2025-08-20 3:29:41

【総集編】眠れなくなるほど面白い脳とジェンダーの仕組み【睡眠導入用ラジオ/作業用BGM】

この動画は、「素敵なジェンダー論を学んだラジオキッチュ」第1弾脳とジェンダー編のまとめ動画です。



各動画は下記プレイリストからお聴きください。

https://www.youtube.com/watch?v=r7A8P5yfRWw&list=PL8sHm-EIL-5o62EjfR3zuXgqSGUlfTEQ9



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所属 : https://studiokitsch.jp/r/radiokitsch

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【参考文献】

アンジェラ・サイニー『科学の女性差別とたたかう 脳科学から人類の進化史まで』

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サイモン・ルベイ『脳が決める男と女 性の起源とジェンダー・アイデンティティ』

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ダフナ・ジョエルほか『ジェンダーと脳』

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ポーラ・J・カプランほか『認知や行動に性差はあるのか』

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リーズ・エリオット『女の子脳 男の子脳 神経科学から見る子供の育て方』

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新井康允『男脳と女脳 こんなに違う』

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竹内謙彰「空間能力の性差は生得的か?」『心理科学』第16巻第2号(1994)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jraps/16/2/16_KJ00003405722/_article/-char/ja/

田中冨久子『脳の進化学 男女の脳はなぜ違うのか』

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#雑学 #睡眠導入 #作業用bgm #作業用 #ジェンダー #ポッドキャスト

サマリー

本エピソードでは、ジェンダー論をテーマに脳におけるジェンダーの存在について考察しています。特に、男女の脳の違いや「男性脳」「女性脳」の定義について深く掘り下げ、特定の特徴が脳の中にどのように表れているかを探求しています。このエピソードでは、脳とジェンダーの関係について解説し、脳が生まれた時から変わらないという考え方や、ジェンダーが脳に与える影響について詳述しています。また、歴史的に男脳と女脳の優劣についての研究がどのように行われてきたかも考察されています。 このエピソードでは、脳とジェンダーに関連する科学的研究の歴史とその誤解について考察しており、男女の脳の違いやその知性に対する影響がどのように解釈されてきたのか、さまざまな研究結果を通じて検証しています。また、ブライアーの提言や彼女の異議について、歴史的な文脈の中で探求し、男女の脳構造や機能に関する研究が社会的偏見や差別の正当化にどのように利用されているかを語っています。 このエピソードでは、脳とジェンダーに関する歴史的な観点や研究の変遷を探り、特に女性と男性の脳の違いについて議論します。近代の研究によれば、男性脳と女性脳は存在せず、すべての人が男性的・女性的特徴を持ち合わせるという新たな理解が示されています。 このエピソードでは、脳の男女差について、実験を通じて男女の脳の特徴が混在していることを解説しています。特に、男女の脳における特徴の定義や、実験結果から得られた知見について深掘りしています。また、脳とジェンダーの関係について探求し、テストステロンやエストロゲンが脳の機能や性別による特徴に与える影響について考察しています。さらに、Tinderを通じて相手の性別から脳の特徴を推測することの難しさについても議論されます。 このエピソードでは、脳のモザイク構造と性別に基づく脳の違いについて探求しており、研究が性別が脳構造に与える影響が小さいこと、個人差の方が際立つことを示していること、また脳の特質は環境によっても変化することが強調されています。 このエピソードでは、神経科学における男女差が生まれた背景や、ジェンダーが脳の構造や機能に与える影響について探っています。特に、テストステロンの分泌と競争の関係を通じて、男女の行動や能力の違いがどのように社会的に形成されているのかを考察しています。 このエピソードでは、脳とジェンダーの関係についての様々な実験が紹介され、特に成人研究の限界と子どもの脳に関する研究の重要性が強調されています。具体的には、ジェンダーに基づく言語能力の違いについての検証が行われ、環境や経験がどのように脳に影響を与えるかについて考察されています。 このエピソードでは、言語能力に対する環境要因と遺伝の影響について探求しています。特に、男女間の言語能力の違いがホルモンではなく、言葉の経験量や社会経済的地位に起因していることを明らかにします。 このエピソードでは、脳におけるジェンダーの影響や言語能力、空間能力について探究しており、特に空間能力が性別によってどのように異なるのか、またテレビゲームがその能力に与える影響を具体的な研究を通じて説明しています。 このエピソードでは、ジェンダーが脳に与える影響とそれに伴う社会的な期待について探求しており、脳の構造や機能における男女差についての研究結果をもとに、性別に関する固定観念がどのように形成されるかを考察しています。 このエピソードでは、脳にジェンダーが存在するのか、またジェンダーが脳にどのように影響するのかを探求しており、特に環境や行動が脳の能力に及ぼす影響や、空間能力と言語能力における男女の違いが論じられ、最後にジェンダー意識が脳に変化を与えることが明らかにされます。 このエピソードでは、性別やジェンダーが認知に与える影響について探求し、男女の脳の違いに関する理解モデルが実際には存在しない可能性を示唆しています。これにより、思考や認識がどのように形成されるかについての興味深い視点が提供されています。

