ベートヴェンの幼少期
おだしょー どうもからです。 ミスソです。
おだしょー 今回は、えー、2025年第11号から連載開始しました。で、今週31号で、えー、完結を迎えました。
林森博先生による、えー、作品【Bの星線】、こちらの完結を記念しまして、えー、ベートヴェンの逸話から振り返る【Bの星線】、
ベートヴェンは果たして本物だったのかという、その論争をしていきたいと思います。 ミスソ はい。
おだしょー はい、という形で、完全なる雑談企画となっております。
えー、まあ、ベートヴェン、全く僕もミスさんも詳しくない音楽に関する造形は全くない状態で、
主にWikipediaですとか、まあ、AIが答えたベートヴェンにまつわる逸話を元に、
あ、ベートヴェンさんって実はこういう人物だったんだ、もしくはこういうキャラクターだったんだ、
そしてそれを元に、【Bの星線】という作品におけるベートヴェンさんというのは実はこういうものだったんじゃないかというのを、
軽く触れていくような、そういう話になっています。
ミスソ はい。
おだしょー そして、ベートヴェンさん、そうですね、その熱像、歴史の熱像ですとか、
ベートヴェンさんの実在、作品におけるベートヴェンさんネタの不可解なところとかに関してはまた後にしまして、
まず単純に今回ベートヴェンさんについて調べてみて、
あ、なるほどなと思ったネタについていくつか紹介していきます。
ミスソ はい。
おだしょー まず、ベートヴェンさん、幼少期から振り返っていきますと、
実は幼少期、ベートヴェンの音楽的教育、家庭環境というのには結構な問題があったらしいんですよね。
父親はもともとオペラ歌手とかだったんですが、失脚して飲んだくれになっていて、
その状態でベートヴェンさんに極端なスパルタ教育を施していただくんですよね。
部屋に閉じ込めて一晩中徹夜で練習をさせたりですとか、酔って帰ってきてその後、やっぱり徹夜で練習させたりですとか、
かなり厳しく教えて、しかも父親は飲んだくれで、
そんな中、ベートヴェンさんは初めてコンサートとかに出た時には、息子を振動として売り出したいお父さんが、
実際は7歳何ヶ月、ほぼ8歳のベートヴェンさんを6歳として、6歳の天才児として売り出して、
ベートヴェンさんは高年になるまで自分の年齢を、正しい年齢を知らなかったらしいんですよね。
そういった特殊な環境で育ったために、ベートヴェンさんは人と人間関係を築くのが苦手になったりですとか、
ちょっと激しい性格になったりですとか、そういうことがあったんじゃないか、というようなことが出てきました。
ヤスオくんを教える時にも、ベートヴェンさんは父親との教育があんまり良くなかったみたいな話も多少してましたからね。
それはなかなかね、今回ヤスオくんとの父親役みたいなことをやってましたけど、結構大変だったんですね。
なので、実際ヤスオくんも父親がピアノを弾けたのかどうかわからないけれど、
とにかくピアニストにしたいということで、めちゃくちゃ厳しく教えられた。
その結果、ピアノが全然好きじゃなく、なんなら嫌いになっていたという、そういうヤスオくんの子供時代が語られるんですが、
おそらくかなりベートヴェンさんに近いものとして設定されてるんですよね。
そうだね。
父親の音楽的背景ですとか、飲んだくれとか、人間としてダメなところとか、そういうところはまた違うのかもしれませんが、
やっぱり音楽的スパルタ教育の下でちょっと歪んだ状態で育つという点で、
実はかなり共鳴するような形で設定されていたんだなというのを今更に理解しました。
実生活と作品との関連性
あとは史実的なネタとして、昨日でも語られていましたが、
追い子を出来合いしていて、追い子を養子として引き取って、過度な愛情を注いだ結果、やはり自殺未遂をするというのはかなり大変な逸話でしたし、
その追い子をめぐる訴訟というのを、追い子のお母さん、弟の奥さんになった方というのと、
弟の死後に、養育権を争ってかなり長年争ったりとかで、かなり精神的にダメージを負ったりとか、
かなり波乱万丈な出来事として、追い子との確立というのがあったらしいですね。
はいはいはい。それゆえにね、さっき言ってたヤスオ君との関係も、ちょっとギクシャクしてるところが多かったですからね。
そうですね。作中でも、やっぱりヤスオ君との関係を築いていく過程で、追い子のことが思い出される。
献獣自殺をしようとした追い子というのが想起されて、それを踏まえてヤスオ君とどう向き合うかみたいな話になっていたんで、
その辺は本当に実際のベートベンさんにとっても重要なファクターだったみたいですね。
ちなみに追い子は一応生きながらえまして、生涯全うしまして、普通にベートベンさんの全財産を相続したみたいですね。
じゃあ、もしかしたら作品が続いていったら、子孫とかのあれも出てきたのかな?
