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はやぶさのラジオメモランダム。この番組は、私、はやぶさが毎回テーマに沿ったエピソードを話すことで、パパ×まるまるの日常や自分の考えをお伝えする番組です。
今回は久々の読書感想回ということで、 他者と働くと私というテーマでお話ししようと思います。
はい、ということで早速ですね、 他者と働くという本をご紹介したいと思うんですけども、
まずサブタイトルがですね、「分かり合いなさから始める組織論」ということで、
組織におけるコミュニケーションの課題に対してどうアプローチするかということを書かれている本です。
この本自体が出たのは2019年ですね。 これがHRKのアワードを取った本だったかと思います。
はい、著者は宇田川本一先生ということで、 埼玉大学の経済経験大学院の準教授の方ですね。
この本がですね、 むちゃくちゃ良かったっていう話ですね。
で、きっかけはですね、僕も今ね、アジェンドというメディアでその組織におけるチームコミュニケーションの話をね、
いろんな方にインタビューしてお伺いしたいとか、 カルティベースラボでですね、
自分でインプットしたりとかはしてるんですけども、 その延長線上で一緒にカルティベースラボでですね、
学びを共有しているアロックスさんからですね、 教えていただきまして、
いろいろね、普段からもお話しさせてもらってるんですけれども、 その中でね、ぜひこの本読んでみるといいですよ。
今ね、いろいろやっていることともつながると思いますよということで、 ご紹介いただいたので、早速読んでみたといったところです。
で、何が一番良かったかというと、 シンプルに言うとですね、
その世の中、正論だけでは動かないっていうことを、 非常にこう、よくですね、解きほぐして解説してくださっているっていうことなんですよね。
よくあるじゃないですか、例えば部署内、 営業の部署と経理の部署で、
例えばね、請求書がなかなか出てこないけれども、 どうなってるんだみたいな話をですね、
経理の部門から上がってくるけど、営業としてはね、 事務作業は2の次3の次で売り上げを上げることが自分の使命でしょ、みたいな。
ということで、実はどちらもね、あの会社の売り上げを立てるためには重要なことをやっているはずなのに、 なぜか対立してしまうみたいな。
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そういった状況ってあのいろんな場面で出てくると思うんですよ。 ただ、やっぱりそれぞれの正義を主張してても、
平行線になるだけで、そこをね、なんとか折り合いをつけて、 お互いね、同じ方向を向いて進んでいくにはどうしたらいいかって言ったようなことを
解説していると、言ったような内容になります。 もともとですね、まずあの
その課題には2つある、大きく2つあるよねっていうところから入るんですね。 それがあの適応課題と技術的問題っていうふうに言われてまして、
これはあのロナルド・ハイフェッツという方がですね、 ハーバード・ケネディスクールでイーラ・シップロンの先生ですね、
をしていたこのロナルド・ハイフェッツさんが、 既存の方法で解決できる問題のことを技術的問題、
既存の方法で一方的に解決ができない、 複雑で困難な問題のことを適応課題と定義したというふうに書いてて、
何かソリューションをそのままパコッとはめればですね、 解決するのが技術的問題なんだけれども、
実はその適応課題っていうのは、 自分たちだけ、自分だけ、自分たちだけでは解決しえなくて、
他者を巻き込んで、うまくその課題を、 問題を解いていくっていうようなことをしないと解決しえない問題
っていうのが、 適応課題と。
ただまあそのためにはやっぱり他者とちゃんと コミュニケーションをとっていかなきゃいけない。
まあそれが対話であると言ったようなことが書いてあります。 でここでの対話というものの定義は、新しい関係性を構築することと書いてありますね。
なので、 今までその
例えばさっきの部門間の、こう、いがみ合いというか、 言ったような意味で言えば、
あいつらはこっちのことなんて何も考えずに、 自分たちの仕事ばっかりやってると、 言ったようなふうに見るわけですけれども、
まああちらとこちらという形ではなくですね、 お互いにお互いのことを理解した上で、
自分が何をして、相手に何をしてもらうと、 この問題が解決するのか、言ったような
コミュニケーションをどういうふうに取ればいいか、と言ったことをですね、つぶさに まとめてくださっているのがこの本という感じですね。
でまあそうですね、その いろいろ対話のプロセスって言ったようなことも書いていて、
お互いにどこにね、その認識のズレがあるのかっていうことは、溝というね、メタファーで 説明してくださっていまして、まあまず溝がどこにあって、
まあその後に、 溝の向こう側、まあ相手ですよね。相手方がどういう見方をしているかっていう観点をですね、
観察する。その上でその溝に橋をどう架けるのか、 言ったようなことを、
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まあね、あの橋をどう架けるかっていうことを設計してから、まあ最終的に橋を架ける作業をすると。
まあそういったことをやっていきましょうと、いうふうに書いています。 これあの非常にですね、
何だろうな、まあ観察が必要って言ったところで、 まあある種のその文化人類学的な産業観測的な側面もありますし、
まあやっぱりそのナラティブっていうふうなキーワードを使っていまして、 ナラティブアプローチをしようと。
