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2024-08-05 21:53

Ptf.502 映画『劇場版モノノ怪 唐傘』をただ観た人(22分)

後日記入予定



(※ラジオポトフでは、このスペース【=概要欄】を書いてくださるボランティアスタッフを大量募集しています。具体的にお願いしたい内容は「配信前の編集済ファイルを聴きながら、今田と高澤がしゃべった内容をざっくりメモしていく」というものです。サンプルは、Ptf.290以前の概要欄をご覧ください。ご応募・ご質問はラジオポトフのおたよりフォームよりどうぞ!)

00:03
トリコロールケーキの唐傘、今田です。 トリコロールケーキの唐揚げ、高沢です。
今日はこんな話をします。 劇場版モノノ怪唐傘をただ観た人。
高沢さんがさ、なんか映画が好きとかよく言うから、僕はもっとアニメの話はしたいんだけど、たまには映画の話でもしようかなと思って。
今日は映画のね、劇場版モノノ怪唐傘っていう映画の話をしようと思います。
今回もズームで収録しておりますので、事前に予告編は高沢さんも見ていただきましたね。
僕はもう早くも劇場で見てまいりました。すごくいい作品で、おすすめをしたいので、今回はお話しさせていただこうと思います。
早速、映画の公式サイトより作品情報をお読みしたいと思います。 ちょっと長くなりますよ。
モノノケは2006年にフジテレビのノイタミナ枠にて異例の好視聴率を記録した
綾香市の一編、バケネコから派生し、2007年にテレビアニメシリーズとして放送されて以来、
根強く愛され続けている作品である。そのモノノケが2024年、大多くを舞台に劇場版として申請する。
豪華絢爛な世界を絵巻物のように描き、細部まで緻密に、時に大胆に表現した美術や
CGと和紙テクスチャーを組み合わせた斬新な手法、膨大なカトスーと独自の色遣いにより生み出される唯一無二の映像品など、
薬売りのミステリアスな魅力と相まって密度の濃い世界観に圧倒される。
さらに、子を殺し集団に染まることを強いられる生きづらさという現代にも通じる普遍的なテーマ、
人間の内面に渦巻く強盗、願いを描く物語が深い共感を呼ぶ。
誰の心にもモノノケの種が根付きかねない混沌としたこの時代に、切なくも強く魂を揺さぶる
救済の物語が立ちはだかる。
シリーズの生みの親である中村賢治監督のもとに集結した豪華キャストスタッフによる完全新作の劇場映画が新たなる伝説を刻む。
すごいですね。なんか成り物入りって感じがする。
そうなんです。で、物語、お話の方も。
舞台はオーク。女たちの情念が渦巻く場所。
オークとは陽すべる天使様の夜継ぎを生むために、各地から美女、彩女たちが集められた女の園であると同時に重要な官僚機構でもある特別な場所。
独自の掟が敷かれた社会でもあるこの異質な空間に、新人女中の朝と亀が足を踏み入れる。
03:01
キャリアアップを図る彩色顕微の朝。憧れのオークに居場所を求める亀。
正反対の二人は初日からオークで信仰されるお水様に自分の大切なものを捧げるという集団に染まるための儀式に参加させられる。
そこで起きた出来事をきっかけに、二人の間には絆が生まれていく。
これはお年寄り、老中みたいなことかな、の歌山はオークの繁栄と永息を第一に考え女中たちをまとめ上げるが、
無表情な顔の裏に何かを隠している。
そんな中、少しずつ彼女たちを覆っていく何か。
夜ごと蓄積されていく女たちの情熱。
どこからともなく響いてくるからかさがカラカラと回るような異音。
取り憑かれたように理性を失っていく女中。
ついに決定的な悲劇が起こり、薬売りはもののけを追ってオークの中心まで進むが、
もののけを切り払うことができる対魔の剣は、形、誠、理の三様が揃わなければ封印を解き払うことがかなわない。
薬売りがオークに隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、対魔と救済の儀が始まる。
これはね、どっしりした物語に聞こえるかもしれないけど、すごく見やすいのね。
ノイタミナっていうテレビアニメで大元は放送されていたんですよ。
あやかしっていうシリーズね。
それ自体はオムニバスで、大体3話完結ぐらいでいろんなお話があったんですね。
その一編がバケネコっていう作品だったんだけど、このバケネコがすごい人気があったの。
このバケネコを12本のシリーズにしましょうってことで、新しくしたのがモノノケっていうシリーズね。
これが原作っていうか、元のテレビシリーズであって、そのモノノケの映画版、劇場版が今回のカラカサっていう作品になります。
モノノケ劇場版カラカサね。
これ、ノイタミナっていうフジテレビの深夜枠で放送されてて、今もあるんだけど、大体20年近くやってるアニメ枠で。
