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スピーカー 1
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間 第640回
スピーカー 2
そんない理科の時間をお送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。 よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
スピーカー 1
今日はですね、科学系ポッドキャストの日 11月のテーマということでお話をしたいと思います。
スピーカー 2
はい。 テーマはトリビアです。 トリビア? トリビアですね。 トリビアーン!
スピーカー 1
それはトレビアーンで、トリビアはたわいもないというかですね、たいしたことじゃない、まめ知識的なものですね。
をトリビアって言います。 語源は、トリは3つのかな? 3つ。
トリプルのトリね。 ビアは道なので、サンサロのことを言うらしいです。 へぇー。 イタリア語かな? ということで、まめ知識のようなことがトリビアでございます。
へぇー、ちょっともう1個目からいきなり飛ばしてきたね。 飛ばしてきたっていうことでもないんですけど、
スピーカー 2
でですね、この番組のね、名前が最近Bって言わないじゃないかっていうメールをもらってるんですけど、 そうなんだよ、Cになったかなってそろそろ。
スピーカー 1
そもそもこの番組今640巻やってますけど、初期の頃はもとみやさんという方と私の2人でやってまして、その時そんな入りかの時間っていうのがあったんですが、
私は? えーと、かおりさんと2人、大成になった時に、ちょっと新規一点っていうので、そんな入りかの時間Bっていう名前にしましたというのがBがついた経緯です。
ただ、えーと、Bがついてると、例えばね、
X、Q、Twitterとかで、ハッシュタグはシャープそんな入りかの時間ですか、それともそんな入りかの時間Bですかとかっていう質問が来ちゃったりして、
はい。 ちょっとずつめんどくさくなってきたので、
ほう。 はい。めんどくさくなってきたので、最近Bって言ってないです。
はい。めんどくさいわけですね。 めんどくさいっていうか、どっちなんですかって聞かれるのがめんどくさいです。
ということで、タイトルにはBってついてますが、番組の中では言ってないという感じになっていて、じわじわとタイトルからもBをなくそうかななんて思っているところでございます。
スピーカー 2
それって、またいろいろめんどくさいんじゃない?
スピーカー 1
めんどくさくないですよ、全然。 そうなの?
はい。で、毎月テーマを決めて、科学系ポッドキャストの日というのをやっています。
で、今回もホストというか、言い出しっぺの方がいらっしゃって、今回のテーマを決めてくれたのは、再演トークというポッドキャスト番組です。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
もともとね、この再演トークのレンさんという方が、科学系ポッドキャストの日やってみようよというふうに始めて、始めてから3周年になります。
なので、36回、この同じテーマでみんなで話してみようというのをやっているというところで、なかなか続いてるな。
スピーカー 2
同じテーマっていうとテーマが変わらない感じがするから、共通のテーマってほうがよろしいんじゃなくて?
スピーカー 1
そうですね。毎回毎回共通の一つのテーマを決めて、毎月1日から10日までに出しましょうっていうのでやっているというのが、科学系ポッドキャストの日でございます。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい。ということで、今日はトリビアについてお話をしていこうと思っています。
スピーカー 2
はい。トリビアー。
スピーカー 1
なんですが、いちいち調べるのも難なので、これまでそんなエリカの時間で取り上げてきた話題を、トリビアと称してしゃべるという、
ちょっとね、手抜きな感じになってしまうのは申し訳ないんですが、そんなことを。
スピーカー 2
そこ言っちゃうとダメなんじゃない?言わなきゃさ、知らない人とか気づかない人がいるみたいな。
スピーカー 1
いやいや、もうみなさんね、よく聞いてくれてるから。
スピーカー 2
言っちゃったから良くないよ。
スピーカー 1
いやいやいや、よく聞いてるんで、あ、これ聞いたことあるっていうネタが多いかもしれませんが。
スピーカー 2
大丈夫だよ。
大丈夫ですか?
私は毎回フレッシュな気分で聞いてるよ。
スピーカー 1
そうですか。じゃあオープニングではですね、喋ったことのないネタを一つ。
スピーカー 2
おー、トリビアーン。
スピーカー 1
ペットボトルの蓋って、蓋に一箇所だけ滑り止めのマークが短かったり、
あとは上から見ると、ちっちゃい点がついさりするっていうのがあるんですよ。
ちょ、え?
