会社のリアルについて
この番組は、中小小売企業の取締役経験のある2人が、そのリアルについて緩くお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、2度のM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
既に小売企業を経営している方、これから小売ビジネスで企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
リテールトーク7回目となりました。よろしくお願いします。
お願いします。
今回は、前回に引き続き、自社ECで月商1,000万円までにやるマーケティング事例の後編みたいなお話をしたいんですが、
ちょっと最初に雑談がてら、前は樋口さんとお話ししている中で、広告はやっているかもしれないけど、広告じゃなくてうまくいっている事例ってあります?みたいな話をしていて、
ふうふうさんの名前があがったんですけど、あれってすごいけど、唯一無二で再現性がないよね、みたいな話で落ち着いたと思っていて、そんな話をしていましたよね。
そうですね、創業者の熱量で伸ばすってやっぱり会社さんあると思っていて、やっぱりふうふうさんとか、ケニアマリリアのザハさんとか、わざわざ。
Twitterでも有名ですし、ブログも有名な方多いですし、露出もうまくやられているみたいなところあると思うんですけれども、やっぱりその個人の力量に大きく左右される部分があるなと思っていて、
もちろんSNSの方の力量によって伸びる伸びないみたいなのがあるんですけれども、やっぱり創業者の方のそれと比べてしまうと、
やっぱりそれを本当に1社員でブランドの担当者、SNS担当者が真似するっていうのはなかなか難しいんじゃないかなと思っていて、再現性と継続的な売上の成長を考えると、広告を使うのは適した手段かなというふうに思っています。
おっしゃるとおりだと思います。
続人的な力で、当然否定しないんですけど、それだと再現性ないから、今日は再現性のあるお話でしてもらおうと思います。
月商1,000万までぐらいのペースで、マーケティングでやるべきことを具体的に聞いていきたいんですけど、ずばりこれとこれとこれみたいなのってありますか?
今回いろいろあるんですけれども、広告運用とSNSのアカウントの認知取るところみたいなところに絞っていくと、4つあります。
1つ目が、いくら広告に使っていいのか、利益構造から払くくりましょうっていうところが1点目。
2点目が、SNSの運用の現状を把握する。ちゃんと数値が水準値にいっているのかっていう現状把握ですね。これが2点目。
3点目が、認知獲得のSNSのフォロワー獲得を実施していきましょうっていうところと、4点目最後がコンバージョン、売上げ取るための広告を同時に実施していきましょうという、この4点お話できればなというふうに思います。
ありがとうございます。4つですね。最初の払うくくるっていうのが気になったんですが、いくら広告に使っていいのか、利益構造から払うくくる。
そうですね、本当最初にすべきは売上げから原価でおよび注文に連動してかかる変動費みたいなのが、どの項目にいくら何パーセントかかっているのかみたいなのをちゃんと把握しましょうと。
大雑把にいくと、販売決済手数料、物流費用、大和さん、佐川さんに払う支払いの総量、本邦資材がいくらかかっているのかに加えて広告費みたいなところが変動費として計上される部分だと思うので、
ここをはっぴいて限界利益としていくら出したいのか、何パーセント、限界利益率は何パーセント出したいのかみたいなところの構造をしっかり把握しましょうっていうのを最初に話をしています。
なるほど、収益構造を把握するっていうのは、マーケティング施策にどれくらい予算を投下するべきか見るためっていうことですか?
