天文現象と惑星の関係
理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第605回
そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。今日は3月の天文現象についてお話をする回ですが、
オープニングでは、ちょっともらったメールでですね、天文現象の回、難しいワードが多いので、基本的なところの解説をしてくださいというメールが来たので、そんな話をしようと思っています。
あとね、前回、それも含めて、あと前回、
子供を科学好きにする秘策はあるのかに続いて、どうやって理科とか科学を好きになったかっていう話題をお話ししたんですけれども、それについて結構ね、
メールが続けてきているので、それはまた今度取り上げようと思っています。 結構な物議を醸し出した話題だったわけですな。
お子さんを育ててこんな風になってますよっていうお話や、ご自身がこうやって理科っぽいことが好きになった、または好きだったけど、
不得意だったみたいな話がいろいろ来ているので、その辺はまたまとめてご紹介したいと思います。 なので、引き続き、理科好き、理科嫌い、
あとは、子供を理科好きに育てるコツみたいな話の話題があればメールをください。
はい、よろしくお願いします。
ではですね、この番組でよく説明している天文現象のお話を、基礎的なところの解説っていうのでやっていこうと思います。
かおりさんが好きな小とかね、っていう話がよく出てくるので、まずは、惑星と地球との関係っていう話をしようと思います。
惑星がどの辺に見えるかみたいな話って、なかなかこう説明が難しいなと思っているところがある一方で、
皆さんの頭の中に図がちゃんと思い浮かべられれば、わかりやすいのかもしれないなという気もしています。
ポイントは図ですね。
ただ、今太陽系の図っていうと、太陽が真ん中にあって、その周りを惑星が回ってるっていうタイプじゃないですか。
いわゆる天動説を俯瞰した図。
地動説ね。地動説を俯瞰した図。
地動説を俯瞰した図。はい。
なんですけど、天文現象を説明するときには、やっぱり私たちが星をどう見るかなので、天動説的な説明のほうがわかりやすいわけですよ。
自分たちが止まっててね。
だからそこの対応がうまくいくかなっていうのを、ちょっと考えながらお話をしていければなと思っています。
そうですか。
で、まさに地動説的説明をすると、太陽系の真ん中に太陽があります。
で、地球がその周りを回ってます。
そこまではいいですよね。
で、太陽の周りを地球が回ることを光点と言います。
光点。
はい。で、地球自身が自分でぐるぐる回っているっていうのが、磁点。
磁点。
そう、なので、地球はだいたい24時間で一周回るというふうに思ってください。
磁点の話ね。
磁点ね。で、太陽の周りを1年かけてぐるぐるって回ります。
はい。
で、太陽系っていうのを平面に置くときには、表と裏があるんで、それ決めなきゃいけないんですけど、
通常は、地球の北極側から太陽系を見るという感じで、描かれることがほとんどです。
はい。
いいですか。
そうすると、まず太陽があって、その周りを地球が回っています。光点しています。
で、その向きは半時計回りです。
はい。
左回りって言ってもいいのかな。っていう向きで回っています。
そこまではいい?
はい。
で、地球から見える惑星は、水星と金星と火星と木星と土星。
これらの惑星は肉眼で見えるので、基本的にここの惑星の話をすることがほとんどです。
土星の外にもね、惑星あるんですけれども、肉眼ではほとんど見えない。望遠鏡とかで探せば見えるんですけど、肉眼で見えないので、この番組ではあんまり案内をしていません。
で、地球から見たときの惑星の動きは、地球の内側にある内惑星と言われている水星と金星の動きと、外側回っている外惑星と言われている火星と木星と土星で動き方が違うので、それぞれについてまずはお話をしていこうと思います。
惑星の公転周期と見え方
はい。
でね、あっちこっちに天文の基礎知識みたいなウェブサイトがたくさんあるので、それを見ていただいてもいいんですが、まず地球の内側、内惑星の動きを想像していただくと、地球から見たときに、内惑星っていうのは、
あ、違う。まずは、今言った水星、金星、地球、火星、木星、土星は全部同じ向きに交点をしています。
太陽の周りを回っている。
そう、太陽の周りを半時計回りに回っています。方向同じね。
はい。
っていう感じで回っているのと、もう一つは、ケプラーさんが発見した法則ではあるんですけれども、
ケプラーさん?
