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第四十八回:Tak.さんとセルフパブリッシングで本を売るために大切なことについて
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はい、打ち合わせキャスト第48回ということで、今回ゲストにたくさんお迎えしております。よろしくお願いします。
10月27日か8日から、確か秋の読書週間が始まっておりまして、
普段ならブログとかで書評企画とかをするんですけど、
最近Rスタイルはお休みのものなんでやってませんが。
Rスタイルとか本くれを書かないと、本の記事を書かなくなるんですね。
確かに最近見かけてない気がしますね。
あれってね、1ツイートで紹介するのは気が楽なんですけど、
記事で書こうと思うと、もうちょっとちゃんと書かなきゃなって気分になって、
そうするとどんどん先をくれされていくんですよね。
いや、やっぱ書評って大変ですよね。
大変っていうか、やっぱり自分だけの記事とは違う気の使い方もするし。
ありますね。
あんまり自分の印象だけに引っ張って、
違う偏った印象を与えてもいけないだろうと思うし。
いろいろ考えると結構書けないです。
でも結構最近読んで面白かったほうがいくつかあるんで、
それについてもまた語りたいなと思いつつ、
それはもしかしたらゴリゴさんとのポッドキャストでやることになるかもしれないんですけども。
まあそういうことで。
でも近々最近読んだ本について話したいなとは。
というか、MSトーストの本の話をちょっと聞きたい。
30年前の本で話しますか。
逆にそこを最近知りたいなと。
歴史を掘り起こしたいなと思ってて。
でもそれはありますね。
再発見する価値のあるものがたくさんありますよ。
あの頃のその手の本には。
変な話。
今例えば、Notionっていうツールの話を聞いても、
いわゆる「うん、そうだよね」っていう納得の仕方しかしないんですよね。
変な言い方ですけど、僕はデジタルノートについて、
10年ぐらいずっと考えてきたんで、
それができるようになったら便利だねとは思うんですけど、
ラディカルな発想の変化には至らないんですよね。
そういう意味で一回もっと戻ってみたほうが多分いいのではないかなと。
ちなみに、チラッと話しちゃうと、
「MS度数は思考の道具だ」という編集者はですね、
思考のエンジンのほうに同じ人なんですね。
なるほど。
それはかなり興味が高まるようでしたよ。
ということは、その方は当時、アスキーの編集者をされてたんですけど、
アスキーに移る前は現代思想の編集長をしていたというすごい人です。
すげーなそれ。
なんというキャリアだなって。
でも逆に現代思想を突き詰めていくと、
コンピューターとの関わりを避けて通れないみたいなとこやったんかもしれないですけど。
「MS度数は思考の道具だ」に書かれてるところによると、
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仕事の道具としてパソコンを使ってるうちに、
そっちの興味が高まりすぎて、アスキーに移ってしまったという。
すごいなあ。
そのまま確か、平凡者かなんかに移られたんだと思うんですけどね。
西田さんという方ですけど。
それはさぞかし面白いことでしょうね。
僕ね、実は昔アスキーのバイトの面接に行ってお会いしたことがあるんですけど、
落ちたんです。という裏話をお話ししてたんですけど。
その日もまた後日の楽しみにしておきます。
楽しいところだいぶいま喋っちゃうんですけどね。
今回はセルフパブリッシングで本を売るために大切なことについてと、
結構大構えで語り始めるんですけども。
これいくつかの要素があって、
セルフパブリッシングという要素があり、本という要素があって、
売るためというこの3つの要素の組み合わせの話なんですよね。
これって3回立てと言ってもいいんですけど。
まず、電子書籍はものというものではないですけど、
一応ものとして、ものを売ることの難しさがまずスタートラインとしてあって、
次に本を売ることの難しさがあって、
セルフパブリッシングの本を売ることの難しさがあるんですよね。
この3回立てなんで、セルフパブリッシングの本を売るというのはものすごく難しいことなんですよ。
何重にも難しいですね。
そうそう。何重にも難しいことなんですよ。
これを聞いてる方の中には、セルフパブリッシングで本を出された方もいらっしゃるかもしれないけど、
あんまり売れなかったってガックリーっていう話をよく聞くんですね。
1冊目出したけど、あんまり売れなかったガックシーっていう話をするんですけど、
僕から言うのは、それは当たり前なんですけどね。
それを言ったら、コミケに行って、
今回初参加のサークルで本が売れなかったとしても、それはもう当たり前なんですよね。
そうですよね。
もちろんそれは何冊か売れるでしょうけど、
コミックマーケットに出展してて、すごい売り上げを上げてるところっていうのは、
常連さんで、すでに膨大な顧客がいるところなんですよね。
言ったら、むしろそこの本を買うためにコミケに来るみたいなぐらいの勢いの人たちなんですよね。
それに比べて、KDPっていうものすごい幅広いプラットフォームに、
一人、名前もほとんど知られていない人が本を出しても、それは売れないですよね。
僕の赤いKDP本で書いたんですけど、
本を売れる状態にできることと、本が売れることは別だったんです。
日本語で言うと、KDPを使えば、本が売れるようになりますって言いますよね。
本が売れるようになりますっていうのは、二重の意味に聞こえるんですよね。
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キャンセルっていうことと、マス売れるっていうことの二重に聞こえるんですけど、
そういう可能なのはキャンなだけなんですね。
売ることが可能になる。人に買ってもらえる状態になるっていうことで。
しかもそもそもセルフパプリッシングっていう知名度のないことに加えて、
すでに本っていう、もう万とかでは足りない、千万とかのライバルがいるわけですね。
ライバルと言っていいかどうか知りませんけど。
いる中で、本を売るっていうのは、これは極めて難しいし、
たぶん例えば、ある程度知名度がある人であっても、そう簡単なことではないんですよね。
本っていうのがよく言われる経済学かな?で言うと、経験財と言われてて、
つまり買って体験しないと価値が判断できないものなんですよね。
相次ぎはスペック見たらだいたいわかりますけど、
本って例えば同じエクセルの本が2冊あっても、出版社とか著作によって、
自分がそれをわかりやすくなって変わってくるんですよね。
買わないと価値がわからないものを、著作の人もかどんな人かもよくわからないものを売るっていうのは、
これめちゃくちゃ難しいんですよね。
で、例えば自分の中では1000冊ぐらい売れたらいいなと思ってて、
出品して50冊しか売れへんかったと。
すごく売れてないと思うけど、
50冊って実は平均からしたらめっちゃ売ってるほうがいいですね。
そうだと思います。
ただこれって、他の人の販売でランキングしかわからないで、Amazonで見る限りでは。
自分の販売数かランキングしかわからない。
他の人の平均データってわからないし、
KDPで儲かりましたっていう人は当然、
全体の中でピラミッドのかなり上の方を自分が売れたと報告しないわけで、
実は自分はピラミッドの中ぐらいにいたとしてもわからないんですよね。
だから自信を失わなくても良い人が自信を失っているパターンって結構あって。
ありますね。
ありそうですね。
今回は本を売ることの難しさと大切なことについてちょっと語れたらなと思っております。
どの辺から話を始めるか難しいんですけど、
たくさん今までKDPで何冊本出されてましたっけ?3冊でしたっけ?
