この番組は、中小小売企業の取締役経験のある2人が、そのリアルについてゆるくお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、2度のM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
既に小売企業を経営している方、これから小売ビジネスで企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
リテールトーク89回目です。よろしくお願いします。
お願いします。
今日は、チャネルコーポレーションの執行役員、鈴木亮さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
簡単に自己紹介をお願いしちゃってもいいですか?
はい。チャネルトークを提供している株式会社チャネルコーポレーションで、執行役員のVP of Operationsといって、
カスタマーサクセスとサポートとバックオフィス全般を鑑賞しております。鈴木と申します。よろしくお願いします。
お願いします。
ペアマノンさんの時にチャンネル導入されていたんでしたっけ?
そうですね。僕はチャネルトークはペアマノンの時にやらせてもらっていて、もともとあれなんですよね。
お問い合わせ対応がめちゃくちゃ大変みたいな。
なんで大変だったかというと、予約販売を結構していて、消化率をすごい上げる。
99%の消化率を保つために、予約販売でできるだけお客さんに買っていただいて、
そのデータも見ながら増産もかけるし、増産かけたものをさらに予約販売をしてお客さんに提供するというのをやっていたので、
いつ届きますか?みたいなご質問だったり、そもそも予約注文のつもりじゃなかったのに届いてないですみたいな感じでお問い合わせをいただいていて、
死ぬほどメールを現場でさばいていて、これは何とかしないといけないというので、
いいツールないかなというところで、チャンネルトークさん、あれ営業だったのかな?
もしくは僕らが調べてこれ入れたいかも、みたいな形でやらせていただいたというのが経緯です。
確か当時は調べていただいて、お問い合わせいただいて導入スタートという形でしたね。
うーん、なるほど。
そうだった気がします。僕がその当時はカスタマーサクセスをやらせていただいていたので、
ペアマノンさんの担当として定期的にお問い合わせさせていただいて、こうやってお問い合わせを減らしますよというのを
ペアマノンさんの現場の方と擦り合わせさせてもらっていた形ですね。
そうかも。プレスリリースとかを見て、もうこれやっといてください。小林さんと吉田さんかな?
みたいな感じでお願いをして、たぶんやり取りしていただいて、
すごいお問い合わせの個数がものすごい減って、というのもフローでお客様が困りごとのタイトルに応じて選んでいただくと、
どうやって解決すればいいか、みたいな感じで、チャンネルトークさん提供のシナリオのフローみたいなのを導入したら、
自動で勝手に解決してくれて、みたいなので、だいぶ楽になったなというのは欲としても残っています。
ありがとうございます。
すごい。以前、キバコワークスののぶさんも前に来てもらったんですけど、ゲストに。
その時もチャンネルのお話させてもらって、チャットボットだったりとか、ワークフロー型のサービスなのかなと思っていたら、
今LP見たら結構AIに寄せた内容に変わっているのかなと思っていて、結構ここ数年で変わった感じですかね。
めちゃめちゃ変わりましたね。
まず昔から変わらないところでお伝えすると、僕たち大事にしているのって、お客さんの声をちゃんと聞きましょうっていうところをすごい大事にしてるんですね。
というのも、チャンネルトーク自体が実はうちの中で4つ目のサービスで、これまでずっと失敗してきたっていう経験があるんですよ。
その時に失敗を振り返ってみると、ちゃんとお客さんの声が聞けてないとか、お客さんを理解してないから、いい製品を作ってもそれが売れないだったりとか、どうやったら売れるかわからないっていうような経験があったんですね。
それを自分たちもしないようにしたいし、お客さんがちゃんとお客さんに向き合える状態、事業者が向き合える状態にするためにスタートしたのがチャンネルトークになっています。
なので、たぶんこのリテルトークに参加していただいたノブさん、ケバコワークスのノブさんの場合はめちゃめちゃ接客で使っていただいてるんですよ。
問い合わせ来たらチャットで返して、ご本人も言ってらっしゃったんですけど、お風呂の中とかでもスマホで返しちゃうっていうような、対応しながらコンバージョンにつなげていくっていうような使い方をしてらっしゃる方もいれば、
以前のペアマノンさんのように、問い合わせ対応をまずはとにかく徹底して自動化してお客さんが喜ぶことに頭を使えるようにする。
っていうような形で使っていただくケースっていうのもあるのがチャンネルトークになっています。
ただ、さっき砥部さんおっしゃってたAIの部分っていうのは、やっぱ最近の時代の流れで、労働者を採用するのが難しくなってるんですよね。