そうですよね。ベートベンさんは直系の子孫というのはいなかったみたいですが、
養子のカールさん、追い子のカールさんというのがある種相続人だったわけですが、
何か現代まで続いている可能性は全然ありますね。
あとは作中と重なる点で言ったら、かなり激しい、激行しやすい方だったらしく、
女中が最悪2日ともたなかったという感じで、卵料理を作っている女中に生卵を投げつけて、
料理がまずいって言って激行してやめたみたいな、そういう数々の逸話が残っているみたいですね。
なるほどね。でも今回ベートベンさんは食事とかに文句はなかったですから、
やっぱり日本食は美味しかったんですかね?
日本食は美味しかったですし、ある種生前を反省して、今はちょっと丸くなっている感じなのかもしれないですね。
そうだね。
でもまあまあ、騒音問題ですとか、部屋を汚くしたりですとか、そういうので追い出されて、
生涯何十回もの引っ越しをしたという感じで、ちょっと活字が複雑感もありますね。
ああ、確かに。
ある種の生活力の無さの結果としての引っ越しなのかもしれませんね。
といった感じの、その辺の生活感も結構作中で描かれているところと重なりますね。
そうだね。いやー、じゃあもしかしたら連載が続いていればね、
ヤスオ君のように飛び出して、いろんな家を転々するベートベンさんが見れたかもしれませんねっていう。
そうですね。いやいや、でも作中ではベートベンさんが部屋を荒らしまくっていたけれど、
最終的にそれなりに部屋をきれいにもしたりみたいな感じで、一応改善の兆しが見えてますからね。
まあ確かに。
ヤスオ君と暮らしていたら、まあやっぱりそれも生前の反省を踏まえてという形なのかもしれませんが、
多少改善したのかもしれませんが、もしヤスオ君と別れて暮らすようになったら、
ちょっとダメになっている可能性がありますね。
そうですね。カホーインさんの家とか上がり込んだら、カホーインさんめっちゃ苦労するわねって。
まあそうですね。ちなみにベートベンさん、恋大きい男としても有名で、
生涯にわたって恋人のいない時期がなかったですとか、数々の恋人にあたるような手紙ですとか、
恋愛に関する文章などが残っていて、その辺がはっきりしていて、
で、主にピアノの教え子などの高貴な身分の女性に対して恋愛していたという形で、
中には40歳時点で10代の女の子と、みたいな感じの年の差もあったらしいんですよね。
なるほどね。じゃあさっき俺がカホーインさんの家に上がり込むみたいな展開になったら、
寝とられ展開があったんですかって感じですね。
ちょっとヤスオ君がモヤモヤする展開もあったかもしれませんね。
かもしれませんね。
同年代に対してベートベンさんが恋愛を仕掛けて、
ダメではないけどみたいな。いやダメかもしれないですね。
ダメだね、たぶん。
不滅の恋人と歴史的謎
という展開もあったのかもしれません。
ちなみにベートベンさんの人物表でなるほどなと思ったのは、
こういう関係の中の一節、詩人のゲーテさんと一時期親交があったということで、
一時期は一緒に散歩をしたりとかして仲が良かったらしいんですが、
そんな中、貴族が迎えからやってきた時に、ゲーテさんは道を譲ろうとしたけれど、
ベートベンさんは必要ないと言ってそのままズカズカ歩いていきまして、
貴族が逆に道を譲ったという、そういう逸話があるらしく。
で、後年、ゲーテさんとベートベンさん、その頃は仲良かったんですが、
後年は、そういった権力とか、そういった権威に対する態度に関して、
ゲートは俗物だみたいな話ですとか、ベートベンはちょっとイカれてるみたいな、
そういうお互いに批判し合っていたという感じで、
なんか仲良くなっても結局ちょっと上手くいかなくなったりする感じは、
ちょっと本編のベートベンさんと重なるなと思いましたよ。
なるほどね。確かに気難しそうな感じは全部あっとして、一貫したかんね、ベートベンさんって。
そうなんですよね。それもやっぱり今後改善しそうな感じだったんですが、
やっぱり歴史の史実を照らし合っても、なるほどなという感じだったりとかしました。
