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2024-08-24 20:01

Ptf.513《2024年夏アニメ》僕の妻は感情がない(20分)

後日記入予定


(※ラジオポトフでは、このスペース【=概要欄】を書いてくださるボランティアスタッフを大量募集しています。具体的にお願いしたい内容は「配信前の編集済ファイルを聴きながら、今田と高澤がしゃべった内容をざっくりメモしていく」というものです。サンプルは、Ptf.290以前の概要欄をご覧ください。ご応募・ご質問はラジオポトフのおたよりフォームよりどうぞ!)

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トリコロールケーキのカジロボット・ミーナ・イマトです。
トリコロールケーキのお掃除ロボット・ルンバ・タカザワです。
トリコロールケーキの接客ロボット・ペッパー・トリハラです。
今日はこんな話をします。
2024年夏アニメ《僕の妻は感情がない》
やってきましたね。この大人気コーナーが、2024年夏789に放送されるアニメの中から1本を取り上げてご紹介するという人気コーナーでございます。
今回、タカザワさんだけじゃなくて、トリハラさんもゲストに来ていただいております。
今回ご紹介したいのが、僕の妻は感情がないというアニメになります。ご存知ですか?
知らないです。知らないです。
今回もズームではなくて、実際に集まって撮っておりますので、今この場で僕の妻は感情がないのPV、予告編みたいなものですね。
これをYouTubeで3人で見ようと思います。よろしいでしょうか。
僕の妻は感情がないのPVでございます。
おはようございます。今日の朝食は焼き鮭、しじみの味噌汁、ほうれん草のお浸し、それにご飯です。
私の防水保護等級は8級です。水中で炒飯が作れます。
炒飯の方に防水機能ないでしょ。
はい。僕の妻は感情がないのPVをYouTubeでご覧いただきました。どうでした?
すごいとこに踏み込みますね。
おお。タカザさんは?
うーん、なんかちょっと構えてます、今。
構えてる?
はい。
公式サイトの方からイントロダクション、あらすじみたいなものですね。これを読みしたいと思います。
家電を買ったら妻になりました。毎日ご飯を作ってくれる女の子は感情がないカジロボットだった。
一人暮らし3年目の社畜サラリーマン、たくまはカジロボットのミーナを購入する。
たくまは不器用で恋愛経験が少なく、ミーナも料理はできるが人間についてはまだまだ勉強中。
人間とロボットという一見ちぐはぐな夫婦の2人は一緒に過ごすことで互いを知っていく。
そして感情がないはずのミーナにもやがて…。
というお話なんですね。
ロボットとの交流とかの話は結構嫌いではないです。
それは例えばどういう作品とかあげられます?
私が好きなのはプルートという漫画で手塚治虫さんが書いたやつを浦佐直樹さんが漫画にリニューアルしたものは好きでした。
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それは人間たちとアトムとの交流ですよね。
はい。5体か6体のロボットそれぞれのエピソードとアトム・ウランですね。
もともと戦闘ロボットだったものが羊になったという設定のものがありました。
語彙につなげると、この僕の妻は感情がないというアニメ制作スタジオが手塚プロダクションです。
ただ手塚プロダクションは手塚治虫さんが直接作ったわけではないので、そういう繋がりはあります。
これは今期で一番いいです。
あ、そうですか。
SFなんですね。
SFにもいろいろあって、最新の科学技術を物語に取り込んだSFとかもあれば、
これは試行実験というか、ちょっと外で大木を切り倒しているようなことをしますけど、これは別として、
試行実験と言いますか、未来はどうなるんだろうというのをロジックを詰めていくみたいな話だと思っていて、
前にこのラジオでちょっと話したんですけど、ピグマリオンという神話が昔あって、
女性の象のことを愛した男がいて、
その願いが神様に通じて、その女性の象が人間に変わるっていう。
ピグマリオンという話があって、この構造は古今東西、いろんな物語に使われていて、