KDP…自分だけとプラスがあるから、自分のアカウントで販売してるっていうことにしましょう。
自分のアカウントで自分の本で販売してるのは、1、2、3ですかね。
3冊です。
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で、あとインタビュー系があって、6、7冊なんですかね?
インタビュー系が3冊あって、それにプラスして3冊あって、
あと自分のアカウントで販売してない協調が1。
で、あと編集だけやったのが2か。意外にありますね。
それは全部一応、月ごとの販売数を把握できてます?
できてます。
率直に言って売れ行きがどうですか?
一言で言うと、バカ売れした一冊と、小売れした一冊と、全然売れない。
自分のだけです。
他の人とやったものの中にはかなり数いったものがありますけど、
自分のだけで考えると、簡単に言うと自分の3冊で言うと、
バカ売れして一冊、小売れした一冊、全く売れない一冊ですね。
なるほど。
おそらくそれを縦軸に販売する、横軸にさすみたいな本の名前で言うと、
たぶんですけど、バレードの補足?2対8のロングテールのグラフになると思います。
なりますよね、やっぱりね。
これ、僕も20冊以上販売しますけど、ほぼその形になります。
一部すごく売れた本と、ほとんどはそれに比べると、
グラフが線が見えない幅ぐらいの本が大量という感じですね。
これ非常に重要なんですけど、
例えば1、2冊しか出さない場合って、
ロングテールの下の方しか作ってない可能性があるんですよね。
もちろん運よく1冊目から、ロングテールの幅の高いところを取れる人もいるんでしょうけど、
そういったことの運なんで、10のうち1しかロングテールのトップが取れへんかったら、
10の時給は下、底辺になってるんですね。
これ言うと、まず10冊作ってから判断しましょうという話になるんですよね。
そういうことですね。
これは結構大事なことで、
例えば1冊、2冊、3冊作って売れないって言っても、
それは僕からしたらチャレンジが足りないっていう、
試行回数が足りなすぎると僕は言いたいんですよね。
10冊、20冊も作っても何もあれやったら、
それはさすがにちょっとあれかなっていう判断してもいいんですけど、
さすがに1から3冊ぐらいで売り上げ起きどうのこうのような、
ちょっと気が早いんではないかなという気がします。
この観点から言うと、本を続けてたくさん出すのが、
少なくともセルフバレッシングでは重要になるんではないかなという
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一つの論理的な気結が出てくるんですよね。
これは多分外せないかなと。
一発で大きい穴を当てるという感じではなくて、
たくさん出せきに立って、そのうち何個かがホームラインになったらいいかなというスタンスで、
続けていくのが一番良いのではないかなという気がしますね。
少なくともある程度数がないと、何も判断しようがないとは言えますよね。
そうなんですよね。
数さえ出せばいいとは言わないけれども。
数が大事って言うと、すぐそっちに行ってしまうケースもあるんですけど。
そうではないんだけど、
やっぱり確かに2冊3冊で成功だったか失敗だったかっていう判断はできないなとは思いますね。
僕の大ヒットは『エヴァーノート豆技50戦』という本なんですけど、
あれが確か1年目の月倉計画の最後だったので、12冊目ということになりますね。
11冊目までは本当に売れてなかったです。
もちろんゼロではないですけど、
時給で言うと赤字ですよね。
おそらくですけど、11冊のトータルのうげ上げを全部合わせても『エヴァーノート豆技50』のトータルには勝ってないですね。
11対1でも負けてないどころか、
たぶん残りの15冊くらいを計算しても負けてないですね。
そういう感じですね。
そういうもんなんですよね、基本的に。
本が売れるって平均的に売れるもんでもないですし。
逆に言うと、何が売れるかわからないってことなんですよね。
そうなんですよね。
何が売れるかわからないからこそ、いろいろ手を返すなや、
本を作るなどを言えると思いますよね。
だからその数を出すって、たぶん何が売れるかわからないから、
いろんなパターンを、今の小田宏さんの言い方で言うと、
少なくとも10くらいは試してみないとわからない。
もしかするとその10試す前に何か当たるかもしれないけれども。
というところだと思うんですけど、
もう一個は、確かにその一つ一つはそんなに売れてなくても、
数が増えてくると、全体としてはそれなりまでいかなくても、
結構全部合わせると、月にこれだけ売れてるなみたいなことになる場合もありますよね。
それこそロングテールの話で、トップだけ注目されてるけど、
実は底辺の売り上げって大きいよねっていうことなんで。
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さっきの話で言うと、10打1がホームランっていう話でも、
残りの9だってヒットとかが出てたら類出てるわけですから、
売り上げには貢献するわけですね。
もちろんアウトになってしまうものもあるかもしれませんけど、
実は例えばアンリミに登録されてる場合って読まれたりもするし、
1冊たまたま1ヶ月に1冊とかでも、ストアに販売してる限りはそれが販売として立ち上がってくるわけで、
その意味でもたくさん数を出すというか、さっきのような誤解があるな。
いろいろ試してみる、いろいろ本を出してみるというのは、
その売り上げ的にも、ホームランを使うためにも良い戦略ですよね。
そうだと思います。
まずこれからセルフパブレッシングを始める人は、
1冊目をゴールにしないっていうのが僕の中でのアドバイスというか、
誤仮念計画とか大げさですけど、
セルフパブレッシング活動を通していった先に、
たまたまヒットが生まれたらいいなぐらいのテンションでやったほうがいいですよ。
だから今日いきなり仕事を辞めて、
セルフパブ作家で食っていこうっていうのは、
ほどに貯金がない限りは辞めたほうがいいと思います。
例えば僕12冊作るのに1年かかって、
1年に12冊作ったのは異常なペースですけど、
10冊仮に作るとしたら1年ではまず無理だと思うので、
1冊に2、3ヶ月かかるとしたら、2、3年のターンの話なので、