で、あとは本編中でもかなり大々的に取り上げられていましたし、
指輪に関する何かの存在、キーとなる存在だったと思われる不滅の恋人という、
ベートベンさんの死後発見された、出されなかった手紙、ものすごい情熱的なラブレター、
その宛先、相手が誰であるかが不明という最大の謎とされているような、
そういった感じの手紙というのが実際にあるらしいですね。
なるほどね。それに関しては本当作中でも謎のままというかね、感じになっちゃいました。
ただ指輪自体が日本に来てって言ったところもあったんでね、
その辺りはちょっと見たかったなみたいなところはありますよね。
その辺の設定こそがこの作品に仕込まれた肝というか、フィクションの部分というか、
ロマンの部分というか、そういうものだったような気がするんですが、
結局そこはちょっとわからなかった感じで、一応歴史上、
その不滅の恋人の候補として数人の女性が挙げられていて、
主に人妻だったりするみたいですが、その結果手紙が出せなかったとか、
そういう話になってくるみたいですが、
あまりBの聖戦の描写を見る限りでも、
この候補のうちのこの人なのかなみたいな感じはあまりよくわからない感じでした。
そうだね。
という感じなので、その辺に仕込まれていたネタというのは、
単行本とかで画質内になるなり解説内になるなりあるなら、
ちょっと読みたいなという感じがしてきましたよ。
そうだね。
他にもいろいろあるんですが、
おやと思ったのが、ベートメンさん、本編中、Bの聖戦中において、
コーヒーの逸話とシンドラー
かなり印象的に描かれているコーヒー豆を60粒しっかり数えてコーヒーを入れるという、
そういうシーンがあったんですよね。
ありましたね。もう表紙とか使ってやってましたからね。
表紙にコーヒー豆60粒をちゃんと手書きで、
コピーではなく一粒一粒で書いた感じの表紙になっていて、
本編中でもヤスオくんに対して、コーヒー豆は60粒だみたいな感じでコーヒーを入れる、
こだわりのコーヒーを入れるという、そういうシーンがあったんですが、
このベートーベンはコーヒー豆を60粒数えて入れていたというエピソードは、
有名な捏造ネタらしいんですよね。
へー。
ここでベートーベンさんの歴史に関して、
大きなキーワード、キーマンとなってくるのが、
ベートーベンさんの晩年、亡くなる寸前に秘書を務めていたアントン・シンドラーという方がいるんですね。
この方はベートーベンさんからも、なんかすごい愚かな軽薄者みたいな感じで、
詐欺すまれたりとかして、関係がいろいろとこずれたりした時期もあったんですが、
ベートーベンさんにかなりすり寄っていった方で、最終的には耳が聞こえなくなって、
晩年、体がいろいろと不調になっていく中で、一応秘書として、
親密に最後の方は一緒にいた方ではあるらしいんですよ。
で、そのアントン・シンドラーさんはベートーベンさんが耳が聞こえないんで、
来客と会話する時に使っていた会話帳、そういったメモとかを元に、
ベートーベンさんは生前こんな人でしたよ、こんな会話をしてましたよ、こういうことをしてましたよ、
という数々の逸話を残して、その会話帳を書籍としても出版したりとかして、
ベートーベンさんの音楽史研究における、すごい重要な要素だったらしいんですが、
この方、実はものすごい虚言壁の持ち主だったんですよね。
もう当代の知り合いからしても、あいつは虚言壁の持ち主だから信用できないみたいなことを言われたりとかしていましたし、
後年その会話帳というのをどんどん調べていく、後年の研究者が調べていくと、
もともと400冊近くあったのが、100何十冊まで減らされていて、
残りはアントン・シンドラーが重要ではないという理由ですべて処分したらしいんですが、
そして残されたその百数十冊に関しても、
アントン・シンドラーが、彼が理想とするベートーベン像なのか何なのか、
それは未だにはっきりしないらしいですが、
何らかの理由でめちゃくちゃ改ざんしてるんですよね。
改ざんしてるんだ。
めちゃくちゃ改ざんして、実際存在しなかった会話を出したりですとか、
