2024-12-31 20:40

#106 Ask Me Anything「世界で存在感を示す方法」

spotify apple_podcasts

第106回はリスナーからの質問に答える「Ask Me Anything」。今回は、NewsConnectや岐阜大学とのコラボイベントで寄せられた「世界で存在感を示す方法」についての質問に、レイ・イナモトが自分自身の経験を踏まえ、具体的にアドバイス。クリエイティブ思考を武器に21世紀を生き抜くヒントを紹介します。


◆「世界のクリエイティブ思考×NewsConnect」前編

https://open.spotify.com/episode/1nHQcrys4cl3kWaDAB5qkU


◆「世界のクリエイティブ思考×NewsConnect」後編

https://open.spotify.com/episode/6FZYSB3d0NJ7jvEV0EVpX5


◆「世界のクリエイティブ思考×岐阜大学 〜世界に翼を広げたら〜」前編

https://open.spotify.com/episode/5pTwA6aTJycjcKEUkikpCe


◆「世界のクリエイティブ思考×岐阜大学 〜世界に翼を広げたら〜」後編

https://open.spotify.com/episode/5BdnLv6xZDnYxOh7uU0enf


◆レイ・イナモト SNSアカウント

https://twitter.com/reiinamoto

https://www.instagram.com/reiinamoto_jp/


◆お便りやご感想はこちらまで!

https://airtable.com/shra6I39HB89bCR2U


See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.

サマリー

このエピソードでは、日本人が世界で存在感を示す方法を探求し、信頼の重要性や日本文化の認知の変化について語ります。また、他国のアイデアを改良する日本の特性についても議論します。日本文化の強さやブランド力が世界に評価される中、日本国内向けのサービスを海外に展開するための具体的なアドバイスが紹介されます。特に、現地に行くこと、言語の壁を克服すること、働き方の違いを理解することの重要性が強調されます。

