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2024-10-13 32:06

EP043『組織パターン』PART4

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『組織パターン』の中から、『第4章 組織デザインパターン」の感想を話しました。


## 取り上げた本

⁠『組織パターン チームの成長によりアジャイルソフトウェア開発の変革を促す』⁠ James O. Coplien, Neil B. Harriosn 翔泳社 2013年


## 言及した本・スライド・サイト

https://gennei.notion.site/EP043-PART4-11dc645d491180759a31e9f2f31f91fa

サマリー

組織パターンに関するエピソードでは、チームビルディングやダイナミクスについて考察が行われ、スカンクワークスの概念が紹介されます。さらに、自分たちで選んだチームがもたらす多様性と創造性の重要性にも触れられています。エピソードでは、賢い愚者と門番という組織パターンについて深く掘り下げ、チーム内での情報の流れやコミュニケーションの重要性が強調されます。また、組織文化を育む中で、賢い愚者の役割を果たすことでチームがより効果的に機能する可能性についても語られています。このエピソードでは、ロールプレイの重要性とそれを通じて得られる学びが語られ、組織のスタイルや行動に関するパターン言語も紹介されています。

チームダイナミクスの重要性
きんじょうひでき
じゃあ、いきますか。4.2.11。一瞬、門番、4.2.10の門番の写真だけめっちゃかわいいんで見といてもらって。
げんえい
はい、わかりました。これが門番か。なるほど。
きんじょうひでき
これくそかわいい。じゃあ、4.2.11。
げんえい
これは、組織を細かくするみたいな話とか、少人数入り抜きのチームが必要になって、
その時のチームメンバーってどうやって決めればいいですか?みたいなところで、チームのダイナミクスは任命されたメンバーで構成されている場合に最も低くなるっていうのがあって、
外側の人が、じゃあ君と君と君はこっちで、みたいな。やるとあんまりいいチームにはならないから、自分たちでメンバーを選んで熱心なチームを作って、
きんじょうひでき
日本一を目指そうで、みたいな感じで人を選んでいくとすごくいいよっていう話ですね。
ダイナミクスって言ってるのは、なんか躍動感とか底力みたいな、そういう意味合いですかね。
げんえい
相互作用みたいなところはきっと含まれてるんだろうなとか、要は1たす1が単純に、1たす1が3にも4にもなると言うけど本当になるのかみたいなのも一旦ありますけど。
きんじょうひでき
まあまあ少なくともね、1たす1が0.3とかにはならないようにするみたいな。
げんえい
そうそうそう。その人が一人でいても生まれなかったようなことが、いろんな人がいることによって期待値以上のものが出てくるぐらいな、そういうことだと思うんですけど。
でまあこれとかも、トム・デ・マルコの本とかでも、やる気こそが成功の秘訣みたいなところで。
そのやる気って別にやる気があるなしの一次元的な話ってよりも、多分どういうメンバーとだったら一緒にやっていけるかとか、そういうところもあると思うので。
自分たちで選んだチームっていうのはわがままではないけども、こういう人と働きたいって決めたんだからきっと効果が出るんだろうな、みたいなところはありそうだよね、みたいな気持ちにはなりますね。
きんじょうひでき
そうですね、そうですね。
げんえい
そうすると多分チームに採用権限とか人事権みたいなものが異常しないといけないんだろうなっていうのが思ったりするんですけど、まあそれって結構なかなか、そうすると人件費だったりとかお金のことまで考えましょうね、みたいなことになって結構大変だなって思ったりとかもしたりするんですけど、やっぱそうやってチームでやろうと思ったら大変ですよね。
きんじょうひでき