相手のナラティブっていうのを、まあ相手の観点ですね。 相手の観点がどういうふうになっているのかって言ったことを、まあしっかりですね、
見て、自分の観点とどういうふうに擦り合わせをしていくか。 自分の中で見えてなかったもの、相手方が見えていなかったもの。
それぞれを擦り合わせてですね。 まあ一回こう、なんていうんですかね。
情報をすべてこう、机の上に広げて、 じゃあどうしていこうか、みたいなことができると、
非常にこう、コミュニケーションとしても円滑に進むし、 お互いに納得感を持った
その実践プランをね、 組めるといったような
まあそういう良い作用が生まれるんじゃないかっていうような話をしています。 まああとそれがね、事例を交えてあの紹介されているので、詳しくあの
この本をぜひ読んでいただきたいなというふうに思うんですけれども。 あの僕もね、元々そうだったんですけれども
やっぱりあの ね、正論で殴るマンみたいな
だったわけですよ。 いやこうあるべきでしょ、これが正しいでしょっていうふうに言えば
そのね、理屈で通せるだろうっていうふうに思ったんですよね。 でまあ僕は特に20代のうちはその理屈をこねっくり回してですね
まあなんとかこう うまくその自分が仕事をできるような
立ち回りをしようっていうふうに思ってたんですけれども、まあそれがあのことごとくうまく いかなかったっていうのは絶対気もありますし
この本を読んでね、それはうまくいかんわなっていうことをこう よりよく理解できたっていうようなところが
過去のね自分の経験も反省しつつですね とても大きな学びになったなっていったところです
ねえ まあやっぱりその
ね自分 なんていうかね特に20代のうちはもちろんシェアも狭いですし
あんまりね相手の事情を考えずに自分にとって都合がいいような状況をどういうふうに 作ればいいのか
いかに作るかっていったことにすごい不信してたなぁと思うんですけれども まあね実はその組織とか会社という単位で考えればですね
あの その中でこうコンフリクトね個人と個人がコンフリクトしたりとかチームとチームが
コンフリクトしているという状態っていうのは 基本的にある無駄なわけですよねそこに余計な労力を割くよりも
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例えばお客さんの方向いてほしいとか もっとあの解決するべき課題に対して力を注いでほしいっていうのが
僕が経営者だったらそう思いますしまぁだいたいそうですよね みんなあの喧嘩とかしないでこっちの方向みんなが目指す方向みんなが幸せなら方向に向かって
歩いていこうぜみたいな 当たり前なんですけども
とは一回ね実際に蓋を開けてみるとなんか やれ a さんがうまく
なんか振った仕事をやってくれないとか b さんからの頼まれることはちょっとだるいからやりたくないとか まあまあそういったことはあると思うんですよね
ただなんかそこにはそれぞれの思いというか この会社でこの仕事でどういうことを実現したいかって言って言うのはまあそれぞれの希望という
かね 目的目標みたいなものがあるわけで
それに基づいたやっぱりコミュニケーションをとっていかないと まあもちろんそのロジックあるなり害の一致もしないし感情的なね
その 競争みたいなところ共に作るの競争みたいなところにまで至ることができないよねーみたいな
ところは 非常に感じましたしこれから特にねその
正解がない 時代にどんどんなっていく部下とか言われますけども
いやだってやっぱり個人だけではどうしようもない問題っていうのがやっぱりいっぱいある と思うんですよね特に組織で課題解決するってなると
そういった問題の方がやっぱり多いと思うのでそういった時にね そのもちろんその社内はもちろんのことなんですけれども
それだけじゃなくて例えば 外注発注するパートナーさんですよね
だったりとかあるいはその なんだろう趣味のプロジェクトでもいいと思うんですよね別にそこにあの
なんだビジネスがなくても一緒に何かを物事を進めるときに必要なコミュニケーション というのは絶対発生するはずなので
そういった時にですねこういうあのナラティブアプローチっていうことがですね しっかりあのできていければ
余計な衝突もなくですね まあもちろんその試行錯誤とかあのそういったねフェーズは
あるよっていう話は事例にも書いてあったんですけども 必ずしもそうそのなんていうのかな
認識がすり合ったからすべてうまくいくっていうわけではないけれどもまぁその繰り返し がね
ちゃんと回せるようになると一つ一つの課題が解決されていってまぁ最終的なゴール には至りやすいんじゃないかということをすごい感じた
っていう感じですねはいなので まあこの本は僕は割とねあのすべてのビジネスパーソンの方に
ぜひ読んでいただきたい一冊だなというふうに思いました やっぱりあのシンプルではあるんですけれども
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そのコミュニケーションなくして会社でのパフォーマンスを上げるということは実現 しえないんじゃないかとまぁちょっと極端な言い方かもしれないけど
そういうふうには思うので ぜひですねあのこの本をですね
なんだろうまあ仕事での人間関係でねもやっとしている方はですねまずこの本を読んで 相手にもナラティブがあってそれはどう観察すればいいのかみたいなところまで
こう自分のマインドセットをちょっとずつでもね 書いていければ対話っていうところに最終的に至るきっかけができるんじゃないかなと思う
ので ぜひ読んでみてくださいはいえーと
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それでは今回のラジオメモランドはこの辺で see you again