ちょっとこの一作で終わらせるにはもったいないぐらいには結構良いキャラクターが揃っているなとゲスト、それもすごく映画の良いところじゃないかなと思います。
でこの映画の独特の舞台であるパラレルワールド、後に明かされるとミューターの連中が作ったっていう世界についてちょっと見ていきたいんですけど、
まずこのパラレルワールド、よくショーマ達のいる世界に似ている世界ですけれども、これはカリエスの欲望を満たすためにショーマの世界そっくりにクラープが作り上げた異世界っていう設定になっていて、
まずそのクラープの開発力が半端じゃねえなって話ですよね。
結構そのクラープってヤバいやつ、実際あの結構いっちゃってるキャラクターではあるので、ここも彼の魅力ではあるんだけれども、
そのいってる部分を抜きにしてもとんでもなく有能っていう部分もまた一つ俺は結構好きなキャラクターというかね。
すごいのがその仮面ライダーガブって歴代の日野さんの作品で見てもびっくりするぐらいマットサイエンティストが多い、
天才科学者がめっちゃ多い作品で、でクラープでまあ4人目ですよね。
ニエルブ、スガ、デンテときて4人目で出てくるわけなんだけど、これ4人ともみんなこうそれぞれキワモノでさ、
違う方面にこう尖っているこの個性の出し方がやっぱすげえなって思うし、
で3人もすでに結構強烈なキャラクターを出しておきながら、
またこの劇場版でクラープっていうヤバいキャラクターを出してくるあたりがすっごいいい世界だなって思いますよねガブはね。
仮面ライダーガブの世界は基本その仮面ライダーのそばにはまあこういうヤバい科学者がいるっていうのが通例になっているので、
カリエスの場合でもそれは例外でなかったというか。
でちょっと世界の話に戻るとやっぱこのそっくりな異世界が舞台ではあるんだけど、
出てくるキャラクターが全員微妙にキャラが違うっていうところで、
より異世界感を誘っているのがなんか他のパラレルワールド作品とは違っていて、ここは俺面白いなぁと思いましたね。
でこの世界は基本的にはミューターが攻めてこない限りは一応平和な世界になっていて、
特に特筆すべき点は闇がしが存在しないというところですね。
もう仮面ライダーガブ本編でも全ての元凶と言っても良いでしょう。
もうこれがなければストマック家が崩壊することもないし、
登場人物たちの大事な人たちが失われることもないっていう部分なわけで、
だけどこの異世界に関してはそのヤバい元凶がない闇がしが存在しないので何が起こるかっていうと、
ストマック社ストマック家は平和なお菓子を作る会社一家でしかないし、
ハンティーのお母さんだったり、あとはラッキーアの家族であるコメルもそのまんま健在であり、
ショーマのお母さんであるミチルさんも普通に結婚してショーマではない普通の人間の娘がいるというね。
もうなんというか歯車がちゃんと綺麗に回っている世界ですよ。
ここでこの世界の残酷な点で言うと唯一ショーマだけがいないっていう部分ですね。
異世界の人たちが闇がしがないことでこうまともになっているっていう事実を飲み込めば飲み込むほど、
ショーマがいない場合はここまで平和なのかっていう部分に気づいてしまうのも、
なんかこの映画の苦しい部分でもあり、でも本編の深みも足してるよなっていう部分でもありみたいなね。
ショーマに近しい存在としてタオリンがいて、それをサチカさんが見ていてみたいな感じだけれどもっていうね。
タオリンもどうでしょうね、ミューターが作った世界なんでタオリンが逃げ込むのはもうこれは1個運命だとは思うんだけれども、
タオリンももし来てなかったらもっと平和な世界だったのかなと思うし。
でこれ、この映画の結末だけ言うと、タオリンが死んでしまっているのでサチカさんだけがちょっと寂しい思いをしてこの映画は終わっていくんですよね。
そのアナザーサチカさんだけ寂しい思いをするという。
なんかこのちょっとビターな終わり方も画物っぽくもありみたいな。
というか闇がしがないことでちょっと運命が変わっているキャラクターたち、これが1個魅力ですし。
で、やっぱり俺が本編ですごいグッと来てしまった、この映画でグッと来てしまったのが、
異世界だけど生きてる母親を見てやっぱりショーマンは動揺するわけじゃないですか。
男性本編ではとっくに亡き人になっているわけなんで。
