スピーカー 1
スピーカー 2
{openStarringSelector = false;})"
wire:loading.class.remove="cursor-pointer"
wire:loading.class="cursor-wait"
aria-label="出演者を紐付ける">
tadanori kurashita
{openStarringSelector = false;})"
wire:loading.class.remove="cursor-pointer"
wire:loading.class="cursor-wait"
aria-label="出演者を紐付ける">
Tak.
スピーカー 1
まあ、全然使ってるんですけども。
スピーカー 2
ワークフローリがアップデートとかもめちゃくちゃありまして、これも全然全部追いかけてないんですけども、
カラーテーマが1個増えたという話があるのと、PDFファイルをアップロードしたときに、そのままPDFを読めるようになったというようなことと、
ベータ版なので、セッティングでオンオフチャーが出てきないか来ないかわからないんですけども、
いわゆるデイリーノートの機能がつきまして、
スピーカー 1
これまた勝手に画面を共有してしまうわけですが、
スピーカー 2
ワークフローリの通常の画面が出てますけども、
右上にToday用のボタンが追加されてまして、
バックだとコントロールTかな、がショートカットキーになってます。
このサイドバーにもTodayという同じボタンがついております。
役割は一緒です。
これをバチッと押しますと、Todayという項目に飛ぶと。
今日の日付がデータとして入っていると。
これも乱暴なことしますけど、このカレンダーという項目に入るんですけども、
これも仮に消したとします。
ない状態でこれを押すと、さっき言ったフルセットがすべて自動的に出来上がってしまいます。
これ自身だいぶおせっかいやなと思うんですけども、
今までデイリーノートというのをいちいち作っていったのを一括で管理できるし、
これ面白いのは、僕が明日これを押したら3日の項目が自動的に出来て、
このTodayの項目がYesterdayになり、ここに新しい項目がTodayになっていくということで、
これテキストに見えますけど、僕操作できないんですね。
Polyfixみたいな感じで勝手に表示されているので、
これが自動的に日付ごとに変わっていくという感じになっております。
これ自身であれば、僕はこんな機能は普通にいないよという感じがきていたんですけども、
面白いのはこの特殊な機能がついていると。
普通のアウトラインのズームでは出てこない、
この左右の矢印ボタンとこのカレンダーボタン。
もう直感的に分かると思いますけど、
Todayにズームした状態でこれを押すとYesterdayになると。
これも勝手に作られているわけですね。
逆にNextを押すとTomorrowの項目が自動的に出来上がると。
日付を送って左右に移動することができるようになっていると。
このカレンダーボタンを押すとカレンダーが出てくるので、
クリックしたら該当の日付にズームすると。
ここまでやったらまあまあすごいなというところなんですけど、
ここからがアウトライナーの本領を発揮して、
全く同じことが月単位でもできると。
この月の10月の項目で左を押そうとすると、
前の月というのが出てきますので、
こう押すと9月に移動すると。
勝手にできていると。
2025の年の一つ上で同じ操作をすると、
この24が勝手にできていると。
正直これがワークロールに便利使えるかどうかは別としても、
この機構はとてもいいなと僕は思っています。
この左右移動があるということは、
この手のツール、特にデイリー項目って必ず日付の中に位置付けて
閲覧されるので、左右ボタンがあるのはいいかなと思うんですけど、
これ使われました?この機能。
スピーカー 1
使いました。
スピーカー 2
感触はどうですか?
スピーカー 1
ポジティブな感触とネガティブな感触が両方半々ぐらいですかね、やっぱり。
やっぱりアウトライン上にカレンダーを作るっていうのがどういうことかというのが
非常にわかりやすく示されていて、
なおかつプレーンなアウトライナーのままだとちょっと使いにくく、
そこでカレンダーを運用すると使いにくくなりがちなところのケアをちゃんとしてる。
スピーカー 2
ところがいいなぁと思いつつですよ。
スピーカー 1
やっぱりね、構造を勝手に作られちゃう感じがありまして、
で、それはやっぱり、
そのなんというか、アウトライン、アウトライナーの、
あくまでこれは勝手に僕が思っているものですけども、
アウトライナーというものの哲学には反しているかもしれないなということはありますね。
で、だからカレンダー構造をどう作るかというのは、
こっちに考えさせてほしいという思いもあります。
だから逆にこれだけAIと言っているのなら、
逆にこちらが作ったカレンダー構造を読み取って、
それに応じてこの機能を使えるよう、機能というか、
いい具合に使わせてほしいなという思いはあります。
カレンダーほど多分判定しやすいものはないので。
そうですね。アルゴリズムだけで成立しますね。
そうなんですよね。という思いもありつつ、
スピーカー 2
でもポジティブ6割、ポジティブな気持ちのほうが大きいかなと思いますね。
まずそもそもとして、例えばワンクローリーで、
例えばメモだけじゃなくてこういうカレンダーみたいなレイリーを作っている人であれば、
おおむねこのような構造になっていることが多いと思うんですよ。
その場合はそっくりそのまま動かせばいいという感じですけど、
僕はこの年の構造とかあまり作らないタイプなので、
メモの中に直接と日付の項目を並べるタイプの人間なので、
ネストがちょっと深いですね、これを作らないと。
例えばですけど、ここに作った項目をイメージとしては、
その日使い終わったらここにムーブすることで、
ハイブリッドな運用ができないかなと思ったんですけど、できない。
スピーカー 1
できないですよね。できないですよ。
スピーカー 2
全く似たような見た目の日付についての項目をこっちに動かしても、
例えばイエスタデイとか押したら、結局その新しい、
同じ日付を持った別の項目が作られてしまって、
項目先、移動先として認知されない。
見てみると、HTML見てみると、やっぱりちょっと違う。