内側の惑星ほど、1回ぐるぐるって回るのが早い。
交点スピードが早い。
えーとね、交点スピードも早いんですが、交点周期が短い。
あ、えーと、地球が1年かけて回るのに対して、内惑星は1年よりもっと短い期間で回る。
そうです。
外惑星は1年以上かけて回る。
距離が違うからそんなもんなんじゃないの?
そんなもんなんですけどね。
ただ、基本中の基本なので。
なので整理すると、地球は365日と6時間で太陽の周りを一周します。
彗星は、交点周期は約88日です。
2ヶ月半ぐらい?3ヶ月弱?
3ヶ月弱ですね。
3ヶ月弱ってことは、地球の1年で彗星っていうのは、太陽の周りを4回回るのかな?
そのくらいになります。
金星は交点周期が225日。
地球よりも短いですが、そんなに急激に短いわけではない。
次、火星。
火星の交点周期は、この表記わかりにくいな。
1年と322日って書いてあるんですけど。
大体ですね、2年弱です。
地球でいうところの2年弱ね。
ああ、そっか。火星は外側か。
そう、外側です。
だから、687日かな?とかです。
で、なんで年で言うかっていうと、木星は12年ぐらい。
そこでもう、ドーンと遅くなるわけね。
そうです。
で、土星は30年弱、29年と半年ぐらいっていう交点周期というので回っています。
で、見え方ですが、ここでやっと頭の中に図を思い込めていただかなければいけないんですけど、
地球から見て、内惑星、彗星とか金星は、太陽の近くを行ったり来たりするように見えます。
地球から見て彗星の動きが、
そうか、地球から見て太陽っていうのが大体同じ方向にいつも、
天動説と考えると、同じ方向にあるときに、
彗星は太陽の周りをちょこまかとしてると。
そうですね。金星もそういう感じです。
内惑星は太陽の周りをちょこまかに動いてるように見えると。
昼間はね、彗星も金星もほぼ見えませんが、
例えば、地球というか、私たちが太陽をお昼頃見ると真南に見えますよね。
太陽はお昼頃。
その状態で彗星とかが88日かけて行ったり来たりするっていうのを思い浮かべると、
太陽の周りを行ったり来たりするっていうのはなんとなく見えるんじゃないかと思います。
金星もなし。まずそこまではいいですかね。
たぶんそこが、図で見ちゃえば一発でわかると思うよね。
けど、言葉で説明だけだと、なかなか理解しづらいところなんじゃないかなと思う。
結構、惑星ってもともと彷徨ってる星じゃないですか。
そうです。彷徨ってる星です。
普通の、いわゆる星、夜空にある星がほとんど変わらないで、塊として動いてるのに対して、その中でフワフワフワフワ。
だから、その星とは違う動きをするっていうので、特別扱いされたわけよね、もともと。
そうです。
しかもその動きが、例えば一定に動いてるんじゃなくて、行ったり来たりするっていう変な動きになってるから、彷徨ってたわけよね。
そうですね。
それを、当然地球は止まってると思ってたから、星は彷徨ってたけど、
実は俯瞰して太陽系を上から見てみると、
内惑星は内惑星、外惑星は外惑星として普通に動いてたんだけど、
ぐるぐる一定方向に後転してるだけだったんだけど、
地球という視点が変わったところ、それ自身も動いてるところから見ると、変に動いている。
複雑に動いてるように見えると。
しかもそれが、地球から見ると、内惑星は太陽の周りをニャニャと動いてると。
そうですね。
さっきの図を見ると、
図を見ちゃう。
頭の中で思い込めてもいいんですけど、
地球と内惑星と太陽の関係はいくつかありまして、
まず、太陽と地球の間に内惑星が来るときは、
順番に言うと、太陽、水星、地球とか、太陽、金星、地球っていうふうに一直線に並ぶタイミングがあります。
そのときを内合と言います。