2、3年ぐらいはこの活動を継続的にやっていくぞというぐらいの
心持ちでいたほうがいいですね。
結果を焦らないというか。
だからそこで難しいのが、
維持するときにやっぱりモチベーションをどうやって維持するかってことですよね。
仮にヒットなりホームランが10冊ぐらいまで出なかったときに、
10冊に至るまでのモチベーションをどうやって維持するかっていうのは、
問題は問題ですよね。
だからそこは難しくて。
初めから1冊目でヒットすると思ってる現実世界に生きてる人は、
1冊目で売れなかったらそこでダメになるでしょうけども。
僕の場合はそもそもそういう世界線には生きてなくて、
たまたまヒットするだろう理論に生きてたんで、
別に1回1回の本が売れなくてもどうとも思ってなかったんですけど、
それはそういうもの売りの経験をしてるから、
コンビニでものを売ってる経験をしてるからわかることであって、
なかなかこれまでものを売ったことがない人っていうのは、
あんまりわからないかもしれませんね。
コンビニでもあれって売り上げ作ってるとほぼ一部の商品で、
残りは売り切ったらすぐ回転みたいな感じで動いていくんで。
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商品棚の諸行無常感というのは自分の中では備わってるんですけど、
そうじゃない場合は確かに難しいかなとは思いますね。
だからセルパブってクリエイティブな活動でもある一方で、
ものを売る活動でもあるじゃないですか。
やっぱりそのものを売るときの考え方というか心構えという、
今、倉田さんが言ったようなことと、
クリエイティブな活動をするっていうところを、
両方持ち続けられる人っていうのが、
なかなかいないのかもしれないなって思いますよね。
だからこそこの作家と出版社という文業が生まれたと言えるかもしれないですけど、
でもだから趣味としてやる分には非常にいい活動なんですよね。
誰からも催促されませんし、
売り上げが悪いからって、自分で自分自身が失責するかもしれませんけど、
上司から失責されることはないので、
そういう意味で一番自由なはずなんですけど、
だから自由であるがゆえに続けにくいというのは確かになるでしょうね。
でもどうなよな。
結構続いてる人、売り上げに関係なくセルフパプリティックしてる人って、
やっぱり自分の興味があるテーマの本作りしてるっていうのは大きいかなと思うんですよ。
売れたら嬉しいけど、ブログの記事を書く延長線上用のようなもんで、
この情報についてまとめたいから本にしますっていうテンションでやる限り、
本ができたら達成なわけで、
以降発生する売り上げって全部ボーナスみたいなもんじゃないですか。
そういう感じでできたらいいのかなと。
だから逆に売り上げを置いたいから本を作ってやるだすと、
挫折しやすくなりそうな気はしますね。
挫折しやすくなるか、もしくはちょっと違う方向に行きがちになるか。
そうですね。
数を出した方がいいという結論に当然いろいろ考えるとなるんですよね。
数を出したいと願っていろいろやるんですけど、
数出ないんですよね。
その時に、数を出すためにどうしたらいいのか。
例えば、2ヶ月に一冊自分で必ず出すって決めて、それに合わせてっていうことを考え始めると、
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もちろんそれが合ってる人はいいんですけど、
自分の場合はおそらく違う方向になっちゃうというか、
ちょっと違うものになっちゃうだろうなっていう感じがあったんで、
逆にもちろんなるべく早く出す努力はするけれども、
そこを最優先にはしないっていうことをある時期確認しましたね、去年あたりの。
もうちょっと出してもいいなと思うんだけど。
いや、それは思います。
10かかるのを5にする必要はないけど、
まあ8.5ぐらいまでに短縮できたらいいかなというような感触はありますね。
でも、たぶん人によっては、例えば2ヶ月に一冊って決めて、
着々とやっていくのが合うタイプの人もいるでしょうし、
それでいいものを2ヶ月に一冊出していける人もいると思うんですよね。
人によっては。
確かに。
だからその辺が自分がどっちのタイプかっていうのが、
引き分めなきゃいけないみたいな。
結局それも、その話をトータル総合図で継続するしかないんですよね。
だからさっきの話のことって、
数作ることじゃなくて、継続した結果数ができてるっていうのがたぶんよろしいんですよね。
書き方も含めたテーマの、
書き方もそうですし、どんな本を書くかっていうテーマ性も、
継続の中で行う試行錯誤があって、
そこで出てくるやり方とかアウトプットっていうのを、
少しずつ確かめながらいくっていう。
で、どういう本を書いたら売れるかっていうことを考えると、たぶんダメで。
なぜならそれは誰にもわからないからで。
もちろん多くの人に呼んでもらいたいように工夫することは大切ですし、
もちろん不可欠ですけど、
その決定的な答えがあって、自分はそれを知っていないから、
うまいこといかないっていう考え方は、ちょっと一回企画した方がいいですね。
そういうよく販売のための方程式みたいなのを語る人たちがいますけど、
全部後付けなので、あれ全部聞き流していいです。
あれがもし本当だったら、その人はずっとフィットを出し続けてるはずですから。
そういうことになりますよね。
でもそこではないんで。
だから何が売れるかというよりも、
まず一つは自分のネタというか、自分の興味関心のあるテーマをどう料理したら一番売れるかっていう考え方は、
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また一つありますよね。
で、あとは出来上がったものをどう売るかっていう考え方もあると思うんですけど、
そっちの方向で考える分にはいいですね。
そっちの方向で考える分には何も問題ないです、それは。
売れるテーマありきで行くと、
売れるテーマって何か年っていう永遠の疑問かつ、
もし答えが出るとしたら、今までこれが売れてたっていう、
2番線字しか残ってない答えしかないんで。
これはもう、いわゆる終わりof終わりな考え方。
基本的にセルフパブリッシングで一番やったらあかん考え方だと思うんですよ。
でもそこは、逆にセルフパブリッシングの良さを一番活かしやすい考え方でもありますよね。