ほとんど全く一緒なんですけど、プロパティがちょっと違ってまして、
ここに並んでいる項目はプロジェクトだけなんですけど、
移動してくるとタスクっていうクラスがついて、
そこは対象外になっているみたいですよね。
そこがなくて、いくら移動しても、
例えばここから出しても、他のところからここに入れても、
同じように可憐な機能が使えるというので、
あれは僕はもう少し歓迎したんですけど、
ここに置くしかないと言われたり、
例えば僕が勝手にここで11を作っても、
結局この状態でこれを押したら、
11がまた出来てるんですよね。
それは困るというか、何か違うかなという気がして、
ボタンキーとかで作らない限り認知されないというのは、
ちょっとその、どう言ったらいいんかな、
ワークロリーらしさの自由速度がちょっと低い形に感じられてるんで、
そこが、例えばここで普通にリターンを押して12って書いたものが、
ここで同じように使えるんであれば、
僕はもうちょっとポジティブ判定が上がったんですけど。
スピーカー 1
そうなんですよね。
ワークロリーの通常の項目じゃないんですね。
スピーカー 2
特殊な項目になっている。
スピーカー 1
そうですね。
だからちょっと哲学に反してるなと感じ、そこですね、たぶんね。
そういうとこでしょうね、きっと。
スピーカー 2
ここに入っている項目を自動的に特殊な項目に変換するないしは、
僕の何か操作で、このバレットでカレンダーを項目にするみたいなのを選べるって、
その変換できるんであれば、まだもうちょっとあれなんですけど、
ちょっと異物感というか、
ここの中が一つの大きなテリトリーになってしまって、
向こう行ったりこっち行ったりっていうことがあんまり念頭に置かれてないところだけが、
ちょっと残念かなという感じですね。
スピーカー 1
それでノートを更新するとあれが減ったりするんですね。
スピーカー 2
悲しいですね。
細かい話なんですけど、
僕のコセンスの使い方で、
前々から言ってたワークフローリーとかで元気してた使い方なんですけども、
アイディアスレッティング。
基本的にコセンスとかっていうのはカード型で一つ一つ独立的に書くと。
それぞれの内部にリンクを貼ることで他のカードと関連性を作っていくというやり方で、
自由に言ったらアウトライン構造に縛られずに、
情報の繋がりを作っていけるということが最大の売りで、
それが非常に便利なんですけど、
そういうことをいくらやっててもアウトラインは出来上がってこないと。
だってアウトラインを作ってないからということなんですけど。
アウトラインを作るとはどういうことかっていうことを話すと非常に長くなるわけですが、
どっかのページを開いたときに、当然このリンクっていうのが出てくるわけですけど、
このページとこのリンクたちがどのような繋がりになっているか。
繋がりがあるとしてその繋がりの種類はどうなんだってことは、
このリンクの中では見えてこないと。
例えばこのfromというものをついててこういうリンクがあると、
このページからこれが作られたと。
だから従属なのか連続なのかわかりませんけど、
これの一つ手前にこいつがあるということがわかるし、
右にある人といったらこのカードの次にこれに行くぞという風に一つの流れができると。
そういう流れも一応スレッドと仮に読んだとして、
この個別のページを見ている中では、
例えばこのカード自身がこれとこれに挟まれているということはわかっても、
それをもう一段ズームアウトしたより大きな流れっていうのが、
どうわがいてもコセンス上では見えてこないと。
どうわがいても言い過ぎですけど、通常の利用の仕方では見えてこないと。
なので面倒ですけども、わざわざそれを一つのページに書いて
リンクの形で残していくと。
その際にアウトライン構造というか、インデントと開業を2つ組み合わせることで
カード同士のロジックというかな、
この2つの繋がりを示す言葉を僕は知らない。
ひとまずロジックとカタカナでロジックと呼びますけど、
を示していくっていうことを少しずつ、ほんまに少しずつやってまして、
やっぱりこれをすると知的活動の質が変わるなという感じがあって、
別にアウトライナーでもできると思うんですけども、
ワークフローの場合、この前も言いましたけど、
この2軸を下に行くのと横に行く2軸を使う場合って、
項目のノートに入れないとうまく作れないという話をしたと思うんですけど、
こうしたときにここで中身に対してインデントすると、
ここに下に位置付けられなくなってしまうので、
こうしましょうよという話をしたと思うんですけど、
それをワークフローでやっていくという試みをしておりまして、
これは多分あんまりワークフローでやられていない、
ちまちま手作業なのであんまり効率がいいことではないんですけども、
これやってみるとなかなかいい感じだよということは報告しておきます。
スピーカー 1
なるほどですね。
スピーカー 2
アウトライナーとコセンスの合わせ技みたいなことをしてますね。
スピーカー 1
こういう機能って多分昔の80年代とかのハイパーテキスト環境に
割に生き物というかマップで表示したりすることがあったじゃないですか。
おそらくコセンスの開発者の人たちはおそらく意図的にそれを
スピーカー 2
オミットしているんじゃないかと思いますね。
スピーカー 1
でもやっぱり使っているとそれが欲しくなるというところの微妙な
摩擦じゃないけれども、哲学は分かっているけど欲しくなるんだよなというところありますよね。
スピーカー 2
だからやっぱり基本的にコセンスは広がっていく方向、
もし知的な営みを広げる方向とまとめる方向があるとしたら広がっていく方法を重視しているし、
やっぱりそのようなこれがサイドバーにあったときに、
ここから逸脱するものが欠けなくなってしまうわけですね。
それは良くないというところでこのような設計するようになってますけど、
まとめていく思考っていうのをどこかに持つと。
別にこれをワークフローに置いてもいいわけですよね。
リンクになっているとしたらこれをここに貼り付けても別にいいわけですけど、
一応ワークフロー、コセンス上でもできるしやっていくと。
コセンスってインフォボックスという機能がありまして、どこかで紹介したかもしれませんけど、
自分で表組を定義するわけですね。
その情報に見合ったものがAIで自動的にページの中から収集されると。
普通は定型の情報を引っ張ってくるときに使うんですね。
