素敵なジェンダー論を学ぶラジオキッチュ
おはようございます。スタジオキッチュの三木裕蘭です。
このラジオは、ジェンダー論に魅了され、ジェンダー論にはまってしまったスタジオキッチュの三木と
学問としてのジェンダー論を通して、様々な分野の素敵なジェンダー論を学んじゃおうという番組です。
今回がですね、ラジオキッチュのシリーズ1回目ということで、本編公開するのはこれが初めてなんですけど
実はもともとこれを公開するのが、もっと2週間くらい前に公開できる予定だったんですよ。
予定だったんですけど、だいぶ時間がかかってしまって、3月の終わりくらいの公開になってしまって
本当は3月の始めくらいに公開する予定だったんですが、大変申し訳ないんですが
公開が2週間くらい遅れたということですね。
この前もね、仕事じゃなくて、昼ぐらいの待ち合わせがあって
僕は起きるには起きれたんですよ、その日。起きるには起きれて、朝の身自宅をして、家を出て
っていうところまでの予定は完璧だったんですが、実態が伴わずにですね
家を出るのが30分くらい遅れてしまったんですね。30分遅れたのも遅刻確定なんですよ。
もう待ち合わせの予定に間に合わないことは確定していて
その時の待ち合わせの相手も初めて会う人だったんで
普通に人として終わったと思ったんですね。
終わったなと思ったんですけど、ちょうどいいことに
その時にスマホに一件の通知がパンと来たんですよ。
何が来たかというと、慶応戦が遅れていますっていう通知が来たんですね。
私はその時に勢いよく、この人生最高くらいの振りかぶりでガッツポーズをしたんですね。
よっしゃ!と思って遅刻を確定していた時に
列車が遅延している、慶応戦が遅延しているという話が私のところに舞い込んできてですね
とんでもない喜びを抱きながら先方にはですね
すいません、電車が遅刻していて
ちょっと遅れてしまいます、30分くらいっていう連絡をして
結果、ちゃんと集合には30分遅刻で
ですが、私には慶応戦が遅延したという職友情を持っているので
結構堂々とした態度で待ち合わせ場所に行って
あたかも遅刻してない人かのように胸を張って堂々と振る舞いまして
その時の用事はもうそれで終わって
ですがですね、その日終わった後にちょっと考えてみたら
あ、ごめんなさいって言い忘れたと思って
遅刻してごめんなさいって一回も言ってないと思って
その後メールで送りました
メールで送ったんですけど、爽やかにスルーされたので
おそらくとんでもない刑を入れられているか無視されているか
そのどちらかには変わりないですね
話が脱線してしまいましたが
ラジオキッチシリーズ1回目本編に入りたいと思います
そして真ん中残りの中間の33%
というふうに区分分けをします
そしてこの体積では平均して女性の方が大きいので
大きい方から33%これは女性的な特徴です
そして小さい方から33%を男性的な特徴と逆に定義するわけです
つまりこの数値があるその部位の体積の数値が
大きい方から33%のところに入っていたら
その体積っていうのは
女性的な特徴として定義付けることができるよということですね
身長でも同じことを言えると思います
クラスのね学校のクラスの全員の身長のデータを用意して
男女で平均とって例えば男子によく見られるスコア
女子によく見られるスコア身長の場合は男子の方が大きくなるかな
じゃあ大きい方から33%これが男性的な特徴
そして小さい方から33%を女性的な特徴というふうに定義する
で真ん中を中間っていうふうにね
残った真ん中の33%を中間と定義すると
このようにして女性的な特徴と男性的な特徴を定義していきます
実際の実験を見ていきましょう
まず1個目ですね開発室領域の大きさを見ていきます
開発室領域っていうのは脳の部位の一つで開発室というところがあるんですけど
ここの大きさを男女差を見ていきます
ここは男女差が比較的大きいところなのでここを検証していきます
開発室の中にも領域分けができて区分分けができて
男女差の大きいですね開発室領域10個まず見つけてくる
その10個について対象となるサンプルの脳は281個の脳
これを対象としてその一つ一つの脳内の開発室領域10個のうち
いくつが際立って女性的際立って男性的中間
このどこに当てはまるのかを検証していきます
つまり10個全てが際立って女性的に当てはまるとか
10個のうち5個が際立って女性的これの5個が際立って男性的
みたいなそんな数値が出てくると思います
結果を見ていきましょうこの実験
男女差の大きい開発室領域10個について281個の脳をサンプルに調べてみました