大変だし、あんまり現実的でもない、自分がここにいることに対して納得感を持てるようにするみたいなチームビルディングとかのタイミングで、なんかそういう納得感というか帰属意識とか自己同位置かっていうとあれか、何でしたっけ、まあ本当にアイデンティティみたいなもの、チームに対するアイデンティティみたいなものを自分で感じられるかっていうところが大事なのかなっていう気がするし、
あとあれですよね、なんかちょっと話ずれるかもしれないんですけど、ビジョンミッションとかやってることやり方、すべてのレイヤーにおいて投函できると、なるほど俺はここでもっと働きたいなってなると思うんですけど、なんか今源永さんの言ってた採用とか人事権みたいな話を聞いてて、
と思ったのが、会社組織って入ってくる時は自分で選んで入っているのに、入ってみると従来エンゲージメントをもっと高めるんやみたいな、選ばれた側がいろいろ頑張るじゃないですか、あれはおかしな話だなと思ったりしたんですけど、綺麗こと言ってるなっていうのはめっちゃわかるんですけど
げんえい
よくあるのは外から見るとキラキラして見えていて、入ってみると思ったよりなんか違ったなってなってモチベーションがグッと下がって、その後やりがいみたいなものにつけてまた戻ってくる、もしくは見つからずにそのままフェードアウトしていくみたいな、往々にしてよくあるような、みたいな気はしますね
きんじょうひでき
そうですね、そうか、それで言うとチームぐらいの小さいサイズだったら自分たち色に染めてやるぜ、みたいなことができると思うので、チームっていうのがありきで自分が選んだっていうベクトルもあるかもしれないし、このチームが自分のチーム、自分の欲したチームっていうのにしてもらうためにそれぞれ皆さんにどう頑張ってもらうかみたいなデザインっていうのを受け入れる側の目線で言うとできそうだなぁとか思ったりとか、
逆に入っていく側の目線で言うといかにして俺がやりやすいようにこのチーム良くしていくか作っていくかみたいなこともあるだろうし、校舎の方が現実的だし現実的な気はするんですよね
げんえい
そうですね、あと会社とかチームとかも組織規模が結構いろいろまちまちだと思うので、今言われながらG社を想像しながら、そうで多分世の中にもっとでかい組織があって社内広報とか出てたりするわけじゃないですか、そうなるとある程度の同じ会社だっていうところで見通しが立ちやすい、転職して入ってくるよりは少なくとももうちょっと情報にアクセスできたりとかメンバーにアクセスができたりとかする中でチームを移るとかと、
いうパターンもあるだろうし、逆に言うと社内で仲良くなった人を自分のチームに引き入れるとかもあったりするんだろうなと思うと、いろんなパターンありそうだなって思ったりもしました。
きんじょうひでき
そうですね、多席的じゃなくてオーナーシップを持つんや、みたいな話になっちゃうなと思うんですけど、オーナーシップを持たせられるような育ませるような状態っていうのはやっぱり最高だと思ってて、自己管理型の組織ってそういうもんだと思うんで。
げんえい
そうですね、そうですね。
きんじょうひでき
だから自分たちで選んだチームっていうのはよそるにそれをやりたいんですねみたいな気がしますよね。
げんえい
いやーそこまでできるとね、いいなって結構自分は思っちゃうタイプなので。
きんじょうひでき
皆さんがやりたくないことは何ですかって言って、バーって20個30個ぐらい書き出させて、よしじゃあうちのチームはそれ全部やめましょう、やらないで良くするぐらいの努力をしましょうみたいなことを言うとチームリーディングがうまくいく感じがありますね。
げんえい
あとはちょっとこの章で最後触れられている一つ注意としては、友人同士で集まった配達的なグループは自分たちの観点でチームを作ってしまうかもしれず、他の人のスキルを活かせなくなってしまうかもしれないっていう話があってて、
だからさっきのちょうど今言ってくれたやりたくないことみたいなのあげてってやると、会社の向いている方向と全然違う方向に行っちゃったりとかもするかもしれないので、そういう注意が必要だよねみたいなことが書かれてましたね。
