なんだなみたいな。
なるほどね。
スピーカー 2
っていうね、そういうシステム。
それがでもまだ13世紀とかでしょ?
うん。
でも確かに標準作るのって難しいね。
スピーカー 1
そう、超難しい。今でもね、やられたりするからね。
スピーカー 2
そう、今のがどうなってるのかもちょっと知りたいな。
スピーカー 1
ちょっと今回やってこないけど、そのうち出てくる。
さすがにこれ、現代まで全部つなげるのは無理なんで、
割と昔のちゃんと機械で時計できましたっていうところぐらいまで。
そこから物理学者は時計使ったりするんで。
その前までなんだけど、今の感覚だと時計ないとダメじゃんって感じだけど、
ざっくりでもいいじゃんっていう人たちが、なんでこんなめっちゃお金をかけてでも、
頑張って時計を作ろうとしてたのかっていう。
スピーカー 2
その時計台を?
スピーカー 1
時計台もそうだし。
スピーカー 2
時計台以外もあんの?
スピーカー 1
時計台以外も、とにかく遠時計じゃなくて、
もうちょっとコンパクトでいい時計みたいなのを作ろうとした人いっぱいいるんだけど、
なんでそんな頑張ってみんな時計作ろうとしたの?
スピーカー 2
やっぱり、もうそのぐらいの時期になったら、ちゃんとしたルールとかがあるから、
例えば、なんか労働時間だったら何時から何時までみたいな、
そういうのをはからなきゃいけないから、時間を知れるのが必須だった。
スピーカー 1
それもあるかもしれないけど、なんかもうちょいモチベーションがあることがあって、
お金?
いや、例えば宗教。
スピーカー 2
宗教?
スピーカー 1
宗教って、毎日決まった時間にお祈りしなきゃいけないってのがある。
当時の結構厳格なキリスト教とかって、1日7回やるんよ、お祈りの時間を。
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
ミサって言うけど、そのミサの時間を告げる金がなったら、
何をやってでも手を止めて祈るっていうのを、それはもうやんないといけないと。
早朝を、これ早朝ざっくりしてるけど、朝6時、午後3時、6時、9時、夜、深夜みたいな感じじゃない?
スピーカー 2
深夜もやるんだ。
深夜もやる。
スピーカー 1
大変だ。
だから、修道服着たまま寝てたりした人もいらっしゃる。
金なっちゃうから。
スピーカー 2
金なっちゃうから?
スピーカー 1
金なったらお祈りしないといけないからさ。
もうなったらすぐ祈祷場に行って、お祈りしないといけないみたいな生活。
スピーカー 2
祈祷場に行かなきゃいけないんだ、その服を着て。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
大変だね。
だからもう服着たまま寝るみたいな。
大変じゃん。
めっちゃ大変なんよ。
だから、その時間がめちゃくちゃだったらダメじゃん。
で、正確に時間知りたいってなって、だからお金かけてでも、時計をいいやつ作れってなる。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
ただ、塔型の時計、重力使った時計って、なかなかちっちゃくするの難しいよ。
だから、別な方法で、なんとか時計を今度はちっちゃくしていかないといけない。
ってなった時に、ふりこが出てくる。
ふりこ時計ってあんま見ないけどね、もう。
スピーカー 2
見ない。なんかドラマとかでしか見ないよね。
スピーカー 1
ドラマで見る?
なんだっけ、ヤギのさ、赤ずきんちゃん。
赤ずきんちゃんじゃないっけ、あれなんだっけ。
なんかヤギがさ、ふりこ時計の中に隠れる話なかったっけ、動画で。
スピーカー 2
3匹の小豚みたいな。
スピーカー 1
豚じゃん。
豚じゃん、それ。
ちょっと待って、ヤギのなんだっけ。
なんだっけ。
わかる?