この深夜枠、ノイタミナっていうのがね、ターゲットがうっすら決まってて。
僕の言い方だと、サブカル女性。
オタクとまではいかない、サブカルなカルチャーにちゃんと興味のある女性で、お金を持ってる女性ね。
テレビ放送時点でモノノケが好きだった人だったら、たぶん今30から40ぐらいになってるはずなんだよ。
結構前なんだ、じゃあ。
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そうそう、10年以上、15年ぐらい前だから。
劇場に行ったらね、やっぱりそういうお姉さん方も結構いらっしゃいましたね。
っていうかほとんどそうでした。
男性もちらほらいるんだけど。
この会社が、作ってる会社がツインエンジンっていう製作会社なんですけど、
この会社自体がフジテレビのノイタミナのプロデューサーが作った会社です。
へー、そうなんですね。
ノイタミナの時から、このカラカサの監督である中村賢治さんといろんな作品作っていて、
それがもうまんま劇場版に来たと。
テレビのまんまパワーアップ版です、完全に。
で、やっぱりプロデューサー目線で作ってもいるから、
すごく作品としても充実してるんだけど、やっぱり商品としてすごく考えられてて、
まず見やすさだよね、商品としての大事さって。
で、90分しかないの、これ。
で、そのテレビ版から続いてる話だとちょっとハードル高くなっちゃうじゃん。
そうですね、入りにくい。
そうそう。で、これ見栄えが結構特徴的で、あれだなってことで、
その世界観を知ってないとやっぱり楽しめないんじゃないか、
ハードルが高いんじゃないかって思う人もいるかもしれないんだけど、
それはフジテレビのちゃんと商品にすることを考えているプロデューサーがいるんで、
このプロデューサー、今回脚本も書いてるんですけど、
テレビシリーズは見てなくても全然わかります、本当に。
全然つながってない。キャラが一緒なだけで。
ちなみに声優も変わってるんで、事情があってね。事情があって変わってるんですけど、
新しい声優、今回の劇場版からの主人公、薬売りの役は神谷裕さんなんで、
何の心配もないです。完璧でした。
へー。
伸び伸びしてたぐらい。
やっぱ第一印象はアニメーションのすごさ。
そうですね、やっぱりそこはすごくて、
ちょっと話難しいみたいな意見もチラホラ、ツイッターとかで見たんですけど、
難しいはずがなくて、難しいとさ、考察とかになってくると、
それはそれでまたとっつきにくくなるわけですよ。
考察が盛り上がってくれば、それはオタクたちはどんどん見に行く、リピーター増えるかもしれないけど、
それだとやっぱ商品として開いていかないんで、弱いと思うんですよね。
エヴァンギリオンがすごいのって、オタクたちはどこまでもズブズブ行けるけれども、
どんどん新規の人にも開いてたじゃない、エヴァンギリオンって。
そうですね。キャッチーさ。
全くそれと一緒なんですよ。
へー。
見てて、考察が必要な話じゃないんだよね。
シンプルな話をすごい豪華絢爛な絵で見せてる。
その絵がわけわかんないところがやっぱりあるから、
これ難しい話なんじゃないかなってどうしても思っちゃうんだけど、
作り手の商品作りのやり方を見てる限り、絶対考察が必要なわけないと思うんだよね。
09:03
そういう作品じゃないと思うんだよ。
考察って謎解きをこっちに求めてくるみたいなことでしょ。
そうですね、メタファーとかがいっぱいあるとか。
そうそう、これの元ネタはどうとかさ。
そういうことじゃなくて、あの絵どうだったみたいな話でも盛り上がるんだよ。
例えば友達と映画を見に行って、あれ良かったよねって話したくなる映画ではある。
考察がどうとかじゃなくて、あそこ良かったよねとか、あの絵すごくなかったみたいな、
そういう話をしたくなるタイプの映画。
そういう意味での口コミを呼ぶような作り方になってます。
へー。
ぜひ皆さん行って、僕と話しましょう。
アニメの予告編しか見てないんですけど、ワンカットワンカットの書き込みとか密度がすごい多くて、
あれが90分続きます。
あれ飲み込まれるだろうなって思ったんで、だからこそ余計に話はシンプルにっていう形になってるんだろうなって思いました。
逆にシンプルすぎて、説明してないから意味がわからないところはあるかもしれない。
それは僕もありますよ。
あーなるほど。
あのキャラ何?何のキャラだったの?って。
でもよく考えてみたら、なんだ、そういうことかっていうぐらいの話なんで、
全然憶する必要はないです。
でも絵はほんととんでもなく良くて、後半とかはね、新エヴァみたいだった。
へー。
新エヴァでさ、もう今何やってんだっけってなるとき結構あったじゃん。
うん。
あれ、あの感じ?