結果ですね10個全ての領域が際立って女性的とか男性的に当てはまった脳は
全体の約2%のみたったの7個のみだった
えーって感じだいぶ少ないんですよねこれ
で別の4%は全て中間に位置していました
そして残りの脳これは各領域が際立った女性的際立って男性的
そして中間に分散していたんですね
つまりこの際立って女性的とか際立って男性的に全て当てはまった
全体の2%の脳以外は
際立って女性的な特徴を持った開発室と男性的な特徴を持った開発室
これが混在していたということです
これは例えば女性の脳の中に女性的な開発室が2,3個とかあって
逆に男性的な特徴の開発室も同時に同じくらいの数あるとか
あとは際立って女性的な開発室が1個男性的な開発室が1個
で残りは中間に位置しているみたいなね
そういうことになっているわけです
でこれが開発室領域でした
で次ですね白室の体積も見ていきたいと思います
白室っていうのはこれも脳の部位の一つなんですけど
ニューロンをつなぐ配線がある場所です
何のこっちゃわかりませんけど
まあそういうところだと思ってね
見てください
白室という部分の体積を調べてみました
結果としてですよね
際立って女性的際立って男性的のみを示す脳は
1%から8%だけだった
まあ最大でも8%だけの脳が際立って女性的際立って男性的のみに位置していた
そして際立って女性的と際立って男性的な特徴を
併せ持つ脳っていうのは
だいたい23%から53%だった
これは比較的多い数値ですね
続いて脳の配線の男女差
ここについても検討してみます
この実験が行われた背景としては
なぜ配線を見ていくかっていうと
男性では各半球内の配線の平均強度が強いと言われ
その反面女性っていうのは
各半球間半球と半球の間の平均強度が強いと発表されていたんですね
これ2014年ですね
よって脳には男性的な配線と女性的な配線が存在することを示唆する
というふうな結論付けられた研究が発表されたんですね
この研究についてはメディアにも取り上げられていて
これはイギリスのガーディアン氏が記載した内容によれば
この研究は昔からのステレオタイプを裏付けている
男性は知覚と組織的な配線が強く
女性は社会的能力と記憶に強いのでマルチタスクに向いていると
ガーディアン氏は述べたわけですね
これあれですね
ほらよく言うじゃないですか
女子と男子で受験期に恋愛をするか否かみたいな
クソどうでもいい議論が
たびたび盛んに取り上げられている時期があったりしますけど
女子はマルチタスクに向いているから
恋愛をしていても受験を何とかならせることができるという
謎理論がありますけど
これを助長させているのがガーディアン氏だったんですね
配線の男女差があるので
配線を調べていくというのが
3つ目の実験ですね
精査が大きい方から7つの配線を選び
その配線の平均強度をまず集計します
そして前の実験と同じようなプロセスで
際立って女性的際立って男性的な
特徴というのを定義して
それがそれぞれの脳に存在するのか
それがそろって存在するのか
というのを調べていきたいと思います
もしこの男性的な特徴
男性的な配線と女性的な配線が存在すると言われているけど
もしこれが男性的な配線と女性的な配線が
混在している脳が存在するんだとすれば
ましやそれが普通大抵の脳は混在しているんだとすれば
この男性的な配線と女性的な配線が存在するから
男性は知覚に優れ組織的なことができて
女性っていうのは社会的能力とか記憶とかに優れて
マルチタスクができるみたいな理論って成り立たなくなるんですよ
だからここを検証する必要がある
だからこの配線っていうのを見ていくということですね
では結果見ていきます
7個全ての配線強度が
際立って男性的または際立って女性的に該当した脳は
0個でした
1つも際立っての特徴が揃った脳はなかったんです
そして7個全ての脳が中間に入ったのは0.7%だけ
そして際立って男性的と際立って女性的な配線
つまり男性の配線と女性の配線を合わせ持つ脳は
全体の約48%でした
そして残りはそれに中間とかも合わさっている
脳が残りだったということです
つまりこの実験から分かるのは
男女とはさまざまな配線
つまり男性の配線と女性の配線が
混在しているのが普通であって
その中には女性によく見られる配線もあれば
男性によく見られる配線もあるし
男女双方に見られる配線もあるということですね
もしくは身の回りの環境的な要因が
いろんな環境的な複合要因で言語能力と同じように
空間能力も影響されてしまっているのか
というのを考えていきたいと思います