合合。
太陽と重なるのは合で、内側にあるので、内合って言います。
ということは、太陽の向こう側に水星とか金星が行くと、外合って言います。
合合。
そこまでいいですかね。
合。
と言うのと、
あとは、太陽を中心に、西に行ったり東に行ったりするわけですよ。
一番離れたところに行くのを、東方最大離角とか西方最大離角というふうに言います。
普通に上から見たときに、太陽があって、内惑星があって、地球があったときに、
地球から見た内惑星の位置っていうのが、
内惑星の交点軌道の接線っていうのかな。
そういうふうに言うと、正しいんだけど、わかるかなと思ったんですが、
そうです。そういうことです。
理屈で言うと、内惑星の軌道に、地球から接線を引いたところに、
内惑星が来たときに、東方最大離角とか西方最大離角になります。
地球から見ると、太陽、さっきね、南に太陽が来たときに、
その周りを、周りというか、その左右に内惑星は行ったり来たりするって話をしましたけども、
一番、日本だとね、南を見て、太陽の左側、つまり東側に離れるときが、東方最大離角。
反対側、西側に一番離れるのが西方最大離角と言います。
そういうときがあるという感じですね。
さっきの外号とか内号とか、東方最大離角とか西方最大離角っていうのは、
地球と内惑星と太陽の関係性で成り立つものです。
Go! Go!
で、なので、水星とか金星は太陽の近くにしかいないので、
夜中には絶対見えないわけですよ。そうですよね。
どんな関係性になっても、夜中になってしまったら、
もう地球の裏側になってしまうので、見えません。
だし、内号とか外号のときは、太陽と重ねているので見えません。
金星と最大離角
で、東方最大離角、つまり太陽を見たときに、東側にずれているとき、
または、東方最大離角の前後では、日が沈んだときに、まだ空に残っている感じ。
一方で、西方最大離角、太陽を見て右側にずれている。
西方最大離角の前後では、明け方、太陽が出る前に見えていて、
太陽が出ると、空が明るくなって、薄くなって消えてしまうという感じになります。
はい。
もちろんね、東方最大離角のとき、一瞬、東方最大離角とか西方最大離角なのは一瞬ですけど、
その前後で、それぞれ太陽から離れて見えるんで、観測がしやすいっていうタイミングになります。
うん。
で、金星は特に明るいので、金星のことは、明星と言われているいうことがありまして、
明けの明星、つまり、夜明け頃に金星が明るく見えるのを、明けの明星と言います。
はい。
つまり、明けの明星は、どちらかというと、西方最大離角の前後に見える金星。
一番星の反対に、最後まで明るく見える星のことね、日が出てきているのに。
逆に、太陽から見て、東側に離れている、東方に離れているときには、夕方、日が沈む頃に、金星が西の空に見えるということになります。
これが、よいの明星。
はい。ということで、内惑星との関係はこんな感じ。
で、今度は外惑星、太陽、地球、その外に丸を描いて、外惑星っていうのを見て、想像していただくと、GOっていうのがありましたよね。
GO。
これは、外惑星のGOっていうのは、内GOとか外GOはありません。
GO1個だけです。
なんでかっていうと、地球と太陽の間に外惑星は来ません。
火星は、必ず地球と太陽の間には来なくて、その外側を回っているんでね。
うん。
なので、地球と太陽と、例えば火星っていうのは、火星はね、太陽の向こう側にいて、一直線に並ぶことがあります。
これを外GOって言わずに、これはただのGOって言います。
はい。で、逆に、地球から見て、太陽と反対側に来ることがあります。
ですよね。内惑星はこんな感じですけど。
うん。向こう側に。
ん?