しかもお母さんをやっていて娘がいる時っていう、その自分じゃない子供を接しているお母さんを他人として遠目から見るっていうめちゃくちゃきつい状況ではあるんだけれども、
それは動揺もするしみたいな。
でもショーマンは非常に頭がいいので、まあ無理に介入することもないし、
まあこの世界でも、この世界だとお母さんはこんな感じがあって見るわけなんだけど、
なんかそこのショーマンの賢さも、1年間ドラマ版で応援してたファンからするとすごいウッってなるし。
だけど俺この異世界でショーマンがいないっていう描写をすることによっていいなって思った部分としては、
ショーマンの成長っぷりがね、この異世界があることによって視聴者としては1個感じられるわけですよ。
それが一番出てくる部分が、タオリンに存在を、タオリンが自分の存在をどうなんだろうって疑問に思っている時に力強くショーマンが彼のことを肯定するシーンですね。
これはドラマ本編があってこそのこの映画の一つの名シーンだと私は思っていて。
このミューターが作った異世界は、ショーマンがいないことで本編のように歯車が狂わないことがだんだんと判明してくるような作りになっているのが、
こっちとしてはウッってなるんだけれども、その異変が起きた時、そしてタオリンが自分のことを迷っている時こそ、
ショーマンの成長と賢さが生きてくるっていう部分でも非常にいい舞台だと私は思うんですよね。
絶妙な設定を作ってくれたなと思っております。
でですね、ここからはファンタスティックスの皆様のゲストキャラについてちょっと喋っていきたいわけなんですけど、
まずタオリンですね。びっくりするのがこのタオリンの様子というか見た目ですねやっぱり。
あまりにもショーマンに似通っているというか、そのファンタスティックスというオープニングを歌ってくれているこのグループにですね、
こんなにショーマンっぽい人がいるんだっていう部分でまず私はびっくりして、そして同時に
まあこのキャスティングの運命的なものをね、また感じるのがすごくいいなと思っていて、
まあ彼はタオリンはもう一つの世界のいわばアナザーショーマンという存在でございまして、
でお腹にガブもあってという、まあ後々明かされるのがそのミューターの実験で逃げ出してきたバイオタイだったよっていうまあそういうオチだったわけなんだけれども、
やっぱその、まあさっきも喋ったところでちょっと重なるんだけど、この本編でさ、その生まれない方が良かったみたいな本当にかわいそうなことばっか言われて存在を否定され続けてきたショーマンがさ、
異世界でその自分の存在にいまいち自信を持てないこのタオリンに対して真正面から目を見て勇気づけるっていうシーン、もうこれは本当に熱すぎるシーン。
で、仮面ライダーがもう追っかけてきたからこそここへのこの感情移入っぷりったらないというか、非常に良いシーン。
でなんか俺タオリンを見ててすごい最初、まあ後半はね、あのそのショーマンのおかげでちょっと勇気を持って戦おうと一緒に行こうとする部分ですごく頼もしい、
彼もまた異世界のショーマンなんだなって思えるとこもあったんだけど、すごいタオリンを見てて寂しくなったのはその、
どの世界のショーマンポジションのキャラクターも自分の存在をこう認めることができていないのかなっていう描写にもなっていて、これがなんかすごく切なく感じたんですよね。
本編のショーマンが異世界のショーマンにいっぱい会い続けなければいけないというか、そのこの寂しさは何とも言えないなぁとも思いつつ。
でこのタオリンがね、あのガブを引きちぎられて殺されちゃうシーン、もうあれはさ、俺劇場で見てたらあのお子さんが一緒に見る回で見てたんだけれども、もう子供泣き叫んでましたけど、
もうねとんでもないR指定映画ぐらいのねえげつなさで。 そのタオリンのベルト、まあベルトっていうかガブ機関って呼ばれてたから、まああれは内蔵っすよね。
だから要は持つを引きちぎってさ、あのその場で死んでしまうっていうすごい悲惨な死に方をタオリンはしてしまうわけなんだけど、
あの流血、まあ血の色が青色だったら何してもいいって陶屋思ってんなとかも思ったわけなんだけれども、まあそんな感じでこう悲劇的にねタオリンが死んでしまったことによってその思いを持った御地蔵を使って変身する仮面ライダーガブヘクセンハイムフォーム。
