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2025-05-26 29:20

EP100 ワインバーグのシステム洞察法 PART1

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## とりあげた本

『ワインバーグのシステム洞察法 ソフトウェア文化を創る〈2〉』G.M.ワインバーグ 共立出版 1996


## mixi2

https://mixi.social/communities/513e0bc9-582b-4962-a9c1-c5c076175e08/about


## ShowNote

https://gennei.notion.site/EP100-2-1fec645d4911807a81e9ff2e0ca782e8

サマリー

このエピソードでは、ワインバーグの著書「クオリティソフトウェアマネジメントボリューム2」に基づき、ソフトウェア文化の理解や洞察の重要性が語られています。特に、「サティアの交流モデル」を用いて情報の取り込みから反応に至るプロセスが解説され、システム思考法と観察的アプローチの関係が掘り下げられています。EP100では、ワインバーグのシステム洞察法を通じてデータと情報、取り込みの重要性が探られています。また、ビット1の例え話を用いて観察や計測の影響が考察されています。このエピソードでは、CPUの使用率に関するデータ解釈の困難さと、それが引き起こす誤った対応について議論されます。また、観察とその解釈の重要性、さらに組織文化のパターンが影響する思考法についても考察されています。

00:06
スピーカー 1
こんにちは、readlinefmです。readlinefmは、うんのくが趣味の二人が、何かの本を読んだ感想を雑談するポッドキャストです。
ハッシュタグは、ハッシュリードライン fm です。メクシー2にもコミュニティがありますので、感想やコメントお待ちしております。
ホスト役は、ゲイエさんと金城です。それではゲイエさん、よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
ワインバーグの著書の紹介
スピーカー 1
ということで、今日も本を読んでいきますが、ソフトウェア文化を創る〈2〉、ワインバーグのシステム洞察法ですね。
スピーカー 2
ですね。
スピーカー 1
これは、現代は何でしたっけ?
スピーカー 2
現代は、クオリティソフトウェアマネジメントボリューム2、ファーストオーダーメジャメントですね。
スピーカー 1
そうですね。ファーストオーダーって何だ?最初にやれって意味ですか?
スピーカー 2
ファーストオーダー、一時継続。この本の中でもゼロ時継続、一時継続みたいな名前が出ていたような気がするので、そこから来ているっていうところですよね、タイトル。
スピーカー 1
ああ、そうだそうだそうですね。売れてたか。なんかでもあれですよね、最後の方でゼロ時継続が主役になりますよね。
スピーカー 2
そうなんですよね。ゼロ時って何?って一瞬読みながら。
スピーカー 1
まあそんなやつだな。だから著者の背景とか時代的なものは前回とほぼ同じ。たぶんあれですよね、執筆も数年ぐらい開いたかな開いてないかなぐらいの。
同時期に書かれた本ですもんね。
スピーカー 2
そうですね。たぶん1年ぐらいしかずれてないんじゃないかな。
スピーカー 1
すごいよな。
スピーカー 2
だから相当このプロジェクトっていうのはワインバグにとっては野心的っていうかやらなきゃって思えたプロジェクトなんでしょうね。
スピーカー 1
気合が入ってるんでしょうね。素晴らしい。
スピーカー 2
気合入りすぎた結果3巻で終わるはずが4巻で出るっていう見積もりが。
スピーカー 1
そう、観役者前書きにもともと3部構成の予定だったものが4巻になりましたって書いてあったんですけど、原著者前書に書いてありました?
何か書いてあるよーとだけ書いてあったけどどこにあったかが見つかってないんですよね、私。
スピーカー 2
確かに書いてなさそうな気がする。
スピーカー 1
書いてない気がしますよね。全然深掘りじゃなくていいやつだからいいや。
前書きの話に触れたから、この巻がどんな本なんだっけっていう話も前書きから拾うか。
拾うかとは言ったもののどこを抜き取ればいいかな。
高品質ソフトウェア管理的なところを何か書きたいな、アウトプットしたいなっていうことでこのシリーズを始めましたと。