ここどこだっけみたいな。
そうそう、絵の情報量がそんな感じ。
ずっと多くなんだよ。ずっと多くから一本も出てないんだけど、あれなんだっけこれって。
話はややこしくなるんだけど、もう絵がすごくて。
なんかあの、ワンカットワンカットで、
だいたい実写の映画とかだったら、フォーカスが合うところが物語に沿ってフォーカスが合ってくと思うんですけど、
気づいた。
全部にピントが合ってて、全部主役みたいな絵面になってんなって思って。
あー気づいた。
なんか疲れそうとも思いました。
映画美学校出身だから気づいてくれたんだね。
通常ね、アニメでも背景はぼかしたりするんですよ。
人間の目がそうなっているもんだから。
でもこれはね、背景もすごいから、もう全部、ファンフォーカスってやつで全部にピントがきてて、
作品情報の中にもあったけど、絵巻き物なんですよ、全部が。
全部を見るところがあるんです。いらないところがないんです。
それは見落とすとダメとかじゃなくて、
全部人が手で描いてるんだよ、すげーくね?っていう感じ。
アニメーション技術の高さとか実験精神みたいなものを感じる。
12:04
どこ見てても楽しい。
なんか、ジャクチュウっているじゃん。
伊藤ジャクチュウ。
うん。
はい。ニワトリの絵とか。
そうそう。を引用してたりとかね。
もうとにかく楽しいですね。
で、声優もうまいし。
あと、これ僕立川のシネマシティってとこで見たんですよ。
日曜だったかな。見たんですけど、
ちょっと本編と話ずれますけど、
映画館の中で売ってるドリンクが、たまたまその期間ね、1.5倍だったの、量が。
はい。
同じ値段で1.5倍で、みんな多いんだ、じゃあ買おうかってことでみんな買うわけですよ。
で、それ飲みながらみんな見てるじゃないですか。
映画面白いから、ごくごくドリンクも飲んじゃうわけですよ。手に汗握るって感じで。
で、1.5倍をみんな頑張って飲むわけですよね。
で、90分見終わって、
女性客がもう7割ぐらい、8割ぐらいだったんですけど、
男性もちょっとはいて、そのちょっとの男性たち全員が、
同じタイミングでトイレに行くんです。
尿をね、尿を出すんだけど、尿の勢いがもう全員すごくて。
よく、そっか、男性トイレ入ったことないかわかんないですけど、わかるんですね、それは。
なんかこう、同じ小便器に、それぞれの目の前の小便器に向かって、
あの音がもうすごい勢いで全員。
で、そこのなんかで一体感を感じましたね。
見終わった後の熱量と共に。
熱量とその尿の勢いっていうのを頭の中で告げ替えて、すごい一体感を感じましたね。
あの、耐えれるんですよ。絶対無理だってぐらいにはならないの。
その尿意が。90分だから。
ただ、あの尿意我慢してるとさ、映画見てて、
エンドロールが始まったら、あ、よっしゃなんとかなる。
なんとか間に合いそうだって、ちょっと一瞬ほっとするところあるじゃない。
で、一瞬ほっとしてからが長い。
エンディング曲が長くて、やっぱりそのスタッフもすごいいるだろうから。
で、その長さがね、作品の重さを感じたかな。
そんなことあるんだ。
アイナージーエンドさんのね、すごい曲で。
お話自体はですね、
ターゲットが最初に言ったように、ある程度お金を持ったちょっとサブカルチャー好きな女子なんですよ。
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で、主人公もそんな感じで、組織で働く女性2人なんですよ。
オークっていう組織の中でね。
2人はそのオークにいる奥型候補ではなくて、下働きをしている人たちなんですよ。
で、その組織で働くということとは何だ。
自分を殺さなきゃいけないのか、みたいなテーマで。
これ確かに現代でもね、みんなが感じられることではあると思います。
シンプルすぎてお話が、もう一つひねるんじゃねえかって、僕とか思っちゃうぐらい。
ひねらないんだ。
だから、こんなに簡単なはずがないって思っちゃうんだよね。
こんなすごい映像なわけだから、こんなシンプルな脚本なはずがないと思って、
もっとあるんじゃないかって思っちゃうんだけど、別にないの。
そのバランスがちょうどいい。
これだって脚本までねじくれてたら本当に大変になっちゃって、そんなの流行らないよ。
疲れちゃうもん。