マイフェアレディとかって知ってますかね。
マイフェアレディっていうのは、大学教授が小さい娼婦みたいな女の子を教育していくって話なんですね。
要するに大学教授が思ったような女性を作り上げていくっていう話。
これはピグマリオンと全く同じ構造で、あとはプリティウーマンとかもそうだね。
あれが娼婦か。プリティウーマンも娼婦で、それをどんどん教育して社交界の女性に育て上げていくみたいな。
こういう構造はよくあるんですよ。
これもちょっと近く見えるじゃないですか。
そう見えて叶える理由は割とそこにあるんですね。
じゃないんですよね。
これはたまたま買ってきたカジロボット。
これ女性の形してるんですけれども、カジロボットなんですよ。
料理作ったりとか。
それをあれ可愛いなってことで、思い込んでいく話なんですよ。
もともと奥さんにするつもりで買ってきたわけじゃないのね。
これって恋愛とかともちょっと違う、恋愛として描いてはいるんだけど、
フェッチズムに近いのなのか。
物への愛着かな。
に近い話で。
未来さ、もしかしたら自分のパートナーとして、
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男性が女性のようなロボットを自分のパートナーして選ぶっていうのは、
想像なんとなくできるじゃん。
現代だって人形、ドール、愛好家の人っていって、
本当に彼女とか奥さんみたいな扱いをしてる人だってたくさんいるわけ。
それは既に。
それがロボットに置き換わるって未来は容易に想像できると。
ただこれは奥さんロボットではないわけ。
家事ロボットなんですよ。
家事ロボットに対して自分の味方に、味方観点によって、
それに愛着を持って奥様みたいにして扱うという。
これって結構新しい気がして、僕はね。
人間は人間にしか愛が持てないわけじゃないと僕は思うんですよ。
無性愛とかもあるし、その他でもいいし。
ただ、人間をロボットのように扱っていいわけじゃないじゃない。
でもロボットはロボットのように扱っていいわけよ。
そこを履き違えたらダメですよ、見る人がね。
だからロボットなんでこれはマジで。
動画使ったっていいんですよ、本当はね。
勝手にそれを人間っぽく扱ってるのはこの主人公の男の子だけなんで。
っていうのがまずあると。
そういう人がいた時に周囲はどのような反応をしたり、
社会はどのような反応をするんだろうかっていうのを考える思考実験的なSFではあると思うんですね。
ここに出てくるのが社畜サラリーマンの上司とか、
社畜サラリーマンの妹とかが、
このサラリーマンがミーナっていうカジロボットを奥さんとして扱って指輪あげたりとかね、
してるってことをひょんなことが知るわけですよ。
その時にこのアニメにおいて周囲の人物は引かないんですよね。
おめえ何やってんの?引くわとかじゃないんですよ。
なんかわかるわっていう反応なんですよね。
たまたまそれ理解があるんですよ、上司とか妹が。
妹はね、種族を超えた恋愛っていうのに燃える人なんですよね。
便利なんですよ、燃えるっていう設定は。
何々燃えの人っていうのがいるだけで世界、その世界観がポジティブになるんですよね。
これ出てくる人が優しいんですよ。受け入れてくれる。
そこが僕好きで、人のことを尊重して受け入れる。
これ僕の好きな小林安智のメイドラゴンとも共通する話なんですよね。
あれは小林さんがトールのことを受け入れるっていう導入だから。
そこにちょっと似たものを感じていいなとも思うし、
さっき言ったようにSFとしてもいいなとも思う。
これは本当に今やってる中では物語が僕は一番いいアニメだと思います。
そんなに別に画面が何か特別なことをしてるわけじゃないですね。
09:00
入り口として私が構えた理由としては、
カジロボットっていう姿が綺麗な女性の形をしているんだっていうこととか、
社畜のサラリーマンがそれと出会って愛着を持つんだっていう、
そういった側のところに絵って思ったんですけど、
どういうふうな経緯で出会ったとか、周りの反応がどうだとか、
どういう話になっていって、どういう交流が生まれるかっていうところは、
ウォッチしたいなっていう気持ちになりました。
側は多分わざとそうしてて、それはおそらく現代でカジロボットっていうのを出すときに、
それが女性の姿をしていかねないじゃない?現状ね。