そう。太陽と、丸々逆側に外惑星が来ることがあります。火星とか木星とか土星はね。
夜に見えるってこと?
真夜中に見えますね。真夜中に南中するってことがあります。
南中こったい。
で、その時を、関係性で言うと、SHOWと言います。
あ、SHOWですか。
そうなんです。
SHOWですね。
ここまでは良いかな?
やっと出てきましたね。
やっと出てきました。
SHOWですよ。
つまりね、地球から見て、太陽と惑星がどのくらいの角度に見えるかっていうのが、今お話をしていることで、
0度の時は、内GO外GOまたは単にGOと言います。
180の時にはSHOWと言います。
SHOWですね。
で、ということは90度があっても良さそうだよね。
うん。
で、内惑星は90度にはなりません。
はい。
で、外惑星は90度になることがあります。
つまり、太陽を見て、木星とか火星とか土星は、そこから90度の角度のところに惑星が見える時があります。
はい。
東側90度、太陽を見た時に、東側90度の時に惑星が見えるというのを、東の空と書いて遠くと呼びます。
空はね、虚形の空でね、なんて言ったらいいんだっけ。
汁みたいな字で、
汁の右側が、
巨人の巨みたいなやつですね。
はい。
虚形の空なんですけど、
で、反対に西側に90度の時には西空、西の空と言います。
あんま効かないけどそれ。
あんまり効かないですけどね。
あんまないからか。
ないからじゃないです。
ほんのしょっちゅう。
でも、そもそもそんなになくない?
小とか5とあんま変わらないぐらいあります。
一周すれば、必ず小、西空、5、遠くっていう風に回ってくるので。
そんなさ、遠くのことと言われてもね。
それね、今のやつは、なかなか誤解を招くので、あんまり言わない方がいいんですけど。
この状態になると、太陽と90度の角度に見えるわけですね。
ってことはどういうことかっていうと、日没頃に南中する。
遠くの場合には、太陽が沈む頃に真南に見えます。
いいですか?
はい。
逆に西空、西の空の時には、太陽から見て西に90度離れてるわけですから、日の出の頃に真南に見えます。
ほうほうほう。はい。
これが、惑星と地球との関係で、よくあるもので、説明でもたまに出てくる用語です。
はい。
で、最近あった、近星の最大高度っていうのがありまして、
近星が最も明るく見えるのは、さっきの内号とか外号とか東方最大離角とか西方最大離角とちょっとずれていまして、
高度ってその明るい。
明るい度合いね。
度合いね。だから高さではなくてね。
そうなんですよ。
それは、どっちかっていうと、地球から近星を見たときに、
道かけをしている話と地球からの距離の関係で、近いほうが明るく見える。
けど、照らしてる面が多いほうが明るく見えるっていうのの関係で、
関係性でいくと、太陽と地球に対して、地球から見て太陽と同じ距離もちょっとだけ奥めなところ、
つまり太陽よりもちょっと離れた距離に近星がある頃に最大高度になるんですよ。
まず近星っていうものは、望遠鏡で見たときに道かけがあるわけよね。
道かけあります。
結局、陰になる部分があったり、地球から見たときに陰になる部分が見えると、
やっぱり反射してくる光の量だから、反射する量が少なくなるから、光としてはちょっと暗く感じやすい。
しかも近星が地球に近ければ近いほど、より反射もしやすいから眩しい。
近いと、単純に同じ明るさでも明るく見えるんです。
はい。
っていう2つの要素の兼ね合いで、一番明るいときが決まって、それがだいたいちょっと奥ぐらい。
そうですね、ちょっと奥ぐらいです。というふうになっています。
この辺が基本なところで、次に月の話をします。
月の位置関係
月ってムーンね。
ムーン。で、月は太陽と地球の周りをぐるぐる回ってるんで、
さっきの関係性でいくと、地球と太陽の方向に比べて0度、つまり地球から見て太陽と重なるタイミングがあります。
これね、内惑星は外号とか内号って言いました。
外惑星は号って言いましたが、月の場合にはこの時を真月って言います。
おー、真月。
はい。で、逆に地球から見て太陽と180度反対向きにあるとき、これを満月と言います。
満月。
ということは、遠くとか西空にあたるところは、上限の月と下限の月になります。
おー、半月。
そうです、半月ですね。
という感じで位置関係がわかったんじゃないかと思います。
もう一個ね、さっきの上から見たというか北極側から見た太陽系の中に月を書き込むと、月は地球の周りをぐるぐる回っていて、
地球の周りを光転している。
そうです。月の光転は地球の周りを回ることで、回転方向はやっぱり半時計回りですね。
なんか、なんでみんな半時計回りなの?