第1巻のシステム思考法、前回取り上げたやつですね。では第1の能力、複雑な状況を理解する能力を扱った。
第2巻では一時計測、何が起こっているかを観察し観察の意義づけを理解する能力に読者の関心を誘うっていうようなことですね。
認識と洞察のモデル
スピーカー 1
つまり、前回で言うとソフトウェア文化とかサブカルチャー的な話、何が起きてるんだっけっていうのを理解するための複雑な状況を理解する能力、システム思考法だったので前回が。
その理解する能力っていうのをやって、今回は理解する能力の材料となる観察的なやつ。
スピーカー 2
そうですね。今回は前回の考え方で、今回はそれを考えるにあたって実際現場で起きていることを観察して、ただ見てるだけじゃ結局ダメなんで、それをどういうふうに理解をして意義づけるかっていうところが結構大事っていう感じですかね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
たぶん、我々が普段ソフトウェア開発をしていて、例えばバグが多いですねっていうのを、何で起きてるんだっけっていう考え方もそうなんだけど、どうやって計測しますかとか、その計測をした結果数字が出てくるんだけど、その数字を見て多いのか少ないのか、
結局それが誰にとっていいことなのか悪いことなのかとか、そういうことまで含め、もうちょっと考えていきましょうっていうような感じですかね。
スピーカー 1
そこら辺の話をどんどん踏み込んで扱っていって盛り上げていくっていうようなもんですね。
スピーカー 2
計測法じゃなくて洞察法なんだなってちょっとタイトル思ったりしましたね。
スピーカー 1
計測の先があるよっていうところは言いたいことですもんね。
スピーカー 2
そうですね。
ただ、現状がさっき言ったとおりファーストオーダーメジャーメントって書いてあるから、え、計測の話じゃないのみたいなことを思いながら思ったりして。
スピーカー 1
珍しいですね。そのHow toとかTips的なやつが結構翻訳されたタイトルとしてそういうのが当てられがちな気はするんですけど、なんか弱ですね。より本質的というか、OIに近い背景に近いようなところというか。
スピーカー 2
非常にいいなんていうかタイトルだなって日本語のタイトルを思ったりもしましたね。
スピーカー 1
で、まあ本題入ってきますか。
そうですね。
シリーズものの第2巻ということで前回触れられた結構コンセプトとか概念は引き継がれていて、というか最初の方にちらっとその前回の復習みたいなありますね。文化の話。
6つのソフトウェアサブカルチャーパターンがまた出てくると。
スピーカー 2
なんかここだけ読んだらあれ前回の読まなくてよかったのかみたいな。いや多分ここだけ読んで理解するの結構難しい気がするからあれですけど。
スピーカー 1
あと付録にもありますね。なんか親切設計。パターン1から6が、0から5が何を意味してるのかって。
スピーカー 2
そうするといきなり4から4でもいいのではってこうね。
類推しちゃいますけど。まあ多分そんなことをしても意味がないというか、まあもっとゆっくり味わって読んだほうがいいと思うんで。
スピーカー 1
でじゃああれなんですよね。前回収録した後に気づいたんですけど、サブカルチャーっていうことはだいぶ勘違いしてたなあみたいな気はしたので、なんだ訂正したほうがいいのか。
前回のエピソードのショーノートにリンク貼ってあるんで読んでいただいて。
サブカルチャーかカルチャーかっていうのはこの第2巻においてはそんなに重要じゃなさそう。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なので本文入ってきますか。
はい。
第1部、ああそっか第1部からあれ入るとあれか。
おおそうですね。
第1部取り込みですって言われてもねっていう感じがするので。
スピーカー 2
そうなんですよね。なんかタイトル、セクションがピンとこねえなみたいなのがいっぱいついてるんですよね。今回は。
スピーカー 1
だから序章があるんですよね。第1部の前に。
序章観察のモデルっていうのがあって、何が起きてるかなっていう目の前に今何が起きてますかとか、その集団において私の周りに今どんなことが起きてますかねっていうような観察、理解というかっていうものをしていくときに、
どういうそのプロセスモデルというか観察してそこから自分自身の行動にどう生かすか的なところのモデルを紹介してるんですよね。
その4ステップでモデル化していて、そのモデルを背骨としてこの本自体が4プラスアルファの部構成になってると。
