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2025-03-15 18:54

19. 締切はない方がいい?

#となりのニューロダイバーシティ
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サマリー

このエピソードでは、締切の重要性やその捉え方について語られています。執筆活動における締切の影響や、小さな締切の必要性についても触れられています。締切の活用方法について考えられており、特に学生にとっての締切の意義や効果が分析されています。また、締切に対する主体的なアプローチが重要であることが強調されています。

締切のテーマ
こんにちは、平林です。こんにちは、イーノです。
今日のテーマはですね、締切。
締切はない方がいい、です。
このテーマを出してきたというのも、実は私は今、原稿の締切を破ってしまっていまして。
どのくらい?
えーと、締切の前の日に連絡して、ちょっと間に合わなそうなので、1週間くらい伸ばしてくださいって。
で、1週間伸びている状態で、今、明日で1週間くらい。
はい。そっかそっか。どのくらいの大きさの原稿なんですか?
えー、12ページかな。
A4、12ページ。
原稿用紙12ページ。
A4、6ページくらいかな。
あー、なるほどね。
じゃあ、まあ、できなくはない量だ。
うん。
なるほど。
はい。
まあ、私などの新書の原稿を。
一冊。
はい。
それは相当な大物ですね。
はい。もう一旦ストップしている状況で、締切があってないようなものだからなと思って。
締切との格闘
結構締切って、私はあのー、なんていうのかな。
昔からその、締切があることで、そこからやる気を出すみたいなことがあって。
前は締切を過ぎてから、直前に火がついて頑張ってたんですけど。
最近は、なんか分かってはいるし、取り組んでもいるんだけど、
あの、やっぱり締切までにはできなくて。
やっぱり火がつかないのね。
うーん、なんか、火がつかないっていうか、心が。
準備?
いや準備してるんだけど、なんていうのかな。
やっぱりその、具体に落とす時の、頭の中の状態も必要なんですよね。
なんか高層寝てるみたいな。
その状態から、やばいなってなってくるに従って諦めていくっていう。
なんかこうちょっと、今回できるのはここまでじゃないかっていうふうに範囲を狭めて、
具体的なところに落とし込んでいく。
締切が迫ってくるとその具体に落とし込んでいくところに向かっていって、
締切が来るともういよいよこれはグダグダし、ああだこうだと書いてないで、
ちゃんとできるように絞っていかなければいけなくなって。
あーなるほど、前もね、その話してたよね。
で、あの実際に絞るためには締切がないと諦めがつかないんですよね。
もっとこういうふうに書いたほうがいいだろうかとかって。
なんかサボってるわけでは全然ないんだけど。
そうだね、むしろ誠実なのかも。
そう諦めがつかなくて、というかグダグダしちゃうんですよ。
ああだこうだと。
それを締切によってそぎ落としていくっていうの。
焦点を定めて、どこまでなら書ける。
どの観点からなら書けそうだっていうところを決めていくっていうことか。
だけどそれが大きなものであればあるほど、ちょっとこう難しくなってくるっていうか。
それはそう。
締切、そぎ落としていくものの大きさが大きいわけだから。
なんですけど、私にとっては締切っていうのは非常に大事なもので、
だから結構締切をちょっと悪いものみたいに捉える捉え方もあるじゃないですか。
締切がなければいいのにっていうふうに捉えたり、
永遠に締切が伸びればみたいなさ。
締切が延長されれば書けるのにみたいな。
それってなんか逆じゃないって思っていて。
締切があるから書けるんだよねっていう。
だから締切は絶対伸ばしてくれるだろうって思っているうちはダメなんですよ。
それはうちはそぎ落としは進まないから。
でも実際には締切って結構融通が効くものではありますよね。
ありますね。
それを覚えちゃってさ。
そうね、経験を重ねるとね。
でもそれと同時に締切によって自分がそぎ落としが進んでいくっていうのもまた経験を積んでいくから、
なんていうのかな、両方ですね。
このぐらい待ってくれるでしょみたいな甘えの気持ちと、
そこから頑張らなくちゃなっていうそぎ落としのやつが両方攻めき合う感じ。
締切の周辺で。
まああと1週間ぐらいは待ってくれそうですけどね。
私は今年度、だから新書の作業、執筆作業は夏以降ストップしてるんだけど、
その間にいくつかの小さめの原稿を書いてきていて、
そっちは他の執筆者もいるものだから優先せざるを得ないというか、
そういう状況だったっていうのがいいわけです。
なるほど。
だけどさ、2つあるの。他の執筆者と一緒に書いてある本。
両方とも3月末ぐらいに出版されるんですけど、
うち1つは急に一旦立ち消えたかなって思った企画が急に復活して、
編集者が変わって、あと1ヶ月で書いてくださいぐらいの感じのメールが来て、
え?みたいな。やばい!みたいな感じで取り組んだんだよね。
それで、でもやっぱりちょっと年度の後半でどうしても忙しくって、
プロジェクトが過強に入っていくっていうよりは、
始まってどんどんどんどんやっていかないといけないから。
で、なかなか時間が取れなくって、
今年度本当に執筆の時間取れなかったんだけど、取れなくって、
でももう締め切りだから出さなきゃっていうので、
本当に編集者に対してね、もう時間があったらもう一段踏み込んで書きたかったんだけど、
もう今日締め切りっていうことであればこれがもう限界ですというふうに送ったの。
で、そこはちょっと甘ええよ。交渉だよね。
1週間伸ばしてくれたら、2週間伸ばしてくれたら取り組もうって思ったんだけど、
2日伸ばしますみたいに。いや、2日無理と思ってそのまま出したのね。
だから本当はもうちょっと書きたいなっていう、深めたいなっていう感じのまま出したんだけどさ、
同じ本に掲載することが決まっている別の方に聞くと、
締め切り全然違ったの。長いの?