おっしゃる通りですね。予算を組む中で、いくらまでだったら広告予算に投下していいのか、その水準値をちゃんと合意しましょう。
そこを払くくらないと、いいのか悪いのか判断できないですよね、みたいなところから見てますと。
このあたりの構造を結構皆さん把握してなくて、なんとなく社仲間から相場は広告費は売上げの10%ぐらいとか、30万円ぐらいであれば固定で使っても痛みが少ないので、30万円固定ですみたいな形で決めちゃっている方が意外に多いなと思っているので、
このあたりの収益をどういった利益率にしていきたいのか、していくために何パーセントまで広告を現段階では踏むのか、みたいなところを最初に議論させてもらってます。
なるほど、10%と聞いたから10%っていうのは、もしかしたらまだまともかもしれないなと思って、30万くらいだったら痛くないみたいな、ざっくり定額で決めてるところって、多分知見のないブランドさんだったら結構あるあるじゃないかなと思っちゃいました、これ。
そうなんですよ。
具体的にはどういう考え方で決めればいいんですか。
最終的な営業利益をどの程度残したいのか、営業利益率何パーセント残したい、みたいなところから逆算して限界利益率を決めましょう、みたいな形でステップをしています。
例えばなんですけど、パレルの会社さんってリアルEC両方やってるような会社さんだと、だいたい利益率って5パーから10パーみたいな形なので、それを踏まえて限界利益率が、例えば15パーしか出ないとしたら、補手費で5パーしかかけれないですよね、みたいな考え方で、何パーセントの限界利益率で、うちの人件費と家賃がこのぐらいなので、このぐらいは残りそう、みたいな、
そういう想定をして広告費の比率を決めていくっていう、そんなイメージですね。
マーケティングの予算割り出しと広告費
なるほど、ちょっとこれ余談になっちゃうかもしれないんですけど、限界利益って固定費を除いたものみたいな認識でいるんですけど、営業利益じゃなくて限界利益で見るっていうのはどうしてなんですか?
基本的に限界利益って売上注文に連動した変動費用を除いた利益のことです。
追加で販売生産をするとどれだけ利益が出るかを測る指標かなと思っています。
広告マーケティング費用も含めて考えると、マーケティングも含めたブランドの収益体制の健全性が測る指標だなというふうに思っています。
ここに固定費である人件費とか家賃などを含めてしまうと、小規模な新規ブランドだったり、新規店舗ほど不利な指標になってしまうので、
小さくても減らせずに反則効率も良い、限界利益率も高いブランドを評価するときに固定費を含めると赤字になってしまって、
立ち上がりから評価が厳しくなっちゃうかなと思っているので、まず最初の評価の指標として固定費除く部分でやりましょう。
ブランドが健全になっていれば固定費の比率はある程度一定にして、どんどんブランドを大きくしていけば利益が出ていくという形なので、
まず限界利益を見ましょうという形です。一方で、そもそも人件費、家賃、共通経費などをブランドとか店舗ごとに
営業利益ベースで安分するので、たぶん小さい会社であればあるほど難しいし、
それができている会社ってなかなか上々企業でもないかな、みたいな感じなので、実務上の課題もある。
なるほど、そういうことですね。ありがとうございます。本題に戻りますが、限界利益を見てこれくらい利益を残したいからって、
逆算で予算を決めていくわけですよね。さっき10%くらいとよく言われるから、みたいな話もあったんですけど、
だいたい予算って何パーセントくらいになることが多いとかありますか?