これインフォボックスで使ってますけど、出版社ダイヤモンドはここから勝手に持ってきてるわけですね。
僕は別にここの項目に入力したわけじゃなくて、
自然言語で書けばAIがそれっぽいのを抽出してくれるっていう機能のインフォボックスをアレンジというかして使ってまして、
これがいいかな。
これですね。
これなんですけど、fromはこれですね。
で、nextはこれかな。
これ、ページの中にあるリンクで、fromから始まっている行を探せと。
それをここに入れると。
で、ページの中で右矢印の次にある行を探せと。
それをここに入れると。
なので、1情報、関係性かな。関係性情報がここで抽出されると。
僕の今の妄想的企画なんですけど、
このアイデアセッティングがついている、ハッシュタグがついているカードがここにあるわけですが、
このカードはこのカードから来ているっていうカード同士の関係がここに全部網羅されている。
ということは、ここのデータを解析したら、
スピーカー 1
このカード同士を矢印でつないでいくことができるわけですね。
スピーカー 2
それをマップで表示したら、
僕は個別にカードを書いているだけで、いわゆるマップ的なものが別に描写できるのではないかと。
それを、僕は文中の矢印を書くだけでいいと。
これだけで関係性を。
そこがポイントですけどね。
いちいちしなくても、僕の中でイメージする次の話題と、
じゃあ深掘りする話題と次の話題っていうの。
だからこのMOTOっていうのは、本当はMOREってしようと思ったんだけど、
間違ってTRになってMOTOになってしまった。
MOTOはアウトラインのスレッドでいうと次の項目。
だからこれに対してこれということですね。
これが下ということで、これが右ということで、
関係性を本文の矢印だけでつないでいって、
それにもかかわらずアウトラインの構造が出来上がるということができたら面白いんじゃないか。
これができるのがエコセンスの面白いところやなと思ってますね。
スピーカー 1
なるほど。面白いです。
スピーカー 2
だいぶ真逆ですけど、そういうこともできるんだよという話でした。
最後に一つだけ、Obsidianを作業記録を使うのをやめたという話をしたんですけども、
いまだに普通に使ってまして、相変わらず引き続き。
ベース機能というのが使われて、ノーションっぽいデータベースが作れるようになったんですけども、
むしろ今までよりもノーションと仲良くなっている感じがありまして。
やっぱり書くためのツールっていう位置づきすると、
ありとあらゆる装飾物が嫌になるんですよ、僕の場合は。
ボタンとかもいらないし、サイドボタンもない方がいいと。
そうやって諸々なくしていくとObsidianめっちゃ不便になるんですよ。
ひとたび作業記録とか単発の記事を書く場所を別のツール、僕の場合は自作のエディターにして、
Obsidianっていうのはもうちょっとオブジェクト的なものを書き残していって保存してアーカイブを管理するっていう風に使うと、
抜群に使いやすくなったと。気楽に使えるようになったという感じかな。
最近出たベースズという機能が非常に良くて、
データベース的使い方に非常にマッチしていまして、
これもちょっと画面出したいんですけど。
これはObsidianのベースズ機能っていうのを使っているんですけど、
ポイントは一般的にベース機能っていうのは、
このようにデータベースを表示させると。
ここで変えられるんですね。
データベースのスタイルみたいな、絞り込みとか表示するプロパティとかを変えられると。
ここまではノーションと変わらないんですけど、
さっき見ていただいたように、
一つのページに複数のデータベースが並んでるんですね。
これって別に新しいデータベースを作ってるわけじゃなくて、
さっき言った切り替えを縦に並べてるだけなんですね。
その上、ここでリミットを変えられるんですよ。
こうやって20にしたら20個になりますし、
これ5にしたら5になる。
この手の情報を見るときに、
全部を見たいってことはあんまりないわけですね。
普段の世界において。
最近の実験みたいなバラバラと見たいという用途が多いんですけど、
このベースズ機能の場合って、それが容易にできるんですね。
全部見てもいいし、削ることもできる。
それを一つのページのスクロールの中で、
つまりボタンをクリックして切り替えるとかじゃなく、
スクロール操作だけで複数のデータベースにアクセスできるということが
めちゃくちゃ使いやすく、大変気に入っております。
やっぱり僕のこの操作感覚、複数のものの中を見たいっていうのが、
ワンクローリーのダッシュボードレイアウトと
全く同じだなと思いまして。
僕がダッシュボードレイアウト好きなのも、
基本的に中をズームインしなくても、
全ての中身をちょこっとだけ見れるという操作性が
多分僕は好きなんですね。
スピーカー 1
そうなんでしょうね。
スピーカー 2
この自分の好きなツールの感じを見ても思うんですけど、
やっぱり似た特徴があって、
全部こうなってた方が嬉しいんですね。
スピーカー 1
このようですね。
スピーカー 2
そうそう。これを見た時に安心できるなって。
同じようなことがNotionでもObsidianでもできるようになって、
今ホクホクしているところですね。
スピーカー 1
なるほどですね。
スピーカー 2
長い話でしたけど。
ああいうのって、例えばタスクとプロジェクトとかを
全て一つのビューというか、ページの中に並べられる。
タスクはタスクボタンを押してタスクだけ見る。
プロジェクトはプロジェクトを見して見るんじゃなくて、
タスクとプロジェクトっていうのを一つのページの中で見られるとかっていうのは、
結構タスク管理的にも有効だなとはちょっと思ってますけども。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そんな感じでして、長すぎる前編だったんですけど、
スピーカー 2
本編。本編が助動法確保に仮についてというところなんですが、
これいろいろ複数の話題が絡まり合っているんですけど、
まず紹介したいのがですよ。
管理という、タスク管理とかで使う管理という言葉の印象なんですけども。
はい。
どうですかね。
たくさんの管理という言葉に対する印象は、
ポジティブなのかネガティブなのか、あるいは温かいのか冷たいのか硬いのか柔らかいのか、
青なのか赤なのか、なんかどういう感じ、フィーリングがあります?