世界での存在感を示す方法
This is Reina Moro's Podcast
世界のクリエイティブ思考
Hi everyone, this is Reina Moro
みなさんこんにちは、ニューヨークと東京、シンガポールを拠点にする
グローバルイノベーションファーム、I&CO、共同創業パートナーのレイ・イナモトです。
目まぐるしいスピードで世の中が変化する中、この番組は
日本人が世界で必要不可欠な存在となるためのヒントを探ります。
今回も前回に引き続き、Ask Me Anything、年末特別バージョンです。
今日もこの番組のプロデューサー、竹芽野由加さんと一緒にお届けします。
レイさん、よろしくお願いします。
いやー、2024年も本当に残りわずかとなってきましたが、
この1年振り返ってみていかがでしたか?
なんか毎年思うことなんですけども、いやー今年の1年は早かったなっていう印象が
毎年それがどんどんどんどんスピードアップしていて
もう年末なんだっていうのがまず1つ最初の感想。
なるほど。
で、2つ目はなんか今年は今までになかった年だったなっていうのを
毎年ここ数年、それこそパンデミックに始まって
こんなことって世の中起きるんだっていうことだったりとか
あと2年ぐらい前に出たチャットGBT、あれ2022年の11月だったと思うんですけども
それの時に世界に与えた衝撃だったりとか
全然良くないことですけども、その戦争が起きちゃったりとか
それに加えて僕が住んでいるアメリカでの大統領選だったりとか
本当その大統領選も途中で大きな変化があったりとかで
本当に毎年毎月、今までにこれってなかったよねっていうことが
もう本当しょっちゅう起こる目まぐるしい1年でした。
いやもう衝撃的なことが相次いで起こるというのが
毎年起こるっていうのは本当にすごいことですよね。
本当にそうです。
この番組でもいろいろ新たな挑戦ができて良かったですね。
イベントももちろんそうですが
今年もたくさんの素敵な世界のトップランナーの人にお話が伺えて
また来年もいろいろやりたいななんて夢が膨らみますよね。
そうですねこの番組もちょうど2年ちょいやってきてはいるんですが
ゲストの方もどんどんどんどん豪華な方に参加していただいたりとか
あとその大学に行ったりとか
他の番組とのコラボもたくさんやらせていただいたりとか
プラス我々の番組と別の番組でリアルでイベントをやらせていただいて
新しい形でのリスナーの皆さんとの接し方ができるようになって
だんだん世界が広がっていて非常に嬉しいです。
前回はイベントで寄せられた質問の中から
自分の殻を破る方法をテーマにお送りしました。
そして今回は世界で存在感を示す方法についてお答えしていこうと思います。
信頼の重要性
では早速行きましょう。
まず最初のご質問はこちらです。
ニュースコネクトと世界のクリエイティブ思考のイベントで
日本人は0から1が苦手でも9から12が得意だという話が
とても印象に残りました。
9から12にすることができる人の特徴というのは何ですか?
こんな質問をいただきました。
イベントでは日本人は0から1のような新たな製品や
アイデアを生み出すことが苦手でも
他の国の人が生み出した製品を改良して良くしたり
アイデアに磨きをかけるのが得意だというお話がありましたが
実際にどんなことを意識していれば
既存の製品やアイデアに磨きをかけることができると
レイさんお考えですか?
共通点はいかにその職業柄だったりとか
作っているものを提供しているものの違いはあると思うんですけども
9から12ができる人っていうのが意識しているのは
いかに相手の期待を超えるかという方だと思うんですね。
例えばちょっと違う軸で言うと
レストランって食べ物っていうハードなところもあれば
サービスっていうソフトなところもあるじゃないですか。
それで例えばお寿司っていうものも同じものを
お寿司って結構形が決まったものなので
そこまでバリエーションは他のものに比べてないと思うんですけども
やっぱり同じ土俵の中でも他よりも期待を超えている
お客さんの期待を超えているものを提供しているお店が
伸びていって残っていくと思うんですよね。
確かに。
で人気が出ると思うんですよね。
いや確かにそうですね。
だからいかにその相手の期待を超えるかっていうところを
意識しているかっていうのが大事なんじゃないかなと思います。
いや嬉しい驚きがあったらまた行こうって思いますもんね。
お店だったらね。
やっぱりその期待を超えてきたからですよね。
この9から12が得意だっていうのは
日本人そして日本企業のある意味
追い上げというか得意な領域だと思うんですよね。
20世紀の日本の成長を見ていると
他から来た例えば車がそれがすごくいい代表例だと思うんですけども
車ってそもそも日本で発明されたものではなくて
アメリカで発明されたものが日本に
トヨタさんをはじめ本田さんだったりとか
いろんな企業がその技術を磨いて
そしてまたそれを世界に売り出していったんですけど
車じゃなくてもこれからの日本のあり方
日本人のあり方仕事のあり方で
すごく大事になるなと思うのが信頼だと思うんですね。
いかに信頼される商品製品を提供することができるか
いかに信頼されるサービスを提供することができるかっていうのが
これからの時代すごく今まで以上に大事になってくると思います。
というのも今こうやってインターネットとか
ソーシャルメディアとかモバイルでもう瞬時に作ったもの
世の中に出したものお客様に出したものの評判っていうのが
ある人がこれってもうダメだよねっていうふうに
なんかレビューサイトとか出しちゃって
何らかのきっかけでそれが炎上とかしちゃうと
もう一瞬で信頼が崩れちゃうわけじゃないですか。
その日本の社会日本の教育って
間接的にも直接的にもその人の信頼ってことをすごく
同調っていう言葉もあるとこは思うんですけども