原価構造とどのくらい集客できているか、みたいなところにもよるんですけれども、
広告比率で初期立ち上がりの自社ECのフェーズなんかだと、少し踏み込んだ会社さんで20%、
ある程度回り始めている会社さんで10%みたいな感じで、10から20%の広告比率でご提案することが多いです。
どうしても少なすぎると効果が見えにくいというか、広告でセッションもちゃんと伸びたし売り上げも伸びているなという実感を
持ってもらうためにも、あまりに低い比率と低い絶対値だと実感してもらいにくいかなというところがあるので、
ちょっと初期にはある程度の絶対額も含めてボリュームになるようにお願いしているという形ですね。
なるほど、10%から20%ですね。これ決勝500万だったら50万から100万ということなんで、またから見るとちょっと多いなとも感じるんですけど、
それくらいしっかり等価してみていく必要があるということですね。
そうですね。例えばゾドタウンみたいな委託型のECモールに出展する場合って、決算資料を見てもらうと分かるんですけれども、
販売手数料はおおむね35%前後みたいな形になっていて、その内訳を単価にもよるので厳密ではないですけれども、
ブレイクダウンすると物流費用が10%、決済手数料5%、根本資材として何%あるかわからないですけれども、
15%使ったとして35%の販売手数料から引くと20%残るという形になって、
モールのこの35%の手数料のうちの10から20%ほどは広告費換算で計上しているものかなと思って、
その提案をすることが多いです。
確かにモールで売った場合に残る利益と同じところまでだったら持っていってもいいよねくらいの感覚だとちょっと納得感は確かにあるなと思いました。
月額1000万までに実施すべきことの1は、いくら広告費使っていいのか利益構造から金額を割り出して、
予算をしっかり使ってやっていくと腹をくくるということですね。
腹をくくるの意味がちょっとわかりました。
腹をくくってもらわないと、しっかりお金を使うところに納得してもらうという形ですね。
次は2番ですね。
実施すべきことの2は、SNS運用の現状を把握ですね。
SNS運用は基本的に皆さんしている前提というか、アカウントを最低限持たれている会社さんが多いかなと思うので、
現状どういった数字になっているかフォロワーさんとの密接度であったり、
エンゲージの反応みたいなところをざっと弊社の基準で見させてもらいます。
いろいろアパレル、ジュエリー、ザッカーみたいな会社さんの他のアカウントも運用している経験があるので、
そこと比べたときにどこの数字が良いのか悪いのかみたいなところを把握させてもらっています。
出力値を見るときに結構僕らが重視している点でいくと、
ホーム率と呼ばれるインスタの家のボタンのところ、
ホームのところでどれだけ表示されているかという率を見ていくのと、
プロフィールのアクセス率ですね。プロフィールにお客さんがどれだけアクセスしているか。
そこからフォロワーに転換している率も見ていく。
あとは一般的に大事だと言われているエンゲージメント率、
いいねの数、保存数、コメント数、シェア数みたいなところを見させてもらって、
あとは週間の受け取りDM数みたいなのも見させてもらっています。
アカウントの特性によりいろいろあるんですけれども、現状こうなってますよね。
多分うまくいっているブランドさんだとこんな数値になっていて、
一般的にこのぐらいの数値ないとちょっと運用面心配ですよねみたいなところを、
フィード、ストーリー、リール含めてちょっと見させてもらって、
アカウントの実力値をインスタだったらこんな形でブレイクしていくっていうそんなイメージです。
SNSの身体測定をして、そこから何が悪いからこうしましょうとかしていくわけですね。
ちょっとざっくりですけど、SNSの目的ってどこにおいてどう運用していくべきですか?
ちょっと質問ざっくりしてますけど。
最終的にはやっぱり商売としてやっている以上、
売り上げ利益を伸ばすためにSNSのアカウントを運用していくみたいなところになっていると思います。
いわゆるマーケティングのパネルみたいなところで、
認知、興味、関心、比較、検討、購入みたいな4段階のフェーズでいくと、
全てになっている部分があるものの、やっぱり認知と興味、関心の部分が
SNSアカウントの運用の中では大きいのかなというふうに思ってます。
まず認知拡大の部分でいくと、
SNSのフォロワー獲得広告のちょうどお話しするんですけれども、
相性の良さそうな人っていうところをフォロワーになってもらって、
日々の運用の中で興味、関心を持ってもらって、
時にはサイトに訪れてもらったり、
LINEの告知をしたらLINEに追加してもらって、