ラジオ番組の紹介
素敵なジェンダー論を学ぶラジオキッチュ
おはようございます。スタジオキッチュの三木裕蘭です。
このラジオは、ジェンダー論に魅了され、ジェンダー論にはまってしまったスタジオキッチュの三木と
学問としてのジェンダー論を通して、様々な分野の素敵なジェンダー論を学んじゃおうという番組です。
今回がですね、ラジオキッチュのシリーズ1回目ということで、本編公開するのはこれが初めてなんですけど
実はもともとこれを公開するのが、もっと2週間くらい前に公開できる予定だったんですよ。
予定だったんですけど、だいぶ時間がかかってしまって、3月の終わりくらいの公開になってしまって
本当は3月の始めくらいに公開する予定だったんですが、大変申し訳ないんですが
公開が2週間くらい遅れたということですね。
この前もね、仕事じゃなくて、昼ぐらいの待ち合わせがあって
僕は起きるには起きれたんですよ、その日。起きるには起きれて、朝の身自宅をして、家を出て
っていうところまでの予定は完璧だったんですが、実態が伴わずにですね
家を出るのが30分くらい遅れてしまったんですね。30分遅れたのも遅刻確定なんですよ。
もう待ち合わせの予定に間に合わないことは確定していて
その時の待ち合わせの相手も初めて会う人だったんで
普通に人として終わったと思ったんですね。
終わったなと思ったんですけど、ちょうどいいことに
その時にスマホに一件の通知がパンと来たんですよ。
何が来たかというと、慶応戦が遅れていますっていう通知が来たんですね。
私はその時に勢いよく、この人生最高くらいの振りかぶりでガッツポーズをしたんですね。
よっしゃ!と思って遅刻を確定していた時に
列車が遅延している、慶応戦が遅延しているという話が私のところに舞い込んできてですね
とんでもない喜びを抱きながら先方にはですね
すいません、電車が遅刻していて
ちょっと遅れてしまいます、30分くらいっていう連絡をして
結果、ちゃんと集合には30分遅刻で
ですが、私には慶応戦が遅延したという職友情を持っているので
結構堂々とした態度で待ち合わせ場所に行って
あたかも遅刻してない人かのように胸を張って堂々と振る舞いまして
その時の用事はもうそれで終わって
ですがですね、その日終わった後にちょっと考えてみたら
あ、ごめんなさいって言い忘れたと思って
遅刻してごめんなさいって一回も言ってないと思って
その後メールで送りました
メールで送ったんですけど、爽やかにスルーされたので
おそらくとんでもない刑を入れられているか無視されているか
そのどちらかには変わりないですね
話が脱線してしまいましたが
ラジオキッチシリーズ1回目本編に入りたいと思います
脳とジェンダーの関係
脳にジェンダーはあるのか?
ということで今回のシリーズ
脳にジェンダーはあるのか?という問いに立ち向かっていく
第1回目ということでございます
えーって感じですね
脳にジェンダーはあるのか?あると思いますか皆さん
そうですね、まず語の整理からいきますけど
脳は脳みそのことですよ
ジェンダーっていうのはもう
いろんな人が知ってるはずですけど
社会文化的に作られた性別のことですね
その社会的な文化的な性っていうものが脳みそにも存在するのか
という問いに今回は立ち向かっていきたいと思います
昨今によく言われるジェンダーですけど
それが脳にまで及ぶのかということですね
脳はジェンダーを持っているのか
脳はジェンダーを持っているのかということを考えようとすると
真っ先に頭の中に思いつくのは
いわゆる男の人って脳がこうだからこうこうこういうことするよねみたいな
女の人ってやっぱその脳がさえ違うから
意外とこういうことをしたりするよねっていうことを
男女の比較をする際にそういう文言を言ったりするんですけど
いわゆる女性脳とか男性脳
男の女脳みたいなものが
今真っ先に頭の中に浮かぶんじゃないかなと思います
男の女脳っていうとね
僕のイメージですけど
まだ大学生の僕のイメージですけど
中学生とか高校生的に
当時彼女がいた時にね
恋愛攻略サイトとかを見るわけですよ
若かりし頃恋愛攻略サイトを見て
女性脳はこういう脳で女の脳はこういう脳で
だからこういうことをしたら喜ぶとか
こういうことは嫌うみたいな
バカみたいな恋愛攻略サイトを見るわけですよ
バカって女性脳ですね作ってくれたのに申し訳ない
申し訳ないけど
カスみたいな情報しか載ってない恋愛攻略サイトを見るわけですよ
そこに書いてあるのはやっぱり
女性脳がどうとか男性脳がどうとか
だからこういう行動の違いが出てくるとか
性格の違いがあるとか
そういうことを書いてあるサイトが本当にあるんですよね
当時見ていたやつ
ああいうところに載っているのが僕のイメージなんですけど
そういう女性脳男性脳っていうのが
存在するのかっていうのが今回の問いではないです
先に申し上げたように脳にジェンダーはあるのか
ということについて見ていくんですが
それは女性脳男性脳が存在するのかということに
等しいかどうかと言われたら
そうでもないんですよね
謎が深まるばかりです
まずね
考えることは一応女性の男性のも考えるので
まず最初に質問ですけど
男性の脳と女性の脳は
違うと思いますか
男性と女性では脳が
異なっていると思われますか皆さんは
なんかジェンダーフリーとかジェンダーレスみたいな
のが叫ばれる時代ですけども
皆さん頭の中に答えは出ましたか
私はね男性と女性の脳はね違うと思う
そこには差異があると思う
だって性格とか行動とか
あとはそれ以外の空間把握能力とか
言語能力とかいわゆる
男性の方が空間把握能力が高いから
車の運転がみたいな話だったり
女性の方が言葉を操るのが巧みだから
どうたるこうたるみたいな話
とかあとは
うつ病とか自閉症の病気の
なりやすさっていうのが男女で異なってくるんですよ
っていう男女の違いを感じることが
よくありますよね
私はよく感じるんですけどね少なくともね
こういう事実を目の前にすると
男性と女性の脳はそこに違いがあると思う
じゃあなぜこのような違いが存在するのでしょうか
少なくともなぜ違いがあるように見えてしまうのか
男女の脳ではそこに差異があるように
私たちは思ってしまうのか
っていうところを見ていきたい
もう一個質問しますね
男の女脳は存在すると思いますか
もう一回言いますね
男の女脳は存在していると思いますか
これは前にしたさっきの質問と
似たようで全く違う質問をしています
さっきの質問は男女の脳に差異があると思いますか
という質問でしたけど
この男性の女性脳が存在するか
という質問とは全く別の質問なんですよ
つまり男性の脳と女性の脳が
異なっているということ
それは男性の女性脳が存在することを
意味しないということです
今回よかったこと
そうです男女の脳に違いはあるんですけど
男女のいわゆる男性の女性脳っていうのは
存在しないんです
男女の脳の特徴
え?って驚かれる方も多いかもしれません
でも丁寧にプロセスを持って
後から見ていくので
楽しみにしてもらえればと思います
後々言うんですけど
マッチングアプリ
Tinderやったことありますか皆さん
Tinderで例えば
誰かとマッチングして
その人とデートに行く
遊びに行くってなった時に
その人の性別は大体分かってますよね
マッチングした相手の性別
大体分かってますよね
じゃあその性別を頼りに
その人の脳がどうなっているのか
もしくはその人の脳構造脳機能が
どういう風に働いているのか
っていうのが分かりますか
これは分からないんです
性別が分かっていたとしても
その脳がどうなっているのか
分からないということです
っていうことは
さっきの
2つの質問が似て非なるということに対する
ヒントですね
何言ってるか分からないと思います
申し訳ない本当に申し訳ない
何言ってるか分からないけど
今聞いた段階では
全く意味が分からないかもしれないけど
アターテイネリに見ていくので大丈夫です
ということで
少し内容に入っていきたいと思います
まず脳にジェンダーはあるのかという問いの前に
まず男の女脳が存在するのかということ
これをまず片付けてしまいたい
明らかにして
それを知った上でじゃないと脳とジェンダー
脳にジェンダーがあるのかという問いに
入っていけないので
そこに踏み込めないので
まず男性の女性脳が存在するのかということを
考えていきたいと思います
まずね
女の男脳とかの定義って
まず何なのか
聞く機会は多いんですよ
この単語
女の男の男性の女性脳っていうのを
聞く機会は多いんですけど
それが何を定義しているのかというのは
正直はっきり分からないとこなんですよね
例えばね
女性的な特徴を備えた脳は女性脳なのか
反対もそうで男性の場合もそうですね
男性的な特徴を持った脳は
それは男性脳と言っていいのか
これは言っていいんじゃないかな
直感には思うはずですね
じゃあもしね
その女性脳にある
女性的な特徴っていうのを
男性が持ち合わせているとする
そしたらその男性が持っているのは
女性脳なんですか
いやいやいやと
その男性は
たとえね
女性的な特徴を
一つや二つ持っていたとしても
男である以上
それ以上の数の
男性的な特徴を持っているだろうから
別に女性脳ではなくて
男性脳なんじゃないか
とも思えるわけですね
非常にややこしいんですが
なぜここの話がややこしいかっていうのは
男の女の脳というものの定義が
そもそも曖昧だからです
というか
そもそも定義されていないんです
何が何なのか
何が男の脳
何が女の脳なのかが
まずそもそも定義されていないということ
一般には
例えば男性や女性の脳に
差異がある
違いが生じているということが
わかったら
それを言い換えて
男性の女性脳っていう風に
言ったりするんですが
それはあまりに
短絡的すぎますよね
で今回わかったことは
ほとんどの人間が
女性的な特徴と
男性的な特徴の
双方を持ち合わせているということです
みんな
私の脳にも
あなたの脳にも
そしてあなたの友達
あなたの司令
あなたの家族
その脳にも
その人の性別が
男性だろうが女性だろうが
その性別に関わらず
ほとんどの人間が
女性的な特徴と
男性的な特徴の
パッチワークで
できているんだと
不思議ですよね
これ最近わかったことらしいんですけど
ここ2,3年かな
研究が行われたことなんですが
これは
わけがわからないと思うんです
私が先に言ったように
男女の脳に
違いは存在するんですよね
もちろん男女
男性と女性の脳は
違いがありますというか
性差男女差があります
がしかし
ほとんどの人間が
女性的な特徴と
男性的な特徴を
どっちも持っているんです
ちなみにこの2つのことは
矛盾しないです
矛盾してそうだけど
一切矛盾しないことです
これがどういうことなのか
じゃあ
女の男のって
存在するのか
ということですね
さらにはですね
脳の特徴とか
脳構造とか
脳機能みたいなもの
簡単に言うと特徴かな
脳の特徴っていうのは
全て
正徳的なものなのか
もっと簡単に言うと
生まれつきなのかということ
脳とジェンダーの関係
私の脳っていうのは
生まれた時から
ほとんど変わっていないのか
それは
機械のような
配線とかが
決められた上で
生まれて
その脳を持って生きているのか
ということ
これは本当なのか
という話です
脳とか
そういう
生物学的な領域の話を
してくると
なんとなくね
生まれつき持っているもののように
感じてしまうんですけど
それが一体どうなのか
ということですよね
ちなみにこの考え方を利用すると
例えば
女性は女性脳を持つから
女性的で
女性的な性格
行動とか
能力を持っていて
反対に男性は
男性脳を持つから
男性的な
性格
行動
能力を持っている
っていう理論が
誕生するんですけど
現代人の常識からすると
なんか
違うような
理論ではあるんですよね
この脳の特徴っていうのが
全て正徳的かというと
実際はそうではないかもしれない
ということが
分かってきているんですよね
さらにはですね
この脳の特徴とか
この脳の構造機能っていうのは
実は
一生を通じて変化するんです
生まれた時に出てきた脳を
ずっと私たちは
持っているわけではないんです
ここに絡まってくるのが
ジェンダーです
ジェンダーは
私たちの脳を
変えるかもしれない
という話が
今回出てきます
最後の方に
そうなんですよね
科学の話かと思ったら
びっくりするぐらい
ジェンダーが
根底にある話なんですよ
今回も脳とジェンダーについて
調べている時に
歴史における男脳と女脳
まず買った本が
いわゆる神経科学の本とか
生物学の本とか
そういう科学系の本を
大体調べてきたんですけど
だから僕は
生物学的な話だろうなと思って
調べ進めてみたら
びっくりするぐらいね
ジェンダーがありますよ
みたいに言われて
だから例えば
伝わるかな伝わるか
分かんないけど
例えばならば
トランスフォーマー第4作
トランスフォーマーロストエイジ
中国企業かな
香港か
香港でバトルシーンがありますけど
あそこに出てくる
超絶トランスフォーマーを
人造的に作れますよ
みたいな会社がありましたよね
あそこの会社
すごい信仰企業かなと思って
入っていったら
実は地下の奥底にいて
その会社を操っていたのは
メガトロンだった
なんだって信仰の
すごい会社かなと思ったら
ただのメガトロンの手下
申し訳ない
すいませんでした
まあというわけでね
ジェンダーが意外と絡まってくるんだよ
っていう科学の話
脳の特徴の話だけど
ジェンダーが絡み合っている話だった
ということですね
というのを後半かな
に取り上げていきたいと思います
で次回からは
男の女脳の歴史について
見ていきたいと思います
基本的に流れとしては
男性の女性脳とかを検討した上で
脳にジェンダーがあるのか
という問いに入っていくんですが
その前に
もう大大大大大前提として
男の女脳っていうのが存在するのか
これをこれまでの
これまでの歴史の中で
どのように研究されてきたのか
っていうのを見ていきます
これが次回から
いつから男の女脳は存在していたのか
実際に過去の研究では
どのように
いわゆる男の脳はこうで
女の脳はこうで
みたいなことが言われていたのか
あとはこういう男女差がありますよ
っていう風に言われていたのか
っていうのを見ていきます
これを見るのが
おそらく2回分かな
2回分やると思います
なんでこんなにやるかっていうと
ここが一番大事だからです
歴史が一番大事だから
実は現代の研究
行われている研究も
この男の女脳の研究の歴史の上に
成り立っているんですよね
昔やっていたこと
実はこの男の女脳の歴史を見るときに
見るのは研究の歴史だけじゃないんですよ
その研究がどのように扱われてきたのか
っていうのも話したいんですね
でここを見ないと
今の社会が見えてこない
この男の女の歴史を見ると
その男のがこうで
女のがこうでっていう研究が
いかに社会に利用されてきたのかというのが分かる
実は現代でもほぼ似たようなことが起きているんです
具体的には男の女の歴史って
女性の脳は劣ってて
男性の脳の方が優れてるみたいな
研究がワンサが出てくるんですよね
それが過去から
ずーっとそういう研究が出てくるんです
でそういう研究を使って
それを何かあたかの免罪符のようにして
社会から女性を追い出したり
女性に対する社会的な差別を肯定したりっていう風潮が
過去行われてきたんですが
現代でも似たようなことが起こっているんです
それはLGBTQの人に対してですね
LGBTQの人に対して行われている差別
社会的な差別を肯定するために
科学的根拠とか生物学的な根拠が
使われていたりするんですよね
昔とやってることは実は
似たようなことが起こっていて現代でも
なのでそこをちゃんと見なければ
科学から見た優劣の理論
歴史を見なければ
現代で何が行われているのかっていうのが
分かりづらい
今回は歴史を
ちょっと重点的に見ていきたいと思ってます
そして今回のシリーズをですね
次回が男の女の歴史で
そこから
大体8話9話ぐらい
8回9回ぐらいで
ワンシリーズになると思います
だいぶ長丁場になると思いますが
最後までお付き合いいただければ幸いです
ということで今回は以上です
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッズの三木裕蘭です
さあ前回からの続きでございます
前回はですね
導入かな
男性の女性のほうが存在するのか
それを示してきた
研究の歴史を見ていきましょう
というふうに言いました
今回は実際に歴史を見ていくところからですね
見ていくのは男の女の歴史です
男の女のっていうのがこれまで
どのように言われ続けてきたのかというのを
見ていきたいと思います
まず早速ですけど
20世紀に登場した
男の女のについての
言説解説を
2つだけ
比べて紹介してみたいと思います
2つの解釈があってですね
1つ目はですね
女性の空間能力が劣っているのは
女性の空間能力が劣っているのは
空間課題に対して
能半球を両方とも用いており
この両半球を使うときの情報伝達が
妨害となって
能力が劣っている
っていう解釈が1つ目
同時期に登場した
もう2つ目の解釈
これは女性の空間能力が劣っているのは
女性が片方の能半球しか
使わない傾向があるからだ
より良い成績を上げるには
両半球を使う必要がある
はぁ?
失礼しました
というわけでですね
この解釈ですね
どっちも間違ってるというか
互いに相反することを言ってるんですよね
両半球を使っているから成績が悪いのか
片方しか使ってないから成績が悪いのか
だいぶ違う
全く異なる
相反する意見ですけど
こういう2つが実際に登場していたんですよね
これについての解説は
後ほどちゃんとやりたいと思います
これから歴史を見ていくんですけど
まず初めにですね
これから男の女の歴史を
古代ギリシャまで遡って見ていきます
この歴史はですね
ずっと男の脳の方が優れてて
女の脳の方が優れていない
劣っているっていう考え方が
ずっと主流です
っていう考え方しか登場されず
どんな研究の結果も
そういう風に解釈されてしまう
男の方が優れてるよねっていう解釈に
全部つなげられてしまう
っていう歴史を見ていきます
当たり前なんですけど
現代では明らかに的外れな主張とか
解釈っていうのが登場するんだけど
その主張が否定されるところまで
必ず見ていきますので
ぜひ最後まで見ていってください
古代ギリシャからという風に言いましたが
段階が分かれていて
時代別に分かれていて
古代ギリシャの時代と
その次に来るのがキリスト教の時代ですね
キリスト教が人間の性質について
説明する時代が来る
それがその後科学ロジックに移り変わる
科学が人間について説明し始める
っていう時代になってきます
この3つの時代
大きく3区分ですね
この3区分
どの時代においても
つまり古代ギリシャにおいても
宗教ロジックの時代においても
科学ロジックの時代においても
通じて全部女性の方が劣ってる
っていう風な意見が出てきます
それが脳が劣っているからだ
みたいな意見に繋がっていくっていうのが
今回の歴史ですね
じゃあなぜ男の脳の方が優秀だったのか
っていうのを説明したかったのか
これは大きく考えられる理由が2つあります
1つ目はですね
まず古代ギリシャのですね
医学者ガレノスという医学者がいたんですが
この人が言ったことは
清掃っていうのが
体の中で最も崇高な機関だという風に
考えていたんですね
だってその清掃は男性にしかないでしょ
じゃあこれが一番崇高な機関じゃん
いう風に言い切ったんですよ
この崇高な機関が清掃だっていう考えがですね
科学ロジックに告げ変わった時代にも
引き継がれ
17世紀ですね
脳っていうのがあらゆる知性感覚知恵が
生まれる場所だと判明すると
脳が最も崇高な機関だとされたんです
とすれば男の脳の方が優秀であることを
証明しなければならない
といって男脳の歴史が始まっていくわけです
そして考えられる理由2つ目はですね
当時の科学者っていうのは
基本的には白人男性だったんです
で白人男性は
自分たちが科学者といういわゆる権威を持った存在である上
女性とか白人以外の男性に対して
あいつらは劣っているという風な認識を
当たり前に持っていました
これはヨーロッパぐらいかな
の科学者が持っていた感覚です
でこの感覚が科学研究に
深刻な影響を及ぼしているんです
だってそもそもね
彼らが自分たちの方が優れてる
自分たち白人男性が優れてるっていう風に認識しているからこそ
白人男性が優れていないような
研究を出す過程
そのための過程っていうのは
生まれ得ないんですよね
裏を返せば
彼らの立場
その現状維持のための研究しか行われなかった
ということです
当たり前っちゃ当たり前ですけど
こういう科学者たちが
自分たちの立場を維持するために
それの信念に
そぐわない研究っていうのは
まず生まれなかったということですね
人間っていうのは
そもそもね
私たちも含め
時代と文化の産物に過ぎないんですよね
なので
その時代とかその文化に
たがうような
もしくはそれを抗うようなことって
非常に難しいということですね
はいそれじゃあですね
その男の脳の方が優れているんだよということを
証明しまくる科学者たちのことを
見ていきたいと思います
まずですね最初
頭蓋骨っていうのは
脳のサイズとジェンダー
平均して男性の方が大きいっていうのが分かってました
なので
男性の脳の方が優れているっていう証明は
簡単に思われたんですね
けど
なんか笑っちゃう話なんですけど
頭蓋骨の大きさで言えば
人間の男性よりも
マッコウクジラの方が大きいわけですよ
だからこのままだと
マッコウクジラの方が優秀だという
結論をしなければなりません
でもですね当時の科学者は
そんな答え求めてないわけですよ
ということで別の証明方法が
頭蓋骨以外の証明方法を模索し始めます
今度はですね