ちょっとした冗談のような下品な下ネタのやりとりとかを塗りつぶしたりですとか、
そういった感じで、ある種の彼の思うベートーベン像を作るためにめちゃくちゃ改ざんされてるんですよ。
ゆえにこのアントン・シンドラーさんという存在は、音楽史における最大の汚点と呼ばれてるらしいですね。
シンドラーの虚言癖
それはゴッドハンドみたいなもんだからね、考古学の。
まあそうですね。
結構近代まで、彼がベートーベン研究における最重要人物、最重要資料とされていたんですが、
もう現代においては他の資料で保管・補足されない限りは、
アントン・シンドラーの発言や資料というのは、一切信じることができないものとして扱われているということらしいですね。
なるほどね。
そのアントン・シンドラーが捏造したネタで最も有名なのが、60粒のコーヒーなんですよ。
なるほどね。
ということで、アントン・シンドラー以外にこれを言っている人はいませんし、
実際にベートーベンとコーヒーを飲んだことを回想している人の話ともちょっと矛盾している感じですし、
確実に嘘だなという感じになっていて、なぜこんな嘘をついたのかは不明らしいんですが、確実に嘘だなということになっていて。
それは結構検索すると、一番上に出てくるぐらい有名な捏造ネタというか、これだけ大きな捏造誌、
アントン・シンドラーという人物に関してまた本が書かれるぐらいの。
ベートーベンに関してではなく、アントン・シンドラーに関して本が書かれているぐらいの、それくらい有名な捏造ネタらしいんですが、
それをこの作品では、あえてこの作中に出てくるベートーベンさんの趣味、性癖として描いてるんですよね、ちゃんと。
そうだね。
これは、もしかすると今まで僕らはこのベートーベンさん、かつて亡くなった本物が蘇ったようなつもりでもいましたが、
僕は少なくともそう思ってたんですが、これは普通に生き返ったわけではない可能性が高いのではないかなと今更に思いましたよ。
ああ、なるほどね。まあそうですね、それを聞かされるとやっぱりそう考えざるを得ないなっていう感じがしますし、
ただ僕の意見としては、僕結構このベートーベンさんの蘇りに関してはね、
過去の偉人が現代に蘇るみたいな感じと、やっぱ最近だとフェイト・グランドオーダーとかね、ああいうのサーバントシステムみたいなことを思い浮かぶんで、
サーバントシステムっていうのは何でしょうね、英霊の座と呼ばれるアカシックレコード的なすべてを記録してあるものから、
英雄の一側弁を切り取って影法師に移したのがサーバントっていう設定だったりするんで、
だからこのベートーベンさんっていうのもある種のそのベートーベンっていうのが、一側弁を切り取った影法師みたいな、
そういうなんかあやふやな存在なのかなーっていうふうに認識はしたんですよね。
まあ結局語られないんで、具体的な設定で裏付けというのはわからない状態ではあるんですが、
実際その本人の情報をもとにどうたらこうたらというよりかは、
まあ誰かの記憶、もしくは世間のイメージとかそういったものの具現化なのかなという感じはしますよね。
そうだね。
なので指輪を持っているこの謎の存在というのがやはりかなり思わしげに出てくるんで、
この人の想像するベートーベン、この人の知識をもとにしたベートーベンみたいな感じで、
そこにはある種誤解とか勘違いとかそういったものを紛れ込んでいるのかな。
ただまあベートーベンさんの記憶が不意に思い出される瞬間とかもあったりしたんで、
多少生前のベートーベンさんの人格も混じっているけれど、
基本はその呼び出した人の知っているベートーベンさんの情報で構成されているのかなみたいな、
そういう感じの謎が深まってきましたね。
そうですね。
いやーその辺は結構本当にミステリー要素で盛り上げようとしたんだけどね。
本当に語れなかったからねこの漫画。ちょっと本当悲しいよねって感じだったね。
そうなんですよね。
結構このアントン・シントラーの話というのは全く知りませんでしたが、
今回調べると本当に有名なネタらしく、
今後引き続きBの制線を離れて、
アントン・シントラーを調べてみたいなと思いましたよ。