みたいなところでブランドへの興味を持ってもらうという形ですね。
なんとなく欲しいなって思ったタイミングで、
我々が運用しているようなSNSのアカウントのことを思い出してもらって、
購入に至るといいな、みたいな形で考えてます。
最後の比較検討購入の部分に関しては、
メタのコンバージョン広告であったり、
GoogleのPMAXみたいな広告で、
ユーザーアプローチとSNS運用
効果が高そうなユーザーに直接アプローチして、
コンバージョンを後押しする、みたいなところをイメージして運用してます。
なるほど。三角型だったりリボン型だったりしたら、
マーケティング型ですね。
上が認知、興味、関心、比較検討、購入。
それぞれアプローチしていく。
それらをやる前に現状を把握しておくことが大事ですね。
そうですね。おっしゃる通りで、
SNS運用の現状が水準に達していない中で、
広告の運用、フォロワー獲得広告もそうですし、
コンバージョン広告をやっても、なかなか結果につながらないなというのが、
これまで運用させてもらった経験から言えるので、
まずはここの目に見えているような運用部分の課題と改善点があれば、
そこから筋肉つけてもらう、みたいなイメージで最初から入っています。
なるほどですね。運用が水準に達していないと、
せっかく見に来てくれたユーザーさんがフォローしてくれないというのは、
すごい自分で納得できるのは、
私もツイッターやってるんですが、今Xやってるんですけど、
プロフィール見に行った時にリツイートばっかりのアカウントだったりとか、
自社の宣伝ばっかりのアカウントとか、フォローする意味がないよね、
と思っちゃってフォローしないので、
フォローする価値のあるアカウントじゃないとダメだよね、というところですよね。
そうですね、おっしゃる通りですね。
運用の基準とかのお話も突き詰めていけばお話ししてもらえるかと思うんですけど、
格論はちょっと今回省きまして、
次はSNSフォロワーの獲得広告のお話に行きます。
3番ですね、SNSフォロワー獲得広告実施について。
そうですね、ここも近年インスタグラムのハックって難しくなっているな、
というのをすごい思っていて、
僕自身前職の子供服ジョインしたのが2019年頃で、
当時とかだとまだ少しこういうふうにしてハックすると、
ハッシュタグこういうのつけるとか、
こういう画像にするとフォロワー以外の人に本当にオーガニックでリーチできる、
みたいなところがあったんですけれども、
近年結構そういうオーガニックで伸ばす部分がだいぶ
インスタグラムに関しては難しくなってきているな、
みたいな形で思っていて、
フォロワー獲得広告やっていかないとちょっと認知の広がり作れないな、
っていうのをインスタ上では感じているので、
まずはフォロワー獲得広告をやりましょう、
フォロワー獲得広告の重要性
みたいな形でお話ししています。
これフォロワー獲得広告とコンバージョン広告っていうのは別物で、
コンバージョンの方だけじゃなくて、
フォロワー獲得目的の広告もやらなきゃってことなんですよね。
そうですね、おっしゃる通りですね。
そのため、最初に決めたこの腹をくくってもらった広告の予算、
比率っていうのを初期はどっちに振っていきますか?
認知のための方に振るのか、コンバージョンの方に振るのか、
そこの比率もまた結構重要な話になってきていて、
この数値が出るのであればまずはフォロワー獲得を優先しましょう、
であったりフォロワー獲得踏むのはちょっと運用がうまくいって、
SNSアカウント運用の筋肉がついてからにしましょう、
みたいな話をしたりしていて、
ここの広告予算をどこに振るのかっていうのが
まさに結構重要な部分かなというふうに思っています。
比率はフェーズによってどっちに力を入れたほうがいいとか
っていうのがあるんですか?
そうですね、まず最初にやっぱり認知して興味関心ないと
購入に取りにくくて非常に低いので、
いわゆるホットデータ広告で、
なんかよくわからないブランドの商品を買うって
なかなか心理的ハードルも高いと思うので、
初期のフェーズはフォロワー獲得広告の比率は
ある程度高めにして、
そこからフォローしてくれた人、
サイトに訪れてくれた人、
リタゲみたいなところを
コンバージョン広告で小額ずつやっていく
みたいな形になるので、
初期ほどフォロワー獲得広告の比率が高まるかな
という形で思っています。
フォロワー獲得広告とコンバージョン広告の違い
なるほど、これ多分色々見ながら調整していくんだと思うんですけど、
多分色んな数値が得られると思うんですね。
広告に詳しくないと何を目指すべきか、
指標がわからないというのがあると思うんですけど、
なんかここ、わかりやすい指標ってありますか?