だから最初が第1部がそのモデル4段階化したモデルの第1ステップのところから始まります的な話なんですけど、
これをこのモデル、サティアの交流モデルっていうふうにこの本の中では呼ばれていて、サティアさんっていう学者かな、医者?学者?どっちだ。
結構家族療法とかセラピー、臨床心理学とかそっち系の方が提唱した交流モデルっていうのをやっているよっていうのがあって、これだから交流だから人との関わり方的な話でもいいのか。
スピーカー 2
そうですね、そうだと思いますね。なんか対象を観察してうんうんと言ってるけど、やっぱり外界と私みたいな感じは、というよりは元々人と触れ合って何が起きてるかみたいなことから来てんだろうなみたいな感じは受けましたね。
スピーカー 1
そうですね。だから今、源永さんが解説補足してくれてる間、僕は黙って聞いてました的な交流のあり方というかモデルって感じですね。
で、めっちゃ僕喋ってるんですけど、すいません。読み上げてるだけなんで。そのモデル4ステップって言ってたのが、最初が取り込みで、その次が意味付けで、その次が意義付けで最後反応ですね。
情報処理のプロセス
スピーカー 1
で、取り込みインテークって言ってるのが、世界外部から情報を取り入れる的な取り込み。インテークで意味付け、ミーニングっていうのは、今取り入れた情報ってどんなっていうようなやつですね。
だから視覚情報として取り込んで、あそこにいるの猫だなみたいな意味付けすると。で、その意味付けの後に来るステップが意義付け、シグニフィシー、シグニー読めない。
シグニフィカンスかな。
だからそこに猫がいるってことは、そう餌あげてないから最速しに来たかみたいな。文脈に照らし合わせる的な話かなっていう感じですね。
で、最後反応なので、ここまで理解した、何が起きてるかっていうのを解釈したことを受けて反応、レスポンスするっていうのは、このモデルの最後だと思うんですけど、第4段階目とステップになってますよと。
スピーカー 2
ちょっとありがとうございます。全部解説してもらっちゃったけど。これ最初パッと見たとき、取り込みインテークって書いてあって、インプットじゃないんだなとかって思ったりとかしましたね、私は。
スピーカー 1
まさにワインバーグが言ってるやつじゃないですか。
スピーカー 2
そうそう。この後にその話が出てきたりするし、あと意味付けと意義付けがどっちがどっちとか、どこまでが意味付けでどこが意義付けなんだろうなみたいな。最初どう説明したらいいんだろうなっていうのは迷いながらちょっと思ったりもしましたね。
スピーカー 1
僕は本筋じゃない感想なんですけど、今喋っててめっちゃこれ音声と相性悪いなって思いました。韻が同じ。
スピーカー 2
そうそう。もしかしたら今後はミーニングとシグニフィカンスでどうしていく方がいいのかなってちょっと思ったりとかしましたね。
スピーカー 1
そうですね。ちょうど最近プログラミングやってる。プログラミングは10年以上やってるんですけど。
スピーカー 2
ちょうど10年以上やってる。
スピーカー 1
コンパイラーの手前みたいなところをちょっとほらほらってやってて、ミーニングの方が時空解析みたいな、トークナイズ、単語に分ける意識で分けるみたいな。
データと情報の違い
スピーカー 1
意義付けが、パースして公文字作るのかみたいな感じで、なんとなくたまたま今自分がやってるのと変なところで結びついちゃったんですけど、この話は別にいい例えじゃないのであれですが。
スピーカー 2
そう考えると意味付けと意義付けを分割して定義した人すごいなって思いましたね。
なんかすごく雑に考えたらインプットがあって処理があってアウトプットがあるみたいな、コンピューターのモデルとか説明するときにそういうのをよく言ったり説明するように自分は使ったりするんですけど、
取り込んだものを分解して意味付けと意義付けに分けて考えるステップを作るみたいなのって、なるほどそういう説明の仕方があるのかみたいなことをちょっと思ったりもしますね。
スピーカー 1
あとデータと情報の違いみたいなところになりますよね。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
なんか客観的な素材としてのデータとそれに価値判断とか諸々して意味を持たせるっていうと混乱するか意義を持たせるっていうと思うけど。
スピーカー 2
まあ解釈をつけるとかですかね。
スピーカー 1
っていうようなモデルで言って、第1部が取り込みですね。全体が5部構成の第1部取り込み、第2部意味、第3部が意義の方ですね。
第4部が反応になっていて、第5部が0時計測、0時計測、0時計測。