そしてそこにジェンダーは絡んでいるのかというところまで
見ていきたいと思います
今回はこれで以上ですかね
では次回の配信をお楽しみに
おはようございますスタジオキッチの水木裕蘭です
さあ前回からの続きでございます
前回はですね
脳にジェンダーはあるのかという問いについて
そして言語能力
言語能力の精査っていうのは生徒的なものなのか
そして子どもに対する実験を見て
この言語能力の精査を見ていくということをやっていきました
で今回はですねその言語能力に引き続き
その類の能力よく引き合いに出される空間能力というもの
この空間能力に見られる精査
それは生徒的なものなのかまた言語能力と同じように
環境的な要因が絡んでいるのか
ここを検証して見ていきたいと思います
ではまず空間能力に精査があるのかどうなのかというところから
空間能力に精査はあると思いますか皆さん
空間能力空間把握能力とか空間認知能力っていう風に
言われたりするやつですね
でなんだろう
空間能力に関するジェンダーバイアスみたいなところでいくと
あれですかね
車の運転下手上手いのどっちなのか論争みたいな
父親の運転上手いけど母親の運転は下手だみたいなやつ
ああいうやつあれは空間能力の精査ですよね
であとこれは僕が興味関心のある範囲の話なんですけど
ゲーム
最近じゃあeスポーツっていう風に言われる
eスポーツの大会などで
eスポーツの大会ってほとんどの人が男の人なんですよね選手が
で別に男性とか女性っていう風に男性だけの部門女性だけの部門っていう風に
他のスポーツみたいに従来のスポーツみたいに分かれているわけではなくて
基本的に男女どっちも参加できるようになっていて
実際に男女混合のチームが出動したりする大会もあります
けれども基本的には男性の方が多いんですよね
で
それを是正するために女性しか出れない大会
ゲームの大会みたいなのが開かれたりするんですけど
そういう大会に対して
ゲームの大会なのでコンピューターゲームの大会なので
女は空間能力が男よりどうたらこうたらだから弱いみたいなね
そういう意見も出てきたりするんですねチラホラ
っていうところに僕は空間能力の精査に関するジェンダーバイアスとかをよく見たりするんですけど
じゃあこの空間能力に関する精査があるのかどうなのかというところ
これは
まあ厳密に言うとあるっちゃある
どっちかというと男性が得意にする空間能力と
女性が得意にする空間能力っていうのがそれぞれあるという形ですね
で基本的に心的回転と呼ばれるテストで
測ることができる空間能力に関しては男性の方がスコアが高いという風になっています
心的回転っていうのは頭の中で脳内3Dで図形を動かせるかみたいなテストらしいですね
例えばよくわかんない形の図形展開図がよくわかんない多角形図形みたいなものの展開図みたいなのが測されて
それを脳内で組み立ててどういう図形になりますかみたいなのをテストさせられるんですね
でこれをいわゆる心的回転通称脳内3Dみたいなねいう風なやつ
この脳内3Dの精度これはテストの結果によれば男性の方が高いと
そういう点で男性の方が空間能力が得意なんじゃないかという風に言われている
対してじゃあ女性の空間能力女性が得意にする空間能力は何なのかというと目印把握というやつですね
例えばある一つの写真が見せられますその写真の中にはいろんなイラストが点々としています
ちっちゃいイラストがコーヒーのイラストカフェのイラスト家のイラスト動物のイラスト靴のイラストみたいなのが各所に散りばめられている
そんな写真が見せられますとでその後その写真が一旦隠されます
そしてその後にこのものはどこにありましたかみたいな物の場所を記憶する質問がその記憶を図る質問がされます
そしてどれだけ物の場所が記憶できているのかっていうのを図られるテストがあるんですけど
この物の場所を記憶するテストに関しては女性の方がテストスコア高かったです
なのでこういうタイプの空間認識能力空間把握能力っていうのは女性の方が高いという風に言われます
ただなぜかは知りませんが空間把握能力と言われると前者の心的回転のテストを空間把握能力空間能力のある種絶対的なバロメーターとして扱われることが多いので
くしくもですよ今回は一旦仮に空間能力を心的回転の精査によるもの心的回転のスコアで測れるものだとして
それ故空間把握能力は男性の方が高いという風に仮に定義した上で
じゃあなぜその男性の方が高いのかというのを見ていきたいと思います
さあではなぜ男性の方が空間把握能力が高いのか
これは先に断言しておきますが