締切の新たな感覚
うん、その人1ヶ月後ぐらいだった、私の。
へー、でもそれってなんでなの?意味ないのにね。
先に構成をやりたいのかな?
分かんない。
もう出来上がってるんだったらその…
だからその構成作業が1回減るとか、そういう感じなのかもしれないけどね。
やっぱりさ、その出来上がって出してもらっていて、それのもうちょっと書きたいみたいなのをは、
いやいや、これで十分ですっていうさ。
これで十分なので、2日ぐらいなら待てますけどってことなんじゃないですか。
あ、内容を見た上で。
それだったらいいけどね、内容見てないかもしれないね。
最近のさ、編集者ってさ、内容見ないときあるよね。
そうですか。
うーん。
なんかもう流れ作業みたいな。
普通さ、伸ばしてくれっていう人は出してこないのよ。
あー。そうなんだね。
そう。それで出来てないから伸ばしてくれだから、
あー。
その状態で2日は意味ないですよね、だって。
うん。
なるほどね。
うん。出来てるから、あ、このぐらい出来てるなら、ね、だって、出来てるわけだから。
うんうん。
いいんじゃないですか。そういうことじゃないですか、違うっていうのは。
うーん、ちょっとよくわかんないけどね、それが何だったのか。
どうして私とその別の人の締め切りがそんなに違ったのかとか、
あと1ヶ月あったらもうちょっと深められたよな、みたいに思うけど、
まあ別にまたね、違う観点から書き直せばいいし。
まあそうですね。
と思ってるけど、
うん。
なんか締め切りってだからすごい不思議なもの。
いや、なんかそういうものなんだと思います、私は。
融通が効くものっていう。
すごく文脈に依存してるっていうか、目的によって違うっていうか。
で、なんか結構その出版社の都合っていうのがあるじゃないですか。
うん、ありますね。
でもさ、今だと年度始めに間に合わせたいから、
そうですよね。
ここがもうお尻みたいな、2月の頭が最後の構成のタイミングみたいな。
うん、本の種類とかにもよるよね。
そうそう。
逆に言うと、そこまでは伸ばせるんだろうな、みたいな知恵がもうついちゃったよね。
そうですね。
でも同時にやっぱり締め切りないと先延ばしにしちゃうっていうのは、
今回の新書の件で私自身も初めて経験してて、
締め切りもっとこうね、タイトに決められて、
最速されたら頑張って書くんだろうな、みたいなのはある。
頑張って書くんだろうなっていうのはあるよね。
でもまた頑張る、4月から。
なんかもうちょっと小さい締め切りが必要なのかもしれませんよね、新書ってなってくると。
ちょっとそこは編集者と相談しなきゃいけないよなと思って、
それの相談メールも先延ばしにしてる。
そういう相談の機会をポンポンと入れとくっていうのが、
3ヶ月に1回は相談するとかっていうのが必要なんですかね。
なんかやっぱりさ、今出版社の人たちも編集者ね、
結構たくさんの本書かえてて、
次々に出していかないと経営が成り立たないみたいな状況もあるようで、
とっても忙しいんですよね。
もうちょっと伴奏型の編集者がいてくれると書けるんだろうなとか思いつつ、
まあそれも甘えよねって。
書けるものはあるんだから、
素材はあるんだからあとは座って書く時間を取るだけ。
でもそれが非常にどんどん難しくなってきてるっていう状況なんだろうなって分析してる。
なるほど。
なんか私は締め切りって昔から守れないタイプの人ですけど、
なんか締め切りを守りなさいみたいな価値観しか自分にはなくて、
なんか今はちょっとそれが変わってきたかなと思うんだけど、
守りなさいっていう風に守らなければっていうんじゃなく、
締切の意味と活用
締め切りってのはどう利用すればいいのかっていう風にちょっと捉え直して、
どう付き合っていくものなのか、何のために締め切りってあるんだろうとか、
自分にとって締め切りっていうのはどういう効果をもたらしているのかとかいうのをちょっと分析して、
自分と締め切りの関係を。
それでどうやってそれを自分に生かすかっていう対策みたいな付き合い方みたいのが必要かなっていう風には。
確かに。それは大事。
締め切りをどう生かすか、利用するかっていう観点は結構大事。
学生に伝えたい一言。
だってそもそも締め切りっていうものが意地悪のためにあるんだったらなくていいはずで。
違うからね。
そんなわざわざ意地悪する意味ないですよね。
だから締め切りっていうのもさ、すごい先に設定されちゃうと困っちゃうじゃん。
3年後とか言われてももうちょっと計画勝てられないっていうのがあるから。
いい感じの設定の仕方ってあるんだよね。
2万字ぐらいの原稿だったらこのぐらいとかね。
研究論文だったらもうちょっとリサーチとかも必要だからこのぐらいとか。1年後とか。
研究論文とかだったらその前の紙砕かないとね。
紙砕いてタスクのちょっとした締め切りを少しずつ。
それのためのゼミなんだと思いますけど大学って。
だからああいうゼミとか週に1回、年間何回か自分の番が回ってくるみたいな。
その仕組み自体が論文、卒論を書いたり週論を書くためのサポートシステムのはずだから。
別に学生にそれを嫌がらせとしてやってるわけはないわけですよね。
そのように捉え直して、捉え直してというかそもそもそういうもので、
それをうまく使って自分が取り組みたいなって思ってることをやっていくっていう。
それもやっぱりさ、このシリーズの一つのモチーフでもあるのかなって思うんだけど、
主体性っていうのがないと。
減らされてるっていうね。
自動性が強い場合はさ、やっぱり勝手に設定されてるとかさ、
締め切りに追われるとか、
締め切りない方がいいのにみたいな感覚を強くしちゃうんだろうなと思う。
主体性があるからこそ、その締め切りと自分との関係を捉え直して、
それを利用していくっていうことができるんじゃない?