体に対する脳の大きさ
これを測ってみようじゃないかという風になります
つまり子供と大人だったら
体に対する脳の大きさ
というか頭の大きさかな
は子供の方が大きいですよね
体に対する脳の大きさ
っていう比率を用いてみるんですが
これで男女を比較してみたら
実際は体に対する脳の大きさ
女性の方が大きかったんです
ですが
これで女性の方が優秀だという風に
結論付けられることは一度もありませんでした
はい
さっき言った通りでございます
さらにですね面白いことに
女性の体に対する脳の大きさっていう
この比率は子供に似ているんだと
じゃあ女性っていうのは
子供に似て知的ではないっていう
結論まで登場し始めるんですよ
何言ってんだお前はって話ですよね
そして次はですね
これまでは頭蓋骨自体が
頭の大きさは男性の方が大きい
っていうのが分かっていたんですが
今度ですね脳自体が男の人の方が大きい
っていう風に発見されます
するとですねこれを皮切りにね
いろんな今考えるとはちゃめちゃな
解釈がどんどんどんどん登場していきます
これをね紹介してみると例えば
女性の脳が小さいのは
一人に体が小さいからだという人もいるだろう
それでも平均すれば
女性が男性より少々知性に欠けることを
忘れてはならない
この違いを誇張してはならないが
それでもそれが存在することは
紛れもない事実である
これは神経学者のポールブローカーという人が
言った発言ですけど
少々知性に欠けることを忘れてならないっていうのは
これは
この人が言うには
脳が小さいから
女性は知的ではないんだな
男性より知的ではないんだなっていう風に言ってますが
これねそもそも女性が
いわゆる知性を扱う場
学問の場学校とかに
行かなかったというか
行く社会ではなかったから
知性に欠ける女性が多かっただけであって
これは生物学的な要因で
説明されることではないということですね
さらにですねもっと面白いのは
別の人の解釈ですけど
女性の精神機能が未熟なのは脳が小さいためだと
この事実は男性に比べて
創造性が欠如している点に
最も顕著に認められ
特に高度に知的な仕事において
如実に現れる
これは神経生物学者のジョージ・ロマネスという人が
言った言葉ですけど
女性の精神機能が未熟なのは
君は主観じゃないかという風に思いますけど
別の人の解釈また違う人では
女性は脳が小さいので
学術研究に携わる知的能力がない
またあまり教育を受けすぎると
思春期の女性では
生殖器の発達が妨げられる恐れがある
これは生物学者テオドール・ビショフという人が言った人ですけど
全く意味がわからないという話ですね
こういう解釈が実際に当時の学者によって出されていたということですね
さらにはですね
男性の脳が優れていることを証明する心には
この後も行われていて
例えばいろんな指標を用いていて
体重に対する頭蓋骨の重量の割合とか
首から下の骨格に対する頭蓋骨の骨密度
これを用いて男性の方が脳が優れているよという風に
証明しようとした科学者がたくさんいたわけです
なんかアホらしいですけど
実際に登場していたということですね
さっき紹介したように例えば
体に対する頭の大きさは女性の方が大きい
女性の方が脳が優れているという風に結論付けることもできたはずです
このようにですね
ある指標を使えば男が勝り
ある指標を使えば女が勝るだけなんですよね
何か絶対的な権威のもとに説明をしているかと思いきや
一歩も進んでない状況
そういうわけですね
例えば当時あった考え方
女性は脳が小さいから大学に行くのは無理だ
みたいな考え方が当時ありましたけど
違うんですよね
当時でも現代でも女性の脳が男性より小さい
平均して小さいことは変わらないことです
大切なことは
女性が学問をすることに対する社会規範が変わったんだということ
脳の大きさは変わりませんが
こういう社会規範が変わっているということです
さあそして時代は進みですね
19世紀に入ると
脳の各領域に異なる機能があるということが明らかになります
するとですね
男女の脳の各領域各部位の比較研究がここから始まります
でもう何となく次に何が起こっていくのか
だいたい想像ができますよね
まずですね
研究者たちっていうのは
知性に重要な働きをする部位がどこかにあると仮定して
その脳用はその脳部位っていうのは
男性の方が大きいに違いないという仮定の下
探求を続けます
ちなみにそんなね
部位なんか発見されなかったんですけどね
実際に登場した証明ですね
これもですね
男性の方が優れてるよっていうことを証明する証明
証明する証明が次々発見され
まず一つ目ですね
前頭腰が認知機能の役割を担っている
そして男性の前頭腰の方がより高度に発達している
っていう説が登場するんです
前頭腰っていうのはこの脳の部位のことですけど
ただしですね
この直後頭腸用が知性に関係しているんじゃないか説が浮上します
するとどうなったか
次女性の脳は女性の前頭腰はこれまで考えられていたように
男性より小さいのではなく
むしろ大きい
とはいえ前頭腰の大きさは知性の高さを意味するわけではなく
真に重要なのは頭腸用であるっていう言説が登場します
手のひらくるりんですね
手のひらくるりん言説がここで登場します
言ってること全く逆ですよね
男性よりむしろ小さいのではなく大きいみたいなね
こういうふうにですね
どんどんどんどん立場を変えながら
結局言いたいことは男性の方が知的に優れているよっていうのを
証明したいだけだということです
でですね
ちなみにですがこれ脳に関係ないんですが
19世紀にはですね
いろいろな脳部位で男女差がないことが明らかになって
となるとどうなったかというと
脊髄の長さを測定し
この脊髄の長さに見られる精査が
いかに知性に関係しているかについて
入り組んだ説明を立てた研究者もいるということです
脊髄の長さを測って
ここに男女差があるから
やっぱり男性の方が優れてるよねみたいなことを言い始めた
衛生科学を言い始めた
とんでもない研究者がいるということです
びっくりしますよね
脊髄の長さですって
ということで現時点で分かっていることをまとめると
ここまでいろいろ喋ってしまったのでまとめると
脳自体を平均にすると男性の方が大きいですね
これは当時発見されたことと
現代の研究でも変わらないことです
ただしですね
男性の方が脳室が大きいんです
脳室っていうのは脳の中央にある液体に満ちた空洞です
ここは男性の方が大きいんです
皮肉ですね
知性が脳の一つの部位に依存していないということは
もう現在明らかになっていることです
知性っていうのは脳にある膨大な数の部位と
それぞれと関係して知的能力っていうのが定義できるので
どこか一つの脳部位によって知的の優れていることが
決定されているわけではないということですね
そしてここまで見てきたいろいろな
今からするとあまり正確とは思えないような実験たち
こういう実験研究が実際に行われていたんですけど
次見ていくのはこういう研究たちに
意義を唱えた人が実は出てきたんですね
当時20世紀ですね
20世紀こういう実際に行ってみると
人間の両半規をつなぐ能量という部分があるんですけど
ここに男性と女性の差異があって
精査があって
この差異によって女性の空間能力が劣っているんだよ
みたいな研究が当時出たんですけど
20世紀ですね
20世紀に出たんですけど
これが権威ある学術雑誌に掲載されます
この掲載された論文に対して
意義を唱えた一人の科学者がいます
その人について見ていくのが次回ということです
ということで
20世紀の研究と意義
次回はこの科学の権威に立ち向かった一人の科学者について
見ていきたいと思います
今回はここまでです
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
前回からの続きでございます
前回はですね
男の女の歴史を途中まで見ていったのかな
脳の比較研究が始まったよぐらいのところでしたね
脊髄の変なやつの話しましたね
脊髄の変な話とか
要するに脳の比較研究が始まったとしても
男の女の男の方が優れてるよねみたいな
言い方をし始める
し出す
そんな奴らがいたという歴史でございました
ということで今回ですね
時代が20世紀になります
20世紀のもう終わりぐらいですね
当時の科学の権威であった
学術雑誌サイエンスですね
今もありますね
このサイエンスに掲載された論文に
意義を唱えた一人の科学者
これを見ていきたいと思います
だから当時のですね
間違ってるじゃないかっていう風に
言った科学者がいたということですね
その科学者の名前はルース・ブライアーという人です
ルース・ブライアーの言ったことにはですね
当時の1987年
ブライアーは全米科学振興協会で
学術雑誌サイエンスに掲載された
デ・ラコステ・ウタムシンなどの研究に
大きな欠陥を見つけたといって報告を行いました
デ・ラコステ・ウタムシンという人の研究だそうですね
ファッションデザイナーみたいな名前しますよね
多分晩餐館とかの雑誌に載ってそう
勝手な偏見です
この研究の内容
ウタムシンなどの研究の内容っていうのは
人間の両方の半球をつなぐ部分
能量って言ったりするんですけど
この能量が男性より女性の方が大きい
この能量が女性の方が大きいから
空間能力が劣っているんだっていうことを示唆する
そんな内容の研究でした
ブライアーはどのように言ったかというと
どのように意義を申すか
意義を申し立てたかというと
この研究は男性9人
女性5人の脳しか見ていない
さらにブライアー自身が
自分でこの能量の精査を調べてみたんですけど
実際にはブライアー自身が調べたら
精査を見つけることができなかったんですよね
この報告の発表の際も
能量の写真を男女で比較するスライドを作って
見せてみたんですけど
やっぱりそこのスライドで見ても
男女の能量に差があるかと言われたら
そうは見えなかったんですよね
つまりこの
デ・ラコステ・ウタムシンラの研究というのは
いわゆる再現性のない研究だったというやつです
ブライアーの反論
ほら例えばあるじゃないですか
雪にいい言葉を吹きかけると
雪が綺麗な結晶になって
雪に悪口を言い続けると
雪が汚い結晶になり上がりますよ
みたいな
IA性科学ですね
そういう研究だったということです
この異議をサイエンスに投稿しようとしたんですけど
サイエンスからは政治的すぎるという理由で
却下されたんですよ
このブライアーの提言、異議っていうのは
最近になっては支持されるようになってきていますが
当時は全く支持されていなくて
っていうのもね
最近、現代では男女の差があんまりないような
そんな認識を持っている人が多いし
そういうバイアスを抱いている人が
ほとんどじゃないかなと思うんですけど
だからこういうブライアーの異議も
受け入れられるんだけれども
当時の社会では
ブライアーの言っていることと
俗世の世論、俗論みたいなものが
あまりにも違いすぎる
やっぱり男性と女性は違うよ
みたいな認識が一般理解だったので
当時は
だから許容されることはなかったんだろう
ということですね
つまりですね
ブライアーの提言が
世間の認識と同じタイプになったから
今は支持されているだけなんだ
っていうふうにも言うことができるし
当時はブライアーの提言と
世間の認識が同じタイプではなかった
っていうこの構造によって
彼女の異議は認められなかっただけです
だから私たちが今
このブライアーの言っていることが
比較的正しいよねって思ったり
そう発言したりするのも
結局は時代がそういう時代に生きているだけだから
脳機能の男女差と解釈
というふうにも思えるわけです
悲しいけどね
私たちが何か
千里眼のようなものを使って
社会を見て
そこにあるこの
ラコステ・ウタム神羅の研究とか
ブライアーの提言を見て
こいつの方が正しい
こいつは間違ってるねみたいに言ってるのも
それは私たちが
この現代に生きているだけだからなのかもしれない
本当の真実は見えていないのかもしれない
というふうにも捉えることができるということです
ここでは何が起こってきたのかというと
19世紀だろうが
20世紀だろうが
現代だろうが
いわゆる権力を持った人を支持する
そういった研究っていうのは
正当なものとして受け入れられやすく
これらの信念に対して
疑問をもたらす可能性がある研究っていうのは
政治的な目的に動機づけられている
とかいう理由で
知り遂げられてしまうということですね
とはいえ
現状を肯定するような研究にも
政治的な理由があるんじゃないかと言われたら
そうも捉えることができるわけで
ここはあんまり認識されないところですよね
政治や科学の現場を管理している人にとっては
そういった歌無心とかの研究によって
自分たちが既に信じているものが
真実だと確証された
に感じるに過ぎないんです
だから何も疑問に思うこともなく
それ以外のものを
例えばそれこそブライアンの提言とかを
跳ねのけたくなるのも
当たり前普通の感覚だということですね
ここで僕が言いたいのは
だから科学者ってダメだよねとか
権力者ってダメだよねっていうことを
言っているわけでもなくって
どうしてもこういう構造ができてしまうということですね
こういうその当時権力がある人を
支持するような考え方っていうのが
政治的なものだと見られないということ
こういう構造に陥る
そういう構造ができてしまうっていう話です
もちろんね
私もこういう構造に陥ることだって
必ずあるだろうし
現状すでに陥ってるかもしれない
こういう時に科学者とか権力者が
愚かな奴らだよねみたいに
批判したり悪口言ったりしたり
なんかわかんない
ツイッターでコメント書いたりしたり
インスタのリールとかにコメント書いたりするのは
正直って意味がなくって
で最も大切なのは
こういう構造が生まれてしまうんだっていうことを
認知することです
まず私たちの社会と過去の社会とか
それこそ自分たちのいる場所と
その当人がいる場所では
社会が違うんです
社会が違えば
私たちの一般認識も異なります
私たちの持っている一般認識っていうのは
何か真実を捉えているようで
それが何か確証というか
ちゃんとした理論とか理屈の下に
私たちの一般認識が
出来上がっているわけではなくって
その社会その時代に生まれて
生まれ育って
勝手に染み付いているものなので
そこに絶対的なものみたいなのは
存在しないんですよ
だから批判は意味ないということですね
そして結局ね
我々はその時代と文化の
産物に過ぎないんですよ
私が今こうやって
歌無心の研究が間違っていて
ブライアーは
異議を唱えたみたいな
感じで言いましたけど
そういう風に言ってるのは
私が真実を言っているわけではなくって
私がこういういわゆる
ジェンダーレス ジェンダーフリー
そしてこういう研究が
比較的盛んになった時代に生きて
その時代を育ってきたから
だからこれが正しいものだろうと思って
言っているだけかもしれない
というお話でしたね
ではですね
男性の女性の歴史の方にちょっと戻りたいと思います
ここまで行ってきたのは
それまでの歴史は脳構造に着目した歴史でしたね
これからは脳機能の話です
いわゆる言語能力とか空間能力
これは脳機能と言うんですけど
脳機能に男女差を見出して
そこから男性優位の社会を肯定するような
主張を出しまくる
そんな研究者たちを見ていきたいと思います
この体の部位の測定だけでなく
脳機能に性差を見出すということなので
男女に様々なテストを行うようになっていきます
そのテストで男性の方が優れたスコアを出せば
それはほとんどの場合
男性の優越性として解釈されるんですね
例えば文章を読むスピードを測定するテストがありました
このテストの内容でですね
文章を読むスピードを測って
結果としては男性の方が早かったそうです
じゃあこのテストをどう解釈したのか
男性の方が文章を早く読むことができる
よって女性は道徳的に劣っている
よって
これ実際に行われた解釈だそうで
意味というか
筋通ってないように思いますけど
当時の著名な科学者であった人たちは
この結果から読みの能力っていうのは
これ嘘をつく能力と一体だと
よって女性は男性よりも嘘が上手いとかね
というヘンテコな解釈まで生まれてしまうんですね
そしてもう一つのテスト
空間能力の精査についてですね
二つの奇妙な相反する解釈が生まれていたという話です
これは前回の冒頭で紹介したやつですね
もう一回簡単に説明してみると
一つ目の解釈っていうのは
女性っていうのが脳半球を
これは両方とも使うから
空間能力が劣っているのだっていう考えと
二つ目は
女性が片方の脳半球のみ使うから
空間能力が劣っているんだ
っていう二つの解釈があったと
これは言いたいことが
いわゆる女性の空間能力が劣っているということで
それに対する説明とか解釈の仕方として
両半球が使ってるからだとか
脳半球片方しか使ってないからだよみたいな
理論が生まれているんですね
これって女性の空間能力が男性より劣っていることの
説明に過ぎないんです
これは証明された事実でもなく
普遍的でもない
再現性もない
ただの説明に過ぎないんです
こういうのが実際に生まれていたんですね
ちなみに脳半球の研究に対して
それこそ今言った空間能力
脳半球がどっちも使わなきゃとか
どっちも使ってるからだみたいな
いい加減な研究が乱立していたのかというと
これは脳画像技術っていうのが
当時未発達でまだ
死んだ人の脳しか研究することができなかったんですよね
なので脳を切解したり
解剖ワーク的なMRIっていうのかな
を使って検出することが不可能だったんで
死んだ人の脳しか見れない
つまり重相のある人とか脳卒中で死んだ人とかが
研究対象の脳になってしまうんです
とすると
男女で重相の跡とか脳卒中のひどさとかを
統一する、均一にすることはできないので
正確な結果は出るはずがないですよね
こういう理由もあったということですね
社会的圧力と差別の正当化
はいそして
ここまで見てきたのは全部
いわゆる女性差別みたいなものを
正当化するために科学的な根拠を持ってきているとか
それを念出しているような歴史でしたよね
こういうことって実は他にも行われていて
いわゆる女性の知的劣等性とか
女性の社会的な圧力
女性に対する社会的差別っていうのを
あたかもそれに生物学的な証拠があるかのように
正当化するような主張が登場していきます
これをですね3つ面白いので紹介していきたいと思います
実際にはねまず前提だけど
知的劣等性、女性の知的劣等性、女性が知的に優れていない
みたいな言説があるけれども
これは当時女性が学校に行かせてもらえなかったとか
科学者に男性が多いとかそういうことが関わってきます
そして社会的な圧力っていうのがそこに加わっていくわけです
例えば一つ目ですね
当時ですね女性に対して
自動的に振る舞うようにする社会的な圧力があったんですが
これは生物学的な女性の性質だというふうにいって
この女性のいわゆる性的需要性のおかげで
女性は妊娠し種の存続に役に立つっていうですね
エセ科学が登場します
何を言ってるんでしょうかね
ポイントとしてはさっき言ったようにこの言説っていうのが
当時社会にあった女性に対する社会的圧力とか
差別っていうものを正当化するために使われてきた
年出されたということですね
もう一個だと母性本能っていうものについてですね
母性本能っていうのはこれは子供の世話をしたい欲だ
この母性本能は女性にはあって男性にはない
そのため男性は知性や他の能力を身につけることができ
女性は育児に集中できるんだと
ある種の知的能力はある種の知的能力とかはですね
子供を養育するためのその養育者とか保護者になるために
子孫の肺のために必要な知的能力もあるので
正しい言説ではないですよね
3つ目携帯的幼児性という考え方です
語は覚えなくていいですよ
こんな言葉は覚えなくていいんですけど
いわゆる女性の方が身体的に子供に近い
だから大人の男性よりは知的ではないんだ
子供よりは知的だけどねみたいな考え方が登場します
これはですね乱暴に言ってしまえば
女性よりも男性の方が毛深いのだからゴリラに似ている
と言ってるのと同じ
こういう身体が子供に似てるからみたいな
それっていう考えを女性に当てはめて
こういう言説を作るっていうこと自体で
こと自体は女性から法的経済的さらに政治的な権力を奪い取ること
これをあたかも正当化するために利用されたということですね
似たような話似たような言説が同時期に登場していて
白人より黒人は類人に似ているのだから知的ではない
いう言説も登場しています
この言説は黒人差別を正当化するために利用されています
やってること同じですよね
女性の差別も黒人に対する差別も
知的劣等性と歴史
それを正当化するためにあたかも性別学的な根拠がある
そこに絶対的な根拠があるかのように見せかけて
差別を正当化しているということです
だからやってることは変わらないですよ
面白いですよね
すごく人間味を感じる
人間ってこうだよなって本当に思いますね
まとめです
これまで男性の女性の歴史を見てきましたが
ずっと女性の知的劣等性を説明するということの
やってることは変わっていませんでしたよね
その根拠が変わったりしてましたけど
例えば脳の大きさとか
体に対する脳の大きさとか
脊髄とかね
そんなやつもいましたけど
やってること自体変わってないんです
女性が知的に劣っている
男性より劣っているっていうのを証明したい
ということをやっているには変わりはないということです
そしてそれは当時社会にあった
社会的な女性差別っていうのを正当化するため
っていう目的のために利用されてきた
そういう側面が強いということですね
ここまでで抑えておくべきことというか
大事なこととしては
今まで僕がこれまでの過去の研究を
少し小バカにするように話してしまいましたが
今まではこの過去に行われた研究の