外惑星の動き
太陽系ができたときに、そっち向きにぐるぐる回ってるっていう流れだからじゃないですかね。
ここまでが太陽系の星の動きなんですが、もう一個だけ基本なところをお話しすると、
太陽は星空の中を1年かけて一周します。
これは逆に言うと、地球が1年かけて光転をするので、
周りの星空に対して太陽がその中を一周するように見えるっていうことです。
地動説をとれば、太陽が星空の中を動くのではなくて、
地球が光転しているから、見かけの太陽が動いているように見えるということになります。
ここまではいいですか?
つまり太陽は、星空を起点にすると、1年で一周するというのがあって、
その太陽が通り過ぎていく星座を十二星座として決めているというふうになっています。
細かく言うとね、2000年前とか3000年前に決められたやつなんで、
少しずれてるというか、かすめるやつとかもあるんですけど、まあまあその辺が。
かすめるっていうのは、その十二星座以外の星座区域のところをかすめるものもあるってこと?
今のあれだと。
2500年前ぐらいだと、だいたい均等に動いてたんですけど、
今はほんの少ししかかすめなかったり、他の星座をかすめたりするってことがあったりするので。
なんですが基本的には太陽は、1年かけて星座の中をぐるぐると回っています。
結局、星座の占有面積っていうのは、星の並びとか数によって当然変わってくるじゃないですか。
変わってきます。
そうすると、その人の星座っていうのは、1年を十二で割ったやつではないわけ?
その辺の詳しいところは、占星術の人に聞かないとわからないんですけど。
占星術の先生に聞かなきゃわからない感じ?
天文学的にはあまり気にしてないです。
ああ、当然それは気にしてないんだろうけど、どうなのかなってふと思ったのね。
だから2500年前ぐらいは、だいたい均等に星座の中を。
そのときは占有してる面積で分けてない。
分けてない。細かくはね。
前典を分けてなかったけど、今はもう前典を星座で割っちゃってるから。
そう、必ず星空はどこかの星座の区域に入っているというふうに定義されているので、そうです。
で、もう一回この星空を中心に考えると、太陽が1年かけてその中を一周するというのは変わらないんですが、
それに水星はね、太陽の前後を行ったり来たりしながら星座の中を進んでいくということになります。
金星も同じね。金星も太陽の前後を行ったり来たりしながら星座の中を進みます。
で、外惑星は基本的には地球から見て、ぐるぐる回っているときに半時計回りに回っているので、西から東へ動くというのが基本的な動きになります。
いいですか。
なんですが、地球が外惑星を内側から追い抜くときに、ちょっと動きが止まったり逆向きに動いたりします。
行ってるところを引き返し始めるわけね。
そうですね。これを逆向って言います。
逆向。
逆に動くね。逆に行くというのがあります。
なので、水星、金星、火星、土星、木星すべて、順向と逆向っていうのがあります。
だからこそ彷徨ってる星ね。
3月の星空の基本
そうですね。なので複雑に動いているように見えるということになっています。
っていうのが基本かな。
なので、星空の中を太陽や惑星たちは動いていくんですが、平面にあるでしょ。大体太陽系の惑星って。
そうね。あれも七不思議のひとつよね。
なので、太陽や惑星たちは、大体一列になってるんですけど、星空の中をあるエリアを一緒に進むっていうのがあって、
これを高度黄色い道というふうに言います。
はい。高度十二星座ってやつね。
そうですそうです。という感じで、その辺は知っていてもらえれば、大体わかるんじゃないかな。
ということで、本編では3月の星空についてお話をしようと思っています。
おっと、今まで何だったの?