そのヒプステでもね、今年ね、演じてるセカイさんが世界を憎んで悪意と共に滅ぼそうとするみたいな悪役やってたのよ。
で、そん時もむちゃくちゃ良いこう悪役っぷり、ヴィランっぷりを発揮していて、
だから時系列的には私はそのヒプステっていう作品でセカイさんが悪役やってくれるんだなーってのを知った後に、
まさかの仮面ライダーガブでも映画に出て悪役やってくれるって思ってなかったから、
こう要するに2025年は連続でこのセカイさんが世界を滅ぼす映画というか作品を私は見ているわけですね。
どっちも非常に良い悪役っぷりなんでね、片方気になった方は是非チェックしていただきたいんですけど、
このセカイさんはね、ビジュアルも今回すごく悪役っぽくて良くてね、
このカリエースはこう、まず形が良いじゃないですか、このどっしりとした形と、
で彼は非常に良い声で、よく響くこう悪役ボイス、でもすごい威厳のある感じで突っ立っていて、
で衣装も非常に良くてね、あんだけ生地がたっぷりの衣装を寒露たっぷりに着こなしながらも、
キレのある生身アクションまでしっかりと披露するという、この大物ボスっぷりはやっぱり素晴らしいなぁと思いますね。
で俺が彼の本当かっけえなって思ったシーンが1個あって、
あの、彼が変身する仮面ライダーカリエースっていうのは、変身して戦っている時にちょっと制限があるんですよね。
非常に強力な仮面ライダーなんだけど、変身に必要なカートリッジに実は制限時間があって、
戦っていると途中で変身解除されてしまうっていう弱点が実はあると。
戦っている間にこう、彼はモチーフが虫歯なんだけど、まさに虫歯で溶けるかのように変身が解除されてしまうんですよ。
なんですけど、彼は世界を滅ぼして渡り歩いてきたミューターのキングなので、生身でも普通に強いっていうシーンがあって、
まあ草原みたいなところで戦ってて広場みたいな。で、周りがこう爆破されまくっていて、
で、一瞬こうカリエースの変身が解けるんですよ。で、そしたらやられちゃうのかなって思ったらもうその場で普通に生身でアクションをかましながら、
遠くにいる自分の信頼できる部下の名前を叫ぶわけです。クラープ!って言って。
で、そのままクラープから新しい変身カートリッジを受け取って、相手を生身アクションで蹴散らした後、変身!って言ってそのまま変身するシーンがあるわけですよ。
で、ここまでワンカットなんすよね。
フフフフフフフフフフフフッ
めっちゃすごくない?と同時に、なんてかっこいい悪役なんだって私は思ったというか、うん。
その変身会場で変身が解ける、敵を蹴散らす、部下を呼びつける、相手もキャッチする、そのままベルトにはめてもう一回ライダーに変身する。
いや、これ主人公ライダーがやるアクションの動きですよ、これは。
フフフフフフフフフフッ
うん、いややっぱりバチバチに踊れるだけあって、アクションもすげーキレあってかっこよくてさ、うん。
このワンシーンをシームレスに見せるなんつーのこのカリスマっぷりというか、うん。
たまんねー悪役でしたね。
うん、ここはほんとにかっこいいシーンだなと思いましたし、うん。
で、あとはその地味な部分で言うと、俺設定も結構彼らは好きで、
実は、まあ本編、ガブのドラマ版の、たぶん3話か4話あたりで、
1回ガブの世界に来ていたっていう設定があると、うん。
これは、まあすごくこう、痒いところに手が届くいい設定だなと思うわけですよ、うん。
これなんで、なんでそんなことを思うかっていうと、その、
まあ、序盤のガブの世界をモチーフにして、今回の新しい異世界は作られているっていう設定なわけですよ。
要は、3話4話のガブの世界を見て、あのクラープはこの異世界を作っているので、
つまり、序盤を見ているわけだから、ストマック家が全員揃っているんですよね、うん。
これが例えばですけど、じゃあ、ガブの45話ぐらいを見てからこの異世界をもし作ったとするならば、
まあそれこそシータとジープは揃ってないし、ニエルブもタイミングによってはもしかしたらいなかったかもしれないし、みたいな。
で、該当する人物も、もう死んでいる可能性のキャラクターすらいる、みたいな。
えー、すごく中途半端な世界になってしまうところを、3話の世界を見て彼らは作っているので、
あの主要キャラクターが全員揃っているっていうこの、まあ非常にこう都合が良いというか、
フフフフフフフフ、うん。