スピーカー 1
フィーリング。ネガティブで硬い。
スピーカー 2
イメージ。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
あまりどっちかというと近寄りたくないし、機械的システマティックなイメージが強い。
スピーカー 1
そうですね。融通が効かないイメージが強い。
スピーカー 2
ノーマルサルトさんという方のツイートで、
管理という言葉に対しては決定を押し付けるような印象をあまり抱いてこなかったという言い方がありまして、
これを聞いてて、このツイートを見て思ったんですけど、
僕もどっちかというとそっちの感じが強いですね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
だから管理者っていうと、僕のイメージでいうと責任は俺が取る、
お前の好きにやれって言う人が管理者のイメージじゃないですか。
スピーカー 1
そうそう、本来の意味での管理者ですよね。
スピーカー 2
でも結局その人が生まれてこの方を接してきた管理者がどんな管理をしていたかで、
その人が管理に対して抱くイメージっていうのが変わってくるわけですよね、基本的には。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
少なくとも辞書を引いて管理がこう書いてあるから、
管理とはこういうことだっていう風に学習するわけではなくて、
管理という言葉が実際に使われている場面で何が行われてきたのかが、
その人の管理という言葉に対するイメージを多分形成していると思うんですよ。
スピーカー 1
なるほどですね。
スピーカー 2
たぶんタスク管理って一言で言ったとしても、
その管理という言葉のイメージによって、
その人が何を頭に思い浮かべているのか、
どういうことをすることがタスク管理と呼ぶのかっていうことが多分違ってくる。
もっと言えばタスクもそうですよね。
タスクという言葉の印象も違うことを考えれば、
もうタスク管理って一体何をしているのかな。
人それぞれ違っている。
同じようにタスク管理と言ってても、
そこで意図されている行為が違うっていうのは、
ある人がタスクリストを使ってやっていて、
紙のタスクリストを使っていて、
別の人がデジタルのタスクリストを使ってやっているっていう意味の違いじゃなくて、
そもそもその行為が違う。
目指すところとか精神性とか価値観とかっていうことそのものが
根底として違っているということがあり得るんだろうなと。
だとしたら一般的なタスク管理っていうのが、
機械的システマティック押し付け、
個々の固有性を無視するみたいな言葉で語られているとしたときに、
どっちかというと柔らかい方向、
強すぎない方向のことを何と呼べば通りがいいのかというのが、
喫緊の難しい問題で。
僕はその緩和するためにタスク管理をタスクマネジメントと呼ぶわけですけども、
僕の中でマネジメントっていうのはさっき言った責任は取るから好きなことやれ
タイプのことを指すんですけど、
結局それもその人の頭の辞書で
マネジメントイコール管理と訳されてしまったら、
何の成果も上げないなと思いまして、
ここに新しい言葉が必要だなと。
その人が理解するコンテキストを変えるような別の言葉遣いが多分いるんだろうなという感じで、
いろいろ考えてまして、
その中の一つは助動という、
スピーカー 1
やるべきことを進めて、一つ一つやるべきことを一歩一歩進めて、
最終的に終えていく。
で、やらないもDoneの一種なんですよね、たぶん。
うん、なるほど。
そういう日常的で些細な大したことないことをちゃんとDoしてDoneに持っていくことが、
結果的にはすごく大きな違いを生むんだよということだと思うんですよね。
で、そのための技術。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんで、そういうすごく大きく構えたすごいプロジェクトを見抜くっていう感じではない。
ただ結果的に小さいことをDoしてDoneしていけば、
結果的にそれにつながっていくよっていう感じなんだと思うんですよね。
うーん。
スピーカー 2
それは何かと言われたら、タスク管理。
いや、僕の認識するタスク管理がまさにそれやなという気はするんですけど。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
管理という言葉がどっちかと言うと違う。
タスク管理するというと、Do側じゃなくてコントローラー側に自身を置くことに多分なってしまって、
なんかニュアンスが増えてくるんですかね。
スピーカー 1
そうですね。
で、デビッド・アレン自身があんまりタスク管理、タスクマネジメントっていう言葉を使ってないように思えて、
本当に全然使ってないかどうかはちょっと確認できませんけど、
現象を見ると、メインタイトルがGetting Things Doneで、サブタイトルがThe Art of Stress-Free Productivity。
ストレスフリーの生産性の技術。
だから今の日本語翻訳、今出てる翻訳版のタイトルはどっちかと言うとこの副題をメインタイトルに使ってる感じなんですね。
確かに。
で、タスクをマネージするとはあんまりなくとも多用はされてない感じ。
そうですね。そんな言葉は多分ほとんど出てこないと思いますね。
マネジメントっていう言葉を使ってるのかな。あんまりそれもイメージがないんですよね。
スピーカー 2
マネージメントもないんじゃないですかね。現聴読んでないからあれですけど、そういう直訳的な管理とかは多分あんまりなかった気がします。
スピーカー 1
そうですね。プロダクティビティはいっぱい出てきますね。
スピーカー 2
まとめるとか整理するみたいなことはありますけど、プロダクティビティもクセモノですよね。
スピーカー 1
それもまた生産性っていうのもまたクセモノなんですよね。
スピーカー 2
こういうジャンルであることを示すためには間違いなくこんな言葉があるんですけども。
そもそもストレスフリープロダクティビティとストレスフリーの整理術ってまたこれ違う概念になると思いますけど。
スピーカー 1
ただそのオーガナイジングはよく出てくるんで。
スピーカー 2
オーガナイジングは出てくると思います。
スピーカー 1
それが整理術になってるんですよね。
なるほどね。
でも多分すごく日本語版のタイトルを決めるときに苦労されたんですよね。
スピーカー 2
それはわかりますね。
スピーカー 1
難しいですよね。
スピーカー 2
たぶん生産性術とかって言葉がないですし日本では。
