自殺の原因と健康問題
心と体の専門家が様々なトピックを取り上げて、健康について考え直す番組、Rethink Healthということで、今回は三浦さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は若干重いテーマかもしれないですけど、大事なところなんで、自殺と健康みたいな話をしてみようかなと思うんですけど、
メンタルヘルスの最たるところというか、自殺って減らしたいですよね、確実に。
そうですね、やっぱりそれによって周りの人がすごく悲しんだりとか後悔したりっていうことを生む要因にはなりますよね。
人間しかないと思うんですよ、本当に。動物で自殺するってないと思うんで、逆に生存欲求が強すぎて、他を殺しちゃうというか、弱肉強食で食べて生きるみたいなのがあるかもしれないですけど、
自殺って人間特有の頭の中の感情の揺れ動きとか考え方があって、感情って思考ですよね。
考えた結果、もう死ぬしかないんだとか思っちゃうっていうところだと思うんで、なかなか一般の人には触れづらいというか、考えきれないところかもしれないですけど、
どういうところでなるとかね、ちょっと考えてもいいかなと思ってですね、そんなところなんですけど。
そうですね。国が出しているいろいろなデータによると、自殺の原因ってやっぱり最も多いのが健康問題。健康問題って言っても、やっぱり内訳としてはうつ病の方が最も多くて、
30代から60代、ちょうどお仕事とか盛んに頑張る時期の、しかも女性に比べたら男性の方が多いっていうデータが出てますね。
で、次に経済的な問題って書いてあるので、やっぱり仕事上の何らかがあるのかなっていうのは予想できます。
職場での人間関係
そうですね。経済状況が2番目に来てるってことは、1番目はやっぱり人間関係って感じなんですかね。
そうですね。基本的に職場での悩み事の1番って人間関係って言われてますよね。
そうですね。本当に日本人は特に仕事にちょっと向き合いすぎというか、そこに入れ込みすぎてうつになるって多いかなと思いますし、
どうなんですかね。業種とかポジションとかによっても違うかなとは思うんですけど、どこでもあり得ますよね。
雇われて、指示を受ける立場で働いてる人もそれなりのストレスあるでしょうし、管理者とかリーダーみたいな立場でもそれなりのストレスあるでしょうし。
そうですね。商売自体が基本的に何らかのものやサービスを売るっていうところがほとんどメインだと思うので、人と関わらない仕事って基本ないですからね。
まあね、そうですよね。売るとかじゃなくても開発するとかっていうのでも一緒に動いてるチームとかもあるでしょうし、結局人間関係ですよね。
まあね、それに、だからうんとかよく言うんですけど、そうじゃなくて自分が選択できるぐらいの余白があればいいんだけども、
でもやっぱりこう、今ってやっぱりみんなまだ就職して固定化された人間関係や、その企業にずっとこう丁寧まで働き上げるぞっていう人もまだまだ多いと、そういう考え方の方いらっしゃると思うので、
それともしかしてずっと苦しみ続けるっていう人も少なくないのかなと思います。
だから逃げ場がないって感じですよね。人間関係がある程度固定化されて、一部の人間関係の中で幻想というか、この中でどうにかしないといけないけど解決策が見つからなくてどうしようとかぐるぐる回って悩むみたいなことからつながる気がするんで。
そうですね。
まあいろんな選択肢多すぎるのもあれですけど、ある程度やっぱり幅広くあった方がメンタル的にはいいんですかね。
そうですね。基本的にはやっぱり子の時間っていうか、自分の個体としての孤独の状態っていうのをしっかり持つっていうことも大切なのかなと思うんですけどもね。
人間と関わるといろいろ影響を受けるし、時間的にも精神的なエネルギーも本当にそちらばっかりに費やしすぎちゃうと、やっぱり孤独みたいな状態が消えてっちゃって、自分が消えてく感覚になりがちですよね。
子の時間って難しいですね。結局、もしメンタル悩みすぎてぐるぐるしてる人が孤独になったら、それで自殺とかになる可能性もあるわけなんで、