スピーカー 2
わかるよな、わかんないよな。
スピーカー 1
7匹の小ヤギ。
スピーカー 2
最近ジョジョで見たな、それ。
スピーカー 1
ジョジョの6部の動画が現実になっちゃうやつ。
ボヘミアンラプソディだ。
その前、そもそも7匹の小ヤギ。
スピーカー 2
私、ちゃんと知らないかも。
なんか、たぶん聞いたことはあると思うねけど、
なんかジョジョで見たときも、なんだっけこれとか思いながら、
スピーカー 1
でも、なんかこういうのあったような気もするなみたいな感じだった。
正確には、狼と7匹の小ヤギみたいな。
あとあれだよね、大きなふる時計って、やっぱふりこ時計のイメージですよね、歌の。
そもそもふりこ時計ってあるけど、なんでふりこなの。
スピーカー 2
ふりこが一定の間隔で振れるから。
スピーカー 1
ほぼそうなんだけど、それを時計に使おうって考えたら結構すごくない。
スピーカー 2
すごいし、それをどうやって、今私たちが見てる12時からの時計に組み合わせてるんだろうっていう感じはするけどね。
それ歯車かな。
スピーカー 1
そう、それはね、基本的に歯車で、あとは歯車にどうやって一定のエネルギーを与えるかっていう問題なのね。
スピーカー 2
だよね、だってふりこって普通にしてたら、空気抵抗とかで振れなくなっちゃうもんね。
スピーカー 1
ふりこ時計って、ふりこは動いてるんだけど、その動かす動力は、結局遠時計みたいな重りで、
重りが下に引っ張られて、っていうのがふりこの動きに変換されてる。
だから、ちょっとふりこがスピード遅くなった分の力が、その重りが下に落ちるっていう力で足されてるみたいなことだよね。
で、ふりこの動きは維持するんだけど。
スピーカー 2
ちょっと待って、君が言ってるふりこ時計って、よくドラマとかで見るような、壁にかかってる時計の話をしてる?
それとも、まだ塔の中で、ふりこ時計に変換しようとしてるみたいな、進化途中のふりこ時計のことを言ってる?
スピーカー 1
でも、今のはもう家とかにあって、ふりこの部分が木箱みたいなのに入ってて、見えるようになってるみたいな時計じゃん。
だいたい閉鎖されたとこにふりこあると思うんだけど、みたいなやつが生まれた経緯。
スピーカー 2
じゃあ、あのでっかい木箱の中に、なんか重りみたいなのがあって、それが一定の感覚で上行ったり下行ったりしてるってこと?
スピーカー 1
違う違う違う、上にはいかない。ずっと下にある。一回巻き上げて、重りを。
で、重りが下に落ちてく、またゆっくり落ちてくんだけど、その力がふりこに伝わってるって感じ。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
だから、巻き上げるみたいなのが必要なんじゃないかな。
じゃあ、一日一回とか、そんな感じで。
スピーカー 2
なんか、ふりこ時計のイメージだけど、ある特定の時間だったら、鳥の人形がぽっぽっぽっぽって出てくるイメージない?
スピーカー 1
あるけど、全くふりこ関係ない、それ。
関係ない関係ない。イメージね。昔の時計のイメージ、だいたいそんな感じっていうことじゃん。
スピーカー 2
ふりこ関係ないの?
スピーカー 1
ふりこ関係ないの。
スピーカー 2
あれなんの?
スピーカー 1
あれは、そういうデザイン。
そういうデザイン?
あれでもいいし、鐘の代わりに、ぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっぽっ
ガリレオ・ガリレイの振り子の原理
スピーカー 1
ガリレオガリレーっていう人なんですけども。もう1500年代の話で。
スピーカー 2
いやでもさ、今のフリコ時計の仕組み聞いて、相当物理わかってる人じゃなきゃ設計できないよなって思ったから、ガリレオガリレーが設計したっていうのは納得がいくね。
スピーカー 1
まあでもね、正確にはフリコの原理というか、ある程度一定の周期があるじゃん、フリコがゆらゆらって動くのは。
それを見つけたのはガリレオガリレーで、だけどフリコ時計を完成させるまでには至らなかったんだけど。
あ、そうなんだ。
そもそもの原理を思いついたのはガリレオガリレーって言われてて。
スピーカー 2
で、時計にも応用しようとしたけど完成しなかったって感じ?