それ以上に信頼っていうところがすごく重要視されている社会で
それって日本人のこれからの武器の一つになると思うんですね。
だからもちろんその既存の製品とか
アイディアのどうやって仕上げるかっていうところも大事だと思うんですけども
その先にどうやってそれが信頼につながるのかってことを
意識するのは一つの大事なポイントなんじゃないかなと
この質問をいただいて思いました。
日本の文化の変化
信頼を築いていくっていうポイントで言うと
アイディア自体は真似されてしまうことがあると思うんですけども
お客さんとの関係の築き方とか製品の信頼性とかって
なかなかすぐには真似できないことだと思うので
そこを伸ばしていくっていうのはすごく
本当にその通りだなっていうふうに思いました。
では続いての質問に参りましょう。
続いてのご質問です。
昔は海外に受ける日本の文化って言うと
いかにも分かりやすいステレオタイプな日本という感じで
実際の日本よりもデフォルメされていましたが
今は変わってきましたか?
日本のコンテンツを海外に売り込むときに
こだわった方がいいポイントは何ですか?
いや確かに昔のアメリカ映画とか
ドラマに出てくる日本の文化って
日本人から見るとあれちょっとなんかおかしいなと
首をかしげるようなものも多くて
いやすごいデフォルメされてるなって感じることもありましたが
今はどうなんでしょうか?
すごく最近のデータなんですけど
あるリサーチ調査会社
Ipsosっていう会社がやっている指標で
Nations Brand Indexっていう指標があるんですね
それって2018年くらいから出してるんですけど
国のブランドの力を比べる指標なんですよ
初めて聞きました
僕もつい最近ここ数ヶ月
3、4ヶ月くらい前に知ったものなんですけど
もう10年以上調査されてるもので
だいたいアメリカとかドイツみたいな国が
トップ1、2を争っていたんですけど
2023年に初めて日本が
Nations国としてのブランドランキング
1番になったんですね
1番ですか?
1番になったんですよ
これって他の軸で言われて
GDPとはちょっと違って
GDPって国の生産性がどれくらいあるかっていう
経済面なところで
正直それは日本の力は下がってきてはいるんですね
正直断面なところ
アメリカが1番で中国が2番
2022年にドイツに抜かれて
日本が4番になっちゃったんですけど
日本のGDPは下がってるんですが
日本のブランドの力
世界におけるブランドの力っていうのは
実は上がっていると
それがありますね
その裏側には
まずさっき最初の質問でお答えした
信頼っていうところがあって
やっぱり日本製のものは質がいいっていう
いいものをちゃんと作ってきた日本人
そして日本文化、日本製品の信頼は
裏側にあったりとか
あとやっぱりそうですね
ここ20年か25年くらいの話があるんですけども
日本のコンテンツ
これは他のエピソードでも何回も話してることですけど
アニメとかゲームっていうものが世界に出て
そしてその20年くらい前から
例えば名指して言うと
ドラゴンボールとかポケモンっていうものが
ある程度日本のものっていうのは認識されながら
なおかつ英語でいろんなところで
世界中で広まってきていて
その人たちがその時子供だったのが
今20代、30代、40代の大人になって
僕が80年代、90年代に日本にいた時に
そういうものと育っていたように
海外の人たちが2000年代、2010年代に
その日本のコンテンツと一緒に育ってきているので
それに対する精神的なハードルもすごく下がっていて
普通にこう受けられてるっていう
いわゆるその80年代、90年代の
ステレオタイプな日本の描写が
だいぶ少なくなってきたと思うんですよね
それがあったりとか
あとこれはここ10年、15年くらいの話なんですけど
やっぱりそのソーシャルメディアのおかげで
日本語のコンテンツも自動翻訳とかで
だいぶ普通に海外に出回るようになって
文化の壁っていうのがすごくなくなってきているから
っていうのは
そこが一番大きな違いなんじゃないかなと思います
なるほど
この日本のコンテンツを海外に売り込む時に
こだわった方がいいポイントは
この時代になったらどんなことだと思いますか?
僕はですね
コンテンツの内容っていうか
そのコンテンツの中で売り出していく時の
内容のその描写しているものの
いかに質がいいかっていうことを
ハイライトするのは
一つ大きなポイントじゃないかなって思いますね
ある意味簡単に真似できないようなものを
作り続けるっていうことですかね
特にそのデジタルの世界だと
日本文化の強さとブランド力
真似ってことがすぐできちゃうじゃないですか
やっぱりその日本文化が
非常に大事にするっていうところは
なかなか他ではないカルチャーだと思うので
そこは一つ差別ポイントとして
ある意味ブランドジャパンっていうところが
特効している部分かなと思います
それこそ80年代90年代と
日本の大手の会社が
ちゃんと壊れない家電製品を作ったり
ちゃんと長く乗れる車を作ったり
そうしたところが
ちゃんと世界の人たちに評価されて
今の日本のブランド力があるっていうお話聞くと
同じ日本人として
すごいコツコツ真面目にやってよかった
みたいななんか嬉しい気持ちになりますね
本当そうだと思いますよ
だから我々の先祖の人たちが
先祖の人たちがって言うと
今なんか大げさな言い方もしないですけども
今まで培ってきてくれた文化だったりとか
企業だったりとか製品商品が
今我々のいる世界の中での
日本の立ち位置っていう
いわゆる弱くなっている部分もあるんですけども
他にはない強さは持っていると思う
海外展開に向けたアドバイス
ではそれを未来につなげていくためにも
質のいいコンテンツだったり
そういったものを作り続けないといけないですね
はい それは非常に重要なポイントかなとは思いますね
では続いてのご質問です
日本国内向けのサービスを