なんかさ、前にポッドキャストでもこの締め切りの話したことがあって、
締め切りって結構なんか依頼の時に一方的に切られて、
そこになんか自分の都合とか状況を考え合わせて一緒に決めるっていうスタンスがあんまないから、
だから押し付けられてるっていう風に感じちゃうのかもしれませんよねみたいな話したことありましたよね。
主体性と交渉の重要性
ありました。
だから本当はこっちの状況もシェアして、
それでじゃあこういう感じの締め切りを、
その相手のタイプによっては小さい締め切りを間に挟んでいくとか、
それができないとしても進捗広告の間に一回報告させてください。
自分の方からさせて欲しいみたいに。
交渉をね。
それが権力関係の中でしにくい場合としやすい場合とありますよね。
学生が教員にできるのかっていうと、できなくはないけれども、
ちょっとしにくさ感じるかなとか、
若手の研究者が出版社とかね、
どの関係でそれできるかっていうと、
もう出してもらいたいっていう気持ちが強ければ強いほど、
相手の要求に沿ってしまうというか、
添わざるを得ないって感じちゃうケースもある。
でも自分自身にも経験とか経歴みたいなのを重ねてると、
これ交渉できるよねみたいなのがあって交渉して、
向こうも力関係においてはやっぱり、
この人に書いてもらいたいみたいなのがあったら、
融通利かせるわけじゃない。
だから私よりも1ヶ月後の締め切りを設定された、
研究者もいるっていうことなんだと思うんですよ。
そうですよね。
遠い締め切りの方が安心してできる人もいれば、
近々の方が取り組み始めて、
トータルでは1ヶ月後までOKみたいな方がいい人もいたり、
結構違うはずですよね。
そうだね、確かに。
1回進捗を入れさせてくださいとか、
そういう交渉の仕方があってもいいのかもしれない。
そこまでにはちゃんとまとめておかなきゃってなって、
一時的に進めておくっていう。
ちょっとだから、私も編集者にもう1回連絡取って、
1回4月頭ぐらいに、
年切り直しの打ち合わせをさせてくださいってお願いしないといけないな。
そうですね。
書けるものはあるはずなのに、
新書用に書くっていうだけだから、
書けるものはあるんだけどちょっと待ってるんで。
そういう話の中で、私が締め切りと一緒に感じる、
邪魔になってくるものとして、
罪悪感っていうのがあって、
自分が締め切りが守れてないと、
罪悪感の方が大きくなってきて、
相談できなくなってくるっていう。
人は相手としたら、相談してくれたら、
そこの調整って、
じゃあどういう実際締め切りをどっちに入れましょうかとか、
調整できるはずなのに、
罪悪感、自分がいつも締め切りを守れていないためなんだ、
みたいなことを積み重ねてくると、
罪悪感が出てきちゃって、
言い出せなくなってくるような時がある。
そこまでは感じてないから、
まだ、書く気はありますっていう意思表明をしとかないと、
向こうがね、
もう書く気ないのかなっていうふうに思って、
諦めちゃう可能性あるから。
確かに。で、完成出したら、
いや、もうその企画はみたいなね。
それはそれでも全然いいんだけどね。
他で出すとかさ、いうことも考えられるから。
でも、やっぱりせっかく話を持ってきてくれて、
企画のね、会議とか通してくれてるわけだから、
一応ね、そこは、
辞めるにしても、お互いの協議の上、
辞めないといけないし。
なるほど。
ちょっと今日は私の反省会になりました。
思いがけず。
はい、では。
平昌様、あと2日。
頑張ってください。
頑張りたいと思います。
では、以上です。
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