たぶんそういうことを書くとこの本のニュアンスもずれてくると思うんですけど。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
でも逆に整理術って言ってしまったらさっきのドゥー感が薄れてしまう気がするんですよね。
スピーカー 1
そう。たぶんドゥー感が一番大事なんですよ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
ただやっぱり本のタイトルというのを売るという大事な目的があるので。
そういうことも踏まえつつ、原初のニュアンスも踏まえつつって考えると、きっとすごい苦労したんだなという感じがすごくしますよね。
大変だなと思いますよね。
スピーカー 2
難しいというか、まず目先に具体的に取れる行動を考えるとか、あるいはもっと大きな視点で自分が何をすべきか考えるっていうことの相対は、一番広く意味を取った時でのタスク管理とは呼べると思うんですけど。
結局タスクも管理も偏った印象があるとした時に。
でも広くセルフオーガナイズとかセルフオーグとかって言ったとしても別の言葉とは認識されるでしょうけど、本当はオーガナイズっていう言葉の日本的なイメージがほとんど空虚なので、何してるのか結局伝わらないと思うんですけど。
日本語ではこういうの、何と呼ぶんでしょうね。
スピーカー 1
やっぱないんでしょうね。
切り欠かってることをやる技術みたいなことを書籍のタイトルになりそうな、特にビジネス小分野で成立しそうなタイトルにすること。
そういう言葉ってないんでしょうね。
スピーカー 2
日中の細かい技術の話で、受けが悪くてもあるんですけど、この手の活動のマス向けに受け入れるようとした夢を叶えるほにゃらら術とかになってしまって、
スピーカー 2
それは本性の言うてることとはだいぶ違ってきますし、逆に与えられたタスク、動かし方やタスクをいかに遂行するのか達成するのかっていうビジネス技術はあると思いますけど、
日常的な何かを片付けていく技術が、やることを片付けるっていう、片付けは整理と多分言い換えられるんで、成立はあんまり間違ってないんだよ、間違ってないが。
スピーカー 1
やっぱり整理、整頓的なイメージ。
スピーカー 2
物事を進めていくっていうのは、物事を片付けて気になることを片付けていくという、片付けるというのはもうちょっと動詞的な感じがありますけど。
スピーカー 1
そうですね。やるべきことを片付ける。物事を片付けるならもうちょっと近くなる。
スピーカー 2
なんか感じ、アクション感はちょっと出てきますけど。
スピーカー 1
片付けるはいいかも。そういう意味では片付けるは割に近いかもしれないですね。
スピーカー 2
そうですね。片付けるというしかないというか。
スピーカー 1
整理整頓の意味の片付けるじゃなくて、仕事を片付ける、やるべきことを片付けるの方の片付けるですよね。
スピーカー 2
そういうことをしていきましょうという。であればそんな大げさ感もないですし、何かコツコツ進めていく感じもあって。
もちろん片付け術って言ってしまったらもうそれは整理整頓術になってしまうから、語彙としては難しいんですけど。
やっていることのイメージでどう気になっていることを片付けるとか、物事を進めていくのかということに関する工夫、アーツという意味での技術ということだとは思いますけど。
僕の中でGTDというのはどっちかというと情報整理術のイメージだったんですね。
つまり入ってくる情報をフローチャートに沿って割り振っていく。リストが出来上がるという、この中では情報整理しているわけですから。
情報整理術。
そっちのイメージなんですか。
僕はそういうイメージでずっとあって。
それともエイズということに引きずられた印象なのかもしれませんけど。
ずっとGTDには実行を補助する方法論が欠けているなというイメージがあったんですよ。
つまりリストが出来たって実行できるとは限らないでしょうという不満というか疑問があったわけですよね。
でもそれが広がると言うと、実行できるリストを作れないということで、情報整理が失敗しているということだと思うんですけど。
だからやっぱり、アレンがあそこで示しているような高いレベルから見た時に自分がすることはこれだというような観点を無視して、
ただ気になっていることをボトムアップで片付けていく場合、リストが張大なことになって、それは出来ないということになって、
リストなんか作っても意味ないよというような失敗のホラーにハマり込んだということがその印象を作っていたと思うんですけど。
でも今回の話にもっと動揺りな言葉だよということを聞くと、結構印象が変わっていくなぁとは思いますね。
スピーカー 1
そうですよね。
ただ、現象を読んでいる英語圏の人が全部そのニュアンスをちゃんと受け止めているかというとどうもそういうふうにも見えなくて、やっぱり難しいんだと思うんですよね、GTって。
スピーカー 2
どこが難しいんでしょうね。
スピーカー 1
やっぱり誤解しやすいのかな。そこはちょっと手前味噌側にありしちゃいますけど、
やっぱりどれだけ説明してもアウトラインプロセッシングっていうとアウトラインを作ることだと思ってしまうというのと同じ感じで、
やっぱり僕自身も含めてですけど、なかなかアレンが言ってるニュアンスが伝わらないっていうのが一つ。
要するに何度も読み直して、あれ?全然誤解してたなって気づくことが何度もあったりとか。
スピーカー 2
一方で誤解が解消されたとしてその絵が実際に実行できるかっていうとやっぱりなかなかできないっていう。
スピーカー 1
そういう意味では結構難しいですよね。
この話ってたぶんうちはセキュアストで何度も出てると思いますけど、
そもそもやることを全部リストにしろとは言ってないみたいな話あるじゃないですか。
次のアクションだけ書き出せって言ってるんですよね。
それみんな読んでるのに、ネクストアクションとか次のアクションって言葉はみんな使ってるのに、
実はプロジェクトの最初から最後まで全部書き出そうとしてパンクしたりとか。
僕もそれやってましたし。
パンクしないようにコンテキストごとに分けろって言ってたわけですよね。
今いるコンテキストで以外のことは考えなくて済むように分けろって姉は言ってる。
ただ、そこで生まれたもう一つの難しさは、
アレンの言っているコンテキストがたぶん2010年代以降はほぼ通用しなくなってしまったときに、
代わりのコンテキストが見つからないんですよね。
いろいろ提案がされ、自分のエネルギー量だとか、かかる時間とか、
そういう新しいコンテキストがいろいろ提案されてきたんですけど、
それを厳密にやっぱり実装しようとするととんでもなく手間がかかって、
その手間をかけるところにエネルギーを取られて実際に実行できなくなるっていう問題が起こるんで、
それがたぶん二つ目の難しさですよね。