だから、CS、問い合わせ対応を採用しよう、でもクレーム対応とか嫌だ、めんどくさいっていうので他の求人が集まらないっていうようなところがある。
もっと言うと、マーケターを採用しようって言って採用するんだけど、ちょっと今問い合わせ来てるから頼むわって言って本来の仕事できてない。
っていうような流れになってきているところに、世の中のAIが追いついてきたので、僕らもそこに先進的に取り組んでいこうというところで、
AIを使った問い合わせ対応の自動化というのを今は力を入れているようなところになっています。
実際どうですか?これで問い合わせ対応自動化というか、AIがやってくれたらいいのにっていうお話は結構クライアントさんからも聞くんですけれども、
このくらいの精度でどのくらい導入されててみたいなところってお話しできる範囲で、不正確な部分みたいなのをお伺いしたいです。
ありがとうございます。ありがたいことにAIの導入はものすごく増えてるんですね。
2つとしても、うちが日本で言うとアカウントが2万社ぐらい開いてるんですけれども、そこに近づいてどんどんどんどん増えているような状態になっていますと。
もう一方で自分たちでもすごいなと思っているのが、比較的知名度のあるお客さん、大きい企業さんがAI使っていただくケースが多くて、
事例としてお出ししているのだと、アダストリアさん、今社名変更してAndSTに変わりましたけれども、AndSTさんでチャンネルトークのAIをがっつり使っていただいて、
問い合わせの自動化率っていうのがもう80%超えているような状態なんですね。
比較的売上げの大きいアパレルの企業さんほど、問い合わせ対応っていうのはすごい多岐に渡りますし、
あとは一人一人が問い合わせ対応に集中するよりは、創造的な業務に力を入れていきたいという思いが強いので、
そういった意味で個別化でAIを入れていただくのが鈍区者になっていますね。
ちなみにAIに渡している情報って、注文データとかも渡して、そのお客さんが何買っててどういう対応しているのかとか、そこまで読み込んでいる形ですか?
そこまでは現状は読み込ませてないですね。
意図的にやろうと思えばできるんですけれども、今お客さんに提供しているメインとしては、
それこそログインできませんとか、キャンセルしたいですっていう時に、こうやったらキャンセルできますよ、こうやったらログインできますよっていうのを、
AIが生成AIで返すような形になっています。
僕たち一番気にしているのが、AIが嘘をつかないことっていうのをすごい大事にしているんですね。
ちゃんと有効な回答ができるようにっていうようにしているので、あえて複数の情報をまとめるのではなくて、
ステップ1としてよくある質問に書いてあるようなものを読み込ませましょう。
それだったら簡単にワンクリック、ツークリックぐらいで読み込ませれるので、読み込んで回答するっていうところから始めています。
ただ最近は特にショッピファイさんだと、チャンネルトークってショッピファイの会員情報と連携されていて、
その会員情報の内容に合わせて、しゃべり方であったりとか参照する情報っていうのが出し分けできるので、
それによって、例えば何十回も買ってくれてる人には、本当はキャンセルダメなんだけどOKって言っちゃうとか、
そういうのもAIで判明できるような。
それ結構設定とかする感じなんですね。
そうです。参照するデータの元もお客情報でフィルタリングできますし、
そのしゃべり方っていうのもフィルタリングできるようにしてるんですよ。
10回以上買ってくれてる人には絵文字使いましょう。
1回も買ってない人には絶対に絵文字使わないでください、みたいなことがテキストで打ったら、
それ通りにAIが24時間対応してくれるような形になります。
めっちゃ面白いですね、それ。
ハーリップトゥさんの事例読んで、ハーリップトゥらしいみたいな言い回しをしてるみたいなのを見て、
そんなんできるんやと思ってました。
そうなんですよね。僕もよくお客さんにチャンネルトークのAIの説明をするときに、
今みたいにAIの仕組みであったりとか、プロンプトとかアルゴリズムって言葉をしちゃうとちょっと難しいって思われるんですけど、
言い方を変えて、優秀なインターン生を1人雇ったと思ってくださいって話をしてるんですよ。
どこから参照するかっていうのは、どの辞書をインターン生に渡したかですし、
どのように喋ってほしいかっていうのは、その接客ガイドを渡したっていう形になるんで、
そのインターン生採用したときの接客のマニュアルと、それを基にした情報のマニュアルっていう辞書をまずは書いてくださいと。
それを書いたらそのままコピペして、チャンネルトークのAIのとこに書いてもらえれば、
それ通りに動きますっていうのがチャンネルトークの特徴なんですよ。
なんでHurlip2さんもHurlip2らしいっておっしゃっていただいているのは、
それどおりの固い言葉でプロンプト、それどおりの命令をしているので、
例えば絵文字を使うとかビックリマークを使うとか、そういったところまで細かく命令できるようになってます。
なるほど。なんか結構嘘つかれることあるんですよね、僕も生成愛使ってると。
どんなふうにして嘘つかないようにしてるとか工夫の部分とかって聞いてもいいですか?