いくつかが的外れであることっていうのは明らかです
けども
次の二つのことを抑えておいてください
この研究が行われた時代と
場所に暮らしている人にとっては
その研究が的外れには思えなかったということ
そして後に欠陥があるものだと分かったとしても
それについて検証し意義を申し立てることで
研究は進歩する可能性があるということです
つまり無駄な研究と言っているわけではないということですね
本当に問題なこと
本当に問題なのはいわゆるジェンダー間の不平等を
正当化するためにいまだに生物学的な精査
それこそ脳の精査っていうのが
念出され使われてしまう利用されてしまうということ
ちなみにシーヴィンガーっていう研究者の人がいるんですけど
この人を曰く
女性の脳の欠陥
っていうもの
いろんな時代で説明され続けているんですけど
この説明っていうのは
ずっと時代によって変わってきているんです
つまり女性の脳が劣っているっていう結論は変わらないんだけど
その根拠がどんどん変わってきているということです
つまり18世紀には
女性の頭蓋骨っていうのは
優秀な脳が生えるには小さすぎるって言われたり
19世紀には女性が脳を使うと卵巣が縮むとかね
20世紀には女性は脳の右半球の特質により空間把握能力に劣るとかね
結局言いたいことが
言いたいことのために根拠を作っているような
そんな気がする
そういう歴史を辿っているということです
ですがここに
この男性の女性脳の歴史に
革新が走る研究が発表されます
それは2010年代中期頃ですね
神経学者ダフナ・ジョエルという人が
膨大な数の人間の脳を研究し
男の女脳は存在しない
脳は男らしさと女らしさのパッチワークだという風に発表します
これがこのシリーズの第1回冒頭で言った
男の女脳は存在しない
全員が女性的な
そして男性的な特徴を持ち合わせているという考え方の
ゆえんでございます
脳のパッチワークの発見
ということで次回からはようやくですね
この脳のパッチワークについて見ていきたいと思います
ということで今回はここまでです
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
さあ前回からの続きでございます
前回までは
男の女の脳の歴史というものを見ていきました
今回から男の女脳は存在するのかという話に入っていきたいと思います
これまでの歴史の部分とかだと
それこそさっき言ったように大きさとかテストとかを行って
男女差というのを発見していって
この男の女の歴史というのが何だったのかというと
一貫してこの
男は優秀な知性を持った生き物で
そのゆえんは男脳を持つことにあると
こうして男脳の優秀さというのを説明し続ける
そういった歴史でした
この証明のために
最初は精巣が使われ
それから脳に移って
石髄とかも使われるわけですね
脳はそのいろんな脱脂に使われたやつらの一つだったということです
さらには男の女の歴史というのは
社会的な女性差別
これを生物学的な観点から正当化する歴史の一部でした
もちろん脳の話もそうですけど
それこそ子供に似ている女性は
体の比率が子供に似ているから知的ではないとか
母性を持つから知的ではないとかね
いろんなことが書いてありましたが
結局言いたいことは
女性的な差別を正当化する
正当化しなければならない
感覚の中に出てきた主張だったということですね
なぜこれまでに不正確
今考えると不正確な学説が広まっていったのかというのは
この男の女脳というのが存在する
男女の脳に差があるというのは
これは俗説との相性が良かったんですよね
だからジェンダーのステレオタイプに合致しないような
解釈っていうのはなされなかったということです
例えば脳の変動体
これ前は紹介してないですけど
脳の変動体という
感情を司る部分があるんですけど
この変動体っていうのは
平均して男性の方が大きいんですが
これを根拠に男の人の方が
共感力があるみたいな解釈はなされなかったんですよね
女性脳が共感力があるね
脳がどうたらこうたらね
って言ったりするくせに
でもこのステレオタイプに合致しない解釈はなされないということは
現代のいわゆる一般通念ステレオタイプっていうのは
男女の脳に差があまりない
そんなステレオタイプだから
現代はから見ると
昔の言説っていうのは
なんか間違っているように見えるという話でしたね
さあそして本題に入っていこうかなと思います
Radio Kitsch
さあではここからは今回の本題
男性の脳と女性の脳に違いはあるのか
男性の女性脳の存在
というところから
男性の女性脳の存在について
見ていきたいと思います
まずですね
そもそもね
男性の脳と女性の脳の前に
男性の脳と女性の脳に違いがあるのかっていうところなんですが
2014年の論文によれば
男女の脳領域
脳の部位の体積とか密度とかを比較した研究が
過去25年間の間で5600個もあったそうです
つまり科学者はこれほどまでに
男女の男女差っていうのを発見し続けているわけですね
いわゆる例えば脳の
女性と男性では脳全体の大きさとか
各部位の大きさが違うとか
そういうものですね
でちなみに
現代分かっていることで言えば
各領域の大きさに関して言えば
実はほとんど違いはないんです
で研究が例えば
この部位は男性の方が大きいですっていう論文とか
その研究実験が一つあったとしても
別の研究では
この部位は女性の方が大きいって言って
同じ部位を指して答えが
全く別の結果になることもよくあることです
結構不思議なところなんですよね
実はこれらっていうのは
このいわゆる科学者が発見する差
正差っていうものは
あくまで平均の差に過ぎないんです
そして個々人で比較をしてみれば
この多くの正差っていうのは
男性と女性とで重なり合います
つまり大半の女性と大半の男性では
ほとんど変わらないということです
大部分が重複するんです
わかりやすく言うと
小学校の背の順みたいな
中学校も背の順ありましたよね
高校はないか
小学校かなわかりやすいのは
小学校の背の順みたいなものです
小学校の背の順
今やってるのかな
やるでしょ
やらないのかなわからないけど
男女別に分かれて
男子女子で分かれて
背の小さい方から後ろに行けば
大きい方になるっていう風に
習いますけど
あれで確かに
男子で一番背の高い人と
女子で一番背の高い人って
おそらく男子の方が
でかいんじゃないかなと思うんですよね
同じように
男子の背が一番小さい人と
女子の背が一番小さい人って
そこにも差がありますよね
けどそこで平均を取ってみると
男子の方が平均して背高いですよね
女子の方が低くなる
だがしかし
端っこの極端
両極端の背が低いとか背が高い
っていう人以外は
ほとんど男子と女子で
背が一緒ですよね
真ん中ぐらいの人とか
少なくとも端にいない人は
両極端にいない人は
ほとんど背が同じじゃないですか
あれです
あれが脳の精査にも起こっているということです
これが個々人で比較すれば
多くの男性と女性で
精査が重なり合うということです
つまり
差はある
それは平均の差
平均取れば精査っていうものは出てくる
けどもその精査っていうのは
大部分で重複しているんです
とすれば
男性の女性脳っていうのは
存在するんでしょうか
ではまずは
男性の女性脳を何と定義するかっていうところから
入りましょうかね
第1回のところで
少し軽くやりましたね
女性的な特徴を持った脳が
女性脳とするならば
その特徴を持った男の人がいれば
その男の人の脳も女性脳なのか
で実は
女性的な特徴と男性的な特徴を
持ち合わせているのが
普通の脳であるということ
大抵の脳はそういうことになっていると
いうのが最近わかったことですね
つまり
各人の各脳っていうのは
それぞれに異なる特徴を持ち
全体としてその人特有の脳の
モザイクを形成するということです
男の人っていうのが
男性的な特徴の揃った男の人を
持つわけでもなく
女性が女性的な特徴の揃った女の人
を持つわけでもないということです
みんなが女性的な特徴と
男性的な特徴のパッチワークで
できているということです
とすれば
本当に男の女のが存在するって
いうのが難しそう
となってくるわけですね
これは
例えば
RATに行われた実験ですけど
RATにストレスを与え続けると
オスの特徴がメスに現れたりする
そして逆に
メスの特徴っていうのが
オスに現れたりするわけです
つまり
特定の条件下
例えばストレスが与えられるとか
という条件下に至ると
オス メスによく見られた特徴が
反転することがあるらしいです
不思議ですよね
確かにすぐ脳が変化しちゃうのは
わかったけど
ストレスを与えられる前の状態が
その特徴が
本当のオス メスの特徴なんじゃないの
と思われるかもしれない
だけど
そんなに脳が変化しやすいんだったら
もともとオスに見られた特徴も
もしかしたら
何らかのストレスを受けるなどの
事象によって
すでに変化した後の特徴なのかもしれない
なぜなら
環境要因
男女の脳の特徴の考察
例えばストレスとかによって脳が変化してしまうから
とすれば
もともとあった男性的特徴って
本当にそれが男性的な特徴と言えるんだろうかね
っていう世界に入り込んでくるわけですよ
ここで分かるのは
いわゆる何か
男の女のっていうものの基盤のようなもの
つまりパソコンでいうマザーボードのようなもの
それが男女で分かれているわけではないということです
脳にマザーボードなんていうものは存在せず
いわゆるアスロックのマザーボード
エースウスのマザーボードのように
男のマザーボード
女のマザーボードっていうのが
脳に組み込まれているわけではないということです
そんなものを発見できないという話ですね
とはいえ今ここで紹介したのは
RATの実験です
人間ではありません
RATの実験です
RATの実験と人間の実験で
結果が異なることがあるんです
つまりRATではこういう効果があった
みたいな効果も人間では
そんな効果は生じないみたいなことが
実際はあったりするので
人間の実験で脳のパッチワーク
いわばこのモザイクっていうものが存在するのか
を見ていきたいと思います
そして男性の女性のについても見ていきます
人間の実験
なぜ栄光をつけたかって
そんなものは気分でしかないわけですよ
さあやっていきたいと思います
まずこれから実験を3つ見ていくんですけど
何をやっているのかが分かりにくいので
それをまず最初に整理したいと思いますね
脳の中にまずですね
実験の目的として過程として
脳の中には女性的な特徴と男性的な特徴が
混在しているんじゃないかっていう過程からスタートします
これが要はパッチワーク状態ということですね
でそもそも男女に脳が違う脳に精査がある
っていうことを示す研究はあるんだけど
じゃあ本当に脳構造や配線など
いわゆる女性的な特徴とか男性的な特徴っていうのが
合うのかどうかを調べた研究は未だないんです
つまり女性の脳の中に女性的な特徴が揃っているのか
男性の頭の中に男性的な特徴が揃っているのか
これを確かめた研究は未だないということです
で前回とシリーズ1回目の回で言ったように
男性の女性の定義っていうのがそもそもわけが分からなくて
曖昧なものなんですよね
例えば女性的な特徴を持った脳があれば
その脳は女性脳なのかと
もしそう定義する場合
その女性的な特徴って脳の中の特徴って
無限にあるわけですよ
その数ある特徴女性的な特徴が
女性の脳には揃うのかということ
これを見なければそれが男性の女性脳なのかが
分からないということですね
つまり男女の脳に差があること
っていうのは男性の女性脳が存在することを意味するのか
というところでございますね
というわけで今回から見ていく実験では
この男女の脳の精査っていうもの
女性的な特徴とか男性的な特徴っていうのが
女性の脳には女性的な特徴が
男性の脳には男性の的な特徴が
揃っているのかということ
これを見ていきたいと思います
まず実験の前提として
女性的な特徴とか男性的な特徴って
○○的な特徴って一体何ということ
この定義から入っていきたいと思います
まずですね例えばある体積が平均して
女性の方が大きいって分かった場合
この場合この体積のスコアっていうのを
小さい順にずらーっと数直線上に並べます
そして小さい方から33%
大きい方から33%
実験による男女脳の検証
そして真ん中残りの中間の33%
というふうに区分分けをします
そしてこの体積では平均して女性の方が大きいので
大きい方から33%これは女性的な特徴です
そして小さい方から33%を男性的な特徴と逆に定義するわけです
つまりこの数値があるその部位の体積の数値が
大きい方から33%のところに入っていたら
その体積っていうのは
女性的な特徴として定義付けることができるよということですね
身長でも同じことを言えると思います
クラスのね学校のクラスの全員の身長のデータを用意して
男女で平均とって例えば男子によく見られるスコア
女子によく見られるスコア身長の場合は男子の方が大きくなるかな
じゃあ大きい方から33%これが男性的な特徴
そして小さい方から33%を女性的な特徴というふうに定義する
で真ん中を中間っていうふうにね
残った真ん中の33%を中間と定義すると
このようにして女性的な特徴と男性的な特徴を定義していきます
実際の実験を見ていきましょう
まず1個目ですね開発室領域の大きさを見ていきます
開発室領域っていうのは脳の部位の一つで開発室というところがあるんですけど
ここの大きさを男女差を見ていきます
ここは男女差が比較的大きいところなのでここを検証していきます
開発室の中にも領域分けができて区分分けができて
男女差の大きいですね開発室領域10個まず見つけてくる
その10個について対象となるサンプルの脳は281個の脳
これを対象としてその一つ一つの脳内の開発室領域10個のうち
いくつが際立って女性的際立って男性的中間
このどこに当てはまるのかを検証していきます
つまり10個全てが際立って女性的に当てはまるとか
10個のうち5個が際立って女性的これの5個が際立って男性的
みたいなそんな数値が出てくると思います
結果を見ていきましょうこの実験
男女差の大きい開発室領域10個について281個の脳をサンプルに調べてみました
結果ですね10個全ての領域が際立って女性的とか男性的に当てはまった脳は
全体の約2%のみたったの7個のみだった
えーって感じだいぶ少ないんですよねこれ
で別の4%は全て中間に位置していました
そして残りの脳これは各領域が際立った女性的際立って男性的
そして中間に分散していたんですね
つまりこの際立って女性的とか際立って男性的に全て当てはまった
全体の2%の脳以外は
際立って女性的な特徴を持った開発室と男性的な特徴を持った開発室
これが混在していたということです
これは例えば女性の脳の中に女性的な開発室が2,3個とかあって
逆に男性的な特徴の開発室も同時に同じくらいの数あるとか
あとは際立って女性的な開発室が1個男性的な開発室が1個
で残りは中間に位置しているみたいなね
そういうことになっているわけです
でこれが開発室領域でした
で次ですね白室の体積も見ていきたいと思います
白室っていうのはこれも脳の部位の一つなんですけど
ニューロンをつなぐ配線がある場所です
何のこっちゃわかりませんけど
まあそういうところだと思ってね
見てください
白室という部分の体積を調べてみました
結果としてですよね
際立って女性的際立って男性的のみを示す脳は
1%から8%だけだった
まあ最大でも8%だけの脳が際立って女性的際立って男性的のみに位置していた
そして際立って女性的と際立って男性的な特徴を
併せ持つ脳っていうのは
だいたい23%から53%だった
これは比較的多い数値ですね
続いて脳の配線の男女差
ここについても検討してみます
この実験が行われた背景としては
なぜ配線を見ていくかっていうと
男性では各半球内の配線の平均強度が強いと言われ
その反面女性っていうのは
各半球間半球と半球の間の平均強度が強いと発表されていたんですね
これ2014年ですね
よって脳には男性的な配線と女性的な配線が存在することを示唆する
というふうな結論付けられた研究が発表されたんですね
この研究についてはメディアにも取り上げられていて
これはイギリスのガーディアン氏が記載した内容によれば
この研究は昔からのステレオタイプを裏付けている
男性は知覚と組織的な配線が強く
女性は社会的能力と記憶に強いのでマルチタスクに向いていると
ガーディアン氏は述べたわけですね
これあれですね
ほらよく言うじゃないですか
女子と男子で受験期に恋愛をするか否かみたいな
クソどうでもいい議論が
たびたび盛んに取り上げられている時期があったりしますけど
女子はマルチタスクに向いているから
恋愛をしていても受験を何とかならせることができるという
謎理論がありますけど
これを助長させているのがガーディアン氏だったんですね
配線の男女差があるので
配線を調べていくというのが
3つ目の実験ですね
精査が大きい方から7つの配線を選び
その配線の平均強度をまず集計します
そして前の実験と同じようなプロセスで
際立って女性的際立って男性的な
特徴というのを定義して
それがそれぞれの脳に存在するのか
それがそろって存在するのか
というのを調べていきたいと思います
もしこの男性的な特徴
男性的な配線と女性的な配線が存在すると言われているけど
もしこれが男性的な配線と女性的な配線が
混在している脳が存在するんだとすれば
ましやそれが普通大抵の脳は混在しているんだとすれば
この男性的な配線と女性的な配線が存在するから
男性は知覚に優れ組織的なことができて
女性っていうのは社会的能力とか記憶とかに優れて
マルチタスクができるみたいな理論って成り立たなくなるんですよ
だからここを検証する必要がある
だからこの配線っていうのを見ていくということですね
では結果見ていきます
7個全ての配線強度が
際立って男性的または際立って女性的に該当した脳は
0個でした
1つも際立っての特徴が揃った脳はなかったんです
そして7個全ての脳が中間に入ったのは0.7%だけ
そして際立って男性的と際立って女性的な配線
つまり男性の配線と女性の配線を合わせ持つ脳は
全体の約48%でした
そして残りはそれに中間とかも合わさっている
脳が残りだったということです
つまりこの実験から分かるのは
男女とはさまざまな配線
つまり男性の配線と女性の配線が
混在しているのが普通であって
その中には女性によく見られる配線もあれば
男性によく見られる配線もあるし
男女双方に見られる配線もあるということですね
個人レベルの脳の理解
つまり男性の配線女性の配線なんか存在しなかったということです
もし存在するんであればそれがそろって存在するべきです
しかし存在しなかったということですね
さあ今3つの実験を見ていきましたが
この実験の一体何をやっていたのかと
言うとこれはいわゆる集団レベルの精査
集団レベルの違いに焦点を当てるだけでなく
個人レベルに視点を合わせてあげることで
脳内で精査が一貫して蓄積することで
男性の女性のほうが出来上がるというわけではないということを示した
ここがでかいんです
いわゆる男性の配線女性の配線みたいな
男性の特徴女性の特徴みたいなのが脳内には揃わないんです
男性の男性の特徴もあれば女性の特徴もある
女性の配線もあれば男性の配線も持っている
それを同時に同じ脳に合わせ持っているということ
とすればそもそも女性の配線男性の配線というのが
まず意味がわからなくなってきますし
そして女性の男性のっていうのもどうやって出来上がるのか
ましてや何を女性の男性のって言えばいいのかもわからなくなってくる
というところここにこの実験の意義があるということですね
さあさあさあということで
脳の男女の特徴
じゃあ男性の特徴とか女性の特徴っていうのが
まあ揃わないっていうことはなんとなくわかったと
ただ僕らが男性の女性のっていうふうに言われて
イメージするものって
前のとこで言ったマザーボードのような
何か根幹となるベースの男女脳みたいなもの
っていうのを想像するそれを生まれ持って持ってくる
そういうベースの男性の女性のっていうのが
あるんじゃないかっていうのを想像するのが
多分一般的なイメージだと思うんですけど
じゃあこのベースの脳っていうのは存在しないのかということですね
このベースの脳みたいなもの
ベース男女脳みたいなものが
言われ始めてくるもののそのゆえん
科学的根拠みたいなの発端って
こういうものなんです
子宮内でテストステロンの影響によって
女脳が男脳に切り替わる
そして各人は女脳もしくは男脳の
いずれかを所持して生まれてくると
こういう言説がいわゆる
ベースのある男女脳とかがあるみたいなものの
発端になっているものです
ということでこのテストステロンの影響によって
女性脳が男性脳に切り替わるみたいな説を検証していきたいと思います
まずこの説を分析すると
この説っていうのはいわゆるテストステロンの分泌量
これが多ければ脳は一貫して男性的になり
このテストステロンの分泌量が低ければ
一貫して女性的になるということを言っています
つまりテストステロンにどれだけ晒されるか
この程度の具合によって脳っていうのは
男性から女性のスペクトルのどこかに位置するっていう
こういうことを意味しています
要は数直線上で端が男子端が女子で
このどこかに位置するんだけど
これはテストステロンにどれだけ晒されるかということで
どこかに位置するようになるよということですね
しかし実は脳の特徴を決定付けるのって
テストステロンだけじゃないんです
例えばエストロゲンとか
そういう他のホルモンも影響を及ぼしているんですね
例えばですね
RATの実験で分かっていることでは
精巣ではなく卵巣が脳の特徴を決定に
影響を及ぼしているということがあります
精巣っていうのはテストステロンの由来です