でも僕こうやって言ってますけど、もしかしたらそこにもまた何か誤解があるという気持ちもありますし。
だけどそんなに難しいことならやっぱり何かが間違ってるんじゃないかという気もしますよね。そんなに難しいんだったら。
スピーカー 2
そうですね。どうなんかな。
例えば新版とかチーム版が出たんですけど、まずもって分厚いんですよね、この本が。
これはもう現在社会において分厚いだけの弱点というか、
アメリカの場合その分厚い小説は受けると思うんですけど、ノウハウ上を分厚くて読む人がそもそもいないと。
ということは依然と読み飛ばされてしまうわけですよ、それはもちろんのこと。
その空白を自分の認識で埋めるということが起こると。
そうなった時にその分厚く書かれているGTDは誤解されやすいというのは当然起こることでしょうし、
もっと骨組みだけにできないものなのかということは一つありますね。できないんでしょうけど。
スピーカー 1
そうですね。だから極限まで骨組みにしたのがフローチャートじゃないですか、たぶん。
スピーカー 2
でも逆にあれは。
スピーカー 1
あれがあれで誤解を招いてるんですよ。
スピーカー 2
あれはだって動感ゼロですからね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
あれをまず、最近どっかで読んだんですけど、本の内容を図解したもの、部分的に図解したものを提示すると、むしろ誤解が増えるという研究があったらしいんですよ。
それを多分地面に行く感じだと思いますが。やっぱりリストアに来るところまでじゃないですか。
そうなんですよね。
コンテキストごとにどうしましょうっていう図がないので、図の中に。
でも本来主役はそっちですね。この10の時間があったら割り振るのは1ぐらいで実行が9ぐらいでないとバランスが悪いんですよね。
でもあれ、あそこで終わってしまうというか、あれ自身がGTDだと思われてしまう。
スピーカー 1
それはありますね。
スピーカー 2
しかも整理図という名前があえて整理することがGTDだと思われてしまうし、僕も多分ずっと思ってましたけど。
でも今回の話聞くと、整理してドゥするまでがGTDなわけで。そこが欠落してますよね。
スピーカー 1
だから一番GTDの思想を体現しているのが、2分でできることならその場でやれっていう。
スピーカー 2
あーなるほど。
スピーカー 1
そこが一番おそらくGTDらしいところなんですよね。
で、その場で今すぐできないような時間のかかることは整理しましょう。
どう整理するかというと、こういうふうに整理するんですよっていうのがあの図であって。
本当はまず持ってやれ。まず頭の中でごちゃごちゃ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃってなってごちゃごちゃしちゃっているものをまず全部吐き出しなさいっていう。
吐き出したものでやれることはもうその場でどんどんやっちゃうんですよと。
やれないことをやって整理して後でやる。後でやるためにやって整理するんですよっていう順番なんですよね。
スピーカー 2
そこがやっぱりちょっと見えてこないというか、やっぱり僕自身もその2分でやるのはむしろ例外的な感じで。
リストに入れることがメインストリームやというような認識が長らくあって。
でもそれやったら当然リストの項目って増えまくってはいけませんよね。
スピーカー 1
まず僕もそうでしたけど、2分でできることもリストにしてましたよね。
スピーカー 2
リストを作ることが目的になっていたので。
2分でできることを10個やったら20分かかるわけじゃないですか。時間として。
でもその時間の長さってフローチャットでは見えてこないですよね。
締める割合が実は2分で実行していることがめっちゃあるんですよっていうことが見えてこないんで。
やっぱりその辺のフローチャットが利害を助ける反面、全体の構図そのものをその一部分にズームしすぎている感じがもしかしたらあるのかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。だからGTDの、2分でできないことの整理の仕方なんですよね、フローチャートは。
スピーカー 1
フローチャートだけがGTDじゃないんですよね、きっと。
だけどそれが日本語にするのが難しいから伝わってないのかというとそういうわけでもなくて、
英語圏の人のYouTubeのGTD紹介するぜっていうやつもやっぱりフローチャットで言ってるんですよね。
スピーカー 2
いやーでも例えばですけど、リストを作るじゃないですか、一番最初の書き出しリストを作って、上の方から2分でかかるものをやりましょうってやるのが難しいと思うんですよ。
つまりコンテキストスイッチが変わるわけじゃないですか。今までは紙の書き出しとかリストの整理をしてたわけですよね。
急にルーに行かなあかんわけですよ。それよりはリストにした方が楽ですよね。
そこら辺のスイッチが多分掴めないようにやってしまうと、リスト地獄になっちゃうんですよね、きっと。
スピーカー 1
そうですね。だからまあ、それでセミナーをやっていて、セミナーの場だと多分、なんかそこで非言語的なことも含めて。
スピーカー 2
講師が前に立って、「はい、じゃあ今から2分しましょう。」って仮に言ったら、そのコンテキストスイッチが起こるんですよ。
それは実行に移ると思うんですけど、1人の場合はなかなか難しい気がしますね。
スピーカー 1
だからそういう意味ではもしかすると、セミナーを受けなきゃいけないのかもしれないですね。
スピーカー 2
この辺のね、あんまり言い過ぎるとセミナーにハマってしまうわけですけど、
やっぱり、さっきも言われた非言語的なとか、講師という外部者が切断してくれる何かっていうことのリアルな効果っていうのはやっぱり強くて、
リストで1人作っていくのは楽ですけど、やっぱりさっきも言った固定関連を引きずることもありますし、
コンテキストのスイッチみたいなものは基本的にアホダンスでもたらされるものなので、
それを自分で知って仕掛けをしない限り、なかなか自分で再実装するのは難しいんじゃないかなとは思いますね。
スピーカー 1
そうですね。
ちなみにですね、今、原書の中で例のフローチャートがどこにあるのかなと思って探したら、
プロセッシングって書いてあるんですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
プロセッシングって何かっていうと、インボックスに入れたことをプロセスする段階。
そのプロセッシングをどうやるのかっていうと、こうやるんですよっていうところでこのフローチャートが出てくるんですよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