うちの場合はまずウェブの情報を参照して回答するっていうのをしないようにすることができるようになってるんですね。
あくまでチャンネルトークの中に入れている情報の中からだけ回答してくださいっていうのが設計できるようになってます。
ノートブックイレームみたいなソースを指定する感じ?
まさにその通りです。
実はチャンネルトークの中にドキュメントという簡単にFAQページを作れる機能をリリースしたんですよ。
質問ページを作れるページを。この中から参照するっていう形にすると読み物としても提供できますし、お客さんがめんどくさいって言って読まないときに
AIと会話しながらその中から必要な情報だけを引っ張って回答してくれる。
必要な状態を作ることによって嘘をつかないっていうのを実現してます。
なるほど。分かんないときは分かんないって言ってくれるんですかね、そうすると。
そうです。その分かんないとき分かんないって言ってねっていうのを命令できるんですよ。
ちゃんと有効な回答がない場合はオペレーターにつなぐようにしてくださいっていうふうに一文チャンネルトークの中に入れておくと
これに関しては回答できませんのでオペレーターにおつなぎしますって言ってつないでくれる。
めっちゃ面白い。
これに関しては回答できないのでこちらのページから探してくださいっていうふうに
回答できないときにどうするのっていうことまで命令できる。
ので本当にインターン生の育成と同じなんですよね。
インターン生から問い合わせきました。これ回答できないんですけどどうしたらいいですかね。
そしたらオペレーターにつなぐように言っといてとか先輩につないでよっていうふうに多分命令すると思うんですけど
それと同じことができるっていう形ですね。
なるほど。結構マニュアル大事ですね。そうしたら。
大事です。これチャンネルトークのみならずいろんな最近AIエージェントって進んできている中で
どれだけAIに仕事任せれるかっていうのは自分のやってる業務とかやりたいことをどれだけ言語化できるか
依存するんですよね。これいい感じにやっといてだとAIはわからないので
どこがゴールで今現状どうなっているのかそれをどう処理するのかっていうのが
言語化できるかどうかがすごい大事かなと思っています。
僕自身もストアレコードやりながらAIの手前のDXじゃないですけどデータ化みたいなところって
データそのものが汚いとインポートできない読み込めないみたいな形になっていて
よくあるのが発注書と納品書がマス目になっていてカラーが横にあってサイズが縦になっていると
CSV化できない。これをデータとして読み込むのが難しいし
AIとかに指示しても結構苦労するんですよね。それを読み込めるデータにするのが
同じようなことが今度テキストで起こっているのが面白いなと思っていて
汚いデータっていうのをきれいにすると同じように分かりやすいマニュアルをテキストで残しておくっていうのが
AIを進化させるのに重要みたいな形で
ここって結構サボりがちというかなかなか面倒なところなので
面白いなと思いながらもできない会社さんも結構多いなっていうのは今思っています
そうですね。これうちはコンサルティング業務ってやってないんですけど
知り合いのAIのコンサルティングの会社にこの前話聞いたら面白かったのが
AIコンサルって何やってるのって言ったら
この会社の業務を細かく細かく書き出して因数分解して
整理整頓するのが8割って言っていて
めっちゃ分かります
別にAIの話はしてなくて要件整理とかプロジェクトマネージャーのような動きをするのが
AIコンサルタントの仕事だって言ってて
それなぜかっていうと結局AIっていうのは言語化されたものを
全く同じように精度100%で24時間稼働することができるんですけど
言語化されてないものに関してはエラーを起こしちゃう
エラーを起こさないようにするのが
今メインのコンサルタントの仕事だよねって話をしてて
なるほどなーって思いました
まさにですよね結局大手の企業さんとかでも
データ汚かったりマニュアルが整備されてなかったり
更新されてなかったりってよくあると思うので