ペットボトルの蓋よく見ると、天面にちっちゃい穴がある、または滑り止めの縦線が一箇所だけ短くて無くなってるとかっていうのがあります。
スピーカー 2
あ、これか。これってさ、よく作ってる時の端っこなんじゃないの?
バリを取った所とかそういうのじゃないんですよ。
え?短いのないよ。
スピーカー 1
一周するとどっかに短いのないですか?上の方に。
スピーカー 2
上が短いの?
スピーカー 1
上が短い。滑り止めの。
スピーカー 2
バリは一個あるけどね。バリじゃないの?短いのは分かんない。明らかに短い。
こっちは?こっちは逆にバリが無くて。
スピーカー 1
または上から見て、ちっちゃい点があるかどっちかです。
スピーカー 2
バリが下にここにあるか。
スピーカー 1
ということですね。これは何に使ってるかっていうと、ペットボトルのボトル側にもかすかなマークがありまして、
ペットボトルって工場でね、キャップをぎゅーって閉めるんですけど、
そのキャップの閉まり具合が妥当なところ、適当である、ちゃんとしたところであるかというのを感知するのにそのマークを使ってる。
スピーカー 2
へー、これは明日から使えるちっちゃい。
スピーカー 1
明日から使えるかどうか分かんないけどね。
あと、ペットボトルのキャップって、キャップもそうだし、ボトルもそうなんですけど、
螺旋が途切れ途切れになってないですか?途中。
スピーカー 2
ペットボトル、あ、ここにあるわ。ペットボトル、ペットボトル、よいしょ。
スピーカー 1
途切れ途切れになってるでしょ?螺旋が途中途中で。
スピーカー 2
あ、そうね。
スピーカー 1
これは何でかっていうと、特に炭酸飲料だと開けた時にプシュって出るやつが、
この縦筋がないとグルグルグルグルって出なきゃいけないんで、抜けが悪いんでプシュって出るように、
縦筋がついて、ここを立って炭酸が出るっていう工夫がされてる。
へー。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
へー。
あと、炭酸飲料、振って蓋開けるとジュワジュワジュワって出るじゃないですか。
あれは、中にちっちゃい泡ができるんですよ、振ると。
で、ちっちゃい泡が気圧が低くなると急に大きくなるのね。
それで泡泡になるんですよ。
だから、自動販売機から出たやつ、特にね、炭酸水でボトルが透明なやつってやっていただくと分かるんですけど、
炭酸水買うじゃないですか、例えば自販機のゴミでもいいんですけど、
今のやつってラベルが剥がしやすいんで、ラベル剥がすと全体に透明で見えますよね。
はい。
で、よく振っていただくと泡ができるんですけど、いっぺん泡作った後、横をねコツコツ叩くと泡が消えていくんです、だんだん。
で、そのちっちゃい泡がなくなったときに開けると吹き出さないんです。
フリフリした直後でも。
吹き出すのは炭酸が出やすいからじゃなくて、ちっちゃい泡が水中にあって、
それが気圧が下がって一気に、ちっちゃい泡が中くらい、中くらいの泡が大きい泡になるんで、泡泡したのが出てくるという感じなので、
もし、振ってしまった場合、炭酸飲料っていうときには、横をコツコツ叩いて中の泡が消えるっていうのをやると、吹き出しません。
スピーカー 1
はい、というような導入の。
スピーカー 2
明日から超使えるね。これで人生が豊かになった感じがしますよ。
スピーカー 1
トリウェアは大して豊かにならなくていいんです。
なんですが、本編ではもう少し理科っぽい話をしようと思っています。
スピーカー 2
はい、トリウェア的にはね。
スピーカー 1
今話したやつも一応、科学技術っていう感じにすると科学や技術っぽい話なので、一応番組の趣旨には合ってるかななんて思ってるんですけどね。
あ、一つだけお知らせ。
国立科学博物館で始まりました大絶滅展。
私、参助会員なので、オープン前の内覧館に行ってきました。
会社早引きして。
会社早引きして!?