なるほど。
要するに、自分の興味関心のあるテーマを例えば出版社に企画持ち込んでも、
きっと通らないだろうけれども、
自分が書くんだったら、ぜひセルフパブリッシングだったら出せちゃおうと。
出版社の企画を通らないというのは、
それは要するに、出版社のビジネスとしての出版を維持するだけの売り上げが見込めないからということであって、
自分が一人でやる分には、もっとずっと小さい規模でも成立するっていう場合もあるわけですよね。
もちろん。
だから、商業出版では成立しないような自分の興味関心を先に前に出したものを、
かつ、それをどうやったら一番売れるものに近くなっていくのかなっていう考え方ですよね。
まあ、たぶんそれが一番いいと思います。
そういうハイブリッドの使い方がいいと思います。
自分の興味だけで終わらすと、伝わらない内容になることは必要なので、
自分の興味というものを作りながら、それをいかに外に開いたものにできるかっていう二段階構えで考えるとやりやすいのではないかなと思いますね。
テーマがない人はどうしたらいいのかっていう問題は、テーマがなしと本を書かない方がいいんじゃないかなと僕は思うんですけど。
でもね、そんなことはないと思うんですよ。
テーマがないっていうのは、よほどのことでないとないと思いますよ。
テーマがない人ってどういうことでしょうね、考えてみて。
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なんの関心もなく生きてるっていうことは、もしかしたらあるかもしれませんけど、
日常生活で生きてて、なんの関心もなく生きてるってことはまあないと思うんで、
その関心の掘り下げ方がわかってないところはあると思いますよ、もちろんね。
でもまあ、なんかあると思います。
本にしづらい興味関心っていうのはありますけどね。
それはもちろんありますよね。
例えば、例えばって言いにくいな。
単純に公表に載せにくい話もありますし、共感を言いにくい話もありますから。
それはあるんですけど、その中で自分の持ってる興味の中でどれがいいのかっていうのを探索する必要がありますし、
本当にダイレクトに他人に示しにくいテーマを持ってる人は、おそらく小説を買えた方がいいと思うんですけど。
それはそういう類のものだと思います。
確かにそうですね。
僕らの中では、今実用書名の話をしてましたけど、
別にエッセイでも小説でもセルフパープリシングとしては手段としてあるわけで、
そういうのに進んでもいいですね。
まあそんなとこかな。
とりあえず漠然と売れたらいいなっていうのはやめて、
何百部とか何千部とかっていうのを一応明確にしておいたほうがいいですね。
最初にこれぐらい売れたらいいなっていうの。
そのためには当然データが必要なので、いろいろデータを探すことになるでしょうけど。
まああんまり出てこないですよね、KDPの見上げって。
宣伝になりますけど、僕の書いた青い本には、
「ゼロから始めるセルフパープ戦略」っていう販売データがガッチリ載ってるんで、
興味があったらそれを頂いていいんですけど、
本当にビックリするくらい売れてないですよ。
普通の物書きの方が見たら、
ビックリされるくらい察数売れてないですけどね。
まあでもそこの考え方も、
要するに商業出版だと、要するに部数。
その出版部数という概念があるじゃないですか。
それがまずないわけですね。
そうですね、スリ部数がないですからね。
だから例えば5,000部を吸ったけど、
50冊、まあそんなことないかもしれないけど、
仮に50冊しか売れない本があったとしても、
5,000部っていうことになるわけじゃないですか。
それがセルフパープだと、
リアルに51冊かなかなっていうのがわかるわけじゃないですか。
だからスリ部数と実はウスの場合も、
桁が2位違うことがありますからね。
ただそう考えちゃうとあれだけど、
さっきも倉下さん言ってましたけど、
自分が書いた本が50冊売れるってすごいことだろうと、
単純に思いますけどね。
すごいことですよ。
自分のブログが200人読まれたのっていうこともかなりすごいですけど、
50冊売れるっていうのはもっとすごいことですよね。
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お金払って50人も。
だから僕の一番売れてないやつは多分そのぐらいなんですよ。
60回は言ってるかもしれないけどね。
でも、あの内容で、あの本を、
2教室分ぐらいの人がお金を払って買ってくれたっていうのが
かなり驚異的なことだと思うんですよね。
僕自身は結構その本を買うっていうことに対する
心理的資金がかなり低いんで、
ひょいひょい買えますけど、
普通の人は多分そうじゃないですよね。
500円の本だって結構な判断を超えて買われると思うんですよ。
それを超えていただいたっていうのはね、
もうほんまに感謝しかないですね。
それは確かにそれで50冊売っただけでは
食っていけないかもしれないですけど、
そこにある感謝がスタートへと僕は思うんですけど。
いや、そこ大事ですよね。
そうするとすごい意識高い感じに受け取る人がいるかもしれないんですけど、
なんて言うんだろう。
そこの「感謝」っていう言葉がいいのかわかんないけれども、
お金を払って数々のハードルを超えて買ってくれる人がいた。
それを読んでくれて、増して例えばAmazonにレビュー書いてくれたとか、
そういうことを諸々のことに対する
「感謝」としか言いようがないものがありますよね。
やっぱり売らなきゃ売らなきゃって考えてると、
だんだん頭から離れちゃったりすることもあるんで。
それはあるんですよね。
だって、それを販売数で見たら1っていう数字ですからね。
なんの考えも湧いてこないんですよね。
そこも人と数字がすり替わることがあるんですよね。
これはあまり良くないことなんですよ。
で、やっぱりさっきのリアルに50冊とか60冊っていう数がわかるからこそ、
例えばKDPの方がさらに人とお金がすり替わりやすいというか、
商業出版にさらにそこがすり替わりやすいというところがあると思うんですよね。
だから逆にそこは結構強く意識しないとダメだなと思うこともありますね。
逆にそうやって買ってくれる人をイメージすると、
実は例えばプロモーションするときにも、
やっぱりそういう人がどう思ってもらえるかみたいなので、