スピーカー 1
そうそう、うまく作れなかったと言われてて。
ガリレオガリレーがフリコ時計を思いついたっていうエピソードがあって、教会で天井から長いロープが垂れ下がってて、その先端にランプついてるみたいなのがあったらしいよね。
そのランプに火とか油を補給するときに、教会の2階のところでランプたぐり寄せて、ランプの中に火入れて、パッて手放すじゃん。
そしたらランプはゆらーって揺れるわけよね。
っていうのを見て、最初に1個目のランプを戻したときに揺れてるっていう時間と、2個目のランプにまた火入れて戻して揺れる時間っていうのがそんなに大きく変わらないって気づいた。
同じロープの長さで、同じような位置から手放して揺れるときって、1往復にかかる時間はキープされると。
っていうのが振り子の投擲性理論っていうやつなんだね。
長さが同じ振り子だったら、重りの重さとか振れ幅に関係なくて、同じ時間で振れるという理論はガリレガリレが見つけてる。
スピーカー 2
あ、重りの重さにもよらないんだ。
スピーカー 1
そう、重さにもよらない。
スピーカー 2
振れ幅にもよらないんだ。
スピーカー 1
うん。長さが大事っていう。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
だから、これってある意味エネルギー保存してるみたいなことじゃん。振り子でゆらーゆらーって揺れてるのって。
一定の力で結構キープできるというか、かかってる力がね。
これを使えば、そんなでっかい塔から重りをずっと落とし続けるみたいなことはやんなくても、振り子がゆらーって揺れる力を変換して歯車を回せば、時計に使えるんじゃないかっていうのに気づいたらしい。
スピーカー 2
よくその発想になるな。
すごいよね。
スピーカー 1
すごい。
だから、本当に振り子が一往復したときに、上にある歯車がカチッて一回回りますっていう仕組みができれば時計できそうじゃん。
で、これ実際作ろうとしたんだけど、ガリレオガリエ自身はそれを完成させる前に死んじゃって。
ホイヘンスと振り子時計の完成
スピーカー 1
だけどその後にホイヘンスっていう天文学者の人がいるんだけど、ガリレオが死んだ15年後に振り子時計を完成させたって言われてる。
スピーカー 2
15年もかかるんだ。
スピーカー 1
これ結構技術的に難しかったっていうのがあるらしくて、振り子の上の固定してる部分とかめっちゃ摩擦で熱かかったりしてとか、ずれちゃうとか結構起きちゃうらしくて、それを最適化するのがめっちゃ大変だったらしい。
温度変わったら変わっちゃうとかね。
スピーカー 2
何が?
スピーカー 1
振り子自体の長さが変わっちゃったりするらしい。
温度高いと金属がちょっと伸びて、っていうのを頑張って温度とかを一定にするとか、湿度も一定にするとかをやるために振り子ってだいたい仕切られた木箱みたいな空間に入れられてる。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
これまだエネルギー振り子なんだよね。
でも振り子でかいね、まだ。
1メートルぐらい湿度なんだよ、場所。
そうなんだ。
もっとちっちゃくしたいってなる。
ゼンマイの発明と時計の小型化
スピーカー 1
で、やっとゼンマイが発明される。
ゼンマイってどういうもんかわかります?
スピーカー 2
なんかくるくるくるくる回したらエネルギーがたまって、そこから何か一定の力で巻き戻されていくみたいな。
スピーカー 1
そうそうそう。あれ中に弾力性の高い金属が渦巻き状に入ってる。
で、無理矢理巻かれてそのほどっけりおうとする力がエネルギーになってる。
スピーカー 2
それは必ず一定の速さなのかな?
スピーカー 1
これある程度一定らしいよ。
すごいね。
スピーカー 2
すごい。
なんかその巻かれてるのがあんまり巻かれてなくって、そんなにエネルギー溜まってない時でも、いっぱい巻かれてめっちゃエネルギー溜まってる時でも、同じスピードで戻っていくんだ。
スピーカー 1
まあ最初と最後でかかるエネルギーちょっと誤差あったりすると思うけど。
スピーカー 2
ゼンマイって誰が開発したんだろう?開発というか発明?