スカンクワークスの概念
きんじょうひでき
多様性みたいなところがね、触れられてますもんね、別のパターンとして。
げんえい
そうですね、そうですね。
きんじょうひでき
っていう感じでじゃあ次のパターンいきますか。
自分たちで選んだチームからつながっているのは、多様な集団目的の統一、スカンクワークスあたりに行ってますね。
これスカンクワークスってデマルコの話でも出てきましたよね、確か。
げんえい
出てきましたね。
きんじょうひでき
ピープルウェアか。
げんえい
まあスカンクワークスは本当有名な話っていうことなんですかね。
きんじょうひでき
ですかね、僕はこの本で初めて言葉を聞いて、えーって思った程度だったんですけど。
げんえい
自分はトムデマルコが初でしたね。
まあだからトムデマルコとかコピーとかこの辺の人たちはよくその話題をしていたということなのかな。
単純に近しい関係であっただけ。
きんじょうひでき
それかトムデマルコの本読んで、えー素敵って思ってパターンを書いた人がいるかもしれないんで。
げんえい
まあ確かに。
きんじょうひでき
これはでもどういうことですかね、スカンクワークスは。
げんえい
スカンクワークスは。
きんじょうひでき
まあ組織とかプロダクトが成熟していくとあんまりオリャーって面白いこと新しいこと、
トッピーなこと、イノベーティブなことをやれる余地っていうのが少なくなってくる。
保守的になってくるみたいな背景コンテキストに対してどうするかっていうと、
コストの限られたスカンクワークスを結成しよう。
自分たちで選んだチーム形式が良い。
そしてプロジェクトでの開発という制約がかからないところでアイデアを開発し、アイデアに対する自信を育てよう。
スカンクワークスを手掛ける組織にはアイデアに対するクレジットの所有権を与えようって書いてあって。
だからスカンクワークスが何なんだよって話を聞きたいんですよね。
げんえい
これは元々スカンクワークスっていうのはロッキード社の一部門の通称だったって書いてあって、
その部門が特殊な開発チームっていうロッキード社ではそうだったんだけど、
それが転じて世の中的に秘密の開発部門みたいな立ち位置としてスカンクワークスっていう風に呼ばれるようになったっていう風に書いてありますね。
きんじょうひでき
だからあれですよね、グーグルとかはてながラボって言ってやってるような感じだったりだとか。
げんえい
やる気のある人を集めて制約をかからないようにして新規開発とかR&Dっていうのかわかんないですけど、
新しいイノベーションを起こすようなものを勝手にやる気のある人に任せておこうみたいな、そういうような感じですね。
きんじょうひでき
売上とかグロースとか気にする必要があるメインラインの組織とは区別して、ある程度保護してあげるみたいな感じですかね。
プロトタイプを構築せよとは少し違うよっていう風に書いてあるのは、
スカンクワークスプロジェクトはプロトタイピングを一切行わずにそれをマーケットに出したりするかもしれないって書いてますね。
だからより自由というか。
げんえい
そうですね、たぶん承認不漏とかも違う状態にしておくみたいな、そういう感じにはあるんだろうなっていう。
世の中的にスカンクワークスなチーム、社内ベンチャーとかってそういう立ち位置なんですかねみたいな。
きんじょうひでき
社内ベンチャーとかラボみたいな形式、呼び方されてるイメージがありますよね。
げんえい
それでいくと、やっぱりGoogleとかのイメージで、ナイアンテック、ポケモンGOとかイングレスとか、
あれもたぶんもともとはGoogleマップスを作ってたチームにいたジョン・ハイケっていう人が、
Googleマップだいぶやったからちょっと違うことやりたいんだよねって言って立ち上げて、
あれはGoogleが出資してできた会社だったりするんで、ほぼ社内ベンチャーみたいな感じで、
Googleのプロダクトとは別で聞かせてやっていくっていう風になって気づいたら、
世界中であんなに大流行りするようなゲームが出来上がったみたいな、そんな感じだったりしますね。