早引きして。だって、4時から5時とかなんだもん。
で、私はすごい楽しかったです。自分でチケット買って行こうと思っています。
ズロクも買っちゃいました。
私も行きたい。お、すご。
もしお一人で行く、または時間があるんだったら、音声案内が福山正春です。
なので、福山正春ファン、またはお一人とかね、音声ガイドを聞く時間がある方は借りるといいかもしれません。
確かに600円ぐらいじゃないかな。内覧会の時には無料で借りられたので。
ほいほい借りましたけど。
という感じで、大絶滅展の招待券、プレゼントの締め切りは、この番組が配信されている11月7日中に送っていただいたメールです。
大絶滅展のチケットが欲しいとメールに書いて送ってください。
お願いします。
ということで、本編では10個ぐらい、そんなないかな、バラバラなトリビアをお話していこうと思います。
ということで、トリビアを紹介していくんですが、これまでそんなエリカの時間の中で紹介した話題がほとんどなので、聞いたことがあるものがあるかもしれません。
あとテーマはアラカルト的でバラバラなので、そんなに系統立てて話す感じでもないというのを最初にお断りしておきます。
はい。
まず地球の話。地球の話なんですけれども、今、標高っていうね、土地の高さは、海面からの高さを測量で求めた値じゃないものが標高に使われるようになっています。
で、地球ってだいたいまんまるじゃないですか。だから、地球を楕円で近似して、そこからどれくらいの高さがあるかというので、高さが測れる時代になってきたんですよ、今。
昔はね、東京湾とか、あとは神奈川県の油壺とかね、そういうところに潮池っていって、海の水の高さを測るところがあって、そこから何メートル高いところっていうふうに測っていくんですけど、
結局、高さを積算していくしかないから、地点ABCDってところが何メーター何センチ何ミリ上、何メーター何センチ何ミリ上、何メーター何センチ何ミリ下ってやっていって、富士の山頂まで測っていくっていうのをやってたわけですよ。
それすごい大変じゃないですか。っていうので、今GPSとかね、そういうのが発達しているので、それで丁寧に測った値でいいじゃないかってしようとしたんですが、大変なことがありまして、地球はね、回転楕円体。
しっかりした球よりもちょっとだけぐるぐる回っている分、北極か南極のほうが短くて赤道が広がっているっていう楕円をぐるぐる回した形で近似できるんですけど、我々が住んでいる地面はその楕円に対して凸凹があるんですよ。
当たり前だと思ったでしょ、凸凹があるのは。そうではなくて、我々が住んでいる地球は、地球の中の物質に重いところと軽いところ、質量が詰まっているところとスカスカなところがあって、万有引力でいくと重いもの、密度の高いものがあるとそこがたくさん引っ張るんで、
密度の高いところがあるとそっちに引っ張られる力があるから重力の向きが変わっちゃうんです。
引っ張ると地球の中心に向かって重力がないってことになって、ずれて重力が発生するとどうなるかっていうと、例えば地球上全部水でひたひたにしたときに、陸も全部ね、水まいで水を増やすと、密度が高いところについては盛り上がっちゃうんですよ。
水が集まってきちゃうから。でもそこに立つとその水の水平が水平っていうぐらいで水平だと思うんで、さっき言った海面から何メーター何センチ何ミリ高い、何メーター何センチ何ミリ高いっていう、その水平自体が地球の気化学的なというか、回転楕円体と比べてずれてるっていうのがありまして、
なので、今観測用の衛星を使った標高を測るっていうときには、地球内部の密度で決まってくる、そのデコボコで補正をしたやつで標高っていうのを計算しなきゃいけないっていうふうになってます。
そうすると、ところどころで誤差が出るというか、以前の高さと違っちゃうじゃないかってことが起きるんですけれども、富士山頂は何センチ変わったんだっけな。20センチくらい変わったけど、メートル単位では3776メートルで変わらなかったというのが、今年の4月から施行されているというふうになっています。
これ、図を描かないで説明するのは大変なんですけど、平たく言うと密度が高いものが地球の中にあると、その近辺でみんなが思っている水平がずれちゃうってことが起きます。これ大変なことなんですよ、実は。
なんでかっていうと、星の南中高度とか測るじゃないですか。測るじゃないですか。それ測るときに水平がずれてるとずれちゃうんですよね。
スピーカー 2
基準。
スピーカー 1
そう。なので、緯度とか経度がずれちゃうことがあるんです。とかっていうのが実は大変で、その辺も補正していろいろやらなきゃいけないっていうのも、一番最初、地図を作るときに問題になったりもしました。
ということで、一つ目のトリビアは、地球はまんまるじゃないし、我々が見ている水平はきれいじゃなくてデコボコがあるっていうのが一つ目のトリビアです。
スピーカー 1
これに関連してですね、1日は何時間ですか?