スピーカー 1
ゼンマイは1500年頃にドイツの補形技術士のペーター・ヘンラインっていう人が見つけてる。見つけてるじゃない、作った。
スピーカー 2
作ったんだ。
スピーカー 1
で、やっぱりモチベーションは時計ちっちゃくしたいな。で、ゼンマイっていうのができてる。
スピーカー 2
今だったらさ、時計以外にも使われてるよね、ゼンマイって。
スピーカー 1
ゼンマイで作る?
時計の初期の開発と船で使用できる時計の需要
スピーカー 2
ゼンマイなのか分かんないけどさ、なんかミニカーとかでさ、くるくるくるくるってネジ巻いてさ、ピッて離したらさ、ピューっていくじゃん。あれってゼンマイじゃないの?
スピーカー 1
ゼンマイだね。チョロQみたいなやつね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
あ、それゼンマイゼンマイ。
スピーカー 2
だから。
スピーカー 1
でもさ、それくらいじゃない?日常で使うもんでゼンマイ式のものって。
スピーカー 2
オルゴールとか。
スピーカー 1
あー、オルゴールは確かにね。
スピーカー 2
まあ、あんまないよね。遊び道具ぐらいしかないね。
スピーカー 1
オルゴール、最古に回したのいつなんだろう。覚えてないわ。
私、小学生だな。
この1500年以降は、時計をちっちゃくしたい。で、いろんなやつ作るっていう時代で、結構問題だったのが、海なんです。
スピーカー 2
海。
スピーカー 1
船。船で使える時計が欲しい。
スピーカー 2
あー、確かに。魚を欲しいとかなったら、一定の時間でしか取れない魚とかあるってこと?
スピーカー 1
違う。まあ、それもあるかもしれないけど、漁業的なね。
いやいや、もっとね、大事なことは、船で時間を知るっていうのは大事な理由。
スピーカー 2
あー、えっと、長距離で航海とかする場合だと、時差ができてしまうみたいな?
時差ができるというか、今どこに自分がいるのかっていうのをはかるっていうのができない。
スピーカー 1
基本的に、光学は星見たらわかると。
なんだけど、角度以外の距離的な情報って、出発してからどれぐらいの時間で進んだかっていうのと、船の速度がわかったら、だいたい距離がわかるわけじゃん。
なんで、その組み合わせで、自分が今どこにいるっていうのを特定してた。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で、これちょうどイギリスとかが、いろんな場所に植民地を作ってて、船ですごいいろんなとこ行ってた時代のね。
っていうときに、これでも使える時計が欲しいってなってて、国をあげてね、時計を作ってたらしいよね。
スピーカー 2
政治にかかわるんだ、じゃあ。
スピーカー 1
政治にかかわる。
でさ、今まで言ってきた時計で、船でも使えるものってなんすか?