なるほどね。
でもなんだろうね、今回やっぱ音楽漫画だし、
ベートーベンが作った曲っていうのは有名どころたくさんあったりしますからね。
そういったところでベートーベンに興味を持ってね、
月光とか聴いてみたりする人も多かったじゃないですか。やってますからね。
あー確かに。
ベートーヴェンの音楽と創作ネタ
まあすごく作中で曲名も大々的に出して引かれているんで、
まあ気になって検索というのはすごくありそうですよね。
そうですね。
いやーといった感じのベートーベンさん。
ちなみにこのネタとしては最終回。
作中でベートーベンさんがイヤソー君に対して遅すぎないようにしたいみたいな、
それで回想で振り返る言葉。
ワインが届いた時の、
あー残念残念だ、遅すぎたのだというのに関しては、
こちらは実際の手術におけるベートーベンさんの最後の言葉らしいですね。
最後、公員にしている会社からワインが12本届いて、
最後に残念残念遅すぎたと言って亡くなったというのが有名な手術らしいです。
いやー、ワインは届かなかったっすね。
遅すぎたのかもしれませんね。
遅すぎたかもしれませんね。
そういった謎、我々がこの漫画で見たかったこと、
作者が表したかったワインが届いてくるはずだったんですけどね。
本当にその前に最終回ということで悲しい感じですね。
そうですね。
本当にこうして改めて見ると、
ベートーベンさんというキャラクターというのは本当にかなり深みのある人物ですし、
他も面白いコネーター。
亡くなる瞬間にベートーベンさんの友人が語った一話。
ベートーベンさんが亡くなる日、ウィーンにものすごい雷鳴が轟き、
ベートーベンさんは右腕を高く掲げ拳を握りしめたまま亡くなったという。
これは事実ではないと言われてるらしいですが、
ベートーベンさんの友人が語ったという。
これは蘇りそうだなという雰囲気がありましたね。
それ、ラオウじゃん。
ドカーンと雷鳴が轟く中、
右腕を高く掲げて本人は亡くなったというのを、
ベートーベンさんの友人が証言しているという。
これは蘇りそうですよね、本当に。
そうだね。
そういったところで、
創作ネタは結構全世界共通なんだよね。
そうですね。
時期的なものを、文章が残りやすいかつ性格ではない、
時期的なものがあるかもしれませんが、
ベートーベンさんは本当にある種、偉人化というか、
逸話が多くて、かなり面白いキャラクターだなと思いますよ。
Bの先生はB以外にもFさんとかいたし、
そのうちゲーテさんと友人だったらジジイとかも出てきたかもしれませんからね。
その辺も惜しかったですね。
確かに。
Fさん、おそらくシューベルトなのかなという、
生前はあまり交流はなかったけれど、
ベートーベンを敬愛していて、尊敬していて、
亡くなる前にお見舞いに行くことができて、
亡くなった時には追悼に参加して、
現在ベートーベンさんのお墓の隣に隣接して、
お墓が建設されているシューベルトさんが、
フランスシューベルトさんがFっぽいかなと思ったりですとか、
最後先生と言ってるから、
ベートーベンさんの弟子として有名なピアニスト、
フェルテナントリースさんという方がいるらしく、
一応弟子筋としては有名らしいけど、
この人自身にはそんなにバリューがそこまでないしな、
みたいなことを思ったりとかするんですが、
ベートーヴェンの音楽革命
どちらにしろ面白そうだったんですよね。
そうだね。
いやーそれを見たかったっすねっていう。
そうですね。
やっぱり偉人ネタの開講というのはかなり美味しいネタだったので、
そこまで行ってくれたらなという思いもあったりとかするんですが、
まあまあまあそこまで行かずとも、
最終的にはベートーベンさんが吠えて、
世界がベートーベンに驚くという感じで、
作品はとりあえず締めくくられましたね。
そうですね。
まあまあまあいいんじゃないですかね。
最終的にはちゃんとまとまった気がするし、
本当にヤーソン君とベートーベンさんの関係が、
ある種のライバル関係みたいな形で完結するっていうのは、
まあいい、俺たちの戦いはこれからだ、