90分でたくさんの人が見に行くといい作品だと思いますよ。
これ多分、来場シェア特典みたいなのは週代わりで買えるんでしょうし、
なんかポストカードみたいなのもらいましたけどね。
おすすめです。よかったら。
あとこれだ。
予告編見てわかったかな。
和紙のテクスチャーなのよ、画面が。
障子紙みたいなさ、ちょっとうっすら模様の入ったテクスチャーが画面全体に入ってて。
それもすごいと思いました。
テレビ版の時からそうだったんだけど、
僕、予告編をテレビで先に見てたんだけど、
あれを見た時に、この和紙のテクスチャーは、
要するに画面の中に一様な模様の一面があるなって思ったの。
面が。
それって映画館っていうスクリーン、面のことをすごく意識させて、
スクリーンという面でこの一様な画面、和紙のテクスチャーを見てみたいと思ったんですよ。
してみたら完璧な効果が出てて、
これ、もののけって最初からそういうテクスチャーだったんで、
もしかしたらいずれ映画化しようって15年前から思ってたのかもしれないなって思いました。
これ本当にだから映画館で見るべき作品だと思います。
大画面だからとかじゃなくて、
スクリーンっていう紙に映して見るもんだから、映画って。
それをすごく感じさせる作品だったんで、だから、
そうね、映画美学校の
受講生とかだったら行った方がいいんじゃないかなとは思うけど、別に高畑さん違うか。
そうなんですけど、映画は面だから、
その中でどんだけ奥行きを出すかとか、
18:01
そういった表現が映画のいいところ、映画でできることっていう風に
思ってたし、聞いていたから、
わざと一面にしていくっていう、
一方に振り切るっていうのは、すごいなかった視点だなと思いました。
アニメーションならではだし、
スーパーフラットですか?
それとは違うんですけど、いいんじゃないですか。逆に。
映画が好きだからって、映画ばっかり見てたら本当にね、人間がダメになりますから。
ちょっとダメ、そっか。
アニメも見た方がいいですよ。
まあ、はい。
こっちのが売れてるしね。
映画、普通の実写映画なんかより、
もののけの方が、今はもう人気があるわけだし。
まあそうでしょうけど、それが理由で見に行くってことはない。
人気だから見に行くってことはあんまりないかな。
終わり、オアコンです。
映画は終わってます。
それはダメ、そんなことない、絶対に。
ここからは、もうノイタミナなんですね。ノイタミナこそが映画なんです。
ノイタミナっていうのはアニメーションっていう単語を反対から読んだんですよ。
はい、あの、大丈夫です。
実写映画もね、いいので。
いやー、ほんと見てほしい。
出す出す、お金出すからさ、見に行ってください。
ああ、そうですか。じゃあ見に行く。
お金のない30代なので、私は。
えー、多くは夢のある世界でしたよ。
あ、そうですか。
あ、これオークって言ってるけど、実際のオークじゃないんで、江戸の。
もうファンタジーオークみたいなことなんで。
そこに歴史のことわかんねえよ、オークってよく知らねえよっていう人も全然見に行って大丈夫です。
僕も知らないんで。
あの、殿様とか別に出てこないんで。
今って駅のさ、なんかビジョンとか、もう街中でもすっごい広告やってて、もののけ。
あ、そうなんですね。
ものすごいやってる。
それ見るたびに、あ、よかったなあ、もう一回行きたいなって思っちゃうもんね。
うん。
で、もう一回あの、めっちゃ多いペプシコーラ飲みたいなって思っちゃうもんね。
はい。
久々にペプシコーラ飲んだな、あんな量。
はい、というわけで、液状版もののけ、からかさ、おすすめです。
そしてエンドロールの一番最後で判明しましたが、この映画三部作だそうです。
あ、そうなんですね。
はい、来年はひねずみかな、液状版もののけ、ひねずみが公開されるそうで。
しかも世界観はずっとオークで行くそうなんで、既に今回見たからかさの中に、次回次次回の主人公がいたっていう話なんで、終わるまでは見届けたいですよね。
21:04
うん。
さくらいたかひろは帰ってくるんでしょうか。
まあ、神谷さんでいいんですけどね。
はい。
ありがとうございました。
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