海外展開したいと考えた時に
どのようなことを意識すればいいですか?
日本はこれまで国内だけでも
ある程度の市場規模があって
内需だけでやってこれたビジネスって
たくさんあると思いますが
これからは人口もどんどん減っていきますし
海外に出ていくことで
活路を見出したいと思っている方多いと思うんですね
もちろんビジネスの種類によって
簡単に海外に出れるものと
なかなかそうじゃないものっていう違いはあると思いますが
レイさん このご質問について
何かアドバイスありますか?
この日本国内向けのサービスを
海外展開したいっていうのは
かなり多くの日本企業だったりとか
日本でビジネスされている方が
課題そして目標として持っていると思うんですね
実際に僕の仕事でも
そういう相談、間接的もしくは直接的にいただくんですけども
提供しているサービスの内容だったり
商品の内容にもよるんですけども
まず日本から海外を攻める際に
日本に拠点を残したままだと
かなり限界があると思うんですね
だから拠点を海外にまず移す
それは日本の拠点をなくすっていうんじゃなくて
そこから一番最初に始める必要があるんじゃないかなと思います
やっぱり日本起点で
そして日本を軸で物事を考えちゃうと
どうしてもそこから脱線ずに
日本で決定をするみたいなことになっちゃって
必死にならないですし
やっぱり現地に行かないと
これだけオンラインで情報とかが入ってくるんですが
でもやっぱり現地に行くと全然違うんですよね
なるほど
だからもし海外展開を本気に考えてらっしゃるんだったら
できれば社長の方
もしくはかなりトップの人が
海外に拠点を移して展開をし始める
それがまず一つ
で二つ目に
これが結構ハードルが高そうなんですけど
今どんどんどんどんだいぶ下がってると思うんですけども
やっぱり言語の壁っていうのは未だにあって
できればトップに近いレベル
もしくは経営陣に近いレベルで
英語も日本語も両党使いができる人を
キーパーソンとしておく
そして経営者もしくは経営に近い方も
できるだけ英語を頑張っていただく
結局やっぱり英語で交渉ができないと
負けちゃうんですよね
そのノーと言えない日本人ってふうになっちゃって
働き方の違いを理解する
だから別にそのノーを言えるようになるっていうことだって
目的じゃないと思うんですけども
ちゃんとその交渉ができるっていうのは
非常に重要かなと思います
だからそれもやっぱり海外に行っておかないと
その現地の状況がわからなかったりとかしないと
交渉の材料にはならないので
現地に行って現地の人たちと交渉ができる土台を作る
それが2つ目ですかね
で3つ目は日本人とアメリカ人の働き方が
全然違うことを認識する
あまりにも違って
そこで摩擦を感じる状況はよく見るので
うまくいかない理由の一つとして
やっぱり働き方があまりにも違う
例えばどんな摩擦が生じているんですか
まず日本ってやっぱりその組織が強い社会なので
上から言われたことは絶対的な状況はよくあると思うんですね
それで言うと海外で仕事をしてると
なぜこれやらなきゃいけないんだっていう質問から
よく聞かれてすぐやってくんないんですよね
だからその辺もちゃんとその上司だから
言ったことが全てっていうわけじゃないので
それを前提にして動かないと
日本のやり方は強くないですね
もうほんとやってくんないです
でもそういうことがわかってないで
海外行っちゃうと
あれなんでやってくれないんだろうみたいな
もう一体何が起こってるんだみたいなこと
だからそのご質問のところに戻すと
日本国内向けのサービスを海外展開した時に
まずは現地に行くっていうのが一つ
二つ目に交渉できる土台を作る
三つ目に働き方の違いを認識するっていう
そこじゃないですかね
さてここまでお送りできました
霊名本の世界のクリエイティブ思考
今回は世界で存在感を示す方法について
三つのご質問にお答えしました
日本のブランドが世界で
こんなにも評価されてるっていうのを
霊さんのお話の中から聞いて
ちょっとやる気がより出てきた
っていう方も多かったんじゃないかなと思います
ちょうどすごくタイミング的に
いい時期かなとは思って
今日の話の中でも
日本というブランドが世界で
どれだけ認められてるかっていうのも
その日本人が言ってるだけじゃなくて
世界でそういう見方をされたりとか
これだけインターネットとか
ソーシャルメディアが発達して
なおかつAIによって言葉の壁も
今後ほとんどどんどんなくなっていくと思うんですよね
そうですね
あと数ヶ月前だったと思うんですけども
メタ社が発表したのが
そのインスタのコンテンツも
自分の母国語で話したものも
自動に自分の声を真似て
英語にしてくれるっていう機能が
今もう現実的に可能になっているので
そういうことを考えると
世界を意識して
日本の国の壁を越境して
世界を意識すると
可能性が10倍20倍じゃなくて
下手したら100倍ぐらいになると思うんで
それはなんか僕のキャリアを
積み始めた時代にはなかったことなので
すごく見方によっては
ある意味すごく明るい未来なんじゃないかなと思います
いろんなアイデアが広がりますよね
本当にアイディアありき
そして我々日本人が得意とする
その質へのこだわりだったりとか
9から12のところを磨いていけば
今まであった壁は
だいぶなくなってきてるんじゃないかなと思います
次回は注目のクリエイティブをお届けします
ぜひお楽しみに
世界のクリエイティブ志向
お相手は霊名本堂
竹村由紀子でした
デジタルガレージは危険な海に
最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを
創業以来大事にし続けています
これからくるWeb3
オープンソース時代を見据えた
テクノロジーで新たなビジネスを
生み出す仲間を募集しています
番組詳細欄にあるリンクより
ぜひご覧ください
20:40

コメント

スクロール