スピーカー 2
24時間。
スピーカー 1
ですが、地球が一周する時間は24時間じゃないっていう話が一つ。
スピーカー 2
それは、地球が太陽の周りを光転してるからですか?
スピーカー 1
そうそう。太陽が真南に来てから、もう1回真南に来るまではざっくり24時間ですよね。
何だってそれを24等分して1時間と決めてるんだから。
なんですが、地球が星空、つまり地球から見た太陽系の外の宇宙に対して一周するのは24時間よりもちょっとだけ短くて、
恒星実というふうに、また恒星時と言うんですけれども、1日を24時間とすると恒星実は23時間56分4秒、つまり24時間よりも3分56秒短くなります。
これをね、365日分積算すると丸1日になるんですけれども、
太陽の周りを地球が光転しているから、1日経つと地球はね、太陽の周りを大体365分の1回転していくので、
地球が宇宙から見て1回転しただけでは足りず、もうちょっとだけ回らないと太陽の方に向けないんですよね。
それが3分56秒なので、地球が一周するのは23時間56分ぐらいだけど、1日は24時間というふうになっていますっていうのが、1日が24時間じゃないっていうのの1つ。
というか、地球が1回転する時間は24時間じゃないっていうのが1つ。
で、じゃあ、太陽が真南に来るタイミングは、毎回毎回24時間かっていうのとこれも違っていて、
さっきも言ったとおり、地球は太陽の周りを1年で一周するので、1日あたり365分の1周するっていう角度が動くはずじゃないですか。
それはいいよね。なんだけど、ケプラーの法則っていうのがあって、太陽と地球の関係は、深淵ではなくて楕円になっています。
なので、太陽から地球の距離は微妙に季節によって変わっていって、季節が変わると1日に太陽が動く角度も変わってくるわけですよ。
遠いときには少ししか動かなくて、近いときには1日にたくさん角度が動くんで、それを考えると、太陽が南中、真南に来てから次に南中するまでっていうのは、
地球が太陽の周りを365分の1よりもちょっとだけ長かったり、ちょっとだけ短かったりするっていうところで動くので、
その原因でも太陽が南から南、つまり地球が一周するって私たちが感じているものっていうのは24時間からずれていくっていうのがありまして、
なので微妙に1日の長さっていうのは季節によって異なるようになっています。
こんなこともあるので、しっかり合わせた時計で日の出の時間とか日の入りの時間を考えていくと、
時計はしっかりしているのに、さっき言った朝が来るとか夜が来るが、1日の長さが微妙に長くなったり短くなったりするわけですから、
均等に早くなったり均等に遅くなったりしないで、秋の日はつるび落としっていうぐらいで、秋の時期の日の入り時間は他の季節に比べて急激に毎日毎日早くなっていくっていうのがあります。
とかっていうのに影響するので、地球が一周する時間は24時間じゃないっていう話と、
恒星に対して23時間56分なこともあるし、楕円で地球が太陽の周りを回っているから、1日の長さが季節によって変わってくるっていうのの組み合わせとかで、
何はともあれ簡単に24時間じゃないっていうことが起こります。
さっきからちょっと出ている、地球の大きさとかを測るのにGPSみたいなことが使われるっていう話をしてきたんですけど、
GPSレシーバーって皆さん使ったことありますかね?あんまないか。
でもスマホで位置情報が取れるのは皆さん体験してると思うんですよ。地図の上で。
で、GPSの衛星っていうのと、スマホでなんとなく通信している感じがしているかもしれませんが、
GPSの衛星があなたのスマホは統計何度何分、刻意何度何分にいるよって教えてくれるわけじゃないっていう仕組みが1個トリビアだと思っています。
基本的にはGPS衛星っていうのは地球の周りをぐるぐる回っていて、
それぞれの衛星から衛星の位置の情報が降り注いでいるっていうのがGPSの仕組みです。
なので、GPSレシーバー、またスマホのGPSのチップでもいいんですけど、
それは複数の衛星から来る情報を聞いて、要は受信して、そこから計算すると位置情報が出せるよっていうふうになっています。
なので、一時期、飛行機に乗ると電波を出すものは全部電源を切ってくださいっていうのがあったときに、
Wi-FiとかBluetoothは電波を出すんですけど、GPSを受信している機材は自分からは電波を出さないんですよ。