だからやっぱり、Doじゃないんですね、そこはね。
スピーカー 2
うん、なるほど。
スピーカー 1
Do以前の。
処理。
処理。処理する。処理する方法なんですね。
スピーカー 2
あらゆるタスク管理で、タスク管理と呼ばれる行為はすべて当人の実行を補助するものであるということも前提だと思うんですね。
その中でもリストを作るとか、リマインダーを設定するっていうのがあると。
で、タスク管理的なことをした結果、実行が生まれなかったり逆に阻害されたりしたら、これはタスク管理の失敗なわけですけど。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
そういう評価軸があんまりなくて、タスク管理で紹介されている技法をそのままできるかどうかというところが評価軸になってた場合、やっぱり実行という観点がないんで。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
だから、実行術というか、片付け術でもいいけど、実行術という観点からタスク管理は見ていかないと。
タスクを分類して複数のリストにできました、タスク管理できましたということになってしまっては、本末転倒にならざるを得ないですからね。
スピーカー 1
そうですね。あとやっぱり実行することと管理することは別なので、管理が必要になる場面があるとしても、それとは別に実行を助ける技術っていうのがやっぱり必要で。
で、その言葉がないなと思ってたんですけど、その倉下さんの助動法?助動詞みたいですけど。
助動詞みたいですね。
でも助動法、ニュアンスはすごくよくわかるし、最終的にその言葉がいいかわかんないですけど。
はい。
そうなんですよね。その助動の動っていうのはdoですよね。
スピーカー 2
動き。
スピーカー 1
それを助ける。そう管理するんじゃなくて実際にやることを助ける技術っていうのは、タスク管理とはまた別にあるはず。
スピーカー 2
そうですね。まあ本来の管理はそうなるべき。ややこしいですけど、僕が思っている管理コードマネジメントは対象者が何かすることを補助するものであるべきであって、
管理のための管理は逆に言うと管理が失敗しているということなんですけども、そういうニュアンスが日本語の管理にはもうほとんど遅げ落ちてしまって、
非常にコントローラブルなものになってしまう。コントロールフルなものになってしまってるんで。
助動っていうのは多分そのケアの考え方と一緒だと思うんですね。
力を生かすという意味で。だからそのような、いわゆる対比で言うと、
マッチョ的な感じである指向性に向かって力をつけていくというよりは、本来その人ができるけど何かしらの阻害要因によってできないことを取り除いたりとか、
ちょっと背中を押す形で助けていくっていうタイプのノウハウっていうのがあったらいいし、
名付ける言葉がないということは今まであんまりなかったということだと思いますけどね。
スピーカー 1
そうですね。ちょうど昨日だか一昨日に、
マガジン的孤独マガジンで書いた記事があるんですけど、まさに
そういうことをイメージしていたんですけど、やっぱりうまく、うまい言葉が見つからなかったんで、
なんとなくタスク管理っぽいニュアンスになってますけど。まさにそれですよね。
なんというか、助ける。
気分よくやったらやっている実感があって、確かに進んでいる実感があって、
っていうだけでずいぶん助けられる部分もあるし、
そういうことをツールがサポートしてくれないかなという思いがずっとあるんですけどないので、
例えばアウトライナーを使ってやるとしたらこういうやり方がありますよっていうのを一つ書いたんですけど、
たぶん他にもいっぱいあって、
スピーカー 1
やっぱり多くの人が自分のためにそういうものを作ってるような気がするんですよね。
スピーカー 2
そうですね、きっとね。
スピーカー 1
だから本当はもうちょっとそれに名前がついて、
まとめて多くの人がそこに触れられるようなものがあるといいなと思いますけど、
そういう助動法みたいな、かっこかりですけど、そういう名前があるとそういうものが生まれやすいなという気持ちはしますね。
結構そういう言葉作るの大事ですよね。
スピーカー 2
そうですね、僕の趣味でもあるんですけど、既存の概念で表現されていない何かを捕まえたいということがあって、
もどかしいのは、やっぱり管理できていないものを管理と呼ばれているぐらいに僕は違和感があるわけですけど、
やっぱり巷で使われている言葉の互換というのは勝手に想像されたものじゃなくて、
この日本社会で日常的に行われている管理がいかに適度なものなのかということを証明していると思うんですけど、
これはマネージャー問題という別の問題につながるんですが、これ長いのでやめときますけど、
助動という言い方でも何でもいいですけど、やっぱりタスク管理というジャンルがあって、
仕事を成し遂げるためにそういうのが役立つと思って学ぶと、
スピーカー 1
実践した時に以前よりも苦しくなってしまう人が増えるということは僕は避けたいなと思ってまして、
でも怒るんですね、これが。 怒ってると思いますね。
スピーカー 2
それはだってノウハウって人を助けるものでしょうという思いがあって、
やっぱりそれは管理という言葉のイメージが、世の中に流通しているイメージが自分の基本性として内面化されていて、
つまり自分のエゴを自分というものに押し付けている管理になってしまっていると。
そこはそうじゃないんですよっていう管理を新しく管理に出せよっていう風に言ってもいいんですけど、
助動法とか新しい言い方、それを例えば現代のケアの概念と結びつけることで、
時代的な思想にできる可能性もあるというような感じはありますけど。
スピーカー 1
本当は管理じゃない言葉があった方がいいのかな。
マネージャーに対するコーチみたいな位置づけってあると思うんですけど、
コーチはコーチすればまた近似に違う意味になってしまっている面もあるので。
でもどうなんでしょうね、マネージャーよりコーチの方が近いのかな、どうなんだろう。
スピーカー 2
その距離感とか命令の具合の弱さで言うとコーチは近いと思いますけど、
でもコーチングってなってしまったらもうかなり色がついていることもあるので。
スピーカー 1
コーチングの方が違う意味になっちゃうんでしょうね。
スピーカー 2
本当にセルフケアの一環なんですね、これは結局。
スピーカー 1
まさにそうですよね。
スピーカー 2
言い切っちゃってもいいんですけど、あんまりそういうところのケアの領域と近づきすぎてしまうので、
そこは注意が必要なんですけど。
スピーカー 1
タスクケア?