必要なとこは適切にサポートを受けてっていう、メンタルの状況に合わせた形、本当にある程度たっかんしてるというか、安定してる人は子の時間があることによってストレスを減らして新しいアイデアとかを生み出しやすいかもしれないですけど、
ストレスかかってる人とかは逆に別の人と関わってっていう方がリフレッシュしたりとか頭の整理になるでしょうし。
そうですね。
段階に合わせたサポートが必要ですかね。
そうですね。あくまでも人としての尊重を知ってくれる人との関わりだったらいいと思うんですけど。
なるほど。
孤独って言っても孤独感みたいな感じで、逆にもそれはそれで苦しい苦しいってなっちゃうんだったら、
やっぱり最初に尊重してくれる人からのサポートを自分に受けることで、徐々に落ち着いていくのかなと思います。
そうですよね。生きてるだけでいいですからね、本当に。
本当にそうなんですよね。
安心する場がね。
だからそれが家庭であっても、仕事仲間とか趣味の仲間とか地域の人であっても、どっかでやっぱり必要ってことですよね。
そうですね。
職場の環境改革について
やっぱりそういったものに救われたり支えられたりっていう経験って、みんな少なからずあったりとかすると思うので、
一つの職場だけに固定しない方がいいよとは言いつつも、でもまだまだ長時間労働とか、平日目いっぱい仕事で時間を取られてしまうと、
なかなかできないよって言ってもがいてる人も多いような印象ですね。
そうですね。そういう人とはどうやって出会ってサポートしたらいいんですかね。
でもやっぱり、まず職場だったら職場の中のフードとか、そこの健康意識っていうところの改革を、やっぱり主の方が、管理者の方がまず気づいていくことかなとは思うんですけども。
そういうのがあるから、産業医やっぱりつけましょうとか、制度にも発展してきたってところですよね、たぶん。
そうですね。そういう流れで、昔に比べたら働きやすくなったよとか、ちょっと自分の時間が持てるようになったよっていう人もいるとは思うんですけれども、
でも根本的にも本当に会社にも行けなくなっちゃったとかっていう状態ならば、環境を思いっきり変えるっていうことも大切かなと思います。
そうですね。だから、今だったらフリーランスみたいな働き方もあったりとか増えてきつつありますし、絶対組織の中でやらないといけないっていうのを減らすというか、そういう啓発活動もあってもいいかもという感じですかね。
そうですね。なるべくさっき言ってた思考の縛りみたいな認知の偏りとか、人間関係の付き合い上で自分をどうしても責めてしまうとかいうふうになっちゃうと、それが癖みたいになってっちゃうんですよね、時間を経て。
なので、それがしかも状態化してしまって、それがおかしいということにも気づかないっていうことって、結構周りの人が何を言っても今度何も耳に入ってこないみたいな感じになっちゃうので、もしも仕事とか人間関係が原因でストレスを感じていらっしゃる方がいたら、なるべく早めにそのことに気づいて誰かに発信するとかはしたほうがいいかもしれないですよね。
そうですね。そういう意味では本当にインターネット上の発信でそういう人が見つかるか、全員は全員そこで対応できるわけじゃないかもしれないですけど、なんかそういうところからサポートできてもいいかもしれないですし、いい未来が見えないからっていうのが多いんですかね、やっぱり自殺っていうのは。
なんかそうかもしれないです。まずは現実現状がちょっと苦しくてつらくって、だけどそれが将来の希望につながるための苦労だったら意図はないっていうような、ちょっとそういう美徳とされるような考え方って今まであったと思うんですけど、でもその将来すらも大丈夫かって思ったときに絶望みたいになっちゃうんじゃないかなと思います。