卵巣はエストロゲンの由来ですね
テストステロンっていうのはいわゆる男性ホルモン
エストロゲンっていうのはいわゆる女性ホルモンと呼ばれるやつです
このRATの実験では卵巣によって
グリア細胞の数が減るっていうことが証明されたと
グリア細胞っていうのは前頭前腰の上層部にある脳領域のことなんですが
こんなものは覚えなくていいです
グリア細胞というものの数が卵巣によって決まるということ
これが発見されたということですね
具体的な実験方法の内容としては
メスのRATっていうのはオスよりグリア細胞の数が少ないんですね
じゃあ卵巣を除去したメスではどうなるかというと
これはオスと同等の同数のグリア細胞の数になるんです
そして通常のオスと
その精巣を除去したオスではグリア細胞の数に変化がないんです
つまり精巣は影響を及ぼしていない
影響を及ぼしているのは卵巣だということがわかった
つまり完全にテストステロン以外が
オスの特徴からメスの特徴を変化させているということ
わかるので
テストステロンが女の男脳に変えるみたいな説は
とは食い違ってしまうんですよね
このようにですね複数のホルモンとか
あとはストレス反応とかいう外病院とかも
そういろんな要因が脳の各領域に影響を及ぼしていきます
そしてそれらが男性的な特徴とか女性的な特徴を形作っていくので
単一の秩序の下に男性脳とか女性脳が存在する
それが出来上がるというわけではないということですね
というのが人間の実験
最後ラットを説明してしまいましたけど
人間の脳には男性の脳とか女性の脳とかっていうのは
存在するとかその存在が疑わしい状況で
実際はその男性的な特徴
つまり男性の特徴女性の特徴のパッチワークでできているといったほうが
実態を説明しているには近いかなということがわかったということですね
Tinderを通じての理解
さあ次回はこの続き
性別が分かっていればその人の脳がどういう特徴なのか
どういう構造になっているのかどういう機能を果たすのかが分かるのか
そして平均より個人差の方が大きいんじゃないか説について検証していきたいと思います
この話は次回まで続きます
そしてTinderの話は次回ですね
Tinderの話は次回です
ここまでついてきた皆さんなら
次回の言っていることがだいぶ分かってくるんじゃないかなと思います
というわけで今回はここら辺でおしまいですね
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
さあ脳とジェンダー変
今回のテーマはTinderでございます
はいTinderでございます
さあ今回はですねTinderをテーマにですね
男性の女性論について見ていきたいと思います
真面目ですよ至って真面目です
一つ断りを入れておくと至って真面目です
さあ本題に入っていきましょうか
Tinderやったことありますか皆さん私はないです
Tinderはいわゆるブラインドデートってやつですよね
を目的としてますよね
知らない人とデートするのが目的
あれは全く見ず知らずの人と接するっていうのが
そういう展開が必ず待っているおもちゃですね
基本的に分かっていることとしては
相手の性別ですよね
相手の性別ぐらいは多分分かっているはずです
でその性別しか分からないぐらいの人とデートをすると
それがブラインドデートいわばTinderですよね
じゃあそのTinderの際に相手の性別が分かっていたとしたら
その人の脳とか人格とか思考とか心のあり方
っていうのについて分かるだろうかというのが
今回考えたいこと
まずはですね脳が目の前に脳をポンと出されて
その脳を見て女性的な特徴とか
男性的な特徴が何なのかが分かっていれば
目の前に脳を一つ出されても
なんとなく女性の脳かなとか
なんとなく男性の脳かなっていうのの検討はつきます
それは男性に多い特徴とか女性に多い特徴っていうのが脳には存在するので
検討はつくんですが
その反対です
相手のその人の性別が分かっていたとして
その脳がどうなっているのか
中身どうなっているのかまで分かるか
これは男性か女性かを前提知識として与えられたとしても
その脳がどんな特徴を持つかは全く分からないんです
というのが今回のお話です
もし脳を正確に理解したいのならば
男性的な特徴とか女性的な特徴とか
男性の脳女性の脳っていう考え方よりかは
脳のモザイク構成っていう概念を使った方が
理解が早いその方が重要だということですね
その例として今回は脳の領域が3つしかない脳を例に参考に
じゃあなんでそのモザイク構成の方が重要なのか
そしてさらにはTinderの際に相手の性別が分かっていても
その人の脳がどうなっているのかが分からないのか
ということについて見ていきたいと思います
モザイク構造の重要性
脳の領域が3つしかない脳っていうのを例にして話していくんですが
これ本に載ってた例なんですけど
女性に多い特徴とか男性に多い特徴を
それぞれA、B、C、a、b、cとしてそのものを検討します
というふうに書いてあったんですが
ポッドキャストで伝えるにはあまりにも分かりづらいので
例えを変えますね
1日3食しか食わない人間を例にします
そしてその3食のうちどれを食べるのかっていうのを見ていく
例えばオートヤ、マック、サイゼリア、あやたか、コーラ、オランジーナ
この6つのやつしか食べれない
そしてそれを1日3食どこかに割り当てなければならない
という生活そういう鬼畜なわけわからない生活を送っている人間を例にします
そしてオートヤ、マック、サイゼリア
この外食に関してはこれを女性的とする
これは女性的な食事の仕方だとする
そして後者3つ
あやたか、コーラ、オランジーナ
この飲み物だけで済ましてしまうのをこれを男性的な特徴とします
仮にね仮です
そして例えばオートヤ、コーラ、オランジーナを
だから朝昼晩オートヤ、コーラ、オランジーナだけで過ごした人とか
あやたか、マック、サイゼリアみたいので過ごした人とかを例にして
このモザイク構造についての解説をしていきたいと思います
まず1人目ですね
この実験の被験者1人目、サザエさん
サザエさん
1日の食事こうでした
オートヤ、コーラ、サイゼリア
もう一度オートヤ、コーラ、サイゼリア
これはオートヤ、サイゼリアの外食チェーンが2つ
そしてコーラ飲み物が1つなので
女性的な特徴が2つ
男性的な特徴が1つという感じですね
そして被験者2人目、わかめちゃん
わかめちゃんの1日の食事はあやたか、マック、サイゼリアでした
あやたか、マック、サイゼリア
つまり女性的な特徴2つ、マック、サイゼリア
そして男性的な特徴1つ、あやたかでしたね
そして被験者3人目、ナミヘイさん
わかめちゃん、サザエさんのお父さんですね
ナミヘイさんの1日の食事はこうでした
あやたか、マック、オランジーナ
あやたか、マック、オランジーナでした
女性的な特徴、マックだけなので1つ
男性的な特徴、あやたか、オランジーナなので2つですね
とすると、まずサザエさんに関してはオートヤ、コーラ、サイゼリアだったので
これ女性的な特徴が多い脳とします
ちなみに言い忘れてましたけど
オートヤ、マックとかサイゼリアとかあやたか、コーラ、オランジーナっていうのは
脳の特徴、その3つしかない脳の領域は
これは朝昼晩のことだと思ってください
そしてそれが男性的なのか女性的なのか
これはオートヤを食うのかあやたかを食うのか
これで男性的な特徴、女性的な特徴っていう風に差別しています
言い忘れてました、ごめんなさい
という風に定義しています
なので1人目サザエさん、1日の食事がオートヤ、コーラ、サイゼリアでした
つまり脳の例に戻すと
女性的な特徴、男性的な特徴、女性的な特徴という脳を持っていた
これはオートヤ、コーラ、サイゼリアなので女性的な特徴が多いですよね
2人目ワカメちゃんに関しても
あやたか、マック、サイゼリアなので女性的な特徴が多いです
つまりサザエさんとワカメちゃん2つとも
女性的な特徴が多い脳ということが分かります
そして被験者3人目ナミヘイさんは
あやたか、マック、オランジーナでした
あやたか、マック、オランジーナ
なのでこれ男性的な特徴が多い脳だということです
ナミヘイさんは男性的な特徴が多い脳でした
が、しかしですね
ワカメちゃんとナミヘイさんの食事内容が似ているんです
ワカメちゃんはあやたか、マック、サイゼリア
ナミヘイさんはあやたか、マック、オランジーナです
似てますよね、ワカメちゃん、ナミヘイさんは
これはサザエさん、ワカメちゃんというのは
女性的な特徴が多いとして共通点はあるんですが
似ているとも言えるんですが
実体としては、ワカメちゃんは
同じ女性的なサザエさんよりも
男性的なナミヘイさんの方により近いわけです
つまり、このワカメちゃんの脳っていうのは
同じ女性的なサザエさんの脳よりかは
ナミヘイさんの脳に近い
脳のモザイク構造と性別
ナミヘイさんの脳に近いということです
これは今、脳の領域が3つしかないという脳を
例えにして使っていますが
脳のモザイクの種類っていうのは
現実ではこれよりはるかに激増するわけです
そのため、性別が分かっていたとしても
その人の脳のモザイクが予測できないばかりか
あなたと他の人の脳が似ているかを予測をしたくても
性別っていう情報は役に立たないわけです
つまり、例えばとある男の人がいたとして
その人の男友達、その人の女友達が1人ずついるとする
この3人を思い浮かべたとして
その子とその男友達より
その子と女友達の方が脳が似ているということがあり得るわけです
っていうのを今この例えで言ってみました
つまり、性別が分かっていたとしても
その脳がどうなっているかは全く分からないという話です
乱暴に言ってしまえば
生殖器の情報なんていうものは
その人の脳を知りたい
その人の脳を理解するときには
一切役に立たないということです
ここまで大変ふざけて喋ってきましたけど
実際の研究者がですね
著書とか論文とかで言っている文言を
そのまま話しますけど
これはモザイクロンの研究者が
言ったことそのままですね
その人が男性であるという知識は
その人の脳構造がどうなっているかについて
多くの情報を与えてくれません
セックスは脳構造の多様性な
強力な決定因子ではないのです
というふうに言っています
セックスというのは性別学的な性ですね
僕が今まで性別と言ってきたものと
ほぼ同義です
このセックスというのは
多様な脳の構造の強力な決定因子ではないんだと
それは今まで見てきたものから分かりますよね
前回で人間の脳に対して
脳の仮想性と環境要因
男性的な特徴、女性的な特徴が
合わせ持っている
そういう脳がほとんどの脳が
合わせ持っているというのを見てきました
つまり性別というもの
セックスというものは
その人の脳の決定をするための
因子の一つではあるんだけども
莫大な影響力を持っているかと言われたら
そうでもないよということが明らかになりました
今回この脳の特徴
モザイクロンの脳が3つ
領域が3つしかない脳を例えて言いましたが
実際その通りで
セックスというのは脳構造がどうなっているかの
重要なファクターではないということですね
さあここまで言ってきたことを整理していきましょうか
脳の実態を正確に理解したいのであれば
性別とかの情報を頼りにするよりかは
脳のモザイク構造という概念を使った方が
よっぽど早いということですね
ここで言いたかったことは何かというと
性差というのはあるにはあれど
それよりも個人差の方が大きいということです
性差を見出すことができれば
その性差から女性的な特徴とか男性的な特徴というような
傾向を作り出すことができます
しかしその傾向を作ったとしても
その性差というのはそもそもあくまで平均
男女のスコアの平均を取った値で
性差というふうに言っているので
その平均の差に過ぎないんですよね
個々人で比較すれば前も言ったように
多くは男性と女性で重なり合います
なので男性とか女性とかいう性別を頼りにしたとしても
それよりは個人差の方が大きいということですね
そして例えば目の前に人一人を持ってこられたとして
そしてその目の前の人が
どのカテゴリーに属するのかっていうのを
思い始めたとき考え始めたとき
それは何かの情報を整理できているようで
実は何の情報も整理できていないよということ
言ってる意味が伝わりますかね
いわゆるカテゴライズのジレンマみたいなことが起こっているんです
情報を整理するために
莫大な膨大なるような情報を整理するためには
カテゴライズというつまりカテゴリー分けが必要になってきます
そうすると情報を整理できるんです
分かりやすいように
そのためのカテゴリーなんですけど
とはいえ例えば目の前の人がどのカテゴリーに属するのか
今回だと女性なのか男性なのか
そういうどのカテゴリーに属するのかを
整理したとしても
その目の前の人一人がどんな人なのかを予測する
それを理解しようとすることに対しては
全くそのカテゴライズっていうのは
役に立たないということです
カテゴライズっていうのは
情報を整理するためのものであって
一個の情報がどこに当てはまるのかというのを考えて
その情報がどんな特質を持っているのかというものを
考えるものではないんです
これはカテゴライズのジレンマといったところですかね
まあそんなこんなで
いろいろふざけた例えも用いましたが
結論といたしましては
Tinderでマッチングアプリで
誰か知らない人とデートをするとしても
その人の性別はその人がどういう性格なのかを
理解するためには役に全く立たないということです
よきTinderライフを
じゃないじゃないじゃない
そういう性別はその人の脳がどういう風になっているのか
その人の脳のあり方については
何も情報を教えてくれないということでした
正確に脳を理解したいのであれば
モザイク構造という概念を使った方が
手っ取り早いよということでしたね
なぜならば精査というものは傾向を作るけども
そもそも精査というもの自体があくまで平均の差に過ぎない
そしてその精査は多くの男性と女性で
重なり合う重複するんです
そして目の前の人物一人を
どんな人なのかなって思うときに
その人がどのカテゴリーに属するのか
っていうのを判断しても意味がないということ
これは言い過ぎかもしれませんが
特にこの男性女性とかっていうカテゴリーに
分配しようとしても
この脳の構造は分からないということでしたね
ということで
今回これくらいですかね
次回のテーマ
次回は
次回からようやく脳にジェンダーはあるのか
という問いに入っていきたいと思います
ここまで全部聞いてくれた皆さんなら
もうある程度の知識がついているはずです
そしてここまで聞いてくれてありがとうございます
お疲れ様でした
これからようやく本題に入りたいと思います
皆さんここまで助走です
助走お疲れ様でした
これから1時間目となっております
これまではゼロ時間目ですね
1時間目となっておりますので
次回もお付き合いいただければと思います
次回はまず脳にジェンダーはあるのか
というのを考える上で
脳の精査っていうものが脳の特徴っていうものが
それが正徳的なものなのか
つまりそれが生まれつきなものなのか
というのを考えていきます
生まれで脳の特徴が決まるのか
それとも他の環境要因で脳の特徴っていうのが決まるのか
そこを見てもし環境要因で脳が変化するんだとすれば
もしかしたらジェンダーは脳を変化させるかもしれない
ここを明らかにすることで脳にジェンダーはあるのか
という問いにアプローチすることができます
次回はその話をしていきたいと思います
今回はこの辺ですね
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
今回は前回からの続きですけども
脳にジェンダーはあるのかという問いに
本格的に入っていくところですね
まず最初に見ていくのは
脳の特徴とか精査っていうものが
それが生まれつきのものなのか
生まれつき特徴を持って精査を持って
生まれてくるのが私たちの脳なのか
ここを見ていきたいと思います
まず最初に脳の精査はすべて正徳的だと思いますか
これは前々回か前々々回に
ラットの実験を説明しましたよね
ラットにストレスを与えたりすると
オスの特徴とメスの特徴が反転したりする
というところを説明しましたよね
あそこで行った時にすぐストレスを与えたり
そういう環境要因とかで脳が変化してしまう
という特徴を説明しました
というのを思い出せば
なんとなく答えがわかりそうですよね
脳の仮想性というものを見ていきたいと思います
脳の仮想性難しい言葉ですけど
簡単です
仮想性というのは変化する性質のことを
仮想性と言います
難しく言うと仮想性って物理用語で
変化する性質だと思ってください
脳というのは配線が固定された機械とは違って
極めて柔軟で
さらに私たちの一生を通じて変化するものなんです
そういう性質を持っているのが私たちの脳なんです
例えばロンドンのタクシー運転手の人を例にします
ロンドンのタクシー運転手
多分超忙しいでしょうけど
ロンドンのタクシー運転手の人は
会話という部分が脳の会話という部分が
めちゃめちゃ大きい
体積が普通の人に比べてすごく増大しているんですね
会話っていうのは
これ空間認識能力に欠かせない精神構造体のことなんですけど
ここの会話がめちゃめちゃでかいんです
つまりロンドンのタクシー運転手
毎日ロンドンの街を駆け巡る
街のスポットとか道をどんどん覚えていくにつれて
その空間能力を司る会話っていうのが
どんどんどんどん大きくなってきているわけです
つまりこれはその人の行動によって
脳が変化しているということです
それは何年もやってたら変化するんじゃないかと思われますけど
実は毎日15分だけの運動をさせるだけでも
脳って変化するんですよ
これ面白い実験があって
毎日15分ですね
手の親指とその他の決められた指をくっつけるような
依頼をとあるグループにですね
依頼したら
この動きをする時に活性化する
大脳皮質の部位が増大しました
大きくなったんです
つまり毎日15分変わった指の運動をするだけでも
脳っていうのは変化するんです
簡単に変化するんです
これが脳の過疎性ということ
脳の変化する性質のこと
度重なる経験や
新しい作業を学ぶことが
人の脳を改変させるということ
じゃあ女性である経験も
また脳を変えるのだろうか
こういうことが思い浮かんできますよね
つまり
ここで言いたいのは
脳っていうのの特徴っていうのが
一切正徳的でも何でもないということです
厳密には違うんですけど
脳の特質とか特徴っていうものは
もちろん生まれつきのものもあるんですけど
それは環境に左右される部分も
非常に大きいということです
とすればですね
例えば成人男性とか成人女性を比べて
ここに精差がありますよと
男性と女性では
ここの大きさが違いましたとか
薄さ厚さが違いましたとか
そういう実験データが出たとします
そしてそれに対して私たちは
男の人と女の人って脳が違うんだとか
メディアが男性の女性の異なる
みたいな記事を出したとします
だがちょっと待ってよと
仮想性っていうのがあるんだと脳には
脳はすぐ変化しちゃう
そうならば
成人の脳に現れる精差っていうものは
仮想性っていう性質が説明してくれるんじゃないか
って思いませんか
神経科学における男女差の理解
成人男性成人女性を対象とした実験が示した精差っていうのは
それが先天的なものなのか
環境的な影響を受けた結果のものなのか
ここは分からない部分になってくるんです
つまり私たちが科学のレポートとか
その実験科学の実験
特に神経科学とかの実験脳科学ですね
神経科学の実験の関するニュースを見たとして
こういうふうな男女差がありました
精差がありましたって書いてあったとして
私たちは普通に生物学的なことだから
それがあたかも生まれつきなもので
見えてしまうけれども
それは何かの環境要因もしくは
女性である経験とか男性である経験とか
男性であるが故にする行動
女性であるが故にする行動が
影響して変わってしまった脳の
その後の姿なのかもしれない
それを私たちは見ているのかもしれない
そしてその実験はその後の姿を
私たちに男女差として提示しているのかもしれない
とも考えることができるので
一概に科学が示す
特に神経科学が示す脳の精差って
絶対に正徳的なものかと言われたら
そうじゃないということです
つまりジェンダーの影響を受けている可能性があるということです
ジェンダーと筋肉量の関係
さあまずそのジェンダーの影響を受けるかどうかを検討していく前に
まずジェンダーについて整理していきたいと思います
ジェンダーという言葉の定義を知らない人は
ほぼいないと思います
だってさっきやったからさっきというか
いつかな
第何回目か2,3回目かどっかにやったはずです
ジェンダーっていうのは
社会的な性文化的な性という風に呼ばれたりします
ちなみにジェンダーっていう言葉は
いつから出てきた言葉なのかというと
もともとは社会的な性とか文化的な性を表す言葉ではなかったんですね
もともとは文法用語なんですよ
というか文法性というものを表す用語でした
日本語にはないんですけど
例えばドイツ語とかには名詞に性別があったりします
女性名詞男性名詞中性名詞っていう風に
名詞に性別があるんですよ
例えばドイツ語の図書館
ディ・ビブリオテイクって言いますけど
ディ・ビブリオテイク
この単語は女性名詞です
図書館というのは女性名詞
逆にドイツ語の犬は
ディ・ア・フント
これ犬って言うんですけど
このディ・ア・フントは男性名詞です
そして車
ドイツ語で言うと
ダス・アオトー
ダス・アオトーっていうのはこれ中性名詞です
このようにドイツ語とかの
いわゆるドイツ語ってゲルマン系の言語ですね
とかあとはロマンス系の言語
フランス語とか
フランス語とかにも
名詞に性別があったりするんですよね
フランス語には確か中性名詞はないですけど