スピーカー 2
やることのケア、タスクケア、あるいは動機づけのケアみたいなことだと思いますけどね、やってることって。
スピーカー 1
あともう一つは、仕事だけに限定されないんじゃないか。
それは仕事のことを考えてもそうなんですよね。
仕事じゃないことに邪魔されて仕事ができないっていうことってたくさんあるじゃないですか。
その状況にあるときに仕事だけ管理しようとしてもダメなんですね。
そう考えると、それこそワークライフという対立させるんじゃなくて、
仕事も含むライフすべてを正しい意味でマネジメントしないと、
結局仕事もうまく進まないっていうことが起こるんですけど、
どうしても仕事術っていうとは仕事だけになっちゃう。
スピーカー 1
でも例えばすごくシンプルに考えて、
どれだけ仕事を一生懸命管理しようとして頑張ったとしても、
それこそ家族の何かが、子育てとか介護とかっていう分かりやすいところも含めて病気だとか、
スピーカー 1
そういうことも含めて、
管理して、例えば今日何をやるべきかはリストアップしてあって、
これをやらなきゃいけないのは分かってんだけど、
手をつけられないまま夜になってありました。
スピーカー 2
っていう状況っていうのはいくらでもあるわけですよね。
スピーカー 1
そうですね、はい。
っていうことは、生活のことも仕事の問題でもあるし、生活の問題でもある。
でもそれで仕事が進まなければ結局生活の方にも影響してくるわけで、
スピーカー 1
分けられないんですよね。
だから本当は仕事術じゃないと思いますけどね。
スピーカー 2
GTDもそうだと思いますよ。
GTDでもまさにそうですね。
別にビジネスとはねるで分けましょうみたいな話は一切出てこないですからね。
出てこないですね。
あなたの頭の中にある気になっていることを処理していきましょうという話で、
結局その人が何を気になっているかに依存して、
仕事のことしか気にならない人は仕事のことばっかりでしょうけど、
まあでも生きていた中で高度の視点、5000mとかの高さの視点を考えたら、
スピーカー 1
必然的に仕事以外の話も出てくるでしょうからね。
そうですね。
スピーカー 2
これちゃんとGTDの本の帯文みたいなところにもちゃんと。
スピーカー 1
はい。
えっとですね。
スピーカー 1
デビット・アレンズ・パワフル・メソッド・アンド・バストリークリース・ユア・
パーソナル・オーガニゼーション・エフィシェンシー・アンド・クリエイティブ・リザルツ・
アット・ワーク・アンド・イン・ライフって書いてありますか。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
だからワークだけじゃないんですよ。
インライフだよな。
ワーク・アンド・イン・ライフですね。
要するにワークにおいてもライフにおいてもってことですよね。
スピーカー 2
仕事術という名前をそのままスライドさせて考えたら
スピーカー 1
人生術ということになってしまうわけですけども。
スピーカー 2
いやでもまあ、そうやな。
生活術のほうが近いかな。
スピーカー 1
生活術ですよね。
なぜか生活術っていうと仕事が切り離されてイメージされてしまうケースが多いと思うんですけど
生活のために仕事をするわけだし。
スピーカー 2
じゃあ仕事してる時間も生活の意味ですね。
スピーカー 1
仕事してる時間も生活だし。
現に生活の諸々で仕事進まないよってみんな悩むわけだし。
逆に仕事に生活が侵食されて家族があって悩むわけだし。
スピーカー 2
日本語の語幹の中で生活と仕事が本的にはいたてきというか
片方を言ったときに片方が含まれてないこの語幹が
僕はすごく印象的だなと思うんですけど
つまり仕事するっていうのは日常から出るということなんですね。
きっと日本の感じで言うと。
あの仕事の時間は非日常の空間なんだなと。
日本の社会にとって。
そのある種のサンクチュアリーがそこにあるんだなと思うんですよ。仕事というものに対する。
それは全然いいことじゃないんですけど
ある時代において何か特権的やったんだろうなと思って仕事するということが。
おそらくそれはねサラリーマン世代と関わってくると思うんですけど
つまり家で商売やってる商人とかはないわけですね。
だからある時間帯会社というものに出かけて
その間は例えば家族としゃべるようなことは一切なく
帰ってきてからその生活に戻ってくるというような感覚が
日常と仕事というのを切り離す言葉遣いに現れてるんだろうなというのを
ちょっとこの前考えてましたね。
スピーカー 1
このワークインドを考えた時に。
逆に家に仕事は持ち込まないとかっていうのが
良いことであるかのように語られる。
それが良い持ち込むべきでないこともあるっちゃあるかもしれないですけど
そうやって分断されていくわけですよね。
スピーカー 2
それはでも例えば仕事してる人だって生活者なわけですよね。
その視点をなしに生活用品を作るなんてことはほとんどできないわけで。
スピーカー 1
本当そうですよね。
スピーカー 2
マーケティングの話をするときに
スピーカー 1
仕事会社でマーケティングの会議があるわけですよ。
もっと生活者の視点で考えなきゃいけないと言うんですよ。
スピーカー 2
生活者を集めて、フォーカスグループを集めてやろう。
俺たち生活者じゃないの?って思いますよね。
スピーカー 1
まるで生活者という別ジャンルの人たちがいるみたいな言い方するんですよ。
でも男社会のサラリーマン社会だとそうだっちゃうってことですかね。
スピーカー 2
もちろん日常にあたる部分を奥さんとか配偶者に任せてっていうタイプの人の場合
日本の会社が求めていた働き手っていうのは
スピーカー 1
そのような切り捨てをすることを要求してきたということだと思いますけど。
スピーカー 2
だから脱生活者であれという信念というかポリシーの下でずっと運営されてきた。
そこに独特の特権意識があって。