そういう観点で見ると、今、我々はとにかく海外へ日本人を優秀な人を送って、帰ってきてもらうことを将来思いつつ、若者を育っていきたい。
将来、お金持ちになりたい人とかっています?
お金持ちになりたいっていう人、結構手を挙げてますね。
お金持ちになりたいと思ったら、やっぱり稼ぐしかないわけですよ。
で、稼ぐために一番いいのは、経済が発展しているところ。
今、一番発展しているところに一緒に相乗りしちゃう。これが一番早いんですよね。
実は、2006年から今の会社をずっとやってるんですけども、過去何回かインドブームっていうのが来たんですよね。
インドって言うと、よくわからないとか不思議な国だって言われるんですけど、実は日本のいわゆる大企業さん、大手の会社さんにとっても実は結構そうなんですよね。
なかなか進出したい、だけどどうしたらいいかわからないっていうので、過去何度かなんとなくインドブームやっぱりやめた。
インドブームやっぱりやめたっていうのが結構何回か来てるんですよ。
ただ、昨年人口が世界一になった。そのあたりから一気にまたインドに対して注目度っていうのは増えてきてるというのもやっぱりありますし。
実はインドの人たちからすると、日本が成功したのはこのたかだか100年じゃないかと。
たかだか100年。だいぶ長いですけど、100年。
彼らからすると時間の間隔は悠久の概念があるので、やっぱり2000年とかそれぐらいなんですよね。
そうすると100年以上前っていうのは、世界のGDPの3分の2っていうのは中国とインドだったんですよね。
中国とインドは世界のGDPの3分の2。そこから残り100年ぐらいで日本がギューっと伸びていって、今世界4位ぐらいになってきていて。
ただインドのGDPがここから先日本を抜きますという話になるんですけど、彼らからするとそんなの100年ぐらい日本頑張ってるけど、我々の時代にもう一回戻ってくるだけだっていうそういう発想なんですよ。
というのもあって、インドってもともと発展途上国で貧しいっていう印象がもしかしたらすごく強いのかもしれないんですけど、実はそうでもないですし、逆に例えば首都のデリーだったりとか、
ボーキーのやっているムンバイであったりとか、そういったところになってくると、今例えばムンバイ、これインドの経済都市、最大の経済都市で2000万人ぐらい、2500万人かな人口いるんですけど、
そこの一等値、そこそこいいエリア、ここでお店をやります。
例えばレストランやりたいですっていう風になってきた時に、ここの土地の価格って一体どれぐらいのレンジかってイメージできます?
選択肢1、名古屋と同じぐらい。選択肢2、岐阜駅前と同じぐらい。選択肢3、東京の六本木と同じぐらい。
一番だと思う人、名古屋と同じぐらいだと思う人。
結構上がってますね。
じゃあ岐阜と同じぐらい。
ちょっと少ないかなっていう感じですかね。
じゃあ六本木。
一番多いですね。六本木と同じぐらいと思っている方が多い。
まさに本当に今、六本木と同じぐらいの価格なんですよ。
例えば、新興国って一人当たりGDPが3000ドルを超えると急激に発展するって言われるんですよ。
ただ今、インドの全体の平均の一人当たりGDPって2000ドルなんですね。
まだ3000ドルいってない。
なんですけど、デリーだけ、それからムンバイだけ、この都市だけ見ると一人当たりGDPってもう6000ドル超えてるんですよね。
なるほど。
というふうになってくると、なんとなく平均的に見てても仕方がないっていうところもあって、あるんですけど、やっぱり伸びは成長というのが来てるんですよね。
ここから先に全体がくっついてきてくれるんじゃないかっていうところはあるんですけども、やっぱりこうやって伸びてるところに一緒になって身を置いていくっていうのは、
一番もしかすると大事なことなんじゃないかなとは思います。
そうですね。僕は行ったり来たりする人になろうよってことだと僕は思ってます。
本気で学んできてほしいんで、君たちがインドでもマレーシアでも何か優れたところあるわけだから、
本気で学んでできれば、学長そういうことですよね。戻ってきてこの国を良くしようよ。レイさんそうですよね。だってこの国を良くしたいですよね。
その気持ちが年を重ねるたびに自分の国を良くしたいなっていうのはすごく強く思うんですね。