スピーカー 2
0時計測。
よし、じゃあ整ったんで第1部入りましょうか。
第1部話しましょう。
スピーカー 1
取り込みですね。ここはなんかどんな部、部単位で言った方がやりやすいかな。
スピーカー 2
なんかそんな気はしましたね。ちょっと全体読んでても。
そうですね。取り込みっていう部は本当に最初にデータをどう取り込んでくるかっていうような感じのところにはなるんですけど、
そもそもインプットとインテークは違うんだよみたいなところがあったりとかしましたね。
スピーカー 1
そうですね。どこでしたっけ?2-1-2?
スピーカー 2
最初の、本当に最初の方でしたよね。2-1-2が取り込みはインプットではないっていう話ですね。
スピーカー 1
これじゃあ取り込みって何なんだっていうと、本当に勝手に起こる、自動的に起こるようなレベルから含めてって感じですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なんか互換で感じるようなものとか。インプットっていうと、もう少し主体的にこれを必要だから摂取しようっていう動きの上でやられるものとかって話ですね。
30ページにちょうど書いてあるか。
スピーカー 2
そうです。我々がインプットのために本を読もうとかってやると、意図的にインプットしようみたいないうふうな使い方を結構したり、
意図的にこの本を読もうみたいな感じでやったりすることと、視覚情報として目からそのまま何もしなくても入ってくる、
ぼーっとしてても目の前に何かがあるじゃんとかいうような、そこは受け身の観察と主体的な観察は違うから用語を分けましょうっていう話ですね。
でも言われたらまあ確かにって思いながら。
スピーカー 1
そうですね。あれこれどっちが受動ですか。インプットよりはインテークという用語を使う理由であるっていうのは30ページに書いてあるけど投入が受動的。
スピーカー 2
投入どっちだ。文が最初思ってたのはインテークがどっちだ。俺なんて書いてた。書いてない。インテークが最初主体的でインプットが受動的だと思っていた。
スピーカー 1
そうですよね。だから何を取り込むべきか決めましょうって話ですもんね。インテークすべきものを決める。だからインテークが受動的だと困るって話ですよね。
ああよかった。僕がそもそも混乱してたんで確認しました。
スピーカー 2
結局インテークインプットっていう話をしてるんだけど、実はその後から観察すべきものを選択するみたいな話が来るんで、あんまりその後読んでいく上では大事じゃないみたいなところ。
言葉自体は大事なんだけども、そこから話をするものは全部主体的に取捨選択ってものをしてるんだよとかっていう話が出てくるんですよね。
スピーカー 1
そうですね。そんな取り込みの部ですけど、なんかここは読んでて面白かったところはどのあたりでした?
スピーカー 2
やっぱビット1の例え話じゃないですか。
そっちの面白いか。
スピーカー 1
これはあれですね。例え話、めちゃくちゃおとぎ話というか偶話というか、笑い話として観察を間違った結果こんなおかしなことになったでしょう的な例えとしてそのビット1の例え話。
0とか1とかのビットのビット1の例え話っていうのが紹介されてるんですけど、あれですね前提にやっぱデマルコ好き好きっ子クラブとしては27ページからこの本で何回も何回も引用されているデマルコの言葉があって、
努力は何によらず計測されるものに注がれるっていうのがデマルコの言葉として紹介されていますね。
計測するとそれを改善しようという圧力が働くみたい、逆に図られてないものは誰も気にしないみたいな、そういうやつですよね。
スピーカー 2
そういうやつですね。我々現代においてもまだそれは多分続いているみたいな。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
グッドハートの法則とかであれですね、指標は全てハックされるみたいな話もあって、結局ハックするのはそれにみんなが注意を払っているから、改善しなきゃいけないってやると数値が上がるように人は行動してしまうっていうようなところですね。
スピーカー 1
それの前提があってのビット1の例え話ですね。これひどいよな。
スピーカー 2
これすげえ真面目に読んでたんですけど、どういう話かっていうと、管理者のマーリンっていう管理者がいて、プログラマーの生産性低いって言って激しく攻められるのがうんざりしていたと。
で、プログラマーたちはそこそこやってるんだと一体どうやったらわかってもらえるんだっていう話をしてたら。