きんじょうひでき
これだからスカンクワークスは本当に社内で結構経営判断よりというか、予算、人件費だけじゃなくてね、
もろもろの予算とか、出口戦略じゃないですけど、何かできた時にそれどういう判断するかみたいな、
承認不労、承認不労、判定不労みたいなところも込みでやる感じがあるので、
げんえい
だいぶ強い意思決定が必要そうですよね。
きんじょうひでき
しかもここで生き残れるぐらいの人を利益生まないかもしれないところに配属するってなると思うので、
ある程度余裕がないとできない気がするし、ただそういうやり方してるから余裕がないんでしょみたいな気もするし、
大変ですねっていう気持ちになりますね。
げんえい
たぶんこれ実際現実的にやるのは優秀だけど何かやらかしちゃった人を隔離して、隔離した先で実は一発当てるみたいな、
そういうシナリオの方が全然ありそうだなってちょっと思ったりしましたね。
ちょっとこれ社内ベンチャーとは違うんですけど、好きな漫画でトリリオンゲームっていうのがあって、
開発とイノベーションの自由
げんえい
トリリオンゲームっていうのはスタートアップを作って、時価総額トリリオンっていくらだ?何兆円という規模を狙いましょうみたいな、
そういう漫画なんですけど、その漫画の中でソーシャルゲームの会社で能力ある人がくすぶっていて、
その人を引き抜いてそのトリリオンを目指しているゲームの会社にそういう人を連れてくるみたいな話があって、
それは別の会社で引き抜いていろいろやってるからちょっと話は違うんだけども、
能力ある人がくすぶっているところを開花させるために秘密裏にそういうチームを作って一発当てるみたいな、
そういうイメージは結構スカンクワークスっていうのを聞いて思ったりはしましたね。
実際なんかこの中でも上位の経営人や資金提供者たちの詮索に邪魔されないようにする。
実際スカンクワークスの存在自体を秘密にするべきなのだみたいな話が139ページにも書いてあって、
勝手にコソコソやって実はこんなことやってましたって後から出すみたいな、
まあなんかそういう感じなんだなとか思ったりとか。
きんじょうひでき
これなぁ、いやすごいですよね。
げんえい
そんなんできないよ。
きんじょうひでき
できないよなぁ。評価とか通せる気がしないもんなコソコソやってて。
Aっていう評価根気つけてるけど目立った成果なくないですかって言われて。
いやー何してたんですかねーみたいな。
げんえい
それぐらい規模がでかい会社でわかんねーみたいなこととか、
あとはもしかしたら失敗した場合のリスクみたいなところとトレードになってるんで、
あなた一発当てないと評価がつかないですよみたいな。
なんか事前にそういう合意形成みたいのはしてるのかもしれないですね。
こういう場合は。
当たるとすごく大きいけど当たる確率ってのはすごく低い博打をやりますかやりませんかみたいな。
そういう感じかな。
きんじょうひでき
なるほどそういうレベルなんか本当に社内ベンチャーというか社内ステルスベンチャーみたいな感じですね。
げんえい
そうそうそう。
実際140ページとかも失敗した場合でもリスクを負っている人の最低限の安全を保証できる。
しかしこういうリスクを負っている人はもっとリスクの低いベンチャーで成功した人と同じ水準の報酬は保証されないみたいなのがあって。
だからまあベンチャーほどの一発当てる成功報酬をもらえるわけではないけども、
その分ちょっとある程度いきなりクビになるみたいな。
そういうことにはなってないみたいなそういう状態っぽいですね。
賢い愚者の重要性
げんえい
である種成功するためにはプロスタイピングとか言ってないでもうマーケットに出すぞみたいな勢いでやってくるかもしれない。
きんじょうひでき
ああそうかそういうことかプロトタイプ構築性とは違っているのか。
げんえい
そうだと思いますね。
多分もうマーケットに出して当たらないとダメなんだみたいなそれぐらいの温度感っていうことだと思いますね。
きんじょうひでき
でまだこそんなに強気のテンションで言ってましたっけ?