例によってですね言語能力のようなみたいに性ホルモンいわゆるテストステロンエストロゲンみたいな性ホルモンはまず関係ないです
先に断言しておきます
もはやもう過去の研究とか紹介するまでもなく関係ないです性ホルモンは
影響がある場合もあるんですが
その影響ってすごく弱いものなので今回は関係ないという風に断言します
ということでじゃあなぜホルモンが影響するんじゃなかったら
なぜ空間能力に精査が出てしまうのか
主に2つ要因がある考えられる要因があるという風になっています
一つはですねこれは学術雑誌ネイチャーに掲載された論文によるんですけど
テレビゲームで遊ぶと空間認知能力が高まるという結果が発表されています
ネイチャー社はですねテレビゲームで遊んだことのある人の方が
遊んだことのない人より空間能力に優れているということを発表しました
つまり最初に言ったようなeスポーツみたいなコンピューターゲーム
テレビゲームで遊ぶと空間認知能力が高まるそうですね
とはいえですよとはいえじゃあねとはいえ
テレビゲームで遊んだことのある人に男の人が多いだけなんじゃないか
鋭いその可能性も考えられます
確かにそうですよねテレビゲームで遊んだことのある人の方が
男性の方が多いかなその人の方が空間把握能力が高いと言われれば
まあ確かに一概にテレビゲームで遊べば空間把握能力が高まるという風に
結論を導き出すのは少し安直な気もする
ということでこのネイチャーの実験をちょっと詳しく見ていきたいと思います
まず実験内容としてはですね
テレビゲームで遊んだ経験が全くない男女に実験に参加してもらいます
そしてぴったり10時間その被験者男女にぴったり10時間シューティングゲームを遊んでもらいます
そして四角空間に対する注意力を図るテストを行わせます
とするとですね男女ともにこの四角空間に対する注意力向上しました
つまりはですよこれ被験者はゲーム経験が全くない男女です
だから男の人の方がそもそもゲーム経験が多いとかそういうのは一切関係しないように設定されています
その上で10時間シューティングゲームを遊んでもらい
結果としたら男女ともに四角空間に対する注意力は上がっています
つまり元々男だからとか女だからとか生き物として人間のメスだからオスだからというのは関係なくシューティングゲームで遊べば空間認知能力は高まるんです
面白いですよね
この類の研究ってたくさん行われていまして似たような方法の研究でいろんな研究があるんですが
どの年齢でもですね年齢関わらずどの性別でも男女関わらず同じ結果が出ます
同じ結果というのはゲームで遊べば空間能力が高まるんです
実際に行われたテレビゲームはテトリスとかザクソンなどの空間認知能力が必要なゲームで遊ばせる
その結果テストの成績が上がるということですね
テトリスとザクソンです
他にもいろいろあったんですけど
テトリスはまだわかるけど僕ザクソンがわからない
ザクソンって何誰か教えてって読んでてなりました
最近のゲームしかわからないので
もっとわかりやすいものを用意してくれればいいのになと思いつつ
ストリートファイターはいらないか空間能力
何
エーペックスとかバロラントとか言ってくれたらもっとわかりやすかったのになと思いつつ
ザクソン調べてみたらどうやらあの
なんだっけ
もっと昔のゲームだったんだっけな
ザクソン
セガが開発したシューティングゲーム
日本では1982年1月よりアーケードゲームとして稼働した
1982年
だいたい私が生まれる20年前ですね
それはわからないか
まあまあまあまあまあテトリスとかこういうザクソンっていうゲームを使って
空間認知能力が高まることが証明されたということですね
で冒頭言ったように
空間認知能力が高まる要因はテレビゲームだけじゃありません
実はブロックのおもちゃで遊ぶことも空間認知能力を高めます
ブロックのおもちゃ子供用のおもちゃです
本当にあの未就学児ぐらいかな用のおもちゃ
だから例えば極端な例をすると
たまたま人形じゃなくてブロックのおもちゃをもらった
その結果空間認知能力が高まる人間に育ってしまう
こういうことがあり得るわけですね
まあでも待てよと
男の子ってさそもそもアクションゲームやブロックのおもちゃを好む生き物でしょ
そんな社会が子供を歪めたみたいな言い方をするなよと
本当に申し訳ない
確かにそのことも考えれます
ということでBBCの面白い興味深い実験を一つ紹介したいと思います
BBCイギリスの放送局ですね
BBCが行った実験ですね
子供二人とベビーシッターを数人用意します
そして被験者はベビーシッターたちです
