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はやぶさのラジオメモランドです。この番組は、私、はやぶさが毎回テーマに沿ったエピソードを話すことで、
おばかける〇〇の日常や自分の考えをお伝えする番組です。
今回は、月に一度の読書感想回ということで、
「十二国記 月の影 影の海と私」というお題でお話ししようと思います。
十二国記、とても有名なファンタジー小説のシリーズだとですね、僕は実は知らなくてですね、
巷ではすごいおのずと知れたファンタジー小説シリーズという認知がされているようなんですけれども、
この年になるまで実は読む機会がなくですね、なんとなく、
そのシリーズ、書籍の名前は知っているけれども、手を出すほどではなかったというような状態で、
十箱の隅でも十二国記はいいぞ、みたいな話が取り上げられてたりとか、
あとは、そうですね、方々で十二国記をお勧めする声を聞いたので、
満を持して読み始めたというところです。
確か、たかぴさんもね、自分のツイートの固定ツイートの中に、
お勧めする小説10選みたいなところに十二国記を挙げていらっしゃったかなと思います。
この第1巻となる木の影、影の海はですね、
僕が買ったのは最近出ているバージョンなので、
新潮文庫のバージョンですね。上下巻を買いました。
主人公は女子高生の陽子という女の子が、ある日突然異世界に飛ばされるという、
ところから話がどんどん展開していくストーリーとなっています。
この上下巻、読み始めるにあたって周りの十二国記ファンからはですね、
とにかく上巻を頑張れというふうに声をかけてもらってまして、
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確かに上巻のストーリーとそこから繋がる下巻のストーリー展開っていうのが非常にダイナミックで、
なんていうんですかね、ある種のカタルシスを感じるような展開になっているので、
正直、自分もページをめくる手がなかなか止まらず、
説明不足になった日も何日かありました。
これまあ、読んだことない人に内容を伝えると全てがネタバレになってしまうので、
これは本当に内容を伝えるのはすごい難しいなぁと思うんですけれども、
近年流行っているラノベの王道設定と言われるような異世界転生もののノリとはやっぱりちょっと一線を隠しているような、
異世界のリアリティみたいなところをとてもよく描いている作品だなぁというところは、
読んでいて感じたところですね。
それはそうですよね、普通に考えて見ず知らずの人しかいない異世界に、
一人、右も左もわからない状態で放り込まれるといった状況で、
自分は何ができんねんっていう話はあるなぁと思います。
こういう部分も含めてすごい、主人公の陽子にとても感情移入できる作品だなぁというふうに思いましたね。
もちろん僕は男性なので、女性的な観点で読むとまたさらにリアリティが違う部分はあるとは思うんですけれども、
それにしたって男性であればともかく、女性が主人公であるっていうところがまたすごい設定だなぁというふうに思いましたかね。
下巻は下巻で、上巻で受け取った、異世界に孤立した自分の不安な気持ちっていうんですかね、
孤独な気持ちっていうか、そういったものを一気に払拭してくれるっていう設定になっているので、
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これはぜひ上巻下巻セットでね、ある種のカタルシスを体験してもらいたいなというふうに思っています。
今は僕も第2巻に突入しまして、ちょっと読書のペースは落ちてはいるんですけれども、2巻を読んでいる途中です。
ちょっと意外だったのはファンタジー小説のシリーズということで、
同じ主人公が1巻の続きという形で話を展開していくのかなというふうになんとなく想像していたんですけれども、
実はそういうことではなくて、またちょっと主人公は別でっていうのが結構自分の中では意外だったなというところです。
2巻も今半分ぐらいで、これからちょっとまた大きく展開していきそうなシーンに差し掛かっているので、
時間を見つけて読み進めていきたいなというふうに思っています。
読書自体、そうですね、小説を読むっていうこと自体は僕も中学・高校時代、とてもよくやっていたので、
なんでそのタイミングで出会わなかったのかなっていうのが逆にちょっと不思議だなっていうのもありつつ、
確かに内容を読むと、その当時読んでいたいわゆるライトノベル、
ラノベの類とはまたちょっと一線を隠しているような語り口っていうんですかね、文章の雰囲気なので、
そういったこともあったのかなというふうに思います。
久々に小説を読んで思ったことは、小説を読む時間っていうのは非常に貴重な時間だなっていうふうに、
なんとなく改めて思いました。
普段どうしてもね、自分の死肉になるみたいなところで、近視眼的に必要なインプットに走ることも多いので、
そうではない偶発的な読書、偶発的な本との出会いというところは、古典セミネールのような場所で散歩はしているんですけれども、
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小説を読むとなるとね、またこれは自分の中でこういった余白の時間をどう作るかみたいなところと関係があるような気がするので、
自分としてもうまく小説を読む時間っていうのを、ある種現実から自分の心を切り離すご褒美の時間っていう感じでね、
うまく合間合間にとって異世界を楽しめたらなというふうに思っています。
ご意見やご感想があればぜひ送ってください。
ツイートの場合はカタカナでハッシュタグラジメモとつけてもらえたら嬉しいです。
それでは今回のラジオメモランはこの辺で。
See you again.