覚えてそうな気分だよなそしたら。
まあちょっと読み返しますかハートで。
げんえい
うーん。
でもまあこれでイノベーションのジレンマみたいなものを回避しましょうみたいな。
きんじょうひでき
そうですね。
げんえい
クリステン星の著作まで引っ張ってきて書いてるのでそういう意図が結構ありそうだなっていう気がしますね。
そうですね。
きんじょうひでき
あとなんかあれですね両機器の経営とかでも似たような話をしてた気がするな。
げんえい
読んでないんだよな。
きんじょうひでき
あれですね前職で社長にワンオワンでおすすめの本とかありますかって言われて2冊紹介されてその次の回までに2冊とも読んだんですけど一切話題出てこなくて笑ってましたね。
まあまあいいかと思ったんですけど別に面白かったし。
げんえい
そういうこともありますよね。
きんじょうひでき
別のパターンいきますか。
げんえい
門番が割とコメントがついてるのと賢い愚者が2人ともコメントしてますね。
きんじょうひでき
門番…門番写真がかわいいで。
げんえい
写真がかわいい。
きんじょうひでき
門番人気者防火壁あたりが多分東大的なパターンですが賢い愚者いきますか。
もうちょっと名前だけ出したんでちらっと概要だけ触れておくとチームのメンバーがいろんなところと直でやり取りするとなんかぐちゃぐちゃになるから取りまとめ役チームの内外をつなげるインターフェース的に1人立てて集約しておくといいよねみたいな話ですね。
げんえい
窓口は一つにみたいな感じですね。
きんじょうひでき
そうですね。中から外に情報を出すにしても外から中に伝えるにしてもある程度コンテキストの合わせで翻訳してちゃんと相手に伝わりやすくするみたいなところもやってこうなー的なことが書いてますね。
げんえい
やったことあるなーみたいなことを実践したことあるなーみたいなことを思いながら。
きんじょうひでき
これじゃあ愚者いきますか。
いきますか。
賢い愚者ですね。愚者って言うとなんかタラとかの…
げんえい
賢い愚者っていうのはある程度チームが確立され機能しててって言った時にいろんな難題に立ち向かい続けて判断迫られますよって言って
人間同士のダイナミックスは時に良いアイデアを口にしたり悪いアイデアを取り除いたりすることの妨げになるっていうことがコンテキストとしてあって
いい関係ができてくるとそれを壊さないようにしたくなりますよね。
で、そうなること、本当は言うべきことが言えなくなったりとかしてしまったりするんで、こういう賢い愚者っていうパターンを使ってチームの誰も触れないような話題に触れていきましょう。
そういうようなパターンですね。
きんじょうひでき
賢い愚者というロールを育てて不快な真実を口にしても罰を受けずにいられるようにしようって書いてますけど。
育てられるロールなんですか?何をすれば成立させられるんだろう?
げんえい
金城さんが書いてくれてるゾウ死んだ魚王みたいなのをチームで取り組むとこういうことをやっても大丈夫なんだなみたいな。
人を育てるっていうかチームのカルチャーみたいなところを育てていくみたいな風に読み換えれば育てられるかもなみたいなちょっと思いましたね。
きんじょうひでき
ロールって言ってるのが誰か一人に割り付けたラベルみたいな意味での役割っていうよりかはその集団、組織の風土みたいな感じがしますよね。
げんえい
そうですね。今日はあなたは賢い愚者ロールを演じてくださいみたいな、そういうことかなって思いましたね。
演じにやってるロールとかって突然じゃああなた今日からPMになってくださいみたいなことってないと思うんですけど、
当番制みたいなものに近いような意味でのロールなのかなみたいな。
じゃあ今月はあなたで次の月は誰々さんでみたいにして育てていくっていう感じになるのかな。
実際やろうと思ったらってちょっと思いましたね。
きんじょうひでき
賢い愚者も指名されるのではなく勝手に現れるのだって書いてますね。
すごいな。
言いにくいクリティカルなことなんだ。正論みたいなことを言う人。
それやったらパフォーマンスめっちゃ落ちるんじゃないすかとか。
ユーザーは別にその使い方はしなくないすかみたいなことを言ってくれる人っていうイメージですよね。
そうですね。
でもめっちゃいいな。賢い愚者は正当な質問をすることと絶えず不平を言うことの違いを理解している必要がある。
自分がコントロールしていないことについての質問は愚痴と解釈されることも多い。
ロールの育成とコミュニケーション
きんじょうひでき
こうした質問を投げかけすぎるとすぐに賢い愚者が愚痴を言う人だとみんなから思われてしまうっていう風に書いてあって。
いいですね。
いいですね。
げんえい
ちゃんとそこの区別があるのはいいですね。
きんじょうひでき
賢い愚者は愚か者なんですか?