そうですよね。だから将来の先の良いビジョンを見えずに今はしんどくて、それが積もり積もったらっていうことだと思うんで、難しいですね。良いビジョンをそのときに見せるほうがいいのか、今抱えているストレスを両方ですけどね、本当に今苦しかったらまず今抱えているストレスを減らして、ちょっとずつ余裕が出てきたらまた前を向いて動いていけばいいかもしれないですし。
あとはやっぱり自分の培っている思考とか価値観って、わりと子供の頃からの親とか学校とか周りから受けた情報とかすごく影響してると思うんですよね。
なのでそれが本当に一概に自分が納得したものなのかどうなのかっていうところも一回立ち返ってみてもいいのかなと思うんですよね。
だからやっぱり自分が納得できて自分が本当に喜びを感じられる選択をしているかどうかっていうのか、もしくは自分の外側の社会的には良かれとされている進路とか就職とか、それに合わせてる自分なのかみたいなこととかで、ずれがあるとしたらそれは苦しみにつながるのかなと思います。
だから今まで言われてきたこととか、いわゆる常識みたいなものが自分に合わないけど、なんかそれに動かされてる状況っていうのはストレスになりやすいから、ある程度の年代になったらというか、もう一回自分に立ち戻ってというか問い直して、別に人と違ってもいいし、そうすると哲学っぽい考え方をしていくというかね。
時間を設けることの重要性
そういう時間も大事という感じですかね。
そうですね。
で、思考して哲学的にね、例えば学んで解決できるかって言ったらぶっちゃけ多分何も変わらなかったりもするんですよね。
だからやっぱりその一定期間を決めて、たとえば賞味予定当て金とかもらえる期間って3年とか決めて、それってある程度もしかして根拠があって、心が回復していくにはそれぐらいの時間が必要っていうことでもあるんですよね。
はいはい。
だからある程度の時間と、あとは自分の子としての時間の深さというか、そこをしっかりと味わい尽くしてみるっていう、そういう期間を設けるっていうこともすごい必要なのかなと思います。
そうですね。
それが目の前のことに追われてたりとか、家庭も仕事も忙しくてってなると時間取れない人が多いから、あえてそういう時間を作ってあげる場もあったほうがいいって感じですかね。
そうですね。本来はこまめにそういう時間が取れて、フラットな自分にちゃんと戻れるよっていう切り替えがあればいいんでしょうけど、やっぱりみんな溜めて溜めて溜めて爆発して、うつ病になってしまいました。適応障害になってしまいました。
もう自殺しか考えられませんというふうになってしまう方もいるのかなと思います。
もっとカジュアルな善の体験とか、マインドフルネスみたいな、ヨガとか近いかもしれないですけど、そういうカジュアルなものもありつつ、ちょっと深いものもありつつみたいなのがあるとちょっといいんですかね。
そうですね。そうすることによって、思考の縛りみたいなものは、幻想的に縛られてるだけにすぎなくて、もっとちゃんと客観的にそういう時間を増やすってことで、楽にはなっていくかもしれませんし、自分を見つめる時間ですもんね、そういうマインドフルネスとか、今本当にどんどん聞くようになったっていうのは、やっぱりそういうのがニーズがあるってことですよね。
そうですね。言葉が独り歩きする感はあるかもしれないですけど、その本質ちゃんと理解してる人がサポート受けながらできる場とかもあってもいいと思うんで。
あと日本だとそんな診療内科とか、カジュアルではないような気がするんですよね。診療内科行ってるって言ったら大丈夫みたいな、やっぱ思われがちかもしれないんで、もうちょっと気軽にそういう精神面のケアを受け入れるというか、そういう文化ができてもいいのかなとは思いますよね。
思いますね。ああいうところって、本当に温かく受け入れてくれる場所であるので、行って、もうあなた大丈夫だから頑張りななんて、そういうふうにもされないですし、一つの本当にいい場所で、1ヶ月に1回でもあそこに行けば、そうやって迎え入れてくれるんだっていう場所としてもすごく重要です。
日本はまだまだ敷居が高いかもしれないですけども、プッチ体験してみてもいいかもしれないですよ。