今までオープニングでございました。
なんと。
というわけで、本編のほうに行ってみたいと思います。
はーい。
では3月の天文現象をお話していくんですが、
まずは月のお話ですが、月は新月が、この配信がある2月28日が新月です。
はい。
で、満月が3月の14日。
はい。
で、29日が新月になります。
はい。
で、この2月28日は旧暦の2月1日ね。
はい。
で、3月29日の新月は、部分日食が、日本では見られないんですけど、
北大西洋とかヨーロッパで部分日食があります。
で、3月14日の満月は怪奇月食があるんですが、これも日本では見られません。
月はね、月食で見えなくなっちゃうんですけど、その時間帯、日本は昼間なので見えないってことですね。
で、次に惑星の動きです。
水星とか金星なんですが、金星はちょっと前に最大高度になったんですが、
どんどんどんどん太陽に近づいています。
はい。
なので、まず金星は3月21日に内合っていうのになっちゃいます。
なので、3月の上旬とかはある程度見えてるんですが、
どんどんどんどん太陽に近づいて、見えなくなるというか、観測がしづらくなるというふうになっています。
はい。
で、3月の上旬はそこそこ離れてるんで、まだ良い飲み場として見えます。
一方で水星、こちらはですね、3月8日に東方最大離角になります。
はい。
なので、比較的見やすいですが、そもそも太陽からあまり離れないので、
夕方気をつけて見ないと、見えなかったりすぐ沈んじゃったりします。
なので、上旬から中旬まで夕方の西の空に見えます。
はい。
ってことは、金星と水星が近く見えるタイミングがあるはずです。
ほう。
で、先に他の話をすると、火星は遠くとか西空とかだったけど、
何はともあれ、火星は日が沈んだ頃に、大体南中南よりもちょっと日が違うかな。
日が沈んだ頃に真南に見えて、深夜過ぎに沈んでいくっていう感じです。
はい。
木星は日が暮れたときには、ちょっとだけ南よりも西側にいて、深夜に沈んでいく感じです。
はい。
で、土星はほぼ太陽と同じ方向にあるので見えません。
ただね、土星はお知らせがあって、
3月24日の朝方に、土星の輪っかが見えなくなるっていうタイミングがあります。
ほう。
これは、この24日の朝方のピンポイントが、本当に真横っていうことね。
そうです。
土星の輪っかが消えるのは、2種類あって、地球から見て真横に見えるっていうのが、消える理由の1つなんですけど、
惑星の観察とスバル星団
もう1つ、土星の輪っかが太陽から見て、真横になると光が当たらないって言ったら変ですけど、
はー。
っていうので、暗くなって見えなくなるっていうのがありますが。
うん。
はい。
で、3月24日、地球から土星を真横に、地球から見た土星が真横側になるので、見えなくなりますが、
3月13日が豪雨。
豪雨。
なので、3月24日の輪の消失は、ほぼ見られません。
あら、残念。
はい。
で、その後、5月7日までは、太陽が当たっていない面を地球に向けているので、真っ暗というか、暗くしか見えません。
うん。
で、5月7日に、太陽が土星の赤道面を通過、つまり、土星の輪っかが太陽に向けて、
ぴったりになって、その反対側に映ってくるので、また見えなくなると。
よっ。
いいですか。
えーとですね。
全く見えなくなるのは、2回。
1つは、地球から見て輪っかが真横になるから見えないとき。
はい。
もう1個は、土星から見て太陽が真横になるタイミングがあって、ちょっとずれてね。
そのときには、反射する光がないというか、輪っかに光が当たらないので見えない。
はい。
もう1個、その微妙なところに、地球から見ている輪っかはある程度見えるはずなんだけど、
太陽が照らしているのが逆側で暗くしか見えないっていう時期があると。
うん。
ということで、えーとですね、そうですね。
4月ぐらいにならないと、えー、太陽から離れていって、見えるようにはならないんじゃないかというふうに予想されています。