これでいくと、最近ゆとりさん上場して、
黙々み書とか読んでる方もいらっしゃると思うんですけど、
そこでやっぱり興味深かったなって思ったのは、
ゆとりさんも広告費かけて回すみたいな中で、
クリック単価10円未満。
1クリックあたりの単価が10円未満の
広告にかけた動画の比率っていうのが、
動画全体の10%ぐらいって言われていたので、
このピックを見ている方が多いかなと思っていて、
我々ももともと追ってた数字なんですけれども、
広告にフォロワー確認かけたクリック単価が
10円未満だとめちゃくちゃ優秀だよね。
20円未満だったらまあいいかな。
20円以上だったら一回踏みとどまってストップしましょう
みたいな、そんな数字を持っています。
加えてフォロワーの獲得単価も
100円未満で獲得できたのであれば優秀、すごく優秀。
200円未満で取れているのであればいいんじゃないかな。
200円以上は一回ストップするか、
このアカウントの特性を考えながら
ちょっと運用していきましょうみたいな、
そんな水準感で話をしています。
一方でこれも商材によってまちまち
アパレルの中でもやっぱりインスタグラムだと
女性のほうが相性がいいから
メンズに比べてレディースブランドのほうが
伸ばしやすいみたいなところがありますよね
みたいなところがあるんですけれども
そういったところを一旦置いておいて
ざっくりこの範囲でみたいな形で
運用させてもらっているという、そんな形ですね。
なるほどですね。
私今ウェブ広告が比較的得意な会社にいるんですけど
広告運用の専門家の人が会社内にいるので
CPC、クリック単価ですね
クリック単価10円未満ってどうなのって聞いてみたら
めちゃくちゃ優秀だっておっしゃっているので
10円未満はかなり優秀な数字だという認識で
いいのかなと思います。
そうですね、インスタグラムを獲得でいくと
10円未満みたいなところがベースになっているかな
みたいな感じで思っていて
ちょっと最近面白いなと思っているところでいくと
クリック単価は15円とか20円かかっちゃっているんだけれども
フォロワーカプセル単価が100円未満です
みたいな広告も出てきていて
むしろいいので残しましょうみたいな形で
このバランスを見ています。
なるほど。
多分マスの人には刺さらないんだけど
刺さった人にはすごく刺さるものなので
フォロワーの転換率が高いので
獲得単価が安くなるみたいな広告も
結構ちらほら出てきたので
この辺りの数字も見ながら調整していますね。
なるほど。
個性派というか個性が強いブランドさんとかだと
そうなりがちなんですかね。
ちょっと傾向ちは分からないんですけども
本当に広告に出すクリエイティブによって
同じブランドでも全然数字が違うので
ちょっとなかなかこうですみたいなのは
難しいところなんですけれども
そうですね、そういう傾向にあるかもしれませんね。
ありがとうございます。
今私適当だと言いましたけど
フォロワー獲得のための広告は
マーケティングパネルのこの三角という上の
認知の部分だと思うんですけど
コンバージョン広告っていうのは
その下の部分ってことでしょうね。
主に比較検討と購入に至る部分かなと思っていて
ここも非常に大事だなと思っています。
弊社で1年間支援させていただいた会社さんで
自社サイトの売り上げ3倍にしました
みたいな会社さんの事例があるんですけれども
初期からコンバージョン獲得の広告やって
運用代行させていただきました。
一方で初期数字がすごく悪くて
ロアスも200%ぐらいみたいな形で
やっぱり推移してましたと。
結局今振り返るとやっぱり認知、興味、関心みたいなの
ちゃんと醸成しないまま
あらゆるターゲットの方に
買いそうだろうなっていう
セグメントはしながらなんですけれども
出しただけなので
やっぱりファンの方とのコミュニケーションが不足していたり
そもそもブランドの認知っていうのが
届こうっていったなっていうところで
そこからこの1年かけて