プロモーションの施策が「これはいいな」とか「これわかんな」っていうのがイメージできるようになるんですよね。
そういう人にガッカリされたらダメなんで。
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だから、例えばこのプロモーションやって1の販売数が10になりましたと言ったところで、
その10人が買ってものすごくガッカリして、
もうこんなやつの本買うかって思われたら、
これはもう長期的には大失敗なわけなんですよね。
だから販売数以外の人を見るっていうことと、
さっき言った長期的に継続的に考えるっていうのは、
これリンクしてるんですよね。
その人に買ってくれる人、呼んでくれる人、読者っていう、
生のリアルの存在に支持してもらえるようになるっていうこと。
これが一番低資本でできる高効率なことなんですよね。
手間はかかりますけど、資本投資はほぼ必要なくて、
今良い本を作ろうという心構えを続けていれば、
自ずとそういうところに気付く人はいると。
それを信じるというか、これ信頼なんですよね。
読む人に対する信頼というか、
こんな本どうせダメだろうっていうのは、
これ何かっていうと、他人を信頼してないんですよね。
これ結構重要なことで、
自分とは違う考え方で価値を見出してくれる人がいるっていうことを信頼できるかどうかなんですよね。
そういう人のイメージを持てることは、
これは本じゃなくて、物を売るというときに非常に重要なことなんですよね。
それは本当にそう思いますね。
クラシアさんは一貫してその話してますけどね。
昔から最初のKDP本のときから。
僕イベントに聞きに行ったんですよね。
クラシアさんの「やいすぶっくセンター」。
ありましたね。
そのときにもその話してましたからね。
いやー、でもやっぱりこれ特に、
業界いわゆる企業と企業というより、個人と個人の売買なんで、
もうダイレクトに個人がいかに信用を構築するかというところに関わってきますよね。
だからイメージとして、ビジネスっていうものをお金と等しいサービスを交換するというような特効果のものとして捉えてはいないんですね。
そんなもので人はものを買ったりしないんですよね。
そう考えたときに、信頼が持つ効果の高さと、
大体不可能性というか、そこを築いていき、
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既存しないことを守って継続していけば、
読者がめっちゃ減っていくってことはないと思うんですけどね。
激増はしないかもしれないけれども、ごそっといなくなるということはない。
たぶんないと思います。
これは僕がずっとコンビニ店長のお仕事っていう本に色々書いたんですけど、
コンビニってどの店でも信頼が一緒なので、
うちの店に来てもらうっていうのは、信頼のプラスアルファが絶対いるよっていう話をしたんですけど、
そこってやっぱり人との人との関係性なんですよね。
人によっては、例えばおじいちゃんとかによっては、丁寧に話しかけるとか、こっちから話しかけるし、
急いでるサラリーマンは普通やる接客を一回省いて、さっと帰ってもらえるりするとか、
そういう非マニュアル的な対応というか。
あるいは、リッチ見て品揃い変えるとか、店員が得意なジャンルをプッシュするとか、
色々個性の作り方って色々あるんですけど、
そのようにして、コンビニじゃなくてあの店って思ってもらえる。
あの店に行こうっていう、なんて言ったらいいのかわかりませんけど、
あの店制を手に入れることが、リピーターを生み出すことになって、
リピーターっていうのが経営の安定の上で一番重要なんですね。
リピーターがいれば売上の目安ってつくんで、だいたい。
そうすると投下できる資本、経費もだいたいわかってきて、大分かちにならないっていう。
これと同じ考え方は基本的に僕はセルフパブで出してますね。
だから僕も、ちょっと前に2、3週間前に書いた記事で、
僕その「質」っていう言葉を使ったんですよね。
記事の中で。
はい。
その「質」っていう言葉が誤解を招いたかなっていう気がしていて、
例えば小説をセルフパブで出したときに、
その「質」って言っちゃったときに、
それは小説としての質という意味ではないんですよね。
今倉社さんが言ったような、その人としてできる限りのことをやって、
要するに読者との間の信頼関係をつくれるようなものっていうことでやって、
文学としての質が低いということで言ったら逆に、
早々セルフパブでその質がものすごく高いものがあるかっていうのが多分、
そんな中にはあるかもしれないけれども、多くはないはずなんで。
でも、そういう意味での質が高くなくても、
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その信頼をつくっていく、そして信頼を裏切らないという意味での質っていうのは、
おそらく誰でも上げていくことができるわけじゃないですか。
できると思います。
はい。
だから、そこを売らなきゃ、数を出さなきゃということで、
そこの部分を削っていくと、多分数の部分で後から跳ね返ってくることにしかならないんじゃないかなと思いますよね。
まあ、そりゃそう思います。
やっぱりそこは。
そういうところのコストカットで大量生産しようとすると、
いわゆる焼き畑農業的なことになりますよね。
という、だからあれですよね。
岡田社さん、メルマガでも書いてましたけど、この話を、
極めて当たり前のことなのかもしれないんだけど、
それを実感するというのは、ちょっとなんだろう。
なかなかね、これって世間一般がどうこういう考え方が当たり前なのか、
それともいいものを作るっていう非常に曖昧な話ですけど、
いいものを作れば相互のお金を払ってもらえるっていう市場が、
勝手に成立すると思ってるのかっていうことが、
どっちが一般的なのか僕にはわからないですけど、
その、高者のような市場が勝手に成立するっていう考え方やと、
セルフパブレッシングってかなり難しいと思いますね。
そう考えると。
そういうもんでは僕はないと思うんで。
たくさんは何か、販売とか営業とかで自分で仕事されたことあります?
自分でという意味ではないですね。
会社員で役割の中に営業が含まれていたっていうことはありますけど。
あーはいはいはい。
自分の仕事に自分で何付けたことがあるんですか?