エンドだった後でしたよっていう。
そうですね。
結構本当にベートーベンさん、
当時の音楽界で初めて、
特定のパトロンのいない状態のフリーランスの音楽家として名を表した、
新時代の音楽家のやり方を知らしめた革命的な存在ですとか、
田園という曲に細かな表彰、
賞のタイトルをつけたりとかして、
タイトルを作者がつけるということがあまりなかった中で、
タイトルをつけて曲を売り出すという、
全く新しい曲の売り出し方をしたりですとか、
そういったすごく革命的な、革新的なことを、
いろいろしてる方でもあるんですよね。
だからそういう方が、
現代において何をするかという、
そういう焦点は実はすごく面白そうでもあるんですよね。
確かにそうですね。
現代の音楽シーンに繋がるような、
数々の新しいことを成し遂げたベートーベンさんが、
では現代に現れたら、
そこからさらに何をするのかというのも、
本当に面白い試行実験、
面白いネタだったりするので、
そこの怪物たる天才ベートーベンに対して、
現代の若者が挑むという構図は、
実はかなりワクワクするものだったというのも、
だんだんわかってきますね。
いやー、だから結構そういったね、
戦いも楽しみだったし、
俺的には最初この漫画に関してはね、
ヤスオくんがベートーベンさんの弟子っていうんだったら、
他の偉人、さかみくんとかにも、
Fさんとかね、他の音楽家のサーバントというか、
そういったものがついて、
それぞれ師匠として、
そいつらを置き換えつつ弟子同士がバトルするみたいな、
師匠最強弟子ケンイチみたいな、
そういう話になってくるのかなと思ったんだけどね。
そうですね。
でも今回ベートーベンさんについて調べると、
やっぱりベートーベンさんのある種のエポックメイキングさとか、
音楽シーンの中での重要度っていうのを考えると、
実はベートーベンさん一人に絞った方が、
面白くなる可能性は全然あったかもしれないですけどね。
まあ確かにね、実際そのエピソードの数々を聞いてるとね、
こんなにいっぱいできてもお腹いっぱいだよーになりそうだからね。
まあそうですね、逆に他のキャラクターと相対化することによって薄まる可能性すらありますからね。
そうだね。
っていう点で、まあまあまあ本当に面白い題材だったんだなというのが今更に分かったりとかするんで、
いろんな可能性のある作品だったなというのが、
本当に分かってくる感じの振り返りになりました。
ですね。
本当に音楽漫画という時点で、やはり漫画ではかなり難しい。
音楽が表現できない漫画という題材に対して音楽というのは難しいというのは昔から言われていましたし、
やっぱり成功した作品よりも失敗した作品の方が全然多いジャンルだと思うんですが、
そんな中でかつ歴史上の偉人ベートーベンさんを持ってくるという、
そのネタとしてキャラクターとしての強さは本当に今回分かりましたが、
それがどれだけ知られているか、日本における知名度、どこまで詳しく知られているかという点でいったら、
まだまだ難しいかもしれないベートーベンさんという題材を持ってくるという形で、
本当にどちらの面からいってもすごく難しい挑戦という意味のあった作品だと思うんですが、
うまくいけば面白くなったんだろうなというのが改めて感じられますね。
挑戦的な漫画企画
そうですね。
いやーでもね本当にもう、連載期間は短かったですけどね、
ベートーベンさんに関してはもうだいぶ強烈な印象をすごい与えてくれたんでね。
はいはい。
いやー林先生も次回以降はまた強烈なキャラクターを引っ張ってきて、
いい場合は回答しだってますねって。
まあそうなんですよね。
なので企画としてその難しいことにチャレンジしているけれど、
とはいえやっぱり勝ち目のある企画ではあったのかなというのが今分かったりもしましたんで、
まあこういった挑戦的な企画の下で、
本当に林先生の才能を遺憾なく発揮して、
また何か素晴らしい作品を書いていただけたらなと思いますよ。
そうですね。
という形で林先生の次回作に期待いたしまして、
最終回の感想はまた本編の方で語っていきます。
はい。