でも結構診療内科って忙しいは忙しいんですかね、その病院側としては。
患者さんがすごく多くて、めちゃめちゃね、患者さんすごく予約取れにくいとか、そういう話は聞きますけども、でもまあその分ありますしね、病院も。
いろいろ問い合わせしてみたらいいと思います。
まあだから今後そういう病院とかも増えてもいいかもしれないし、もうちょっと気軽なところもあってもいいでしょうし。
そうですね。
医療機関、SNS、自然の中というメンタルヘルスケアの場について
やっぱり人に話聞いてもらうって、すごい時間を使うし、相手に負担を与えてしまうんじゃないかとか、いろいろぐるぐる考えて、なかなか一歩踏み出せにくいとこもありますよね。
だからまあ、誘い出してくれるぐらいが、もしかしたらいいのかもしれないですけど。
そうですね。
さっきの30代から60代ぐらいの男性とかが多いっていうのを考えたときに、相談しなさそうだなっていうイメージがありますけど、結局自分で抱え込んでるから自殺っていう方向に行くわけだから、どうアプローチしたらいいのかって感じですよね。
でもまあ、今だとやっぱりSNSでの活用とかで、
なんだろうな、そういう声をかけてもらいやすい場所みたいなのがあったら、気兼ねなくいて、そこにいるだけでも、ちょっと安心できるなとか、声かけてもらえて嬉しかったなとか、
ちょっとしたことが意外と救いになったりもあるのかもしれないので、お金もかからない範囲ですしね、そういうものでもいいかもしれないし。
完全匿名のクローズどんな感じではいいんですかね、どっちかっていうと。
それはそうかもしれないですね。
初めのとっかかりとしては、肩苦しくなく、相手を見て、この人になったらちょっと話せるなと思ったら、いろいろ話していけばいい人もいるんですけど。
まあ確かにね、最初はそういう匿名でクローズどんなとこでもいいかもしれないですけど、
たとえばオンライン上だけだとちょっと足りないかもしれないんで、リアルでしゃべったりとかね、一緒に自然の中に行くとかね、できたらめっちゃいいかもしれないですけど。
メンタルヘルス問題に対する社会的な取り組みについて
そうですね。向き合って話しするだけじゃなくてね、実は本当に自分が自然の中に入ったときの状態とかで、違う自分を知れたりしますよね。
落ち着いた自分とか。
そうですね。深いというか難しい、奥深いテーマで。
頑張るっていう言葉が本当に美化されすぎちゃって、
本当に自分のキャパを超えて、背負いすぎている人が多いんだろうなと思います。
そうですね。お疲れ様でしたみたいな言葉も当たり前ですけど、いつも疲れてるわけじゃないみたいなふうに思えるぐらいでもいいですけど、みんな疲れてるから。
そうなんですよね。お疲れ様でしたって言われると、ちょっと残念賞じゃないけど、疲れるようなことしたんだっていうふうな終わりですよね。
そういう言葉も変わっていったらいいかもしれないですし。
ちょっとパッと解決できる問題でもないですし、深いんで。
普段からメンタルいい状態に保つ方法を知っておくとか、ちょっとしんどいときに相談できる場を事前に作っておくとか、
増えてますけどね、メンタルヘルスみたいな取り組みとか、ビジネスとかでも。
でもまだまだ足りてないのが現状かなと思うんで、ちょっと今の世の中に合わせた新しい形っていうのは今後も考えていくといいかなと思いますね。
今後リシンクヘルスの取り組み続けていく意味では、最終的にこういう自殺減るとかまでなったらすごいなと思いますし、
なんかあれこれまた考えていけたらと思いますが。
そうですね、本当に身近なところとか、まずは自分もちゃんとそういう安楽な状態をちゃんと維持できるには何が必要かなってこととかも常々考えてるので、またそういう話もしていけたらと思います。
そうですね、まずみんなが自分自身のことを健康にしようと思えたら、それが広がっていったらいいかなと思うんで。
はい、そうですね。
はい、ぜひぜひみんなで健康になっていきましょう。
はい。
はい、では今回はこんな感じでありがとうございます。
はい、ありがとうございました。