言わなくてもいい。
げんえい
ピエロって感じはするなって思いながら。
きんじょうひでき
そうですね。
あと本の中のユーだと裸の王様で王様服着てないじゃんって指摘した少年みたいな。
げんえい
これをロールを育てるってどうやったらできるんだろうとか指名されなくても勝手に現れるっていうのは結構難しいことですよね。
きんじょうひでき
難しいですよね。
げんえい
金城さんってちなみにミーティングとか振り返りとか何でもいいんですけどそういう時に自分はこう思ってるけどあえて知らないふりしてみんなに質問投げかけたりとか誰も触れない話題についてあえて触れてみるとかって結構やったりします?
きんじょうひでき
両方やりますけどね。
知らないふりをしてみたいなのはやることが多いとしたら自分以外の誰か他の人AさんとBさんとか同じ部署の人と隣の部の人が喋ってる時にリアクション見る限りあんまり理解できてないでなんか想像しているぞみたいな空気感じた時に
ここの話をもう一回聞いていいですかとか前言ってたこれと今言ってるこれって要するに同じですかみたいなことを聞いたりとかでましたし
言いづらいこと言うみたいなのはゴストモーテムとか絶対言わなきゃならんやろっていうみたいな場面とかあと役職が自分より上の人しかいなくて非常に気楽な場面とかめっちゃいや今その話いらなくないですかぐらいの感じでバーって言うみたいな
げんえい
相手に合わせますよ相手に合わせるって言葉選んでますけどやる気がある時はやるって感じです
きんじょうひでき
これが賢い愚者ってことなんですかねそういう立ち回りが賢い愚者なのかななんかあれなんですよねマネージャーミーティングマネージャーとか執行役員しかいないようなミーティングだと前職とか
だと割と自分が年齢的に若いので年下ムーブ噛ませるわけですよねだからあなたの生産性ってなんか何も生産してなくないですかみたいなことを言ってもいいじゃないですかスイッコなのでとかはねやってましたけど
ただあんまりこうロールとして育てられるかっていうと当然ねあの本当に心理的な安全な場を保てるようにするとかっていう工夫はあると思うんですけど賢い愚者というロールを育ててっていうのは意図的に働きかけるピンポイントで賢い愚者っていうロールを育てるっていうのは結構大変そうというかイメージがついてない感じがしていて
育てるっていうか本当に自然に現れるようにそのぐらいの土壌を耕しておくぐらいの話になりそうだなっていう認識ではいますね個人的には
げんえい
そうですねまあいるメンバーによって周りを首振りが上手な人とかじゃないとちょっと大変そうだったりとか
きんじょうひでき
首振りサッカー用語の
げんえい
周りをねやっぱ見て今どういう状況で今自分がこのパスを出したら受け取ってくれるかなみたいな人がいるかどうかとかもありますからね
きんじょうひでき
多分あそこの空間空いてるから走り込んでくれるだろうなみたいな
げんえい
そうそうそう
ってなるとやっぱなんか育てるみたいなちょっと難しそうな気がしますよね
きんじょうひでき
難しいですねただこのパターンランゲージでいうと組織をいかに強くしていくかみたいなところなので賢い愚者って呼ばれるようなロール存在感っていうのが必要なのはめちゃくちゃ分かるのは分かりますねそこはめちゃくちゃ納得するなみたいな
げんえい
ちょっと近いというかちょっと違うんですけどフェアレスチェンジって本に反対意見をいつも言う
ここで言うともしかしたらこの愚痴を言っている人に近いかもしれないですけど言う人がいるから
じゃああなたは反対意見を常に批判的な意見をする人ですみたいなポジションを与えてつまりミーティングの邪魔になってる人に対して役割を与えてあなたはそういうようなことをやる人ですよみたいな