それと全く同じ理由で側はそういうよくあるような設定にしてあるんだと思います。
ただそこにおそらく批評的な目をこの作品は持ってるんだよね。
感情がないロボットのはずなんだけど、ちょっと感情があるようなシーンがあったりするんだよ。
それは人間から見たらロボットに感情があるように見えることってあると思うんですよね。
で、その勘違いなんじゃないのっていう下げの可能性はあるんですけど、
まあそういうのはそれで僕はいいと思うし、むしろそのロボットに奇跡が起きて感情が芽生えたっていう展開の方がやったら問題だと思うんですね、僕は。
それこそ。
ピノキオみたい。
この辺はね、多分いい感じでやってくる気がするんですよね。
なんかこう、ベタにしないっていうか、そうなるよなっていうオチにはしない気がするんですよ。
ちゃんと独自のオチっていうのを持っててほしいなと思いますね。
でもなんか表情を感じたりするんだろうなって思いました。
やっぱ目、鼻、口というか人間の形をしている以上。
こういうさ、機械っぽい女の子。
機械の女の子に燃えるっていう、燃えるってところか性的に興奮するみたいな人もきっといるはずじゃない。
で、ちょっと思い出したのが、昔ドラマであったキュートっていう前田敦子が主役のアンドロイドだっけ。
あの時にさ、前田敦子が学校に来た時に背中だっけ、背中がバッて開いて、なんかその中で来年期間みたいなのがワーって一生懸命動いててさ。
それを見てその学校の校長の小野武彦が、毛投げだねって言ったのよ。
それに近いのかなって、機械萌えじゃないけど。
実際このミーナがロボットだからこそ可愛く見えるっていう部分もあると思うんだよね、きっと。
それはその小野武彦が言った、毛投げだねに近いものなのかなっていう。
なんか頑張ってる感に萌えるというか、愛情を持つみたいなのはきっとあると思うし。
時代もそれの方になってくると思うんだよね。別に人間が相手じゃなくていいじゃないかとか。
12:02
それはそうだと思います。すごいですね、ロボットに対する視点が問われてますよね、作り手側に。
ここからの未来って、やっぱその自分の主観があればいいじゃんの時代になると僕は思うんですよね。
その人がそう見えてれば、もうそれはそうなんだから、その人にとって。周りがどうこうする話じゃない。
組み込むことじゃないっていう。
コスパがいいっていうか、一番現実的じゃない。
そいつがそう思い込めば、例えば目の前の問題が問題じゃないってその人が思えるようになれば、それでOKっていう考え方があるとして、
そういう風になっていくと思うんだよね。
主観が強くなっていく時代になるとしたら、このロボットに別に感情があろうがなかろうが好きなんだからそれでいいってことになってくると思うんですよ。
だからちょっと未来の話をしているSFのようにも見えるんですよね。
謎なのは、これミーナっていう、要するに大量生産のロボットなんですよ。
だから他のミーナっていうのもいるはずなんですよね。
上位機種っていうのが出てきたんですけど、スーパーミーナっていう。
ミーナよりもいっぱい料理が作れるとかそういうことだったと思うんですけど、
ミーナがたびたび言うのは、ミーナ同士の個体は通信ができるって言うんですよ。
個体同士で。
その機能って何に使うんだろうって僕思って最初。
だって家庭で各々が、家庭に1台ミーナがあったとして、
なんで隣の家のミーナとうちのミーナが通信する必要があるんだろうって思ったんよね。
で想像して、とりあえずこれかなって落ち着いたのは、
金持ちがミーナをたくさん買って、10台ぐらい。
でその金持ちの、飯使いミーナだよね。
飯使いミーナ同士が通信するためにあるものなのかなって思ったんだよ。
ということは、おそらくミーナを自分一人、
この主人公であれば社畜サラリーマン一人暮らしなんだけど、
社畜サラリーマンが一人でミーナを買うっていうのは、
おそらくミーナが製造された時は、まだ想定されてなかった買い方だと思うんだよね。
そういうところまで想像できたりして、
そういうのもちょっとSFっぽいなって気がしたんですよ。
確かにたくさんメイドロボットを買うんであれば、
それは個体同士が通信できた方がいいよね。
アップデートしたりはしないんですかね。
すると思います。
名前を書いたんだ。