僕一人でそれはできるとは思わないんですけども、結構大企業なところとお付き合いをしていて、それのグローバル展開を支援してるんですが、
そういうことによって、一人だけではできないけれども、そういうところで仕事をすることによって徐々に日本に対して、そして岐阜県に対して、
平田上に対して、清水沼に対して間接的な貢献ができるかなと思います。
ではここでそろそろQ&Aセッションに移っていきたいと思います。
今お話を聞いて、会場の皆さんの中で何か今日の内容で質問したいことがある人、ちょっと手を挙げていただけないでしょうか。
こんにちは。私、加納高校の海外研修を担当しております。
今日、実は高校生40人連れてきてます。先生方から見た海外に若いうちに行ったら、ぜひこれは見てほしいとか、
こういう経験をしてほしいとか、これを学んでほしいっていうのをちょっと伝えていただけるとありがたいなと思ってお願いします。
僕の場合は海外に出たことで、意外と通用するなっていうのもわかったんですね。
やっぱり外にいることで、見えてくるんだよね。そうなんです。
やっぱり出ることによって、そういうモチベーションになったりとか、自分の動機になったりとか、きっかけになって、
私も本当に若いときにしたらいいと思うのは、いろんな人がいるので、自分が今正しいと思っていること、それはもちろん正しいこともあるんだけど、
ひょっとしたら恥ずかしいなと思うことが、向こうでは普通に言ってなんちゅうことないんですよね。
だからそういうふうに、いろんな自分の意見をどんどんどんどん言えるようになってくるし、それがやっぱり海外って身につけられる良い点じゃないかなと。
それから必ず向こうは、もうみんなこれこれについてっていう話になったときに、日本は自分が当てられるまで待ってるじゃないですか。
当たるな、当たるな、はいって言われる、待ってるじゃないですか。向こうはみんなはーいって出てあげるんですね。
だからそういう文化っていうのにはやっぱり馴染んでほしいな、親しんでほしいな。
そうすることにいろいろディベートの力であるとか、そういうことが身についていくんじゃないかなというふうに思います。
ぜひ若いうちに行くほうが、その技術を身につくんじゃないかなと思います。
やっぱり人と人との触れ合いっていうところなんじゃないかなと思うんですよね。
今やっぱり海外出た方がいいよとかっていう話があったりするんですけど、それって必ずしも海外で一生働くって話じゃないんですよね。
例えば今どんどん日本で少子化で人が足りなくなってっていうふうになってくると、
例えばギフトカーでもコンビニの店員さんで、ネパールの方だったりとか海外の方って増えてきてるじゃないですか。
ここから先により多くの人たちっていうのが、やっぱり日本に在住してたりとか、
あと皆さんが社会に出るときには必ずしも日本人だけのグループじゃなくて、
帰るわ、つなぎ変わってるわ、みたいな。君たち今つなぎ変わってる真っ最中なんで、ぜひ行ってくれよ。
チャンスを無駄にしたくないっていう気持ちは分かっちゃって、プレッシャーとかでなかなかとりあえずやってみる。
大事なんだけど、なかなか踏み出せないプレッシャーとかを感じちゃって、そういうことを感じるんですけど。
質問ありがとうございます。
あのですね、インドの会社の方に大体常時一人から二人、大学生のインターンの子とか受け入れたりとかしてるんですけど、
彼女とか彼らの話でもそうなんですけども、日本にいる子たちって、皆さんもそうだと思うんですけど、
その1、失敗しちゃいけないと思ってる。
おい、失敗しちゃいけないと思ってるだろ。
失敗怖い人。
ほとんど手挙がりましたね。
全員挙げてますね。
ちなみに、失敗したと思うじゃないですか。
誰もね、その失敗1ヶ月後を覚えてないんですよ。
じゃあ、例えば私が失敗しました。
でも、模木先生が1ヶ月後、あんな失敗しやがったって覚えてるかって言うと、
言われたら覚えてるかもしれないんですけど、そこまで気に留めます。
確かに忘れてることも多いよね。
やっぱり失敗しちゃいけないんじゃないかとか、あと失敗したらもう二度と立ち上がれないんじゃないかとか、
失敗ってものに対してすごく恐怖心があるっていうのは一つあるのかなと。
なるほど。これ、岐阜大学そこら辺は失敗させるっていうのは?