このベビーシッターたちを対象に実験を行います
実験内容としてはまず子供を二人用意すると言いました
この二人はオスメス両方です
オスメス両方の子供を一人ずつ用意して
オスの子供に女の子の服を着させます
そしてメスの子供に男の子の服を着させます
つまり男の子に見えるメスと女の子に見えるオスを用意します
この二人の子供はまだ未就学児で小さい段階なので
服を交換してしまえばほとんどその性別に見えます
本当はメスなんだけど男の子の服を着ているので本当に男の子に見える
そんな子とその逆の子反対の子とこの二人を用意します
そして一つの部屋を用意します
その部屋に男の子に見えるメスを一匹用意します
その子を遊ばせる部屋としてこの部屋を定義します
なのでその部屋にはいろんなおもちゃが置いてあります
さっき言ったブロックのおもちゃとか車のおもちゃトラックのおもちゃ
他には人形のおもちゃとかいわゆる女の子用のおもちゃ男の子用のおもちゃ
両方を用意します
それが散りばめられている部屋でその部屋にベビーシッターを一人呼んできます
そしてこの子の子供の相手をお願いしますというふうに依頼します
そしてベビーシッターは子供と遊び始めます
この子供は男の子に見えるけどメスなんです本体は
けれどもベビーシッターっていうのはその子供と遊ぶときに男の子用のおもちゃを使います
だからブロックとかそれこそトラックのおもちゃとかを使います
で子供をあやします
そして数十分時間が経過します
そしたらありがとうございましたと言ってベビーシッターはその部屋から出ます
そしてベビーシッターにこの子のあやしてみての感想どうでしたかっていう風に言って
とても楽しそうに遊んでいました
おもちゃが気に入っていましたかというふうに質問すると
とても楽しそうに気に入っていましたというふうに述べてます
おかしいですよね
で同じように他のベビーシッターにも入ってもらって子供の世話をしてもらう
でその子供は
なのでセックスっていうのが
私たちの脳を決定する強力なファクターではないということですね
そしてテストステロンみたいなホルモン
これも強力な決定因子ではないということ
テストステロンみたいな性ホルモン
性ホルモンという一つのバロメーターで脳の性別は
決定されるというわけではないんですね
当たり前ですが脳は
多様な脳細胞と多様な脳領域と
多様な神経伝達物質と
多数の需要帯の組み合わせで成り立っているんです
つまりはこれは男女の男性の女性の時の回でも言いましたが
一貫して男脳とか女脳っていうのが存在するという
それができあがると考えるのは
少し難しいということですね
そしてとある研究者
日本の研究者の論文の中に書いてあった
面白い文章があった
興味深い文章があったので
一つ紹介しておきたいと思います
前提として女性であるという経験
男性であるという経験
これは容易に脳を変化させます
そしてですね
この日本の研究者の論文で紹介されていたのは
そのまま読み上げますと
思春期の頃から男性や女性に特有とされる行動や態度を取ることが
周囲から影響されるようになり
また青年たち自身も
そのような行動特性を時には積極的に
時には消極的に需要するようになっていく
そのようにして獲得された性別タイプ化された人格特性が
時にはある能力を獲得することを促し
時には妨げるという機能を果たしている
これは海外の研究者の意見を
この日本の研究者が論文で
日本語訳して説明してくれていたんですけど
この言ってることを解説すると
子どもたち青年たちっていうのは
男女と青年たちっていうのは
小さい頃から成長期ぐらいに至るまでましては
大人の時であったとしても
男の子ならば男性に相応しいと言われるような行動
男性がするとかっこいいと言われるような行動を真似する
また女の子も女性として相応しい行動とか振る舞い
女性として素晴らしいと言われるような行動振る舞いを
真似ていくんだ子どもの頃から
またそういうのを自分から真似ていくのもそうだし
周囲から期待されることもある
その結果そういった行動特性を子どもたちは身につけていく
そしてその性別タイプ化された行動とか
人格とか特性とか
そういうものが時にはある能力を獲得することを促す
空間能力とか言語能力の獲得を促したりしたり
時には妨げるという機能
言語能力空間能力を獲得しづらいような働きをしてしまう
こういうようなプロセスが実際に存在するんだよということを
示した研究者の意見もありました
まとめをすると性別学と社会っていうのは
これは絡み合っているんです
そしてどちらも仮想性というシステムを通じて
互いに強調しながら作用し