なので、CAさんとこれはGPSレシーバーなんで電波出してませんみたいに討論して、ずっと電源を入れっぱなしにしたっていうのをやったことがないんですけど、
スピーカー 2
なんだ、どうでもいいじゃんくらいに思ったけど、やったことないのね。
スピーカー 1
やったことないんですけど、なんとなくね。
スピーカー 2
出さなきゃいいじゃん、そうやって疑われるものはね。
スピーカー 1
というわけで私は出してないんですが、GPSとか今はGNSSって言うんですけど、いくつかの衛星が自分の位置をしっかりと計算も含めてね、
私はここにいますよっていうのと、電波を出すっていうのをやって、複数のGPS衛星からの電波を受信したスマホとかGPSレシーバーは、
あの衛星からどのくらいのタイミングで今私は電波を受信したかっていうのとかを計算して、複数の衛星からきた電波の差を求めると、
今自分はここにいるっていうことがわかるっていうふうな仕組みになっています。
で、距離がわかれば、場所がわかるっていうのはいいんですが、光の速さっていうか電波の速さって1秒間に30万キロメートルでしょ?
っていうことは、30万分の1秒の誤差で1キロメートルずれちゃうんだよね。いいですか?
1秒間に30万キロメートル光が進むわけで、電波も同じ進むわけで、そうすると30万分の1秒、計算というか受信がずれると1キロメートル誤差が出るっていうような精度なんで、
もっともっとそれよりも細かい時間で計算をしなきゃいけないとか受信した電波を分析しなければいけないんですよ。
今ね、GPS普通にスマホとかでも5メートルぐらいの中にだいたい入るじゃないですか。もう少しあるかな。要は地図の上で自分の場所が何十メートルもずれるって今ないよね。
スピーカー 2
そうね、ちゃんとしっかりと受信するまで待ってればね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。なので、GPSレシーバーやスマホの中では30万キロメートル、だから30万の千分の1だから3億分の1秒ぐらいの精度でGPS衛星から来た電波を比較して計算するっていうのをやって、位置情報を計算するっていうのをやっています。
みんなのね、スマホの中それぞれで全部やってるんで、そんな計算をしないと正しい位置情報が出ないっていうのが一つポイントで、衛星と通信をするのではなくて衛星から降ってくる電波を聞くだけで位置情報が出るっていうのがGPSの仕組みになっています。
ただ、中国のやつかな、は衛星と通信するっていう企画もあるんじゃないかな。なので、今アメリカが挙げているGPSとかヨーロッパとかロシアとか中国、それぞれで位置情報がわかる衛星を挙げてるんですね。
日本はGPSに付随して似たような電波が出せる導きっていうのを挙げていて、それはね、グローバルじゃなくて日本近辺だけで使えるやつなんですけど、とかっていうのがあって、それぞれで微妙に出してる電波の種類とか信号のフォーマットが違っているので、
GPSレシーバーやスマホのチップではアメリカのGPS受信できます、導き受信できます、ヨーロッパのものが受信できます、ロシアのものが受信できますみたいなやつがどれをどれだけ対応してるかっていうのが性能に関わってくるというのになっています。
細かい設定ができるやつだとGPSだけ見るとか、ロシアのグローナースだけ見るとか、あとは導きの情報を読むとか読まないとかっていうのを設定ができるものもあったりします。
なので、GPSはどこでも使えるけど、電波は出さずに使えますというお話でした。
ちなみに飛行機の中でも窓のそばだったら位置情報が取れるんですが、窓が遠かったりする飛行機や窓が電波を通さないタイプの飛行機だと機内では位置情報が取れません。
スピーカー 1
ボーイング787は窓が電波を通さないらしく、少なくともGPSの電波はとっても良くなっちゃうんで、ほとんど、即位、場所を計算することができません。
なので、スマホでもGPSレシーバーでもダメでした。
私、海外出張してるときに飛行機でどこを飛んだかをGPSロガーで取るとかやってたんで、大きい経路はあんま変わんないんですけど、飛行場の周りぐるぐる回ったりする記録とかもあったりして、ちょっと面白かったりします。
待機とかしたことあるの?