女性名詞男性名詞はあります
こういう名詞の性別を表すのは
文法性という風に言って
文法上の性別のことを表す単語が
ジェンダーだったんです
この名詞のジェンダーは男性
この名詞のジェンダーは女性
だから例えば
ディ・ビブリオテイクのジェンダーは女性とかね
こういう風に使っていた言葉が
元々のジェンダーという言葉でした
そしてですね
ジェンダーはですね
それから転じて
男女にふさわしい特徴っていう風な
ものを示すようになっていきます
つまり男らしさ女らしさ
社会的文化的な性のことです
これを表すようになってきたんです
そして
現代ではそこから飛躍して
ジェンダーっていうのは
権力のアクセスのこととか
他者との関係とか
人生のね
諸側面に影響する
その社会体制とかも
表したりしますよね
まあどんどんどんどん
意味が膨らがってきている
ジェンダーですけど
まあここで使うジェンダーは
社会的文化的な性
とかって思ってもらって大丈夫です
では典型的なジェンダーを
いくつか紹介しておくと
例えば男性と関連付けられた特質とかは
強さとか
強固な意志
そして競争心とか
攻撃性とか
こういうのが男性と
結びつけられてますよね
逆に女性と結びつけられたのは
弱さ
優しさ
親切心
感受性
温かさ
共感
面倒見の良さとか
これはなんか女性と
結びつけられているわけです
でこういうのを
社会的文化的に作られた
ジェンダーという風に呼ぶわけです
さあジェンダーの意味を確認した上で
実はですね
筋肉量の男女差っていうのは
ジェンダーの影響を受けているかもしれない
という風に呼ばれています
実は競争をすること
競争に参加することで
テストステロンの分泌量が上昇するんです
このテストステロンっていうのは
いわゆる男性ホルモンと呼ばれるやつですけど
この血中濃度
これは競争とかの
いわゆる外的な要因によって
変化することが知られています
そして
競争っていうものは
男性には積極的な参加が望まれ
女性には不参加が期待される
そんな状況がありますよね
つまりここには
ジェンダーがありますよね
競争に関するジェンダーがあります
でこのジェンダーのゆえに
テストステロンの分泌量が
分かれてしまう
男性には積極的な競争に参加が望まれて
競争に参加して
結果テストステロンの分泌量が上がる
そして筋肉量が増えるとか
女性には不参加が望まれて
女性は競争に参加することができなくて
結果テストステロンの分泌量が下がり
筋肉量が落ちるとか
そういう状況があり得るんです
言語能力におけるジェンダーの影響
なぜなら競争することで
テストステロンの分泌量が上がるから
競争にはジェンダーが結び付いているから
ということですね
さあここからは
実際の男女差がよく見られるような
いろんな能力について
過去に行われた実験とか
最近の言説とかを紹介しながら
そこにジェンダーが絡まっているのか
それはジェンダーによって変化するものなのか
っていうのを見ていきたいと思います
まずは言語能力です
基本的には
女性の方が言語能力が高くて
男性の方が低くて
みたいなのが続説としてありますよね
これ実際に続説だけじゃなくて
科学界にもそういう主張って存在するんですよね
例えば
一昔前に流行った本がありましたよね
話を聞かない男 地図が読めない女
これだいぶ流行りましたよね
あれに書いてある内容はだいぶ嘘なんですけど
今からすれば
とんでもないデタラメがたくさん書いてある本なんですけど
ああいうのが流行ったりしてね
言語能力の差っていうのは
基本的に女性の方が高くて
そのゆえんは
一番有名な実験をこの後紹介するんですけど
簡単なやつで言うと
例えば1日に話す単語数語位数が違う
女性は1日2万語
男は1日7千語しか話さない
ほら言語能力違うでしょ
っていう風に言ったりする言説があるんですけど
これも思いっきりの嘘でございます
残念ながら嘘でございまして
基本的に1日に話す語位数とか単語数っていうのは
今でですね
基本的に変わらないという風に言われています
実際にはそんなことないわけです
とはいえですね
例えば
これはアメリカのSAT
共通テストみたいなやつですね
共通テストって言って通じないかもしれない
センター試験
センター試験ですね
アメリカのセンター試験で
女子の方が国語
だから向こうの英語の点数が高いとか
そういう結果が出てるらしいんですよね
でなんとなく
僕らの実感生きてて
なんかいろいろ聞くとか
実際に接して分かったりする
感覚としても
なんとなく
女性の方が男性よりは
言語能力高いんじゃないかなって思うのが
ありますよね
そういう機会がよくありますよね
じゃあここを
実際に言語能力が高いのかどうか
もしくはその
なんとなく高いと思ってしまうのはなぜなのか
そしてそこにはジェンダーが絡み合っているのか
っていうのをここから見ていきたいと思います
一番有名な実験があります
それは
シェイウィッツ夫妻のMRIの実験というものがあります
シェイウィッツ夫妻という人たちが
MRI
細かく言うとFMRIというものを用いて
様々な言語処理タスクを行わせて
精査を調べたという実験がありました
この実験によると
男の人の方が左半球が活性化して
女性は両半球が活性化したと
それで女性の言語能力の方がどうたらこうたら
みたいな言説が登場し始めて
これは当時メディアにも
大分大きな話題を呼んでいて
大分取り上げられていて
例えばニューヨークタイムズが当時出した
この記事
この実験についての記事
見出しはですね
研究者は語る
男性と女性とでは脳の使い方が異なる
っていう風にニューヨークタイムズの見出しで出たり
結構半球を呼んだそうで
逆にこれが一般の人にも結構知れ渡って
これを根拠に
未だに女性の方が言語能力高いっていう風に
思っている人が結構いるらしいですね
ちなみにこの研究はですね
その後追試が行われていて
実際に正しいのか
再現性がある実験だったのかということを
追試が行われていたんですが
その結論としては
言語能力に精差はないという結論が
追試で出ました
追試の方法としては
このような瀬立夫妻のような実験が
26個あってその26個を比較検討します
つまりこの26個の精差に関する分析を分析したんですね
メタ分析って言ったりしますけど
分析を分析する
でこの26個の研究をメタ分析して
調査した全ての研究を総括すると
目立った男女差はないということが分かったそうですね
現在分かっていることとしては
左右の脳を使った言語処理方法に
男女差というのはわずかしか認められていなくて
非常に特殊な作業を行った場合のみ
男女差が認められるということです
ちなみに左右の脳といったのは
この瀬立夫妻の実験が脳の使い方
左右の脳どっちを使うかとか
両方使うかで男女差が出ますよっていう風に言って
結果としてその結論として
女性の方が言語能力がっていう結論を出していたので
現在分かっていることとしては
左右の脳を使った言語処理っていうのは
男女差がほとんど認められないということです
この研究はニューヨークタイムズとかに注目を浴びたわけですけど
当時出たこの研究に対して
日本の神経学者の新井康政という人は
辞書の中ですねこう述べています
男女差がはっきりと認められたのは
3番目のテストであり
課題が黙読に近いテストなので
発語の活動と関係していると考えて良い
女性は右半球も使って喋っていると推測され
右半球の働きが
女性の言葉の流暢さに表れているのではないかと思われる
と述べており
研究の前提
これはあくまで推測であるよということを明示して
断言はしていないという状況なんですね
ただしですね
メディアは断言をしてしまったので
それが僕らに伝わってきているので
メディアと同じような受け取り方はしていないんですね
そもそもですけど研究っていうものは
発見された事実を公表することと
あとはそれに対する研究者自身の推測っていうのを提示する
この2つの側面があるんですよね研究っていうのは
言語学や歴史学とかの他の人文学の分野においても
研究者の推測っていうのが重宝されることはもちろんあります
例えばドイツ語とフランス語と英語の歴史的な連環の形とか
それこそさっきの文法性の話を
ドイツ語とフランス語と英語で確かめてみて
こういうことなんじゃないかな
昔はこういう風な形だったんじゃないかなという風に思いますみたいな
もう昔のことだから分からないけど
そういう推測は大事ですね
っていう側面も言語学にあるし歴史学においては
これは続説かもしれないけど
日本人イコールフェニキア人説とかね
あれも一種の推測ではあるんですよね
ほぼ違うかなみたいな
でも実際そうかもみたいなそんな感じ
もう歴史学の推測ではあるんですけど
こういう推測が研究というものにおいて大事なのは当たり前のことです
推測なしに研究っていうのはできません
ただしことジェンダー研究においては
この研究者の推測っていうのがあたかも
それが生物学的な事実のように扱われて
社会的差別の醸成や
もしくはその正当化に使われたり
利用されたりするということがあり
ここは他の学問の推測とは異なって
私たちが気をつけなければいけないところではあるんです
ここはジェンダー研究と他の学問で全く異なる場所です
実験の結果
というのが一番有名な実験
MRIを用いた実験ということでした
他にもいろいろな実験があります
ゲンゴヤのニューロンの数を調べてみました
という実験があります
これですね
ゲンゴヤの脳にあるゲンゴヤの
ニューロンの密度を調べてみたら
男性より女性の方が11%高かったそうです
密度が
しかしこの研究っていうのは
たった9つの脳しか検討していないんです
対象としていない実験で
これはこの研究を行った
研究者自身も強調している通り
確実性に欠けていて
今後追試が行われるべき
別の人が検討すべきところだと
いうふうに言っています
ちなみにこの実験に関しては
ニューロンの構造を研究する上では
死体から採取されたサンプルを用いる以外
方法がなくて
どうしてもこの3分の数が少なくなってしまう
というところがあったそうですね
あとは受状突起の長さが男女で違うから
言語能力が男女で異なるんだ
という実験もありました
受状突起っていうのは
ニューロンの微細な突起のことです
そして他のニューロンから
シナプスを受容する受容体の部分です
これが受状突起ですね
という部分になります
実験結果としては
言語やにおける女性の受状突起っていうのは
男性よりも長いんだということがわかった
つまり他のニューロンからのシナプスを
受容しやすいんだと
いうことが実験結果で明らかになりました
そしてこの実験ではですね
学歴と受状突起の長さにも相関がある
ということが証明されました
つまり大卒の受状突起は高卒よりも長く
高卒の受状突起は高校中退よりも長かったんです
だがしかし
この実験の被験者っていうのは
男性女性両方いましたけども
もしかしたらこの実験の被験者の女性たちは
男性よりも高学歴だっただけかもしれない
これがどうやら明示されていなかったようで
よくわからないとこなんですよね
女性だから受状突起が長い
だから言語能力が高いのか
もしくは学歴が高いから
受状突起が長くなったのか
ここはわからないという実験だったそうですね
さあここまで見てきた3つの実験は
全て成人女性成人男性を対象に行われた実験でした
成人女性や男性を比較した研究って
実は問題点が一つあるんです
それはこのような実験からは
男女差の原因が何なのかわからないということです
例えば女性は生まれつき言語へのニューロン密度が高い
だから男性よりもおしゃべり
もしくは女性は生まれてから死ぬまで
おしゃべりの経験量が豊富なので
ニューロンの密度が高くなるのかもしれない
この2つとも考えられるんですよ
なぜなら成人だから
もうある程度の経験人生経験を積んでいるから
そこで何かの環境要因を受けて脳が変化して
その結果それが精査として現れているのかもしれないということ
つまり言語へのニューロンの密度が高かったとて
その原因が何なのかがわからないということですね
例えば爪にマニキュアを塗ったり子育てをしたり
スーパーで買い物したりする
そういう経験がニューロンの密度を高くしているのかもしれない
そしてそれはニューロンの密度が高いのは
言語能力とは無関係なのかもしれない
とか女性の言語へのニューロン密度が高いことと
俗に言う言語能力が高いこと
発話流暢性とか読解力とか作文力のことですね
その言語能力が高いのは偶然の一致で
原因は全く別のものなのかもしれない
ということが考えられるわけですね
つまり科学的手法によって示された精査というのは
必ずしも正徳的な精査を意味するというわけではないということです
なぜなら成人を見てもそれまで生きてきた経験の中で
何かの環境要因によって脳が変化している
それこそ爪にマニキュアを塗るとか
スーパーで買い物をするとかいう経験によって
ニューロンの密度が高くなる
それは女性に多い
マニキュアを塗るのが女性に多い
女性の方が言語能力が高い
そこがなぜかニューロンの密度という
中解人で結びついてしまっているのかもしれない
というわけですね
だから成人を研究しても拉致が開かないんですよ
原因が何なのか分からないその精査
ここで確かな真実を得るために見るべきは
子どもの研究です
ということで次回は
子どもに対する脳の精査研究
そしてその言語需要
言語能力に関する子どもに対する実験を
見ていきたいと思います
こうして言語能力というのが
正徳的なものなのかどうなのかというのを
明らかにしていきたいと思います
そしてさらに次回はその後
子どもに対する研究
いわゆる言語能力が女性の方が高いと言われるのと
同じような感じで
空間能力は男性の方が高いよね
空間把握能力とか空間認知能力と言われるやつ
は男性の方が高いよねと言われる
あの能力その空間能力についても
正徳的なものなのか
その精査も正徳的なのかというところを
見ていきたいと思います
ということで今回はこの辺ですね
次回の配信を楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
脳とジェンダー編前回からの続きでございます
前回はそもそも脳にジェンダーはあるのかという問いに
ちょうど入ってきたところでしたね
その前段階として男性の女性脳は存在するのかということを
まず先に片付けました
男性の女性脳に関しては復習として
もう一回説明すると
男性の女性脳っていう
単一の秩序のもとで成り立つ
この1から0みたいな数直線みたいなスペクトルみたいなもので
表される男性の女性脳の指標っていうのがまず存在しない
つまり単一の秩序のもとに男性の女性脳が成り立つ
そんなシステムはそんなきれいにはできていないということでした
そして私たちの脳っていうのは
男性的な特徴と女性的な特徴の両方を合わせ持つ
パッチワーク状態モザイク状態が普通のことなんだと
だから男性も女性的な特徴を持っているし
女性にも男性的な特徴があると
となると何を男性脳と呼んで
何を女性脳と呼べばいいのかがわからなくなってくる
という話でしたね
そしてその上で前回は脳にジェンダーがあるのかという問いに
まず脳っていうものが私たちの行動とか
身の回りの環境で簡単に変わってしまうということを説明しました
そしてちょうど前回が言語能力
いわゆる女性の方が言語能力が高いよねみたいな感じで使われる
あの言語能力が実際に女性の方が高いのか
もし高いのだとすれば
または私たちが高いように思えてしまうのは
なぜなんだろうかという疑問が浮かんできた
なのでそれを検証してみようというのが前回でした
そして前回の最後に成人を対象にする研究実験では
たとえ精査が見つかったとしても
それが正徳的な精査なのか
もともと持ってる生まれつきの精査なのか
それとも何かの環境要因とか行動とかストレスとか
そういう複合的な要因で変化してしまった後のものなのか
つまり好転的な精査なのかというのがどっちか分からない
だから成人研究を見ても拉致が明かないよねというのがあった
そして今回はこの拉致が明かない成人研究に対する
一つの攻略法として子どもに対する脳の精査研究を見ていく
というのが今回ですね
じゃあ早速本題に入りますけど
これはまず言語能力の実験ですけど
子どもに対する脳の言語能力の精査の実験って
実は過去に何度も行われていて
結構比較的数は多いんですよね
この言語授業に関わる能力を見るので脳の言語への部分を見ていきます
言語への部分っていうのは大抵は左脳の側頭平面という場所らしいです
ここの大きさを見ていく
大体いろんな研究も新生児から思春期の子どもぐらいまでを対象にして
いろいろ実験が行われています
ただですねこういう過去に行われた実験を見ても
今行われた実験を総括してみても
子どもの言語処理に明確な精査があると証明できたものは
一つもない現状
というのも確かに精査を示した研究たち実験たちっていうのは存在するんですが
その研究たちが互いに矛盾し合っているということですね
例えば新生児の男子女子の言語処理を比較した
数少ない研究同士が矛盾し合ったりしているんです
互いに相反するような結論を導いてしまっていたりするわけです
こういう研究が過去に行われていて
逆にこういう研究しか見るものがないので
正直言語処理子どもの言語処理に精査があるって
はっきりと言えるかと言われたら言えないのが現状ですね
ですが別の方向から子どもの言語能力言語処理に
なぜ男女差が出ているのかっていうのを説明する
面白い研究が一つあります
これはなぜ子どもの言語能力が高くなるのか
その高くなる原因は何なのかと調べたものです
この研究によると子どもの言語能力
これは子どもに限らないことかもしれませんが
年齢や成熟度子どもの年齢や成熟度よりも
言語経験の量に言語能力っていうのは左右される
つまり年齢とか成熟度とかは後にして
言語経験の量どれだけ言葉を使ったか
その経験の量が子どもの作能の言葉の扱い方
ここを成長させていく決定させていくんだっていうことが
明らかになったそうですね
だからこれは子どもの年齢がどうたらこうたらとか
子どもの性別がどうたらこうたらとか
その成熟度どれだけ年齢がいってるかとか
そういうのには関係ないと
言語経験と男女差の研究
ただ言葉の経験
言葉を使った経験量が影響しているんだと
いうふうに結論を導いた
そんな研究がありました
また別の研究ではですね
親とか周りの大人っていうのは
男の子に対してよりも
女の子に対してより積極的に話しかける傾向がある
という結果を発表した論文もあったんですね
なので大人が女の子により多く話しかけるんです
となると女の子の方が言語の経験量
言葉を使った経験量が豊富になる
すると女の子が男の子よりかは
言語能力が高い状態になる
というふうな推測もできるということですね
またさらにはですね
子ども同士のしゃべる量
これに男女差があるんじゃないかというふうに
導いたものもありました
実はですね
女の子同士っていうのは
男の子同士よりも互いによくしゃべるらしいんですよね
なので例えば
双子とか友達同士とか
それが女の子同士なのか男の子同士なのかで
しゃべる量が変わってくるんだと
しゃべる量が変わってくると
言語経験量が変わってくるんです
となるとそれだけ双子が育つ
言語家が育っていく
その育ち方の程度に差が出てくるよと
いうふうな推測ができるということですね
とはいえ
そういった環境的な要因
誰としゃべるか
どれだけ言葉を使うのか
ということが
言語能力に影響するとして
じゃあ言語能力はどれだけ遺伝するのか
つまり生徒的な要因
これ遺伝
どれだけ遺伝するのか
っていうのを調べた研究もあります
どれだけの確率で遺伝して
どれだけの確率で環境的な要因が影響してくるのか
これを調べたものがあります
これはですね
行動遺伝学という学問の実験方法を用いたそうですね
行動遺伝学について
簡単に説明しておくと
お互いの遺伝関係が明らかな人々を対象にして
読解力みたいなとある行動形質がどの程度同じか
または相関関係があるのか
っていうのを測定するんだそうです
これの行動遺伝学の実験方法を用いた研究によると
子どもの発話流暢性
いわゆる言語能力の一つです
発話流暢性は
40%遺伝で決まり
そして60%は環境が大きな影響力を持っているそうです
さらにはですね
これの研究この40%や60%っていうのは
発話流暢性のみを対象にして
研究した実験したものなんですが
この後ですね
同じような研究
この研究を踏襲した大規模な実験が行われて
子どもの言葉の知識
言語の記憶
発話の明瞭性
っていうのも
およそ同じ程度の確率で遺伝して
同じ程度の割合で環境が影響してくる
というふうなことが分かりました
だから40%は遺伝で
残り60%が環境要因によって
言語能力っていうのが
育っていくんだということでした
ちなみにこれはあくまで遺伝の話なので
性別によってどうたらこうたらみたいなことは
40%60%の数字とは関係しません
つまり性別が男だろうが
女だろうが
つまりオスの人間が生まれてようが
メスの人間が生まれてようが
40%の割合で遺伝する
そして残り60%環境要因ということは
変わりはないということです
ちなみに性別による言葉の言語能力の遺伝が
どうだったかというと
確か1%ぐらいにしか
性別は影響していないというふうに
遺伝と環境要因の影響
書いてありましたね
レディオキッチ
ではその60%が環境によって決まるということで
環境のレベルを示す指標にですね
社会的社会経済的地位という
指標があります
これはいわゆる親が大卒で
専門職に就いているとかだったら
社会経済的地位は高まる
大きい数字で表して
逆に親が大卒じゃないとか
高卒とか中卒とか高校中大とか
専門職に就いているわけでもないとなったら
この社会経済的地位は低い
この低いと高い
このスコアたちで環境のレベルを示していきます