ジェンダーと呼ばれる複雑な絵画を描き出すんだと
そういうわけですね
ということで
脳はジェンダーの影響を受けるというところの解説でしたね
そして次回は最終回です
ここまで言ったことをまとめて
次回を最終回としましょう
最終回までに皆さんには
私が最初に示した問い
脳にジェンダーはあるのかとか
男性の女性の存在するのか
これに対する答えを考えて
そしてその答えを持った上で
次回自習を聞いてくれればいいなと思います
それでは今回はこの辺でおしまいです
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
ラジオキッチ脳とジェンダー編
最終回でございます
ということでここまでのまとめ
そして最初に提示した問いへの答え合わせをしていきましょう
皆さんこれまでのこと覚えてますか
第9回やってきたかなこれまで
だいぶ長丁場でしたが
皆さん覚えてますかね
これまで喋ってきたこと
まず今回の問いは脳にジェンダーはあるのかという問いでした
でもその前に男性の女性脳が存在するのか
ここも解明する必要がありましたね
じゃあまず男性の女性脳の存在からいきましょうか
男性の女性脳は一体存在したのでしょうか
男性の女性脳
俗に言う従来の定説かな
だとテストステロンがどれだけ分泌されるか
どれだけテストステロンにさらされるか
これで女脳から男脳に切り替わる
つまり女脳から男脳へのスペクトルのどこかに脳が位置するようになるよと
そういう風な従来の定説でしたが
脳の形成にはテストステロンが関わっているだけじゃない
テストステロンだけじゃなくエンドロゲン
違う違う違う
エストロゲンが関わっているということでしたね
エストロゲンが関わっているということもありました
アンドロゲンとエストロゲンが混ざりましたね
エストロゲンとか
テストステロンとか
テストステロンとか
エストロゲンとかが関わっているということでした
なのでそのテストステロンとかね
そういう一つの指標でバロメーターで
男の女のが決まるというわけではないよということでした
そしてさらに男性的な特徴とか女性的な特徴
男性によく見られる特徴
女性によく見られる特徴というのが存在します
そして男性の脳と女性の脳を比較すると
男女差があります
女性の方がここの部位は大きいとか
男性の方がここの部位は厚い薄いとか
そういう男女差というのが脳を比べると存在しました
けどもその精査というのはあくまで平均の差でしたね
それはあくまで平均の差だったんです
さらにですねこの男性的な特徴
つまり男性によく見られる特徴とか
女性によく見られる特徴
女性的な特徴というのが脳に揃うのかどうなのか
つまり男性の脳には男性的な特徴が揃っているのか
女性の脳に女性的な特徴が揃っているのかと言われたら
実体はそうでもないよということでした
男性の脳の中にも男性的な特徴があれば
女性的な特徴もある
例えば女性はここの部位がめちゃめちゃ大きいんです
っていうふうな結果がとある実験結果で出てきたとしたとしても
とある男性の脳でもその部位が大きいみたいなことはあり得るんです
そういうふうに私たちの脳っていうのは
男性的な特徴と女性的な特徴のモザイク状態なんだ
その特徴たちのパッチワーク状態にあるというのが
より正確な脳の捉え方ですね
そう捉えた方が正確だよ
手取ればいいよということでした
つまりはですね
男性的な特徴が女性の脳にもあって
女性の脳に男性的な特徴もある
そして一つの脳の中に
男性的な特徴女性的な特徴が混在して混ざり合っているんです
となるとですね
どの脳を男性脳
どの脳を女性脳と呼べばいいのかが分からないんですよね
つまり男性の女性脳は
存在しないんじゃないかと
そういうふうに思えるということでした
一つ補足をしておくと
いわゆる私たちの脳の基盤となるところ
生まれた時から持っている基盤となる男の女のみたいな
そういうマザーボード的なもの
アスロックとエイスウスのマザーボードぐらい違うみたいなね
そんなマザーボードのようなもの
ベース脳と言われるもの
男のベース脳
女のベース脳みたいなものも
それはあくまで幻想に過ぎない
いわゆる神話の一部に過ぎないんですよ
実態を見てみると
男性の脳と女性の脳っていうのは
平均して比べると
男女差がある性差がある
とはいえその性差っていうのは重なり合うんですよね
そして大抵の性差っていうのは小さいんです
ということで
男性の女性脳は存在しない
というふうに言えるということです
さあさて脳にジェンダーはあるのか
これが最初の問いでしたが
まずね