国際線ではそんなにないですけど、国内線でGPSで撮ってるときに熊本空港3回着陸トライアルしたことがあります。
横風が強く。
スピーカー 2
着陸でしたの?
スピーカー 1
結局できないで羽田に戻りました。
スピーカー 2
え?
スピーカー 1
羽田を出発して、もしかしたら着陸できないかもしれませんけど乗りますかって言われて、乗りますって言って、
熊本空港の上まで行って着陸をトライしてダメで、ぐるーって回ってきてもう一回やってダメで、ぐるーって回ってきてもう一回ダメで、当機は熊本の空港に着陸することを諦めて羽田に戻りますってことになりました。
スピーカー 2
へー、それってお金はどうなの?
スピーカー 1
それは次の便に振り替えになりました。
スピーカー 2
あーなるほどなるほど、それで終わりではないよね。
スピーカー 1
ではないです。
ただ、熊本空港まで往復したわりマイルとかは着きません。せっかく乗ったのに。
スピーカー 2
乗ってない定理になるからね。
乗ってない定理になる。
ちゃんと降りなきゃいけないわけ。
スピーカー 1
つまり遊覧飛行扱いだったわけですね。
スピーカー 2
あーなるほど。
スピーカー 1
あとGPSは取ってないんですけど、シンガポールの空港でやっぱりすげえ雷で夜中で着陸2,3回トライしたことありました。
スピーカー 2
その時に着陸しました。
スピーカー 1
ただ乗り継ぎで荷物が来ませんでした。
唯一のロストバゲッジかな。
スピーカー 2
え、無くしたの?それとも後から来たの?
スピーカー 1
翌日の便で来ることになって。
スピーカー 2
なるほど、そうやって時間的な制約で乗せられなかったというか。
スピーカー 1
そう、人間は乗り換えできたんですけど、荷物が間に合わなかった。
スピーカー 2
よく海外とか飛行機乗っていくときには、1回分の着替えを持って手荷物にしろって言うけどね。よくというか。
スピーカー 1
そうなんですよ。
バルセロナから帰国するときに、バルセロナ空港で乗る飛行機が、結局機材トラブルで乗れなくなってしまって、
6時間遅れぐらいで別の機材がやってきて、フランクフルトに乗り換えは買わなかったんですけど、フランクフルトに行ったんですが、
そのときには自分が乗り換えなきゃいけない飛行機がもう出てる状態で、空港で1泊になってしまったんです。
で、自分の預け入れが出てこないの。
なので、まさに1泊分、着替えを持ってけばよかったなって思いました。
つまり着替える?
着替えを落としたとパンツは洗って干して裸で寝ればよかったって後から思いました。
スピーカー 2
どこに干すの?ホテル用意してくれたわけ?
空港にくっついてるホテルでした。
ホテルの中ってよく乾燥してるじゃない?
だから旅行の時とかもね、そういう下着とかそういうもの洗って干しておけば、大抵乾くよっていうのってなんで?
スピーカー 1
カビとか生えないように環境を良くしてるからです。
スピーカー 2
わざと乾燥させてるのね。
スピーカー 1
そうだと思います。もちろんね、土地の気候として全然必要がないところもありますけど。
スピーカー 2
でも環境として乾燥させてるような環境にもなってるのか。なるほど。
スピーカー 1
ということで、GPSの話でしたが。
スピーカー 2
GPSの話?トリビアの話じゃなかったの?