フォロワーさんを3万から9万ぐらいまで伸ばして
やっぱりフォロワーの伸びに応じて
自社サイトの売り上げも3倍になっている
みたいな形なので
やっぱり認知して興味、関心を持ってくれている人を
いかに継続的に増やしていくか
をやった上でのコンバージョン広告って
非常に大事だなと思っていて
あとだとロアンスも
200%前後で最初推移していたものが
今だと安定して400から500
いい時だと700ぐらい出るみたいな形なので
やっぱりこの興味、関心、認知の層を
どれだけ分厚くして
法律的にコンバージョンに至る人に
アプローチする広告をするか
みたいなのが結構両輪で大事だなっていうのが
実際にこの運用代行している中で
大事だなと感じているところですね
なるほどですね
そしたら4つ目のコンバージョン獲得広告についてに
入っていきますね
フォロワー獲得の広告と
そもそもどんな違いがあるんでしたっけ
っていうところから聞いてもいいですか
大丈夫です
本当にフォロワー獲得広告って
インスタグラムのプロフィール欄に飛ばす広告ですよと
飛んでもらって投稿を
インスタグラムの投稿を基本的には
広告に回すんですけれども
投稿を見て興味が高そうな人に対して
セグメントをしてプロフィールに飛んでもらって
このフィードの感じであったり
プロフィールであれば興味あるからフォローしよう
みたいな形でフォローしてもらうっていう広告が
フォロワー獲得広告
それに対してコンバージョン獲得広告っていうのは
ウェブサイトに実際に飛ばして
購入してもらうことを目的にした広告みたいな
ざっくりそういう違いっていう形ですと
コンバージョン獲得広告だと
ターゲティングがかなり細かくできます
一度サイトを訪問したことあるユーザーに対する
リターゲティング広告とかって
多分これ何度も出てくるなみたいな経験って
皆さんあると思うんですけれども
そういったリターゲティングの広告であったり
購入者情報っていうのをメタに提供して
うちのブランドの購入者と類似っていうんですけれども
似ている属性のユーザーにターゲットして配信する
類似セグメントみたいなところであったり
年代性別地域興味関心みたいなところを
セグメントしてターゲットに配信する広告まで
様々あるっていうそんな形ですね
じゃあ認知のフォロワー獲得の広告に比べて
こっちはしっかりターゲットを
もっと絞っていくってことですかね
そうですね本当に購入しやすい人から優先して
配信してくださいっていう設定ができるようになってます
最近だとそんなめんどくさいことは
小売の事業者様考えなくてよくて
全部メタとGoogleにお任せくださいみたいな
広告商品が出てきていて
メタだとアドバンテージプラスショッピングキャンペーン
キャンペーンによる効果的なマーケティング
みたいな形でAIがセグメントした最適なターゲットに
御社の最適な商品をクリエイティブ出して
配信しますよみたいな商品であったり
GoogleのPMAXもリスティングYouTube
Googleのショッピングキャンペーンみたいな
ありとあらゆるGoogleが関わる面に
自動で配信します
一番購入する可能性が高いユーザーに
みたいなのをよしなにやってくれる
このサービスが出てきていて
僕らもAPSとすごいやってるんですけれども
結論こういうキャンペーン使った方が
効果が高かったりするので
お客さんもお任せしましょうここまでできたら
みたいな話をするようになってます
カーケティングされてるなぁ
がめちゃくちゃ日々感じていて
そのままコンバージョンしたことも
普通にありますね絶対ゲットして
そうなんですよね僕自身もやっぱり
リサーチとかでいろんなブランドさん
見たりするので見たりすると
そのサイトのリタゲもきますし
そのサイトにブランドのテイストが近そうな
ブランドの広告も出てくるので
よく使ってるなぁみたいな感じで見てますね
最後の一押しされて
めちゃくちゃ背中押されてる時ありますよね
そうなんですよ