フリというか帽子をかぶせてあげてそういうふうに発言させるみたいな話があったような気がして
なんかそういうふうなことをやればちょっと育てられる気はもしかしたらするかもしれない
あなたはこのミーティングの場において今日はピエロのお面をつけてしゃべってくださいと
でちょっとみんなが言いにくそうにしていることを言ってくださいみたいなそういうロールを最初はあえて与えて発言をしていくと
もしかしたら育ててだんだんとそういう振る舞いっていうのありなんだみたいなことがチームに浸透して
その結果言いにくいようなことを言う人が自然と現れてくるみたいな
なんかそういうようなことはできるかもしれない
きんじょうひでき
うまくいくかとかちょっと微妙
ドキッとするようなことで
言う方ももちろん怒涛というか緊張すると思うんですけど
言われた人があたふたしないでしっかり受け止めるみたいなところ
結構訓練というか準備必要だなと思ってそういう意味では
あるいは帽子かぶせてというかロールプレイ的にやってみるのは非常に
ワクチンみたいな感じで
少しずつ鳴らすみたいな感じがあるかもしれない
怖いこととか重大なことが発言されたのかどうかって
げんえい
結構周りのリアクションが決めるところあるなっていう気もしてて
きんじょうひでき
さらっと流してたら別にそのぐらい大丈夫な雰囲気なんだなとか
気にしなくていいのかってなるかもしれないんですけど
ふわっといったことで周りがめちゃくちゃ緊張感知ってる
症状固まってるような雰囲気になっちゃうと
非常に重大なインシデントになるじゃないですか
みたいなのはあると思うので少しずつ設定された
作られた場の中で今からドキッとすることを
Aさんは言う人ですとかめっちゃ反対する人ですみたいな感じで
げんえい
やるといいかもしれないですね
ロールプレイの重要性
きんじょうひでき
それやるんだったら多分あれは必要だと思いますね
終わった時に辛い役目をやってくれてありがとうございましたって
みんなでちゃんと祝福してあげる
帰っておいでっていうセレモニーをやるのは非常に大事ですね
げんえい
そうですねそうですね
ちゃんとここからこの間はロールプレイだったっていうことに
ちゃんと開始と終了と区切りをつけてあげるっていうのは大事ですよね
きんじょうひでき
一回臨床心理学系とかやってる大学の社会人講座で
扱ったワークでロールプレイみたいなのあったんですけど
状況設定で僕がすごい同じグループの人に対して
すごい反抗的で抵抗してるみたいな役割で
多分30分弱ぐらいだったんですけどやってて
その間だけで僕は作られた役割被せられた役割を演じてただけなので
その役割だなフィクションだなっていうのを分かりながら
すごい悪口とか嫌味とか言ってたんですけど
終わったタイミングで本当にその人嫌いになりかけてたんで
怖いと思ってロールプレイはちゃんと現実と非現実の戻ってくるきっかけっていうのを
げんえい
作ってあげることが大事ですよっていうのを大学の先生に習いましたねそこで
組織のパターン言語
げんえい
再現性のあるかないかで騒がれてる実験みたいな感じがすごくしますね
本当に再現するかどうかはいろいろあるかもしれないけども
ある程度ロールプレイやるとやっぱ没入していくと思うので真面目にやると
演劇の人とかでも結構役になりきって何ヶ月と一緒にやっていくと
本当に家族みたいに家族の役割を作品の中でやると
本当に家族のようなみたいな言い方ってよくするので
やっぱ結構ロールプレイやる上ではそういうのは大事ですよね
最後ここで終わりですよっていうことを明示してあげる