スピーカー 2
ゼンマイと砂時計と水時計と、日時計はそんなに、その時代になったらさすがにそんな使わないか。
スピーカー 1
日時計は使わないね。
一応砂時計は使えたけど、限界あるじゃん。
スピーカー 2
定期的にひっくり返さなきゃいけないもんね。
スピーカー 1
そうそうそう、とかやんないといけないから。
スピーカー 2
ふりこ時計もまあ、でかめなやつ頑張って入れようと思えば入れるかな。
スピーカー 1
いや、そもそも船揺れるんで。
あ、そっか。
ふりこ時計も使えない。
スピーカー 2
たしかに。
スピーカー 1
結構問題だったらしいよ。
当時のやっぱ一番いい時計って、ふりこの時計で、だけど船持ち込めないから揺れちゃって。
スピーカー 2
たしかに。
スピーカー 1
どうしようってなったらしいのよ。
ふりこの代わりの機構をなんか作んなきゃいけない。
これちょっとそんなに機構に関して複雑なんで、ここまで来ると詳しく言えないんだけど、
そういう状態だったんで、そもそもあんま正確じゃなかったらしいよね。
その砂時計で測るとかやってた。
っていう時にイギリスで軍艦が衝突しちゃうみたいな事故が起きて、
2000人ぐらい犠牲者が出ちゃうとか、そういうのが起きちゃってたんで、
賞金数億円あげるからいい時計作れっていうのを国が言ってて、
これが1759年ぐらいにジョン・ハリソンっていう、これも時計技師の人ですけど、
この人がクロノメーターっていうのを作ってる。
クロノメーターってやつは、そもそも揺れの衝撃を吸収するバネをまずつけてると。
だから揺れてもそのクロノメーターってやつの中はそんなに揺れない。
で、これちょっともう中が複雑すぎて、俺も完全に理解してるわけじゃないんだけど、
一応最初の駆動力としてはゼンマイみたいなネジを巻くっていうのがあって、
で、揺れに強い時計っていうのを作った。この人がね。
一応どんぐらい正確かっていうと、6週間公開して誤差が2分。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
すごいよね。
スピーカー 2
これまでの1日1時間とかに比べたら、1日1時間だっけ?
スピーカー 1
だいぶ前は1日1時間だけど、この当時は1日10秒とか。
スピーカー 2
1日10秒と6週間2分を比べたら、やっぱ6週間2分ってすごく優秀だね。
スピーカー 1
てか比較しやすくすると、1日あたり3秒がだいたい6週間2分。
ジョン・ハリソンによる船用時計の開発
スピーカー 2
3分の1ぐらいってことか。
スピーカー 1
そう、3分の1ぐらいに。まずしましょうっていうのがイギリスが求めてた基準で、
で、実際このさっきのジョン・ハリソンっていう人が作ったのは、1日1.8秒ぐらいしかずれない。
だから全然その基準を満たしてて。
スピーカー 2
あれ?でもさ、誤差が1日1.8秒とか3秒とか10秒とか測れるってことは、もうその時代は標準があったってこと?
スピーカー 1
陸上にはフリコ時計で結構正確なのがもうできてたらしい。
スピーカー 2
フリコ時計はもうかなり正確だったんだ。
スピーカー 1
結構正確だったらしい。
スピーカー 2
それどれぐらいなの?でもそれはわかんないか。
それはね。
それが標準だから。
スピーカー 1
それは標準だから。今の時計でいうとどんぐらい強さって言えるかもしれないけど。
スピーカー 2
うんうん。当時はそれが絶対だね。
スピーカー 1
そうそう、それが絶対。
で、陸地から出発して帰ってきた時に何秒ずれてますか?みたいなのを調べてたっていう。
で、これ作るのに25年ぐらい時間が経過してるんだけど、この時計作れって言ってからね。
スピーカー 2
ちなみにそれどれぐらいの大きさなの?
スピーカー 1
もうね、超でかい。1メートル以上あるのかなこれ。だし、重さも34キロぐらいある。結構でかいよね。
スピーカー 2
でも1メートルだったら船には乗っけられるね。
スピーカー 1
うん、船には乗っけられる。
でもね、この人ね、気に食わなかったらしい。自分で作ったら。気に食わなかったというか、まだ行けますって言ったらしい。
もっとちっちゃくできます。なんで、ちょっと時間とお金くださいって言って。
で、そっからトータル18年間さらに改良したと。で、高さ60センチ幅30センチぐらいまでまずちっちゃくなったと。
で、その後まだ行けますって言って、どんどんどんどんちっちゃくしたから。
最終的に13センチ。
横?
横かな。で、まあ1.4キロぐらい。最初34キロあったやつが1.4キロぐらいまでちっちゃくなった。重さとして。
スピーカー 2
そうだね、すごいね。
スピーカー 1
で、どんどん今の懐中時計みたいな形に、どんどんどんどんちっちゃくしてったっていうのがこの人だ。
スピーカー 2
えー、すごいね。
そう。
でもまだ腕時計はいかないんだ。
スピーカー 1
まだ腕時計はいかない。
っていう感じの、まあだからこれが機械時計の本当に最高レベルぐらいのやつが、こうやって船でも使える時計を作ろうっていうので、ちっちゃいのがどんどんできてったっていう。
スピーカー 2
それは何年ぐらい?