はい。
で、4月25日ぐらいになると、えー、太陽がどっちだ、えーと、
登る前かに10度ぐらい離れるので、この辺からは見えてくるんじゃないかと思います。
はい。
で、えーと、もう1つ。
11月15日には、地球から見て土星をほぼ真横から見ることになるので、今度は、えー、輪のない土星がきれいに見えるというふうに予想されています。
あー、晴れればね。
うん。
というところで、せっかくね、土星の輪が見えなくなるっていうタイミングではあるんですが、えー、その3月前後の時には、土星が太陽と同じ向きに見えてしまうので、えー、地球から見て太陽がまぶしすぎて、土星がよく見えないという状況です。
はい。
で、さっきも言った、えーと、水星と、えーと、金星、3月8日に水星が東方最大離角、つまり、西の空で、えー、ある程度見やすい、日没後ちょっとしたときに、えー、ほぼ真西かな、に水星が見えて、
そのタイミングでは、えーと、2月からね、3月にかけて、金星はどんどんどんどん太陽に近づくということになっているんで、えーと、3月の8日ぐらいは、金星と水星がまあまあ並んで見えます。一番近くなのは13日かな。
で、えーと、
なので、これから2月の末から3月の中旬にかけて、西の空に、えーと、水星と金星がまあ並んで見えるというか近くに見えるというふうになります。
ちなみに、3月1日とか2日だと、えー、遅ーい月も一緒に見えるかもしれません。
おお。
という感じで、えーと、3月上旬、えー、期間は短いですけれども、西の空、夕方、日没直後、えー、水星と金星が見える、えー、並んで見えるチャンスです。
金星がまず比較的その見やすい、ぱっと見て一番明るいと思うので、見やすい、見つけやすいと思うので、まあその近くに、他の星に比べると、もうちょっと光ってるかなっていうような星を探してるって感じかな。
うーんとね、水星はぜひ場所を調べてみてください。そうしないと見つからないかな。でも、他の星よりも先に明るくなるっていうか、あの、
夕方なんで、まだ他の星が見てない、見えてないときにも水星見えるんじゃないかと思うので、ある程度見えるんじゃないかと思います。えーとね、マイナス1等ぐらいまで明るくなるのかな。
はい。という感じです。はい。
で、いつも、えーと、結構細かく言っている月と惑星が近づくタイミングなんですけれども、3月8日の深夜は月と火星がね、結構近くに並ぶので、
3月8日、えーと、9日ぐらいは火星と月が近づくというふうに思ってください。はい。
で、えー、他にも、うんとね、月と近づくのは、水星と月が近づくのは、3月1日、
えー、3月2日に細い月と金星が並びます。うん。
で、この辺はね、月、金星、水星が見られるっていうタイミングね、さっきも説明したとおり。はい。
火星はさっき言った3月8日、土星と月が近づくのは、えーと、3月の28日。
まあ見えませんね。深月のすぐ近くなので、深月の近くっていうか、太陽のすぐそばなんで。うん。
で、木星を飛ばしてしまったな。木星はどこだっけな。あ、3月の6日ですね。月と木星が近くなります。
はい。そんな感じですかね。で、あとですね、ちょっと変わったところでは、えーとね、
みなさんがよく知っている、あ、ごめんなさい。えーと、みなさんがよく知っているスバルっていう、
プレアデス星団っていうのがあるんですけれども、これが月にすごく近づいて、
何だったら場所によっては、えーと、スバルの星たちが月に隠れるっていうのが見られるときもあります。
えーとね、3月5日にスバル色というのがあって、えーと、関東よりも北側では、えーと、全部見えるんですが、
それよりも南側だと、えーと、全部は見えなくて、途中までしか見えなかったかな。
という感じになっています。あの、月がね、あちらこちらで星を隠すのはあるんですけども、スバルみたいに、