映画版のパーティー感も、あのこと、設定があることによって説得力が増してくるというね、うん。
で、俺がちょっと思ったのが、やっぱこれ私もね、日朝仮面ライダーずっと応援してますよ。
ってなってくると、この、世界を渡り歩いて滅ぼしてきた、みたいな設定は、やっぱこう、一日朝ファンとしてはちょっとオッて思う部分というかね。
うん。
やっぱどっかでこう、門谷司、仮面ライダーディケイドとか、ま、かぐや様、仮面ライダーレジェンドとか、
あとはクォーツァーの連中とかと、ハンドレッドの連中とか、
世界を滅ぼしたり、世界を自由に渡り歩くことができる仮面ライダー達と、どっかで会っていたりもするのかなーなんて妄想が広がるわけですよ。
うん。
だって、スピンオフでディケイドと戦えるじゃないですか、設定的に。
wwwww
まあ今回であの、仮面ライダーズはやられてしまったわけなんだけれども、
ミューターっていう、まあ組織というかね、うん、そういう種族というか、
もしまだ生きているとするならば、全然ディケイドとかレジェンドとも絡むことができるので、
うん。
なんかこの辺は、今後踏まえてもワクワクする設定だなぁと思ったりなんかして。
うん。
で ちょっと仮面ライダーカリエスのデザインについても 喋っていきたいんだけれども
このカリエスのデザインとアクションが やっぱこの映画のかなり美味しい部分でもあるなと私はまず思っていて
で 第二形態まであるっていう部分がね なんだかドラクエのボスキャラクターっぽくもあり ここは非常にお得だなと
うん で まず第一形態ですね この真っ白でちょっとこう紫の線が激しく入っているみたいな感じのデザインなわけなんだけど
俺が好きなところはですね あの手に爪がついていて まあこれを使って攻撃するんだけど
実はこの腕の爪が取り外しが自由にできて 足に装備することもできるっていう部分は
ちょっとこう私としては結構いいじゃないのって思う部分というかね
で 実際アクションの中でもライダーキックとかをね する時に足に爪をはめて攻撃したりなんかして
そういう小回り効く感じって やっぱこう男の子心をくすぐるというか
いろいろ妄想が広がるなぁとも思いましたし
で 最終形態の仮面ライダーカリエスC3ですね これはちょっとかっこよすぎるよな
俺はやっぱりこの劇場版というか 大ボスの仮面ライダーは
マガマガしいデザインとマントを羽織っててほしいんですけれども 非常にこうぶっ刺さるデザインというか
どこか仮面ライダー01の映画版で伊藤秀明さんが変身してた
仮面ライダーエデンみたいなデザインもちょっと入っていて
非常にかっこいいデザインのライダーだなと
このビジュアルのダークライダーを生み出してくれただけでも
この映画にはかなり私は価値があると思っているんですけれども
なんといってもやっぱりさっきも言った 仮面ライダーガブのこの映画限定フォーム
ヘクセンハイムフォームとのラストのライダーキックのかっこよさ足らないというか
やっぱこの撮ってる杉原監督がですね 私はすごく彼の演出で好きな部分としては
なんかこうアニメ 特にドラゴンボールみたいな バチバチに高速移動してバトルするみたいなアニメを
実際現実でCGと特撮でやったらどうなるかっていう部分を毎回やってくれるのが
すごく彼の演出の好きなところなんだけど
この映画のそのラストのね カリエスVSガブの最終ライダーキックは
かなりこの杉原監督のいい手癖が出ているなと思っていて
本当に仮面ライダーガブ全般で見ても屈指の名必殺技シーンだと思うんですよ
で もちろんね カリエスは悪党だから負けちゃうんだけど
断末魔も非常にいいというか
で セカイさんがね 声優やられてたこともあるっていうのはもちろん知ってたんだけど
それにしたってちょっとアフレコも上手すぎて
あんなにかっこいい必殺技の叫びとか
あのやられた時の断末魔が出せるっていうのはもう本当に素晴らしい多彩な方だなと思いますし
カリエスのデザインとアクションも非常にいいかなと
で あと 変身ポーズはセカイさんもね
アイディアを出されていたってどっかのインタビューで読んだんだけど
カリエスの変身ポーズがショウマと対になってるっていう部分も
結構私としてはグッときてしまうというかね
最終的に変身の時に置いてある手の向きが逆なんですよね
これは非常にいいなと
これっきりにしておくには非常にもったいない悪党キャラクターなので