スピーカー 1
これ1750何年とか。
スピーカー 2
大変だね、時計って。
スピーカー 1
そう、大変なんよ。
まあ、くらいまでがちょっと今回話そうと思ってた初期の機械時計の話まで、こんな5歳1秒ぐらいまで至るまでどうだったかっていうね。
時計のサイズと回転方向に関する話
スピーカー 1
ところまでちょっと話したかったんで、話してみましたけど。
スピーカー 2
でもすごいよね、電気がなくって機械でも5歳1点何秒とかになるんだよね、1日?
スピーカー 1
1日。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
すごいよね。
だから一応まとめると、最初太陽を見て影で追う日時計みたいなやつから始まって、そこは水使って、
あとはもう砂とか、塔の時計とか、1回めちゃめちゃでかい方向に行ったんだけど、時計としては。
そこからその振り子っていうものを発明してちっちゃくなって、最終的にさらにそれをちっちゃくしてゼンマイ式にして、13センチぐらいまでなりましたと。
っていうね、話をギュってしました。
素晴らしい。
素晴らしい。人間素晴らしいよね。
スピーカー 2
その機械時計での一番最終形態のその13センチのやつ、見てみたいよね。
スピーカー 1
あんのかな?どっかの博物館とかにありそうだよな、これ。
スピーカー 2
大英博物館とかにありそうじゃない?
ありそう。
スピーカー 1
見たいな。
てか最後に、今回の話あれだ、もともと時計がなんで右回りなのかっていう話でしたけど、
この振り子とか使ってるときは、もう昔の日時計を参考に右回りのやつがずっと作られて広まっていったっていうのが一続きになってるんですけど、
時計右回りな理由、他にも説あんだけどさ、ねじって右回りじゃん。
それが反映されてるんじゃないとかもある。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
とかも一応あるけどね、補足として言っとかないとあれだ、これもありますよって言われるから。
そうね。
っていう説もあるけど、左回りの時計使ってた場所があるっていう話し忘れてた。
あ、そうですね。
これ小ネタなんだけど、どこだと思います?
スピーカー 2
え、日本って言ってなかったっけ?
スピーカー 1
日本で、僕らも定期的に行く場所です。
スピーカー 2
定期的に行く場所?東京?
スピーカー 1
違う、東京そんな定期的に、いや、誰でも定期的に行くと思う。
え、地名ではなく?
地名じゃなくて、その場所の名前、場所というかなんつーの、お店の名前みたいな。
スピーカー 2
お店?レストラン?
いや、レストランじゃない。
お店?時計に関係ある?
うーん、あんま関係ないかな。
スピーカー 1
ヒントは反転してるっていうことかな。
スピーカー 2
反転してる?その場所は?
スピーカー 1
結構ね、いい謎々な気がする。
現代でも、僕らは確かにそこに行ったら、ある意味左回りの時計を見てるかもしれない。
スピーカー 2
え、鏡?
スピーカー 1
鏡がある場所です。
スピーカー 2
鏡がある場所?家具屋さん?
スピーカー 1
家具屋さん?いや、違う。
スピーカー 2
鏡がある場所?
スピーカー 1
で、僕らが定期的に行く場所、絶対行くと思うね、ほとんどの人は。
スピーカー 2
え、どれぐらい定期的に?
スピーカー 1
まあ、俺2か月に1回ぐらい行くかな。
スピーカー 2
え、美容室?
美容室?