人生一回しかないんだから、こういうふうな形で。
いいか悪いか、それ後になってみないと分かんないけど、
やっぱり失敗を恐れると自分だけの世界になっちゃうので、どんどん突き進むっていうのはいいから。
しげたさんはなんで失敗を恐れない人になれたんですか?
そこ聞きたいですね。若い時からですか?
違います。別に失敗を恐れてないわけじゃないんですよ。それはもう、もちろん失敗したくないですよ。
失敗すると後でリカバリするのがもちろん大変だったりとか、思ったことと全然違うことが起きてしまったりとかっていうのはあるので、
極力失敗はしたくないんですけども、失敗しても人間残念ながら死なないんですよ。
なのでちょっとぐらい想定と違うことが起きるだけなんですよね。正直言うと。
もちろんプレッシャー感じたりとかすることもやっぱりありますし、嫌だなって思うこともあります。
時として面倒くさいからやめたっていうことももちろんあるし、逆に言うとプレッシャーをずっと感じ続けなければいいんだと思うんですよ。
プレッシャーを受けるって実は悪いことってみんな思ってると思うんですけど、ある程度のプレッシャーって自分が成長するためには必要だと思うんですよね。
なのでそのプレッシャーというものがダメなものっていうふうに考えるんじゃなくて、
いいプレッシャーだったらいいんじゃないのっていうふうにやっぱり考え方を変えてあげることとかっていうのは一個大事なのかなと。
あと自己肯定感って話なんですけど、やっぱり日本人って真面目すぎるんですよ。
そうですね。まず英語、実はインドに今14億人ぐらい人口いるんですけども、その中で英語をしゃべれる人たちっていうのは実は1億人いかないぐらいというふうに言われてます。
ただ色々インドの人に聞くと英語できますって回答する方いらっしゃるんですけど、じゃあどのレベルで英語ができるか。
これもまた一つ問題になるんですね。例えば自分の名前を英語で言えますとか、右左を英語で言えます。
このレベルって日本的に言うと英語話せるっていうところに入りますかね。
入ると思う人。入らないと思う人。ほとんど入りませんね。
それができたらみんなできることになっちゃいますもんね。
非常に自己肯定感が高い人たちでございまして、そういう意味では自分の名前を言えてちょっとした日常会話ができれば英語できるっていうふうに言っちゃう方とかも結構多いんですね。
だいぶ自信満々じゃないですかそれは。
自信満々ですね。
どうなんですか。名前喋ってるだけで英語できてるとか言ってるインド人って、自分英語喋れてないっていうことに直面してないとやっぱり成長はしないよねその後ね。
ちなみに名前を喋って俺は英語が喋ると言ったのはうちの運転手です。困ってます。
君はちなみにどんなバッターボックスに立ちたいの。何をしたい。宣言しちゃおうぜ今。
僕は英語教育の中で根拠がない自信を持って名前しか話せなくても英語を話せるんだっていうぐらい自信を持って話せるような英語教育ができればなっていうふうに思ってます。
できればいいじゃなくてやるんだよね。
やります。
やったー。
基本ってパーフェクション、完璧さを求めすぎだと思うんですよ。そうするとちょっとしたことでもこれできてないからちょっとダメなんじゃないかとかあれできてないからあんまり自慢しちゃいけないんじゃないかとかっていうようなところが出てくると思うんですけど
インド人たちって実は全然逆でパーフェクトなんてなかなかできないんだからとりあえずやってみればいいじゃんってそういう発想って非常に大きいんですよね。
だからどうせできないんだよ。だからやってみりゃいいんだよ。
お前だって俺は大谷翔平だとか言って大リーグのオールスター今言ったらお前ホームラン打てないだろあのスリーランみたいなの。
でもさ自信を、根拠を大事に持つってことは俺は大谷翔平だって言ってあそこのボックスに立っちゃうことなんだよ。
でもできないじゃん。そこまではワンセットだよ。
やってみりゃいいと思うんだよね。しけたさんも言ってたけどインド人で名前しか喋れないのに英語喋れるって言ってる人って結局通じてないんで失敗してるんですよ。
できないんだからじゃあちょっともう一回やってみようとかやり方変えてみようと言ってやるのが大事なこと。
やっぱりやってみればなんとかなるって確かにおっしゃる通りだと思います。
大体その英語ができないから英語ができないからっていうのが先進的なバリアになるんですね。