スピーカー 1
GPSのトリビアなんですが、これ調べていって、電波は総務省が管理してるっていうふうに決まっていて、
いろいろね、ちょっと見てみたんですよ。総務省のサイトとか。
そしたら、これはトリビアなんですけど、総務省のウェブサイトに行くと、総務省は電波を管理していますと。
電波とはどういうものですかというのに、電波とは300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波を言いますと書いてあって、
総務省が管理するのは300万メガヘルツ、3テラヘルツから1キロヘルツぐらいまでのものであって、
これよりも短い波長のものは赤外線とか可視光線とかになって、こちらは総務省は管理していませんというふうになってるんですね。
これはいいんですけど、よくある質問FAQに、盗聴器の調査をしてくれますか?盗局では盗聴器の調査を行っておりません。
次の質問、電波は直接耳に聞こえますか?電波は直接耳に聞こえません。
低周波音や超音波、テレパシー等は電波と違うもので盗局の業務範囲ではありませんので、ご理解ください。
ということで、脳で電波を感じた場合には、総務省に問い合わせないでください。
スピーカー 2
そういうことに関することなんですね。
スピーカー 1
つまり電波は直接耳に聞こえますか?というので聞こえません。電波は直接耳に聞くことはできません。もちろん脳で感じたりすることはありません。
スピーカー 2
でもよく電波飛んでって言うよね。
スピーカー 1
そう。電波を感じる方は総務省じゃないところに問い合わせてください。
スピーカー 2
どこに問い合わせればいいんですか?
スピーカー 1
そこは書いてないんですね。
ここにね、超低周波音や超音波、テレパシー等はうちの管轄ではありませんって書いてあるのが面白かったです。
スピーカー 2
テレパシーが書いてあるところがすごいね。超音波とかそこらへんは実際世の中にいっぱい飛んでるものだからあるけど、超音波もやっぱり飛んでる。テレパシーもやっぱりある程度飛んでるのかね。
スピーカー 1
もう明日から使える豆知識でしょ。
スピーカー 2
明日からテレパシー使える感じ?
スピーカー 1
テレパシーのことは聞いちゃダメという知識ですね。
スピーカー 2
明日からテレパシー。
スピーカー 1
ということで次の話題に行っていいですか。
スピーカー 2
明日からテレパシー。
スピーカー 1
この番組結構物理とか化学とか地学とか生物とかね、雑食なんで。
雑食。
植物の葉っぱは緑色を使わないから緑色って話をしたいと思います。
これ覚えてるかもしれませんけど、植物の葉っぱは葉緑素が入っているので緑色に見えますって言うじゃないですか。
スピーカー 2
葉緑体ね、緑だもんね。
スピーカー 1
葉っぱが緑だっていうので葉緑体とか葉緑素みたいな言い方しますけど、なんとなく緑色の光を使ってそうな感じがするじゃないですか、フィーリングとして。
スピーカー 2
だってそういう風に習ったよ。緑を使うから緑なんです。
スピーカー 1
それはね、緑を使うから緑ですっていう風に習ってないんじゃないかと思うんですけど。
スピーカー 2
習った習った。
スピーカー 1
光合成で使うのは緑じゃなくて赤っぽい光と青っぽい光の吸収が良くて。
スピーカー 2
緑はどこ行った?
スピーカー 1
緑は使わないので、我々には緑だけで見える。
これ裏返すと、今野菜工場とかで、工場の中で野菜を育てるとかあるじゃない。水耕栽培&LED電球みたいなやつで。
なのでLED電球は野菜工場では青色と赤色のLEDが使われています。
スピーカー 2
青色なんて最近できたばっかりじゃないですか。
スピーカー 1
この青色と赤色のLEDができたので、工場で植物が育てやすくなった。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
実際ね、地上に降ってくる光は、我々が見えるところのちょっと紫外線寄りのところまでがすごく多くやってくるんで、そこを利用するのはいいんですけど、
たまたま科学的な反応に向いている波長を見ると、赤っぽい光や青から紫にかけての光が、
葉っぱの中の葉緑体、葉緑層では使いやすかったので、そこが使われて、残りのものが緑色に見えるというふうになって、
なんとなく葉っぱは緑だし、緑色って太陽がたくさん注いでくるから、それを使うのがいいんだよねって思っているようですが、それは違いますというお話です。
スピーカー 2
だから山とか行って、緑が目に優しいとか言うけど、あれは緑使わないから放出しているだけであって、どうなんかね。
スピーカー 1
どうなんですかね。ただ、都会から離れると気分がいいということがあると思います。
スピーカー 2
気分がいいね。
スピーカー 1
そう。だって紅葉を見てもリフレッシュするって言うんだから、いいんじゃないですか。気分、気分。