スピーカー 1
逆切れっぽい感じになるんですよね。
そうです。
あんた何言ってもわかってくれないじゃんみたいな気持ちになって、結局私たちがやってるのはゼロか1か生み出すことしかやってないんで、これ以上どうやって説明すればいいんですかみたいな。
スピーカー 2
そうしたらゼロには興味ないから、ゼロは無じゃんって何もないってことだから、1をいくら生産しているかどうかっていうのはいるんだ、必要なんだみたいな話をしたら、結局最後01に落とし込まれるものの1が多くなるように頑張ってプログラミングをするみたいな話ですね。
スピーカー 1
これは多分今僕らが滑ってるみたいな感じになってると思うんですけど、マジで書いてあるんで。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
そうだからあれですよね、なんだ、これこそビルドトラップですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
顧客が使いやすいものじゃなくて、ゼロをビット1で言うとビット1を量産しようみたいな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
一体わかってないだろこんなの。
スピーカー 2
これは。
スピーカー 1
どうやんだよ。
スピーカー 2
ジョークだからっていうのはもちろんあれだろうけど、こんな測っても最終的にゼロ1が落とし込まれるのが頭の中でコンパイルできるみたいなことがあるんだったらそうだろうけど。
パンチカードの世界ですよね、そこまでいくと。
結局穴が空いてるか空いてないかの世界だから。
スピーカー 1
そうすると全部穴開けることになりますよね。
スピーカー 2
穴開いてる方が作業してる感あるからさみたいな。
それは何も動かないじゃんみたいな。
スピーカー 1
何なんだよな、めっちゃ笑う。
スピーカー 2
最初読んでて俺の頭おかしいのかって思いましたからね。
スピーカー 1
っていうのが第一部で面白かった話と。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
じゃあ第二部いきますか。
スピーカー 2
そこまでいってしまうともうちょい振れますからね。
スピーカー 1
そうですね、別に僕らは落語の方を読んでるわけではないので。
スピーカー 2
第1部の中では観察対象を選択するみたいな話と、製品を可視化しましょうっていう話と、4番がプロセスを可視化するっていうこの3つ。
KPIとKGIの重要性
スピーカー 2
最初の1は実質取り込みっていうよりは全開の復習みたいなところあったんで、大体この3つでできてますね。
観察対象を選択するっていうところで読んでてやっぱ面白いっていうか今も変わってねえなって思ったりしたのは計測するもの。
さっきの間違えると人々は望ましくない行動するよねっていう話と、あとノーマンの話が出てきますよね。
スピーカー 1
何ページでしたっけ、35ですね。
スピーカー 2
35ですね。
ノーマンの本の中でもこの観察の話が出てきて、エラーっていうものが起きたときに何でもないっていうふうに片付けてしまうと事故が起きますよと。
もっと大きな事故が起きてしまったりとか、良くないことに繋がっていきますよっていうような話を引用していて、
結局観察っていうものとか見て見ぬふりをするとかいうことっていうのがソフトウェア工学だけでなくて一般的な現実でも起きてるよねって話があって、
今まで我々が読んできた本ってここで繋がるのかみたいなことをちょっと思ったりしましたね。
スピーカー 1
取り込みの分なんですけど、そうか観察を解釈するっていう話は確かにここでも出てきてましたね、すでに。
スピーカー 2
うんうん、確かに。
あとノーマンの本の中でもこういう取り込み、身づけ、息づけ、反応をもうちょっと詳細度を上げたって言い方をするとちょっと違うモデルだからあれだけど、
似たような話で自分のゴールを達成するために目の前であることを観察して、それを自分がうまくいったのかいってないのかみたいなことを内省しながら、
最終的にゴールにたどり着くためにアクションをするんだみたいな話とかも出ていたような気がするなっていうのをちょっと思い出したりもしましたね。
スピーカー 1
そうですね、確かに。それで言うとさっきのビット1の話とか、ゴールもなく観察だけしてフィードバックが来てるけど、結局方向付けというか軌道修正というかできないですもんね。
KPIとKGIみたいな話が近い気がするけど。
スピーカー 2