これも何か見るべき指標っていうのは
見るべき指標ってありますか
僕らでいくと最終的には
管理画面上の数字っていうよりは
実際のブランドさんの売り上げと
限界利益っていうのが広告かけたことによって
絶対額としてちゃんと伸びてますよね
みたいなところを確認しているっていうのが
一番です
週間単位で限界利益売上げ減価から
販売手数料広告費も含めて
送料物利費みたいなところをさっぴいて
利益がちゃんと残ってますよね
しかも大きくなってますよね
みたいなところを確認するっていうのが
一番大事なところ
そこに加えてロアースみたいな指標であったり
CPCみたいな各種管理画面の項目っていうのは
一緒に見ているっていうような形です
一方で一番大事なところとしては
最初に申し上げたように
限界利益の絶対額と限界利益率っていうのが
意図した広告費の比率に収まって
ちゃんとその利益率が担保できているよね
みたいなところを一番重視して見ています
前回ちょっと話に出てたのが
ロアースにとらわれて広告減らして
ロアースは改善したけど
売上利益減ったらいないじゃんね
っていう話もしてましたもんね
そうですね
本当にロアースって改善しようと思えば
広告費キュッと絞って
一番階層のところにリターゲティングとかをすると
ロアースドンと改善しちゃうんですけれども
改善しちゃうと意味ないですよね
みたいな話はさせてもらっています
広告って
広告の会社の人に話を聞いていると
クリエイティブ次第でかなり結果が変わるって聞くんですけど
デザイナーが組織にいないとか
普通にあると思うんですけど
そういう時ってどうするんですか?
今って結局Googleもショッピング広告であれば
ECカートの商品画像を連携して
クリエイティブ作成と広告配信
配信ができますし
メタインティグラムも
本当にECカートの商品フィードっていうのを提供すれば
その画像を使えるみたいな形で
商品カタログを広告配信することができるので
最悪に何も作らなくても配信可能ですと
弊社でやる時はこのカタログと呼ばれる
商品のリストをカルーセルにしたものっていうのを
一番ベンチマークすべき指標として置いていて
ここも賢いのが
このブランドのテイストのこの服を
買いそうな人に配信してくれるので
そのリストすらもAIで最適化して
商品の順番も選んでみたいな形で表示してくれるので
まずはこれをベンチマークにしましょうと
一方でもし社内にクリエイティブ作れる方がいれば
その方が作ったクリエイティブと
このカタログで出している広告を競わせて
どっちがユーザーに求められているかを
メタないしGoogleの配信システムに判断してもらって
最適な広告が出るようにするということをやっています
昔以上に
昔ほどデザイナーがいないとできないことって減ってきていて
最悪クリエイティブ作れなくても
かなり効果の高い広告が配信できるようになったのが
かなというのを思っています
なるほど ありがとうございます
月上1,000万円までに実施すべきこと
利益構造からいくら使っていいのか払うことが1番
2番がSNS運用の現状を早く把握
3番が認知獲得のための広告
4番がコンバージョン獲得広告
再現性を持った戦略としては
広告は必須なんだなというのを理解しました
今回以上になりますが
マーケティング予算をどう決めるかといったところで
ぞぞつもんだと手数料が35パーぐらいみたいな話があったと思うんですけど
次回ちょっと聞きたいのは
自社ACサイトとモールを比較して
一般的にはモールの方が手数料が高いから利益が少ないんじゃないかと
言われているのが一般だと思うんですけど
本当にそうなのかみたいな話をできればと思っています
よろしくお願いします
ありがとうございました
リテールトークここまでお聞きいただきありがとうございます
質問やメッセージがあれば
番組詳細欄のURLからお送りいただけると嬉しいです
感想ツイートもとっても嬉しいです
次回もぜひよろしくお願いします