スピーカー 1
そう、美容室の昔の日本の美容室の時計って、
お客さんが鏡に映る時計を見てびっくりしないように、逆回りにあえて作ってたらしい。
へー。
へーって感じだよ、これ。
まあ、でももうなくなっちゃったけどね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
うん。
もしかしたらあるところあるかもね、じゃあ、まだ。
スピーカー 1
いや、ない。見たことない。
スピーカー 2
昔ってどれぐらい昔?なんかさ、昭和とかさ、それぐらい?それよりも。
スピーカー 1
あ、いや、昭和ぐらいじゃないかな。
スピーカー 2
だよね、だってそもそも美容室がある時代って言ったら、結構最近なんじゃないかなって思うしね。
うんうんうん。
うーん、じゃあ、もしかしたらサイエントクリスナーの人で見たことある人もいるかもしれない。
スピーカー 1
いや、いるのかな?どうなんだろう。あったら教えてほしいな。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
あともう1個、このネタ言うの忘れてたけど、文字盤が0じゃなくて12の理由。
スピーカー 2
あー、なんですか、結局。
スピーカー 1
これもめっちゃシンプル。時計ができた時に0が見つかってなかったから。
スピーカー 2
おー、時計ができた時って言うのは、じゃあ紀元前の0、紀元前の1000年ぐらい。
スピーカー 1
そう、よりちょっと前とか。
うん。
その文字盤が初めてできた時はね、時計の。
スピーカー 2
まあ、でも日時計の時代には0見つかってないかもね。
スピーカー 1
0が見つかったのって、600年ごろか。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
の印度なんで、そもそも0の概念がね、できてない時にもうすでに時計があったから、12が使われてるっていう。
スピーカー 2
なるほどね。
うん。
じゃあ、もし0があったら、文字盤も0だったかもしんないし、
スピーカー 1
かもしんないね。
スピーカー 2
もしかしたら、いや関係あんのかわかんないけど、1月2月3月のも12月の代わりに0月とかだったりするんかな。
スピーカー 1
それ関係あるかな。
わかんない。
まあ、それってでも言い始めてたら、確かにな、それもある意味0より早くから言ってたからだもんね。
1月から始まってのってきっと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そうかもしれない。
スピーカー 2
時間と月に似てるもんね。
ずっとぐるぐる回って、12のタイミングでまた次になるっていうね。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、それがもう当たり前に浸透して、僕ら時計回り時計回り言うけどね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
なんか、これぐらい当たり前な感じよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
時計回りは時計回りだもんな。
うん。
あと、時計走のコースは絶対左回りっていうか半時計回りみたいなのがあるね。
スピーカー 2
うーん、そうなんだ。
時計の回り方
スピーカー 1
一応時計回りで時計走を走ると遠心力で体が飛ばされそうな感じがする。
心臓が左にあるから。
スピーカー 2
ああ、そっか。心臓を内側にしたいんだよね。
スピーカー 1
心臓を内側にしたいみたいなのがあるらしい。
スピーカー 2
ああ、それなんか聞いたことある。心臓内側の方が安心するよね。
スピーカー 1
本当に?って思うけどね。
スピーカー 2
右回りか左回りかでさ、走る速さとか違うのかな?
スピーカー 1
ありそうだね、そういうのも。調べたことないけど。
でも、なんかそれってさ、ルール決まってないけど、
まあ、時計走って半時計回りだよねみたいな慣習をさ、設計者側が受け継いでるだけみたいな感じだよね、きっと。
スピーカー 2
どうなんだろうね。
スピーカー 1
あとさ、時計もそう、時計と一緒じゃない?
時計も別にさ、絶対に右回りだって言ったわけでもないじゃん。
でも、なんかなんとなくみんなこっち回りにしてるみたいな。
時計走が半時計回りが通例になってるのと似てるなと。
なんかなんとなくの流れでこっち回りにしてみましたみたいな。
本当はどっち回りでもいいけどっていう。
スピーカー 2
かもしんない。
スピーカー 1
かもしんない。
スピーカー 2
まあ、それ言い出したら、人間の慣習なんてもしかしたら全部そんな感じかもしれないですね。
時計の科学の話
スピーカー 1
確かに。なんでもそう?
はい。
はい、ということで、ちょっと時計の科学の話だったかわかりませんけど、
うん。
はい、物理の話をします。
スピーカー 2
お願いします。
スピーカー 1
はい、ということで引き続きよろしくお願いします。
スピーカー 2
お願いします。ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
51:18

コメント

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