セルフパブが初めてでした。
初めてか。それは難しかったでしょうね、きっと。
でもね、偶然極めて良いところに落ちたかなっていう感じしますけどね。
なるほどなるほど。
そう、だから値段付けるのがやっぱり安くしたい誘惑に駆られるし。
不思議なもんだよね。
高くしたいするんじゃなくて、安くしたい誘惑に駆られるんですよね。
まあだから、ガッカリされたくないか、セルフハンディキャップか、そういうような心理なんでしょうけども。
僕は最初の時は499円っていう値段って結構当時として高かったと思うんですよね。
そういう意味では結構勇気がいったんですけど。
あれを作ってるときに、自分が本屋さんに行って、例えばあれが紙の本で並んであったとするじゃないですか。
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そのときに、自分がもしあの本を本屋さんで見つけたら迷わず、
その場で買って帰るだろう、1000円ぐらい払って買って帰るだろうなっていうものを目指したかった。
で、その1000円の半額にしたんですよ。
電子書籍やし。
だから最初500円のつもりだったら、円ドルレートの関係で499円になっちゃって、ちょうどいいかも。
だからその1000円で自分が買うっていう基準がなかったら、
たぶん決められなかったし、たぶん300円ぐらいにしたような気がします。
なるほど。まあそりゃそうですよね。
メルマガの記事の中で、真摯に本を作るのは、
この真摯に本を作るっていうのはさっき言った質を高めることに全力を尽くすっていう意味ですけど、
その真摯に本を作るっていうのは前提として、その本に対して自分が価値を見出していることが最低条件ですよって話をしたんですけど、
この本なら1000円出すっていうのはまさにそれなんですよね。
本屋にあって、この本自分では買えないっていう本を掃ったり売ったりしたらダメなんですよね。
それはかなりダメだと思うんですよ。でもね、それはあると思うんですよね。
何の因果か、売れそうなのか、こういうのしか書けないと思ってるか、理由はわからないですけど、
そういう本作りしてると、たぶんセルフパフレッシュという講義自体も面白くなくなってくると思うんで、
そのイメージはでもいいですね。
この本やったときに、自分ならこれぐらいで買うだろうっていう思えるものを作るっていうのは結構大切ですね。
それ以外に基準がないんですもんね。特に最初はデータがないんで。
で、こういう俺基準で決めても買ってくれる人が他にいるだろうっていうのが先に大事なんですよね。
実際いたわけですからね。
これは、まあ、倉下さんのお金が相当多いんですけど。
いやー、これはやっぱりバランスの難しい問題なんですけど、
やっぱり基点として自分が作りたいとか面白い本をまず作っておけば、後々のブレは減るんではないかなと思いますね。
そこが一個基準ってなって、このテーマでこう書いたでもダメだったから、次このテーマを別の切り口でやっていくと引き出しが増えていくじゃないですか。
そうじゃなくて、毎回テーマを大きく変えてしまうと、何がうまくいってて何がうまくいかないんですか。
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分からなくなってくるんで、結構混迷してしまう気がするんですよね。
アウトラインの話をSF風に書いたときは上手くいったけど、硬い解説も上手くいかなかったみたいなことがデータとしてわかるじゃないですか、そうやっていったら。
そうじゃなかったら、その部分部分の成功がわからないんで。
だからやっぱりある程度自分の興味を軸にすると、どうせそこは自分の興味っていう有限化が行われるんで。
それが一つの土台となりそうな気がしますね。
その興味自身はなんでもいいんですけど、本当に。
まあ難しいな。
でもやっぱり自分がお金を払っていいと思うものを作るっていうのは、多分最前提でしょうね。
それは当たり前の話なんですけど。
すごく当たり前。
でもね、どうなんですかね。
例えば企業勤めをしていて、自分の企業が売ってるお金だったらこれか、
なと思いながら売ってる人はたくさんいますよね。
それでも結構ストレスフルでしょうね。
俺はあんまり詳しく言っちゃうとまずいんですけど、
某メーカーさんに行って、そこの担当の人に会ったときに、その人は自分のメーカーの商品を使ってなかったんですよね。
そういう人がうじゃうじゃ言うんですよ。
なんかもうちょっといい外国製のものを使ったりとか。
やっぱり「え?」と思いますよね。
ちょっとガッカリするっていうか。
でもきっとそういうことはたくさんあるんだろうなと思います。
それはね、当然仕事だからしか出かないという面と、
根本的なことで会う会わへんっていうのも当然ありますし、
それは仕事を制約として逃れられないとしても、
セルフパフォーリッシングは唯一そこから自由に解放されるバーではあるので、
そこは思う存分、それを享受したらいいんじゃないかなと思うんですけど。
そこを考えると、こんなに自由な仕事ってなかなかないんじゃないかなと思うんですよね。
ないですね。
それは本当に素晴らしいなと。
KDPに限らせる、広い意味でのセルフパフォーリッシング。
そこまで自由なことをしていながら共感して勝ってくれる人がいるっていうのがやっぱり奇跡なんですよね。
ここなんですよね。
思う存分自分勝手にやってるのに、
それいいですね。
「ありがとうございます」ってたまに言われるんですけど、
こっちが100倍「ありがとうございます」って言われるんですよね。
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それを言われるっていう。
恐縮しちゃったりしますけどね。
何をおっしゃいませないって感じですよね。
だからセルフパフォーリッシングが簡単だとも言いませんし、
すぐ動かるとも当然言いませんけど、
時間かけてやる覚悟があれば、面白くできる仕事、
仕事って言っていいっすね、お金もらうねんから、仕事になるんではないかなと、
僕は結構思ってるんですけどね、これは。
だから確かにそれだけですぐ食えますよとはとても言えないけれども、
そういう意味ではすごくいい仕事というか、なかなかない仕事だなと思いますね。
それは確かに。
それを持続する足越しという意味では簡単ではない。
それはもう一度も含めて簡単ではないですね。
これは難しいところですよね。
例えば郵便屋さんっていう方は、
今のところ年に1回ぐらいのペースで出版されてるのかな。
普段は会社員で勤めておられて、秋時間に本を作るという形でも、
年1冊は出せるんですよね。
出して貼るんですよね、というべきか。僕はそうじゃないから。
だから、その人の空いてる時間によってペースはマチマチでしょうけど、
まあ、年1冊ぐらいは不可能とは言えない。
とても不可能と言える量ではないし、
もっと時間が取れる人だったら、年4冊かな。
1シーズン1冊ぐらいでも出していけるし、
それが3年とか4年って経った時に、
さっき言った10冊ぐらいの規模になってくるっていう、
それぐらいのタームで考える仕事ですよね。
まあでも郵便屋さんはすごいですよね。
すごいですよ。
郵便屋さんと岡野純さんはすごいなと思います。
すごいですね。
会社員やりながら、ペース自体は早くないけど、
それこそすごくきちんとした本を作っているし、
あれはなかなか自分には真似できないなと思いましたね。
いやまあまあ、相手は相手でたぶんたくさんのことは真似できない。
まあお互いそう思っているけど、一番の良いのかもしれないけどね。
基本的にそれはそうだと思います。
それぞれの人も個性というと安易やけど、
51:00
独自の本作りというか内容ですよね。
テーマもそう。
日記という点はそんなに珍しいものじゃないですけど、
郵便屋さんの日記のすべてね、すごく優しいんですよね。
柔らかく包んで、柔らかく。ああいうの好む人はたぶん絶対いるなっていう感じさせる文体で。
でもなんかその文体が優しいんだけど、
逆にやっぱり日記っていうテーマだけで、
そこまで描く人ってそんなにいないというか。
確かに。
深さっていうとまたちょっと違って撮られちゃうかもしれないけど、
そういう強さみたいなものもあるんですよね。
それはマリエさんの手帳とかにも感じるし。
そうやって見ていこうと、そういう人はいるなーって思いますね。
ここで私にはそんなテーマがない的、問題がたぶん持ち上がってくるかもしれないですね。
どう答えたらいいかなってそういう質問にいつも思うんですけどね。
それあれなんですよね。
例えば日記とか手帳ってすごく普遍的なテーマなんで、テーマになりやすいテーマなんですよ。
そうですね。確かに確かに。
そうじゃないテーマがテーマな人もいるわけですよね。
そうですね。
でも考えてみれば、アウトライナーもそんなにテーマにしやすいテーマじゃなかったような気がするんですよ。
確かに。
そこは、ある意味演ずるところも含めて、エクストリームな方に振っちゃうことによってテーマでしたというか、
この人は何をするにもアウトライナーを使うんだろうなっていうイメージを作っちゃうことによってテーマにするみたいなところがあって。
それこそ、薄かったり小さかったりするものは煮詰めて濃くするみたいなことが必要なところもありますよね。
ああ、確かに確かに。それはあると思います。
まず、テーマって内在的というか戦区的というよりも、
見出していくというか、かもし出していくというか、育んでいくというか、そういう感じなんですよね。
最初から使いやすいテーマがポンと自分の中にあるとは限らないですし。
そうですね。
54:00
そこは運ですよね。でもね。運って言っちゃうと変だけど、吉安みたいになっちゃいますから。
確かに。
岡田さんってそういう意味でテーマってなんだと思いますか?