きんじょうひでき
そう思いますね
げんえい
映画の脚本とかでもなんかそういうのあって
乗り物パニックムービーみたいなのって型が決まっていてやりやすくて
その型の最初がまず乗り物に乗るっていう
乗らないとパニック起きてもしょうがないんで
乗った以上はやっぱ最後は降りて終わるっていうところになってないと
作品として追妻が合ってないっていうのももちろんあるんですけど
乗った以上やっぱ降りて観客が劇場に入って出ていくってこと自体も
ある種その始まりと終わりに対応してるというか
みたいなことをそれこそカウンセラーの資格みたいなのを取った脚本館の人が脚本分析で
そういう話をしてました
きんじょうひでき
オンとオフになるきっかけみたいなのを作るみたいなやつですよね
帽子なんだシックスアートシンキングとか振り返りとかでもありますけど
帽子をかぶる帽子を脱ぐみたいな実際やってるわけでもだいぶ
心理的な意味は変わってくるとか言われるらしいので
だからそういう安全保障した上で賢い愚者っていうのを少しずつ
人工的に教育していくのはできるのかもしれないですね
げんえい
そう考えるとゾウ死んだ魚を取って養うできてるなって思ったりとか
もちろんそれができるっていうのはチームの状態がいいっていうことが
ある程度前提にあるってことだと思うんですけど
あとあれか社に構える構えない振り返りとか
きんじょうひでき
元の記事がめちゃくちゃ好きなんでいいですよね
げんえい
後でそれショートノートに貼っておきたいですね
というわけでだいぶ喋ってきたんですが
きんじょうひでき
喋りましたねこれは2発したとて配信がすごいことになるぞ
げんえい
大丈夫ですかなんか言中し忘れたやつとか
もうだいぶ喋ったからいいかなと思いながら
本当はもっと喋りたいけど喋りたいのはあるんです
きんじょうひでき
まだ半分ありますしね
げんえい
トラックナンバーほどほどにとかね
結構これも喋りたいなと思ったりとかしてるんですけど
きんじょうひでき
これ以上喋ってると多分我々の体力も持たなきゃなってくるので
あとノーションでどっちもコメント入れてないから
入れてないですけど作業が内側に流れる4-1-18とか
結構重要だし典型的というか特徴的なパターンだなとか思いながら
難しいんだよなとか思いながら
げんえい
そうですね開発者がプロセスをコントロールするって
その内側に流れるの1個前のやつとかも好きで
喋りたいなと思ってたりするんですけど
その辺はまたオフラインのカンファレンスとかで
読んだっていう人がいたら一緒に喋りましょうみたいなところとかで
きんじょうひでき
ここら辺は今の時代だとか
特にスクラム使ってるようなチームだと
少しまた見え方違うかもなと思ったりとかしてましたけど
終わりにしますか
げんえい
終わりにしますか
きんじょうひでき
次回が後半ですね
げんえい
組織のスタイルのためのパターン言語
きんじょうひでき
人と行動のためのパターン言語ですね
やっぱりな
げんえい
いい本じゃないですかこれ
めちゃくちゃいい本ですよ
きんじょうひでき
ですよね
もっと迂闊に読んでもらいたいんだよな色んな人
怖くない本なので
これ聞いている方でまだ未読の方いらっしゃったら
ぜひ予選するんで
目をつぶって買っていただければなと思うところですね
げんえい
1パターンあたりで終わったらめちゃくちゃ安いんで
きんじょうひでき
じゃあ終わりにしますか
今週も放送をお聞きいただきありがとうございます
ではまた次回さよなら
げんえい
さよなら
32:06

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