さっき言ったように大卒で専門職親が
ってなったらその環境のレベルは高いということ
そして親が専門職じゃなくて
高校中大でみたいな風になったら
環境のレベルが低いということで表していく
こういう社会経済的地位っていうものを用いた
子どもの言語能力を調べる実験では
この社会経済的地位が高い家庭
つまり裕福な家庭ということです
この裕福な家庭の子どもは
話しかけられる回数が多い
逆に貧しい家庭の子どもは
そのような言語経験量に乏しいか分かってそうですね
つまりこの社会経済的地位のようないわゆる環境
子どもを取り巻く環境っていうのは
その子の言語能力に大きな影響をもたらすんだそうです
つまり裕福な家庭に生まれれば何回も話しかけられる
それは貧しい家の子に比べて何回も話しかけられるから
言葉を使う経験が豊富になる
その結果さっき言ったように
そういう言語経験量は
子どもの言語能力を発達させていく
育てていくという風になっていると
さっきも言ったようにここまでまとめると
言語能力に対する性別の影響量っていうのは
ほんと微々たるもので
むしろそれよりも環境の影響量が
圧倒的に大きいんだということですね
ちなみに言語能力に関して
従来の定説について
少しだけ触れておきたいと思います
言語能力がなぜ男女で違うのか
男子女子で違うのかっていうのは
少し前ではホルモンの影響
ホルモンというのは性ホルモン
いわゆるテストステロンとか
ああいうやつですね
このホルモンが影響して
言語能力に男女差ができているんじゃないか
っていうのが
一昔前の定説だったそうですね
テストステロンとかそういうものって
確かに子どもに影響することはあります
そしてそれが性差を生み出すことはあります
例えば男の子が荒っぽい遊びに
関心を持つようになるのは
これテストステロンが急凍するから
っていうことはちゃんと分かっていることですね
これは分かっていることなんですが
対してこれが同じように
テストステロンなどの性ホルモンが
子どもの言葉の使い方
その上手さに影響しているという説が
昔ありました
今でもありますけど
いわゆるホルモン影響せず
なんて言われるやつですね
ただしかしですね
このホルモンが影響するというのは
別に間違っている話ではなく
確かにホルモンは影響するんです
ホルモンは私たちの言語能力に
確かに影響をもたらすんですが
影響をもたらす時期が
実はすごく短いんです
というのも
生まれてすぐの段階の言語能力
っていうのは
これホルモンに左右されます
それはテストステロンの分泌の量
テストステロンをどれだけ浴びたかによって
生まれてすぐの段階の言語能力には
差が出てきます
しかし生まれてすぐを過ぎ去った後
小学校ぐらい入学した時では
もはやその幼児期の言語能力とかは
関係なくて
つまりそのホルモンの影響とかは
ほとんど関係なくて
小学校ぐらい以降は
言語経験量に左右される
というのが分かっています
つまり確かにホルモン
性ホルモンテストステロンとかは
私たちの言語能力に影響はする
にはするんですが
それにホルモンにも
賞味期限があるということですね
私たちは生まれてすぐの段階の言語能力には
ホルモンが影響する
それ以外はホルモンはほとんど影響しない
むしろ言語経験量が
言語能力の程度を左右するということですね
であとテストステロンだけでなく
女性ホルモンも影響するんじゃないかと
いう説もありました
女性ホルモンここではエストロゲンですね
月経周期におけるエストロゲンのレベルの
肯定によって言語能力とか
あとは認知能力に
変化が生じるんじゃないかという説が
これは1990年頃に浮上しました
この説は現在では
信憑性を核として
あまり信頼されていない説なんですけど
この説がなぜ出てきたのかというと
エストロゲンというもののレベルの高さによって
認知機能に差が出てくるっていうのは確かなんです
しかしこれは人間ではない
RATのみにおいて認知能力に差が出てくるんです
この説の大元はですね
RATに対する実験で
エストロゲンをたくさん浴びたRATっていうのは
認知機能が高まった
つまりエストロゲンは
RATの認知機能を助ける働きがあった
ということが実験で確かめられたんですが
これは人に対する臨床実験では
逆に認知機能を低下させる可能性があるとして
RATの実験と人の実験では
結果が異なったという風な実験だったんですね
これ前いつだったかな
RATと人では実験結果が異なるというところで
紹介した説がこの説ですね
月経周期におけるエストロゲンのレベルの高さによって
言語能力や認知能力に変化が生じる説
しかしこれはRATの実験のみ
で変化が生じるだけであって
人間ではそんなことはないよということでした
っていうのが言語能力についてですね
前回から引き続き今回まで
言語能力について見てみましたが
そうじて言語能力っていうのは
確かに精査を示した研究があるんだけども
その精査っていうのがやっぱり追試を行うと
精査ないんじゃないか説みたいなのが浮上したり
あとは言語へのニューロンの密度とか
受上突起とか
こういういわゆる成人女性成人男性を対象にして
比較して精査を導き出した実験
これはこの精査が何の原因なのかわからないということでしたね
例えば女性であるからゆえにする経験
マニキュアを塗る子育てをする
スーパーで買い物をするっていう経験が
言語へのニューロン密度を高めてしまうだけ
それと女性の言語能力が高いことは
全くの無関係で
たまたま因果関係を無理やり作ってしまった
そういった説なのかもしれないと
そしてじゃあ子どもの経験
子どもの対する実験を見てみなければならないとして
子どもの実験を見たとしても
正直現在の段階では
子どもの言語処理とか子どもの言語能力に精査があるような
その証明をできたようなものは一つもなかったということでしたね
さらに言うと別の角度からは
子どもの年齢とか性別とか成熟度とかいうのよりかも
言語経験の量が子どもの言語への発達
差能の言葉の使い方に影響を及ぼしているということが分かっていると
そして遺伝というのは40%で遺伝して
残りの60%は環境的な要因が持っている
さらにその環境的な要因には言語経験量とか
あとは家が裕福だからたくさん言語経験を積んで
その結果その言語経験量によって言語能力が発達する
みたいなことが実態なんじゃないかというふうに
最近言われ始めているということでしたね
というのが言語能力の精査についてでしたね
次回は空間能力の精査について見ていきたいと思います
同じように空間能力も
生徒的な要因が何かあってそれが影響しているのか
言語能力と性別の関係
もしくは身の回りの環境的な要因が
いろんな環境的な複合要因で言語能力と同じように
空間能力も影響されてしまっているのか
というのを考えていきたいと思います
そしてそこにジェンダーは絡んでいるのかというところまで
見ていきたいと思います
今回はこれで以上ですかね
では次回の配信をお楽しみに
おはようございますスタジオキッチの水木裕蘭です
さあ前回からの続きでございます
前回はですね
脳にジェンダーはあるのかという問いについて
そして言語能力
言語能力の精査っていうのは生徒的なものなのか
そして子どもに対する実験を見て
この言語能力の精査を見ていくということをやっていきました
で今回はですねその言語能力に引き続き
その類の能力よく引き合いに出される空間能力というもの
この空間能力に見られる精査
それは生徒的なものなのかまた言語能力と同じように
環境的な要因が絡んでいるのか
ここを検証して見ていきたいと思います
ではまず空間能力に精査があるのかどうなのかというところから
空間能力に精査はあると思いますか皆さん
空間能力空間把握能力とか空間認知能力っていう風に
言われたりするやつですね
でなんだろう
空間能力に関するジェンダーバイアスみたいなところでいくと
あれですかね
車の運転下手上手いのどっちなのか論争みたいな
父親の運転上手いけど母親の運転は下手だみたいなやつ
ああいうやつあれは空間能力の精査ですよね
であとこれは僕が興味関心のある範囲の話なんですけど
ゲーム
最近じゃあeスポーツっていう風に言われる
eスポーツの大会などで
eスポーツの大会ってほとんどの人が男の人なんですよね選手が
で別に男性とか女性っていう風に男性だけの部門女性だけの部門っていう風に
他のスポーツみたいに従来のスポーツみたいに分かれているわけではなくて
基本的に男女どっちも参加できるようになっていて
実際に男女混合のチームが出動したりする大会もあります
けれども基本的には男性の方が多いんですよね
それを是正するために女性しか出れない大会
ゲームの大会みたいなのが開かれたりするんですけど
そういう大会に対して
ゲームの大会なのでコンピューターゲームの大会なので
女は空間能力が男よりどうたらこうたらだから弱いみたいなね
そういう意見も出てきたりするんですねチラホラ
っていうところに僕は空間能力の精査に関するジェンダーバイアスとかをよく見たりするんですけど
じゃあこの空間能力に関する精査があるのかどうなのかというところ
これは
まあ厳密に言うとあるっちゃある
どっちかというと男性が得意にする空間能力と
女性が得意にする空間能力っていうのがそれぞれあるという形ですね
で基本的に心的回転と呼ばれるテストで
測ることができる空間能力に関しては男性の方がスコアが高いという風になっています
心的回転っていうのは頭の中で脳内3Dで図形を動かせるかみたいなテストらしいですね
例えばよくわかんない形の図形展開図がよくわかんない多角形図形みたいなものの展開図みたいなのが測されて
それを脳内で組み立ててどういう図形になりますかみたいなのをテストさせられるんですね
でこれをいわゆる心的回転通称脳内3Dみたいなねいう風なやつ
この脳内3Dの精度これはテストの結果によれば男性の方が高いと
そういう点で男性の方が空間能力が得意なんじゃないかという風に言われている
対してじゃあ女性の空間能力女性が得意にする空間能力は何なのかというと目印把握というやつですね
例えばある一つの写真が見せられますその写真の中にはいろんなイラストが点々としています
ちっちゃいイラストがコーヒーのイラストカフェのイラスト家のイラスト動物のイラスト靴のイラストみたいなのが各所に散りばめられている
そんな写真が見せられますとでその後その写真が一旦隠されます
そしてその後にこのものはどこにありましたかみたいな物の場所を記憶する質問がその記憶を図る質問がされます
そしてどれだけ物の場所が記憶できているのかっていうのを図られるテストがあるんですけど
この物の場所を記憶するテストに関しては女性の方がテストスコア高かったです
なのでこういうタイプの空間認識能力空間把握能力っていうのは女性の方が高いという風に言われます
ただなぜかは知りませんが空間把握能力と言われると前者の心的回転のテストを空間把握能力空間能力のある種絶対的なバロメーターとして扱われることが多いので
くしくもですよ今回は一旦仮に空間能力を心的回転の精査によるもの心的回転のスコアで測れるものだとして
それ故空間把握能力は男性の方が高いという風に仮に定義した上で
じゃあなぜその男性の方が高いのかというのを見ていきたいと思います
さあではなぜ男性の方が空間把握能力が高いのか
これは先に断言しておきますが
例によってですね言語能力のようなみたいに性ホルモンいわゆるテストステロンエストロゲンみたいな性ホルモンはまず関係ないです
先に断言しておきます
もはやもう過去の研究とか紹介するまでもなく関係ないです性ホルモンは
影響がある場合もあるんですが
その影響ってすごく弱いものなので今回は関係ないという風に断言します
ということでじゃあなぜホルモンが影響するんじゃなかったら
なぜ空間能力に精査が出てしまうのか
主に2つ要因がある考えられる要因があるという風になっています
一つはですねこれは学術雑誌ネイチャーに掲載された論文によるんですけど
テレビゲームで遊ぶと空間認知能力が高まるという結果が発表されています
ネイチャー社はですねテレビゲームで遊んだことのある人の方が
遊んだことのない人より空間能力に優れているということを発表しました
つまり最初に言ったようなeスポーツみたいなコンピューターゲーム
テレビゲームで遊ぶと空間認知能力が高まるそうですね
とはいえですよとはいえじゃあねとはいえ
テレビゲームで遊んだことのある人に男の人が多いだけなんじゃないか
テレビゲームと空間能力
鋭いその可能性も考えられます
確かにそうですよねテレビゲームで遊んだことのある人の方が
男性の方が多いかなその人の方が空間把握能力が高いと言われれば
まあ確かに一概にテレビゲームで遊べば空間把握能力が高まるという風に
結論を導き出すのは少し安直な気もする
ということでこのネイチャーの実験をちょっと詳しく見ていきたいと思います
まず実験内容としてはですね
テレビゲームで遊んだ経験が全くない男女に実験に参加してもらいます
そしてぴったり10時間その被験者男女にぴったり10時間シューティングゲームを遊んでもらいます
そして四角空間に対する注意力を図るテストを行わせます
とするとですね男女ともにこの四角空間に対する注意力向上しました
つまりはですよこれ被験者はゲーム経験が全くない男女です
だから男の人の方がそもそもゲーム経験が多いとかそういうのは一切関係しないように設定されています
その上で10時間シューティングゲームを遊んでもらい
結果としたら男女ともに四角空間に対する注意力は上がっています
つまり元々男だからとか女だからとか生き物として人間のメスだからオスだからというのは関係なくシューティングゲームで遊べば空間認知能力は高まるんです
面白いですよね
この類の研究ってたくさん行われていまして似たような方法の研究でいろんな研究があるんですが
どの年齢でもですね年齢関わらずどの性別でも男女関わらず同じ結果が出ます
同じ結果というのはゲームで遊べば空間能力が高まるんです
実際に行われたテレビゲームはテトリスとかザクソンなどの空間認知能力が必要なゲームで遊ばせる
その結果テストの成績が上がるということですね
テトリスとザクソンです
他にもいろいろあったんですけど
テトリスはまだわかるけど僕ザクソンがわからない
ザクソンって何誰か教えてって読んでてなりました
最近のゲームしかわからないので
もっとわかりやすいものを用意してくれればいいのになと思いつつ
ストリートファイターはいらないか空間能力
エーペックスとかバロラントとか言ってくれたらもっとわかりやすかったのになと思いつつ
ザクソン調べてみたらどうやらあの
なんだっけ
もっと昔のゲームだったんだっけな
ザクソン
セガが開発したシューティングゲーム
日本では1982年1月よりアーケードゲームとして稼働した
1982年
だいたい私が生まれる20年前ですね
それはわからないか
まあまあまあまあまあテトリスとかこういうザクソンっていうゲームを使って
空間認知能力が高まることが証明されたということですね
で冒頭言ったように
空間認知能力が高まる要因はテレビゲームだけじゃありません
実はブロックのおもちゃで遊ぶことも空間認知能力を高めます
ブロックのおもちゃ子供用のおもちゃです
本当にあの未就学児ぐらいかな用のおもちゃ
だから例えば極端な例をすると
たまたま人形じゃなくてブロックのおもちゃをもらった
その結果空間認知能力が高まる人間に育ってしまう
こういうことがあり得るわけですね
まあでも待てよと
男の子ってさそもそもアクションゲームやブロックのおもちゃを好む生き物でしょ
そんな社会が子供を歪めたみたいな言い方をするなよと
本当に申し訳ない
確かにそのことも考えれます
ということでBBCの面白い興味深い実験を一つ紹介したいと思います
BBCイギリスの放送局ですね
BBCが行った実験ですね
子供二人とベビーシッターを数人用意します
そして被験者はベビーシッターたちです
このベビーシッターたちを対象に実験を行います
実験内容としてはまず子供を二人用意すると言いました
この二人はオスメス両方です
オスメス両方の子供を一人ずつ用意して
オスの子供に女の子の服を着させます
そしてメスの子供に男の子の服を着させます
つまり男の子に見えるメスと女の子に見えるオスを用意します
この二人の子供はまだ未就学児で小さい段階なので
服を交換してしまえばほとんどその性別に見えます
本当はメスなんだけど男の子の服を着ているので本当に男の子に見える
そんな子とその逆の子反対の子とこの二人を用意します
そして一つの部屋を用意します
その部屋に男の子に見えるメスを一匹用意します
その子を遊ばせる部屋としてこの部屋を定義します
なのでその部屋にはいろんなおもちゃが置いてあります
さっき言ったブロックのおもちゃとか車のおもちゃトラックのおもちゃ
他には人形のおもちゃとかいわゆる女の子用のおもちゃ男の子用のおもちゃ
両方を用意します
それが散りばめられている部屋でその部屋にベビーシッターを一人呼んできます
そしてこの子の子供の相手をお願いしますというふうに依頼します
そしてベビーシッターは子供と遊び始めます
この子供は男の子に見えるけどメスなんです本体は
けれどもベビーシッターっていうのはその子供と遊ぶときに男の子用のおもちゃを使います
だからブロックとかそれこそトラックのおもちゃとかを使います
で子供をあやします
そして数十分時間が経過します
そしたらありがとうございましたと言ってベビーシッターはその部屋から出ます
そしてベビーシッターにこの子のあやしてみての感想どうでしたかっていう風に言って
とても楽しそうに遊んでいました
おもちゃが気に入っていましたかというふうに質問すると
とても楽しそうに気に入っていましたというふうに述べてます
おかしいですよね
で同じように他のベビーシッターにも入ってもらって子供の世話をしてもらう
でその子供は
性別とおもちゃの選択
オスに見えるんだけど本当はメスの子供とか
もう一人の女の子に見えるんだけど本当はオスの子供とか
とかを用意していろんなベビーシッターにやってもらうんですけど
毎回感想を聞いておもちゃ気に入ってましたかって言って
はい気に入ってましたとほぼ全員のベビーシッターが答えたんですね
なのでいいですか
子供がメスだろうがオスだろうが
ベビーシッターたちは自分が与えたおもちゃが子供が喜んでいた
気に入ってくれていたという風に思い込んでいるんです
つまりですよ
私たちが思うそのさっき最初に言った質問
そもそも男の子ってアクションゲームやブロックのおもちゃを好む生き物でしょう
これは確かに小学校とか中学校とかの子供に対しては
なんだこのおもちゃ女の子っぽくて嫌だとか
なんか男の子みたいなおもちゃで私は好きじゃない
確かにそういう子はある程度成長した子供には見られる
そういう子もいるけれども未就学児レベルの
もう見た目だけでは女の子か男の子か分からない
そのぐらいの年の子供に対しては
どのおもちゃが気に入っているかなんて私たち大人側は分からないんです
少なくともベビーシッターたちは分かっていませんでした
だって女の子に男の子用のおもちゃを与えて
楽しがっていましたというふうに平気で感想を述べているんです
私たちには分からないということなんです
つまりはこのちっちゃい頃からブロックを与えるとか
ちっちゃい頃から人形を与える
この区別人形を与えられるかはたまたブロックを与えられるか
この違いによって空間能力が高まる子供と
空間能力が別に高まるわけでもない子供が生まれてしまう
この2種類が生まれてしまうということですね
つまり社会が性別学的な差異を作り出してしまっている
そんな状況があるんです
ということでゲームで遊ぶ時間とかブロックで遊ぶ時間が
男の子と女の子で桁違いな差がある限り
少なくともその遊ぶ時間
ゲームで遊ばせたりブロックで遊ばせたりするのを
大人がある程度最初の導火線に火をつけるぐらいは大人がやっているので
そのことで空間能力の精査というのは残り続けていく
むしろその精査が広がっていくかもしれない
そんな状況が私たちの目の前にはある
この社会にはあるんだということですね
環境と脳の発達
まとめに入りましょう
前回前々回を通して
まず最初に脳の仮想性の話から入って
そしてジェンダーの影響を受けているんだということ
そして実際の私たちに精査があると言われている言語能力や空間能力っていうのは
確かに生徒的な要因もあるかもしれないが
それよりかは環境が影響を及ぼしているんだということでした
そして男性と女性とに対する社会からの期待や
圧力やはたまた複合的な影響に男女差があるということは
空間能力や言語能力に男女差があるということを
平気で説明してしまう
簡単に説明できてしまうということですね
脳の形態というのは極めて変化しやすいという性質を持っています
仮想性といってですね
なので私たちの脳を決定するのに
セックスが全てではないんです
性別が全てではないということです
生殖器の形態を決定するのに
支配的な役割を果たすのはセックスかもしれないけど
脳の場合はさまざまな要因のうちの一つに過ぎないということですね
いろいろ申し上げたように生活環境とか
幼少期の生育条件とか
その人の行動とか
あとはこれ紹介しませんでしたが
医薬品とかストレスとか
その他諸々の影響を受けて私たちの脳はできあがっているんです
今現在の脳はできあがっているんです
ジェンダーの影響と脳の構造
なのでセックスっていうのが
私たちの脳を決定する強力なファクターではないということですね
そしてテストステロンみたいなホルモン
これも強力な決定因子ではないということ
テストステロンみたいな性ホルモン
性ホルモンという一つのバロメーターで脳の性別は
決定されるというわけではないんですね
当たり前ですが脳は
多様な脳細胞と多様な脳領域と
多様な神経伝達物質と
多数の需要帯の組み合わせで成り立っているんです