いや、そりゃないんですよ。
あえて具体的な名称を挙げれば知識生産技術になりますし、
それを少し階段をのぞせば、個人の能力を上げて生きやすくするための方法論とかメソッドに興味があるってことですし、
僕はさらに中小の階段を上がると、AとBがあって、その間にある矢印が好きなんですよ。
橋渡しするもの、変化を与えるもの、AとかBは直接はほとんど興味がなくて、中間に働く力が僕は好きなんですよね。
なんとなくわかる。
基本的にメソッドとかも全部それなんですよね。
何かを変えるものなんですよね。
僕の場合は個人で仕事をしてるんで、どっちかAかBに個人が入ってることが多いんですけど、
もしかしたら組織で払われたら、それが組織になってたかもしれませんね、対象が。
でも、R-Styleって何かに至るんですか?っていう答えがないですよね。
今まで何回も質問されたんですけど、R-Styleって。
タイトルからして内容はわからないし。
一言でもまとめられなくて、結局「ちょっと呼んでください」って言うしかないっていうブログなんで。
だからその意味では、私テーマがないんだけどっていうのは、だから書けないということにはならないってことになりますよね。
テーマはないけど興味はあるんですよね。興味で。
だからテーマっていうのはたぶんもうすでに、
本なり、例えば本に限定しますけど、
本なり何なりするために取り出して形になったものであって、
テーマがテーマとして自分の中に本とお金がある。
そんなには実はないですよね、よく考えてみると。
だから興味っていう方が、人生のベクトル的なものというか。
そうですね。だから人生のベクトルという言い方が結構重要で、
興味っていうだけ言うと、刹那的なものも興味ですけど、
たぶんそれでは本にはならなくて、ある程度持続的とか継続的に向いてる興味の方がいいですよね。
自分の傾向というか。
そうですね。ついこのことは気になってしまうというか、
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これについては調べてしまうっていうようなことが興味ですよね。
だからその意味では倉下さん、セルカブじゃないんですけど、
一番最初の本はエヴァノートっていう非常にわかりやすいテーマとしてはわかりやすい、
クリアなものから始まってるわけだけど、
たぶん俺はエヴァノートの本をいつか書いてやるんだと思いながら生きてきたわけじゃないですか。
それはないですね。
本を書くことすら意識してなかったんで。
でも確かにあれは編集者さんに見出されたわけで。
ブログ全体の中で大量に記事書いてて、
その中のエヴァノートがピックアップされたということで、
そのブログの記事そのものは自分の興味の矢印それぞれに合わせて書いてて、
それを見出した人がいる。
その見出し作業を自分でやらなあかんっていうことなんですけど。
いきなり本作りじゃなくてやっぱりブログとかでっていう話が僕の中でスタートになってしまいますね。
自分の興味を探すために興味のログとしてのブログを書くっていう。
まあそういう意味ではあれですよね。ブログっていいものというか、
またそのブログというものも10年前とはずいぶんイメージが変わっちゃいましたけど、
よくただの個人の日記的なものを公開することに意味があるのかと思っちゃいがちな人が
もしかしたら今は多いかもしれないですけど、
意味はあるなと思うんですよね。
間違いなく意味はあると思うんですよね。
意味はあるでしょうね。
自分の傾向みたいなものを素直に見つめるというか、難しいですね。
まあそれが難しいでしょうね。
おそらくはね。でもスタート地点はそこしかないと思うんですよ。
それ以外のところから始めても、
スタート地点は間違ってるんで、
多分走り続けられないと思うんですよね。
特にセルフパブリッシングは、強制されない自由なので、
自分で走り続けられることでないと続けられないんですよね。
結局そうやって自分がついつい興味を持ってしまうことになるんですよね。
どれだけ今が旬の話題であっても、そこに興味がないのであれば、
セルフパブリッシングの本を書き上げるのはかなり難しいと思います。
興味がないことに対してあれだけの労力をかけるっていうのはやっぱりつらいですよね。
単純につらいと思います、それは。
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ワインバーグの文章読本という本がありまして、
ジェラルド・M・ワインバーグさんという有名なプログラマーの方が書かれてる本なんですけど、
11ページに金言がありまして、興味のないことについて書こうと思うなっていう。
まさにそのもので。
やっぱり書けないんですよね、そういうのって。
だからそこは割り切ったほうがいいです。
書けないことを書こうとするんじゃなくて、つい書いてしまうことを書き膨らましていくほうが、
はるかに精神的に健全な仕事になると思います。
他人が読んでも、そのほうが面白いはずですよね。
どう考えても。
おそらくはそうだと思います。
やっぱ文章に宿るエネルギーが本本点違いますからね、そういうのって。
だから一つまとめとして、自分の興味を見つけるか探すかして、
それを軸に本作りをしていくのが一つと、
成果を短期で求めないで、数年のスパンで捉えるということで、
その3が読者を信用すること。
自分が考える価値以外の価値を認める人がこのようにいるということを信じるということ。
この3つかな、仮にまとめるとしたら。
それしかないですよね。
いやいや。
付け加えることあります?これ。
そういう意味では自分も、全然初心者といえば初心者なので。
いやまあまあ。
まあ初心者というかやっぱり。
まあそんなとこかな。
思考錯誤中ですよね。
いやーでもこれは思考錯誤がずっと続くんじゃないですかね。
結局、書き手によってセルフパブリッシングって、プロモーションの手段からして個別的なんで絶対に。
この方法をやったらこの人はみんなセルフパブリッシング作家成功しますよなんてことはまずあり得ないんで。