スピーカー 2
気分ですか。
スピーカー 1
気分です。
で、皆さんご存知の通り、光合成、光合成は水と二酸化炭素から酸素と澱粉を作るっていうのが光合成ですよというのがありますけど、澱粉というか炭水化物っていうのを作るんですよね。
で、炭水化物だから炭素と水素がつながったものを作るわけです。
スピーカー 2
ほう、炭水化物か。
スピーカー 1
そうそうそう。なので水から、水はH2Oで酸素と水素がくっついているやつを光エネルギーを使ってブチッと切って水素と炭素に分けます。
で、二酸化炭素も酸素と炭素に分けて、残った炭素と水素から炭水化物を作って、余った酸素を吐き出すというのが光合成の仕組みで。
普段だったらなかなか離れない水の中の酸素と水素を引き剥がすだったり、二酸化炭素を炭素と酸素に引き剥がすみたいなことを光エネルギーを使ってやることで、炭水化物というのが水と二酸化炭素から出て酸素が余るということが発生するということになっています。
なかなか酸素は他のものにくっつきやすいんで、剥がすのも大変なことが多いんですが、エネルギーも使うしね。
なんですが、このクロロフィル溶力体の中では、それが光のエネルギーを使って行われるというので、最近仕組みがじわじわ分かってきていて、分子の立体構造の中でここに水分子をかませてここに光を入れると、こいつとこいつで引き剥がすんだみたいなのがだんだん解明されているという状況です。
もう一個は電子をたくさん作って、それを使って次の仕事に使うみたいなやつで、光化学反応を1と2に分かれていてみたいなことが溶力体の中の面で起こっているというのが分かっています。
という感じで、炭水化物ができる話をしました。
スピーカー 1
で、明治の前半に来て、その後帰っちゃうんですけど、なんですが片手間で、ナウマンさんは日本で発掘された化石を鑑定して、これは像の葉に違いないっていうふうな鑑定をしたことがあります。
で、明治時代ね。なんですが、後年、東京帝国大学の横山さんという方が、大正13年に日本で出たいくつかの像の葉を新種として名前をつけて、
この時に、日本の化石の研究の草分けであるナウマンさんにちなんで、ナウマン像という名前にしましたと。
なので1924年、大正13年にナウマン像という、ナウマンさんは死んじゃった後じゃないかな、にナウマン像という名前がつきました。
スピーカー 2
ナウマンさんの意思はそこに反映されてません。
スピーカー 1
のじり子ナウマン像博物館っていうところには、ナウマン像のものはあるんですけど、ナウマンさんの展示はすごくちっちゃいです。
ナウマン像博物館なのに。一方で、ホッサマグナミュージアムっていうのがありまして、糸井川市かな。
そこではナウマン先生のお部屋って言って、ナウマンさんいつ日本にやってきて、こんな鉱石があって、こんなもの作ってるっていう結構大きい展示があります。
なので、ナウマンさんのことについて調べたいときには、ナウマン像博物館に行くんじゃなくて、ホッサマグナミュージアムに行ってください。
ということで、いろんなトリビア、そんな糸井川の時間で取り上げたネタを中心にお話をしてきました。
明日から皆さん使い物になるんだろうかわかんないけど、生きていくのにはなかなか役に立たないけど、知ってると面白いネタが多かったと勝手に思っております。
ということで、皆さんもぜひトリビア思い出してくださいね。
ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
メールの宛先は、rika.jp、rika.jpです。
大絶滅展は11月7日中に送ってください。
あとですね、私たちはグループでポッドキャスト番組の配信を行っておりまして、
そんないプロジェクトという名前でウェブサイトの運営もしています。
アドレスは、そんない.com、s-o-n-n-a-i.comです。
その中のそんないりかの時間が番組一覧になっているところの右側に投稿フォームがありますので、そちらからメールを送っていただくこともできます。
また、そんないプロジェクトでは、そんなことない秘書、そんない雑貨店などの番組も配信しておりますので、よろしければそちらも聞いてみてください。
もう一つ、私たちの番組はaudiobook.jpというサービスで有料の配信を行っております。
聞き放題に申し込んでいただくと、私たちの番組がおまけ付き、おまけ音声付きで聞けるようになっておりますので、
そちらも聞いていただけると我々の応援になりますので、そちらもよろしくお願いします。
ということで、トリビアの回そんないりかの時間第640回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、かおりでした。
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
スピーカー 2
きげんよう。