オムライスにその主人公のタクマだっけ。
タクマ様っていう名前を書いたんだよ。
で、問い合わせたんだよね。センターかどこかに。
そんな機能はないって言ったのよ。
ってことは感情があるんじゃないかっていう話になったんだけど、
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でもこのAIとかの時代でさ、
要するにミーナ自体で自分で検索して情報アップデートまでいかないまでも、
学習することは可能なんで。
もしかしたら学習の結果として、
そういうオムライスにケチャップで名前を書いたら、
恋人同士とか奥さんが書いたら相手は喜ぶんだってことを学習して、
アドリブで勝手に書いた可能性はありますよみたいなのを受けた。
で、そう説明されて、
あ、そうなんだ。やっぱじゃあ感情ないのか。
人間とは違うんだなって思う人もいれば、
あ、そうなんだ。じゃあ感情があるように僕は見えただけなんだ。
でも僕にはそう見えたんだから、
そう見えたのが事実でいいんじゃね?ってなるかみたいなことね。
さっき言った主観が強くなる時代っていうことを考えたりするアニメです。
思い出したのは、
AIを研究している方と知り合いになった時に、
雑談してる。作業中に友達と雑談してる感覚でAIと雑談してるって言ってて、
それもこれは感情がないものだからとかじゃなくて、
雑談相手っていう存在になってるっていう。
感情がないって一言で言うと簡単だけど、
感情っていうものは多分数値化できるものとかじゃなくて、
心とかも。
もともと心なんて心があるように見えてるだけとも言えるんだよね。
情報と情報との関係性でしかないから、心っていうのは。
AIがそう作られてると一緒で。
であれば僕の妻も感情がないの方が正確なのかもしれない。
人も学習していって、
それの出方がそういった感情っていう言葉に落とし込まれたみたいな。
それはもうAIと作り一緒なんで。
ロボットは感情がないんじゃなくて、
ロボットも感情がない。
でもいいのかなって思いますね。
おすすめです。漫画原作ですね。
質問とかありますか?
これちょっとお二人刺さってる風なので。
刺さってる風というか、最初にゲって思ったのが、
すごいもっと考えられてるものだなって思った。
そうですね。
側だけで判断するものじゃないなって。
それはそうですね。
アニメ紹介会を重ねているとやっぱりよく思うのが、
外側だけでステレオタイプだなって思ったりとか、
アップデートされてないんじゃないかって思うけど、
今すごい途中段階だからこそできるお話だったりとか、
視点があるんだなって思います。
やっぱりアニメだからいいんだよね。
漫画原作なんだけど、アニメにするとやっぱりね、
もっと立体的になってくるんですよ。動いたりすると。
だからアニメが面白いですね。
僕は物語が見たいとか、画面が見たいとかだけじゃなくて、
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やっぱりアニメが見たいんだよね。
そういう集積したものが見たい。
この作がいいって単品で言えるものってなくて、
この物語だからこの作がいいっていう風になってきたりとか、
この物語にしては作画が変だとか、
そういう言い方ならできるんだけどね。
単独で作画がいいアニメっていうのはなくて、
全ては物語とアニメ。
理由があるってことですよね、それには。
そうですそうです。
あるっていうか、そこまで考えてみれば何だって面白くなってくるし、
別に作り手がどこまで意図通りやってるかっていうのは分からないですから。
アニメなんてもう一人じゃ絶対作れないから、こういう系のアニメって。
星の声、新海さんとかいるにしても、今は別に新海さんは一人で作ってないから、
みんなでね、映画とかも一緒ですけど、
それぞれのスタッフがそれぞれの職能で頑張ってるんですよね。
良さを見つける作業でありますから、何かを見るっていうことは、
無理にでも褒めればいいと思いますよ。
終わりです。
ありがとうございました。
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20:01

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