だからもう常に思考錯誤を己で続けていくしかないでしょ。
ある程度認知が増えていけば、このプロモーションしたらこういう人たちも反応してもらえるようなっていう感覚は土台としてはあるでしょうけど。
それだけだと人間って必ず死んでいくんで、数が減っていきますから。
開拓は常に必要でしょうね。
一定の規模を維持するためだけでも開拓って必要なんで。
まあそのとこかな。
こういうことを公言してしまうと、
ますますそっから反したことはできなくなるという制約になる。
まあ、する気はないですけども。
1:03:01
常に他のやり方もあるんでしょうけど。
ただやってきた実感としては、やっぱり今みたいな話になりますけどね。
まあ炎上が得意な人とかはまた別の考え方があるんでしょうけど、
普通の人はやっぱり地味な成果を積み上げていって、たまんのホームランで喜ぶぐらいの。
一番夢のない話かもしれませんけど、これが一番現実性が高いかなと。
逆に難しいのは短期で成果を求めないってことなんでしょね。
結構結果が出ないと意味がない的な言説があって、
それってスポーツとかの、
それも上のレベルでの競技で成績とか、
順位がつく場面で言われたら言葉だと思うんですけど、
結構結果を出すみたいなことを言う人が多いなっていうことを最近よく思うんですよね。
でもそんなにわかりやすい結果って出ないんで。
いや、この間中学生が言ってたんですけど、結果が出ないとか。
もちろん、中学生、高校生の人だったら、
受験とかっていう形でその結果が必要なところっていうのはあると思うんですけど、
たぶんそういう話じゃなかったんですよね。
ノームも聞いてると恋愛の話だったような思うんですけど、
そんなに聞いてたわけじゃないですけど。
顔出すみたいな。
まあ、使いやすいフレーズなんですよね、この結果ってね。
でもまあ、セルフファムリッシングの結果ってなんやねんって、これは難しいですよ、この時は。
たとえば1000冊すごい売れたと。
でも誰も1冊も読んでなかったって、これ結果なんですかねっていう話になっちゃうんでね、これ。
本作りの結果って難しいですよね、それは。
だからそう考えると、結果ってすごく狭い概念なんで。
そうですね。
だから例えば、本作りっていうものをPDCAとかKPIで回していって良い本が作れるようになるかっていうと、
それはさすがにないだろうなという気がするんで。
1:06:05
PDCA。
回るのかな?
いや、出筆の効率化は多分できますよ。効率化は指標化できるんで。
でも良い本を作るというのは、まず良い本は経緯がないし指標もないので、サイクルを回しようがないですよね。
読んだ人が80感動したのが100感動しましたになりましたとかって言えないわけで。
そんなことは。
だから売り上げっていうのが一番わかりやすく指標として出てきますけど、
販売の位置って重みが人によって全然違って、買っても読んでない人もいれば、3回とか4回読んだ人もいるわけで。
だから、売り上げが上がるのはもちろん大切なことで、むしろそれがなかったら継続はできないんですけど、
その本を通して何をしたいのかっていうことが先にないと、良い本が作れたかどうかわからないですしね。
だから興味があることやと、これについて知ってほしいっていう欲求があるはずなんですよ。
これを広めたいとかこれを知らせたいとか、特に実用協力に関しては。
だからそれがちょっとでも読まれたら、それは成功と言えますよね。
その辺りを目標として捉えられれば、失敗はしにくいかなと思いますけど。
本作り、構成と大冗談に切って言うことはできないですけど、やっぱり挫折しにくいやり方っていうのは多分あって、
それがさっき言ったような方法と考え方ではないかなと思いますけどね。
というわけで、何かお知らせとかありますか。
特にはありませんが、ノートで山間さんの「アメリカンについていたいことやまやまです」のメイキングを連載してます。
メイキングの話はこれから本題に入りますから。
前置きが長いんですけど。
そうですね。
あとはアウトライナーって昔、サイトでたくさん書いていたことの中から使える記事を再生してブログに戻していくということもやってます。
今はそんな感じですね。
楽しみです。
僕はつい昨日、消費者出版の企画案がなんか通ったっぽいんで、それを書き進めていかなかったんですけど、
1:09:01
僕らが全然終わってたという。
手書きの写真を拡大してチラッと見たところ、ああいう感じですか?
そうです。
新しい本の方は非常に面白い本になりそうな予感があるんで、胸踊らしてるんですけど。
そっち優先するとまた僕の生存勢力が3ヶ月以上送ることになってしまうんで、どうしたものだろうと考えてるんですけど。
でもね、前言った分割として書くって方式が結構上手いこと言ってて、1日1000字とか1500字ペースですけど、毎日進んでるんで。
できれば両方進めたいなと思ってるんですけど。
失敗しないように両方うまくマネージメントしていきたいと思います。
それは成果ですよね。
ああ、これは正解だと思います。
今までは一つの時は一つしかできてなかったんで、そのプロジェクト通りかかった他の執筆はほぼ止まってしまうみたいな感じだったんで、
もし並行して進められるのだったら、いわゆる生産性が上がりますよね。
いわゆる生産性が。
たぶん、新しい企画本やと思うんですけど。
分からないですが。
新しくできる本は結構面白い実用書プラス、個人的に思考のエンジン的な本にしやがったり。
でもそっち系の内容っぽい感じだなと思いながら見てましたけど。
っていうふうにことを考えてるところですね。
僕からの宣伝はそれぐらいです。
というわけで、今回の感想とか、セルフファブこんなことで困ってますみたいなことがあれば、
ハッシュタグ打ち合わせキャストひらがなで、打ち合わせアルファベットでキャストでTwitterでお送りしていれば僕が発見すると思います。
今回はこれまでにしたいと思います。お疲れ様でした。
01:11:23

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