一応増やしましょうと申しんじて、内省がなさそうって感じですよね。
スピーカー 1
その手前で言うとその意味付けみたいな、皆さんどういうふうに解釈しますかって話で、それこそさっきのノーマンの話だと、
モデルを書いている状態だと何かプロジェクトの欠点を観察しても何を観察しているのかに気づかないっていう話があって、
データ解釈の難しさ
スピーカー 1
我々でわかりやすいところで言うと、CPUユーセージが80%高いか低いか、高いまでは事実かもしれないけどさ、みたいな。
それが結局問題なのかどうかっていうのは、たぶんしっかり他の情報と組み合わせて判断を下す必要があるよねっていうようなところもあるし、
CPUが高いからCPU使用率をもっと下げる方にすべきだって言ったらすごい誤った対応になる可能性も大にしてあるし、そういうのがデータを解釈するっていう話ですね。
スピーカー 2
なんかやっぱりこう話す、自然とこの取り込みから解釈して意味付けをして何かをするってすごく自然にやりとりをしているので、自然に我々そういう行動をしているので、
なんか一個一個分割して喋ろうと思うと難しいなっていうのはちょっと思ったりとかもしましたね、今。
スピーカー 1
難しいですね。
スピーカー 2
なんでそこを観察しようと思ったのって言われたら、そもそもその前段に実は何かしらの予兆を鍵付けてわかっているみたいなことが、経験的なものもあるかもしれないけども、みたいなところもあるので、
観察対象、そうですね。結局その対象もしかも理解が、さっき言ったようにCPUが80%ってどういうことっていうことがわかってないといけないし、そこをわかっているっていうのは結局前提となる知識なんだけど、
なんかごっちゃにすると80%が大きい数字であるかどうかっていうことを解釈しているっていうふうにもなんか説明ができそうで、なんかちょっとすごい難しいなって、他人に対して説明するっていうのは難しいなっていうのをちょっと今思ったりしましたね。
スピーカー 1
そうですね。あと別に他のところから例え話出さなくてもめっちゃわかりやすいのあるじゃんって思ったのが、あれですね、36ページですね。
コードの数量を変えるだけなら、綿密な注意を払う必要がないみたいな話があって、その変更定数で変更コスト、変更リスクっていうのを測ろうとすると、事故だと。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
こっちは一文字タイプをしただけで証券会社1個潰せるんだぞみたいな話がありましたからね。
スピーカー 2
ありましたね。そうなんだよな。実際そうなっちゃうからな、ソフトウェアっていうのは。ちょっと変えただけで。
スピーカー 1
で、あとはあれか、そのちょっと後のページで、ある程度まで知力が観察力の弱さを補う。で、その一方である程度まで観察力は知識不足を補うっていうような話もあって、これもちょっと面白かったですね。
スピーカー 2
これが悪い方向に行くんじゃないかなみたいな、読みながら思ったんですよね。補うっていう話だから、ないものが多少わかるっていうことなんだけど、でも気づいたら、これはいつものやつだから大丈夫みたいな、大丈夫じゃなかったとかいうのがあったりとか、
なんかこう、経験に学んだ結果うまくいかないみたいな、ようなことが起きそうだなーみたいなのは、ちょっと怖さもあるなっていうふうに思ったりもしましたね。
スピーカー 1
そうだから、あれですね。それで文化のパターンの話にすごい綺麗につながる気がしますよね。より知的な組織というか文化、パターン3以上になってくると、当然理性的な反応というかうまく観察とかをして、今自分たちにないものっていうのをどんどん進化的に補っていけるっていうのに対してパターン0とか1とかの組織においては、先輩社員が優雅ままにやってると思うんで。
それって本体解かなければいけない、向き合わなきゃいけない問題に対して、もう自分たちの実力とか知力っていうのが届いてない、不足している状態にもかかわらず、なんかそれを自覚できてなくて、いつも通りのやり方とかエイヤーでやっちゃってどかーみたいな話になると思うんで。
スピーカー 2
だから、思考法があるだけじゃダメで、やっぱ観察も必要だし、観察が得られたものをちゃんと解釈して適切な管理をしないとうまくいかないんだっていうのは、なんかすごいすっとわかりやすいっていう感じがしますね。
スピーカー 1
そうですね。
29:20

コメント

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