いくつか星が固まっているところを隠すのは珍しいので、もし気になる方は、3月5日、スバル色っていうので、
えーと、調べていただくと、えーと、詳しい情報が見えると思います。
はい。 そんな感じかな。
えーとですね、 今年はそのスバルが月に隠れるのが条件が良いようで、
うん。 8月17日、11月6日、12月31日、年末ですね。
ここでも、えーと、スバル色というのが起こるので、
覚えておくと、結構ね、あのスバルは見つけやすくて、星がちらちら見える、あの、
フレアでセイランというところなので、それが月に隠れるのはわかりやすいし、面白いんじゃないかと思っています。
そんな感じかな。 はい。
はい、ということで、3月の天文現象でした。あの、だんだんね、夜も、えー、
寒さが緩んできたとはいえ、まだまだね、寒い日があったりするので、あの、星の観察は十分に傍観をして見てみてください。
寒いですねー。 そうなんですよ。なんかね、あったかくなる日もあるらしいんですけれども、えー、この収録をしている日の前の日とかね、
前の何日間かはとっても寒かったので、はい。 星空見るときには傍観に気をつけ、と
いう感じですかね。 そうですね。 はい。
ということで、今日は、前半、オープニングでは結構丁寧に、
天文基礎知識の紹介
星空の、えー、惑星の見え方とかについて基本的なところをお話しして、えー、本編では3月の天文現象をご紹介していきました。
ほいっ。 この番組では皆様からのメールをお待ちしております。メールの宛先はリカアットマーク0438.jp
rikaアットマーク数字で0438.jpです。
えー、番組の感想のほか、えー、こんな風に聞いてますよとか、こんなところにお出かけしましたよというのを、えー、随時、まあ募集しているというのに加えて、
えー、リカとか科学が好きになるってどうすればいいんだろう、またはこうやって嫌いになっちゃったみたいな体験談とかも送ってください。
ほいっ。 またね、あのー、どうやったらリカ好きになるか、またはどうやったらリカ好きになれないかみたいな話ができるんじゃないかと思っています。
ほいっ。 またですね、えー、この番組そんないりかの時間は、そんないプロジェクトというグループで配信している番組の一つです。
この番組のほか、そんなことない市町、そんない雑貨店などの番組を配信していますので、そちらも聞いてみてください。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。またですね、audiobook.jpというサービスで有料での配信も行っております。
こちらは聞き放題プランに契約していただくと、えー、そんないりかの時間、えーと、おまけ付きで、えー、聞くことができて、えーと、
そこで、えー、聞いていただいた時間に合わせて、私のところ、私たちのところに収益が入るようになっておりますので、えー、そちらを聞いていただくと、えー、とてもうれしいです。
はい。
ちなみになんですが、そちらの収益を使って、えー、上野の国立科学博物館の、えー、参助会員っていうのになっておりますので、えーと、
たまにね、皆さんにプレゼントすると言っている、えー、国立科学博物館の、えーと、企画展、特別展下と、えーと、常設展のチケットとかはそんな感じのところから、えーと、年出されているという感じでございます。
はい。
えー、あと、たまにですけれども、えーと、おまけのコーナーだけで告知している国立科学博物館のご案内っていうツアーもやっておりますので、えーと、
もし興味がある方は聞いてみてください。
よろしくお願いします。
はい。ということで、えー、そんないりかの時間、えー、今回第何回だ?
第、えー、605回、この辺にしたいと思います。
お送りいたしましたのは、よしやすと、
かおりでした。
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
ごきげんよう。