つまりはこれは男女の男性の女性の時の回でも言いましたが
一貫して男脳とか女脳っていうのが存在するという
それができあがると考えるのは
少し難しいということですね
そしてとある研究者
日本の研究者の論文の中に書いてあった
面白い文章があった
興味深い文章があったので
一つ紹介しておきたいと思います
前提として女性であるという経験
男性であるという経験
これは容易に脳を変化させます
そしてですね
この日本の研究者の論文で紹介されていたのは
そのまま読み上げますと
思春期の頃から男性や女性に特有とされる行動や態度を取ることが
周囲から影響されるようになり
また青年たち自身も
そのような行動特性を時には積極的に
時には消極的に需要するようになっていく
そのようにして獲得された性別タイプ化された人格特性が
時にはある能力を獲得することを促し
時には妨げるという機能を果たしている
これは海外の研究者の意見を
この日本の研究者が論文で
日本語訳して説明してくれていたんですけど
この言ってることを解説すると
子どもたち青年たちっていうのは
男女と青年たちっていうのは
小さい頃から成長期ぐらいに至るまでましては
大人の時であったとしても
男の子ならば男性に相応しいと言われるような行動
男性がするとかっこいいと言われるような行動を真似する
また女の子も女性として相応しい行動とか振る舞い
女性として素晴らしいと言われるような行動振る舞いを
真似ていくんだ子どもの頃から
またそういうのを自分から真似ていくのもそうだし
周囲から期待されることもある
その結果そういった行動特性を子どもたちは身につけていく
そしてその性別タイプ化された行動とか
人格とか特性とか
そういうものが時にはある能力を獲得することを促す
空間能力とか言語能力の獲得を促したりしたり
時には妨げるという機能
言語能力空間能力を獲得しづらいような働きをしてしまう
こういうようなプロセスが実際に存在するんだよということを
示した研究者の意見もありました
まとめをすると性別学と社会っていうのは
これは絡み合っているんです
そしてどちらも仮想性というシステムを通じて
互いに強調しながら作用し
ジェンダーと呼ばれる複雑な絵画を描き出すんだと
そういうわけですね
ということで
脳はジェンダーの影響を受けるというところの解説でしたね
そして次回は最終回です
ここまで言ったことをまとめて
次回を最終回としましょう
最終回までに皆さんには
私が最初に示した問い
脳にジェンダーはあるのかとか
男性の女性の存在するのか
これに対する答えを考えて
そしてその答えを持った上で
次回自習を聞いてくれればいいなと思います
それでは今回はこの辺でおしまいです
次回の配信をお楽しみに
おはようございます
スタジオキッチの三木裕蘭です
ラジオキッチ脳とジェンダー編
最終回でございます
ということでここまでのまとめ
そして最初に提示した問いへの答え合わせをしていきましょう
皆さんこれまでのこと覚えてますか
第9回やってきたかなこれまで
だいぶ長丁場でしたが
皆さん覚えてますかね
これまで喋ってきたこと
まず今回の問いは脳にジェンダーはあるのかという問いでした
でもその前に男性の女性脳が存在するのか
ここも解明する必要がありましたね
じゃあまず男性の女性脳の存在からいきましょうか
男性の女性脳は一体存在したのでしょうか
男性の女性脳
俗に言う従来の定説かな
だとテストステロンがどれだけ分泌されるか
どれだけテストステロンにさらされるか
これで女脳から男脳に切り替わる
つまり女脳から男脳へのスペクトルのどこかに脳が位置するようになるよと
そういう風な従来の定説でしたが
脳の形成にはテストステロンが関わっているだけじゃない
テストステロンだけじゃなくエンドロゲン
違う違う違う
エストロゲンが関わっているということでしたね
エストロゲンが関わっているということもありました
アンドロゲンとエストロゲンが混ざりましたね
エストロゲンとか
テストステロンとか
テストステロンとか
エストロゲンとかが関わっているということでした
なのでそのテストステロンとかね
そういう一つの指標でバロメーターで
男の女のが決まるというわけではないよということでした
そしてさらに男性的な特徴とか女性的な特徴
男性によく見られる特徴
女性によく見られる特徴というのが存在します
そして男性の脳と女性の脳を比較すると
男女差があります
女性の方がここの部位は大きいとか
男性の方がここの部位は厚い薄いとか
そういう男女差というのが脳を比べると存在しました
けどもその精査というのはあくまで平均の差でしたね
それはあくまで平均の差だったんです
さらにですねこの男性的な特徴
つまり男性によく見られる特徴とか
女性によく見られる特徴
女性的な特徴というのが脳に揃うのかどうなのか
つまり男性の脳には男性的な特徴が揃っているのか
女性の脳に女性的な特徴が揃っているのかと言われたら
実体はそうでもないよということでした
男性の脳の中にも男性的な特徴があれば
女性的な特徴もある
例えば女性はここの部位がめちゃめちゃ大きいんです
っていうふうな結果がとある実験結果で出てきたとしたとしても
とある男性の脳でもその部位が大きいみたいなことはあり得るんです
そういうふうに私たちの脳っていうのは
男性的な特徴と女性的な特徴のモザイク状態なんだ
その特徴たちのパッチワーク状態にあるというのが
より正確な脳の捉え方ですね
そう捉えた方が正確だよ
手取ればいいよということでした
つまりはですね
男性的な特徴が女性の脳にもあって
女性の脳に男性的な特徴もある
そして一つの脳の中に
男性的な特徴女性的な特徴が混在して混ざり合っているんです
となるとですね
どの脳を男性脳
どの脳を女性脳と呼べばいいのかが分からないんですよね
つまり男性の女性脳は
存在しないんじゃないかと
そういうふうに思えるということでした
一つ補足をしておくと
いわゆる私たちの脳の基盤となるところ
生まれた時から持っている基盤となる男の女のみたいな
そういうマザーボード的なもの
アスロックとエイスウスのマザーボードぐらい違うみたいなね
そんなマザーボードのようなもの
ベース脳と言われるもの
男のベース脳
女のベース脳みたいなものも
それはあくまで幻想に過ぎない
いわゆる神話の一部に過ぎないんですよ
実態を見てみると
男性の脳と女性の脳っていうのは
平均して比べると
男女差がある性差がある
とはいえその性差っていうのは重なり合うんですよね
そして大抵の性差っていうのは小さいんです
ということで
男性の女性脳は存在しない
というふうに言えるということです
さあさて脳にジェンダーはあるのか
これが最初の問いでしたが
まずね
脳とジェンダーの問い
なぜ最初の問いで脳にセックスはあるかじゃなくて
脳にジェンダーはあるのかとあえてしたのか
私がなぜそういう問い作りにしたのか
脳にセックスはあるのかという問いならば
さっきの話で物事は片付くんです
もし脳にセックスはあるのか
つまり脳に性別はあるのか
というふうに疑問を持つのであれば
まあ脳に性別はない
というのが
まあ結論となるでしょう
だっていわゆるベース脳もないし
女性的な特徴とか男性的な特徴が
本当に混ざり合っているのが
普通の脳の状態だし
まあ脳にセックスはないといって
過言じゃないだろうというのが
導き出せるんですが
今回は脳にセックスがあるのかという問いではありません
脳にジェンダーはあるのかという問いです
つまりジェンダーです
我々が見るべきはジェンダーです
さあ番組の後半くらいからかな
脳には過疎性という性質があるというふうに言いました
つまり私たちの行動とか
私たちの身の回りの環境によって
脳はすぐに変化してしまうということがあると
そして例えば競争みたいな
ジェンダーと結びついた行為
競争っていうものによって
私たちのテストステロンの分泌量が変わると
というようにジェンダーというものは
そういう例がありましたね
そしてその後には言語能力
空間能力について見ていきました
空間能力とか言語能力っていうのは
確かに精査があります
例えば言語能力
アメリカのテストSATとか
いわゆる共通テストというやつですね
日本でいう
共通テストセンター試験
共通一致のようなもの
アメリカのSATというテストがありますけど
そこの国語の点数は
女子の方が高いんでそうですね
そこら辺で見られる
女性の方が言語能力が高いということ
その類の能力として
男性の方が空間能力に長けているとか
心的回転という脳内CG
脳内3Dの扱うテストでは
男性の方がスコアが高い
よって男性の方が空間能力が高いとかね
ああいうことがありましたけど
あれらのこの二つの能力だけを見ても
そもそも言語能力って
もちろん誠徳的な要因もあるんだけども
それよりかは
環境が及ぼしている影響が
ものすごくでかいということでした
例えば言語経験の量
どれだけ言葉を使ったか
どれだけおしゃべりをしたか
ということが
その人の言語への発達
つまりは言語能力に大きく影響してくる
さらには
大人は男の子より女の子に
積極的に話しかける
そういうデータが出ていましたね
とするのであれば
ここには私たちのジェンダーバイエス
つまり男の子なのか女の子によって
私たちは行為を変えている
態度を変えているんです
その変えた態度
変わった行為によって
その子の言語能力の発達に
変化を及ぼしてしまっているということです
つまりはジェンダーによって
言語能力が変わってしまっているのです
これは制徳的な要因というものではなく
環境的な私たちのジェンダーの意識によって
その子の言語能力が
変わってきているということなんですね
不思議ですよね
こういうことがあるんだそうですね
さらには空間能力においても
ブロックのおもちゃで遊んだり
テレビゲームで遊んだり
こういう行為によって
私たちの空間能力が
高まっていくということでした
そして
ラジオ内で紹介した実験では
ビデオゲームで遊ばせる
テレビゲームで遊ぶと
空間能力がアップするんだと
そしてそれは男女問わず
男女どちらでも空間能力がアップしたんだと
テレビゲームで遊ぶと
となれば男だから女だから
先天的に制徳的に
空間能力が高いということは
正直考えづらい
最も大きい空間能力に対する
影響因子っていうのは
この場合ビデオゲームで遊ぶという
行為にあるんだと
そしてブロックで遊ぶという行為にある
つまりビデオゲームを子供に与えるか
で子供の空間能力は変わってくるんですね
そしてBBCの実験においては
男の子の見た目をした女の子
この子にベビーシッターが付く
するとそのベビーシッターは
その子は本当は女の子なんだけど
男の子のみなりをしているから
ブロックのおもちゃとか
トラックのおもちゃを与えた
そしてベビーシッターは
この子はこの子供は私が与えたおもちゃで
喜んで遊んでいましたと
そういうふうに述べたと
とするならば
このベビーシッターの実験から分かるように
私たちはここでもまた
男の子か女の子かによって
少なくとも男の子に見えるか
女の子に見えるか
私たちが男の子だと認識するか
女の子だと認識するかによって
その子に対する行動態度を変えているんですね
その結果
その子の空間能力が育ったり育たなかったりする
つまりここにも
生徒的な要因はないんですよね
むしろ環境の要因の方がでかいということです
ねえ
ねえこんなことが起きているんですよ
意外と科学が示す
私たちの性差男女差というものは
まあもちろんあるにはあるんですよ
生徒的な要因はあるにはあるんですが
それよりも環境的な要因が大きい
その環境的な要因の一つに
私たちのジェンダーによって起こされた行動とか行為が
関係してきているんだということでしたね
つまり最初の問いに戻ると
脳にジェンダーはあるのかと
言ったらば脳にジェンダーはあるのかは
わからない
わからないよ
わからないんだけども
まずね脳にセックスはないよね
脳に性別はない
まあ男性の女性脳はない
じゃあ脳にジェンダーはあるのかと言われたら
それはわからない
それはわからないんだけど
脳っていうものはジェンダーによって変わる
私たちの持っているジェンダー意識
ジェンダーバイアスとか
この社会にあるジェンダーが脳を変えている
ということが今回の結論でございます
言語能力と空間能力の分析
そうですね
面白いですよね脳にセックスはないけれども
ジェンダーは脳を変えるんですね
さっきジェンダーバイアスって言いましたけども
ジェンダーバイアス以外にも
社会的なこの社会レベルの視点で合わせて話をすると
女性に社会が期待する行動とか行為とか態度とか
男性に社会が期待する行為とか行動とか態度とか
そういうものが私たちの脳に影響している
そしてその結果男女差が出てきて生まれてしまう
醸成されてしまうということ
それは社会が生物学的な精査を作り出しているということなんです
生物学的な精査と言われたら
そう私たちが認識すると
あたかもそれが先天的な生まれつきのもの
生まれつき男と女は違うみたいなものに見えてしまうんだけれども
実体はそれは社会が作り出した生物学的な精査だったと
そういうことでしたね
ということでこんな感じですかね
脳とジェンダー編ということで
本編はこんな感じにしてエンディングに行きたいと思います
でもその前に私はちょっと疲れたので
少し休憩をしてからエンディングを撮ろうと思います
ということでエンディングでございます
さあ皆さんどうでしたかね
ラジオキッチこれが初めてのシリーズなんですが
全10回かな
全10回にわたって脳にジェンダーはあるのか
脳とジェンダーの話をしていきました
僕がこうやってみた感想としては
本当に正直な感想を言うと
僕が今回の台本を作成するために揃えた本が
だいたい心理学とか神経科学とか
そういう科学系の本なんですよね
科学系の本を今回
10冊ぐらい調達して
本当にそこから実際に参考文献として使ったのは
5、6冊ぐらいなんですけど
それを見てみてほとんどが科学系の本だったんですよね
だから今回僕の主戦場じゃない
僕のホームタウンではないところに
今回勝負を仕掛けるという形だったんですけど
僕のホームグラウンドは人文系
僕は人文系の方を学んでいる人間大学生なので
人文系じゃない全く関係ない科学
神経科学とか心理学とか生物学とか
そこら辺を見に来ていたので
だいぶちょっと構えながら
今回だいぶ構えながら
見知らぬところに入っていくのでだいぶ構えながら
調べ進めてはいたんですけど
だんだん調べていくうちに
まず男性脳女性脳は存在しないなということが
何を男女脳と言えばいいのか分からないなというのが
なんとなく分かってきて
その後に脳みそっていうのはすぐ変化するんだよ
みたいなことが分かってきて
そしてそれはジェンダーと結びついた行動とかも
私たちを変えると
だからここにはジェンダーが関わっている話なんだ
と思って
僕は科学の話を聞きに来たつもりだったんだけど
もうねパッとね気づいた瞬間
周りが社会学だったんですよ
周りがジェンダーというものに囲まれていて
ジェンダーかいと思って
科学の話かと思ったらジェンダーかいと思って
ここにもジェンダーがいたんだなというのは
非常に驚いたところではありましたね
特に最初調べたのは男女脳とかの
モザイク論とかの話から入ったんですけど
その後に男性の女性の歴史も調べ始めて
いろいろな研究がこれまで出てきていて
その研究を分析する
そういう精査に関する過去行われてきた分析を分析する
そういったメタ分析を行うっていうことをしてきた
それをまとめた本があって
それを読んで男性の女性の歴史とかを調べてはいたんですけど
その本に書いてあってすごく興味深いなと思ったことは
こういう精査に関する研究とか論文たちっていうのは
ほとんど再生を重視する
そういう論文であると
研究と社会的影響
再生っていうのは類似性の逆の言葉ですね
類似と再違うことの性質ですね
この再生を基盤にして作られた論文研究実験なんだと
逆に類似性
こことここは同じですよとか
こことここはほとんど似通ってますよっていう風なことを示す研究っていうのは
まずメディアに扱われにくい取り扱われにくいんだと
だから世に知れ渡らない
根本的なことを言うと
そういうこことここが同じでしたみたいなことは
そもそも雑誌論文に掲載されない
受理されないんだと
そうだから類似性ではなく再生を基盤にした論文
つまりこことここは違う
男性と女性を比較すると平均して
ここが違うこの働き方が違う
ここの大きさが違う
そういうことを示す論文っていうのは
まず雑誌論文に学術雑誌に掲載されやすい受理されやすいと
そしてメディアにも扱われやすい
その方がインパクトがあって
世間の注目を浴びるからですね
だからメディアに掲載されて
そして私たちの目に届くところに来る
そういう風な性質があるんだと
だからその本はこれまでの分析を分析する
そういうメタ分析を行うという本だったんですけど
このメタ分析を行うにも
その分析する対象
様々な研究を分析するんですが
脳と性別の理解モデル
そのいろいろな研究たちっていうのが
ほとんど再生
その違うこと
こことここに差異があるということを示す
ということをベースに作られた論文なんだと
だからその類似性を重視した
類似性を基盤にした論文とかを
本当は見たい
だってそのほうが類似してることのほうがほとんど多いんだから
だけども数少ない再生
違うことを取り扱った論文しか
見ることがほとんどできないんだと
そういう著者の嘆きが書いてあって
そういうこともあるのかと思いました
本当にびっくりした
というか
へーって思った
心の底からへーって思った
そうなんだねと
確かにそうですよね
こことここが同じですって言っても
まあだから何みたいな
いうところになってくるんでしょうね
逆に違うこと
実際には似ていることのほうが
異なっていることよりも多いにもかかわらず
こことここが違うっていう発表のほうが
まず論文として掲載されやすいし
メディアにも扱われやすいと
そういう傾向実態があるんだということでしたね
ここもね僕はねすごくびっくりしたし
なんというか感動した
感動したであってるのかな
って感じでしたね
同じ本に書いてあって
面白いというか興味深いという意味で
面白いものが
私たちの理解についてですね
私たちが性別とか性とかジェンダーとか
そういうものをひっくるめて
どういうふうに物事を認識するのか
そのベースとなる思考方法が
男性の女性の認識とか
なぜ男性の女性のっていうのができてしまうのか
そういう認識が出来上がってしまうのか
つながるなと思って
少し面白いので紹介したいと思います
なぜ私たちが男性のとか女性の
っていうのがあるんだと思ってしまうのか
これは私たちの理解モデルの構造によるんだと
私たちが性食器を認識するとき
それは性別の性食器に対する影響
性別がオスだったらオスの性食器
メスだったらメスの性食器
というふうに認識するこの理解モデル
実際には性食器は2つじゃないので
誤差が出てくるところではあるんですけど
一旦それは置いておいて
私たちが性別の性食器に対する影響
この理解構造モデルを脳にも当てはめてしまう
だからオスならばオスの脳
メスならばメスの脳を持っている
というふうな理解モデルを作ってしまう
これは性別と性食器の理解構造モデルを流用してるんですけどね
これを流用してそれが脳にも当てはまる
このモデルが脳にも当てはまるというふうに思ってしまう
だから男性脳とか女性脳という意見が出てくるんだということでした
この理解モデルの構造というのは
脳とか性食器だけじゃなくて
私たちの見た目とか行動とか性格とか気持ちにも
当てはまるなと本当に僕自身は感じていて
男性、オスならばこういう性格である
メスならばこういう行動をするはずである
オスならばこういう見た目をしているはずである
メスならばこう思うはずである
みたいな性別の性食器に対する影響
この一対一の理解モデルを他にも当てはめてしまう
性格とか行動にも当てはめてしまう
実態は違うんだけどね
オスだからこの行動をするとか
メスだからこの見た目をしているはずであるとか
多分違うんですよ本当はね
例えばメスであるならば化粧をしているはずであるとかね
実際はそうじゃないでしょ
メスだから化粧をするわけじゃないでしょ
であとはオスならば単発であるとかね
別にそうじゃないでしょ
髪の長さなんてその人が伸ばすか切るかでしかないわけですよ
たとえオスだとして
オスならば単発であるみたいな理解認識モデル
この理解モデルは当てはまらないわけですよね
つまり私たちのベースにある性別の性食器に対する影響
オスならばオスの性食器
メスならばメスの性食器
っていうこの理解モデルを他のものにも当てはめてしまっている
こういうのが根本的な色々な認知を
少し変な方向へ向けてしまう
私たちの認知を間違った方向
ちょっぴり変わった方向へ向けてしまう原因なのではないかなと
考えられるなと私は思いました
で実際脳に当てはめてしまうと
このモデルを脳に当てはめると
男性の女性のは存在するはずだという風になってしまいますけど
実体はそうじゃなかったらしいよね
なのでこういうことが本に書いてあって
非常に面白いなと思った本なので
本編の中では紹介しなかったんですけど
ちょっとエンディングでここで紹介しようと思いました
エンディングと総括
という感じですね
これぐらいですね話すことは
あと皆さんお疲れ様でした
お疲れ様でした
長丁場でしたがお付き合いいただきありがとうございました
てなわけで
ラジオキッチュ脳とジェンダー編
今回のシリーズはここでおしまいです
最後までお聞きいただきありがとうございます
ここまでのお相手はスタジオキッチュの三木裕蘭でした
それではまた次回お会いしましょう
さようなら
03:29:41

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